Appleミュージックのライブラリに大切なアルバムを追加しようと思っても、cd取り込みがうまくいかず途方に暮れているのではありませんか?
音質設定のコツやドライブの選び方など、経験から得た小さなヒントを盛り込んだ手順をたどれば、エラーに悩まず短時間で曲が並び、ジャケット画像もきれいに表示されます。
途中でつまずきやすいポイントも優しくフォローしていますので、安心して手元のMacを開き、好きな曲を取り込む準備を始めてください。
AppleミュージックにCDを取り込むやさしい手順

CDを取り込むと、お気に入りの曲をどこでも楽しめるようになります。Mac歴10年以上のプログラマー視点から、初めてでも迷わず進められる方法を2つお伝えします。
- 音楽アプリで取り込む:Appleミュージックを開いてCDを挿入します。インポート設定で「ファイル→インポート設定」を選び、好みのフォーマットと品質を指定。あとは「インポート」ボタンを押すだけで直感的に読み込めます。
- ターミナル+スクリプトで一気に取り込む:Homebrewでリッピング用ツールを入れて、設定ファイルに出力先やタグのルールを記述。あとはターミナルでコマンドを実行すると、高音質で一括取り込み&タグ自動付与ができるので、大量のCDを一度に処理したいときにおすすめです。
CD読み込み中はスリープしないようシステム環境設定の省エネルギーで「ディスプレイを自動でオフにしない」にチェックしてください。
まずはUSBドライブ付きのMacなら音楽アプリからチャレンジしてみましょう。慣れてきたらスクリプト方式を併用すると、より効率よくCDをコレクションできます。
内蔵や外付けドライブでそのまま取り込む方法

内蔵ドライブやUSB外付けドライブにCDをセットするだけで、Apple Musicがさっと読み込みを開始してくれます。
内蔵ドライブはデスク周りがすっきりして、連続で数枚のCDを取り込むときも手間が少ないのがうれしいポイントです。外付けドライブはUSB-CやUSB-A接続で最新のMacにも簡単につなげられるので、ドライブ非搭載モデルでも迷わずCDを楽しめます。
エンジニア目線のアドバイスとして、外付けドライブはバスパワー給電よりACアダプタ付きモデルを選ぶと、長時間読み込みしても音飛びの心配が減ります。また、あらかじめApple Musicの設定でファイル形式や音質を好みに合わせておくと、取り込み後の手間なく理想の音源が手に入ります。
①ミュージック.appをDockからひらく
Dockの中から楽譜に音符が重なったアイコンを探してクリックします。普段から使い慣れているアプリなので、迷わず起動できます。
もしDockが自動で隠れる設定になっている場合は、画面端にマウスを近づけると再び表示されるので安心してください。
注意: Dockにミュージック.appがないときは、Finderのアプリケーションフォルダから開いてDockに追加しておくと次回からスムーズです。
②設定メニューで読み込み設定を好みの音質に変える
CDを取り込む前に、音質とファイルサイズのバランスを自分好みに整えておくと後で調整する手間が省けます。
画面上部のメニューバーからミュージックをクリックし、環境設定を選びます。
環境設定のウインドウで読み込み設定をクリックしてタブを切り替えます。
読み込み方法のプルダウンで「AACエンコーダ」「MP3エンコーダ」など好みを選びます。その横の設定…をクリックするとビットレートやステレオモードが指定できます。
ビットレートは256kbps~320kbpsがCDに近い音質なのでおすすめです。最後にOKを押して閉じます。
③CDをドライブにそっと挿入する
CDのラベル面を上に向けたまま、トレイやスロットにゆっくり差し込みます。
トレイ式ドライブなら、完全に閉じる前にディスクが安定しているか手で軽く支えるとスムーズです。
スロット式ドライブの場合は、水平を崩さず奥まで入れると自動で内蔵機構がディスクを引き込んでくれます。
④表示されたダイアログで読み込みを開始をクリック
CDをドライブに挿入すると、小さなダイアログが現れます。ここで読み込みを開始ボタンを押すと、いよいよ曲データの取り込みがスタートします。
ボタンをクリックしたあとは、取り込み進捗がプログレスバーで表示されるので、完了するまでほかのアプリを使ってもかまいません。空いた時間にプレイリスト名を考えておくとスムーズですよ。
⑤トラック名を確認して取り込み完了を待つ
CDをドライブに入れると音楽アプリが自動でトラック情報を読み込みます。画面上の進行バーや丸いアイコンで取り込み状況が表示されるので様子を見ながら待ちましょう。
読み込まれたトラック名やアーティスト表示が正しいかチェックしてください。もし誤りがあれば、取り込みが完了する前にリスト上でダブルクリックして修正しておくと後で手間が省けます。
取り込みが終わるとトラック名の横にチェックマークが付きます。ここまで確認できたら完了です。
CDDBの情報が古かったり間違っている場合があるので、トラック名に違和感があれば必ず取り込み前に直してください。
ドライブがないMacで外付けUSBドライブを使う方法

外付けUSBドライブはUSBポートに差すだけでCDを読み込める頼もしさが魅力です。コンパクトなのでデスク周りをスッキリ保てて、必要なときだけサッと取り出せます。
- プラグ&プレイ対応:ドライバインストール不要で挿すだけで使いはじめられます。
- 持ち運びしやすい:軽量設計だから出先でのCD取り込みもラクラクです。
- コスパ優秀:手頃な価格で数千円から手に入るのがうれしいポイントです。
①USBケーブルで外付けドライブをMacに接続する
USBケーブルの一方を外付けドライブの端子にしっかり差し込みます。
もう一方をMacのUSB-C(またはUSB-A)ポートに向きを確かめて差し込みます。向きが合わない場合は無理せず向きを変えてください。
電源が別に必要なドライブはACアダプタを接続してからケーブル差し込みをすると安心です。
USB-CだけのMacはUSB-Aケーブルを直接使えないことがあります。アダプタやハブの事前用意をおすすめします。
②電源が入ったことを確認してCDをドライブに入れる
Mac本体または外付けドライブの電源が入っていることを確かめます。外付けドライブを使う場合はUSB-Cケーブルがしっかり接続されているかチェックしてください。
CDの〈ラベル面を上に〉してスロットローディングドライブにゆっくり挿入します。トレイ式ドライブならイジェクトボタンを押してトレイを引き出し、トレイ上にCDを平らにのせて元に戻します。
FinderのサイドバーにCDアイコンが現れたら読み込み準備完了です。
③ミュージック.appにディスクが表示されたら読み込みを選ぶ
ディスクのアイコンがサイドバーに表示されたらクリックし、画面上部にある「読み込み」ボタンを押して曲の取り込みを開始します。
読み込み中はディスクを取り出さないように注意してください。
④トラックを選択して取り込みを開始する
サイドバーに表示されたCD名をクリックすると、トラックリストが出てきます。
- 取り込みたいトラックのチェックボックスをオンにします。
- 必要に応じて「オプション」から音質設定を微調整します。
- 画面右上の「CDを読み込む」ボタンをクリックして開始します。
⑤取り込み後ディスクを取り出して接続を外す
ディスクの取り込みが終わったらFinder上やデスクトップに表示されているディスクアイコンを探します。
ディスクアイコンをCtrl+クリック(または右クリック)して「取り出す」を選びます。
ドライブトレイが完全に開いたらディスクをそっと取り出してください。
最後にUSBケーブルや電源ケーブルをゆっくり抜いて接続を外します。
ドライブ内の回転が完全に止まってから取り出すと安心です。
別のパソコンでリッピング済みの曲をミュージックに移す方法

他のパソコンでリッピングした曲をミュージックに移すには大きく分けて三つの方法があります。それぞれパソコン同士をケーブルでつなぐ手軽さや、ネットワーク越しにワイヤレスで取り込む快適さ、クラウドを利用して場所を問わずアクセスできる柔軟さが魅力です。
- 外付けドライブでコピー:USBメモリや外付けHDDに曲ファイルをまとめて入れて、読み込むだけなので大容量移行に強い。
- ホームシェアリングを使う:同じApple IDで設定すればミュージック.appから直接他のパソコンのライブラリを参照でき、ダウンロード感覚で取り込める。
- クラウドストレージ経由:DropboxやiCloud Driveに曲をアップロードしておくと、複数のパソコンで同期できてバックアップも兼ねられる。
①外付けストレージに曲ファイルをコピーする
USBケーブルでSSDやHDDをMacのポートに差し込んで認識を待ちます。
Finderを開いて「ミュージック」フォルダ→「Music」→「Media」→「Audio」へ進み、お気に入りのアルバムや曲を外付けストレージの任意のフォルダにドラッグ&ドロップで移動します。
コピー中はMacをスリープさせないように注意してください。
②Macにストレージをつないでファイルを取り込むフォルダにドラッグする
USBケーブルやThunderboltケーブルで外付けドライブをMacにしっかりつなぎます。抜き差しが緩いと認識しないことがあるので注意してください。
Finderを開いてサイドバーの「外部ディスク」から該当ドライブを選択し、取り込み用のフォルダをダブルクリックして開きます。
Mac内の取り込みたいファイルを選択し、開いたフォルダへドラッグ&ドロップします。進行バーが表示されたら完了まで待ちましょう。
③ミュージック.appのライブラリに曲が追加されたことを確認する
さあCDの取り込みが無事に終わったら、ミュージック.appを開いてライブラリをチェックしましょう。
左上のライブラリを選び、続いて曲をクリックすると、インポートした曲がリストに並んでいます。
もしすぐに見つからないときは、右上の並び替えメニューから「最近追加」を選ぶと登録順で表示されるので便利です。
それでも見当たらないときは、一度ミュージック.appを閉じて再度開くとライブラリ情報がリフレッシュされることがあります。
取り込んだ曲をもっと便利に活かすKenSの応用ワザ

取り込んだ曲をただ聞くだけじゃなくて、もっと楽しく活かせる工夫があると心強いですよね。お気に入りの一曲を目覚ましにしたり、ジャンルごとに自動でまとめたりすると、普段の使い勝手がぐっと上がります。
応用ワザ | こんなときに役立つ |
---|---|
スマートプレイリスト作成 | ジャンルや再生回数で自動振り分けして、新しい曲探しをラクにしたいとき |
アラームに設定 | 朝の目覚めを好きな曲で迎えたいとき |
曲情報のカスタマイズ | アートワークを自分好みに変えたり、歌詞を追加して管理したいとき |
デバイス間の自動同期 | 外出先でもオフライン再生をスムーズにしたいとき |
ファイル書き出し | 他のアプリで使ったり、バックアップを取りたいとき |
これらのワザを組み合わせれば、日常の音楽体験がもっと広がります。次からはそれぞれのテクニックを実際にどう使うか、詳しく見ていきましょう。
ワイヤレスでiPhoneに同期してすぐ持ち出す

ケーブルなしでiPhoneへ音楽を移せると、CD取り込み後すぐにお出かけできてうれしいですよね。
Wi-Fi同期を使うと、Macに取り込んだ曲が自動的にiPhoneへ反映されます。普段から充電ケーブルをつないでいるときにバックグラウンドで同期が走るので、外出前のひと手間が省けるのが魅力です。
設定はFinderのiPhoneサイドバーから「ワイヤレスでこのiPhoneと同期」にチェックを入れるだけ。初回だけケーブルをつなぐ必要がありますが、その後は同じWi-Fi内にいれば手軽に同期が始まります。
①FinderでiPhoneを選んでミュージックを同期にチェック
まずは付属のLightningケーブルでiPhoneをMacに接続してから、デスクトップのFinderを開いてください。
左側のサイドバーにある「場所」セクションでiPhoneの名前をクリックします。
上部に並ぶタブから「ミュージック」を選び、ミュージックを同期にチェックを入れましょう。
設定が済んだら、画面右下の「適用」をクリックして同期の準備は完了です。
iPhoneがロック中だとFinderに表示されないことがあるので、ホーム画面を開いて解除しておくとスムーズです。
②同期ボタンを押して転送完了を待つ
ウィンドウ右上の〈同期〉ボタンをクリックします。音符アイコンに変化するとCDの取り込みが始まります。
進行状況は中央上のプログレスバーで確認できます。終わるまでMacをスリープしないよう注意してください。
取り込みが遅い場合は、メニューバーの「ミュージック」>「環境設定」>「ファイル」>「インポート設定」で「高速読み込み」を選ぶとスピードが上がります。
取り込み中はUSBケーブルが抜けないよう動かさないとエラー防止につながります。
音量のそろえ機能で再生中のアップダウンを防ぐ

アルバムやCDによって曲ごとの音量差が大きいと、再生中にいきなり音が大きくなったり小さくなったりしてドキッとすることがあります。
そんなときはApple Musicの音量をそろえる(Sound Check)機能をオンにしてみましょう。曲ごとの音量を解析して自動的に調整してくれるので、プレイリストをシャッフルしても安心です。実際に海外盤CDを取り込んだときも、この機能を有効にしておくと急に爆音にならず快適に聴けるのでおすすめです。
①ミュージック.appの環境設定を開く
まずDockまたはSpotlightでミュージック.appを起動してください。
画面左上のメニューバーにあるミュージックをクリックして、表示されたメニューから環境設定を選びます。
②再生タブで音量を自動調整にチェックを入れる
まずApple Musicを前面にして、キーボードでcommand
キー+,
を押して環境設定を開きます。
設定画面の上部にある「再生」タブをクリックして表示を切り替えます。
「音量を自動調整」のチェックボックスをクリックしてオンにします。
これで楽曲ごとの音量差が自動でそろえられるので、CD取り込み後もボリュームをいちいち変えずに快適に聴けます。
アルバムアートを高画質でまとめて追加する

MusicBrainz Picardは、リッピングした音源フォルダをまとめて読み込むだけで、インターネット上から高画質のジャケット画像を自動で探し出して各ファイルに書き込んでくれます。アルバム単位で一気に処理できるので、手作業で画像を検索してはめ込む手間を大幅に減らせるのが嬉しいポイントです。
たくさんのCDをリッピングしたあとに使うと特に頼もしく、高画質なアートワークで音楽コレクションを美しくまとめたいときにぴったりです。初回だけPicardのインストールと設定が必要ですが、慣れてしまえば次回以降はドラッグ&ドロップでサクサク片付きます。
①ライブラリでアルバムを全選択する
Apple Musicを起動してサイドバーから「ライブラリ」を選んだあと「アルバム」をクリックします。目的のアルバムを見つけたら、トラック一覧で⌘Aを押して全曲をまとめて選択してください。
②メニューバーで情報を見るを開いてジャケットをドラッグする
画面上部のメニューバーから「情報を見る」を選んでウィンドウを開きましょう。ウィンドウ内に表示されるジャケット画像のエリアをクリックするとドラッグ可能になります。
次に、FinderでCDケースのジャケット画像を探し、ウィンドウ内の画像エリアまでそのままドラッグ&ドロップしてください。正しいサイズで貼り付けると視認性がアップします。
ロスレス設定でオーディオを取り直して高音質を味わう

Appleミュージックの取り込み設定を開くと、通常の「AAC」以外に「Appleロスレス(ALAC)」という選択肢があることに気づくはずです。これはCDの音源を損なわずにまるごと取り込めるモードで、音のディテールやダイナミックレンジをしっかり楽しみたい人にぴったりです。
とくにボーカルの息づかいやシンバルの余韻といった繊細な音を味わいたいとき、ALACでの取り込みは力を発揮します。ハイレゾ再生に対応したイヤホンやスピーカーと組み合わせれば、まるでライブ会場の空気感がよみがえるような臨場感を体験できます。
ちなみにエンジニアならではのコツですが、大量のロスレスファイルを整理しやすくするために、取り込み前にアルバム名やトラック番号を統一的なフォーマットにそろえておくとあとでライブラリ内がごちゃごちゃしません。音質向上と同時に、整理整頓までサクッと済ませましょう。
①設定の読み込みフォーマットをAppleロスレスに変える
CDを取り込むとき、音楽データの劣化を防ぎたいならAppleロスレスに設定しましょう。以下のステップでサクッと変更できます。
DockやLaunchpadからミュージックを起動します。
メニューバーの「ミュージック」をクリックして「環境設定…」を選びます。
環境設定ウインドウの上部にある「ファイル」をクリックします。
「読み込み方法」のプルダウンから「Appleロスレス」を選んで「OK」を押します。
②既存トラックを右クリックしてCDからの再取り込みを選ぶ
Musicアプリのライブラリで再取り込みしたい曲を探して、曲名部分をcontrolキーを押しながらクリック(またはトラック上で右クリック)してください。
メニューが出たら「CDからの再取り込み」を選んで、読み込みが始まるのを待ちましょう。
注意点:ダブルクリックではメニューが出ないので、必ずcontrolキー+クリックか右クリックで操作してください。
よくある質問

- CDを挿入しても取り込みボタンがグレーアウトしているんだけど?
-
ドライブの読み込みが完了する前に他のアプリがディスクをスキャンしていると、取り込みが無効になることがあります。Finderでディスクを選んで右クリック→「マウント解除」を試してから、再度Apple Musicを起動するとスムーズに読み込めます。
- ジャケット写真や曲名がうまく表示されないときは?
-
ネットワーク取得に失敗すると空欄のままになることがあります。手元に正しい画像ファイルがあれば、取り込み後にトラックを選んで⌘Iで情報画面を開き、「アートワーク」タブにドラッグ&ドロップすると確実に反映できます。
- 音質設定を変更したいんだけど、どうすればいい?
-
Apple Musicの環境設定→「ファイル」を開いて「インポート設定」をクリックします。ここでAAC/MP3/AIFFなど好みの形式を選べるので、容量や音質のバランスを見ながらカスタマイズしてください。ビットレートも自由に調整できます。
- 取り込んだ曲をiPhoneに同期する方法を教えて!
-
USB接続かWi-Fi同期でMacとiPhoneをつなぎ、Finderでデバイスを選択します。「ミュージックを同期」にチェックを入れて取り込み済みのプレイリストやアルバムを選べばOKです。同期後はiPhoneのミュージックアプリにすぐ表示されます。
CDを入れてもミュージックに表示されないときは?
CDを入れたのにMusicに何も出てこないと心配になりますよね。原因はいろいろあるので、焦らずに次のポイントを確かめてみましょう。
- Finderのサイドバー設定を確認:Finderを開いてメニューバーの「Finder」>「環境設定」>「サイドバー」で「CD、DVD、およびiPod」にチェックを入れましょう。
- Musicの取り込み設定を見直し:Musicアプリを開いてメニューバーの「Music」>「設定」>「一般」で「ディスクを挿入時に読み込む」がオンになっているか確認してください。
- ドライブの認識状況を調べる:アップルメニュー>「このMacについて」>「システムレポート」>「SATA/ATA」や「USB」内に光学ドライブが表示されているかチェックしましょう。表示がなければ接続やドライブの故障が考えられます。
- ディスクの状態を確認:CD自体に傷や汚れがないか確かめ、柔らかい布で優しく拭いてから再度試してみましょう。
これらを確認しても表示されない場合は、Macを再起動してからもう一度CDを挿入すると意外と直ることがあります。
取り込み中に曲名が文字化けするのはどうすれば治る?
- 取り込み中に曲名が文字化けするのはどうすれば治る?
-
CDを読み込むときShift_JISで書かれた曲名タグをMusicアプリがUTF-8として扱うと文字化けします。表示を直すには、タグをUTF-8に変換してから再取り込みするのがいちばん手軽です。
- XLDで再リッピング:XLDの設定画面→Metadataタブでタグ文字コードを「UTF-8」にしてからCDを読み込むと文字化けを防げます。
- ファイルを一括変換:Homebrewで
id3iconv
をインストールしてターミナルでid3iconv -f SHIFT-JIS -t UTF-8 *.mp3
を実行するとタグをまとめて直せます。 - 曲情報を手動修正:Musicアプリで該当トラックを選び右クリック→「曲の情報」を開いて正しい曲名を入力します。
外付けドライブが接続されても認識されないのはなぜ?
まずは落ち着いて原因を絞り込みましょう。外付けドライブがFinderに現れない理由は主に以下のようになります。
- ケーブルやポートの不安定:USBケーブルの断線やハブの相性で接続が途切れることがあります。
- 電力不足のドライブ:バスパワー駆動の場合は直接MacのUSBポートに挿し込むと安定しやすいです。
- ファイルシステムの非対応:NTFS形式はmacOSで標準読み取りのみになるため表示されても操作できない場合があります。
- Finder設定の隠れ表示:Finderの環境設定で外付けディスクがサイドバー表示から外れている可能性があります。
- SMCやNVRAMの不具合:Macのハードウェア周りで不安定さが出たらSMCリセットやNVRAMクリアで改善することがあります。
ドライブ自体が故障している場合もあるので、別のMacやWindows機でも認識するか試してみると診断がスムーズです。
ロスレスで取り込むと容量はどれくらい増える?
CDをロスレス(ALAC)で取り込むと、お使いのMacの容量はおおよそ次のように増えます。
形式 | 1曲(約4分) | 1アルバム(約12曲) |
---|---|---|
AAC(128kbps) | 約3.5MB | 約42MB |
AAC(256kbps) | 約7MB | 約84MB |
ALAC(ロスレス) | 約40MB | 約480MB |
実際に試したところ、50枚(約600アルバム)をロスレスで取り込むと約280GBほど消費しました。音質を重視するなら安心ですが、容量に余裕がないときは外付けドライブに保存するのもおすすめです。
取り込んだ曲をAppleミュージックに自動アップロードするには?
CDから取り込んだ曲をいちいち手動でアップロードせずに、さくっとクラウドに送れるのが
ミュージックアプリの環境設定でiCloudミュージックライブラリを有効化しておくと、取り込み処理が終わったら自動的にAppleミュージックのクラウドに同期が始まります。
エンジニアならではのポイントは、取り込み設定でAACやALACなどのフォーマットを先に選んでおくこと。アップロード前に形式変換が済んでいるので、無駄な再エンコード時間を節約できます。
まとめ

CDの取り込みは、CDをドライブにセットしてミュージックアプリで取り込み設定を確認し、インポートボタンを押すだけで完了します。
取り込み後はトラック情報の編集やアートワークの追加でライブラリが整って、プレイリスト作成もサクサク進みます。
この手順でお気に入りのCDをMacに取り込んだら、外出先でもストリーミング感覚で楽しめます。ぜひ早速チャレンジしてみてください。