あれ?iTunesがiPhoneを認識しないときのやさしいトリセツ!

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あれ?iTunesがiPhoneを認識しないときのやさしいトリセツ!

iPhoneをケーブルでつないでも、iTunesがデバイスを認識しない状態に戸惑っていませんか?

このガイドでは、長年Macの開発現場で磨いた経験をもとに、ケーブル交換からUSBドライバの更新、システムサービスの再起動まで、試す順番で丁寧に示しています。流れに沿って操作するだけで、データを守りながら同期トラブルを解消し、曲や写真のやり取りが再びできるようになります。

準備はケーブルと数分の時間だけです。落ち着いて次のステップを読み進め、快適な同期生活を取り戻しましょう。

目次

MacでiTunesにiPhoneを認識させるためのぜんぶの手順

MacでiTunesにiPhoneを認識させるためのぜんぶの手順

MacでiTunesにiPhoneを認識させるには、まず全体の流れを押さえておくと手順を進めやすくなります。

  1. MacOSとiTunesを最新に:AppStoreのアップデート画面で最新版を適用
  2. 純正ケーブルとUSBポートをチェック:断線や汚れがないケーブルを使い、別のポートでも試す
  3. iPhoneのロック解除と「このコンピュータを信頼」:ロック解除後に表示されるダイアログで信頼を選ぶ
  4. MacとiPhoneの再起動:トラブルの多くは再起動で解決
  5. 接続状況をシステム情報で確認:ターミナルでsystem_profiler SPUSBDataTypeを実行してiPhoneが検出されるか見る
  6. Apple Mobile Deviceサポートの再インストール:必要に応じてmacOSを上書きインストールしてドライバを復旧

注意:サードパーティ製ケーブルでは通信だけでなく充電も不安定になることがあるので必ず純正ケーブルを使ってください。

補足:system_profiler SPUSBDataTypeで「iPhone」項目が見つからない場合はハードウェア側の接続に問題がある可能性があります。

ケーブルとポートをチェックする方法

ケーブルとポートをチェックする方法

ケーブルやポート周りはお手軽に確認できて、ここが原因で接続できないことが意外に多いんです。まずは落ち着いて、サクッとチェックしてみましょう。

  1. 純正またはMFI認証済みのLightningケーブルやUSB-C to Lightningケーブルを使う
  2. ケーブルのコネクタにほこりやゴミがないか、ライトで確認して軽くふき取る
  3. ケーブルの根元や断線箇所を目視でチェックして、細かい亀裂がないか見る
  4. Mac側のUSB-Cポートに直接差し込んで、ハブやドックを介さずに試す
  5. 別のUSB-Cポートや別のケーブルでもう一度接続を試みる

①Lightningケーブルを交換して接続し直す

手順
Lightningケーブルを交換して接続し直す

iPhoneとMacをつなぐLightningケーブルを外して純正またはMFi認証のケーブルに交換します。ケーブルに折れ目や断線がないか目で確かめてください。端子部分にホコリが付いていたら柔らかい布で優しく拭き取ります。そのあとMacのUSBポートにしっかり差し込み、iPhone側も最後まで奥まで挿し込んでみます。別のポートや別のケーブルで試すと、ケーブル不良かポートのトラブルかが見分けやすくなります。

②MacのUSBポートを変えてみる

手順
MacのUSBポートを変えてみる

iPhoneを接続しているケーブルを抜いて、別のUSBポートに挿し替えます。USBハブを使っている場合は外して、Mac本体のポートに直接つなぐのがポイントです。

ケーブルを挿し直したら、iTunesの上部にiPhoneアイコンが出るかどうかをチェックしてください。

USBポートがホコリや汚れで接触不良を起こすことがあります。必要ならエアダスターで優しく吹き飛ばしましょう。

USB-CポートだけのMacBookでは、付属のUSB-C⇔Lightningアダプタを使い忘れないようにしてください。

③USBハブを外して直接つなぐ

手順
USBハブを外して直接つなぐ

USBハブを介するとデータ転送が安定しないことがあります。LightningケーブルやUSB-C–Lightning変換アダプタを使ってiPhoneとMacを直接つなぎましょう。ケーブルをしっかり奥まで差し込むと通信が確実になります。

iPhone側の準備を整える方法

iPhone側の準備を整える方法

iPhone側で準備を整えるとUSB接続時の認証トラブルを未然に防げます。最新のiOSにアップデートしておけば、ケーブルを差した瞬間から正しく通信できる土台ができます。

加えて、画面ロックを解除した状態にしておくとダイアログを見落としにくくなります。「このコンピューターを信頼しますか?」の問いには必ず信頼を選んでおくことでiTunesがiPhoneを確実に認識するようになります。

①iPhoneを再起動する

手順1
電源オフ画面を表示する

サイドボタンと音量上ボタンを同時に長押ししてスライダが現れるまで待ちます。

手順2
スライダを右にスワイプして電源を切る

「スライドで電源オフ」を右にスワイプし、画面が真っ暗になるまで待ちます。

手順3
iPhoneを再起動する

サイドボタンをAppleロゴが出るまで長押しして電源を入れます。

通常の再起動で改善しない場合は強制再起動を試してみてください。

AssistiveTouchをオンにすると画面から再起動操作ができるので、物理ボタンが効かないときに便利です。

②「このコンピュータを信頼」をタップする

手順
「このコンピュータを信頼」をタップする

Lightningケーブルで接続するとiPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」のポップアップが表示されるので、画面の信頼をタップします。

画面がスリープ中だとポップアップが出ないので、事前にロック解除しておくとスムーズです。

もし「信頼」をタップできないときは設定の「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「位置情報とプライバシーをリセット」で再度表示させられます。

③リカバリーモードで接続を試す

手順
MacにiPhoneをケーブル接続

付属のLightningケーブルでiPhoneをMacにしっかりつなぎます。

手順
リカバリーモードに切り替え

iPhone14以降は音量アップ→音量ダウン→サイドボタン長押し、ホームボタン搭載機はサイドボタンとホームボタンを同時長押しします。画面にパソコンマークとケーブル案内が出たらOKです。

手順
iTunesで復元または更新を選択

iTunesが「リカバリーモードのiPhoneを検出しました」と表示したら、更新を試して認識するか確認します。改善しないときは復元を選ぶと接続できる場合があります。

リカバリーモードで復元を実行するとiPhoneのデータが消えるおそれがありますので、事前にバックアップがあることを確認してください。

もし一度で認識しないときは、ケーブルを外して再接続したり別のUSBポートを試してみると意外とあっさり直ることがあります。

Macの設定をリフレッシュする方法

Macの設定をリフレッシュする方法

iTunesがiPhoneを見つけてくれないときは、Mac側の小さな設定が引っかかっている場合があります。システムの小さな動きをリセットしてあげることで、再びスムーズにつながることが多いです。

  • データを消さずに実行できる
  • 短時間で試せる
  • SMCやNVRAMリセットで広範囲の不具合にも対応

気軽に試せるうえに、USB接続周りのつながりを整えてくれるので、まずはこの方法で設定をリフレッシュしてみましょう。

①FinderでiPhoneを表示にチェックを入れる

手順
Finderの環境設定を開く

画面左上のメニューバーからFinderをクリックして環境設定を選びます。

手順
サイドバーでiPhoneにチェック

環境設定のサイドバータブを開き、「場所」欄にあるiPhoneの項目にチェックを入れます。

チェックを入れるとFinderサイドバーにiPhoneが表示され、デバイスをすぐに操作できるようになります。

②iTunesでデバイス認証をリセットする

手順
iTunesで認証を解除する

iTunesを起動してメニューバーからアカウントをクリックします。「認証」→「このコンピュータの認証を解除」を選んで、Apple IDのパスワードを入力してください。

手順
再認証でリセット完了

同じくアカウント→「認証」→「このコンピュータを認証」を選択します。再度Apple IDでサインインすると認証がリセットされ、iPhoneとの接続をやり直せます。

Apple IDの認証回数には上限があるため、不要なデバイスは事前にサインアウトしておくとスムーズです。

③AppleMobileDeviceServiceを再起動する

手順
ターミナルを起動する

Spotlight(⌘+スペースキー)やアプリケーションフォルダからターミナルを開いてください。

手順
サービスを停止する

以下をコピーしてターミナルにペーストし、Returnキーを押します。管理者パスワードを求められたら入力してください。
sudo launchctl stop com.apple.usbmuxd

手順
サービスを起動する

続いてこちらを実行してAppleMobileDeviceServiceを再起動します。完了まで数秒待ってください。
sudo launchctl start com.apple.usbmuxd

実体験では再起動後すぐにiTunesがiPhoneを認識するようになりました。ターミナル操作に不安がある場合はコマンドを正確にコピー&ペーストすると安全です。

ソフトウェアアップデートで解決する方法

ソフトウェアアップデートで解決する方法

iTunesがiPhoneを見つけられないとき、古いOS同士の相性問題が原因になることがあります。マックのOSとiPhoneのiOSを最新バージョンへアップデートするだけで、デバイス同士の通信がスムーズになり、認識トラブルが解消しやすくなります。

アップデートには不具合修正やセキュリティの改善も含まれているため、iTunes周りの不調だけでなく、システム全体の安定感も手に入れられるメリットがあります。特に数カ月以上更新していない場合は、この方法が手軽で効果的です。

①macOSを最新にアップデートする

手順
macOSを最新にアップデートする

まずAppleメニューからシステム設定を開いてください。

左サイドバーで一般を選びソフトウェア・アップデートをクリックします。

利用可能なアップデートが表示されたら「今すぐアップデート」もしくは「更新して再起動」を選んで進めてください。

アップデート中は電源とWi-Fiが切れないようにケーブル接続とネットワーク状況を確認してください。

Time Machineなどで事前にバックアップをとると安心感が増します。

②iTunesを最新版にアップデートする

手順
App Storeを起動する

DockやLaunchpadからApp Storeをクリックして開いてください。

手順
アップデートタブを選ぶ

ウィンドウ上部の「アップデート」をクリックして、利用可能な更新を探します。

手順
iTunesの更新を適用する

「iTunes」の横にある「アップデート」ボタンをクリックして最新版をインストールします。

手順
Macを再起動して確認する

インストール完了後にMacを再起動して、iTunesのバージョンが更新されているか確かめましょう。

アップデート中はiPhoneを外しておくとトラブルを避けやすいです。

ターミナルでsoftwareupdate --listと入力すると、コマンドで確認できる裏技もあります。

③iPhoneのiOSをアップデートする

手順
iPhoneを最新のiOSにアップデートする

まずはiCloudまたはMacにバックアップを取ると安心です。

Wi-Fiに接続しバッテリー残量が50%以上あるか確認してください。

設定アプリを開き一般>ソフトウェア・アップデートをタップします。

「ダウンロードしてインストール」を選び、パスコードを入力して利用規約に同意すると自動で再起動してアップデートが始まります。

完了後にホーム画面が表示されれば最新のiOSに更新されています。

容量不足だとアップデートに失敗することがあるので、事前に不要な写真やアプリを削除しておくとスムーズです。

もしOTA(端末上での更新)がうまくいかない場合は、Macに接続してFinderからアップデートを試してみると解決しやすいです。

それでもダメな時の安全診断モード

それでもダメな時の安全診断モード

一般的な方法でもiPhoneを認識しない時は、Macを余分な拡張なしで起動する安全診断モードで動作を試してみましょう。

手順
Macをセーフモードで起動

Macをシャットダウンしてから電源ボタンを押し、すぐにShiftキーを長押しします。ログイン画面が表示されたらキーを放してセーフモードでサインインしてください。

手順
iPhoneを接続してiTunesを立ち上げ

LightningケーブルでiPhoneをMacに接続したらiTunes(Finderの場合はデバイス欄)を開き、認識するか確認します。

セーフモード中はサードパーティ製の拡張機能が無効になるため、動作が一部変わる場合があります。

通常モードに戻すには再起動するだけで完了します。

①セーフモードでMacを起動する

手順
セーフモードでMacを起動する

Macの電源を完全に切ります。

電源ボタンを押すと同時にShiftキーを押し続けます。

Appleロゴが見えたらShiftキーを離します。

ログイン画面が表示されたら、通常どおりパスワードを入力してログインします。

画面右上の「セーフブート」表示で起動を確認してください。

セーフモード中は一部の拡張機能が無効になりますが、ドライバー関連のトラブルを切り分けるのに役立ちます。

②サードパーティ拡張を無効にして接続する

手順
システム設定で拡張機能を開く

Appleメニューからシステム設定を開き、サイドバーの「プライバシーとセキュリティ」を選びます。

手順
サードパーティ拡張を無効化

「プライバシーとセキュリティ」内の「一般」画面で承認済みのサードパーティ拡張一覧を表示し、不明なセキュリティソフトやカスタムドライバのチェックを外します。

手順
Macを再起動する

設定変更を反映させるためにMacを再起動します。再起動後は拡張が停止しています。

手順
iPhoneを接続してiTunesを起動

USBケーブルでiPhoneをつなぎ、iTunesを立ち上げます。拡張が邪魔しない状態で認識されるはずです。

注意点:無効化すると該当ソフトの機能も停止します。必要に応じて再度有効化してください。

補足:LittleSnitchやKarabinerなどを使っている場合は、同様の手順で接続を許可対象にすると認識精度が上がります。

③AppleDiagnosticsでハードをチェックする

手順
外部デバイスをすべて取り外す

USBメモリや外付けHDDなどをすべて外しておくと誤検知を防げます。

手順
Macを再起動してDキーを押し続ける

電源を切ったあと電源ボタンを押しながらキーボードのDキーを長押しします。

手順
言語を選択して診断を開始

画面に表示された言語の中から日本語を選ぶと検査がスタートします。

手順
診断レポートを確認する

完了後に表示されるコードをメモして、必要ならAppleサポートへ連絡するとスムーズです。

認識トラブルを未然に防ぐ楽ちんワザ

認識トラブルを未然に防ぐ楽ちんワザ

ちょっとした工夫でiTunesがiPhoneを見失うリスクをグッと下げられます。毎日の作業にサクッと取り入れられる楽ちんワザを紹介します。

ワザ役立つポイント
純正ケーブルの定期確認断線や劣化を早めに見つけて不意の認識エラーを防げます。
Lightningポートの埃除去エアダスターや竹串でササッと掃除すると接触不良が減ります。
接続前にiTunes起動後から接続するとiTunesが読み込みをスキップしがちなので先に立ち上げましょう。
OSとiTunesのバージョン合わせ最新同士で揃えておけば互換性トラブルを回避できます。

TimeMachineとiCloudで二重バックアップを仕込む

TimeMachineとiCloudで二重バックアップを仕込む

TimeMachineでMac本体とiPhoneのバックアップを外付けHDDに定期保存しながら、iCloudにも同じデータを自動アップロードすることで、ローカルとクラウドの二重体制が完成します。

外付けHDDが故障したときはiCloudがバックアップ役を果たし、逆に大容量データを素早く復元したいときはTimeMachineからリストアできるので、どちらか一方よりずっと安心感が高まります。

ショートカットアプリで毎晩バックアップを自動実行

手順
バックアップ用シェルスクリプトを作成

ターミナルでHomebrewを使ってlibimobiledeviceをインストールします。続いて以下の内容でシェルスクリプトを作成し、実行権限を付けます。

#!/bin/bash TIMESTAMP=$(date +%Y-%m-%d) BACKUP_DIR="$HOME/Backups/$TIMESTAMP" mkdir -p "$BACKUP_DIR" idevicebackup2 backup "$BACKUP_DIR"

このスクリプトを~/bin/backup_iphone.shなどに保存してください。

手順
ショートカットでスクリプトを実行

ショートカットAppを開き、新規ショートカットを作成します。「スクリプトを実行」アクションを追加し、先ほどのシェルスクリプトのフルパスを入力します。

手順
個人用オートメーションを設定

ショートカットAppの「オートメーション」タブで「時刻」を選び、毎日深夜の実行時刻を設定します。アクションで先ほど作成したショートカットを指定すると、自動でバックアップが走ります。

iPhoneをMacに接続したままにしておくか、Wi-Fi同期を有効にしておくと、夜間でもバックアップが失敗しにくくなります。

バックアップ領域は日付ごとに分けると過去データをさかのぼりやすいです。

ケーブル寿命をアプリでチェックして取り替えどきをつかむ

ケーブル寿命をアプリでチェックして取り替えどきをつかむ

専用アプリ「coconutBattery(無料)」や「iStat Menus(有料)」をMacに入れるとiPhoneを接続したときの充電電流やデータ転送速度がリアルタイムで見えます。新品ケーブルなら安定した600mA前後の電流が表示されますが、劣化が進むと数値がガクンと下がりやすくなるため、ケーブルの息づかいを数値でつかめます。

実際に50回以上抜き差ししたケーブルでは350mA以下まで落ち込むことがありました。普段の充電や同期で急に数値が低くなるようなら、内部断線のサインなので思いきって新しいケーブルに取り替えるタイミングです。

SystemInformationで充電回数を確認する

手順
iPhoneをMacに接続する

Apple純正のLightningケーブルでiPhoneをMacのUSBポートにしっかり挿します。

手順
システム情報を開く

画面左上のアップルメニューをOptionキーを押しながらクリックし、表示された「システム情報」を選びます。

手順
Powerセクションを選ぶ

左側のハードウェアカテゴリから「Power」をクリックします。バッテリー情報が一覧で出てきます。

手順
Cycle Countを確認する

右側の一覧にある「Cycle Count」の数字が充電サイクル数です。ここでiPhoneのバッテリー状態をざっくり把握できます。

USBハブや非純正ケーブルを使うとiPhone情報が正しく読み込めないので要注意です。

画面左上のアップルメニューをOptionキー付きで開くのがポイントです。

ベータ版iOSやmacOSを試す前の安全ネットを張る

ベータ版iOSやmacOSを試す前の安全ネットを張る

新しいベータ版を試すとき、ワクワクしつつも「もしものときが怖い…」という気持ちになりますよね。

まずは大切なデータを守るためにiPhoneとMacそれぞれのバックアップをとりましょう。iPhoneはFinder(またはiTunes)で暗号化バックアップを作成し、撮った写真やメッセージを丸ごと保存できます。

MacはTime Machineで外付けドライブに丸ごとコピーするか、APFSスナップショット機能でシステム状態を瞬時に記録しておきます。どちらもすぐに元の状態に戻せるので安心です。

さらに余裕があれば、手元にある古いMacやiPhoneをベータ専用のテスト機として活用すると、本番環境を汚さずにじっくり触れます。

こうした安全ネットがあれば、急なトラブル時も落ち着いて対処できるので、安心してベータ版の新機能を楽しめます。

別ボリュームにmacOSをクリーンインストールしておく

macOSを別ボリュームにクリーンインストールしておくと、メインの環境を汚さずにiTunesやドライバまわりのトラブルを切り分けできます。

手順
ディスクユーティリティで新規APFSボリュームを作成

Launchpadからディスクユーティリティを開き、サイドバーの内部ディスクを選択。「ボリューム」ボタンをクリックし、新しいボリューム名(例:CleanInstall)を入力してAPFS形式で追加します。

手順
macOSインストーラをApp Storeから入手

App Storeで「macOS」を検索し、最新版のインストーラをダウンロードします。ダウンロード中は進行状況バーが表示されるので焦らず待ってください。

手順
インストーラを起動して新規ボリュームを選択

ダウンロード完了後、自動的にインストーラが起動します。「続ける」をクリックし、インストール先として先ほど作成した「CleanInstall」を選んで次へ進みます。

手順
再起動後に新ボリュームでセットアップ

インストールが終わると自動で再起動します。起動時にOptionキーを押し、新しいmacOSをインストールした「CleanInstall」を選んでセットアップを完了させてください。

別ボリュームならいつでも元のシステムに戻せるので、安心して試験環境を作れます。

APFSボリュームはスナップショット機能も搭載しているので、クリーンインストール前にスナップショットを作ればさらに手軽に切り戻し可能です。

よくある質問

よくある質問
MacでiTunesがiPhoneを認識しないとき、まず何を確認すればいいですか?

USBケーブルがきちんと接続されているか確かめてください。純正かMFi認証品を使うと安定します。iPhoneのロックを解除して「このコンピュータを信頼」をタップしたかも確認しましょう。

macOSやiTunesのバージョンが古いと認識しないことがありますか?

はい、最新のmacOSとiTunes(またはFinder連携機能)にアップデートすると改善する場合があります。システム環境設定の「ソフトウェア・アップデート」からチェックしてみてください。

ケーブル以外のハードウェアや設定が原因のとき、どうすれば直りますか?

別のUSBポートやハブを使わずに直接Mac本体のポートに差し替えてみてください。それでもダメなら別のMacやケーブルで試し、問題の切り分けをすると原因が見えてきます。

認識しないままでもワイヤレスでバックアップはできる?

認識しないままでもMacとiPhoneが同じWi-Fiに繋がっていれば、iCloudを使ったワイヤレスバックアップが利用できます。ケーブル要らずで自動的にiPhone内のデータをクラウドに保存できるので、とっさにケーブルやUSBポートが使えないときにも頼りになります。

この方法の大きな魅力は、iPhoneがスリープ中かつWi-Fi接続中なら夜間などのタイミングで自動実行される点です。手動でバックアップする手間をグッと減らせるので、うっかりデータを失うリスクを抑えられます。

一方で、無料のiCloudストレージは5GBまでなので、写真や動画が多い場合は追加購入が必要です。しかし普段からこまめにクラウドへ保存しておけば、Mac側でiTunesを起動しなくても安心してバックアップを保てるというメリットがあります。

Windows版iTunesでも同じ手順でいい?

Windows版iTunesでも基本の流れはほぼ同じです。ただiPhoneを認識させるドライバーまわりがMacと少し違うので、はじめてだと戸惑うかもしれません。WindowsではApple Mobile Device Supportサービスの起動を確かめたり、デバイスマネージャーでドライバーを手動で更新するステップが入ります。プログラマーならではのコツとして、iTunesを管理者として起動するとドライバーの更新がスムーズに進むので、ぜひ試してみてください。

ケーブルは純正じゃないとダメ?

ケーブルは純正じゃなくてもiPhoneを認識させられます。ただしノンブランド品だと接続が不安定になりやすく、データ転送が途中で止まったり充電速度が遅くなったりすることがあります。

そこで頼りになるのがMFi認証ケーブルです。実際に試したところ、MFiマーク付きのケーブルでは同期エラーが激減し、安心して使えるようになりました。

もし手元に純正ケーブルがないときは、MFi認証を確認してから選ぶと、MacとiPhoneの連携でつまずきにくくなるでしょう。

「このコンピュータを信頼」が出てこないのはなぜ?

iPhoneをMacに接続しても「このコンピュータを信頼」が出てこないときは「あれ?」ってなりますよね。実はこのメッセージは、iPhoneがロック解除されていてもいくつかの条件を満たさないと表示されないんです。

  1. iPhoneの画面がスリープ状態のままロック解除していない
  2. 接続ケーブルに断線や汚れがあって通信できていない
  3. MacのUSBポートが反応しにくくなっている
  4. 最新のmacOSまたはiOSにアップデートしていない
  5. 画面時間やプロファイルでUSBアクセスが制限されている

この中のどれかに当てはまると「信頼」画面がスキップされることがあります。まずはiPhoneのロックを解除して画面を表示しつつ、純正ケーブルでしっかり接続してみてください。それでも出ないときはmacOSとiOSを最新にアップデートしてから再挑戦してみましょう。

FinderとiTunesのどちらで操作すればいい?

macOS Catalina以降はiPhoneの同期やバックアップがFinderに一本化されています。普段はFinderのサイドバーからiPhoneを選んで操作すれば迷わず進められます。

一方でmacOS Mojave以前やWindows環境ではiTunesが必要です。音楽やムービーの管理を細かく行いたいときや古いOSとつなげたいときはiTunesを使いましょう。もしFinderでうまく認識されない場合は、プログラマーならではの切り分けとしてiTunesを立ち上げると意外とスムーズに接続できることがあります。

まとめ

まとめ

iTunesがiPhoneを認識しないときは、まずUSBケーブルやポートの状態をチェックしてからmacOSとiTunesのアップデートを確認しましょう。

それでもうまくいかない場合は、Finderでの接続設定やシステム情報でのデバイス確認、ドライバの再読み込みといった手順を順番に試すことで、トラブルが解消しやすくなります。

ここまでの流れを実践すれば、同期やバックアップが快調に進むはずです。次は普段のデータ管理にぜひ役立ててみてください。

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