Macが動かないときの再起動完全ガイド!初めてでも怖くない

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Macが動かないときの再起動完全ガイド!初めてでも怖くない

Macが突然固まり作業が止まるたび、再起動の手順が頭から飛んで焦っていませんか。

実務で蓄えた経験をもとに、迷いがちな再起動の四つの方法と安全に試すコツ、トラブルを減らす予防策まで丁寧にまとめました。手順ごとに画面の場所やキー操作を細かく示すため、焦った場面でも手早く対処でき、作業の中断時間が短縮できます。さらに、原因別におすすめの対処順も示しているので、どこから手を付けるかで迷う時間も減ります。

準備は不要です。まずは自分に合った方法を一つ試し、動き出したMacでやりたい作業を再開してください。問題が解決したら、後回しにしがちなバックアップ設定も済ませ、次に備えると安心です。

目次

Macを安全に再起動する4つのやり方を一緒に試そう

Macを安全に再起動する4つのやり方を一緒に試そう

電源がカクンと落ちたり固まったときでも慌てずにすっきり再起動できるように、安心のやり方を4つピックアップしました。普段使いの〈アップルメニュー〉やサクッとショートカットに加えて、プログラマーならではのターミナル&macOS復旧モードまで揃えています。

  1. アップルメニューからの再起動:一番手軽な基本中の基本です。
  2. キーボードショートカット:ショートカットキーでパパッと再起動できます。
  3. ターミナルを使う方法:コマンド一発で安全にリセットできます。
  4. macOS復旧モードから再起動:システムのトラブルを根本から立て直すときに役立ちます。

エンジニア目線のヒント:ターミナルで再起動するときは保存忘れがないかだけ確認すれば、作業中の不安も解消できます。

アップルメニューからふつうに再起動

アップルメニューからふつうに再起動

アップルメニューからの再起動は最もお手軽で安心な方法です。デスクトップの左上にあるAppleマークをクリックして「再起動」を選ぶだけで、開いているアプリケーションを自動的に閉じつつOSが落ち着いて再起動します。保存していないデータがあるときは確認ダイアログが表示されるので、大事なファイルをうっかり失う心配も少なくなります。

アプリがきちんと応答している状態なら、この手順だけでサクッと再起動できるのが魅力です。慌てずにゆっくり待つだけでOKなので、初めての人にも使いやすい方法になっています。

①画面左上のリンゴマークをクリック

Macのリンゴマークを選択してアップルメニューを開いた画面

マウスカーソルを画面左上のリンゴマークに合わせ、クリックします。ゆっくり押すとメニューがすぐに開きます。

アップルメニューと呼ばれる一覧が表示され、再起動やシステム終了などの操作が選べるようになります。

②再起動…を選んでボタンを押す

Macのアップルメニューの「再起動」にポイントを当てた画面
手順
再起動…を選んでボタンを押す

アップルメニューから再起動…をクリックします。表示されたダイアログで未保存のファイルがある場合は、このタイミングで必要な書類を保存してください。問題なければダイアログ内の再起動ボタンを押すか、キーボードのReturnキーを押して再起動を実行しましょう。

ダイアログで保存を選ばずに再起動すると未保存データが失われることがあります。

ダイアログのボタンはキーボード操作でもOKです。慌てずにReturnキーでサッと操作しましょう。

③保存していない書類があれば保存を選ぶ

再起動の確認ダイアログが表示されたら、編集中の書類に未保存の変更がないかチェックします。保存していないものがあれば保存をクリックしましょう。コマンド+Sで素早く保存できるので、何度かキー操作を練習しておくと安心です。

④再起動完了までMacに触れずに待つ

画面にAppleマークとクルクルが表示されたらキーボードやトラックパッドに触らずじっと待ちましょう。処理が進んでログイン画面が現れるまで、余計な操作は不要です。

途中で電源ボタンを押すと再起動ループになることがあります。

バックグラウンドでアップデートが走る場合は数分以上かかることもありますが、そのまま待てば完了します。

キーボードショートカットでスピード再起動

キーボードショートカットでスピード再起動

マウス操作が面倒なときはキーボードショートカットが一番の早業です。Control+Command+電源ボタン(またはTouch ID)を同時に押すだけで瞬時に再起動が始まります。作業中でも手の移動が小さくて済むので、画面に集中しながらサクッとリスタートしたいときにおすすめです。

①control+command+電源ボタンを同時押し

手順
control+command+電源ボタンを同時に押す

まずキーボード左下のcontrolキーとcommandキーをしっかり押さえたまま、右上の電源ボタンに指を置いてください。この三つを同時に押し続けると、強制再起動が始まります。

Appleロゴが表示されたらすべてから指を離してかまいません。普通の再起動とは違い画面操作が一切効かないときでも効果抜群です。

②黒い画面が消えたらボタンを離す

しっかり押し続けると画面がだんだん暗くなり、最終的に真っ黒になります。画面が完全に消えたのを確認してから指を離してください。

あまりに早く離すと再起動が完了せず、また同じトラブルに戻ってしまうことがあります。

経験上、爪ではなく指の腹で押すとボタンの感触をつかみやすく、確実に押し続けられます。

③起動音が鳴ったらログイン画面を確認

Macの起動音が鳴ったら、画面にログイン画面が表示されていることを確認します。自分のユーザーアイコンが見つかったら、その下にパスワード入力欄があるかチェックしてください。

複数のアカウントが表示されている場合は、使用したいアカウントをクリックします。その後キーボードでパスワードを入力し、Enterキーを押すとログインが完了します。

パスワードを何度も間違えるとタイムアウトになることがあります。落ち着いて正確に入力しましょう。

Touch ID搭載モデルなら、パスワード入力の代わりに指紋認証をタップしてサクッとログインできます。

ターミナルでコマンド再起動

ターミナルでコマンド再起動

アップルメニューがグレーアウトしても諦めなくていいですよ。ターミナルから再起動する方法なら、画面が固まってもコマンド一発でリブートできます。ターミナルを開いて、sudo shutdown -r nowと入力すると、管理者権限で即座に再起動がかかります。GUI操作ができないときやリモートで作業するときにとくにおすすめです。

①Launchpadからその他を開きターミナルを起動

手順
Launchpadからターミナルを起動する

まずDockのLaunchpadアイコンをクリックしてLaunchpadを開きます。

次に表示されたアイコンの中から「その他」フォルダを見つけてクリックしてください。

開いたフォルダ内でターミナルのアイコンをクリックすると、黒い背景に白文字のウィンドウが立ち上がります。

プログラマー向けのコマンド操作を快適に行いたいときは、起動後にDockへドラッグして登録しておくと便利です。

②sudoshutdown–rnowと入力しreturnキー

ターミナルを開いて、sudo shutdown -r nowと入力しreturnキーを押してください。管理者パスワードを求められたら入力すると、すぐに再起動が始まります。タイプミスを防ぐために、コマンドはコピー&ペーストするのがおすすめです。

③パスワードを入力して処理が走るのを待つ

パスワードを求められたらログイン時のパスワードを入力してください。入力中は文字が画面に表示されませんが問題ありません。そのままEnterキーを押すとコマンドが実行され、処理が始まります。完了まで数秒から数十秒かかることがあるので、焦らずそのまま待ちましょう。

パスワード入力中はカーソルが動かないように見えますが正常な挙動です

途中でキャンセルしたいときはCtrlキーとCキーを同時に押してください。処理を中断できます。

電源ボタン長押しで強制再起動

電源ボタン長押しで強制再起動

Macの画面やカーソルがピクリとも動かず、どの操作も受け付けないときには、電源ボタンを長押しして強制的に再起動するとすっきり解決できます。システムが完全に固まったときの最終手段として頼れる方法で、Finderもアプリもまったく反応しない状態から復帰させたいときに役立ちます。ただし、保存していないデータが失われる可能性があるため、日頃からこまめに保存する習慣をつけておくと安心です。

①電源ボタンを10秒以上押し続ける

手順
電源ボタンを10秒以上押し続ける

Macの電源ボタンを長押しすると、強制的に電源が切れます。10秒以上しっかり押し続けると画面が真っ暗になり完全シャットダウンできます。この方法はフリーズ時の最終手段なので作業中のデータは保存されません

電源長押し前に数十秒待って本当に反応がないか確認しましょう。

外付けキーボードを使っている場合は、本体側の電源ボタンを押してください。

②画面が真っ暗になったら指を離す

手順
②画面が真っ暗になったら指を離す

MacのTouch ID(電源ボタン)を押し続けると、やがて画面が真っ暗になります。この合図が出たらそっと指を離しましょう。内部の回路がリセットされて、再起動するとスムーズに立ち上がりやすくなります。

③再度電源ボタンを短く押して起動する

画面が真っ暗になっていることを確認してから、電源ボタンを約1秒だけ短く押してください。長押しは不要です。

リンゴのロゴが表示されたら無事に起動プロセスが始まっています。そのまましばらく待ってデスクトップが表示されるのを見守ってください。

バッテリー残量が少ない場合は、あらかじめ電源アダプタを接続するとスムーズに起動しやすいです。

再起動をマスターしたら試したい便利ワザ

再起動をマスターしたら試したい便利ワザ

再起動に自信がついたら、ちょっと先のステップにチャレンジしてみましょう。毎日の作業がもっとスムーズになる便利ワザを試してみてください。

ワザシチュエーション役立つポイント
定期スケジュール再起動毎週末にメンテナンスしたいとき自動で再起動が走るから手間いらずで安定感アップ
再起動前ログ収集スクリプトトラブル発生時の原因を追いたいとき再起動前のログをまとめて保存できるから後追い解析が楽
シングルユーザモード起動システム修復やファイル検証をしたいとき余計なプロセスが立ち上がらず、安全に調査できる

決まった時刻に自動で再起動

決まった時刻に自動で再起動

毎日の作業が終わった深夜や、週末まとめてメンテナンスしたいタイミングに、Macを自動でパチっと再起動しておくと、メモリのもやもやがリセットされてスッキリします。

Macには「システム設定(またはシステム環境設定)>バッテリー(省エネルギー)」の中にあるスケジュール機能や、ターミナルからpmset schedule restartコマンドを使って、好きな曜日・時刻に自動再起動を予約できます。手動で電源を入れ直す手間がなくなって、夜間に処理を走らせているときでも安心です。

システム設定のバッテリー設定でスケジュールを開く

バッテリー設定の「スケジュール」を使うと、指定した日時に自動で再起動やシステム終了を実行できます。ここではシステム設定から該当画面を開く手順を紹介します。

手順
システム設定を開く

画面左上のアップルメニューから「システム設定」をクリックします。

手順
バッテリー設定を選ぶ

サイドバーから「バッテリー」をクリックします。macOSのバージョンによっては「省エネルギー」と表示される場合があります。

手順
スケジュール画面を開く

バッテリー設定内の「スケジュール」をクリックすると、日時と動作を指定できる画面が表示されます。

自動再起動だけでなく定期的なシャットダウンにも活用できますので、オフィス利用の際に便利です。

曜日と時刻を選び再起動にチェックを入れる

手順
曜日と時刻を選び再起動にチェックを入れる

スケジュール設定画面で「動作の追加」をクリックし、「再起動」にチェックを入れます。次に、ドロップダウンから「毎日」「平日」など希望する曜日を選び、隣の時間フィールドで再起動させたい時刻を指定してください。

プログラマー視点のコツとして、業務時間外やシステム負荷が低い深夜帯を選ぶと作業中のデータ損失や遅延を防ぎやすくなります。

完了を押して設定を保存する

手順
「完了」を押して保存する

ウィンドウの右下にある完了ボタンをクリックして変更を確定します。

ボタンを押すと設定画面が自動で閉じますから、そのまま他の操作を続けて問題ありません。

設定が反映されないときは、システム設定ウィンドウを一度閉じてから再度開いてみてください。

リモートからSSHで再起動

リモートからSSHで再起動

Macを物理的に操作できない環境やサーバー用途で使っているときは、SSH経由でサクッと再起動できると心強いです。

リモートから再起動するメリットは、画面操作やケーブルの抜き差しを省けることです。テストスクリプトから呼び出したり、自動運用ツールに組み込んだりできるのもポイントです。

使う前にSSH接続の設定やキーペア認証の確認をしておけば、スムーズに再起動コマンドが実行できます。ネットワーク経由なのでIPアドレスやファイアウォールの設定も押さえておきましょう。

別のMacのターミナルでsshユーザ名@IPアドレスを実行

別のMacでリモート操作したいときは、まず操作元のMacを用意してターミナルを開いてみましょう。

手順
ターミナルを開く

Launchpadの「その他」からターミナルを選んで起動してください。

手順
sshコマンドを実行

ターミナル上でssh ユーザ名@IPアドレスを入力してEnterを押してください。SSHのデフォルトポート以外を使う場合は-p ポート番号を追加します。

手順
接続を承認しパスワード入力

初回はサーバー鍵のフィンガープリント表示に「yes」と答え、その後リモートMacのパスワードを入力してください。

注意点:リモート先のMacで「リモートログイン(SSH)」が有効になっているかシステム環境設定で確認しておきましょう。

ログイン後sudorebootと入力する

手順
sudo rebootコマンドを実行

ターミナルで「sudo reboot」と入力してEnterキーを押します。

パスワードの入力を促されるので、ログイン時と同じ管理者パスワードを入力してください。入力中は文字が表示されませんが問題ありません。

再起動直後に作業中のファイルが保存されていないと失われるので注意してください。

sudoコマンドは管理者権限で動作するので、誤ったコマンドを入力するとシステムに影響を与えることがあります。

接続が切れたら再起動完了を待つ

手順
接続が切れたら再起動完了を待つ

画面が一度暗くなりケーブルの接続表示が消えたら、Macは再起動中です。Appleロゴと進捗バーが現れるまでそっと待ちましょう。

しばらく何も動かないように見えても焦らないでください。再起動には数十秒かかることがあるので、その間に深呼吸して気持ちをリセットしましょう。

安全モード後に通常再起動でトラブルを解消

安全モード後に通常再起動でトラブルを解消

安全モードは余計な読み込みを止めてシンプルな状態で起動する機能です。

まず安全モードで立ち上げるとキャッシュのクリアやディスクチェックが自動で走るので、起動時エラーの原因になりがちなデータが整理されます。そのあとそのまま普通に再起動するとクリーンな状態から再び起動するため、トラブルがすっと消えることがよくあります。

電源投入直後にshiftキーを押し続け安全モード起動

Macを安全モードで起動すると、システムキャッシュのクリアや不要な拡張機能の読み込み停止が行われ、トラブルの切り分けに役立ちます。

手順
Macの電源を完全に切る

メニューバーのアップルメニューから「システム終了」を選び、画面が真っ暗になるまで待ちます。

手順
Shiftキーを押し続けながら電源を入れる

電源ボタンを押すと同時にキーボードの左側にあるShiftキーを押しっぱなしにします。

手順
ログイン画面が出たらキーを離す

「安全モード」と表示されるログインウインドウが出たことを確認してからShiftキーを離してください。

起動に時間がかかることがあるため、焦らずShiftキーを保持し続けてください。

通常起動に戻すには、再度再起動するだけでOKです。

デスクトップが表示されたらアップルメニューから再起動

Macのアップルメニューの「再起動」にポイントを当てた画面
手順
アップルメニューを開く

画面左上にあるアイコンをクリックします。

手順
「再起動」を選ぶ

メニュー内の再起動…をクリックすると確認ダイアログが表示されます。

開いている書類が保存されていないときは忘れずに保存してから操作してください。

通常モードで動作確認を行う

手順
Macを再起動する

画面左上のAppleメニューから再起動を選びます。開いている書類は保存しておきましょう。

手順
ログイン後の操作を確認する

再起動後にパスワードを入れてログインします。Finderでフォルダを開いたりSafariでウェブページを表示したりして、体感で重くないか確かめます。

手順
ログに異常がないか見る

ターミナルでlog show --predicate 'eventMessage contains "error"' --last 1hを実行すると再起動後のエラーが一覧できます。

Spotlightでよく使うアプリを起動してみると、起動初期の動作感がつかみやすいです。

NVRAMリセット後に再起動で設定を初期化

NVRAMリセット後に再起動で設定を初期化

NVRAMリセットは、Macの音量や画面の解像度、起動ディスクの優先設定などがごきげんナナメなときに役立つ方法です。電源オフしても保持される小さなメモリ領域をリフレッシュして、まっさらな状態から再スタートできます。

「再起動しても音量が戻らない」「前に選んだ起動ディスクにうまく切り替わらない」といったトラブルが出たときにおすすめです。設定がすっきり初期化されることで、知らずのうちに積み重なった小さなズレがリセットされ、安定した動作が期待できます。

電源投入直後にoption+command+P+Rを20秒押し続ける

手順
電源投入直後にoption+command+P+Rを20秒押し続ける

Macの電源を入れた直後にキーボード左下にあるoptionキーとcommandキー、それからPキーとRキーを同時に押し続けてください。

この操作はNVRAM(設定情報)のリセットを促し、起動時のトラブルが解消しやすくなります。

20秒ほど押し続けるとMacが再起動し、起動音がもう一度鳴るタイミングでキーを放して大丈夫です。

US配列キーボードの場合はキーの配置が異なるので、押し間違いに注意してください。

2回目の起動音が鳴ったらキーを離す

手順
2回目の起動音が鳴ったらキーを離す

キーボードのoptionキーとcommandキーとPキーとRキーを押したままにして、再起動音がもう一度鳴るまでじっと待ちます。2回目が聞こえたら、慌てずにそっと指を離してください。押しすぎると再起動がくり返すことがあるので気をつけてください。

起動後キーボードや音量設定を確認する

起動が完了したら、まずはキーボードの動作と音量をチェックしましょう。テキストエディットを開いて数キーや英数/かなキーで文字が正しく入力できるか確かめてください。入力に違和感があれば、画面右上の入力メニューから「日本語-ローマ字入力」など希望のレイアウトを選択してください。

続いて、音量キー(F11/F12)を押してサウンドが変化するか確認します。ヘッドフォンや外部スピーカーを使っている場合は、システム環境設定>サウンドで出力先を切り替えて試してみると安心です。

外部キーボードを接続しているときは、Bluetoothの再接続が必要になる場合がありますので、ペアリング状態を合わせて確認してください。

よくある質問

よくある質問
再起動メニューを選んでもMacが反応しません。どうすればいいですか?

アップルメニューが開かないときは、まずはキーボードのControl+Command+電源ボタンを同時に押してみてください。このショートカットはシステムに強制的に再起動を促すので、普段の再起動メニューが効かないときに役立ちます。

電源ボタンを長押しして強制終了した後も起動しません。どうしたらいいですか?

電源を切って数秒待ったあと、Option+Command+P+Rキーを同時に押しながら電源を入れてみてください。この操作でNVRAM(設定保持領域)をリセットできるので、起動に関する小さなトラブルが解消することがあります。

ターミナルから再起動したいときはどうすればいいですか?

ターミナルを開いたら、sudo rebootを入力してエンターキーを押すだけです。管理者パスワードを求められたら入力してください。プログラマーならではの小技ですが、リモートで操作しているときにも便利です。

再起動後に設定が初期化されたように感じます。元に戻せますか?

システム環境設定でタイムゾーンやサウンド設定が変わっている場合は、まずは「システム設定>一般>ソフトウェアアップデート」から最新のmacOSにアップデートしてみてください。古いバグが解消されて安定することが多いですよ。

再起動とシャットダウンの違いは?

再起動とシャットダウンの違いは?

再起動は電源をいったん切ってから自動で立ち上がる操作です。メモリやキャッシュがリセットされるので動きがもたついたときやアップデート後の反映に便利です。シャットダウンは電源を完全にオフにするため、長時間使わないときの省エネや持ち運びの際に安心です。

強制再起動するとデータは消える?

強制再起動そのものではハードディスク上のファイルが削除されることはありません。ただし、再起動前に開いていたアプリで保存していないデータは失われる可能性があります

作業中のデータを守るには、こまめな保存やTimeMachineを使ったバックアップがおすすめです。どうしても反応しないときはActivityMonitorで固まったアプリだけを終了してから再起動すると、より安全に復旧できます。

再起動が終わらないときは?

再起動のくるくるマークがずっと続いて先に進まないときは、macOSのどこかで処理が止まってしまっている状態です。不安にならずに、画面に表示される様子を確認しながら落ち着いて対処しましょう。

おすすめの切り分け手順は強制終了→SMCリセット→セーフモード起動→NVRAMリセット→macOS復旧の順番です。それぞれが異なる角度から問題をリセットしてくれるので、再起動ループの原因を順に潰していけます。

強制終了はシンプルに電源回路から再スタートをかけられますし、セーフモードなら余計な拡張機能を無効にして動作確認ができます。NVRAMリセットでハードウェア設定を初期化し、最後にmacOS復旧からシステムファイルの修復や再インストールを試せるので安心です。

自動で再起動を止める方法は?

突然Macが再起動を繰り返すときに役立つのは、自動再起動を止める方法です。停止しておくと画面にエラー情報が残るので、原因がつかみやすくなりますし、何度も同じトラブルが起きるときのログ取得準備にもなります。

  1. システム環境設定で止める:設定画面のチェックボックスを操作するだけでOKなので、はじめてでも迷わず進められる
  2. Terminalで止める:一度コマンドを覚えればオンオフ切り替えがスムーズにでき、ログイン前の状態から設定が有効になる

まとめ

まとめ

Macが固まったときには、まずアップルメニューからふつうに再起動してみるのがいちばん手軽です。

それだけで直らないときは、キーボードショートカットやターミナルの再起動コマンド、さらにmacOS復旧モードを順に試すとしっかり動きを取り戻せます。

これらの手順を順番に実行すれば、急に操作不能になってもあわてずに対応できるようになります。

再起動が無事終わったら、定期的なバックアップやディスクのチェックを取り入れて、快適な状態を長持ちさせていきましょう。

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