新しいMacを手にしたものの、友人と盛り上がっているでWindowsゲームをあの操作感のまま遊べるか心配ではありませんか?
ここでは長年macOSに携わる開発者の実体験をもとに、BootCampやParallels、さらにクラウド型サービスまで、環境や好みに合わせて選べる複数の手順を丁寧に紹介し、設定でつまずかない工夫や動作を軽く保つポイントも詳しくお伝えします。
段階ごとの解説に沿って設定を進めれば、好きなタイトルをインストールして動かす喜びに自然と手が届きます。読みながら試すだけで疑問が次々と解消され、気づけば快適なプレイ環境が整っています。
MacでWindowsゲームを遊ぶ準備をゼロからやさしく

MacでWindowsゲームを遊ぶには、最初に何を準備すればいいのか迷いがちです。ゲームの動作が不安定にならないよう、使いやすくて性能を活かせる方法をまとめました。
大きく分けると、以下の3つの方法があります。
- Boot Camp:Intel MacならWindowsをネイティブ起動できるので本格的に遊びたい方向け
- 仮想環境ソフト:Parallels DesktopやVMware FusionでMacとWindowsを同時に使いたい方向け
- 互換レイヤー:CrossOverやWineでインストールなしに軽めのゲームを試したい方向け
Appleシリコン搭載MacではBoot Campが使えない点に注意してください。それぞれ性能や手軽さに違いがあるので、自分の遊び方に合った方法を選ぶのがおすすめです。
まずはどれか一つを選んで、次のステップを一緒に進めていきましょう。
BootCampでネイティブに動かす

BootCampはMacにWindowsをそのまま入れて再起動する仕組みなので、ゲームを動かすための処理を一切渡さずにネイティブのままパワーを引き出せます。グラフィックボードやCPUをWindows専用ドライバで動かせるから、重めの3Dタイトルもスムーズに遊びたいときにぴったりです。ただし、Windowsのライセンス購入やパーティション分割の準備が必要なので、じっくり腰を据えてゲーム環境を整えたい方におすすめです。
①LaunchpadからBootCampアシスタントを開く
DockにあるLaunchpadアイコン(ロケットマーク)をクリックして起動してください。
表示されたアプリ一覧からBootCampアシスタントを探してクリックします。
これでBootCampアシスタントのメイン画面が開きます。
Appleシリコン搭載モデルではBootCampアシスタントが利用できません
②公式サイトで入手したWindowsISOを選ぶ
公式サイトからダウンロードしたISOファイルがどこにあるか、まずはFinderで確認しましょう。
仮想化ソフトやBoot Campの設定画面で「ISOファイルを選択する」「イメージを指定する」といったボタンをクリックするとファイル選択ダイアログが開きます。
ダイアログ内でダウンロードフォルダや保存先フォルダに移動し、windows10_Japanese_x64.isoなど、ダウンロードしたファイル名を選んで「開く」を押してください。
選択後、正しく認識されると「ファイル名」「サイズ(約5GB)」「タイプ(ISOイメージ)」が表示されます。
ISOファイルが途中で途切れたり破損したりしていると読み込めないので、ダウンロード完了まで待ってから選ぶようにしましょう。
③スライダーでWindows用容量を決める
スライダーを動かしてWindows用のディスクサイズを決めます。アプリやデータの増加を見越して、少し余裕を持たせると安心です。
Boot Campの画面にあるバーをドラッグして、Windowsに割り当てたい容量を指定します。最低50GB以上を目安に動かしましょう。
希望のサイズになったら「インストール」をクリックします。ディスクがパーティション分割され、自動で再起動が始まります。
容量を小さくしすぎるとアプリの追加やアップデートで足りなくなるので、少し余裕を持つことが大切です。
④続けるを押して自動インストールに任せる
ISOファイルを選択したら「続ける」をクリックしましょう。あとはBoot Campがディスクの区画分けやWindowsのファイルコピーを自動で進めてくれます。手を離してMacに任せればOKです。
インストール中はMacの電源を切らないようにしましょう。途中で止めるとデータが壊れることがあります。
⑤再起動後にWindowsセットアップとAppleドライバを完了
再起動するとWindowsのセットアップ画面が表示されます。画面の案内に従って地域やキーボードレイアウトを選び、Microsoftアカウントでサインインしてください。
言語やネットワーク設定を行い、PC名とパスワードを登録します。更新のタイミングで再起動が求められる場合は案内に従ってください。
自動で開くBoot Campサポートソフトのインストーラを起動し、画面の指示に従ってドライバを導入します。完了後に再起動を選んでください。
Boot Campサポートソフトは管理者権限が必要です。インストール中は他のアプリを閉じておくとスムーズです。
ParallelsDesktopで手軽に仮想マシン

Parallels DesktopはMacの上でWindowsをまるごと動かせるソフトです。再起動せずにアプリのように起動できるので、ゲームを遊ぶときだけさっと立ち上げられてとても便利です。
動作に合わせてCPUやメモリの割り当てを自由に変えられるので、重めのゲームでも負荷を抑えやすいです。さらにCoherenceモードを使うとWindowsのウィンドウがMacアプリと同じ感覚で並ぶので、ファイル移動やスクリーンショットも直感的にできる点がうれしいですね。
プログラマーならではのポイントとして、仮想マシン設定画面で「グラフィックメモリ」をできるだけ割り当てるとDirectX12対応ゲームの描画が安定しやすくなるのでおすすめです。
①公式ページからParallelsDesktopをダウンロード
Parallels Desktopをダウンロードするには、公式サイトから最新バージョンのインストーラーを入手します。
お使いのブラウザでParallels Desktopの公式ページを開きます。
トップページの「Download」や「無料トライアルを始める」と書かれたボタンを探してクリックします。
表示されたダウンロードリンクをクリックして、案内に従いファイルを任意の場所に保存します。
②dmgを開いてアプリをApplicationsへドラッグ
ダウンロードした.dmgファイルをダブルクリックしてデスクトップにマウントします。
表示されたウインドウ内のアプリアイコンをFinderサイドバーのApplicationsフォルダへドラッグ&ドロップします。コピーが完了するまで待ちましょう。
コピー後、デスクトップのマウントポイントを右クリックし「取り出す」を選んでアンマウントしてください。
③初回起動でTrialを選びWindows11を自動取得
インストール後、仮想マシンを起動するとセットアップウィザードが立ち上がります。「Trial(試用版)」を選ぶと、Windows11の公式イメージが自動でダウンロードされます。
ダウンロードの進捗バーが出るので、ネット環境が安定していることを確認してください。完了するとそのままインストールが進み、数分でWindows11が使えるようになります。
高速なWi-Fiや有線LANを使うとダウンロードがスムーズになります。
④共有フォルダとキーボード設定を確認して完了
仮想マシンの設定画面で「共有フォルダ」を開きます。Mac側にあるゲームフォルダを追加すると、Windowsのエクスプローラーからドライブとして見えるようになります。追加後はエクスプローラーで実際にフォルダが表示されるか確認してください。
続いて「キーボードとマウス」の設定をチェックします。日本語配列と英語配列の切り替えがスムーズにできるか確かめてください。特にゲーム内で⌘(コマンド)とCtrlを入れ替えると操作しやすくなる場合があるので、キーのマッピングも実際に動かして確認しておくと安心です。
ここまで設定できていれば環境の準備は完了です。さっそくゲームを起動して、快適さを実感してみましょう。
Crossoverでインストール不要の軽量プレイ

CrossoverはWindowsの動作環境をMac上にそっと持ってきてくれるお助けツールです。ゲームのインストーラーをあれこれ準備しなくても、対応タイトルを選ぶだけでサクッと遊び始められます。
実際に使ってみると、仮想マシンを立ち上げる手間がないので動作が軽やかで起動もスピーディーです。Windowsライセンスの購入も不要なので、コストをかけずにゲームの挙動をチェックしたいときにもぴったりです。
メモリやCPUの負荷が気になるときや、ちょっとだけゲームを試してみたいときに向いています。重たい仮想環境なしで遊びたいなら、まずはCrossoverの優しさを体感してみてください。
①Crossoverのサイトからpkgを入手
まずはSafariやChromeでCrossoverの公式サイトへアクセスします。トップページにある「Download Crossover」ボタンを探してクリックしましょう。
クリックするとMac用の.pkgファイルのダウンロードが始まります。しばらく待って完了したらFinderの「ダウンロード」フォルダを開き、最新のCrossover.pkgが保存されていることを確認してください。
複数バージョンがある場合は日付を見て最新のものを使ってください。古いファイルを間違って開くと動作しないことがあります。
②アプリを起動しInstallWindowsSoftwareをクリック
LaunchpadやアプリケーションフォルダからWine(またはPlayOnMac)を起動してください。アイコンをダブルクリックすると最初のウィンドウが立ち上がります。
ウィンドウ中央にあるInstallWindowsSoftwareボタンを押すと、Windows用インストーラを登録する画面に切り替わります。大きめの文字とアイコンで表示されるので、迷わずに進められます。
③Steamなど必要なボトルを選びインストール
Bottles(ボトル管理アプリ)を使うと、SteamやDirectXなど必要なランタイムをまとめてインストールできるので便利です。ここではSteam用のボトルを作成しつつ、推奨の設定をサクッと入れてみましょう。
Bottlesアプリのメイン画面で「+」アイコンをクリックし、新しいボトルの作成ウィンドウを表示させます。
テンプレート一覧で「Steam」を選び、64bit(x86_64)を選択します。これで必要なライブラリが自動で紐づきます。
分かりやすい名前(例: Steam-Win10)を入力し、「Create」をクリックします。数分待つとインストールが完了します。
これでSteamランチャーが起動できるボトルができあがりです。最初の起動時にSteamのインストーラーが立ち上がるので、画面の指示に従ってログインしてください。
注意点:
テンプレートは64bit版を選んでください。32bitだと最新ゲームで動作しない場合があります。
④ライブラリからゲームを選んでPlayを押す
インストールが終わったら、さっそくライブラリ画面を開いてみましょう。
ライブラリ一覧から遊びたいゲームを見つけたら、そのタイトルをクリックして詳細画面を開きます。
詳細画面の右上にあるPlayボタンを押すと、Wine環境が立ち上がりゲームがスタートします。
初回起動時は「この開発元の確認ができません」といったダイアログが出ることがありますが、システム環境設定→プライバシーとセキュリティから承認してあげるとスムーズに進みます。
ダイアログ画面を放置すると起動に失敗するので、必ず許可操作を行ってください。
GeForceNOWなどクラウドでスペックを気にしない

GeForceNOWなどのクラウドゲームサービスを使えば、Macの性能を気にせずWindows版ゲームを楽しめます。高性能なサーバー側で動かしてストリーミングする仕組みなので、重いグラフィック設定でもサクサク動くのが魅力です。
- マシンパワー不要:ローカルのMacは映像受信と入力送信だけでOK
- 初期設定が簡単:アプリをインストールしてログインするだけで利用スタート
- 常に最新環境:ドライバやOSの違いを気にせず最新バージョンでプレイ
- ネット環境がカギ:安定した有線LANや高速Wi-Fiを用意するとラグや途切れが減る
こんな人におすすめです:普段は軽めの作業用Macを使っていて、本格ゲーム用のハードを別に用意したくない方や、友だちと一緒に画質設定を気にせずサクッとプレイしたい時にぴったりです。
エンジニア視点のアドバイスとしては、混雑時間帯を避けるとサーバー負荷が低めで快適度アップ。定期的にベンチマークモードで遅延チェックしておくと、プレイ中に「あれ?重いかも」という場面を未然に防げます。
①AppStoreでGeForceNOWアプリを入手
DockやLaunchpadからAppStoreを起動します。OSが最新でない場合は起動時にアップデートを促されることがあるので案内にしたがって更新してください。
画面上部の検索欄に「GeForceNOW」と入力してアプリを探します。アイコンを確認して「入手」をクリックし、AppleIDのパスワードを入力するとダウンロードが始まります。
AppStoreでサインインしていないと「入手」ボタンが押せないので、事前にメニューからサインインしてください。
②NVIDIAアカウントでサインイン
DockやアプリケーションフォルダからGeForce Nowを開いてください。
右上のサインインをクリックしてログイン画面を呼び出します。
登録済みのメールアドレスとパスワードを入力してサインインを押します。
認証コードが求められたらスマホや認証アプリでコードを取得して入力してください。
NVIDIAアカウントがない場合は先に公式サイトで新規登録するとスムーズです。
③ライブラリにゲームを追加してPlayをクリック
エミュレータのメニューから「ライブラリを追加」または「ゲームを読み込む」を選び、Windowsゲームの.exeファイルが入っているフォルダを指定します。しばらくすると自動検出されたゲームタイトルが一覧に並ぶので、タイトルの横にあるPlayボタンをクリックすれば、そのままゲームが起動します。
④プレイ前にネット回線速度をチェック
Safariなどでfast.com
やspeedtest.net
にアクセスして《開始ボタン》をクリックしてください。ダウンロード速度とping(応答時間)をチェックすると、オンラインゲームの快適さがわかりやすいです。
Homebrewが入っている場合はターミナルで
brew install speedtest-cli
を実行し、続けてspeedtest-cli
を打つと文字ベースで結果が出せます。繰り返し測ることで安定度を確かめられます。
ルーターの位置や同時接続数で速度が変わるため、有線接続を試すとより正確です。
WindowsゲームをMacでも快適に楽しむ応用アイデア

基本環境を整えたあとに取り入れると、Windowsゲームをもっと快適に楽しめる工夫をいくつかまとめました。手間ひまかけずに試せるアイデアを参考に、ぜひMacでのプレイをグレードアップしてみてください。
応用アイデア | 役立つポイント |
---|---|
クラウドゲーミング活用 | Macの負荷をクラウドに任せることで重たいタイトルもサクサク動く |
eGPU(外部GPU)導入 | グラフィック処理性能が大幅にアップして高画質設定でも快適に |
コントローラー設定の最適化 | キー割り当てや感度調整で操作レスポンスを向上できる |
起動スクリプト自動化 | 起動から最適設定までをワンクリックで完了させて手間を省く |
ネットワークチューニング | QoS設定やVPN活用でオンライン対戦のラグを減らす |
DualSenseやXboxコントローラをBluetoothでペアリング

Bluetooth接続ならケーブルに気を遣わずにコントローラを自由に動かせます。DualSenseはPSボタンとCreateボタンを同時に長押し、Xboxコントローラは本体上部のペアリングボタンを長押しするとモードに入り、Macのシステム設定>Bluetoothにコントローラ名が現れます。
一度登録しておくと次回以降は自動でつながるので、ワイヤレスのままサクサクゲームが楽しめます。エンジニアならではのコツとしては、コントローラのバッテリ残量が低いと再接続が不安定になるので、ペアリング前にしっかり充電しておくのがおすすめです。
システム設定のBluetoothを開きコントローラを検出
画面左上のAppleメニューからシステム設定をクリックして設定ウインドウを開きます。
サイドバーのリストからBluetoothを選んでBluetooth設定画面を表示します。
コントローラをペアリングモードにして一覧に表示されるのを待ちます。DualSenseはPSボタンとCreateボタン、Xboxコントローラはペアリングボタンを長押しでペアリングモードに入ります。
表示されたコントローラ名をクリックして接続してください。
ペアリングを押して接続完了を確認
コントローラーの電源を入れてBluetooth設定画面で表示されたデバイスの「ペアリング」をクリックします。そのまま数秒待つとステータスが「接続済み」に変わります。
LEDインジケーターが点滅から点灯に切り替われば、Macとしっかりつながったサインです。
ペアリングに失敗したときはコントローラーを一度オフにして再度オンにすると反応しやすくなります。
Retinaディスプレイで高フレームレートを狙う設定

Retinaディスプレイの美しさは魅力だけど高解像度がGPUに負担をかけてフレームレートが落ちやすい。
まずはシステム設定>ディスプレイで解像度をスケーリングに切り替え「よりスペース(低解像度)」を選ぶと仮想環境やエミュレーターでの描画負荷が大きく減る。
ゲーム内解像度をネイティブの半分やフルHDに下げるのも有効で、Retinaの画素数を活かしつつフレームレートをしっかり安定させられる。
高負荷なシーンでカクつきが気になる時にこの設定を試すとスムーズな動きが戻ってくるので、手軽にパフォーマンスを底上げしたい場面にぴったり。
ゲーム内オプションで解像度を多少下げる
ゲームのメニューからグラフィック設定を選びます。
解像度を1600×900や1280×720など少し低めにすると描画負荷が軽くなり、カクつきが減ります。
フルスクリーン表示が重い場合はウィンドウモードに切り替えてみると効果的です。
設定変更後はゲームを再起動すると確実に反映されます。プレイ前に必ず保存してください。
MetalAPI対応なら優先して選ぶ
MetalAPI対応の仮想化ソフトを選ぶと、ゲームのグラフィック処理をmacOS標準のAPIがしっかり引き受けてくれて、プレイ中のカクつきが大きく減ります。
Parallels DesktopやUTMなどの公式サイトでMetalAPI対応の表記を探しましょう。
仮想マシンの設定>ハードウェア>グラフィックに進み、描画エンジンをApple Metalに切り替えます。
MetalAPI非対応だとGPUエミュレーションだけになるため、フレームレートが大幅に下がることがあります。
GamePassUltimateでクラウドとローカルを使い分け

GamePassUltimateはクラウドストリーミングとローカルダウンロードの二つの遊び方を用意していて、どちらも使い分けると快適にWindowsゲームを楽しめます。
- クラウドストリーミング:インストール不要で数秒後にプレイ開始できるので、「すぐ遊びたい!」というときに最適です。
- ローカルダウンロード:一度ゲームを落としておけばネット回線の影響を受けにくく、ラグを抑えたいときや高画質で遊びたいときにおすすめです。
- 自動切り替え:接続状況を見ながらMac側でどちらかを選べるので、家ではローカル、外出先ではクラウドといった使い分けがスムーズにできます。
回線速度やバッテリー残量をチェックして、それぞれのメリットを活かすと、ゲーム体験がもっと豊かになります。
Safariからxbox.com/playにアクセスしホーム画面へ追加
Safariを起動してアドレスバーにxbox.com/playと入力し、移動をタップする。
画面下部の共有アイコン(四角から上向き矢印)をタップする。
共有メニューをスクロールしてホーム画面に追加をタップし、表示名を確認して追加をタップする。
PWA対応ページでない場合はホーム画面アイコンが正常に表示されないことがあるため、最新のiOSアップデートを適用しておくと安心です。
ParallelsのWindowsでも同じアカウントで同期
Parallelsで起動したWindowsのスタートメニューから設定を開き、アカウント>ユーザー情報を選んでローカルアカウントからMicrosoftアカウントへ切り替えます。
メールアドレスとパスワードを入力すると、Microsoftアカウントでログインされ、Windowsの設定やOneDriveのデータが自動で同期されます。
Microsoft Storeを起動し、右上のアイコンから同じMicrosoftアカウントでサインインします。購入済みのゲームはそのまま利用できます。
さらにSteamをインストールして既存のSteamアカウントでログインすれば、クラウドセーブやライブラリがそのまま利用可能です。
Parallelsのネットワーク設定がブリッジモード以外だと同期に時間がかかる場合があります。
よくある質問

BootCampなしでWindowsゲームは遊べますか?
- BootCampなしでWindowsゲームは遊べますか?
-
Parallels DesktopやCrossOverを使えばBootCampなしでもある程度のタイトルが動きます。
試しに2Dゲームを動かしたところネイティブに近い速度を体感できました。
ただし重い3Dゲームでは解像度やグラフィック設定を下げる調整が必要でした。
Parallels Desktopと無料のWineやCrossOver、どれがいいですか?
- Parallels Desktopと無料のWineやCrossOver、どれがいいですか?
-
Parallels Desktopは導入も操作も簡単で安定性が高く、はじめてならこちらがおすすめです。
Wineは完全無料ですがゲームごとの対応情報を自分で追う手間があります。
CrossOverはWineベースのGUIがわかりやすく、両者の中間的な選択肢になります。
ゲームの動作が遅いときはどうすればいいですか?
- ゲームの動作が遅いときはどうすればいいですか?
-
仮想マシンに割り当てるCPUコア数やメモリ容量を増やすと処理が安定しやすいです。
グラフィック設定を中画質や低画質に下げるとfpsが向上しました。
解像度をフルHD以下に落とし、3Dアクセラレーションを有効にすると効果的です。
AppleシリコンMacでもBootCampは使える?
Appleシリコン搭載のMacでは、残念ながらBootCampを使って直接Windowsを二重起動することはできません。
その代わりに、Parallels DesktopやUTMといった仮想化ツールを使う方法が一般的です。これならmacOS上にWindowsをまるでアプリのように立ち上げられるので、切り替えもスムーズに行えます。
仮想化ならメール確認やちょっとした作業を中断せずにWindows環境を使えるのがうれしいポイントです。特にゲームを楽しみたいときは、ParallelsのCoherenceモードで画面がごちゃごちゃせずに済むのでおすすめです。
ParallelsとCrossoverはどちらが軽い?
ParallelsはMac上にまるごとのWindows環境をつくるやり方なので、起動時に最低4GB前後のメモリを確保し、CPUへの負荷もそれなりにかかります。
CrossoverはWindows用プログラムの命令をMac用に変換してくれる仕組みなので、仮想マシンを立ち上げる手間がありません。そのぶんメモリ使用量は1GB前後でおさまり、起動もサクッと10秒ほどで終わります。
もしMacのリソースをなるべく節約したいならCrossoverが軽やかに動いてくれておすすめです。幅広いゲーム対応や安定した動作を重視するならParallelsが頼もしい存在になります。
ゲーム起動時に黒い画面で止まるのはなぜ?
ゲームを起動した瞬間に真っ黒な画面でフリーズするのは、Windows向けのグラフィック機能がMac側でうまく動いていないのが大きな理由です。WineやCrossOver、仮想化ツールではDirectXやOpenGLが正しく読み込めずに止まってしまうことがあります。
こうしたときはまずログを追いかけるのがおすすめです。ターミナルから起動してエラー行を探し、そのキーワードをもとに「winetricksで必要なライブラリを入れる」「DXVKをオンにする」といった具体策を調べるとスムーズです。
DirectX9のランタイムが抜けていると黒画面が続くケースが多いです。winetricksコマンドでd3dx9とvcrun2019を追加してから再度起動してみてください。
それでも改善しない場合は、仮想化ソフトのグラフィック設定でVRAMを増やすか、BootCampならApple公式のGPUドライバアップデートを適用すると描画周りの安定性がグッと上がります。
Steamで買ったWindowsゲームはそのまま動く?
Steamで購入したWindows専用ゲームは、そのままmacOSで起動しません。
SteamクライアントはmacOS向けに提供されているゲームしか認識できず、Windows版タイトルは見つかりません。
Linux向け互換技術のProton(Steam Play)はmacOS非対応なので導入できません。
Windowsゲームを動かすには、CrossOverやWineのような互換レイヤー、仮想化ソフト、あるいはIntel MacならBoot Campを活用する必要があります。
外付けGPUはMacで使える?
外付けGPUはThunderbolt3ポートを備えたMacなら接続できて、グラフィック負荷の高いWindowsゲームをより快適に楽しめます。
専用のエンクロージャー(筐体)にデスクトップ用のグラフィックボードを組み込んでケーブルでつなぐだけなので、内蔵GPUでは厳しかった重いタイトルもフレームレートがぐんと安定するんです。
ただしThunderboltの帯域幅に限りがあるので、ノート専用の外付けGPUユニットほどパワフルではない点には注意してください。
まとめ

ここまで取り上げた手順を振り返ると、まずMacに合わせたエミュレータや互換レイヤーを選び、インストールから設定、実際のゲーム動作確認まで一連の流れをスムーズに進められます。
特にCrossOverを使えば、細かいコマンド入力なしでWindowsゲームを起動でき、グラフィック設定の調整もガイド通りに行えば快適なプレイ環境が整います。
動作が重く感じたら、設定の画質やフレームレートを見直すだけでかなり軽くなるので、ぜひいろいろ試してみてください。
これで準備は完了です。あとはお気に入りのWindowsゲームをMacで思いっきり楽しんで、新しいゲーム体験を満喫しましょう。