iCloudの共有アルバムで本名が丸見え、昼休みに名前変更したいと焦えていませんか。
この記事ではMac初心者でも戸惑わずにアカウント画面を操作し、数分で表示名を変えられる手順を実体験ベースでご案内します。家族共有やAirDropでも新しい呼び名がすぐ反映されるので、プライバシーを守りつつ日常のやり取りがもっと気楽になります。
まずはMacのメニューバーからリンゴマークを押し、案内通りに進んでみてください。数分後には画面に映る名前が変わり、自分らしさがぐっと高まる瞬間を味わえます。その変化を周りと分かち合ってみましょう。
iCloudの名前をMacで変えるやさしい手順

MacでiCloudに表示される名前を変える方法は大きく分けて二つあります。
- システム設定から編集:Macの「システム設定」>「Apple ID」で氏名を直接変更します。
- iCloud.comを使って更新:ブラウザでiCloud.comにサインインし、「アカウント設定」から名前を編集します。
どちらも数分で完了するので、手軽に好みの名前に切り替えられます。お好きな方法を選んで次の手順を参考にしてください。
変更後に他デバイスで新しい名前が反映されない場合は、一度サインアウトして再度サインインするとスムーズです。
システム設定から変える方法

Macのシステム設定を使う方法は、普段の作業環境からそのまま手を伸ばせるから気楽です。外部サイトを開く手間は不要で、「システム設定」→「Apple ID」→「氏名と連絡先」の画面でさっと名前を変更できます。変更はiCloud全体だけでなくAirDropやメールの送信者名にも反映されるので、スムーズに自分らしさをシステム全体に行き渡らせたいときにぴったりです。
①アップルメニューからシステム設定を開く

画面左上のアップルマーク()をクリックしてメニューを開きます。リストのなかからシステム設定を選ぶと、OS標準の設定アプリがすぐに立ち上がります。
②サイドバーのAppleIDをクリックする

macOS Ventura以降のシステム設定を開くと、画面左側に設定項目が並んでいます。その中で一番上に表示されている自分のApple ID(メールアドレスが表示されている部分)を見つけてクリックしてください。これでApple IDの詳細画面に移動できます。
③名前の部分を選んで編集を押す

アカウント設定画面で表示されている「姓」「名」のどちらかをクリックします。すると右上に「編集」ボタンが現れるので、こちらを押して編集モードに切り替えましょう。
④姓と名を好きな表記に入力する
「姓」欄をクリックすると現在の文字列が選択状態になります。全選択されない場合は、欄内をダブルクリックするかドラッグでテキストを選んでください。
選択した文字を消して、表示させたい名字を入力します。キーでの移動が苦手なときはトラックパッドでカーソルを置くとスムーズです。
続けて「名」欄も同じ手順で書き換えます。ニックネームやひらがな・カタカナでもOKなので楽しんで入力してください。
入力が終わったら、ウィンドウ右上の「完了」をクリックして変更を保存します。
⑤完了ボタンで変更を確定する
入力した名前に間違いがないかチェックしたら、ウィンドウ右下の完了をクリックします。このひと押しで新しい名前がiCloudに保存され、すべてのデバイスに反映されます。
iCloud.comで変える方法

iCloud.comを使う方法は、ブラウザ上でサインインして名前を変えられる手軽さが魅力です。Macが手元にないときや外出先で急いで変更したいときに便利です。
- いつでもどこでも:ブラウザさえあれば手軽にアクセス
- すぐに反映:保存後すぐに全デバイスで更新
- 非Apple端末対応:WindowsやAndroidでもOK
①ブラウザでicloud.comにサインインする
②右上のアカウント設定を選ぶ

画面右上にあるプロフィール写真(またはイニシャル)のアイコンをクリックするとメニューが開きます。そこで表示された項目の中からアカウント設定を選んでください。
③名前欄の編集をクリックする
iCloud設定画面のユーザー名表示部分を見て、名前欄の右側にある鉛筆マークの「編集」ボタンをマウスでクリックします。
クリックすると姓と名の入力欄がアクティブになり、そのまま新しい名前を入力できる状態になります。
④新しい名前を入力して保存を押す
表示されている「姓」「名」の欄をクリックして、変更したい名前を入力します。あまり長すぎると画面に収まりきらないことがあるので、適度な文字数がおすすめです。
入力が終わったら、右下の「保存」ボタンを押します。iCloudに反映されるまで数秒かかることがあるので、完了メッセージが出るまでそのまま待ちましょう。
ネットワーク環境が不安定だと保存に失敗しやすいので、できるだけWi-Fiにつないで作業するとスムーズです。
iCloudの名前変更で広がる便利ワザ

応用ワザ | どう役立つ? |
---|---|
メール送信者名の個性アップ | iCloudメールで受信者に自分らしさを印象づけられる |
AirDrop表示のリッチネーム | 友達や同僚とのファイル受け渡しで迷子にならず安心 |
グループ連絡先の整理術 | プロジェクトや趣味ごとにiCloud連絡先をサクッとまとめられる |
メールフィルタ連携で自動仕分け | 名前をきっかけにメールルールを作って受信トレイをスッキリ |
家族共有デバイスのネームタグ | 家族の写真やメモが混ざってもデバイス名でパパッと区別 |
ひと工夫した名前設定でiCloudの楽しみ方がどんどん広がります。ぜひ気になるワザを試して、あなたらしい使い心地を味わってみてください。
AirDropで本名を隠してニックネームを届ける

AirDropではApple IDに登録した名前が送信者として相手に表示されます。あらかじめ本名をあだ名やニックネームに変えておくことで、友だちとの写真交換や資料共有がもっと気楽に楽しめます。学校のグループワークやカフェでのファイル受け渡しなど、カジュアルな場面でさりげなく親しみやすさを演出したいときにおすすめです。
コントロールセンターでAirDropを開きニックネームを確認する
まず画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを出します。その後左上のネットワーク設定枠を長押ししてWi-FiやBluetoothのアイコンが広がったら、AirDropアイコンをタップしてください。表示される画面に今のニックネームが確認できます。
受取側デバイスに変更後の名前が表示されるか試す
AirDropやメッセージなどで名前が切り替わっているか、実機同士で確認すると安心です。
MacのFinderから「AirDrop」を開き、送りたいファイルを受信側のデバイスアイコンへドラッグします。
iPhoneやiPadが表示する「送信元名」をチェックして、Macで設定した新しい名前に変わっているか確かめます。
BluetoothやWi-FiがオンになっていないとAirDropが使えないので、事前に両デバイスの設定を見直しましょう。
メールの送信者名を変えてプライバシーアップ

メールの差出人名を本名からニックネームやイニシャルに変えると、相手に本名を知られずにやり取りできます。iCloudメールの設定画面やMacのメールアプリ環境設定からさっと切り替えられるので、プライベート用と仕事用で使い分けたいときにぴったりです。
メール設定でアカウント情報を開き送信者名を確認する
メールアプリの環境設定を使うとiCloudメールの送信者名をすぐに確かめられます。ゆっくり進めてみてください。
DockやLaunchpadから「メール」アプリをクリックして起動します。
画面左上のメニューから「メール」>「環境設定…」を選びます。
環境設定ウインドウの上部にある「アカウント」タブをクリックします。
左側のアカウント一覧からiCloudを選ぶと、右側の「氏名」欄に送信者名が表示されます。
テストメールを送り変更が反映されるか確かめる
DockまたはLaunchpadからMailアプリを開きます。
ウインドウ左上の「新規メッセージ」ボタンをクリックします。
「宛先」欄にiCloudメールまたは確認したいアドレスを入力します。
件名に「テスト」、本文に「表示名の確認」など適当な文言を入力します。
右上の「送信」ボタンを押してメールを送ります。
自分宛の受信トレイに届いたメールを開き、差出人名が更新後の名前になっているか確かめます。
共有フォルダで仕事用と趣味用を使い分ける

仕事用と趣味用を同じiCloud Drive内に並べておくと、気づかないうちにファイルが混ざることがあります。共有フォルダを使って「Work」「Hobby」といった用途別フォルダを作ると、いつでもパッと切り替えできて整理しやすくなります。
- 見た目でひとめ:フォルダ名やアイコンで区別するとパッと用途が分かる
- 同期先を分けられる:仕事用はMacだけ、趣味用はiPhoneだけなどデバイスごとにも仕切れる
- 共有範囲を柔軟に設定:趣味フォルダだけ家族や友達と共有して、仕事はプライベートに保てる
Finderのサイドバーに「Work」「Hobby」をドラッグして登録しておくと、いつでもワンクリックでアクセスできます。不要なときはフォルダの同期をオフにしておけば、ストレージもスッキリ節約できます。
プログラマー視点のコツ:実際にプロジェクトごとにフォルダをさらにサブ化しておくと、検索キーも絞り込みやすくなります。
FinderでiCloudDriveを開き共有フォルダを作成する
デスクトップのFinderアイコンをクリックし、左サイドバーから
iCloud Drive画面で右クリック(またはControlキー+クリック)し「新規フォルダ」を選びます。わかりやすい名前をつけると後で探しやすくなります。
作成したフォルダを右クリックし「共有」→「人を追加」を選びます。相手のメールアドレスを入力しアクセス権(編集または閲覧のみ)を設定して「共有」をクリックすれば完了です。
相手がApple IDを持っていない場合はリンク共有を選ぶとURLだけでアクセスできて便利です。
フォルダ共有設定で表示名を確認し用途別に整理する
Finderを開きサイドバーのiCloud Drive
から共有中のフォルダをクリックします。
フォルダを右クリックして「情報を見る」を選び「一般」の欄にある表示名をチェックします。
表示名をわかりやすい文言に変更します。たとえば「企画資料_共有」「画像_レビュー用」のように用途タグを付けると探しやすくなります。
よくある質問

- MacでiCloudの名前を変えると他のデバイスにも反映しますか?
-
はい。システム設定のApple IDで名前を変えると、同じApple IDでサインインしているiPhoneやiPadにも順次同期されます。Wi-Fiが安定しているとスムーズなので、反映まで数分待ってみてください。
- 短いニックネームや絵文字を名前に使っても大丈夫ですか?
-
基本的には入力できますが、アプリによっては絵文字が文字化けしたり省略されたりすることがあります。AirDropやメールの送信テストで見え方を確認すると安心です。
- 名前の変更がなかなか反映されないときはどうすればいいですか?
-
システム設定>Apple ID>iCloudを一度オフにしてからオンにすると再同期が走ることがあります。それでもダメなときは、一度Macを再起動すると小さな同期のモヤモヤがクリアになる場合があります。
- 名前が変更できないエラーが出たときに確認すべきポイントは?
-
インターネット接続やApple IDのサインイン状態をチェックしてください。ときどきシステム設定で一度サインアウトして再度サインインすると、名前欄を編集できるようになることがあります。
名前変更でサインインし直す必要はある?
表示名を変えたあとも、Macで再度サインインし直す必要はありません。変更した名前はiCloud側で即時反映され、FinderやAirDrop、メールなどあらゆる場面で新しい名前が自動で表示されます。
AppleIDの主要メールアドレスを変更した場合は、セキュリティ強化のためサインインの再認証が求められることがあります。
変更がほかのAppleデバイスに反映されないときは?
変更を反映させたいのに、ほかのデバイスで名前が更新されないときは、ちょっとドキッとしますよね。こんなときは、以下の手順を順番にチェックしてみてください。
Macは「システム設定>Apple ID」、iPhoneは「設定>Apple ID」で同じアカウントにサインインしているか確かめましょう。
同じ画面の「iCloud」セクションで「連絡先(またはデバイス名)」を一度オフにして、数秒後にオンに戻してみましょう。
サインアウトせずに軽く再起動すると、iCloudの同期トラブルが解消することがあります。
どうしても更新されないときは、一度Apple IDからサインアウトしてから再度サインインすると名前がリフレッシュされます。
サインアウトすると一部アプリのデータがローカルにしか残らなくなることがあります。必要ならバックアップを。
旧名で登録したバックアップはどうなる?
iCloudのバックアップはアカウントの表示名とは独立して管理されているので、旧名で作成したバックアップもそのまま残ります。新しい名前に変えてもバックアップの中身や履歴に影響はないので安心してください。
バックアップ一覧に表示されるデバイス名は次回のバックアップから新しい名前に更新されますが、古いバックアップ自体は消えずに保存されています。
家族共有のメンバーに通知は届く?
- 家族共有のメンバーに通知は届く?
家族共有を設定しても、Appleから「名前が変わりました」という自動通知は届きません。ただし共有カレンダーや写真アルバムを開くと、新しい名前で表示されるので、家族側からは変更後の名前が見えます。大切な連絡なら、チャットやメールで一言添えると安心です。
本名に戻したいときの手順は?
ニックネームから本名に戻すときも設定アプリのユーザー名からサクッと切り替えられます。卒業や転職など公式な名前を使いたい場面にぴったりです。
本名表示に戻すメリットは連絡先やメールで相手が戸惑わず安心してやり取りできることです。切り替えは何度でもできるので気軽に名前を使い分けられます。
まとめ

MacでiCloudの名前を変えるときは、システム設定の「Apple ID」から氏名を入力し直すだけで完了します。同じアカウントで使っているiCloudメールの送信者名や、iCloud.comの連絡先に登録している自分の名前も、それぞれの設定画面でさっとそろえられます。
これでいつものMacがもっとあなたらしくなります。新しい名前や写真で気分をリフレッシュしながら、快適なMacライフを楽しんでください。