Macのスピーカーが静かなまま!?サウンド出力が表示されないときの解決ガイド

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Macのスピーカーが静かなまま!?サウンド出力が表示されないときの解決ガイド

Macで音量を上げてもサウンドが途切れたまま、出力の項目がメニューに表示されないと焦っていませんか。

原因を切り分けながら設定を見直すと、再起動に頼らず数分で音が戻るケースが多いです。メニューバーの簡単な操作からAudioMIDI設定の奥まったチェック項目、さらにターミナルでのオーディオサービス再起動まで順番に試す流れを示すので、機器の接続状況や会議用ヘッドセットの自動切替の不調もまとめて解消できます。

準備に特別なツールは不要です。いま画面を開きながら進めれば、次の会議や動画鑑賞で音が出ない焦りとは今日でさようならできます。まずはシステム設定のサウンド欄で出力リストを確認し、手順一つ目から一緒に試してみましょう。

目次

サウンド出力が表示されないときに試す基本ステップ

サウンド出力が表示されないときに試す基本ステップ

Macのスピーカーがサウンド出力に出てこなくて「なんで?」って気持ち、すごくわかります。まずは以下のかんたんなステップを順番に試してみてください。プログラマーならではのちょっとした裏ワザも最後にお伝えします。

  1. システム環境設定で出力先を確認:アップルメニュー→システム環境設定→サウンド→出力タブで内蔵スピーカーが選ばれているかチェックします。
  2. Control Centerから切り替え:画面右上のControl Centerアイコンを開き、サウンド出力を内蔵スピーカーに変更してみます。
  3. Core Audioの再起動:ターミナルを開いて sudo killall coreaudiod を実行すると音声サービスが再起動します。
  4. NVRAMのリセット:Macを再起動して起動音が鳴る直前にOption+Command+P+Rを同時に押し続け、2回目の起動音後にキーを離します。

これらを順に試しても直らない場合は、外部デバイスが邪魔しているケースもあるので、USBやBluetooth機器を一度オフにすると改善することがあります。

システム設定でデバイスを再検出する方法

システム設定でデバイスを再検出する方法

システム設定を開いてオーディオデバイスを見直すと、接続済みでも隠れてしまったスピーカーやヘッドホンをしっかり再検出してくれます。特にUSBやBluetoothのイヤホンをつないだまま再起動したあとに出力一覧から消えてしまうケースに心強い方法です。

設定画面の「サウンド」から「出力」を選ぶだけなので、特別なツールは不要ですし、何度も同じケーブルを抜き差しする手間が省けます。オーディオ装置の状態を改めて確認できるので、音が出ない原因をかんたんに絞り込めるのが大きなメリットです。

①メニューバーのAppleマークをクリック

手順
メニューバーのAppleマークをクリック

画面の一番上、左端にあるAppleマークをマウスやトラックパッドでクリックします。ここからシステム設定を開く準備が整います。

②システム設定を開く

画面左上のアップルマークをクリックするとメニューが開きます。

手順
システム設定を選ぶ

表示されたメニューの中からシステム設定を選んでクリックします。

手順
スポットライトから開く(裏技)

キーボードで⌘+スペースを押し「システム設定」と入力してEnterを押すとすばやく開けます。

③サウンドを選び出力タブを確認する

サウンド設定画面で出力先を切り替えてみましょう。入力タブのままだとスピーカーが出てこないことがあります。

手順
サウンド設定を開く

Dockのシステム設定アイコンをクリックしてサウンドを探すか、Spotlightで「サウンド」と入力して開きます。

手順
出力タブを選ぶ

設定画面上部のタブから出力をクリックして表示を切り替えます。

手順
出力先を選択する

内蔵スピーカーや接続中のBluetoothイヤホンなど、希望のデバイスをリストから選びましょう。

補足情報: もし出力先が全く表示されないときは、ターミナルでsudo killall coreaudiodを実行してから再度試してみましょう。

④デバイス一覧が空ならリロードアイコンを押す

手順
デバイス一覧をリロードアイコンで更新する

サウンド出力タブで接続可能なスピーカーやヘッドホンが表示されないときは、右上に並んだリロードアイコンをクリックして一覧を再取得します。これで一度読み込みがリセットされ、接続中のデバイスが正しく反映されます。

アイコンを押しても変化がない場合は、ケーブルの抜き差しやBluetoothの再接続を試してからリロードを再度実行してください。

プログラマー視点では、ほかのアプリがオーディオデバイスを占有していることがあるため、不要な音声アプリを終了してから操作するとスムーズに動きます。

⑤正しい出力先を選択し音量スライダーを上げる

手順
出力先を選択

メニューバーのスピーカーアイコンをクリックして、表示された一覧から使いたい出力機器(内蔵スピーカーや接続済みのイヤホンなど)を選びます。

手順
音量スライダーを上げる

同じメニュー内にある音量スライダーをドラッグして、好みの音量まで上げます。Optionキーを押しながらクリックすると細かい数値で調整できる裏ワザがあります。

Bluetooth機器が一覧にないときは、先にシステム設定のBluetoothで再接続を試してください。

Optionキーを使った音量調整は細かく操作できるので、プログラミング中の大事な会議でも音割れを防げます。

オーディオMIDI設定でスピーカーを有効にする方法

オーディオMIDI設定でスピーカーを有効にする方法

内蔵スピーカーがシステム設定に表示されないときは、Audio MIDI設定をチェックしてみましょう。

アプリケーション>ユーティリティからAudio MIDI設定を起動し、左側の一覧からBuilt-in Outputを探して選択します。もしチェックがオフになっていたらオンに切り替えるだけで、スピーカーがふたたび有効になります。

複数のUSBオーディオ機器や仮想オーディオデバイスをインストールしている環境ほど、内蔵スピーカーが自動的に無効になることがあるので、この方法はとくにおすすめです。

①SpotlightでAudioMIDI設定を開く

Spotlightを使うと、設定アプリをさっと開けますよ。

手順
Spotlightを起動する

キーボードのCommand+スペースキーを同時に押します。

手順
AudioMIDI設定を開く

入力欄にAudioMIDI設定と打ち込んで、表示されたアプリをクリックします。

②左側のデバイス一覧から内蔵スピーカーを選ぶ

手順
内蔵スピーカーを選択

システム設定のサイドバーで「サウンド」をクリックし、上部タブから「出力」を選びます。左側に表示されるデバイス一覧から内蔵出力(Internal Speakers)をクリックしてください。デバイスが見つからない場合は一覧をスクロールしてみましょう。

③歯車アイコンをクリックし装置を構成を選ぶ

手順
歯車アイコンをクリックし「装置を構成」を選ぶ

システム設定のサウンド画面で、選択した出力先の下にある歯車アイコンを探してください。

アイコンをクリックするとメニューが開くので、その中から「装置を構成」を選びます。

これでAudio MIDI Setupが起動し、チャンネル設定画面が表示されます。ステレオ構成が選ばれているか確認しましょう。

④フォーマットを48kHzに合わせチェックを入れる

手順
フォーマットを48kHzに合わせチェックを入れる

Appleメニュー→その他→Audio MIDI 設定を開きます。左の装置一覧から「内蔵出力」を選択し、画面右下の「フォーマット」をプルダウンして48,000Hzを選びます。最後に「出力音声をこの装置で再生」にチェックを入れると設定完了です。

⑤完了ボタンを押して音をテストする

手順
完了ボタンを押して音をテストする

設定画面の右上にある完了をタップして戻ります。そのあと通知音や着信音を鳴らして、ちゃんとMac本体のスピーカーから音が出るか確認しましょう。

補足: BluetoothやAirPlay出力が有効だとそちらから鳴ることがあります。反応がないときはオフにしてもう一度試してみてください。

ターミナルでAudioサービスを再起動する方法

ターミナルでAudioサービスを再起動する方法

ターミナルから coreaudiod(オーディオデーモン)を再起動すると、音声出力のトラブルをすばやくリセットできます。システム環境設定を行わずにプロセスを停止→起動して内部状態をクリアするため、出力先が消えたり音が出なくなったときの切り札として便利です。

最新のmacOS(VenturaやSonoma)でも管理者権限があれば、数文字のコマンド入力だけで完了します。システム再起動より短時間で済むので、作業の手を止めずに解決したいときにぴったりです。

①アプリケーションのユーティリティからターミナルを開く

Finderを開いて、サイドバーのアプリケーションをクリックします。

右側のアプリ一覧をスクロールし、ユーティリティフォルダを探します。

ユーティリティフォルダをダブルクリックして開き、ターミナルをダブルクリックで起動します。

Dockにドラッグすると次回からサクッと呼び出せて便利です。

②sudo killall coreaudiodと入力しEnter

このコマンドを入力するとmacOSのサウンドを管理しているcoreaudiodが停止し、自動で再起動します。突然音が消えるトラブルがリセットできることが多いです。

管理者権限が必要なためパスワードを求められます。入力中は文字が表示されませんが、そのまま入力してEnterを押してください。

sudo killall coreaudiod

③パスワードを入力してサービスを再起動する

手順
パスワードを入力してサービスを再起動する

ターミナルでサービス再起動コマンドを実行するとき、管理者権限が必要になります。画面に「Password:」と表示されたら、普段使っているログインパスワードを入力してください。入力中は文字が表示されませんが、正しく入力するとそのままエンターで進みます。

具体的には、以下のようにコマンドを打ってみましょう。

sudo killall coreaudiod

エンターを押すとパスワード入力を促されますので、タイプして再度エンター。これで音声サービスが再起動し、スピーカー設定がリフレッシュされます。

パスワード入力後、サービスが再起動してから数秒待つと音量コントロールが正しく反映しやすくなります。

④数秒待ってから音量キーでサウンドを確認する

出力先を切り替えたら、焦らずに数秒待ってから音量キーで音が出るか試してみましょう。内部プロセスが安定するまで少し時間がかかることがあるので、こうするだけでうまく鳴るケースがよくあります。

音が出るようになったら広がる応用ワザ

音が出るようになったら広がる応用ワザ

音が出るようになったら、ここからはちょっと工夫を加えて音環境をグッとアップさせましょう。

応用ワザ活用シーン
イコライザで音質チューン音楽再生アプリで低音を強めたり高音をクリアにして好みのサウンドに
アプリ別音量コントロールBGMと会議アプリの音量を個別に調整して邪魔されない集中環境を実現
Bluetooth自動切替設定イヤホンやスピーカーをつなぐとすぐに出力先が切り替わり手間いらず
仮想オーディオ装置でミックス複数の音源をまとめて扱い、配信や録音でバランスを一括管理
オーディオミディ設定活用内蔵スピーカーと外部デバイスを仮想的に束ねて再生先を自由に組み合わせ

どれも実際に試して心地よさを感じたテクニックばかりです。気になるものからチャレンジして、快適なサウンドライフを楽しんでください。

Bluetoothヘッドホンへ自動切替を設定する

Bluetoothヘッドホンへ自動切替を設定する

Bluetoothヘッドホンが手元にあるときに音の出力先をいちいち切り替えるのは意外に手間ですよね。macOSでは対応するヘッドホンをペアリングしたあとで自動切替を有効にしておけば、再生開始と同時にヘッドホンへサッと切り替わります。

  1. 手間いらず:ペアリング後は自動で切り替わる
  2. スムーズ:再生と同時に出力先が変わり遅れがない
  3. 集中維持:作業中に設定画面を開くひと手間を削減

Bluetooth設定でヘッドホンを接続状態に保つ

システムが勝手にBluetoothオーディオを省電力モードに切り替えないように調整すれば、ヘッドホンをずっとつながったままにできます。

手順
ターミナルを開く

Spotlight(⌘+Space)で「ターミナル」と入力し、Enterで起動します。

手順
省電力モードをオフに設定

以下のコマンドを入力すると、Bluetoothオーディオの自動省電力を無効化できます。

sudo defaults write bluetoothaudiod dont_sleep 1

手順
設定を反映する

Bluetoothオーディオデーモンを再起動して設定を反映します。

sudo pkill bluetoothaudiod

管理者パスワードの入力を求められるので、落ち着いて入力してください。

設定が元に戻る場合は、ログイン時に自動でコマンドを実行するスクリプトを作ると便利です。

サウンド出力で接続時にヘッドホンを選択しておく

手順
サウンド出力にヘッドホンを登録

画面左上のAppleメニューをクリックしてシステム設定を開きます。

サイドバーのサウンドを選び出力タブを開きます。

接続済みのヘッドホン名をリストからクリックして選択します。

Bluetoothヘッドホンはペアリングが完了してから選択してください。

同じ名前のデバイスが複数表示される場合は不要なものをオフにして整理すると迷いにくくなります。

環境設定のコントロールセンターでサウンドをメニューバーに常駐

サウンドコントロールをメニューバーに置くと、いつでもボリューム調整がパッとできて便利です。

手順
システム設定を開く

画面左上のアップルメニュー()をクリックし、システム設定を選びます。

手順
コントロールセンターを選ぶ

左側のリストからコントロールセンターをクリックします。

手順
サウンドをメニューバーに表示

サウンド項目の「メニューバーに表示」スイッチをオンに切り替えます。これでメニューバーに音量アイコンが常駐します。

この操作はmacOS Sonoma(14)を前提に説明していますが、Venturaでも同様の手順です。

次回以降はワンクリックで切替を確認

手順
メニューバーから出力先を選ぶ

画面右上の音量アイコンをクリックすると、接続中のスピーカーやヘッドホンが一覧で表示されます。

次回からはこのアイコンをワンクリックするだけで切り替えが完了します。

外部モニタからの音声を即切替するショートカットを作る

外部モニタからの音声を即切替するショートカットを作る

外部モニタで動画や音楽を楽しんでいるときに、Macのサウンド出力をいちいち設定パネルから変えるのって面倒ですよね。そんなときはショートカットアプリを使って、ワンクリックで音声出力を切り替える仕組みを用意すると便利です。

この方法なら外部モニタを接続した瞬間に専用ショートカットを呼び出すだけでスピーカーからモニタへ、またモニタからスピーカーへ音声をパパッと切り替えられます。ゲームや動画編集など、音の出力先を頻繁に変えたい場面でとくにおすすめです。

ショートカットアプリを開き新規ショートカットを作成

手順
ショートカットアプリを開く

ホーム画面かAppライブラリからショートカットアプリをタップして起動します。

手順
新規ショートカットを追加

右上のプラスアイコンをタップして、新しいショートカットの編集画面を開きます。

手順
名前とアイコンを設定

画面上部の名前欄をタップしてわかりやすい名前を入力し、アイコンを選んでおくと後で見つけやすくなります。

アクションでオーディオ出力を変更を追加

手順
アクションでオーディオ出力を変更を追加

まずショートカットアプリを開き、画面右上の+ボタンをクリックして新しいショートカットを用意します。

左上の検索バーに「オーディオ出力を変更」と入力すると候補が出るので、そのアクションをドラッグして中央の編集エリアに追加してください。

追加したアクションの中にある出力先メニューをクリックし、内蔵スピーカーや接続中のAirPodsなど必要なデバイスを選びます。

これで音を出す先を自由に切り替えられるようになります。

メニューバーにピン留めしておく

手順
システム設定を開く

Dockにある歯車マークをクリックしてシステム設定を起動します。

手順
「Dockとメニューバー」を選ぶ

サイドバーを下にスクロールし「Dockとメニューバー」をクリックします。

手順
コントロールセンター項目で「サウンド」を探す

右側に表示されるリストから「サウンド」を探してクリックします。

手順
「メニューバーに表示」をオンにする

「メニューバーに表示」のスイッチをクリックして緑色にします。これで音量アイコンが常時見えるようになります。

コントロールセンターに項目を増やしすぎるとメニューバーがごちゃつくので、必要なものだけ表示するとスッキリします。

外部モニタ接続時にアイコンを押すだけで切替

手順
メニューバーの音量アイコンをクリック

HDMIやUSB-Cケーブルでモニタをつないだら、画面右上のスピーカーアイコンをワンクリックします。ケーブル接続が不安なときは、一度抜き差しすると安定します。

手順
外部モニタの名前を選択

ポップアップに表示された出力先リストからモニタ名(例:LG UltraFine)をクリックするだけで、音声出力がモニタへ切り替わります。

音量アイコンが表示されないときは、システム設定→サウンド→メニューバーに音量を表示をオンにしてください。

外部モニタにスピーカーが内蔵されていない場合は出力先リストに名前が現れないので、外付けスピーカーやヘッドホンを用意すると安心です。

メニューバーに音量ミキサーを追加して素早く管理

メニューバーに音量ミキサーを追加して素早く管理

音量アイコンをメニューバーに置いておくと、いちいちシステム設定を開かずにサクッと音量調整や出力デバイス切り替えができます。

標準のコントロールセンターを使えば、メニューバーの音量アイコンをOptionキーを押しながらクリックするだけで、接続中のスピーカーやヘッドホンを一覧表示できるのも便利ポイントです。

SoundSourceなどの無料ツールをダウンロード

手順
公式サイトからインストーラをダウンロード

SoundSourceは無料トライアル版があるので、まずは開発元のサイト(rogueamoeba.com)にアクセスしてください。

ダウンロードページでMac版の最新バージョンを選んで「Download」ボタンをクリックします。

手順
ダウンロード完了後にインストール

ダウンロードフォルダにある「SoundSource.dmg」をダブルクリックしてマウントします。

表示されたウィンドウからアプリをApplicationsフォルダにドラッグしてコピーしてください。ドラッグ中は⌘キーを使うと移動を正確に行えます。

無料トライアルは起動制限がある場合があるので、問題なければライセンス購入を検討してください。

アプリごとの音量を個別に調整する

Macではアプリごとに音量を変えられない場合があるため、Homebrewで手軽に導入できるBackground Musicを利用します。プログラマーもデバッグ中に重宝する無料ツールです。

手順
Background Musicをインストールする

ターミナルを開いて以下を実行します。Homebrewが未導入なら、公式サイトの手順に従って下さい。

brew install --cask background-music

手順
アプリ別にスライダーを調整する

メニューバーの🎵アイコンをクリックすると各アプリが一覧で表示されます。再生中のアプリごとにスライダーを左右に動かして音量を個別設定してください。

Background Musicを初回起動するとオーディオドライバの許可を求めるので、システム環境設定>セキュリティとプライバシーで許可を与えてください。

プログラミング中に声が小さいアプリだけ絞って音量アップできるので、ミーティングと音楽再生を同時に快適に使えます。

入力と出力をワンクリックで切替

手順
メニューバーのスピーカーアイコンをクリック

画面右上のスピーカーアイコンを押すと、現在選択中の入力と出力機器が一覧で現れます。

手順
Optionキーを押しながらクリックして隠れメニューを出す

Optionキーを押しつつ同じアイコンを押すと、AirPodsやUSBマイクなど隠れた機器も切替できるようになります。

手順
切り替えたい機器を選ぶ

一覧から入力か出力どちらか項目を選んでクリックすれば、すぐに切替完了です。

音量アイコンが見当たらないときはシステム設定>サウンド>「メニューバーに音量を表示」をオンにしてください。

ゲームや会議で素早くバランスを整える

ゲーム中やオンライン会議で音の左右バランスが気になったときは、メニューバーからさっと調整すると快適です。

手順
メニューバーからサウンド設定を呼び出す

Optionキーを押しながらメニューバーの音量アイコンをクリックすると、サウンド設定のクイックメニューが開きます。

手順
オーディオMIDI設定でバランス調整

「オーディオMIDI設定」を選んで開き、使用中の出力デバイスをクリック。左右のスライダーを中央にそろすとバランスが整います。

手順
アプリ側で最終チェック

ZoomやDiscordなどの設定を開き、マイクとスピーカーの音量バランスを微調整して完成です。

メニューバーを使うと設定画面を都度探さずにすばやく切り替えできるので、ゲームでの緊張や会議中の焦りを防げます。

Optionキー+音量アイコンでの呼び出しは、頻繁にバランスをチェックしたいときに重宝します。

よくある質問

よくある質問
システム環境設定のサウンドで出力先が何も表示されません

サウンドを管理するプロセスがうまく動いていないときがあります。ターミナルでsudo killall coreaudiodを実行すると自動で再起動して出力先が戻ることがあります。実際に急に消えたときにこの方法で復活させました。

サウンド出力設定がグレーアウトして切り替えできません

USBやHDMIなどの外部機器をつないだままだと一部項目がロックされることがあります。いったんケーブルをすべて外してからサウンド環境設定を開き直すと操作できるようになります。手元のMacBookでも同じ操作で戻りました。

内蔵スピーカーから音が出ないのにヘッドフォンでは鳴ります

ミュートや音量レベルが誤って低くなっていることがあります。メニューバーのスピーカーアイコンで出力先を「内蔵スピーカー」に指定し直し、音量を上げてみてください。改善しない場合はMacを再起動、さらにNVRAMリセット(電源再起動時にOption+Command+P+Rを同時押し)で直ったことがあります。

Bluetoothスピーカーがリストに出てこない、または接続後に音が途切れます

いったんペアリングを解除して再登録すると安定することがあります。メニューバーのBluetoothアイコンから対象デバイスを削除して、再度ペアリングを試してみてください。自分の環境ではペアリングをやり直したら途切れがなくなりました。

サウンド出力がグレーアウトして選べないのはなぜ?

サウンド出力がグレーアウトしているのは、Macがその出力先を「使えないモード」だと判断しているからです。例えば、Bluetoothで接続したヘッドホンがスリープ状態だったり、同じ出力先をほかのアプリが専有している場合があります。

また、Audio MIDI設定でサンプルレートが合わない組み合わせを選んでいるときも表示が制限されます。慣れている音声フォーマット以外を指定すると、システムが自動的にそのサウンド出力を無効化してしまうためです。

プログラマー的な目線で言うと、Core Audioのドライバが一時的に不安定になり、ダミー出力として扱われるときもグレーアウトします。そんなときはサウンド入力・出力を再認識させると、あっさり使えるようになりますよ。

補足:Bluetoothデバイスは電源オフやペアリング解除でもグレーアウトします。お使いの機器の電源や接続状況を先にチェックしてみてください。

外部モニタ接続時に内蔵スピーカーが消えるのは普通?

外部モニタをHDMIやUSB-Cケーブルで接続すると、モニタ側のスピーカーがMacの音声出力として優先されるようになります。そのため一見すると内蔵スピーカーが消えたように感じますが、これはMacの仕様なので心配はいりません。

モニタのスピーカーから音を出したい場合はそのままで大丈夫ですし、どうしても内蔵スピーカーを使いたいときはシステム設定>サウンド>出力から手動で切り替えればすぐに戻せます。

AudioMIDI設定が英語表示だけど大丈夫?

AudioMIDI Setupが英語表示なのは、ツール自体が日本語化の対象外になっているためです。でも機能はまったく同じなので、安心してください。

画面に並ぶのはデバイス名とアイコンだけなので、どのスピーカーやマイクを設定しているかは見たまま判断できます。

プログラマー視点のワザですが、よく使うオーディオ機器はDevice欄をダブルクリックして自分がわかりやすい名前に変えておくと、次回から瞬時に判別できて便利です。

ターミナルのコマンドが怖いけど元に戻せる?

ターミナルを使うと設定の深いところまで触れるから怖いですよね。でも安心してください。変更と同じくらい簡単に元に戻すコマンドが用意してあるので、試しても元に戻せます。

いいところは画面操作だけでは難しい細かい設定までリセットできることです。誤タップの心配もなく、キーボード入力だけでサクッと直せます。

これから紹介する手順をゆっくり進めれば迷わずに操作できるので、ターミナル初心者さんも安心してチャレンジしてみてください。

再起動しても治らない場合はどうすればいい?

再起動してもスピーカーが無音のままだとドキドキしますよね。でもあわてずにシステムの音まわりを軽くお掃除してみましょう。

ここから紹介する方法は初心者でも取り組みやすく、プログラマーならではの裏ワザも含めた頼れるテクニックです。

  1. Core Audioの再起動:ターミナルで音声エンジンをリフレッシュし、隠れたエラーをクリア。
  2. Audio MIDI設定の確認:ユーティリティから出力先やサンプルレートが正しいかチェック。
  3. SMC/NVRAMのリセット:ハードウェアまわりの小さな不具合を一気に解消。
  4. システムアップデートの適用:最新の修正でドライバーやカーネルまわりを整える。

まとめ

まとめ

ここまでの手順をおさらいすると、まずシステム環境設定でサウンド出力を確認し、それでも表示されないときはcoreaudiodの再起動やNVRAMリセットで音声ドライバ周りをリフレッシュします。

それでも変化がなければ、Audio MIDI設定で出力フォーマットを整えたり、サードパーティ製のユーティリティでオーディオデバイスの状態を詳しくチェックしましょう。

このまとめを参考に順番に進めれば、Macのスピーカー問題はほとんど解消できるはずです。自信をもって作業を進めてみてください。

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