初めてMacを開き、ブックマークを移したいのにFirefoxのアカウント設定で手が止まってしまっていませんか。
このガイドではインストールから同期まで画面通りに進めるだけで迷わず終えられる手順を丁寧に示します。確認メールの扱いや二段階認証のコツも押さえており、数分でお気に入りやパスワードを安全に引き継げます。
準備はメールアドレスだけです。今すぐ手順を眺めながら進めれば、次にMacを開くころにはブックマークもパスワードもそろった快適な環境が待っています。
MacにFirefoxを入れてアカウントを作り同期するまでのやさしい流れ

MacにFirefoxを入れて、アカウント作成から同期設定までをゆったり進めていきましょう。
- Firefoxのダウンロードとインストール:公式サイトから最新のmacOS版をダウンロードし、アプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップして起動します。
- Firefoxアカウントの作成とログイン:メニューから「サインイン」を選び、メールアドレスとパスワードを入力して登録します。
- 同期の設定:歯車アイコンの設定画面で「同期」を選び、ブックマークやパスワードなど同期したい項目をオンにします。
これだけでブックマークもパスワードもスムーズに引き継がれます。プロファイルをバックアップしておくと、万一のときにも安心です。
ゼロからFirefoxを入れてアカウントを作るとき

Firefoxをまだダウンロードしていないなら、まずは公式サイトから最新版を手に入れましょう。ファイルを開いたらアイコンをアプリケーションフォルダへドラッグするだけでインストール完了です。
インストールが終わったらFirefoxを立ち上げて、表示されるサインイン画面でメールアドレスと自分だけの強いパスワードを入力します。受信した確認メールのリンクをクリックすれば、ブックマークやパスワードが自動で他のデバイスとも同期されるようになります。
①公式サイトを開き「Firefoxをダウンロード」ボタンをクリック
任意のブラウザを開きhttps://www.mozilla.org/ja/firefox/にアクセスします。
表示されたトップページの「Firefoxをダウンロード」ボタンをクリックして、インストーラーのダウンロードを開始します。
②ダウンロードしたdmgを開きFirefoxアイコンをApplicationsへドラッグ
Finderでダウンロードフォルダを開き、Firefoxのdmgファイルをダブルクリックします。デスクトップに「Firefox」ボリュームがマウントされるまで気長に待ちましょう。
マウントされたウィンドウ内でFirefoxアイコンをドラッグし、サイドバーまたはウィンドウ内にあるApplicationsフォルダへドロップします。管理者パスワードを求められたら入力してください。
③LaunchpadからFirefoxを開き「新しいアカウントを作成」を選ぶ
DockのロケットアイコンをクリックしてLaunchpadを開きます。
検索ボックスに「Firefox」と入力し、表示されたアイコンをクリックして起動します。
Firefoxのウェルカム画面で上部にある新しいアカウントを作成をクリックします。
Launchpadで見つからない場合は、Spotlight(⌘+スペース)から「Firefox」と入力しても起動できます。
④メールアドレスとパスワードを入力して「アカウントを作成」をクリック
メールアドレス欄をクリックして、普段使っているものを正確に入力します。すぐに届くメールが必要なので、迷惑メールフォルダも確認できるアドレスを選びましょう。
パスワード欄には英大文字・英小文字・数字・記号を混ぜた8文字以上のものを入れます。誤って前後に空白が入らないように気をつけてください。
入力後、パスワード強度メーターが「強」となることを確認したら、青い「アカウントを作成」ボタンをクリックします。
パスワードはコピペで入力すると余計な空白が付くことがあるので、手入力かテキストエディタに貼り付けてから確認すると安心です。
⑤届いた確認メールの「Verify」をクリックして認証を完了
登録したメールアドレス宛に届いた確認メールを開いてください。本文にあるVerify
ボタンをクリックすると、ブラウザで認証完了画面が表示されます。これでアカウントが有効化され、Firefoxの同期機能が利用可能になります。
メールが届かない場合は迷惑メールフォルダを確認してください。
⑥Firefoxのツールバーで「Syncを有効にする」を選び同期を開始
Firefoxの右上にある雲のような形のSyncアイコンを探してね。マウスを合わせると「Sync設定」と表示されるよ。
アイコンをクリックするとメニューが開くので、「Syncを有効にする」を選んでね。Firefoxアカウントのメールとパスワードを入力すると、自動的にブックマークやパスワードがMacと同期されるよ。
Firefoxアカウントをまだ作っていない場合は、同期画面で新規登録のリンクが出るよ。そのまま数分でアカウントが作成できるから安心してね。
すでにMacでFirefoxを使っているけどアカウントがないとき

MacでFirefoxはもう使っているけれどアカウントは持っていない状態なら、今あるデータそのままにサインインだけで同期がスタートできるんだ。ブックマークや履歴、保存済みパスワードを手動で移さなくていいから、とっても楽だよ。
アカウントを作ると、別の端末でもサクッとデータを呼び出せる。たとえば出先で見ていたタブを戻ってすぐ確認したり、よく使うパスワードを自動で入れたりしてくれるから、日々のストレスがグッと減るよ。
①メニューバーの「FirefoxSyncにログイン」をクリック
画面上部のFirefoxメニューをクリックすると項目が開きます。その中からFirefox Syncにログインを選んでください。
②メールアドレスを入力し「続ける」でアカウント登録画面へ進む
Firefoxのサインイン画面でメールアドレス欄をタップして、登録したいアドレスを正確に入力します。
入力ミスを防ぐため、メールアドレスをコピー&ペーストすると安心です。
入力が完了したら画面下の続けるボタンをタップしてください。
③パスワードを設定して「アカウントを作成」を押す
まずはパスワード欄に英大文字・英小文字・数字を組み合わせた8文字以上の文字列を入力します。ほかのサービスで使い回さないように気をつけると安心です。
パスワードが入力できたら画面下の「アカウントを作成」を押してください。これでFirefoxアカウントの準備が整います。
パスワードは忘れにくいものを選ぶ一方で、他のサイトと同じものは避けましょう。
④確認メールの「Verify」ボタンを押して認証
Firefoxから送られた認証メールを探します。送信元は「no-reply@firefox.com」や「support@mozilla.org」の場合があります。見つからないときは迷惑メールフォルダもチェックしてください。
メール本文にある大きな「Verify」ボタンをクリックします。クリック後にブラウザが開き、認証完了のメッセージが表示されたらアカウント作成が完了です。
⑤同期したい項目を選び「今すぐ同期」をクリック
アカウント画面の同期設定で、ブックマークやパスワード、履歴など好みの項目にチェックを入れてください。プログラマー視点では不要なデータを外すことで同期時間を短縮できます。
「今すぐ同期」ボタンを押すと選んだデータがサーバーとやり取りされます。進捗バーが100%になるまで待てば完了です。
Firefoxアカウントを活かしてもっと便利に使うヒント

Firefoxアカウントを同期するだけでも便利ですが、ほんのひと手間加えるともっと快適になります。お気に入りの機能を組み合わせて毎日のブラウジングをパワーアップしましょう。
応用技 | 活用シーン |
---|---|
デバイス間タブ送信 | スマホで見つけたページをPCですぐ開きたいときにワンクリックで引き継げます。 |
Pocketとの連携 | 気になる記事を後でじっくり読むためにまとめておけます。オフラインでも安心です。 |
拡張機能の同期 | ブックマークだけでなく、広告ブロックやパスワード管理拡張もすべての端末で同じ環境にそろえられます。 |
Firefox Relayの活用 | 会員登録時に捨てメールアドレスを瞬時に発行して、本物のメルアドへの迷惑メールを減らせます。 |
Firefox Monitorのチェック | メールアドレス流出の有無を定期的に通知してもらい、パスワードの再設定を忘れずに行えます。 |
iPhoneやiPadとブックマークを一瞬で共有

外出先で見つけたお気に入りのウェブページも、Macのブラウザからすぐアクセスできたら嬉しいですよね。
Firefoxのアカウント同期をオンにしておけば、iPhoneやiPadのFirefoxでブックマークを追加した瞬間に、Mac側にも反映されます。お互いのデバイスで同じブックマークを読めるので、メールやメモアプリでリンクを送る手間がなくなります。
レシピサイトをキッチンのiPadでチェックしたあと、リビングのMacで大きな画面で見直すときにも便利です。移動中にiPhoneで調べものしたブックマークも、帰宅後すぐ職場用のMacで開けるので、作業効率がぐっと上がります。
同期がうまく動かない場合は、iOS版Firefoxの設定画面で「同期」がオンになっているか確認してください。再起動やログアウト&ログインで改善することもありますので、困ったときに試してみてください。
FirefoxアプリをAppStoreから入れて同じアカウントでログイン
App Storeを開いて「Firefox」を検索し、インストールします。完了したらFirefoxを起動してください。
DockのApp Storeアイコンをクリックして起動します。「Firefox」で検索し、「入手」をクリックするとインストールが始まります。
インストール後にFirefoxを開き、画面右上のサインインをクリックします。先ほど設定したメールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」を選択してください。
アドレスバーの雲アイコンをタップして同期を手動で実行
アドレスバー右端にある雲マークをクリックしてみましょう。
アイコンが回転からチェックマークに変わったら無事に同期できています。
オフライン状態だと雲アイコンが動かず同期できないのでオンラインかどうかをチェックしましょう。
複数のプロファイルで仕事とプライベートを切り替える

仕事用のサイトとプライベート用のサイトを混ぜずに使いたいときは、Firefoxのプロファイル機能が大活躍します。プロファイルごとにブックマークやパスワード、拡張機能がバラバラに管理されるので、「仕事」プロファイルでは社内ツールだけをまとめておき、「プライベート」プロファイルでは趣味のサイトやSNSだけをサクッと開けるようになります。
プロフィールマネージャーから使いたいプロファイルを選ぶと、それぞれ独立したウィンドウが立ち上がるため、仕事中にプライベートの閲覧履歴が混ざる心配もありません。プロファイル名はわかりやすく付けておくと、切り替えがもっとスムーズになります。
プロファイルマネージャーを開き「新しいプロファイルを作成」を選ぶ
まずFirefoxが完全に終了していることを確認してください。
次にFinder→アプリケーション→ユーティリティ→ターミナルを開きます。
ターミナルで以下のコマンドを入力してエンターキーを押します。
open -n -a "Firefox" --args -ProfileManager
プロファイルマネージャーのウィンドウが表示されたら、左下の新しいプロファイルを作成をクリックしてください。
用途ごとに名前を付けてアイコンを選び「完了」を押す
新しいコンテナを作るときは、まず用途がパッとわかる名前を入力してから、アイコンを選びます。名前は日本語でも英語でもOKなので、自分が見てすぐに判断できるものにするとあとあと便利です。
- 名前:「仕事」「プライベート」「買い物」など、用途がひと目でわかる文字列を入力する。
- アイコン:リストから用途に合ったマークをクリックして選ぶ。
- 完了:入力内容を確認したら、画面右下の「完了」を押して設定を保存する。
2段階認証を使って安全に守る

Firefoxアカウントに2段階認証を設定すると、いつもよりもう一つ鍵を増やして不正ログインをしっかりブロックできます。ログイン時にパスワードだけでなくスマホの認証コードも求められるので、万が一パスワードが漏れても安心です。
認証方法には認証アプリ(Google AuthenticatorやAuthy)やSMS受け取りが選べます。どちらも数ステップで設定できるので、導入は思ったより簡単です。特に大切なブックマークやパスワードを守りたいときにはぜひ使ってみてください。
Firefoxアカウントページで「2段階認証を追加」をクリック
アカウント設定画面を開くと「セキュリティ」のセクションがあります。その中にある2段階認証を追加ボタンを見つけてください。
ボタンを押すと認証アプリ連携画面が表示されます。
スマホの認証アプリでQRコードを読み取り6桁コードを入力
スマホで使っている認証アプリ(例:Google AuthenticatorやAuthy)を開いて+アイコンをタップします。
表示されているQRコードをスマホのカメラで読み取ってください。
認証アプリに表示された6桁のコードをMacの画面に入力します。
「有効化」ボタンが活性化したらクリックすると設定が完了します。
認証アプリの時計がずれているとコードが無効になる場合があるので、アプリ側の時刻同期をオンにしておくと安心です。
よくある質問

- Firefoxアカウントを作るのに料金はかかりますか?
アカウント作成は完全に無料です。メールアドレスとパスワードを用意すれば、数分でアカウントができます。二段階認証も設定できるので、安心感アップのためにぜひ試してみてください。
- 既存のブックマークやパスワードは本当に同期されますか?
はい。初めて同期するときに少し時間がかかりますが、私の場合1000件以上のブックマークとパスワードが無事に移行できました。同期設定で「すべて選択」を使うと見落としが減ります。
- 同期がうまくいかないときはどうすればいいですか?
同期エラーが出たときは、まずFirefoxを最新版にアップデートしてみてください。それでもダメなら一度ログアウトして再度ログインすると、クラウド側の設定がリフレッシュされて復旧することが多いです。
アカウントを作るときクレジットカード情報は必要?
Firefoxアカウントを作るときは、メールアドレスとパスワードだけで登録できます。クレジットカード情報は一切不要なので、安心してアカウントを作成できます。
もしブラウザの拡張機能などでカード入力を求められたように見えても、実際のアカウント作成には関係ありません。プライベートウィンドウで改めて公式ページにアクセスすると、スムーズに手続きが完了します。
同期が始まらないときはどうすればいい?
Firefoxの同期がうまく始まらないときは、まずアカウントに正しくログインしているかを確かめてみましょう。次にインターネット接続が安定しているか、さらにFirefoxの同期設定で同期の項目がオンになっているかをチェックするとよいです。それでも動かないときは、Firefoxを再起動したり、最新版にアップデートしたりすると、同期処理がリフレッシュされてスムーズに始まることが多いです。
パスワードを忘れたらデータは消える?
- パスワードを忘れたらデータは消える?
-
Firefoxアカウントのログインパスワードを忘れても、サーバー側に保存されたブックマークやパスワードはそのまま残ります。
パスワードリセットのメールから新しいパスワードを設定すれば、再度サインインするだけでデータが同期されますので安心してください。
ただし、Firefoxのマスターパスワード(サイトごとの保存情報を暗号化する機能)を設定していて忘れると、ローカルに保存されたログイン情報は解除できなくなるので注意が必要です。
会社用と個人用でアカウントを分けられる?
会社用と個人用は別々のプロファイルを作ることでしっかり分けられます。Firefoxは複数のプロファイルを同じMac上で管理でき、それぞれに異なる同期アカウントを設定できるため、ブックマークもパスワードも完全に分離しながら切り替えられます。
さらに、手軽にウェブサイト単位で切り替えたいならMulti-Account Containersという拡張機能が活躍します。会社用と個人用のコンテナを作れば、同じタブでもログイン情報を混ぜないで使い分けられるのが便利です。
まとめ

これまでに紹介した手順をふり返ると、まずは公式サイトからFirefoxをダウンロードしてMacにインストールしました。そして、新しくFirefoxアカウントを作成し、ブラウザにサインインすることでブックマークやパスワードを自動で移行できるように設定しました。
この流れを試せば、他のデバイスでも同じFirefoxアカウントでログインするだけで、いつものお気に入りやログイン情報がそのまま使えます。さっそく同期を活用して、快適なブラウジングライフを始めましょう。