MacFinderでパス指定がラクになる!KenS流やさしいステップ

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MacFinderでパス指定がラクになる!KenS流やさしいステップ

MacのFinderでファイルのパス指定がうまくできず、手入力のたびに迷子になってしまうことはありませんか?

ここではクリック一つで正確なパスを取得する方法から、ターミナルやエディタと連携して作業を短縮する応用まで、実体験をもとに順を追ってご紹介します。手順ごとに図表と注意点を添えているため、操作に不慣れでもつまずきません。

まずは最初のステップに目を通し、すぐに実践してパス取り扱いの悩みをすっきり解消できるか試してみてはいかがでしょうか。

目次

MacFinderでパス指定をマスターする具体的なステップ

MacFinderでパス指定をマスターする具体的なステップ

Finderでファイルやフォルダまでのパスを自在に扱えれば、作業スピードがぐっとアップします。ここからは実際に使っているステップを、そのまま紹介します。

  1. パスバーを表示:Finderの表示メニューから「パスバーを表示」を選んで、ウィンドウ下部にパスの可視化エリアを出す
  2. フルパスをコピー:対象アイテムを右クリックし、optionキーを押しながら「名前をコピー」でフルパスがクリップボードに入る
  3. ドラッグ&ドロップ:ターミナルに対象ファイルをドラッグすると自動でパスが入力されるので、コマンド実行がラクに
  4. Automatorでサービス作成:Automatorアプリで「Finder項目を取得→クリップボードにコピー」を組んで、ショートカットキーで即パス取得
  5. シェル拡張を活用:シェルスクリプトを~/binに置いて環境変数化し、どこからでも短いコマンドでパスを呼び出す

エンジニア的なコツとして、Automatorサービスには好みのアイコンを登録するとメニューで目立って探しやすくなります。あとからキーバインドを登録すれば、いっそうスムーズです。

コンテキストメニューを使う方法

コンテキストメニューを使う方法

コンテキストメニューを使う方法は、Finderでファイルやフォルダを右クリックしてポップアップメニューからパスをコピーするやり方です。キーボードショートカットを覚えなくてもマウス操作だけで進められるので、ちょっとだけパスがほしいときにぴったりです。

この方法のいいところは、特別な準備をせずすぐに使えることと、コピーしたパスがテキスト形式で手もとに残ることです。さらに同じメニューからエイリアス(別名)を作っておくと、よく使うフォルダにすばやくアクセスできるようになり便利です。

①Finderで対象フォルダを右クリックする

Finderで目的のフォルダアイコンを表示させたら、アイコン上で二本指タップ(トラックパッドの場合)またはControlキーを押しながらクリック(マウスの場合)してください。

②「○○のパスをコピー」を選んでクリップボードへ送る

Finderでコピーしたいファイルやフォルダをクリックして選びます。次に⌥キーを押しながらアイテムを二本指タップまたは右クリックしてメニューを開きます。

手順
⌥キーを押しながらメニューを開く

⌥キーを押しっぱなしにして選択したアイテムを二本指タップまたは右クリックします。

手順
「○○のパスをコピー」を選択

表示されたメニューにある「○○のパスをコピー」をクリックするとパスがクリップボードにコピーされます。

クリップボードにコピーされたパスはターミナルなどにもそのまま貼り付けられます。

③ターミナルに貼り付けて正しくコピーされたか確かめる

手順
ターミナルに貼り付けてコピー内容を確かめる

Finderでコピーしたパスをターミナルのプロンプト上で右クリックまたは「⌘+V」で貼り付けます。文字やスラッシュが抜けていないか、cd のあとに正しいフォルダ階層が続いているかをじっくりチェックしましょう。

長いパスは端末の折り返しで見づらくなるので、カーソルキーで入力位置を前後に移動しながら全体を確認すると安心です。

ツールバーにパスバーを表示する方法

ツールバーにパスバーを表示する方法

Finderの上部ツールバーにパスバーを出すと、今いるフォルダの位置がひと目でわかります。

深い階層でファイルを操作しているときも、どのフォルダにいるか迷わずにすむので安心です。

フォルダをドラッグ&ドロップするときも移動先を直感的に選べるので、作業がサクサク進みます。

①Finderの表示メニューからパスバーを表示させる

まずはFinderをアクティブにして、画面上部のメニューバーを見てください。

手順
Finderを前面に表示

DockやデスクトップからFinderアイコンをクリックして、ウィンドウを前面に表示します。

手順
メニューバーからパスバーを表示

画面上部の「表示」メニューをクリックし、その中のパスバーを表示を選びます。ウィンドウ下部にフォルダ階層が並んで見えるようになります。

macOS Ventura以降のバージョンでも同じ手順でパスバーを出せます。

②パスバー上で右クリックして階層ごとのパスをコピーする

パスバーの各フォルダ名を右クリックすると、そのフォルダまでのパスをかんたんにコピーできます。フォルダごとにパスが欲しいときに便利な方法です。

手順
パスバーを表示

Finderで「表示」メニューから「パスバーを表示」を選ぶか、optionキーを押しながら右クリックでパスバーを出します。

手順
任意のフォルダ名を右クリック

パスバー上でコピーしたい階層のフォルダ名をcontrolキーまたは右クリックでクリックします。

手順
「○○をパス名としてコピー」を選択

表示されたメニューから「[フォルダ名]をパス名としてコピー」をクリックすると、その階層までのフルパスがクリップボードに入ります。

階層ごとに何度も右クリックが必要ですが、目的のフォルダごとに個別のパスがサッと取れる点がプログラマーにはうれしいポイントです。

コピーしたパスはターミナルやスクリプトにペーストしてそのまま利用できます。

③コピーしたパスをメモやエディタに貼り付けて保存する

手順
コピーしたパスをメモやエディタに貼り付けて保存する

TextEditやVisual Studio Codeなど、使い慣れたテキストエディタを起動します。

新規ファイルを作成して、コピーしたパスを貼り付けます。

貼り付けたあと、わかりやすい名前で保存してください。たとえばmyfolder_path.txtのようにすると後で探しやすくなります。

ポイント テキストファイルにしておくとSpotlight検索で「path」と入力するだけで呼び出せるようになります。

補足 保存場所はデスクトップや書類フォルダにしておくと、迷わずアクセスできます。

キーボードショートカットでパスを取得する方法

キーボードショートカットでパスを取得する方法

Finderでファイルやフォルダを選択した状態でOption+Command+Cを押すだけでクリップボードにフルパスをコピーできます。マウスを動かす手間が省けて、ターミナルやコードエディタにさっと貼り付けられるのが嬉しいポイントです。

頻繁にパスを参照したり書き写す必要があるときにぴったりです。ドラッグ&ドロップが苦手な人や、素早く正確なパス取得を求めるプログラマーが特に重宝する方法です。

①項目を選んでCommand+Option+Cを押してパスをコピーする

手順
項目を選んでCommand+Option+Cを押してパスをコピーする

Finderでコピーしたいファイルやフォルダをクリックして選びます。選択が青くハイライトされたのを確認したら、キーボードからCommand+Option+Cを同時に押します。

これでフルパスがクリップボードに入ります。テキストエディタやターミナルに貼り付ける際はCommand+Vを使いましょう。

Finderがアクティブでないとショートカットが反応しないので、他アプリ使用中は一度Finderをクリックしてから試しましょう。

ターミナルで直接使う場合、cd と先に入力してから貼り付けると一発で移動できます。

②スニペットアプリに貼り付け再利用できるように整理する

手順
Finderからパスをコピー

Finderで整理したいファイルやフォルダをクリックして選びます。メニューの「情報を見る」(または⌘+I)を押し、表示されたウィンドウで「パス名をコピー」をクリックしてください。

手順
スニペットアプリに登録して整理

お使いのスニペットアプリ(例:SnippetsLab、Alfred Snippets)を起動し、新規スニペットを作成します。タイトルにはわかりやすい名前を付け、本文に先ほどコピーしたパスをペーストしてください。

さらにタグやカテゴリを設定すると、あとで呼び出しやすくなります。ファイル名やプロジェクト名をタグに入れるとスムーズです。

パスを整理するときは、プレースホルダ(例:{project_root})を使うと、環境が変わっても一括で更新できます。

実際にSnippetLabで試すと、タグ検索が驚くほど速く、長いパスでもワンタッチで呼び出せて便利です。

エイリアスを活用する方法

エイリアスを活用する方法

エイリアスはFinder上でフォルダやファイルへのショートカットを作るしくみです。深い階層にあるフォルダも、一度エイリアスを作っておけばクリックひとつで移動できるようになります。繰り返しアクセスする場所があるときに特に助かる機能です。

作成したエイリアスはデスクトップやサイドバーに配置しておけるので、毎回パスを手打ちする手間がなくなります。さらに、Finderのダイアログ上にドラッグ&ドロップすれば、保存先指定やターミナルへのパス入力もスムーズです。

  1. 深い階層へすばやく移動:フォルダを開くたびに何度もクリックしないで済む
  2. 入力ミスを防ぐ:長いパスを手入力するストレスがなくなる
  3. ドラッグ&ドロップで応用:保存先ダイアログやターミナルにそのまま運べる

①よく使うフォルダでエイリアスを作成してDockへドラッグする

手順
よく使うフォルダでエイリアスを作成する

Finderで目的のフォルダを選んで、右クリックからエイリアスを作成します。Command+Lでも手軽にできます。

手順
Dockへエイリアスをドラッグする

作成したエイリアスをDockの右側(アプリと分離された領域)にドラッグ&ドロップします。フォルダアイコンが追加されたら完了です。

エイリアスは元のフォルダを移動すると開けなくなるので、フォルダ名や場所を変えるときは注意してください。

エイリアスをTerminalにドラッグすると、フルパスが貼り付くのでプログラミング作業もサクサク進みます。

②Dockのエイリアスを右クリックしてパスを瞬時にコピーする

手順
Dock上のエイリアスを右クリック

コピーしたいフォルダやファイルをあらかじめDockに登録しておくと便利です。アイコンを探したら、迷わず右クリックしてください。

手順
Optionキーを押しながらメニューを表示

メニューが表示されたらOptionキーを押し続けます。通常の「Finderで表示」が「パス名としてコピー」に切り替わります。

手順
「パス名としてコピー」を選択

Optionキーを押したまま「パス名としてコピー」をクリックすると、クリップボードに絶対パスが保存されます。

注意:Optionキーを押し忘れると「パス名としてコピー」が表示されないのでキープしながら操作してください。

Dockのエイリアスを活用すると、Finderを開かずにサクッとパスを取得できてスクリプトやターミナルでの作業がはかどります。

パス取得を応用して毎日の作業をもっと快適にするヒント

パス取得を応用して毎日の作業をもっと快適にするヒント

毎日ファイル操作しているとパス取得の手間が意外と積み重なって疲れますよね。ちょっとした工夫でワンクリックやキーボードだけでパスをコピーできるようになると作業がぐっとスピードアップします。

応用技役立つ場面
Quick Actionsに登録右クリックメニューから頻繁に使うフォルダのパスを即コピーしたいとき
Automatorでシェル連携複数ファイルのパスをまとめて取得して後続スクリプトに渡したいとき
ショートカットアプリに登録キーボードショートカットだけでパス取得して集中力を途切れさせたくないとき
ターミナルへのドラッグ&ドロップコマンドラインでファイルパスを直接扱いたいとき

Automatorで右クリックメニューに「パスをコピー」を追加

Automatorで右クリックメニューに「パスをコピー」を追加

Automatorを使うと、Finderでファイルやフォルダを右クリックしたときに「パスをコピー」というメニューを追加できます。ターミナルを起動せずにパスをクリップボードへ直接送りたいときにとても便利です。

この方法のいいところは、Automatorのクイックアクション(旧サービス)として登録するだけで動作する点です。名前やアイコンを好みに合わせて変更できるうえ、ファイル/フォルダを選んで右クリック→パスをコピーで即クリップボードへ書き出せるので、プログラムやドキュメント作成の効率がぐっと上がります。

最新のmacOSでも標準対応しているので、設定アプリの「拡張機能」→「クイックアクション」から有効化するだけでサクっと使い始められます。

Automatorを開いてクイックアクションを新規作成する

手順
Automatorを起動する

DockやLaunchpadからAutomatorを開くか、Spotlightで「Automator」と入力して起動します。

手順
クイックアクションを新規作成する

「新規書類」ウィンドウでクイックアクションを選び、「選択」をクリックします。

新しく作ったクイックアクションはFinderの右クリックメニューに表示できるので、あとでファイル操作がとてもスムーズになります。

「シェルスクリプトを実行」でpbcopyに渡すワンライナーを書く

「シェルスクリプトを実行」アクションで渡ってきた入力をそのままクリップボードに送るワンライナーを紹介します。AutomatorでPass inputを「引数として渡す」に設定してください。

printf '%s' "$@" | pbcopy

これでFinderから選んだファイルやフォルダのパスがそのままクリップボードにコピーされます。余計な改行が入らないようPrintfを使っているのがポイントです。

保存後Finderで右クリックメニューから試してみる

保存したクイックアクション(またはサービス)がFinderの右クリックメニューにちゃんと現れるか確かめます。

手順
ファイルを選ぶ

Finderを開いてコピーしたいファイルかフォルダをクリックで選択します。

手順
右クリックでメニューを開く

選択中のアイテムをcontrolキーを押しながらクリック、または通常の右クリックでコンテキストメニューを出します。

手順
クイックアクションを選ぶ

メニュー内の「クイックアクション」または「サービス」欄から、保存したアクション名をクリックします。

手順
動作を確認する

アクションを実行するとクリップボードにパスが入るので、テキストエディタなどに⌘+Vで貼り付けて正しく取得できているかチェックします。

Finderの「クイックアクション」欄が見当たらないときは、メニューをスクロールして一番下まで探してみてください。

macOSのバージョンによっては「サービス」と表記が変わることがありますが、アクション名は同じ場所に表示されます。

VSCodeで取得したパスをすぐに統合ターミナルで開く

VSCodeで取得したパスをすぐに統合ターミナルで開く

VSCodeのエクスプローラー画面でフォルダやファイルを右クリックして「ターミナルでフォルダーを開く」を選ぶだけで、その場所を統合ターミナルにパッと反映できます。手動でcdコマンドを打ち込む必要がないので、作業の切り替えがグッと速くなります。

プロジェクトごとに違うシェル設定や環境変数もそのまま引き継がれるので、自分好みのコマンド履歴やエイリアスを使いながらすぐに作業に没頭できます。複数フォルダを行ったり来たりするときほど、この小さな時短が大きな快適さを生み出します。

コマンドパレットで「OpeninIntegratedTerminal」を選ぶ

手順
コマンドパレットで「Open in Integrated Terminal」を選ぶ

⌘+Shift+Pを押してコマンドパレットを表示します。「Open in Integrated Terminal」と入力してエンターすると、いま開いているフォルダをそのままVSCode内のターミナルで開けます。

コピーしたパスを貼り付けEnterでディレクトリを開く

コピーしたパスをそのままFinderに貼り付けてEnterキーを押すと、該当のフォルダが一瞬で開きます。

手順
「フォルダへ移動」ダイアログを開く

Finderをアクティブにして、メニューバーの「移動」から「フォルダへ移動」を選ぶか、⌘+Shift+Gを押します。

手順
コピーしたパスを貼り付ける

表示された入力欄にカーソルを置き、⌘+Vまたは右クリックでコピーしたパスを貼り付けます。

手順
Enterキーでディレクトリを開く

入力欄に正しくパスが表示されていることを確認したら、Enterキーを押して該当フォルダを開きます。

貼り付け前後に余計な空白があると開けない場合があるので、スペースがないかチェックしてください。

ダイアログは非表示になりやすいので、⌘+Shift+Gのあとすぐ貼り付けるとスムーズです。

シェルスクリプトに登録してワンコマンドで移動

シェルスクリプトに登録してワンコマンドで移動

長いパスを毎回打つのは大変なので、よく使うフォルダへの移動をワンコマンド化するシェルスクリプトを登録すると便利です。~/binなどPATHに通った場所にスクリプトを置けば、ターミナルを開いてgotoだけで目的のフォルダにジャンプできます。

複数のフォルダをそれぞれスクリプト化しておけば、goto プロジェクトAgoto ドキュメントといったシンプルなコマンドひとつで移動できるようになります。初期設定もシンプルで数分あれば完了するので、ぜひトライしてみてください。

bashrcやzshrcにalias cdwork=’cd /Users/xxx/work’を追加する

頻繁にアクセスする作業フォルダにさっと移動できるように、alias cdworkを登録します。これで「cdwork」と入力するだけで指定フォルダに飛べます。

手順
設定ファイルを開く

macOSの標準はzshなので、~/.zshrcを編集します。bashを使っている場合は~/.bashrcを開いてください。

code ~/.zshrc
手順
alias行を追加

ファイルの末尾に次の行を貼り付けます。yournameは自身のアカウント名に置き換えてください。

alias cdwork='cd /Users/yourname/work'
手順
反映して動作確認

設定を読み込むためにターミナルを再起動するか、次のコマンドを実行します。

source ~/.zshrc

その後cdworkと入力して作業フォルダに移動できれば完了です。

注意:~/.zshrcや~/.bashrcを編集するときは、他のエイリアスや設定を壊さないように末尾に追加すること。

補足:複数の環境で同じ設定を使いたい場合は、共通のファイルに集約してからシンボリックリンクで読み込むと管理が楽になります。

ターミナルを再読み込みしてaliasが機能するか試す

手順
ターミナルの設定を再読み込みする

bashやzshの設定ファイルを再読み込みして、新しく追加したaliasが反映するか確認してください。

以下のコマンドを入力してEnterキーを押しましょう。

source ~/.zshrc

これで新しいaliasがすぐに使えるようになります。

よくある質問

よくある質問
Finderでパスバーが表示されないときはどうすればいいですか?

Finderの「表示」メニューから「パスバーを表示」を選ぶだけでOKです。パスバーが見えると今いるフォルダまでの道のりが画面下に現れるので、迷子になりにくくなりますよ。

長いフォルダ名をコピーしたいときは?

フォルダを右クリックしながらOptionキーを押すと「名前としてパスを書き出す」が現れます。これを選ぶとフルパスがクリップボードに入るので、Terminalやエディタでペーストすれば一発です。

ターミナルにフォルダをドラッグするとどうなりますか?

ドラッグ&ドロップすると自動でそのフォルダのパスが入力されます。スペースが含まれる場合は自動でエスケープしてくれるので、手入力ミスを防げます。

Finderにパスバーが見当たらない?

ファインダーを開いてもウインドウ下部にパスバーが見当たらないときは「どこ行った?」ってなりますよね。実は最新のmacOSでも初期設定では非表示になっていることがあるんです。

そんなときはメニューバーの表示からパスバーを表示を選ぶだけでOKです。一度オンにしておくと新しいウインドウでも常にフォルダの階層が出てくれて安心感バツグンです。

パスバーがあると現在のフォルダ位置がひと目でわかるうえ、ドラッグ&ドロップやパスのコピーがすごく簡単になりますから、ファイル操作がグッとスムーズになります。

コピーしたパスにダブルクォートが付くのはなぜ?

Finderでファイルやフォルダを右クリックして「~のパスをコピー」を選ぶと、パス内にスペースがあるとターミナル上で別の引数と判断されやすくなります。その誤解を避けるために、コピー時に全体をダブルクォートで囲む仕様になっています。

もしスペースをバックスラッシュでエスケープしたいときは、ダブルクォートを削除して手動で「\」を挿入する方法も使えますが、まずはFinderの自動クォートで安全にパス指定を楽しんでみてください。

スペースを含むパスがターミナルでエラーになる?

ターミナルでスペースが入ったフォルダやファイルにアクセスしようとすると、思ったとおりに動いてくれなくて戸惑ったことはありませんか。スペースが区切り文字とみなされて、コマンドが途中で切れてしまうワケです。

かんたんに解決するには「パスを引用符で囲む」方法と「バックスラッシュでスペースをエスケープ」方法があります。それぞれメリットがあって、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。たとえば一度にまとめてコピペしたいときは引用符、タイプ量を減らしたいときはバックスラッシュでのエスケープが便利です。

タブキーを活用すると、自動でバックスラッシュが付いたり、引用符つきで補完してくれるので、コマンドミスを減らせますよ。具体的な手順はそれぞれの方法で紹介しますね。

ネットワークドライブでも同じ手順でパスを取れる?

ネットワークドライブも通常のドライブと同じようにFinderでボリュームとして扱われるため、マウントしていれば手順は変わりません。

接続済みの共有フォルダは/Volumes配下に現れるので、Finderからそのアイコンをドラッグしたり、情報ウィンドウでパスをコピーできます。

プログラマーならではの視点では、パスにスペースや日本語が含まれるときはターミナルで扱う前にバックスラッシュでエスケープするか、引用符で囲んで指定するとトラブルを減らせます。

共有するとき絶対パスと相対パスどちらが便利?

ファイルを他の人に渡すとき、絶対パスはMacがディスクのルートから目的のファイルまでをしっかり示してくれるので、相手が「どこにあるんだろう?」と迷わず開ける安心感があります。同じフォルダ構造を保ったまま共有できるプロジェクトなら特に頼りがいがあります。

それに対して相対パスは、同じフォルダ内や隣接するフォルダ間のファイル同士でリンクを張るときに超便利です。各自の環境でフォルダの配置が違っていても、相対的なつながりは変わらないので、チームでGit管理しているときに手間が減ります。

  • 絶対パス:フルパスで一発指定したいときにおすすめ
  • 相対パス:プロジェクト内でフォルダ移動しながら使いたいときにおすすめ

結局どちらがいいかは状況次第ですが、社内共有やローカルで再現性を重視するなら絶対パス、プロジェクトファイル内で移動しながら共同作業するなら相対パスと使い分けるとスムーズです。

まとめ

まとめ

ここまでで紹介したステップをおさらいすると、まずFinderの表示設定でパスバーを出し、ドラッグや右クリックでパスをさっとコピーできるようにしました。

さらに「フォルダへ移動」機能を使えば、入力の手間をグッと減らせます。これらを組み合わせることで、毎日のファイル操作がずっとスムーズになるはずです。楽しみながらどんどん試してみてください。

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