Macでタイムマシン復元!愛用Macを昨日のまま取り戻す簡単ガイド

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Macでタイムマシン復元!愛用Macを昨日のまま取り戻す簡単ガイド

Macが不調になり、大切な書類をタイムマシンで復元したいのに手順がわからず手が止まってしまっていませんか?

ここでは初めての方でも迷わず操作できるように、画面の流れを追いながら落ち着いて進められる手順と、復旧後にやりがちな設定抜けを防ぐ経験則をお伝えします。読み進めるほど操作の意図が見え、作業時間を短縮しつつ安全に元環境へ戻せるメリットが得られます。

ゆっくり文章に合わせてMacを触るだけで、昨日のデスクトップやアプリ配置がそのまま戻ります。焦りを手放し、次の章へ進んでバックアップを味方にする安心感を手に入れてみませんか。

目次

タイムマシンでMacを復元する流れをまるっと紹介

タイムマシンでMacを復元する流れをまるっと紹介

Time Machineを使うと、昨日までの状態を丸ごと戻せるから安心だよね。大きなトラブルや誤操作で「昨日のデータに戻したい!」というときも、この流れを押さえればスムーズに復元できるよ。

  1. バックアップドライブを接続:Time Machine用の外付けディスクをMacに接続して認識を確認する
  2. macOSリカバリーモードで起動:電源を入れたらすぐにCommand+Rキーを押し続ける
  3. Time Machineバックアップから復元:リカバリーメニューから「Time Machineバックアップから復元」を選ぶ
  4. 最新のバックアップを選択:ディスクと日時を選んで「続ける」をクリック
  5. 復元先ディスクを指定:起動ディスク(通常はMacintosh HD)を選んで復元を始める
  6. 復元プロセスを完了:進行バーが終わるまで待ち、再起動でデータが戻っていることを確認する

バックアップ先ディスクは事前にディスクユーティリティで検証しておくと、途中エラーを防げるよ。

SSD搭載モデルでは復元速度が速いから、待ち時間が気になるときはSSDバックアップを用意すると便利だよ。

移行アシスタントから復元する方法

移行アシスタントから復元する方法

移行アシスタントを使うと、Time Machineバックアップからアカウントやアプリ、書類、システム設定まですべてまとめて引っ越せます。新しいMacやクリーンインストール後でも、細かいファイル選びに悩まずに、昨日まで使っていた環境を丸ごと取り戻せるのが頼もしいポイントです。

バックアップドライブをMacに直接つないだり、同じネットワーク内の別のMacから復元したりと接続方法も選べます。大容量ならThunderboltケーブルでの有線接続が速くておすすめですし、ケーブルがないときはWi-Fiでも数ステップで設定完了します。

①古いMacのバックアップを最新状態にする

手順
Time Machineドライブを接続する

まず古いMacに外付けHDDやSSDなど、Time Machine用のドライブをUSBまたはThunderboltで接続してください。

手順
バックアップを今すぐ実行する

メニューバーのTime Machineアイコンをクリックし、「今すぐバックアップを作成」を選択してください。

この操作で最新の状態までデータが更新されます。

手順
最新バックアップの完了を確認する

ステータスが「最新のバックアップを保持中」になるまで待ってください。進行状況はアイコンから一覧表示できます。

②新旧どちらのMacでも移行アシスタントを起動する

手順
新しいMacで移行アシスタントを開く

DockまたはFinderの「アプリケーション>ユーティリティ」から移行アシスタントを探してクリックします。

起動後に表示される画面で「別のMacから」を選び、画面右下の「続ける」を押してください。

手順
古いMacでも同じ操作を行う

同じく「アプリケーション>ユーティリティ」から移行アシスタントを開き、「別のMacへ」を選択して「続ける」を押します。

管理者パスワードの入力を求められたら、あらかじめ確認しておいたパスワードを入力してください。

両方のMacが同じネットワークに接続されているか、Thunderboltケーブルなどで直接つながっていることを確認してください。

ThunderboltやEthernetを使った直接接続だと転送が安定して速くなるのでおすすめです。

③バックアップディスクを選んで続けるをクリックする

手順③
バックアップディスクを選んで続けるをクリックする

接続済みのTimeMachineバックアップドライブが一覧に並ぶので、復元したいディスクを探してください。

Finderで名前や容量を確認すると、どのドライブか迷わず選べます。

選択すると画面右下の続けるボタンが青くなるので、そこをクリックしましょう。

複数のバックアップがあるときは、最新の日付のものを選ぶと確実に最新状態を取り戻せます。

暗号化されたバックアップを使っている場合は、続ける前にパスワードを用意しておくとスムーズです。

④転送したいユーザーデータをチェックして進む

移行アシスタントに表示される項目から、転送したいユーザーデータを選んでいきます。ユーザー名の横にあるチェックボックスをクリックすると、そのユーザーのホームフォルダまるごと移すか、必要なフォルダだけ移すかを決められます。

  1. ユーザーアカウント:不要なアカウントのチェックは外す
  2. ドキュメント:重要な書類がすべて含まれているか確認
  3. 写真やビデオ:写真アプリやムービーフォルダを忘れずに
  4. デスクトップ:よく使うファイルの有無をチェック
  5. ミュージック:MusicフォルダやiTunesライブラリを選択
  6. キャッシュや一時ファイル:移行時間を短くしたいなら外しておく

あらかじめ不要なデータのチェックを外すと、移行後のストレージ容量を有効活用できます。

⑤完了後に再起動して内容を確認する

タイムマシンの復元処理が終わったら、画面左上のAppleメニューから再起動を選んでMacを立ち上げ直します。復元後のデータが正しく戻っているか、デスクトップのファイルやアプリの動作をチェックしましょう。

Appleシリコン搭載のMacでは、起動に少し時間がかかる場合があります。焦らずに数分待ってからログインしてください。

もしログイン画面が表示されないときは、電源キーを長押しして強制シャットダウンし、再度電源を入れてみてください。

復元モードから丸ごと戻す方法

復元モードから丸ごと戻す方法

TimeMachineのバックアップイメージを丸ごと取り戻したいときは、Macを復元モードで起動して一気に復元する方法が頼もしいです。システムやアプリケーション、書類フォルダまで、バックアップしたそのままの状態を復元できるので、トラブルでシステムが起動しなくなったときや、設定を全部リセットして元に戻したいときにぴったりです。起動中に⌘+Rキーを押して復元モードを呼び出し、TimeMachineバックアップを選べば、迷わず元の環境に帰れます。

①Time MachineディスクをつないでMacを再起動する

TimeMachine用のディスクをMacに接続します。ケーブルがしっかり刺さっているか確認し、ディスクがFinderに現れるのを待ちましょう。

手順
TimeMachineディスクを接続

ディスクの電源が入っていることを確認したうえで、USB-CやThunderboltケーブルでMacとつないでください。

手順
Optionキーを押しながら再起動

Appleメニューから再起動を選び、すぐにOptionキーを押しっぱなしにします。起動ディスクの選択画面が出るまで押し続けてください。

起動中にケーブルを抜かないよう気をつけましょう。

Wi-Fi経由のTimeMachineを使う場合は、選択画面でネットワークディスクを選んでください。

②電源投入直後にCommand+Rを長押しする

Macの電源を入れたらすぐにキーボードのCommandキーとRキーを同時に押し続けてください。Appleロゴが表示されるまで離さないようにするのがポイントです。この操作でmacOSユーティリティが立ち上がり、タイムマシンからの復元メニューが選べるようになります。

Bluetoothキーボードだと起動直後に接続待ちになる場合があるため、内蔵キーボードや有線USBキーボードを使うと確実です。

AppleシリコンMacでは、電源ボタンを長押ししてオプション画面を表示したあと「オプション」→「macOSユーティリティ」→「Time Machineバックアップから復元」の順で進んでください。

③ユーティリティ画面でバックアップから復元を選ぶ

手順
ユーティリティ画面でバックアップから復元を選ぶ

macOSユーティリティ画面が開いたら、一番上に並んだTimeMachineバックアップから復元を選んでください。

外付けドライブがリストにないときは画面を閉じてからケーブルを抜き差しすると再表示されることが多いです。

④日付を選んで復元を開始する

手順
日付を選んで復元を開始する

画面右側に表示されたタイムラインから左右の矢印をクリックし、希望の復元日時まで移動します。プレビューエリアでその時点のファイルやフォルダが正しく表示されているか確認してください。

タイムライン上で適切な日時を選んだら、Finderウィンドウがその時点の状態に切り替わります。問題なければウィンドウ下部の復元ボタンを押して処理を始めましょう。

復元処理中はMacをスリープさせず、電源に接続したまま待機してください。処理時間はバックアップサイズによって変わるので、ゆったり気長に待つのがおすすめです。

外付けバックアップディスクを使うときは、接続が途切れないようにケーブルやポートの状態を確認しておくと安心です。

古いバックアップから復元するとファイルが見当たらないことがあるので、直前のバックアップ日時を事前にチェックしておくとトラブルを減らせます。

⑤終わったら自動で再起動しMacが元通りになる

復元が完了すると自動でMacが再起動します。画面に進捗バーが消えたらログイン画面が現れるので、普段どおりユーザーを選んでパスワードを入力してください。再起動後は指定した日時のデータやシステム設定がまるごと戻っているのを確かめられます。

起動後、Dockのアプリやデスクトップのファイルが昨日と同じ状態に揃っているかチェックしましょう。念のため、システム環境設定やメール、ブラウザのブックマークも動作に問題がないか一通り確認すると安心です。

再起動中にバックアップディスクを外すと復元に失敗するので、完了するまではケーブルを抜かないでください。

もし再起動までに30分以上かかる場合は、PRAMクリアを試すかAppleサポートへ相談すると作業がスムーズになります。

別のMacへクローンのように復元する方法

別のMacへクローンのように復元する方法

別のMacへクローンのように復元すると、いま使っているMacのデータやアプリ、設定をまるごと新しいMacへ引っ越しできます。Time MachineバックアップをMigration Assistant(移行アシスタント)で読み込むだけなので、手間をかけずにまるでクローンしたかのような環境が手に入ります。

この方法は、新しいMacを買ったときや故障したMacからデータを丸ごと移したいときにぴったりです。ユーザーアカウントやネットワーク設定、インストール済みのアプリまでそのまま移せるので、パソコン初心者でも安心して使い始められます。

①新しいMacの初期設定画面で今すぐ復元を選ぶ

手順
新しいMacの初期設定画面で「今すぐ復元」を選ぶ

新しいMacを起動すると初期設定画面が表示されます。事前に外付けのTime Machineディスクを接続したまま言語やWi-Fiなど基本設定を進めると「バックアップから復元」の項目が現れます。その中から「今すぐ復元」を選んでください。

これをクリックするだけでシステム全体とアプリ、個人データがまとめて移行されます。開発環境や設定ファイルもそのまま戻るので、手間を大幅に省けるのがうれしいポイントです。

②Time Machineドライブを接続して読み込ませる

手順
Time Machineドライブを接続する

USBまたはThunderboltケーブルでバックアップドライブをMacの対応ポートに差し込んでください。

手順
Finderでマウント状況を確認する

数秒待つとFinderのサイドバーかデスクトップにドライブ名が表示されます。反応が鈍い場合はケーブルの抜き差しはせずに少し待ちましょう。

手順
暗号化ドライブは解除する

バックアップが暗号化されている場合は、ドライブ名をクリックしてパスワードを入力しロックを解除してください。

手順
バックアップ一覧をターミナルで確認

ターミナルを開き、以下を入力すると接続状態とバックアップ履歴が見られます。

tmutil listbackups

接続中はケーブルを不用意に引っ張らないようにしてください。

Finderにドライブが表示されない場合は、ディスクユーティリティで手動マウントすると解決することがあります。

③復元元のMacを選び続けるを押す

手順
復元元のMacを選び続けるを押す

候補に並ぶMac一覧から復元したいMacを見つけてクリックします。接続状況や名前をよく確認したうえで「復元元のMacを選び続ける」を押してください。

④必要なファイルだけ選択して転送を始める

手順
バックアップディスクをFinderで開く

Finderを開きサイドバーからTime Machine用の外付けディスクを選びます。

手順
復元したい日付フォルダを開く

Backups.backupdb→Macの名前→目的の日付フォルダと最新のスナップショット(.inProgressでないもの)を開いてください。

手順
必要なファイルだけ選んで復元

目的のファイルやフォルダをチェックし、右クリック→復元先を指定して「復元」を選ぶかドラッグ&ドロップで好みの場所へコピーします。

一度に大量のファイルを選ぶとFinderが重くなるので、フォルダ単位で分割して復元するとスムーズです。

プログラマー目線だと、フォルダ構成を同じまま残したいならドラッグ前にフォルダ名を確認すると誤コピーを防げます。

⑤完了後にAppleIDでサインインして同期を整える

手順
Apple IDでサインインする

画面左上のAppleメニューから「システム設定」を開いてください。「Apple ID」を選ぶとサインイン画面が表示されます。復元直後は自動的にサインアウトされているので、登録済みのメールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。

手順
同期したい項目を整える
  1. サイドバーにある「iCloud」をクリックして、連絡先・カレンダー・写真など必要な項目にチェックを入れましょう。
  2. Safariのブックマークやキーチェーンも同期したい場合は「オプション」を開き、対象をオンにしてください。

サインイン後は通信状況が安定するまで少し待ちましょう。同期が完了するまでSpotlight検索でファイルを探せないことがあります。

二要素認証を設定している場合は、iPhoneなどで表示された確認コードをMac側で入力してください。

タイムマシン復元を使ったら広がる便利ワザ

タイムマシン復元を使ったら広がる便利ワザ

Time Machine復元を活用すると、基本のシステムまるごと戻す以外にもいろいろな活用法があります。

応用ワザ役立つシーン
特定ファイルだけ復元誤って消した書類や写真だけ戻したいときに便利
メールデータの時点復旧過去の受信トレイや送信済みメールだけをピンポイントで復元
クリーンインストール後の環境戻しmacOS再インストール後にアプリや設定を一気に復活
別ドライブへの異なる場所復元外付けHDDなどに過去のデータをまるごと退避したいとき
新しいMacへの移行古いMacの環境を新Macにそっくり引き継ぎたいとき
Boot Camp環境のバックアップWindows領域を含むまるごとスナップショットで保護

クリーンインストール後に必要な物だけ戻して軽くする

クリーンインストール後に必要な物だけ戻して軽くする

クリーンインストールを終えたあと古い設定や使っていないアプリをそのまま戻してしまうとMacが重くなりやすいです。ここでは本当に必要なものだけタイムマシンから復元することで動作を軽く保つ方法を紹介します。

  1. アプリケーション:普段よく使うものだけ選ぶ
  2. 書類や写真:最新の重要ファイルだけ移行
  3. システム設定:ネットワークやキーボードなど最低限必要な設定

こうすることで不要な拡張機能や一時ファイルが残らずスッキリ動作します。プログラマー視点では古いキャッシュやゴミになったプラグインを持ち込まないのがポイントです。

システムを新規インストールする

システムをクリーンに入れ直すことで不要なデータを一掃し、すっきりした状態から復元できます。ひとつずつゆっくり進めていきましょう。

手順
リカバリーモードで起動する

Macの電源を切った状態で電源ボタンを押し続け、「オプション」アイコンが表示されたらクリックしてリカバリーモードへ入ります。

手順
ディスクを消去する

ユーティリティメニューから「ディスクユーティリティ」を選び、起動ディスク(通常は「MacintoshHD」)をAPFSフォーマットで完全に消去します。

手順
macOSを再インストール

ディスクユーティリティを終了して「macOSを再インストール」を選びます。あとは画面の指示に従い、クリーンなシステムをインストールします。

手順
初期設定画面まで進める

macOSのインストール完了後、言語選択やWi-Fi設定など初期設定が始まります。ここまで来たら一旦止めて、次にTime Machineのバックアップを使って復元していきます。

ディスクを消去すると復元前のデータは完全に消えるため、必ずバックアップが正常に完了していることを確認してください。

ネットワーク経由でインストーラをダウンロードするためWi-Fiへの接続やEthernetケーブルの準備を忘れずに。

移行アシスタントで書類フォルダだけを選ぶ

手順
移行アシスタントを起動する

Launchpadからユーティリティフォルダ内の移行アシスタントを開いてください。画面の指示に従い、管理者パスワードを入力します。

手順
バックアップを選んで接続

「Time Machineバックアップから」を選び、接続した外付けドライブやネットワークドライブを指定してください。

手順
ドキュメントフォルダだけ選択

ユーザーアカウントが表示されたら横の三角マークをクリックして詳細情報を開き、書類(Documents)フォルダだけにチェックを入れて続けてください。

この方法ではアプリ設定やライブラリデータは移行されないため、必要なら別途手動コピーが必要です。

あとからアプリをAppStoreで入れ直す

復元が終わったあとにアプリを手軽にそろえたいときはAppStoreを活用しましょう。

手順
AppStoreを起動してサインイン

DockやアプリケーションフォルダからAppStoreを起動して、右下のアカウントアイコンをクリックします。同じApple IDでサインインすることを確認してください。

手順
購入済みリストからアプリを探す

サイドバーの「購入済み」を選んで「すべて」をクリックします。リストからインストールしたいアプリを見つけたら、名前の右側にある雲アイコンをクリックしてダウンロードを開始します。

手順
アプリを起動して確認

ダウンロードが終わったらLaunchpadかアプリケーションフォルダを開いて、再インストールしたアプリが動くかどうか確認します。

大きめのアプリはダウンロードサイズが数GBになることがあるので、Wi-Fi環境で作業すると安心です。

購入済みアプリの一覧は事前にメモしておくと、作業中に迷わずにすみます。

古いMacの設定をそのまま新型へお引っ越し

古いMacの設定をそのまま新型へお引っ越し

新しいMacを手にした瞬間から、これまで使い慣れた環境がまるごと移動してくるイメージです。Time MachineのバックアップをMigration Assistantに読み込ませるだけで、アプリやフォルダ構成、Dockの並びにキーボードショートカットまで、そのまま再現できます。

特にプログラマーの現場では、ターミナル設定やHomebrewで入れたパッケージを一から入れ直す手間がなくなるのがうれしいポイントです。Thunderboltケーブルや有線LANでつなぐと数十分で完了するので、初期設定にドキドキする時間を最小限にできます。

新Macの初期設定で移行アシスタントを開く

手順
Macを起動して初期設定を進める

電源ボタンを押してMacを起動します。「ようこそ」画面で言語と地域を選び、「続ける」をクリックしてください。

手順
Wi-Fiに接続する

ネットワーク選択画面で自宅や職場のWi-Fiを選びパスワードを入力します。安定した回線が移行をスムーズにします。

手順
データとプライバシーを確認

「データとプライバシー」画面が表示されたら内容を読み、「続ける」をクリックして次に進みます。

手順
移行アシスタントを起動

「今は別のMac、Time Machineバックアップ、または起動ディスクから情報を転送」にチェックを入れ、「続ける」をクリックします。

新Macは電源アダプタに接続した状態で作業すると中断せずに済みます。

バックアップディスクを選びアカウントを移す

手順
Time Machineバックアップを選ぶ

以降の復元手順で「Time Machineバックアップから」を選んだら、接続済みのバックアップディスクがリストに並びます。

必要に応じてディスク暗号化のパスワードを入力すると、バックアップ内のスナップショットが読み込まれます。

手順
アカウントを選んで復元開始

読み込まれたバックアップの中から移行したいユーザアカウントにチェックを入れます。

「続ける」を押すと、ファイルや設定が新しいMacにまるごとコピーされます。所要時間はデータ容量で変わりますので、余裕を見て実行してください。

バックアップディスクが暗号化されている場合は、正しいパスワードを入力しないと読み込めないので気をつけてください。

ネットワーク経由のバックアップディスクを利用する場合は、同じLAN内に接続しているかどうかを事前に確認しておくとスムーズです。

再起動後に各種キーチェーンを確認する

再起動が完了したら、キーチェーンアクセスを開いて復元状況をチェックします。

画面上部メニューの「移動」→「ユーティリティ」→「キーチェーンアクセス」を選択すると起動します。

左サイドバーで「ログイン」「システム」「iCloud」を順にクリックし、右側にパスワードや証明書がリストアップされているか確認してください。

もし必要なアイテムが表示されていない場合は、Time Machineから個別に復元するか、ターミナルで権限をリセットすると改善しやすいです。

補足:ターミナルで sudo security set-keychain-settings -lut 7200 ~/Library/Keychains/login.keychain-db を実行すると、ログインキーチェーンのアクセス権がリフレッシュされます。

失われたファイルだけピンポイントで取り戻す

失われたファイルだけピンポイントで取り戻す

TimeMachineを使うと、必要なファイルだけをさくっと取り戻せます。Finderで消してしまった書類や写真フォルダの一枚だけ元に戻したいときにぴったりです。

最新のmacOSではAPFSスナップショットを活用していて、ディスク全体を復元しなくても目的のファイルだけを高速に取り出せます。間違えて消したプレゼン資料や設定ファイルを、当時の状態そのままに復活させられます。

必要なファイルだけを選ぶから、余計なデータに上書きされず安心ですし、復元後のチェックも楽ちんです。うっかり削除のトラブルにはぜひ活用してみてください。

Finderでタイムマシンを入るをクリック

手順
FinderでTimeMachineに入るをクリック

画面右上のメニューバーにある時計アイコンをクリックすると、TimeMachineメニューが表示されます。もしアイコンが見当たらない場合はシステム設定>コントロールセンター>TimeMachineの「メニューバーに表示」を有効にしてください。

アイコンのメニューから「TimeMachineに入る」を選ぶと、過去バックアップのインターフェースに切り替わります。Finderウィンドウがタイムラインビューに変わり、直感的にファイルやフォルダをさかのぼれます。

過去の時間軸から必要なファイルを探す

手順
過去の時間軸から必要なファイルを探す

画面右上のTime Machineアイコンをクリックしてバックアップ画面に入ると、画面が過去にさかのぼるように表示が切り替わります。

Finderウィンドウ内を上下にスクロールして、当時のフォルダツリーやファイルを確認します。フォルダを予め開いておくと、昔のフォルダ構造のまま探せるので見つけやすくなります。

名前や拡張子がわかっている場合は、ウィンドウ右上の検索バーに入力すると絞り込めます。ファイル数が多いときは特に活用するとスムーズです。

外付けドライブからの復元時は、ケーブルを抜き差しせずに作業するとバックアップの読み取りが安定します。

復元ボタンでデスクトップに戻す

手順
復元ボタンを選ぶ

Time Machineの画面右下にある復元ボタンをクリックします。macOS Venturaでは青い文字で表示されているので迷いにくいです。

手順
デスクトップに戻るのを待つ

復元が始まると選択した日時の状態にシステムが戻ります。処理が完了すると自動で再起動し、いつものデスクトップ画面が現れます。

復元中は電源を切ったりケーブルを抜いたりしないでください。処理が途中で止まるとデータが壊れる恐れがあります。

よくある質問

よくある質問

バックアップディスクが見つからないときはどうしたらいいですか?

バックアップディスクが見つからないときはどうしたらいいですか?

ケーブルの接続を再確認してから、Finderのサイドバーに表示されるかどうかをチェックしてください。表示されない場合は「ディスクユーティリティ」を開いて、左側にバックアップボリュームがあるか探します。もしマウントされていなければ、ボリュームを選んで「マウント」ボタンを押してください。プログラマー視点では、ターミナルでdiskutil listと入力すると接続済みディスクの一覧が見られるので便利です。

復元中にエラーが出て止まってしまったら?

復元中にエラーが出て止まってしまったら?

まずはリカバリーモードで起動してディスクユーティリティの「First Aid」を実行し、バックアップディスクの整合性をチェックしてください。もし問題が残る場合はターミナルでtmutil verifychecksums /Volumes/バックアップディスク/Backups.backupdbを試してみてください。壊れたスナップショットがあると復元が途中で止まるので、不要なスナップショットの削除も検討してください。

復元後に一部アプリが起動しないのはなぜですか?

復元後に一部アプリが起動しないのはなぜですか?

セキュリティ設定で未承認のアプリとみなされている可能性があります。「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」でアプリを許可してください。また、ターミナルからsudo xattr -rd com.apple.quarantine /Applications/アプリ名.appと入力すると検疫属性を解除できます。App Store版以外のアプリは再インストールすると問題が解消しやすいです。

バックアップが見つからないときはどうすればいい?

もしバックアップが見つからないときは、慌てずに以下のチェック項目を順番に確認すると安心です。実際にトラブル対応した体験から効果的だった方法をまとめました。

  1. TimeMachineディスクのマウント状態を確認:Finderで外付けドライブやネットワークボリュームがきちんと表示されているか確かめます。
  2. ディスクユーティリティでFirstAidを実行:ドライブに不具合がないか「ディスクユーティリティ」→「FirstAid」でチェックし、修復を試みましょう。
  3. ターミナルでバックアップ一覧を確認tmutil listbackupsコマンドを使うと、隠れたバックアップも一覧表示されます。
  4. ネットワークバックアップ先の接続をチェック:Wi-FiやLANが安定しているか、NASの電源やIPアドレスが変わっていないかを見直します。
  5. スポットライトのインデックスを再構築:バックアップディスクがSpotlightの索引から除外されていると見つからない場合があるので、設定を見直して再インデックスを試しましょう。
  6. ログを確認して詳細を探る:コンソール.appでbackupdのログをフィルタすると、エラーの原因がわかることがあります。

これらの手順で見えなかったバックアップが復活することが多いです。それでも見つからないときは、TimeMachineディスクの物理的な故障やデータ損傷も考えられるので、必要に応じて専門業者へ相談してみるのがおすすめです。

復元に何時間かかるの?

復元にかかる時間はバックアップのデータ容量やMacとディスクのつなぎ方で変わります。たとえば500GBくらいのデータをThunderbolt 3ケーブルでつないだ場合、だいたい30分前後で終わることが多いです。

USB 3.0なら同じ500GBでも1時間くらいかかることがあります。Wi-Fiや有線LAN経由で復元するとさらに時間が伸びるので、2TBを超えるバックアップだと3~4時間ぐらいを見ておくと安心です。

バックアップ容量はFinderでディスクを選んで「情報を見る」を使えばすぐわかります。ネットワーク経由だとルーターやケーブル品質でも速度が変わるので、予め速度テストをしてからスケジュールを組むと失敗しにくくなります。

復元中に電源が切れたらどうなる?

macOS SonomaではTime Machine復元中に電源が切れると、復元処理はいったん止まります。切れる前にコピーが完了したファイルはそのまま残りますが、まだ復元されていないデータは戻っていない状態です。次に電源を入れると復旧モードが自動で立ち上がり、前回の続きから復元を再開できます。

ただし途中で止まった状態のまま通常起動を試みると、システムディスクに不整合が起きるリスクがあります。手動で復旧モードから復元を再開しないと、起動に失敗する場合があるので注意しましょう。

復元作業中は必ずMacを電源アダプタに接続してください。

実際に復元中にバッテリー切れを起こした経験から、外部電源をつなぎっぱなしにすることが安心です。

macOSのバージョンが違っても復元できる?

タイムマシンは基本的に古いmacOSから新しいmacOSへの復元に強い味方です。逆に新しいmacOSで作成したバックアップを古いmacOSへ戻そうとすると、システムファイルの整合性でつまづくことがあります。

バージョン違いで押さえたいポイント
  • バックアップ元が古いmacOS→新しいmacOSでも問題なく復元できることが多い
  • バックアップ元が新しいmacOS→古いmacOSでは復元に失敗する可能性がある
  • どうしても古いmacOSへ戻したい場合は、先にOSを同じバージョンに合わせてから復元すると安心

復元後に容量が増えすぎたときの対処は?

復元直後に容量が思ったより減っていない、むしろ増えて戸惑った…なんてことありませんか。実はタイムマシンから戻したデータはローカルスナップショットやキャッシュが重複して残る場合があるんです。

ここでは容量を賢く減らす3つの方法を紹介します。

  1. ローカルスナップショットを削除する:ターミナルでsudo tmutil thinlocalsnapshots / 10000000000 4を実行すると不要なスナップショットを自動で整理してくれます。古いバックアップの山を一気にスリム化できるので気持ちいいですよ。
  2. キャッシュや一時ファイルを掃除する:無料の「OnyX」などを使えばGUIで不要なキャッシュをまとめて削除できます。プログラム実行履歴やログだけ消したいときも細かく選べるのが便利です。
  3. ストレージ管理機能を使いこなす:「アップルメニュー>このMacについて>ストレージ>管理」で提案に従うだけで古い書類をiCloudへ移したり、ゴミ箱を自動で空にしてくれたりします。手軽に空きを確保できます。

これらを組み合わせれば復元後の肥大化したストレージをすっきり整理できます。プログラミングで大量のログやビルドキャッシュが貯まりやすい環境では、特にこまめなローカルスナップショットの整理が安心につながります。

プログラマーならではの小ワザとして、定期的に「tmutil thinlocalsnapshots / 10000000000 1」を自動実行するシェルスクリプトを組み込んでおくと手間いらずです。

AppleシリコンMacでも手順は同じ?

Appleシリコン搭載のMacでも、Time Machineからの復元手順は基本的に変わりません。ただし起動オプションの呼び出し方だけ少し違います。Intelモデルでは電源投入時にOptionキーを押し続けますが、シリコンモデルでは電源ボタンを長押ししてから表示される「オプション」を選びます。その後はmacOS復旧からTime Machineバックアップを選び、画面の案内に沿って進めれば同じ流れでデータを取り戻せます。

実際にM1 Proで試したところ、内蔵ストレージから復旧できない場合もインターネット復旧を使うと同じ手順で問題なくバックアップを呼び出せました。

まとめ

まとめ

Time Machineを使ったMacの復元は、外付けドライブを接続してバックアップを確認し、Macを再起動して復元モードに入ったら、任意の日付のスナップショットを選んで開始するだけで完了します。

普段から定期的にバックアップを取っておくことで、思いがけないトラブルでもすぐに昨日の状態を取り戻せるようになりますので、安心してMacライフを楽しんでくださいね。

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