iTunesで流行の曲を眺めながらセルランの変化をリアルタイムで追えず、あとで聴こうと思った曲が埋もれてしまうかもしれないと悩んでいませんか?
この記事ではMacを長年使い込んできた開発者の実体験をもとに、標準のMusicアプリで公式チャートを素早く開き、好みの曲をワンクリックで試聴リストへ追加する手順と、毎朝自動で最新順位を知らせる便利な仕組みまで丁寧に案内します。
読み終える頃にはランキングの波に乗り遅れる不安が解消し、聞きたい曲を逃さない快適な音楽習慣が手に入りますので、どうぞ肩の力を抜いて順番に進めてみてください。
iTunesセルランをMacで開くまでの道案内

Macの最新OSではiTunesがなくなって、セルラン(セールスランキング)の見方が変わりました。でも心配いりません。App Storeアプリからさくっと確認する方法や、公式のRSSフィードを使ってターミナルで一瞬チェックする方法まで、プログラマー視点のコツをお伝えします。
- App Storeアプリを使う:Mac標準のApp Storeを開いて「ランキング」タブから最新のセルランを確認します。
- Webブラウザで公式RSSにアクセス:Apple公式のランキングRSS(JSON/CSV)にブラウザでアクセスして一覧を眺めます。
- ターミナル+curl+jq:RSSのJSONをcurlで取得し、jqで整形表示。さくっと最新情報を脚本っぽく扱えます。
それぞれの方法にはメリットがあるので、気分や用途に合わせて選んでみてください。次から具体的な手順を詳しく紹介していきます。
Musicアプリで公式チャートをみる

Macに最初から入っているMusicアプリなら、会員登録なしですぐに公式チャートをチェックできます。
アプリを開いたら、画面左上の「見つける」をクリックして、下にスクロールすると「チャート」が現れます。最新のトップソングやアルバムが並んでいて、気になる楽曲をワンタップで再生できます。
プログラマー目線のワンポイントアドバイスとして、キーボードのショートカット⌘+1で「ライブラリ」、⌘+2で「見つける」に切り替えられるので、マウス操作を減らしてサクサク移動できます。
①DockのMusicアイコンをクリックする
Dockの中にあるMusic(音符のマーク)アイコンを探します。最新のmacOSではiTunesの代わりにMusicアプリが表示されるので、アイコンにカーソルを合わせて「ミュージック」と出たらクリックしてください。
②メニューバーの設定でiTunesStoreを表示にチェックする
画面上部のメニューバーにある「ミュージック」メニューをクリックして「設定…」を開きます。
「一般」タブ内の表示項目リストからiTunesStoreにチェックを入れて「OK」をクリックします。
③サイドバーでiTunesStoreを選ぶ
ウインドウ左側のサイドバーに「iTunes Store」が並んでいるはずです。もし見当たらないときは、メニューバーの表示から「サイドバーを表示」をクリックしてみてください。
「iTunes Store」をクリックすると、チャート画面が読み込まれます。初回は少し待つ場合がありますが、ゆっくり待てば大丈夫です。
④トップソングランキングをクリックする
iTunesストアの画面上部にある「チャート」を表示したら、リスト内からトップソングランキングを見つけてクリックします。
ランキングの読み込みには数秒かかることがあるので、焦らず待つと最新情報がしっかり表示されます。
もし表示されないときは、ウィンドウを広げたり、画面左上の更新アイコンを押すと改善しやすいです。
⑤気になる曲名をクリックして試聴する
チャート一覧に出ている曲名をクリックすると再生アイコンが出るので、さらにクリックしてプレビューを開始します。再生時間は30秒ほどなので、曲の雰囲気をじっくり味わいましょう。
プレビューが再生されない場合は、Macの音量やブラウザのサウンド設定を見直してください。
ブラウザでランキングまとめサイトをみる

ブラウザからランキングまとめサイトをみると、専用アプリを入れなくても最新のセールスランキングをさっとチェックできます。スマホでもPCでも同じURLにアクセスできるので、仕事の合間やちょっとした休憩タイムに便利です。サイトによってはジャンル別の切り替えやフィルタ機能があって、気になるアプリをすぐに絞り込めるのも助かります。
- インストール不要でどこからでもアクセス
- スマホとPCで同じ操作感で使える
- ジャンルやランキング期間を瞬時に切り替え可能
- リアルタイムに近い更新頻度で最新情報が手に入る
①Safariを開く
画面下部にあるDockをチェックして、青いコンパスアイコンのSafariをクリックします。
キーボードでCommand+Spaceを押し、「Safari」と入力してEnterキーを押します。
②検索バーに「iTunesセルラン」と入れてReturnキーを押す
Safariの画面上部にある検索バーをクリックします。あるいは⌘L
でフォーカスを移動しても大丈夫です。日本語入力がオンになっていることを確認したらiTunesセルランと入力し、Returnキーを押してください。
③検索結果からトップソングサイトをクリックする
ブラウザに一覧表示された検索結果から公式のトップソング分析サイトのリンクを探してクリックします。
④曲名横の試聴ボタンをクリックする
曲名の横に表示されている再生アイコンを見つけてください。マウスを合わせると色が変わるので、どの曲でも同じ場所にあるのがわかります。
ボタンをクリックするとすぐにプレビューが再生されます。再びクリックすれば停止できるので、好きな曲だけでなく気になる曲を次々にチェックしてください。音が出ない場合はメニューバーのボリュームアイコンや「システム設定>サウンド」で出力先を確認してみましょう。
さらにプログラマーならではの小ワザとして、選択中の曲であればスペースキーでも再生・停止が行えます。マウス操作を減らしたいときに役立ちますよ。
iTunesセルランを使って毎日の音楽時間をアップグレード

iTunesセルランを活用すると、いつもの音楽タイムがぱっと華やかになります。ほんの数クリックで最新の人気曲やトレンドをつかめるので、新鮮な気分で毎日のBGMを楽しめます。
テクニック | 役立つシーン |
---|---|
新曲発見 | 人気曲ランキングをチェックして気分転換したいとき |
リラックスプレイリスト | おうち時間や作業中のBGMを整えたいとき |
ジャンルトレンド把握 | 次にハマる音楽を知りたいとき |
これらのテクニックを使えば、どんなシーンでもお気に入りの音楽をささっと手に入れられます。毎日の音楽時間がぐっとアップグレードしますよ。
チャートからお気に入りプレイリストを一括作成

iTunesのトップチャートを丸ごとお気に入りリストに変えられます。チャート画面で表示中の楽曲をワンクリックでまとめてプレイリストに追加できるので、最新ヒットを逃しません。手動で曲を探す手間が省けるうえ、スマートプレイリストと併用すると自動更新に対応してくれるため、いつでも新曲を手に入れられます。プログラマーならAppleScriptで定期的に実行するカスタマイズを組むと、さらに便利になります。
チャート画面で曲を全選択して右クリックから新規プレイリストに追加する
iTunesを起動してサイドバーから「チャート」を選びます。曲リストが表示されたら、キーボードのCommand+Aを押してすべての曲を網羅的に選択してください。
選択した曲のいずれかをControlキーを押しながらクリックするか、トラックパッド上で二本指クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
メニューから「プレイリストに追加」→「新規プレイリスト」を選びます。名前入力欄が出るのでお好みのプレイリスト名を入力してEnterキーを押せば完了です。
スマートプレイリストでランキング入り曲だけを自動収集する
Musicアプリのサイドバーで「ブラウズ」を開き、「チャート」から「Top 100: Japan」を選びます。表示されたプレイリスト右上の「+」をクリックしてライブラリに追加してください。
メニューバーのファイル→新規→スマートプレイリストを選びます。ポップアップで「次の条件をすべて満たす項目」の設定画面が表示されます。
条件のプルダウンで「プレイリスト」を選び、「一致」を「含む」、「プレイリスト名」を「Top 100: Japan」にします。ライブ更新にチェックを入れてから「OK」をクリックしてください。
「セルランTOP100」など分かりやすい名前を付けておくと便利です。チャートの更新にあわせて自動で曲が入れ替わります。
Apple Musicのサブスク契約が必要な場合があります
RSSで最新ランクを自動チェック

RSSリーダーにiTunesセルランの専用フィードを登録しておけば、いちいちサイトを開かなくても最新ランキングを受け取れる便利な方法です。手動チェックの手間から解放されて、他の作業に集中したい時にも重宝します。
FeedlyやReederのようなRSS対応アプリを使うと、新しくセルランが更新されるたびに通知を受け取れます。見逃しを防ぎながらリアルタイムでトレンドを追えるので、アプリの人気動向をいち早くキャッチしたいプログラマーにおすすめです。
ブラウザでランキングページのRSSアイコンをコピーしてMusicアプリに追加する
SafariやChromeでApp Storeのランキングページを表示します。
ブラウザのアドレスバー横にあるRSSアイコンを右クリックして「リンクのアドレスをコピー」を選びます。
DockやアプリケーションフォルダからMusicアプリを立ち上げます。
画面上部メニューの「ファイル」から「ポッドキャストを購読…」を選びます。
入力欄にコピーしたRSSリンクをペーストし「購読」をクリックすると追加できます。
RSSアイコンが画面に見当たらない場合は、ページのソースを表示してapplication/rss+xml
で検索するとリンクを見つけられます。
設定のダウンロードをオンにして更新時に曲をライブラリへ取り込む
DockまたはLaunchpadからMusicアプリを起動します。
メニューバーのミュージックをクリックし、設定を選びます。
表示された設定画面でダウンロードタブを開き、曲の自動ダウンロードをオンにします。
iTunesチャート画面で曲横の+アイコンをクリックすると、更新時に自動でライブラリへ取り込まれます。
Sync Libraryをオフにしていると自動ダウンロードが動作しないので、あわせて有効にしてください。
ショートカットアプリで毎朝チャート再生を自動化

ショートカットアプリを使えば、Macを起動するたびに自動でiTunesのセルラーランキングを再生するように設定できます。カレンダーやアラームと組み合わせると、毎朝決まった時間にチャート画面を開き、そのまま音楽リストを流せるのがうれしいところです。面倒な手順を登録しておけば、コマンド一発でiTunesを起動しつつ指定のプレイリスト的にチャート曲を再生できるので、新しい一日のスタートが楽しくなります。エンジニア視点では、URLスキーム(アプリを直接起動する仕組み)を活用すると連携がスムーズになるので、初めてでもドラッグ&ドロップ感覚でショートカットを組めるのも助かります。
ショートカットで「音楽を再生」を追加してチャートプレイリストを選ぶ
DockやLaunchpadからショートカットAppを起動しよう。
右上の+をクリックして新しいショートカットを作成し、画面下部の検索ボックスに「音楽を再生」と入力。表示されたアクションをドラッグしてワークフローに追加しよう。
追加した「音楽を再生」で出てくる「メディアを選択」をクリックし、Apple Musicのライブラリからトップソングチャートなど好きなチャートを選んでおこう。
オートメーションで時間を設定して目覚まし代わりに流す
Launchpadからショートカットアプリを起動して下部の「オートメーション」をクリックします。
「個人用オートメーションを作成」を選び、「時間」をクリックします。
時刻を目覚ましにしたい時間に合わせて設定したら「次へ」をクリックします。
「アクションを追加」をクリックしてカテゴリから「スクリプトを実行」を選びます。
以下のコードを入力してMusicアプリを再生するようにします。
tell application "Music" to play
「完了」で保存すれば朝に自動で指定時刻に音楽が流れます。
よくある質問

MacでiTunesセルランチャートってどこで見ればいいの?
- MacでiTunesセルランチャートってどこで見ればいいの?
最新のmacOS SonomaならApp Storeアプリを開いて、上部メニューの「ランキング」をクリックすると一覧が出ます。音楽カテゴリを選ぶと、iTunesセルランチャートがすぐチェックできます。
常に最新のセルランを自動で更新したいんだけど?
- 常に最新のセルランを自動で更新したいんだけど?
App Storeのランキング画面でCommand+Rを押すと手動更新できます。プログラマー視点ならAutomatorで「Safariで特定URLを定期リロード」するワークフローを作っておけば、放っておくだけで最新情報が表示されます。
ランキングが表示されないときはどうすればいい?
- ランキングが表示されないときはどうすればいい?
App Storeのウインドウを一度閉じて再起動すると直ることがあります。それでもダメならSystem SettingsのApple IDからサインアウト→再サインイン、またはプロキシやVPNの設定を確認してみてください。
iTunesとMusicアプリの違いは?
これまでiTunesで音楽も動画もまとめて管理していた人にとってはちょっとした変化かもしれませんが、macOSCatalina以降はMusicアプリが音楽管理を引き継いでいます。iTunesはマルチメディアの万屋さんというイメージでしたが、Musicアプリは音楽専用に絞って動作が軽快になっているのが魅力です。
- アプリの役割:iTunesは音楽・動画・Podcastがまとめていたが、Musicアプリは音楽だけに集中して余計な機能を省いている
- デバイス同期:iTunesはアプリ内でiPhone同期していたが、MusicアプリではFinderで設定する方式に変わって直感的
- スクリプト対応:iTunes用AppleScriptを使っていた場合、Musicアプリ向けにコマンド名の変更が必要なので注意
- アップデート頻度:MusicアプリはmacOSのアップデートに合わせて改善されるため、最新機能がタイムリーに使える
iTunesStoreがサイドバーに見えないときは?
ミュージックアプリ(旧iTunes)でサイドバーごとストア項目が見えないことがあります。そんなときはメニューの「表示」からサイドバーをオンにしてみてください。また、環境設定の「一般」でiTunesStoreのチェックを入れておくと、常にサイドバーにストアが並ぶようになります。これでいつでもセルランの動きをサッと確認できます。
試聴ボタンがグレーの曲は再生できないの?
試聴ボタンがグレーだと「なんで再生できないの?」って焦りますよね。
グレー表示になるのは配信側の設定によるもので、主に次のパターンがあります。
- プレビュー非公開:著作権者が試聴用クリップを提供していない場合。
- 地域制限:その国や地域で配信されていない楽曲。
- 予約中の作品:リリース前でプレビューがまだ公開されていない状態。
どうしても試聴したいときは、Musicアプリやブラウザ版Apple Musicでサインインして確認してみましょう。
画面左上の「アカウント」からApple IDでサインインしてください。
再生できるなら問題なし。まだグレーならブラウザ版に切り替えてみましょう。
もしプレビューが解除されないときは、システム環境設定の「言語と地域」を日本に戻してみると再生できる場合があります。
ランキング更新のタイミングはいつ?
ランキングは日本時間の午前4時前後に更新されることが多いです。深夜帯に膨大なダウンロードや課金情報が集まってから集計が行われるため、この時間を過ぎたあたりから新しい順位が反映されます。
プログラマーならではの小ワザとして、端末側のキャッシュを一度クリアしてからブラウザを再起動すると、より確実に最新データを取得できます。MacのSafariならメニューから開発>キャッシュを空にするでサクッとリフレッシュできます。
チャート曲を一括ダウンロードすると容量は大丈夫?
チャート上位の曲をまとめてダウンロードすると、その曲数に応じてディスク容量を使います。たとえば平均的な3分のAAC音楽ファイルは約5MB前後なので、100曲なら約500MB、1,000曲なら約5GBほどです。曲数が多いほど空き容量をしっかり確認しておくと安心です。
ダウンロード曲数 | 容量の目安 |
---|---|
100曲 | 約500MB |
500曲 | 約2.5GB |
1,000曲 | 約5GB |
実際に容量を確認するには、画面左上のAppleアイコンから「このMacについて」を選び「ストレージ」をクリックすると、使用状況と空き容量が表示されます。ダウンロード前に必ずチェックしましょう。
あまり大量に保存するとバックアップや他のアプリの動作に影響が出ることもあるので、余裕を持って5〜10GB以上の空きがあると安心です。
まとめ

iTunesのセールスランキングをMacでチェックする流れは、まずApp Storeアプリを開き、サイドバーから「ランキング」を選ぶだけです。さらに、ジャンルやカテゴリーを切り替えて人気曲や注目アルバムをすばやく確認できます。
これらの手順を覚えれば、いつでも最新の音楽トレンドをキャッチできるようになります。さあ、気になるチャートを眺めながら新しいお気に入りを見つけにいきましょう。