Macでプレゼンの練習をするときやオンライン会議の議事録を残したいとき、手元のマイクで音声をうまく録音できずに困っていませんか?
内蔵アプリのQuickTimePlayerやボイスメモに加え、外部マイクの設定ポイントを押さえるだけで、ノイズの少ないクリアなファイルをすぐに作成できます。さらに録音後のトリムやAirDrop共有までまとまっているので、時間をかけずに音を活用できるのが利点です。
作業用のヘッドフォンを手元に置きながら画面を見ていただければ、手順と同じ流れで録音テストを完了できます。声の残しかたに自信がつくとオンライン授業やポッドキャストにも挑戦しやすくなります。まずは最初のステップから試してみてください。
Macの音声録音をぜんぶ見せます

録音方法は大きく分けて5つあります。それぞれ違った場面で便利なので、まずはざっと眺めてみましょう。
- QuickTime Player:Mac標準なのでインストール不要。画面収録と同時に音声だけ録るのも簡単です。
- Voice Memos:立ち上げが速くて会議やアイデア出しの音声メモにぴったりです。
- GarageBand:曲作りだけでなく複数トラック録音やエフェクトも扱え、クリエイティブ用途に強いです。
- Audacity:無料なのに多機能。ノイズ除去やラウドネス調整など本格的な編集もできます。
- ターミナル+sox:コマンド操作で自動化したい場合に重宝。スクリプト化すれば大量録音も楽になります。
エンジニア目線USBマイクを使うときは「Audio MIDI設定」でサンプリングレートを44.1kHzにそろえておくと、あとで編集したときに音ズレを防ぎやすくなります。
QuickTimePlayerで手軽に録音する

QuickTimePlayerはMacに初めから入っているアプリなので、面倒な準備なしでパッと声を残せます。
使い方はシンプルで、アプリを開いて「新規オーディオ収録」を選ぶだけ。マイクを選んで録音ボタンを押すとすぐ録音が始まるので、ちょっとしたメモやアイデアを形にしたいときにぴったりです。
録音ファイルはAIFF形式で保存されるので、あとから他のアプリでカットや書き出しがしやすいのも嬉しいポイントです。マイク感度はメニューバーのオプションから調整できるので、環境に合わせてノイズを減らす工夫も可能です。
①DockからQuickTimePlayerを開く
画面下部に並んでいるDockからQuickTimePlayerのアイコン(フィルムのイラスト)をクリックしてアプリを開きます。
②メニューバーのファイルを押して新規オーディオ収録を選ぶ
画面上部のメニューバーでファイルをクリックし、リストから新規オーディオ収録を選びます。QuickTime Playerが最前面にないと選択できないので、アプリがアクティブになっていることを確認してください。
③赤い録音ボタンを押して話し始める
ぽちっと赤い録音ボタンを押すと声のキャッチが始まります。最初の数秒はマイクの近くに配置したコードやケーブルの当たり音に注意しましょう。入力レベルが低いと声が遠く感じるので、画面のメーターゲージを見ながらマイクに近づいて話すとクリアに録れます。ノイズ対策にはヘッドセットタイプのマイクがあると安心です。一定時間無音が続くとシステムが停止するので、休むときは一度停止してから再開してください。
④もう一度赤いボタンを押して録音を止める
もう一度アプリ画面の赤い〇をタップすると録音がピタッと止まります。
録音データは自動で保存されるので、ファイル名を確認しておくとあとで探しやすくなります。
⑤メニューバーのファイルを押して保存を選ぶ
画面上部のメニューバーからファイルをクリックしてください。その中にある保存を選ぶと、保存先やファイル名を入力できるダイアログが開きます。
ダイアログの「名前」にわかりやすい名称を入力し、「場所」で保存先フォルダを選びます。終わったら保存ボタンを押すと完了です。
プログラマー目線のアドバイスとして、日付や時刻を入れたファイル名にすると整理しやすくなります。キーボードではCommand+Sで同じ操作ができます。
⑥好きな名前と場所を決めて保存を押す
録音が終わると自動で保存ダイアログが開きます。ファイル名欄に分かりやすい名前を入力して、左側から保存先フォルダを選びましょう。たとえば「プロジェクト名_日付」とすると管理が楽になります。
エンジニアならではのコツとして、ドキュメント用フォルダとは別に「音声素材」フォルダを用意しておくと、後から探しやすいですよ。
名前と場所を設定できたら保存ボタンをクリックして完了です。
ボイスメモを使ってサクッと録音する

ボイスメモはmacに標準で入っているから、追加インストール不要でさっと録音を始められます。アプリを開いて赤いボタンをクリックするだけなので、初めてでも迷わず使えます。
- 起動してすぐ録音スタートできるシンプル操作
- 録音後に波形を見ながら不要部分をドラッグでカット
- iCloud同期でiPhoneやiPadとも共有OK
- ファイル名の変更や共有もメニューから気軽に
①Launchpadでボイスメモを開く
Dockにあるロケット型アイコンをクリックします。もしDockに見当たらない場合は、キーボードのF4キーを押すか、画面下端を上にスワイプしてLaunchpadを呼び出してください。
表示されたアプリ一覧から「ボイスメモ」アイコンを探してクリックします。アプリが多くて見つけにくいときは、Launchpad上部の検索バーに「ボイスメモ」と入力するとスムーズに絞り込めます。
②左下の赤いボタンをクリックして録音を始める
QuickTime Playerの左下にある赤い丸ボタンをクリックしてください。これだけで録音がスタートし、画面に音声の波形がにぎやかに動き始めます。
波形が動かないときは、アップルメニュー→システム環境設定→サウンド→入力タブでマイクが選ばれているかチェックしてみましょう。
③完了を押して録音を終える
画面右下の完了ボタンをクリックしてください。
これで録音データが一時保存され、再生やトリミングができる画面に切り替わり、うまくいきましたね!
完了直後のファイル名は「無題の録音」のままです。後から管理しやすいように、すぐに名前を変更しておくと安心です。
④タイトルを付けて左サイドバーに保存されるのを確認する
録音が終わると自動で左サイドバーに日付入りのファイル名で保存されます。ファイル名をクリックするとテキストボックスに切り替わるのでお好みの名前を入力し、Enterキーを押してください。
名前を設定するとサイドバー内で即時に反映されるので、ちゃんと保存できたか一目でわかります。
外部マイクをつないで高音質で録音する

Macの内蔵マイクでは拾いきれない低域から高域までクリアに録れるのが外部マイクのいいところです。USB接続のコンデンサーマイクならケーブルを挿すだけで応答性の高い音声がキャプチャでき、歌やポッドキャストなど細かなニュアンスも逃しません。
また、オーディオインターフェイス経由でXLRマイクを使うと、プロ機材さながらの安定したゲインコントロールが可能になり、背景ノイズを抑えつつしっかりした存在感の声を録音できます。マイク感度の設定や入力レベルがわかりやすく可視化されるので、初めてでも迷わず高音質を実現できるのが魅力です。
①USBやオーディオインターフェースでマイクを接続する
USBマイクなら端子をMacのUSBポートに直接差し込んでください。XLRマイクを使う場合はオーディオインターフェースの入力にケーブルを差し、インターフェース側をUSBケーブルでMacにつなぎます。
コンデンサーマイクを使うならインターフェースのファンタム電源をオンにしておくとクリアな音質になります。
接続後は「システム設定>サウンド>入力」からデバイスを選択し、入力レベルを調整してください。音量が小さいと感じたらケーブルの抜けや電源をもう一度確認しましょう。
②システム設定のサウンドで入力デバイスを外部マイクに切り替える
画面左上のAppleメニューからシステム設定をクリックして開きます。
サイドバーのサウンドを選んで、上部の「入力」タブをクリックします。
表示された入力デバイス一覧から使用したい外部マイクをクリックして選択します。
入力レベルのスライダーを動かして最適な音量に調整します。
③入力音量をスライダーで調節する
システム環境設定(または設定)>サウンド>入力タブを開いてください。
マイク入力の音量スライダーを左右に動かしながら、レベルメーターが緑の範囲で安定する位置を探しましょう。
プログラミングで声を録るときは赤くクリップしないぎりぎりまで上げると、あとで編集しやすくなります。
入力レベルが赤く振れすぎると音割れの原因になるので、緑と黄の間くらいを目安に調整してください。
④QuickTimePlayerまたはボイスメモで録音を行う
アプリケーションフォルダからQuickTimePlayerを起動します。メニューバーの「ファイル」→「新規オーディオ収録」をクリックすると、録音画面が開きます。
赤い録音ボタンを押すとスタートします。ボタン横のマイクアイコンをクリックして、内蔵マイクか外部マイクを選んでください。モニタリングが必要なときはヘッドセットをつなぐと安心です。
録り終えたら停止ボタンをクリックします。ファイル名は「日付_内容.mp4」などで整理すると後で見つけやすくなります。
LaunchpadやSpotlightからボイスメモを開きます。画面下の赤いマイクアイコンをクリックすると、すぐに録音が始まります。
片手で操作しやすいので、ちょっとしたアイデア出しや現場メモにぴったりです。終わったらもう一度アイコンを押して停止しましょう。
録音一覧から録音を選び、右上の「…」をクリックすると名前変更ができます。後で探しやすいように日付+トピックでリネームしておくと便利です。
録音した音声をもっと活かすコツ

録音した声は、そのまま眠らせるのはもったいないです。例えば会議のポイントを文字に起こして議事録に活用したり、ポッドキャストのオープニングにして番組の個性を際立たせたりできます。
コツ | 活かし方 |
---|---|
文字起こし | 会議やインタビューの内容をテキスト化して共有しやすくする |
ポッドキャスト素材 | オープニングやエンディングに取り入れて番組の印象を高める |
語学学習 | ネイティブの発音を繰り返し聞いて発音練習に使う |
YouTube動画 | ナレーションとして乗せて動画の質をアップする |
サウンドロゴ作成 | オリジナルの短い音声ロゴを作ってブランディングに活用する |
AirDropでiPhoneに送って即シェア

音声を録音し終わったらAirDropでiPhoneへサクっと送るのがおすすめです。ケーブルもアプリもいらないから、メニューバーからファイルを選んで送信するだけ。Wi-FiとBluetoothがあればオフラインでも動くので、とにかく速さが魅力です。
iPhoneに届いたら標準の「ファイル」や「ボイスメモ」で開いて、そのままSNSやチャットへシェアできます。ちょっとしたナレーション素材をクライアントに送るときや、友達とすぐ共有したいときにぴったりです。長時間録音するときは予め容量を抑えるとスムーズに転送できますよ。
Finderで録音ファイルを右クリックして共有を選ぶ
DockやデスクトップからFinderを開いて、先ほど保存した録音ファイルを見つけます。
ファイル名を確認したら、トラックパッドを二本指でタップするかControlキーを押しながらクリックしてコンテキストメニューを表示してください。
メニューにある共有を選ぶと、AirDropやメール、メッセージなどの送信先が一覧で現れます。
AirDropをクリックして送り先のiPhoneを選ぶ
FinderのサイドバーからAirDropをクリックします。ウィンドウ中央に近くのデバイスが一覧で表示されます。
送りたい相手のiPhoneアイコンを見つけたらクリックします。アイコンの下に表示される名前を確認して選ぶとファイル送信が始まります。
iPhoneがリストに出ないときは、MacとiPhoneのWi-Fi・Bluetoothが両方オンになっているかチェックしてください。
iPhone側で受信をタップして保存完了
送られてきた録音ファイルをメッセージや通知からタップします。
- 共有シートが開いたら「ファイルに保存」か「Voice Memosに保存」を選ぶ
- 保存先のフォルダやアプリを指定して「保存」をタップ
- ホーム画面からアプリを開き、ちゃんと入っているか確認
保存後はボイスメモ内でタイトルを変えておくと、あとから見返しやすくなります。
余分な無音をカットして聞きやすくする

録音した音声の長い無音部分がそのまま残っていると、聞いている側が「間が長いな」と感じることがあります。
FFmpegという無料ツールを使うと、コマンドひとつで無音を自動的にカットできます。バッチ処理にも向いているので、たくさんのファイルをまとめてサッと整えたいときに便利です。
たとえばffmpeg -i input.wav -af silenceremove=start_periods=1:start_duration=0.5:start_threshold=-50dB output.wav
と入力するだけで、0.5秒以上の沈黙をまとめて除去できます。
QuickTimePlayerでファイルを開きトリムを選ぶ
DockやLaunchpadからQuickTimePlayerをクリックして起動します。プログラマー視点ではSpotlight(⌘+Space)→「QuickTime」と入力する方が素早くておすすめです。
メニューバーの「ファイル」→「開く…」で対象の音声ファイルを選びます。読み込んだら「編集」→「トリム」をクリックしてトリミングモードに入ります。
黄色のバーをドラッグして不要部分を縮める
画面下部の波形表示で両端に出ている黄色いハンドルを見つけます。
縮めたい側の黄色いバーをマウスでクリックし、そのまま内側へドラッグします。
ドラッグ中の波形が切り詰められていくので、不要部分がなくなる位置まで調整してください。
トリムを押して上書き保存する
QuickTime Playerのウィンドウ上部にあるハサミアイコンをクリックしてトリムモードに切り替えます。
黄色いハンドルを左右にドラッグして残したい部分を決めたら、右下のトリムボタンを押します。
操作が反映されたらメニューから「ファイル」>「保存」を選び、上書き確認ダイアログで上書きをクリックして完了です。
iMovieでBGMを重ねてオシャレに

iMovieなら用意されたループ素材や自分の音声トラックにサクッとBGMを重ねられます。素材ごとの音量調整やフェードイン・フェードアウトはスライダーで直感的に操作でき、オートダッキング機能を使えばナレーションに合わせてBGMの音量が自動で下がるので初心者でもバランスよく仕上がります。ちょっとした鍵盤のループやシンセのリフをタイムラインにドラッグ&ドロップするだけで、プログラマー的センスを活かしたオシャレな動画が手軽に完成します。
iMovieで新規メディアプロジェクトを作成
DockまたはLaunchpadからiMovieを起動します。はじめての起動でも慌てずに進められるよう、画面をじっくり確認してください。
画面上部にあるプロジェクトを作成をクリックし、表示されるメニューからムービーを選びます。
続いてポップアップが出るので、プロジェクト名を入力し、保存先を選びます。容量を節約したいときは外付けSSDを指定すると管理がラクになります。
左上の[ライブラリを選択]から既存ライブラリを指定するか、右下の[新規ライブラリを追加]でフォルダを作成しておくと、あとで素材の整理が楽になります。
録音ファイルをタイムラインにドラッグ
Finderで保存場所を開いて、目的の録音ファイルを選択したままLogic Proのタイムライン上へドラッグします。タイムライン上の再生ヘッド位置にドロップすると、自動で新しいオーディオトラックが作られて録音データが配置されます。
オーディオライブラリからBGMを追加して音量を調整
アプリケーションフォルダからGarageBandを起動し「空のプロジェクト」を選びます。音声録音用のトラックを追加しておくとあとでBGMと合わせやすくなります。
画面上部のループアイコンをクリックし、好きなジャンルやテンポで検索してドラッグします。タイムライン上で再生位置に合わせると自然につなげられます。
BGMトラックのヘッダーにあるフェーダーを動かし、録音トラックの声がクリアに聞こえるように調整します。リアルタイムで再生しながら微調整すると失敗が減ります。
GarageBand内のループはライセンスを必ず確認してください。
ファイルを書き出して完成
QuickTime Playerを使った場合は、録音終了後にメニューからファイル→書き出す→「オーディオのみ」を選択してください。保存先とファイル名を決めて「保存」を押せば、MP4ではなく音声ファイル(M4A)として書き出せます。
GarageBandを利用した場合は、共有→曲をディスクに書き出す→フォーマット欄で「MP3」や「WAV」を選び、音質と拡張子を設定して「書き出す」をクリックしてください。
書き出しが完了したらFinderでファイルを開き、再生できるか確認してください。問題なければこれで録音データが完成です。
非圧縮のWAV形式を選ぶと、編集時の音質劣化を最小限に抑えられます。
よくある質問

- Macで録音するのにおすすめのアプリは?
-
手軽に始めたいなら本体標準のボイスメモが便利です。ワンクリックで録音開始でき、録りっぱなしでも質は十分。ただしファイル形式がM4Aなので、細かく編集したいときはQuickTime Playerで「新規オーディオ収録」を使うとWAVで出力できます。さらに高度なノイズ除去やカット編集が必要なら、無料のAudacityを導入するとノイズプロファイル機能が活躍します。
- 録音レベルが小さくて音量が足りないときは?
-
システム環境設定のサウンド>入力でマイクの入力ゲインを上げると改善します。内蔵マイクでは足りない場合、USBやLightning接続の外付けマイクを試すとクリアに録れます。Audacityなら「録音ゲイン」スライダーでも上げられるので、録音前にチェックすると安心です。
- バックグラウンドノイズを減らすコツは?
-
静かな部屋を選ぶのはもちろんですが、マイクを口元から30cmほど離してポップノイズを防ぐのがポイントです。プログラマー視点だと、録音後にAudacityのノイズ除去フィルタを使うと特定の周波数帯だけ抑えられます。最初に環境ノイズを数秒録ってプロファイル取得すると効果的です。
- 録音した音声ファイルはどこに保存される?
-
ボイスメモだと内部ライブラリで管理されるためFinderには見えにくいですが、アプリの共有メニューから「ファイルに書き出す」で好きなフォルダへ保存できます。QuickTimeやAudacityでは録音後に保存ダイアログが出るので、デスクトップやプロジェクトフォルダを指定すると探しやすくなります。
録音できないときはどうすればいい?
録音がうまくいかないと「せっかくの声が…」と心配になりますよね。まずはMac側のマイク許可を確かめましょう。システム環境設定>プライバシーとセキュリティ>マイクで、録音アプリにチェックが入っているか見てください。
次にシステム環境設定>サウンド>入力で使いたいマイクを選び、入力ボリュームが適切か確認しましょう。外部マイクの場合はケーブルやドライバのトラブルもないか見ておくと安心です。
それでも解決しないときはAudio MIDI設定を開いてサンプリングレートやビット深度をチェックしてみてください。とくに 44100Hz/16bit が標準なので、この数値以外だとアプリが対応していない場合があります。
マイクの音量が小さいときは?
録音してみたら声が小さくて聞こえにくいことありますよね。まずはMacのシステム設定→サウンド→入力で〈入力音量〉スライダーを最大にしてみましょう。ここで足りないときは、アプリケーション→ユーティリティ内のAudio MIDI Setupを立ち上げ、録音するマイクを選んで入力フォーマットやサンプルレートを調整してみてください。さらにきれいに増幅したい場合は、USBオーディオインターフェイスを間にかませると、入力ゲインをしっかりコントロールできます。
録音時間に制限はある?
Mac標準のVoice MemoやQuickTime Playerに録音時間の制限はありません。
実際に5時間以上ぶっ通しで録音した経験でも、OSは最後までしっかり音をキャッチしてくれました。
- ディスク容量:録音データはどんどん容量を食うので、事前に空き容量をチェックしてください。
- バッテリー:ノートMacなら長時間録音時は電源をつないでおくと安心です。
- ファイル形式:無圧縮のwavだとファイルサイズが肥大化するので、mp4(音声のみ)で軽くまとめるのがおすすめです。
ファイル形式は変えられる?
QuickTime Playerで声を録音すると.mov形式で保存されますが、書き出し機能を使えばオーディオだけを抽出して.m4aに変更できます。
もしmp3やwav形式がほしいときはGarageBandを利用すると便利です。プロジェクトを開いて「共有」→「曲をディスクへ書き出す」を選ぶと、ビットレートやサンプルレートを好みに合わせて設定でき、必要な形式でファイルを作れます。
プログラマーなら内蔵コマンドのafconvertにも注目です。Terminalで簡単に変換できて、ビットレートやチャンネル数も細かく指定可能なので、こだわり派にはうれしい裏技です。
バックグラウンドで録音できる?
MacではQuickTimeやボイスメモを使えば、アプリを裏に回しても録音がそのまま続きます。たとえば会議を録っている間にメールチェックやブラウザ閲覧をしても、録音が途切れないので安心です。
ただし、ディスプレイがスリープすると録音も止まってしまうので、システム設定でスリープまでの時間を長めに設定しておくのがコツです。より高機能を求めるなら、Audacityなどのサードパーティ製アプリを使うとマルチトラック録音や音質調整も裏で続けられます。
まとめ

ここまでMacで音声を録る基本からちょっとした応用までをおさらいしました。QuickTimePlayerを起動して新規オーディオ収録を始める手順や、入力デバイスの切り替え、録音レベルの調整、外部マイクの活用方法、さらにGarageBandでの編集ポイントまでしっかり押さえたので安心です。
この記事で紹介した流れをマスターすると、ポッドキャストやオンライン会議、ナレーション録音などさまざまなシーンでスムーズに声を残せます。さっそく試して、あなたの声をクリアに届けてみてください。