Macを使っていると、離席中にスクリーンセーバーが思うように動かず気になりませんか?
実は、システム設定の奥にある数カ所を整えるだけで、お気に入りの写真や時計を滑らかに映し出しながら、一定時間後には自動でロックが掛かる快適な環境を作れます。画面焼き付きの心配も減り、作業の合間のリフレッシュ効果も期待できます。さらにショートカットやホットコーナーを組み合わせれば、瞬時に起動させることも可能です。
これから示す手順を順に試すと、数分で設定が完了しますので、Macの前で設定画面を開きながら一緒に進めてみてください。
Macスクリーンセーバーの設定と起動をゼロから楽しくマスター

Macのスクリーンセーバーは、ちょっとした操作で自分好みに設定できる上に、〈画面を保護〉しつつ〈見た目の楽しさ〉も味わえます。初めての方でも迷わず進めるように、実体験をもとにした4つのアプローチをまとめました。
- システム設定で待ち時間をカスタマイズ:システム設定>デスクトップとスクリーンセーバーから、アイコンを見ながら起動までの秒数をスライダーで直感的に変更できます。
- ホットコーナーで瞬間起動:同じ画面のホットコーナータブで好きな角にマウスを持っていくと即起動。資料を隠したいときにもパッと切り替えられて便利です。
- ターミナルコマンドでがっつり制御:プログラマーっぽく試したいなら、
open -a ScreenSaverEngine
で即スクリーンセーバーを呼び出せます。自作スクリプトに組み込むと遊びの幅が広がります。 - ショートカットアプリで自動実行:Automatorやショートカットアプリに組み込めば、決まった時間やキー操作だけでスクリーンセーバーを起動。リマインダー感覚で画面保護がはかどります。
ここまでの方法を組み合わせれば、自分が触りやすい起動手段を選べるので、うっかり画面を放置してしまう心配もグッと減ります。次からは具体的な手順を一緒に試して、楽しみながら設定を進めましょう。

ちょっとした工夫で、仕事中のちょっとした休憩タイムにもスクリーンセーバーを活用できるよ。おしゃれなものを並べて、眺めるだけでも気分転換になるんだ。
システム設定で時間とスタイルを決める


macOS Venturaの「システム設定」から、スクリーンセーバーが起動するまでの待ち時間や好きなスタイルをサクッと選べます。設定画面がシンプルなので、初めての人でも迷わず操作できるのがうれしいところです。
標準機能だから動作も安定していて、新しいアプリを追加せずに使える安心感があります。仕事の合間に画面を保護したいときや、気分でデザインを切り替えたいときにもすぐ対応できるので便利です。
①Appleメニューからシステム設定を開く
画面左上のアップルマークをクリックしてください。表示されたメニューからシステム設定を選ぶと、新しいウインドウで設定画面が開きます。
macOSVentura以降では「システム環境設定」から「システム設定」へ名称が変わっています。
②左サイドバーでスクリーンセーバーを選ぶ
システム設定のサイドバーで「スクリーンセーバー」をクリックすると、好みのデザイン一覧が表示されるよ。気になるサムネイルを選ぶとリアルタイムプレビューが右側に出るので、動きを確認しながらお気に入りを探そう。
動きが重いスクリーンセーバーはGPU負荷やバッテリー消費につながることがあるから、ノートMacではシンプルなデザインを選ぶと長く快適に使いやすいよ。
③プレビューを見ながらスタイルを選ぶ
スタイル候補が一覧で表示されるので、サムネイルをクリックしてプレビュー画面を確認します。動きや配色がぴったりのものを直感的に選べます。
必要に応じて「設定」画面の左下にある拡大アイコンをクリックすると、プレビューが全画面表示になるので、実際の動きをじっくり確かめてください。
④開始までの時間をプルダウンで決める
システム設定の「ロック画面」を開き、「スクリーンセーバー開始までの時間」欄を見つけます。
プルダウンをクリックすると表示される選択肢からお好みの待機時間を選びます。たとえば短めの「1分」にすると作業を止めた瞬間からすぐ切り替わり、長めの「10分」にするとゆったり待てます。
短時間を設定するとバッテリー消費に注意してください。
⑤設定を閉じて動作を確認する
システム設定を閉じたあと、マウスやトラックパッドに触れずに待ってみましょう。指定した時間が経つとスクリーンセーバーがスムーズに立ち上がるはずです。
ホットコーナーでワンタッチ起動


ホットコーナーは画面の四隅にマウスカーソルを移動するだけでスクリーンセーバーがすぐに立ち上がる機能です。設定すればメニューを探したりショートカットを覚えたりしなくてもワンタッチで画面を隠せるので、ちょっと席を外すときや急な来客でサッと目隠ししたいときに役立ちます。また使いたい隅を自由に選んでカスタマイズできるので、自分の作業スタイルに合わせた使い方が楽しめます。
①スクリーンセーバー画面右下のホットコーナーボタンを押す
スクリーンセーバーが表示されたらマウスカーソルを画面右下の隅に移動してください。
隅に浮かび上がる小さなアイコンをクリックするとホットコーナーの設定画面に直接移動できます。
②好きな角にスクリーンセーバー開始を割り当てる
スクリーンセーバーをすぐ起動できるホットコーナーを設定すると、ちょっと席を外すときも手軽に画面をロックできます。
画面左上のAppleメニューから「システム設定」をクリックして開きます。
左サイドバーから「デスクトップとスクリーンセーバー」をクリックします。
画面上部にある「スクリーンセーバー」タブをクリックして切り替えます。
ウィンドウ右下の「ホットコーナー…」ボタンをクリックします。
表示されたダイアログで好みの角のメニューから「スクリーンセーバーを開始」を選び、「完了」をクリックします。
複数のディスプレイを使う場合は、それぞれのモニタごとにホットコーナーを設定できます。
③マウスを当てて起動を試してみる
画面の四隅に設定したホットコーナーへマウスカーソルをゆっくり移動させます。角ギリギリまで滑らせるとスクリーンセーバーが起動します。
ポインタが少しでも隙間にずれると反応しづらいです。安定して当てるにはトラックパッドを使って角に向かって一気にスワイプする方法がおすすめです。
マウスを素早く当てると反応しないことがあります。ゆっくり角へ運ぶと安定します。
オリジナル写真をスクリーンセーバーにする


パソコンを離れたときに自分だけの思い出やお気に入り写真がゆったりと流れると、気持ちもほっこりします。オリジナル写真をスクリーンセーバーに設定すると、家族旅行の1シーンやペットのかわいい表情を、仕事の合間にもさりげなく楽しめます。
この方法なら、写真フォルダをまるごと登録してランダム表示できるうえ、切り替え間隔やフェード効果も好みで変えられます。カスタマイズ性が高いので、季節ごとにフォルダを切り替えて雰囲気をガラリと変えたいときにもぴったりです。
①写真アプリでアルバムを作る
ホーム画面の写真アイコンをタップして起動し、ライブラリ画面を表示します。
画面下部にあるアルバムをタップして、アルバム一覧画面に切り替えます。
右上の+アイコンをタップし、メニューから「新規アルバム」を選びます。
新しいアルバム名を入力し、右上の「保存」をタップするとアルバムが作成されます。
②システム設定のソースでそのアルバムを選ぶ
画面左上のアップルメニューから「システム設定」を開きます。
サイドバーで「デスクトップ&スクリーンセーバー」を選び、上部タブから「スクリーンセーバー」をクリックします。
中央にある「ソース」プルダウンを開き、「フォト」内のアルバム一覧から先ほど用意したアルバム名を選びます。
選択後はプレビュー画面でアルバム内の画像がスライドショーで表示されるかどうかをチェックしましょう。
③スライドショーの順序と切り替えエフェクトを決める
画面左上のアップルメニューから「システム設定」を選択し、「デスクトップとスクリーンセーバー」をクリックしてください。
上部タブで「スクリーンセーバー」を選び、左欄から「写真」をチェックします。アルバムやフォルダを指定したいときは「フォトライブラリ」>対象のアルバムをクリックしてください。
右下の「オプション」をクリックし、スライドショーの順序を「ランダム」か「古い順/新しい順」のいずれかから選びます。その下で切り替えエフェクトを「フェード」「スライド」などから選択してください。
設定ウインドウのプレビューエリアをクリックすると、その場で再生が始まります。細かいタイミングや効果をチェックして満足できたらウインドウを閉じて完了です。
ショートカットキーを自作して即起動


キーボードからさっとスクリーンセーバーを起動できるショートカットキーを自作すると、マウス操作を最小限に抑えたままパッと画面を隠せて便利です。
プログラマーらしくAutomatorでAppleScriptを組んでQuick Actionを作成し、システム設定のキーボード>ショートカットに割り当てると、⎋キーひと押しで即スクリーンセーバー起動が実現できます。キーボード中心の作業が好きな人に特におすすめです。
①ショートカットアプリを開いて新規ショートカットを作る
MacのDockにあるLaunchpadをクリックして「ショートカット」を選びます。見当たらないときは画面右上の虫眼鏡アイコンを押して「ショートカット」と入力するとすぐ出てきます。
ショートカットアプリが開いたら、画面右上の「+」ボタンをクリックします。新しいショートカットが作成されるので、あとからわかりやすい名前をつけると整理しやすくなります。
②アクション検索でスクリーンセーバーを開始を追加する
Automatorのウィンドウ左上にある検索ボックスをクリックしてください。
検索欄にスクリーンセーバーを開始と入力すると該当のアクションが表示されます。そのまま右側のワークフローエリアへドラッグ&ドロップしてください。
もし日本語表示で見当たらない場合は、英語表記のStart Screen Saverで検索すると確実です。
③メニューバーにピン留めしてキー割り当てを設定する
LaunchpadからAutomatorを起動し、「クイックアクション」を選びます。
「入力なし」「任意のアプリケーション」を設定したら「シェルスクリプトを実行」を追加し、以下を貼り付けます。
open -a ScreenSaverEngine
名前を「StartScreenSaver」など分かりやすくして保存します。
システム設定>コントロールセンターを開き、「クイックアクション」を表示します。
「クイックアクション」のトグルをオンにすると、メニューバーにアイコンが現れます。
システム設定>キーボード>ショートカットを開き、サービス一覧から「StartScreenSaver」を探します。
任意のキー(例:⌘+⌥+L)を入力して割り当てれば、メニューバーアイコンを介さずに起動できます。
スクリーンセーバーを活かして毎日のMac体験をステップアップ


日々の作業にひと工夫取り入れると、Macの使い心地がさらに豊かになります。スクリーンセーバーの応用テクニックをいくつか紹介します。
応用テクニック | 活用シーン | ベネフィット |
---|---|---|
オリジナル写真のスライドショー | 休憩やリフレッシュタイム | 好きな思い出を眺めて気分転換 |
ロック画面にデジタル時計表示 | 時間管理が必要な作業中 | ロック解除前にさっと時刻確認 |
システムステータスの常時表示 | 長時間レンダリングやバックアップ実行時 | バッテリーやディスク状況をすぐ把握 |
RSSフィードスライド | ちょっとした合間にニュースチェック | アプリ起動なしで最新情報をキャッチ |
集中タイマー連携 | ポモドーロなど集中ワークスタイル | 休憩と作業時間の切り替えを自動化 |
離席時に自動ロックでセキュリティアップ


仕事中にちょっと席を外したとき、画面がのぞき見されてしまうとヒヤッとしますよね。そんな不安はスクリーンセーバーが起動したら自動でロックするように設定しておくだけでスッキリ解消できます。
この方法ならスクリーンセーバーが始まった瞬間からすぐにパスワードが求められるので、席を離れているあいだも大事なファイルやメッセージをしっかりガードできるようになります。
システム設定でスクリーンセーバー解除にパスワードを求める
画面左上のAppleメニューから「システム設定」を選びます。
設定画面の左側リストから「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。
「画面をスリープ解除またはスクリーンセーバー解除後にパスワードを要求」の右側で「すぐに」を選び、チェックを入れます。
注意点:Touch IDを搭載した機種では指紋で素早く解除できますが、設定時に必ずパスワードも併用してください。
開始までの待ち時間を短めに設定して安心を高める
画面に触らないままスクリーンセーバーが始まるまでの時間を短くすると、席を離れた際も「すぐオフになるから安心」と感じられます。
まずはアップルメニューからシステム設定を開き、左側の「スクリーンセーバー」をクリックしてください。
「開始までの待ち時間」プルダウンで標準の「1分」を選べば、すぐに切り替わる設定になります。さらに短くしたいときは、プログラマーならではのターミナル操作が役立ちます。
Finderのアプリケーション>ユーティリティからターミナルを選んでください。
以下のコマンドを入力すると、待ち時間を30秒に変更できます。
defaults -currentHost write com.apple.screensaver idleTime -int 30
すぐに反映されますが、念のためログアウト/ログインすると確実です。
短すぎるとマウスをちょっと動かしただけで切り替わるので30秒前後がバランス良いですよ。
NightShiftと組み合わせて目にやさしい休憩タイム


画面に集中しすぎていると、気づけば目がカサカサになってしまうことがあります。そんなときはNightShiftでディスプレイの色を暖色寄りにしておくと、まぶしさが和らいで休憩中のリラックスタイムがもっと心地よくなります。
スクリーンセーバーを数分後に自動起動する設定にしておけば、知らないうちに目を休めるきっかけづくりにも最適です。プログラムを書き続ける合間に、暖色フィルターのかかった画面とゆったり動くアニメーションが、ささやかなリセットを届けてくれます。
特に夜間作業のあとに一服するときは、通常の白っぽい光と違って優しい光に包まれている実感がわきます。目への負担を減らしながら、次の作業に向けて集中力を回復できます。
NightShiftの自動スケジュールを設定する
DockまたはAppleメニューから「システム設定」を選択して開きます。
サイドバーで「ディスプレイ」を選び、上部のタブから「NightShift」をクリックします。
「スケジュール」を「カスタムに設定」か「日の入りから日の出まで」に切り替え、好みの時間帯や色温度を調整します。
位置情報サービスをオフにしていると「日の入りから日の出まで」が使えないので、あらかじめ有効化しておくとスムーズです。
スクリーンセーバーの開始時間をNightShiftの開始に合わせる
SpotlightやLaunchpadからターミナルを起動します。まずはNightShift開始時刻を確認しましょう。
以下のコマンドを入力して、システムの保存値(UNIX時間)を取得します。
defaults read com.apple.CoreBrightness CBUser-BlueReductionSunScheduleStart
プログラマーならではの小技で、シェルだけで人が読める形に変えておくと便利です。
date -r $(defaults read com.apple.CoreBrightness CBUser-BlueReductionSunScheduleStart)
出力された時刻の時と分をメモしてください。その数値を使って、自動起動用のplistファイルを作成します。
この内容をテキストエディタで~/Library/LaunchAgents/com.user.screensaver.plistとして保存します。
最後に以下のコマンドでシステムに登録すれば完了です。
launchctl load ~/Library/LaunchAgents/com.user.screensaver.plist
ターミナル一発起動でデモを盛り上げる


プレゼンやデモの場面でターミナルに一発起動コマンドを打つだけでスクリーンセーバーがすぐ立ち上がると、意外性があって画面に引き込まれる演出ができます。
マウスや設定画面を探す手間が省けるので、画面共有中でもスムーズに切り替えたいときにピッタリです。
ターミナルでopen/System/Library/Frameworks/ScreenSaver.framework/Resources/ScreenSaverEngine.appを実行する
ターミナルを開いて、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
open /System/Library/Frameworks/ScreenSaver.framework/Resources/ScreenSaverEngine.app
これで即座にスクリーンセーバーがフルスクリーン表示されます。
エイリアスを作ってキーボードで即起動できるようにする
ランチパッドやSpotlightでAutomatorを起動します。
新規書類を作成し「クイックアクション」を選んで作成をクリックします。
「ワークフローは受け取る:なし」「実行対象:すべてのアプリケーション」に設定し、アクション検索で「シェルスクリプトを実行」を右側にドラッグします。
スクリプト欄にopen -a /System/Library/CoreServices/ScreenSaverEngine.app
と入力し、分かりやすい名前(例:StartScreenSaver)で保存します。
システム設定を開き「キーボード」>「キーボードショートカット」を選択します。
左の「サービス」をクリックし、リストから先ほど作成したStartScreenSaverを探してチェックを入れます。
項目をクリックして好みのキー(例:⌃⌥⌘S)を押すと割り当て完了です。これでキー操作で即起動できます。
よくある質問


- スクリーンセーバーまでの待ち時間を変えたいときは?
-
システム環境設定>デスクトップとスクリーンセーバー>スクリーンセーバータブでスライダーを動かすだけで簡単に調整できます。プログラミング中に誤操作しないよう、短めに設定しておくと安心です。
- 指定した時間に自動で起動するショートカットを作れる?
-
ショートカットアプリで「時間で起動」アクションを使い、「スクリーンセーバー開始」を組み合わせると実現できます。プログラマーなら、AppleScriptやAutomatorを併用してさらに細かいタイミング調整が可能です。
- お気に入りの動画をスクリーンセーバーに使うコツは?
-
まず動画をGIFかMP4に変換し、スクリーンセーバーのフォルダ(~/Library/Screen Savers)に入れます。必要なら無料ツールのffmpegで解像度やフレームレートを調整すると、滑らかな再生が楽しめます。
- 作業中に誤ってスクリーンセーバーが起動しないようにする方法は?
-
一時的にタイマーをリセットしたいときは、Controlキーを長押しするとスクリーンセーバーを中断できます。また、ターミナルでcaffeinateコマンドを実行すると強制的にスリープやスクリーンセーバーを防げます。
- スクリーンセーバー中に音楽を再生したいけどできる?
-
システム設定で「スリープ時にオーディオを停止」のチェックを外すと、音楽アプリはバックグラウンドで再生を続けます。プログラマー視点では、スリープとスクリーンセーバーの動作を別々に制御できるので便利です。
スクリーンセーバーが動かないときは?
スクリーンセーバーが動かないときは、「設定がそもそも有効になっていない」「ほかの機能と競合している」ことが多いです。ここでは、自分が何度も試して解決した方法をお伝えしますので、順番に確認してみてください。
- システム設定の「デスクトップとスクリーンセーバー」を開く:画面左上のアップルメニューから起動できます。
- 「スクリーンセーバー」タブで、開始までの時間が「なし」になっていないか確認:短めの時間(例:5分)に設定しておきます。
- 「ホットコーナー」をチェック:マウスカーソルを画面端に移動して起動する設定がオフになっていると、思った動作になりません。
- 省エネルギー設定を見直す:バッテリー駆動中はスリープ優先で画面セーバーが動かなくなることがあります。
- 画面ロックやアプリの全画面表示が原因で動かない場合があるので、Finderに戻して試してみる。
注意点:特定のアプリ(動画再生ソフトやオンライン会議ツールなど)が動作中は、スクリーンセーバーが一時停止している場合があります。
映像がカクつくのはなぜ?
スクリーンセーバーの映像がスムーズに動かずカクつくのは、Macがほかの処理に手いっぱいになっているからです。
原因 | 詳細 |
---|---|
CPU負荷 | 動画再生だけでなくバックグラウンドで他の処理も動いているとリソース競合が起こります。 |
GPU負荷 | グラフィック描画が重いスクリーンセーバーだと描画処理が追いつかなくなります。 |
解像度設定 | 高解像度映像をそのまま再生すると描画コストが高くなりカクつきやすいです。 |
- ほかのアプリを終了:負荷を減らして映像が安定します。
- 解像度を落とす:動画の書き出しをHD以下にするとスムーズに動きます。
- 軽めのスクリーンセーバーを選ぶ:シンプルなアニメーションほど負荷が小さく心地よいです。
- アクティビティモニタで負荷状況をチェックして、本当に重たいプロセスを特定しましょう。
- カスタム動画はH.264形式で書き出すとMac標準のデコーダーで軽快に再生できます。
- 外部ディスプレイ使用時は内蔵GPUと外部GPUの切り替えがスムーズか確認すると吉です。
表示中にパスワード入力を求める設定は?
スクリーンセーバーが終わったときにパスワードを求めると、ちょっと席を外しても画面ロックでしっかり守れます。
システム設定の「セキュリティとプライバシー」→「一般」タブから「スリープとスクリーンセーバーの解除にパスワードを要求」をオンにするだけで、すぐに有効になります。Touch ID搭載モデルなら指紋認証でサクッと戻れるのも嬉しいポイントです。
パスワードを要求するタイミングは「すぐに」「5秒後」「1時間後」などから選べるので、業務中のちょっとした離席はスムーズに、長時間席を外すときは強力にガードできます。
バッテリー使用時もスクリーンセーバーを使っていい?
バッテリー駆動中でもスクリーンセーバーは普通に動かせます。システム設定の「スクリーンセーバー」で指定した待ち時間を経過すると、電源の種類にかかわらず画面を切り替えます。
ただしスクリーンセーバー中もディスプレイは点灯したままなので、画面をスリープさせるより電力を消費します。バッテリーを長持ちさせたいときは、スクリーンセーバーの待ち時間を短くするか、画面スリープを先にくるよう調整しておくのがおすすめです。
重いアニメーションや高解像度の写真を次々に読み込むスクリーンセーバーは処理負荷が高くなりがちです。シンプルな動きのものを選ぶと電力消費を抑えられます。
まとめ


システム環境設定の「デスクトップとスクリーンセーバー」から好みのスクリーンセーバーを選び、待ち時間を設定すれば普段使いのタイミングで自動的に画面保護が始まります。さらにホットコーナーに登録すると、マウスを端に移動するだけでいまスクリーンセーバーを起動できるので、ちょっとした席を外すときや目の疲れをリフレッシュしたいときに大活躍です。ターミナルをちょっと使える方なら、open -a ScreenSaverEngine
でワンクリック以上の手軽さを味わえます。
実際に試してみると、自分好みの起動タイミングやスクリーンセーバーがわかってくるはずです。適度に画面を休ませることで作業効率も上がりますから、ぜひこの記事で紹介したやり方を試して、楽しく快適なMacライフを満喫してください。