iTunesを開こうとしてもダウンロードできないまま待ちぼうけになってしまい、一体何が悪いのか途方に暮れてはいませんか?
このページでは実際に同じ状況から立ち直った体験を基に、公式サイトが反応しない場合の設定見直しから再起動のタイミング、Musicアプリでの代替同期まで、つまずきやすい箇所を先回りして案内し、操作の流れを一気に把握できるようにしています。
ひとつずつ試せば曲やバックアップを扱う日常作業がすぐ戻りますので、Macの前に座りながら安心して読み進めてみてください。
iTunesがダウンロードできないときのやさしい解決手順

iTunesがなぜかダウンロードできずにイライラした経験はありませんか?ネットワークやOSとの相性問題など原因はさまざまですが、ここではすぐに試せる解決策をまとめました。エンジニア目線のちょっとしたコツも交えながら、サクッと直せる方法をご紹介します。
- 最新macOSにアップデート:古い環境ではインストーラが弾かれることがあります。システム環境設定から最新バージョンをあててみましょう。
- Apple公式サイトから直接取得:App Storeで引っかかる場合、AppleのサポートページからiTunesの.dmgファイルを手動ダウンロードすると成功率アップです。
- Homebrew Caskでインストール:ターミナルで「brew install –cask itunes」と打つと自動で依存関係も解決してくれます。プログラマーならではの裏技です。
- 一時ファイルをクリア:途中で失敗して中途半端な残骸があると再ダウンロードが止まることがあります。ライブラリの「Caches/com.apple.itunes」を削除してから再挑戦しましょう。
Apple公式サイトから入手する方法

もしApp Storeからのダウンロードでつまずいてしまったら、Apple公式サイトから直接iTunesを手に入れてみましょう。公式サイトなら常に最新バージョンをしっかりゲットできるので、バージョン不一致によるトラブルを防ぎやすいです。
インストーラーはダウンロード後にダブルクリックするだけで起動するので、難しい設定は一切不要です。プログラマー目線でいうと、公式サイト版はインストーラーに必要なファイルがまとめられているため、途中でエラーが起きにくいのもうれしいポイントです。
特に企業ネットワークの制限やApp Storeの認証で弾かれてしまうときには、この方法が救世主になります。気軽に試せるうえに、手順がシンプルなのでMac初心者さんにもおすすめです。
①SafariでAppleのiTunesページを開く
DockやLaunchpadからSafariをクリックして立ち上げます。
アドレスバーにhttps://www.apple.com/jp/itunes/と入力してEnterキーを押します。
表示された公式ページでダウンロードボタンが見つかるまでスクロールしてください。
②“Download”ボタンを押してdmgファイルを保存する
ダウンロード画面の“Download”ボタンをクリックすると、自動でdmgファイルの保存が始まります。
保存先はブラウザの設定によって異なりますが、通常「ダウンロード」フォルダに入るので完了まで待ちましょう。
③ダウンロードフォルダでdmgをダブルクリックする
Finderを開いて左サイドバーのダウンロードを選択します。
一覧から「itunes.dmg」を見つけたらダブルクリックしてください。
~/Downloads/itunes.dmg
ダブルクリックしても開かない場合は、controlキーを押しながらクリックして「開く」を選ぶとセキュリティ制限を回避できます。
④表示されたウインドウで.pkgを実行する
インストーラーのウインドウ内にある.pkgファイルをダブルクリックします。
「このアプリケーションは開発元を確認できません」という警告が表示されたら、そのまま「開く」を選んで進めてください。
画面の案内に従い「続ける」「インストール」をクリックし、必要に応じて管理者パスワードを入力するとインストールが開始されます。
もし「開発元未確認のため開けません」と出たら、メニュー→システム設定→プライバシーとセキュリティで「許可」をタップしてください。
⑤案内に沿ってインストールを完了しMacを再起動する
画面に表示される指示をよく読みながら「続ける」や「同意する」をクリックしてください。途中で管理者パスワードの入力を求められたら、焦らず正しいパスワードを入力しましょう。
インストールが終わると再起動を促す画面が出ます。「再起動」をクリックしてMacをシャットダウンしてください。再起動後に新しい設定が反映されます。
インストーラを途中で止めると問題が起きるおそれがあるため、完了するまでそのまま待ちましょう
AppStoreに表示されないときの確認方法

AppStoreでiTunesのダウンロード画面が出てこないときは、まずアプリの検索条件やアカウントの設定が原因になっていることが多いです。検索ボックスに「iTunes」と入力しても反応がない場合、キーワードに誤字がないか、あるいはフィルタで「有料のみ」や「ゲームのみ」になっていないか確認しましょう。
それでも表示されないときは、サインインしているAppleIDの地域設定が日本以外になっているかもしれません。日本のAppStoreは日本向けのアプリしか表示しないため、地域を日本に戻すことでiTunesのページがすっと現れることがあります。アカウント切り替えが手軽なのに効果的な確認方法です。
①AppStoreの検索欄に“iTunes”と入力する
画面上部の虫めがねアイコンをタップして検索画面を呼び出したら、表示された入力欄にiTunesと丁寧に入力しましょう。半角英字で入力すると、目的のアプリがすぐに見つかります。
②カテゴリを“アプリ”に絞り込む
フィルター画面のカテゴリ欄をタップし、表示されるリストからアプリを選びます。これでゲームや書籍などを除いて、必要なアプリだけが表示されます。
カテゴリが見当たらないときはApp Storeアプリを最新バージョンにアップデートしてから再度試してください。
③結果が出ない場合は左下のアカウントアイコンをクリックする
画面左下にある丸いアカウントアイコンを見つけてクリックします。
これで購入情報がリフレッシュされ、ダウンロード可能なコンテンツが表示されやすくなります。
④“購入済み”タブでiTunesがあるか探す
AppStoreを開いて右上の自分アイコンをタップします。
“購入済み”を選び、必要なら“このiPhone上にない”をタップするとリストがしぼりやすくなります。
一覧を下にスクロールしてiTunesを見つけたら、雲のアイコンをタップして再ダウンロードしてみましょう。
⑤見つかったら雲アイコンをクリックして再ダウンロードする
AppStoreの購入済みタブでiTunesを見つけたら、アイコン横に表示された雲アイコンをクリックしてください。これで自動的に再ダウンロードが始まります。
もしダウンロードが途中で止まったら、メニューバーの「ダウンロードを再開」を選ぶとサクッと再開できます。
Musicアプリで代わりに同期する方法

macOS Catalina以降ではiTunesがなくなり、Musicアプリが音楽管理やiPhone・iPadとの同期を担っています。普段から使い慣れた画面で操作できるので、迷わずサクッと同期できるのがおすすめポイントです。
- 使い慣れたUI:音楽・同期タブがタブ切り替えで分かりやすい
- 高速同期:バックグラウンドで動いても他作業に影響しにくい
- 詳細設定:アルバムアートやプレイリストごとに同期対象を細かく選べる
①Dockの“ミュージック”アイコンをクリックして開く
画面下部のDockを見て、音符マークのミュージックアイコンを探します。
アイコンを見つけたら
クリックしてiTunes(ミュージックアプリ)を起動しましょう。
②USBケーブルでiPhoneをMacに接続する
iPhone付属のLightningケーブルまたはMFi認証済みケーブルを用意します。無理に差し込まず端子の向きを合わせ、iPhoneとMacのポートにしっかり接続してください。
接続後にiPhoneのロックを解除すると、「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されます。「信頼」をタップするとMac側でiPhoneがすぐに認識されるようになります。
③サイドバーの“デバイス”からiPhoneを選ぶ
Finderのサイドバーにある“ロケーション”や“デバイス”の欄で、お使いのiPhoneを見つけてクリックします。
もしiPhoneが表示されないときは、Finder>環境設定>サイドバーを開きCD、DVD、およびiOSデバイスをチェックしてください。
④“同期設定を表示”をクリックしてコンテンツを選ぶ
iTunesのウインドウ左上でデバイスアイコンを選ぶと、概要画面が現れます。画面下部の“同期設定を表示”ボタンをクリックすると、音楽やムービーなどの同期メニューが一覧で出てきます。ここで、同期したい項目をチェックしてください。
⑤右下の“適用”を押して同期を始める
右下にある適用ボタンをクリックすると同期がスタートします。画面上部に進捗バーが表示されるので、100%になるまでMacと端末の接続を外さずに待ちましょう。
同期が始まらないときは、iPhoneやiPad側で「このコンピュータを信頼」をもう一度タップしてみてください。
ネットワークやセキュリティ設定を整える方法

ネットワークのちょっとしたトラブルやmacOSのセキュリティ設定が原因でダウンロードが止まってしまうことがあります。そこでまずはルーターの再起動やファイアウォールの設定を見直して、iTunesの通信をしっかり通してみましょう。プロキシやDNSの確認も合わせて行えば、ダウンロードがサクッと動き出すことが多いです。いくつかの設定をまとめてチェックできるので、初めての方でも安心して試せる方法です。
①メニューバーのWi-Fiアイコンをクリックして強い回線を選ぶ
画面右上のメニューバーにあるWi-Fiアイコンを探してクリックします。電波マークが目印です。
一覧に表示されたネットワークから、電波のバーが多く立っている回線を選んで接続してください。バーが3~4本あるものが安定しやすいです。
もし接続したいSSIDが見当たらないときは、一覧最下部の「ネットワークを表示」をクリックしてリストを更新すると表示されやすくなります。
オプションキーを押しながらWi-Fiアイコンをクリックすると、より詳しいRSSI(受信感度)も確認できます。数値が高いほど強い回線なので、安定性を求めるときに便利です。
②“システム設定”→“ネットワーク”でプロキシをオフにする
Appleメニューから“システム設定”を開きます。
左側のリストから“ネットワーク”を選び、接続中のWi-Fiまたは有線をクリックします。
ウィンドウの“詳細”を押して設定画面を開き、“プロキシ”タブに移動します。
サーバー欄のチェックを全て外してプロキシを無効化し、“OK”で画面を閉じます。
最後に設定画面右上の“適用”を押して変更を保存します。
③“システム設定”→“プライバシーとセキュリティ”でGatekeeperを一時解除する
画面左上のメニューをクリックし、システム設定を選びます。
システム設定のサイドバーからプライバシーとセキュリティをクリックします。
画面右上の錠前アイコンをクリックし、Macの管理者パスワードを入力して設定を編集できるようにします。
「Appの実行許可」セクションですべての場所を許可にチェックを入れます。チェック項目が表示されない場合は、下の補足を参考にしてください。
補足:macOS Ventura以降では「すべての場所を許可」が隠れている場合があります。そのときはターミナルでsudo spctl --master-disable
を実行すると選択肢が現れます。
④ダウンロードフォルダのiTunes.dmgをControl+クリックし“開く”を選ぶ
ダウンロードフォルダをFinderで開きます。
Controlキーを押しながらiTunes.dmgをクリックすると、メニューが現れます。
その中から“開く”を選ぶと、一度だけGatekeeperを回避してインストーラーを実行できます。
Finderのサイドバーからダウンロードフォルダを開き、iTunes.dmgをControlキーを押しながらクリックします。表示されたメニューで“開く”をクリックすると確認ダイアログが出るので“開く”をもう一度選んでください。
Gatekeeperの警告は初回のみ表示されます。一度許可すれば次回から通常のダブルクリックで開けます。
⑤インストール後にGatekeeper設定を元に戻す
画面左上のAppleメニューから「システム設定」をクリックしてください。
左側メニューを下へスクロールして「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
「ダウンロードしたアプリケーションの許可」でApp Storeと確認済みの開発元からのAppを許可にチェックを入れます。
変更するときに求められたら、Macの管理者パスワードを入力してください。
設定がグレーアウトして変更できない場合は、まず左下の鍵アイコンをクリックしてロックを解除してください。
iTunesを入手したあとに広がる応用ワザ

iTunesを無事に入手したあとは、ちょっとした工夫で音楽や動画をもっと楽しく快適に扱えます。最新のmacOS VenturaでもMontereyでもサクサク動くので、日常のあれこれを自動化したり、家族とコンテンツをシェアしたりという応用ワザにチャレンジしてみましょう。
応用ワザ | どんなときに便利? |
---|---|
スマートプレイリスト活用 | 条件を設定すると自動でお気に入りリストが更新される |
Wi-Fi同期設定 | ケーブルなしでiPhoneやiPadを自動バックアップ |
AppleScript自動化 | 起動時にプレイリストの切り替えやバックアップを自動実行 |
Finder連携管理 | Finderからドラッグ&ドロップでライブラリ整理がスムーズに |
ホームシェアリング設定 | 家族と購入済みコンテンツを手間なく共有できる |
この表で紹介した応用ワザをマスターすると、iTunesをただの再生アプリ以上に活用できます。次の見出しでは、それぞれの手順をわかりやすく紹介するので、自分にぴったりの使いこなし術を探してみてください。
FinderでiPhoneを丸ごとバックアップする

macOS Catalina以降ではFinderでiPhoneを丸ごとバックアップできるようになっているよ。ケーブル1本で接続すれば写真やメッセージ、アプリデータまで全部まとめて保存してくれるから、もしものときもデータをしっかり守れるんだ。バックアップは暗号化保存にも対応していて、パスワードをかければアプリのログイン情報なども引き継げるから安心感がグッとアップするよ。
①LightningケーブルでiPhoneをMacに接続する
純正かMFi認証取得済みのケーブルを選ぶと安定した接続が期待できます。
Lightning端子へまっすぐ差し込み、カチッと音がするまで押し込んでください。
USB-CやUSB-AなどMacの端子形状に合わせてゆっくり挿し込み、接触不良に気を付けましょう。
「このコンピュータを信頼しますか?」のダイアログが出たら「信頼」をタップして進めてください。
②FinderサイドバーからiPhoneを選ぶ
LightningケーブルまたはUSB-CケーブルでiPhoneをMacに接続します。初めてつなぐときはiPhone画面上で「信頼」をタップし、パスコードを入力しておくとスムーズです。
DockのFinderアイコンをクリックするか、デスクトップをクリックして⌘+Nを押して新しいFinderウィンドウを開きます。
Finderのサイドバーにある「場所」セクションに接続したiPhoneの名前が現れます。該当するデバイス名をクリックするとiPhoneの管理画面が表示されます。
複数台のiOSデバイスを接続しているときは、本体設定の「一般」→「情報」から表示名を確認しておくと間違えません。
iPhoneが表示されないときは、ケーブルを抜き差ししてロック解除を確認したり、Finderの環境設定でサイドバーの「iOSデバイス」にチェックが入っているか確かめてください。
③“すべてのデータをこのMacにバックアップ”にチェックを入れる
iPhoneをMacにLightningケーブルでつないでください。次にFinderを開き、サイドバーに表示されたお使いのiPhoneをクリックします。
表示された情報画面の「バックアップ」セクションで“すべてのデータをこのMacにバックアップ”のチェックボックスをオンにしてください。
これで写真やアプリ設定、メッセージなどがまとめてMacに保存されます。
④“今すぐバックアップ”をクリックして完了を待つ
Time Machineの設定画面にある“今すぐバックアップ”ボタンをクリックすると、バックアップがスタートします。
メニューバーのアイコンに進捗バーが出るので、100%になるまでそのまま待ちましょう。
バックアップ中はMacがスリープしないように、電源アダプターをつないでおくと安心です。
CDから取り込んだ曲をMusicへスマート移行する

手元にあるiTunesのライブラリからCD取り込みデータをそのまま新しいMusicアプリに引き継げる方法があります。
Musicアプリを起動する際にOptionキーを押しながら「ライブラリを選択」画面を出し、古いiTunesライブラリファイル(iTunes Library.itl)を指定するだけでトラックやプレイリストがそっくりそのまま移動できます。
このやり方なら曲の再生回数やレートなどの情報もちゃんと残り、手間がほとんどかからないので、CDから取り込んだ曲をまとめてスマートに引っ越ししたい人にぴったりです。
①CDをドライブに入れてMusicを開く
ドライブにCDをそっと差し込みます。トレイ型でもスロット型でも同じ要領です。
自動再生がオンならMusicアプリが自然に立ち上がります。もし起動しなければ、DockのMusicアイコンかSpotlight(command+space)で「Music」と入力して開いてみてください。
ディスク名がサイドバーに表示されたら読み込み完了です。次のステップに進む準備が整いました。
②ポップアップで“CDを読み込む”を選ぶ
挿入したCDを認識すると画面右上に小さなポップアップが現れます。この中から“CDを読み込む”を選んでクリックしてください。
もしポップアップが表示されない場合は、メニューバーのiTunes→環境設定を開き、「CDを挿入したときの動作」を“CDを読み込む”に設定しておくとスムーズに表示されるようになります。
③取り込み設定で“AAC高音質”を選ぶ
iTunesを起動したら、画面上部のメニューバーから「環境設定」を開き、一般タブにある「CD取り込み設定」の「設定」ボタンをクリックします。
フォーマットのプルダウンを開いてAAC高音質を選び、「OK」を押して設定を確定させます。
この設定なら音質を損なわずにCDを取り込めるので、あとから聴き返したときにクリアなサウンドが楽しめます。
④“OK”を押して取り込みが終わるまで待つ
表示されたダイアログでOKをクリックします。取り込みが始まると進捗バーが表示されるので、バーが消えるまでじっくり待ちましょう。
仮想環境で旧バージョンiTunesを使ってみる

古いiTunesをそのまま試したいなら仮想環境が頼れる味方になります。Parallels DesktopやVirtualBoxで古いmacOSを動かせば、新しいOSに影響を与えずに昔のiTunesをインストールできます。
この方法のいいところは、仮想マシンをまるごとスナップショットで保存できる点です。設定をいじって動かなくなっても、ワンクリックで元の状態に戻せる安心感があります。
複数の仮想環境を作り分ければ、バージョンごとにiTunesを切り替えられるので、デバイス連携や音楽管理の動作検証にもってこいです。
①ParallelsDesktopを起動しWindows11環境を開く
DockやLaunchpadでParallels Desktopのアイコンをクリックして起動します。
起動後に表示されるコントロールセンターで、Windows 11の仮想マシンを選んでダブルクリックします。
しばらく待つとWindows 11のログイン画面が表示されますので、通常どおりサインインしてください。
②Edgeブラウザで“iTunes旧バージョン”を検索する
画面下のタスクバーかスタートメニューからMicrosoft Edgeを起動してください。
アドレスバーにiTunes Windows 旧バージョンと入力し、Enterキーを押してください。
検索結果からsupport.apple.com/jp/downloads/itunesと書かれたリンクを探してクリックしてください。
③公式配布サイトから32bitまたは64bit版を選んでダウンロードする
SafariやChromeでAppleのiTunesダウンロードページを開きます。
ページを下にスクロールすると「Windows用iTunes(32bit)」「Windows用iTunes(64bit)」のリンクが見つかります。
お使いのWindowsのビット数に合わせて、該当するリンクの「今すぐダウンロード」をクリックします。
ダウンロードが完了するまで待ちます。
Windowsのビット数を間違えるとインストーラーが起動しないので要注意です。
④インストール後、音楽ライブラリを外付けHDD経由で読み込む
USBケーブルで外付けHDDをMacに接続し、Finderのサイドバーにドライブ名が表示されているか確かめます。
ミュージックアプリ(旧iTunes)を終了し、Optionキーを押しながらアプリをクリックして起動します。
「ライブラリを選択」ダイアログが出たら、外付けHDD内の「Music Library.musiclibrary」または「iTunes Library.itl」を選びます。
読み込まれた曲がサイドバーやプレイリストに表示されれば成功です。音飛びや曲の欠落がないかチェックしましょう。
外付けHDDはAPFSかMac OS拡張(ジャーナリング)でフォーマットしましょう
よくある質問

iTunesがApp Storeで見つからない。どうすればいい?
- iTunesがApp Storeで見つからない。どうすればいい?
macOS Catalina以降ではiTunesがアップルミュージック、Apple TV、Apple Podcastsに分かれています。音楽を管理したいときはミュージックアプリ、動画ならApple TVアプリを開いてみてください。デバイス管理はFinderのサイドバーにデバイス名が現れます。
- ダウンロードボタンを押してもインストールが始まらない。どう直す?
App Storeのキャッシュが古いと反応が鈍くなることがあります。サイドバーからサインアウトして再度サインインすると改善しやすいです。それでもだめならApp Storeアプリを再起動してみてください。
- 「インストール中にエラーが出ました」と表示される。対策は?
権限の問題でインストールが止まることがありました。アプリケーションフォルダに書き込み権限があるか確認して、なければFinderでアプリケーションを右クリック→情報を見る→「共有とアクセス権」を開き、ユーザーに「読み/書き」を設定してください。
- 古いmacOSに戻してからiTunesを使いたい場合は?
公式には古いiTunesのサポートが終了していますが、Time Machineバックアップを取ってあれば復元可能です。バックアップを選ぶとその時点のアプリや設定が戻るので、古いiTunesも復活します。ただし復元後は最新のアプリが使えない点に注意してください。
macOSSonomaでもiTunesを入れられる?
macOSSonomaになってから、iTunesはアプリ一覧からすっかり姿を消しました。ただし同じ機能がAppleMusic・TV・Podcastsに分かれていて、お気に入りの音楽も映像もこの3つで楽しめます。
慣れないかもしれませんが、ミュージックライブラリはMusicアプリにそのまま引き継がれるため、プレイリストやアルバムを開くだけで一発アクセス可能です。再生リストを整理するプログラマー視点のコツとして、スマートプレイリストを活用するとタグ管理がグッと楽になります。
どうしても昔のiTunesが必要な場合は、おすすめの裏ワザとしてVirtualBoxで古いmacOSを動かす方法があります。ホストOSに影響を与えずにiTunes専用環境を作れるので、プログラミング用の非破壊テストにもピッタリです。
ダウンロードが途中で止まったまま動かないときは?
ダウンロードが途中で止まったまま動かないときは、まずあわてずにちょっとした切り分けをしてみましょう。
たとえば、App Storeの〈停止〉ボタンをクリックしてからもう一度〈再開〉を押すと、意外とすんなり進むことがあります。また、急にWi-Fiが不安定になっている場合は、有線LANやスマホのテザリングに切り替えてみるとダウンロードが再始動することがよくあります。
さらに、ターミナルでキャッシュをクリアしておくと、古いデータが邪魔をしているケースも解消できます。リスクを抑えつつ手早く済ませたいときにはぴったりの方法です。
これらの方法なら、iTunesをまるごと再インストールする手間をかけずにダウンロードを復活させられるので、すぐに音楽や動画を楽しみたいときの強い味方になります。
古いiPodを同期したいけどMusicアプリでできる?
古いiPodを同期したいとき、Musicアプリの画面から直接操作できないことに気づいて戸惑うかもしれません。macOS Catalina以降、音楽再生やライブラリ管理はMusicアプリに移りましたが、デバイス同期の機能はFinderに引き継がれたためです。
iPod touch(iOSデバイス)はFinderでiPhoneと同じように扱えますが、classicやnano、shuffleといった古いモデルもFinderでしっかり同期できます。Musicアプリでは表示されなくても、Finderのサイドバーにデバイスが並んでいれば同期可能です。
Finderで同期するとデバイスごとの同期設定が細かく行えます。たとえばアルバム単位やプレイリスト単位で絞り込んだり、手動で音楽ファイルをドラッグ&ドロップで管理したりと、自分好みの運用にカスタマイズできます。
古いiPodを問題なく同期したいなら、まずはMusicアプリではなくFinderを開いてサイドバーにデバイスが表示されているか確認しましょう。そのまま同期操作に進めば、昔ながらのiPodでもスムーズに音楽を楽しめます。
Windows版iTunesをMacでそのまま動かせる?
Windows版iTunesは.exeファイルなので、Macにそのままコピーしても開けません。Macでは独自のアプリ形式(.app)を使うため、Windows版を直接動かすことはできないんです。
どうしてもWindows版でしか使えない機能があるなら、Parallels DesktopやVirtualBoxで仮想Windowsを立ち上げる方法があります。これならWindowsのまま動かせるメリットがありますが、仮想環境のセットアップやライセンス管理が必要なので、普段使いには負担が大きいかもしれません。
特別な理由がない限りは、Mac用のミュージックアプリや公式のMac版iTunes(旧世代OSの場合)を使うほうがサクサク動いてストレスが少ないです。
インストール後にライブラリが空っぽになったのはなぜ?
新しいiTunes(ミュージックアプリ)を入れたあとでライブラリが真っ白になるのは、古いiTunesのデータと新アプリが別フォルダを参照しているからです。
古いiTunesは「~/Music/iTunes/iTunes Library.itl」を読み込みますが、ミュージックアプリは「~/Music/Music Library.musiclibrary」を使っています。そのままでは新アプリに曲情報が自動で引き継がれず、空っぽに見えるわけです。
ミュージックアプリ起動時にOptionキーを押すとライブラリ選択画面が出るので、手動で旧ライブラリファイルを指定すると簡単に元データを読み込めます。
まとめ

iTunesをダウンロードできないときは、まずmacOSを最新バージョンにアップデートし、App Storeでサインイン情報を確認します。
続いてApp Storeのキャッシュ削除とアクセス権のリセットを行い、Macを再起動すれば多くのトラブルが解消します。
もしこれでも改善しない場合は、公式サイトからインストーラを再取得したり、セーフモードで起動してインストールを試す手もあります。プログラマー目線ではターミナルでのキャッシュ一掃が意外と効きます。
これらのステップを順番に実践すれば、きっとiTunesのインストールがスムーズに完了します。音楽ライブラリを取り戻して、また気軽に楽しんでください。