MacでFirefoxを開くたびにページの読み込みが遅く、何度もタブを切り替えても引っ掛かる感じがして高速化の方法を探しているのではありませんか?
ブラウザの描画エンジンを最適化する設定から不要な拡張機能の整理、プロファイルの作り直しまで、実践済みの手順を順序立てて試すことで体感速度が見違えるように向上します。さらに定番のワザだけでなく、開発現場で磨かれたショートカットやメモリ開放術も交えて、作業時間を短縮しながら安定性も守れます。
まずは手元の環境に合わせて簡単な設定から取り組み、軽くなった動きを確かめながら次のステップへ進むと安心です。快適なブラウジングを取り戻し、作業に集中できるゆとりを手に入れましょう。
MacFirefox高速化のための基本セットアップ

Firefoxがいつもよりもたついて、ちょっとイライラするときがありますよね。そんなときは基本セットアップを見直すだけで、驚くほどサクサク感が戻ってきます。
- Firefoxを最新版にアップデート:自動更新をオンにして、常に最新の最適化を取り込みます。
- ハードウェアアクセラレーションを有効化:システム環境設定>一般からGPUを使った描画をオンにして、画面スクロールや動画再生を軽くします。
- キャッシュと履歴のクリア:設定>プライバシーとセキュリティで不要なデータを一括削除し、ストレージ負荷を減らします。
- 不要なアドオンを無効化:ツール>アドオンからあまり使わない拡張機能をオフにして、メモリ消費を抑えます。
- マルチプロセス数の最適化:about:preferences#generalの「パフォーマンス」設定でプロセス数を調整し、安定感と速度を両立します。
設定画面で無駄なアニメーションを止める

Firefoxのタブ切り替えやメニューのアニメーションは見た目は楽しいけれど、描画処理にちょっとしたタイムラグを生むことがあります。
about:config画面でtoolkit.cosmeticAnimations.enabledを検索して値をfalseにすると、UIの余計な動きがなくなって操作がキビキビ感じられます。
①Firefoxのアドレスバーにabout:configと入力する
まずはアドレスバーをアクティブにします。画面上部をクリックするか、⌘+Lで一気に切り替えられます。
次にアドレスバーへabout:config
と入力して、Enterキーを押してください。
「動作保証対象外になる可能性があります」と警告が出たら、危険性を理解した上で続行をクリックして設定画面へ進みます。
②警告を読んで進むをクリックする
画面に出てくる警告は、ブラウザ操作で注意すべきポイントをまとめて教えてくれています。まずはじっくり読んで内容を把握しましょう。
内容を確認したら、表示された「進む」ボタンを迷わずクリックしてください。これで次の設定画面に進めます。
③layers.acceleration.disabledをtrueに切り替える
layers.acceleration.disabledはFirefoxのレイヤー描画をハードウェア加速で動かすか切り替える設定です。値をtrueにすると一部のMac環境で描画トラブルが減ってサクサク動く場合があります。
Firefoxのアドレスバーにabout:configと入力してEnterキーを押します。
「細心の注意を払って使用する」をクリックして続行します。
検索欄にlayers.acceleration.disabled
と入力します。
表示された項目をダブルクリックして値をtrue
に変更します。
切り替え後はFirefoxを再起動して設定を反映してください。
④gfx.webrender.allをtrueに切り替える
Firefoxのアドレスバーにabout:config
と入力してEnterを押します。
「危険性を承知の上で使用する」をクリックして設定画面を開きます。
検索欄にgfx.webrender.all
と入力し表示された設定を探します。
右端の切り替えアイコンをクリックしてtrue
に変更します。
設定が反映されるようにFirefoxを再起動してください。
⑤Firefoxを再起動する
⌘+QでFirefoxを終了したあと、DockのアイコンもしくはSpotlightで再度開きます。
起動直後はタブと拡張機能がリフレッシュされて、動作がすっきり軽くなるはずです。
終了前に開いているタブや入力中のフォームがあれば、タブグループを使うかURLをメモしておくと安心です。
不要な拡張機能を整理する

Firefoxにアドオンをたくさん入れていると、知らず知らずのうちに動きが重くなってしまいます。それぞれの拡張機能は起動時にバックグラウンドで動くので、数が増えるほどメモリやCPUをもりもり使います。
不要なアドオンを整理すると、起動時間が短くなり、タブ切り替えもスムーズになります。拡張機能の一覧は設定画面から簡単に確認できるので、しばらく使っていないものはまとめてオフか削除してみましょう。
①メニューバーのFirefoxからアドオンとテーマを開く
まずFirefoxをアクティブにして、画面上部のメニューバーにあるFirefoxをクリックします。
プルダウンメニューからアドオンとテーマを選ぶと、拡張機能の管理画面が開きます。
この画面ではインストール済みのアドオンが一覧で見られるので、使わないものをオフにして動きを軽くできます。
②拡張機能タブで使わない拡張を無効化する
Firefox右上のメニューボタン(三本線アイコン)をクリックして、「アドオンとテーマ」を選びます。
一覧から使っていない拡張機能を探して、その右側にあるスイッチをクリックすると無効化できます。
無効化後は即時反映されるので、タブを切り替えたり新しいページを開いて動きが軽くなったかチェックしましょう。
拡張機能が多いとメモリ使用量が増えやすいので、定期的に無効化しておくと快適さが保てます。
③本当に要らない拡張は削除ボタンを押す
使わない拡張を残しておくとメモリをずっと占有してサクサク感が下がります。ここでは本当に要らないものを見つけて、すっきり削除しましょう。
Firefoxの右上にあるメニューボタン(三本線)をクリックして「アドオンとテーマ」を選びます。
リストをスクロールして、最近使っていないものや似た機能を持つ重い拡張をチェックします。
不要な拡張の右側にある「…」メニューから「削除」を選んで確認を承認すると、すっきり無くなります。
拡張を削除すると設定や保存データも消えるので、必要ならバックアップをチェックしてください。
④ブラウザを再起動して動作を確認する
すべてのFirefoxウィンドウをいったん閉じて、数秒待ってから再度起動してください。内部キャッシュや拡張機能の読み込みがリセットされるので、動作が軽く感じられます。
すぐ戻したいタブがある場合は、設定→「起動時の動作」で「前回のウィンドウとタブを表示」を選んでおくと安心です。
プロファイルを新規作成して高速な環境に乗り換える

気づかないうちにプロファイルにはキャッシュや拡張機能の不要なデータがたまり、Firefoxの動きが重くなることがあります。新しいプロファイルを作ると、これまでの設定や履歴から解放されてスッキリした状態からスタートできるので、サクサク動く環境に乗り換えられます。
新規プロファイルならではの楽しみは、必要最小限の拡張機能だけを入れてカスタマイズできるところです。起動時間の短縮やメモリ使用量の抑制につながるうえ、問題が起きたときもプロファイルごと入れ替えれば解決策がシンプルになります。
①Shiftキーを押しながらFirefoxを起動する
DockやアプリスイッチャーからFirefoxを探し、右クリックして「終了」を選んでください。バックグラウンドで動いているプロセスもないか念のため確認しましょう。
DockにあるFirefoxアイコンをShiftキーを押し続けたままクリックしてください。キーは起動完了まで離さないようにします。
Shiftキーを押しながら起動すると、前回開いていたタブや拡張機能の読み込みを一時的にスキップできます。動作が軽くなるか確認してみましょう。
②プロファイルマネージャで新しいプロファイルを作成を選ぶ
LaunchpadやSpotlightから「ターミナル」を立ち上げます。UnixコマンドでFirefoxプロファイル画面を呼び出す準備をします。
次のコマンドをそのまま入力して新しいウィンドウを呼び出します。
/Applications/Firefox.app/Contents/MacOS/firefox -P
表示された「プロファイルを選択」画面で新しいプロファイルを作成をクリックします。
ウィザードに沿ってプロファイル名を付けます。たとえば「高速テスト」など用途にわかりやすい名前にするとあとで使い分けが簡単です。
③名前を入力して完了をクリックする
名前欄に分かりやすいプロファイル名を入れてください。たとえばfirefox_freshのようにすると後で識別しやすくなります。その後、完了をクリックすると新しいプロファイルが作成されます。
④作成したプロファイルを選んでFirefoxを起動する
Finderのメニューバーで「移動>ユーティリティ」を選び、ターミナル.appをダブルクリックしてください。
以下のようにコマンドを入力し、Enterキーを押します。/Applications/Firefox.app/Contents/MacOS/firefox -P "作成したプロファイル名"
これで先ほど作ったプロファイルが有効な状態でFirefoxが立ち上がります。
プロファイル名に日本語や空白が入っていると正しく起動できない場合があるので、半角英数字のみにしておくと安心です。
⑤古いプロファイルから必要なブックマークだけを移す
Firefoxを終了し、Finderの「アプリケーション」フォルダからターミナルで以下を実行します。これでプロファイルマネージャーが起動します。
/Applications/Firefox.app/Contents/MacOS/firefox -P
リストから古いプロファイルを選んで「起動」を押してください。
アドレスバー横の「ライブラリ」アイコンをクリックし「ブックマーク管理」を選びます。
移したいフォルダや項目を右クリックして「コピー」を選んでください。
プロファイルマネージャーを閉じて新しいプロファイルでFirefoxを起動します。
同じく「ブックマーク管理」を開き、右クリックで「貼り付け」を選択すれば完了です。
サクサクになったFirefoxでさらに快適に使いこなす応用ワザ

サクサク動くようになったFirefoxをさらに便利に使いこなすために、実体験で役立った応用ワザをまとめました。それぞれに合った方法を試して、より快適なブラウジングライフを楽しんでみてください。
応用ワザ | 期待できる効果 |
---|---|
カスタムキーボードショートカット | よく使う操作をキーひとつで呼び出して作業スピードアップ |
userChrome.cssでUI調整 | ツールバーやタブデザインを自分好みにカスタマイズ |
マルチプロセスとメモリ設定 | about:configでプロセスタブ数やキャッシュを調整して安定性向上 |
Pocket連携とSync活用 | あとで読む記事の管理や複数端末のタブ同期をスムーズに |
プライバシー設定の強化 | トラッカー防止機能で広告ブロックと安全ブラウジングを両立 |
起動時にメモリを自動開放するオートメーション

起動時にメモリを自動でスッキリさせる仕組みを作ると、Firefoxが読み込みを始めた瞬間から軽やかに動いてくれます。
具体的には、Automatorで起動後にシェルスクリプトを呼び出し、不要なキャッシュや使われていないメモリを解放するだけです。手動で「purge」コマンドを打つ手間が省けるので、Macに詳しくない方でも気づいたらメモリがスリムになっています。
特にノートPCでブラウザと他アプリを同時に使いたい人には役立ちます。毎回ほかのアプリを閉じずにFirefoxもサクサク動かせるので、作業が中断されにくいという嬉しさがあります。
また、専門家目線のポイントとして、~/Library/LaunchAgentsにplistファイルを置く方法を組み合わせれば、OSアップデート後も設定が消えにくくなります。
Automatorを開いてアプリケーションを作成する
DockのLaunchpadアイコンをクリックして「Automator」を探すか、画面右上のSpotlightアイコンを⌘+スペースで呼び出してAutomatorと入力します。
Automatorが起動したら「新規書類」をクリックし、表示される選択肢からアプリケーションを選んで「選択」をクリックします。
Spotlightは⌘+スペースで呼び出せるので、手早く起動したいときに便利です。
シェルスクリプトでpurgeコマンドを呼び出す
ターミナルを開き、ホームディレクトリ直下にpurgeキャッシュ用のシェルスクリプトを作成します。
nano ~/clear_cache.sh
ファイルの先頭にシェバンを入れ、purgeを呼び出す一行を追記します。
#!/usr/bin/env bash
purge
ファイルを保存して閉じたら、実行権限を与えてスクリプトを実行します。
chmod +x ~/clear_cache.sh
sudo ~/clear_cache.sh
sudoを使うため、パスワード入力が求められます。
作成したアプリをログイン項目に追加する
画面左上のAppleマークをクリックして「システム設定」を選びます。
左サイドバーで「ユーザとグループ」を選び、右の「ログイン項目」をクリックします。
「+」ボタンを押して、先ほど作ったアプリ(例:FirefoxLauncher.app)を選択し「追加」をクリックします。
システム設定のバージョンによってはUIが少し違うことがありますが、「ログイン項目」または「Login Items」を探せばOKです。
キーボードショートカットでタブ移動を瞬時に行う

Firefoxでたくさんタブを開いているときにマウスで行ったり来たりすると手が疲れちゃいますよね。そんなときにはキーボードだけでタブを移動するのがおすすめです。
Macなら⌘+Option+→で次のタブ、⌘+Option+←で前のタブへ一瞬でジャンプできます。慣れてくると画面を見ながらさくさく切り替えられて作業がぐっとスムーズになりますよ。
システム設定でキーボード→ショートカットを開く
画面左上のAppleメニューをクリックしてシステム設定を選びます。
左側のサイドバーからキーボードをクリックし、表示された画面下部にあるショートカットタブを開いてください。
AppShortcutsにFirefoxを追加する
アップルメニューからシステム設定を開いてください。
サイドバーのキーボードを選び、表示された画面でキーボードショートカットをクリックします。
一覧からAppショートカットを見つけ、右側の[+]ボタンを押してください。
開いたダイアログで「アプリケーション」を「その他…」にしてアプリケーションフォルダのFirefox.appを選びます。
登録したいメニュー名を正確に入力し、お好みのキーコンビネーションを設定したら[追加]をクリックして完了です。
メニュー名はFirefoxの表示とまったく同じ文字列で入力しないとショートカットが反映されないので気をつけてください。
メニュー項目名に次のタブを入力し好みのキーを設定する
Firefoxでタブ切り替えをもっと快適にするために、macOSのキーボード設定からメニュー項目「次のタブ」にお好みのショートカットキーを割り当てしてみましょう。
画面左上のAppleマークから「システム設定」をクリックして、設定画面を表示させます。
左側リストから「キーボード」を選び、上部タブの「ショートカット」をクリックします。
左側メニューの「Appショートカット」を選び、右下の「+」ボタンをクリックします。
「アプリケーション」でFirefoxを選び、メニュータイトルに正確に次のタブと入力し、好みのキー(例:⌘+→)を押して登録します。
Firefoxを再起動し、⌘+→を押してタブが移動するか確かめましょう。
複数プロファイルを用途別に使い分ける

Firefoxでは用途ごとにプロファイルを作り分けると、それぞれに別の履歴やキャッシュ、拡張機能を持たせられます。仕事用は業務に必要なアドオンだけを入れてシンプルにしておくと、読み込みがスムーズになってストレスなくブラウジングできます。
プライベート用にはプライバシー重視の拡張だけを配置し、軽めの設定にしておくと、SNSや動画再生がサクサク動きます。複数プロファイルを持つことで、重い設定が他に影響しないうえ、何か問題が起きたときもどのプロファイルが原因かすぐ切り分けられるようになります。
プロファイルマネージャを呼び出して新規プロファイルを追加する
Firefoxが開いていると起動できないので、すべてのウィンドウを閉じます。
スポットライトで「ターミナル」を呼び出すか、アプリ>ユーティリティからターミナルを立ち上げます。
以下のコマンドを入力してプロファイルマネージャを表示させます。
/Applications/Firefox.app/Contents/MacOS/firefox -ProfileManager
「新規プロファイルを作成」をクリックして名前入力画面を呼び出します。
わかりやすい名前を設定し、必要なら「フォルダの選択」で保存先を指定します。
「完了」を押すと新しいプロファイルがリストに追加されます。
全ウィンドウを閉じないとプロファイルマネージャが正しく開かないことがあるので注意してください。
作業内容ごとにプロファイルを名前分けする
Firefoxを起動してアドレスバーにabout:profilesと入力します。Enterキーを押すとプロファイル管理画面が表示されます。
「新しいプロファイルを作成」ボタンをクリックし、ウィザードに従って「次へ」を選びます。保存先はデフォルトのままで問題ありません。
「プロファイル名」欄に仕事用/プライベート用/SNS用など、作業内容が一目でわかる名前を入力します。名前はシンプルにまとめると切り替えが楽になります。
Dockアイコンを右クリックして希望のプロファイルで開く
画面下のDockにあるFirefoxのアイコンを探して、アイコン上で右クリック(またはトラックパッドを2本指タップ)します。
表示されたメニューから登録済みのプロファイル名をクリックすると、選んだ設定で新しいウィンドウが立ち上がります。
よくある質問

- Firefoxが急に重くなった時、まず何をすれば良いですか
-
開きすぎたタブを整理してキャッシュをクリアすると驚くほど軽くなる場合があります。経験上、タブが数十個になるとメモリを大量に使うので定期的に不要タブを閉じると安定感が増します。
- たくさん入れたアドオンは速度に影響しますか
-
はい。ひとつひとつは小さくても重ねると遅く感じます。広告ブロックや文法チェックなどは特にリソースを使うため、本当に使うものだけ残すとサクサク動きます。
- Firefoxリフレッシュ機能って使ったほうが良いですか
-
設定や拡張が入り乱れた時におすすめです。実際に使ってみると不要なプロファイルがリセットされ、古いプロファイルはバックアップされるので安心して試せます。
about:configは危なくない?
about:configはFirefoxの奥深い設定画面ですが、慎重に操作すれば危なくありません。最新のFirefoxでは設定変更前にプロフィールのバックアップを取っておく機能があるため、もし戻したくなったときでも安心です。
この画面を使うと、並列読み込みスレッド数やキャッシュ動作などを
細かくチューニングできます。手を加えるとページの表示速度がぐっと上がり、日常のブラウジングがさらに快適になるのが魅力です。
拡張機能を減らしたのにまだ重いのはなぜ?
拡張機能をこまめに整理してもまだFirefoxがもたつく感じが残ることがあります。それは拡張機能だけが原因ではなく、ブラウザ内部や設定まわりに眠る“見えない重み”が関係しているからです。
実際に感じるもたつきの裏側には、たとえば閲覧データの積み重なりや、プロファイルの肥大化、ハードウェアアクセラレーションの不具合、それから意外と盲点になりやすい大量タブやマルチプロセス設定などが潜んでいます。
このあとの章でそれぞれの原因と対処方法をお伝えしますが、ポイントは「拡張機能以外にもチェックすべき部分がある」ということです。ここを見直すことで、よりすっきり快適な動きを取り戻せます。
メモリ解放アプリは入れた方がいい?
メモリ解放アプリを入れると一瞬だけ作業領域が増えたように感じるけれど、大きな効果は期待しにくいです。最新のmacOSにはメモリ管理をがんばってくれる仕組みが組み込まれていて、バックグラウンドのプロセスを自動で調整してくれます。
Firefox側も必要に応じて不要なキャッシュやタブのメモリを整理するので、通常のブラウジングならメモリ解放アプリなしで十分です。過去に複数タブを開きまくったり、大量の拡張機能を動かしているときだけ、Activity Monitorから不要プロセスを手動でシャットダウンする程度でメモリの使いすぎを防げます。
もし古いMacでどうしても重く感じるなら、CleanMyMacなどの定番アプリを試す手はあります。でも、アプリ自身が裏で動いてメモリを消費してしまうケースもあるので、まずはmacOSとFirefoxの内蔵機能で様子を見るのがおすすめです。
Firefoxがクラッシュしたらどうする?
Firefoxが急に落ちると「えっ、今のタブ消えちゃった?」って焦りますよね。でも焦らないで大丈夫です。
まずは普通に再起動を試してみましょう。Firefoxには前回開いていたタブを覚えておいてくれるセッション復元機能がありますので、立ち上げなおすだけで元通りになることが多いです。
もしアドオンが原因かもと思ったら、セーフモード(アドオン一時停止状態)で起動してみてください。アドオンなしで安定するなら、怪しいものをひとつずつオフにして調べると原因がつかめます。
それでも不安ならFirefoxのリフレッシュを検討してみましょう。設定や拡張機能をリセットしてくれるので、プロファイル関連の問題がリセットされて快適になります。
あとはバージョンが古いとクラッシュしやすくなるので、常に最新のFirefoxにアップデートしておくと安心です。更新内容には安定性向上パッチも含まれていることが多いです。
それでも解決しないときは、新しいプロファイルを作ってみるのも手ですよ。壊れた設定を丸ごと置き換えられるので、思い切ってスッキリさせられます。
まとめ

ここまで紹介した手順を順番に試せば、メモリやCPUの余計な負担を減らして、Firefoxが驚くほど軽やかに動くようになります。
- キャッシュと履歴をこまめにクリアしてリソースを解放
- 不要なアドオンを停止してブラウジングを軽量化
- ハードウェアアクセラレーションを活用して描画をスムーズに
- プロファイルをリフレッシュして設定のゴミを一掃
日々のメンテナンスを習慣にすれば、いつでもサクサクの使い心地をキープできます。
これでMac版Firefoxの快適さはバッチリです。ぜひ新しいブラウジング体験を楽しんでください。