macマウスおすすめはMagicMouseロジクールエレコムBluetoothワイヤレスに悩みます。
ここでは各マウスの握りやすさや操作感を細かくくらべ、ご自宅のデスク環境で試しやすい順に手順を案内します。MagicMouseはトラックパッドのようなジェスチャー設定、ロジクールは専用アプリでボタン割り当て、エレコムは電池持ちを伸ばす省電力モードまで丁寧に解説します。
読みながら気になる操作を実際に動かすだけで、接続の不安が消え、作業がすいすい進みます。ご自身の作業スタイルにぴったりの相棒を見つけに進んでみませんか。
Macとマウスをつなぐいちばんわかりやすい準備手順

パソコンがマウスを見つけるにはまず準備が大切です。Macでは主に3つの接続方法があります。
- Bluetoothマウスをペアリングする
- USBレシーバーを挿して使う
- USBケーブルで直接つなぐ
いずれの場合も、マウスの電源が入っているか、バッテリーが十分かを確認してから始めるとスムーズです。Bluetooth接続ならシステム環境設定のBluetoothを開き、レシーバー接続なら差し込む前にポートのほこりを軽く払っておくと安心です。
MagicMouseをペアリングするとき

Magic Mouse 2はMacとの相性がとにかく抜群で、Multi-Touchジェスチャーでページスクロールやスワイプ操作が指先ひとつでスムーズにできるのが楽しいポイントです。バッテリー残量はmacOS上のBluetoothメニューからひと目でチェックできるため、充電切れの心配も減らせます。
ペアリングはとてもかんたんで、macOS Ventura以降ではBluetooth設定画面を開いてMagic Mouseの電源を入れるだけでほぼ自動で接続完了します。手順に迷ったときは、Bluetoothアイコンをクリックして接続リストからMagic Mouseを選ぶイメージを思い浮かべると安心です。
①底面スイッチをオンにする
マウスの裏側をそっと覗くと、小さなスイッチが見つかります。そこを軽くスライドさせてオン位置に動かしてください。
オンにするとLEDがチカッと光ります。最初にここを確実にオンにしておくと、Macがマウスを迷わず探し出せます。
②メニューバーのBluetoothをひらく

メニューバーの右端にあるBluetoothアイコンをクリックします。もしアイコンが表示されていないときはアップルメニュー→システム設定→Bluetoothを開き、「メニューバーに表示」をオンにしてください。
③「Magic Mouse」を選んで接続をクリック
Magic Mouseの電源スイッチがオンになっていることを確認してから操作しましょう。
④システム設定でジェスチャーを確認する

ここではマウスが持つ便利なジェスチャー機能をシステム設定でチェックします。スクロールの向きやスワイプ操作を確認して、自分好みの動きに整えていきましょう。
画面左上のAppleメニューをクリックして「システム設定」を選択してください。
左側のメニューから「マウス」をクリックします。Magic Mouseの場合はここで専用の項目が表示されます。
「スクロールの向き」や「拡大/縮小」「ページ間をスワイプ」などのチェックボックスやスライダーが見えます。実際にマウスを触りながら好みの動きになるように操作してみましょう。
ロジクールやエレコムのBluetoothマウスをペアリングするとき

ロジクールやエレコムのBluetoothマウスはUSBレシーバーが不要で、Macのデスクまわりをシンプルに保てます。また複数台のペアリングに対応しているモデルが多く、ノートMacとデスクトップを行き来する人にもぴったりです。
- USBポートを節約:レシーバー不要で他の機器につなげられる
- 持ち運びが楽:ドングルをなくす心配が減る
- マルチペアリング対応:複数のMacをスムーズに切り替え
- カスタマイズ機能:専用アプリでボタン割り当てやジェスチャーを自由に設定
ただしBluetooth接続は2.4GHz帯の電波を使うため、ルーターや他の機器と近すぎるとノイズが入りやすくなります。安定した操作感を保ちたいときは、MacのBluetooth設定画面で一度ペアリング削除してから再登録するとつながりやすくなります。
ロジクールなら「Logi Options」、エレコムなら「ELECOMマウスアシスタント」を使うと、スクロール速度やボタンの割り当てを思いどおりにカスタマイズできます。具体的なペアリング手順は次でご紹介します。
①マウスのBluetoothボタンを3秒長押し
マウス底面または側面にあるBluetoothボタンを親指で3秒間しっかり押し続けます。LEDランプが点滅し始めたら、Macとつながる準備が整った合図です。
②メニューバーのBluetoothをひらく

画面右上のメニューバーにあるBluetoothアイコンをクリックします。
もしアイコンが見当たらない場合は、システム設定>Bluetoothをひらき、「メニューバーにBluetoothを表示」をオンにしてください。
Bluetoothがオフだとマウスを探せないので、アイコンがグレーの場合はクリックして「Bluetoothを入にする」を選んでください。
③表示されたマウス名をクリックして接続
一覧に表示されたマウスの名称を選んでクリックすると接続が開始されます。
接続が完了すると「接続済み」と表示されるので確認してください。
④専用アプリをインストールしてボタンをカスタム
使っているマウスのメーカー公式サイトにアクセスし、Mac用の専用アプリ(例:Logi Options+やElecom Mouse Assist)をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、案内に沿ってインストールします。完了したらアプリを起動して、マウスを接続してください。
アプリの設定画面で各ボタンをクリックし、コピー貼り付けやMission Control起動など自分好みの動作を選択します。
変更内容を保存し、ブラウザやFinderなどを操作してボタン動作を確認します。必要に応じて微調整してください。
専用アプリにはOSの「アクセシビリティ」許可が必要になる場合があります。初回起動時のダイアログで許可を与えておきましょう。
USBレシーバーでワイヤレス接続するとき

USBレシーバーを使うと、ワイヤレスでもペアリングの手間がほとんどなくサッと使い始められます。挿すだけの手軽さが魅力で、Bluetooth接続に不安があるときに安心です。
- セットアップがすぐに終わる:USB-C変換アダプター経由で挿すだけで使える
- 電波が安定する:専用の2.4GHz通信で操作の遅延や途切れが少ない
- さまざまな環境で動く:Mac以外でもUSBポートがあればすぐに使える
①レシーバーをMacのUSBポートに差し込む
Macの側面または背面にあるUSBポートを確認します。USBレシーバーを差し込むための空きポートを探してください。
USB-Aタイプのレシーバーなら、向きを合わせてゆっくり奥まで差し込んでください。USB-CポートしかないMacBookなら、市販のUSB-C→USB-A変換アダプタを使うとスムーズです。
変換アダプタを使う場合、奥までしっかり差し込まないと接触不良が起きやすいので注意してください。
②電源を入れて自動認識を待つ
マウス底面にある電源スイッチをスライドしてオンにします。LEDインジケータがチカチカと点滅すればペアリング待ちのサインです。
数秒ほど待つとMacがマウスを自動で検出し、Bluetoothメニューにマウス名が表示されます。表示された瞬間からカーソルが動かせるようになりますので、クリックや設定画面を開く必要はありません。
10秒以上反応がない場合は、一度電源をオフ→オンし直すと再検出しやすくなります。
③Logi Options+やエレコムユーティリティを起動する
画面左上のLaunchpadアイコンをクリックします。
検索バーにLogi Options+またはエレコムユーティリティと入力し、アイコンをクリックしてアプリを起動します。
ウインドウ内に接続中のマウスが表示されたら成功です。
④システム設定>マウスで軌跡速度を調整
DockまたはAppleメニューのシステム設定をクリックして設定画面を表示します。
左側メニューからマウスを選ぶと、軌跡速度のスライダーが現れます。
スライダーを左右にドラッグしてポインタの速さを好みに合わせます。隣のテスト領域で動きを確かめながら調整しましょう。
Bluetoothマウスを使っている場合は、設定変更後に一度マウスを動かして反映を待つとスムーズです。
マウスをもっと便利にする応用ワザ

マウスの基本操作にひと手間加えるだけで、ウィンドウ整理や定型作業がサクサク進むようになります。プログラミングやデザインの現場で実際に役立っている応用ワザをまとめました。
応用ワザ | 活用シーン | おすすめツール |
---|---|---|
ジェスチャーアクション | アプリ切り替えやウィンドウ整理を指先ひと振りで | BetterTouchTool |
マクロボタン設定 | よく使うターミナルコマンドやスニペット呼び出し | Logitech Options+ |
DPI切り替え | コーディングとデザインで最適なカーソル速度を切り替え | MX Master 3S |
マウスキー有効化 | キーボード代わりに微調整入力で精密操作 | システム環境設定(アクセシビリティ) |
ユニバーサルコントロール | Mac複数台をまたいでシームレスにカーソル移動 | macOS標準機能 |
ジェスチャーを自分好みに変える

Macの「システム設定」>「マウス」または「トラックパッド」で、スワイプやスクロールなどのジェスチャーを自分好みにアレンジできます。画面間の移動やアプリ切り替えなど、よく使う動きを指の滑らかな動作に割り当てると操作がとてもスムーズになります。
ロジクール製マウスを使う場合は、無料の「Logi Options+」アプリを入れるとジェスチャー設定が可能になります。三本指スワイプでデスクトップ移動、ピンチでズームなど、自分のワークフローに合わせたカスタムジェスチャーが楽しめます。
システム設定>マウスでスクロール方向を変更
画面左上のAppleメニューからシステム設定をクリックしてください。
サイドバーからマウスを選んで設定画面を表示してください。
「スクロール方向:ナチュラル」のスイッチをクリックして好みの向きに切り替えてください。チェックを外すと従来の動きになります。
BetterTouchToolでアプリごとの操作を作る
BetterTouchToolを立ち上げたら、左カラム下部の「+」ボタンをクリックして新しいプリセットを追加します。
作成したプリセットを選び、右側の「+」を押してから「アプリケーション」を選択し、リストから設定したいアプリを指定します。
「+」を押して「トラックパッドジェスチャー」や「キーボードショートカット」を選びます。必要な動きを選んだあと、アクション欄に「Send Shortcut」や「Run AppleScript」などの実行内容を設定します。
複数のMacやiPadをひとつのマウスで切り替える

仕事中にMacBookとiPadを行ったり来たりするとき、いちいちマウスをペアリングし直すのはちょっとしたストレスになりますよね。そこでマルチデバイス対応のマウスを選ぶと、一台で複数の機器をシームレスに切り替えられて快適です。
多くのLogicool製品やエレコム製品はBluetoothで最大3台までペアリング保存が可能です。底面の切り替えボタンを押すだけでMacからiPadへスムーズに移動でき、作業効率がぐっと上がるのが魅力です。
ロジクールFlowを有効にする
アプリケーションフォルダからLogi Options+を起動します。
画面上部のタブからFlowをクリックします。
Flowのスイッチをオンに切り替えます。
Flowを利用するには接続するMacやPCが同じWi-Fiネットワーク上にあることを確認してください。
ユニバーサルコントロールをオンにする
ガラスの机でポインタが飛ぶときに試すこと

ガラス机は光の反射でマウスセンサーがうまく位置を捉えられず、ポインタがぴょんぴょん跳ねることがあります。そんなときには手軽に試せる方法がいくつかあります。
- マウスパッドを敷く:センサーの読み取り面が均一になるから一番手軽に安定化できる
- センサーディフューザーシールを貼る:小さなシールをセンサー窓の下に貼るだけで反射を散らし、追跡精度がアップする
- ガラス対応センサーのマウスを使う:ロジクールMX Masterなどガラス面にも対応したモデルならそのまま滑らかに動かせる
センサーのレンズをやわらかい布で拭く
乾いたマイクロファイバークロスや眼鏡用クロスを用意してください。
マウスの電源をオフにして裏面をこちらに向け、センサー部分にクロスをそっと当てます。
強く押さえず、軽い力で円を描くようにゆっくり拭き取ってください。
湿った布やクリーナーを直接使うと内部に水分が入り込む恐れがあるので避けてください。
マウスパッドを敷いて軌跡を安定させる
マウスパッドは平滑な動きを支え、センサーが安定して読み取れるようにしてくれます。設置時は次の手順を参考にしてください。
- 表面の掃除:乾いた布でテーブルを拭いてほこりや汚れを取り除きます。
- パッドの設置:滑り止め面を下にしてテーブル中央や自分の正面に広げます。
- 位置調整:マウスを動かして最も快適な位置を見つけます。
- 動作確認:ブラウザやエディタでカーソルを滑らせて違和感がなければ完了です。
よくある質問

Magic Mouseが急につながらなくなったときは?
- Magic Mouseが急につながらなくなったときは?
まずはマウスの電源をいったんオフ➡オンにしてみてください。それでもダメなら、システム設定のBluetooth画面で一度「接続解除」してから再度ペアリングし直すと安定しやすいです。プログラマー的にはOptionキーを押しながらメニューバーのBluetoothアイコンをクリックすると隠しメニューが出るので、そこから再接続するとスムーズですよ。
有線マウスをMacで使う方法は?
- 有線マウスをMacで使う方法は?
USB-Aタイプの有線マウスなら、USB-C変換アダプターを介せば即使えます。ドライバー不要のものがほとんどですが、専用ボタンを使いたいときはメーカーの設定ソフトをインストールすると機能割り当てができます。
Bluetoothデバイスを2台以上登録するときのコツは?
- Bluetoothデバイスを2台以上登録するときのコツは?
複数マウスを切り替えるなら、マウス底面のチャンネル切り替えスイッチ機能があるメーカー製を選ぶと便利です。切り替えボタンがない場合はメニューバーのBluetoothメニューを使って接続先をすばやく選択できます。
MagicMouseの充電がなくなったときどうする?
ふとMagicMouseを動かしたらポインタが動かなくて慌てたことはありませんか。内蔵バッテリーは軽量化のため小さめなので、気づかないうちに残量がゼロに近づいていることがよくあります。
そんなときは底面のLightningポートにつないで充電しつつ使い続けるのがいちばん手軽です。Mac本体やUSB充電器とケーブルがあれば、マウスを置いたまま作業を中断せずにバッテリー回復できます。
- Lightningケーブルで5分ほどつなぐだけで数%回復し、すぐに使い始められる
- ケーブル接続中でもポインタ操作はスムーズなので作業を中断しなくていい
- 専用バッテリー交換が不要で、付属ケーブルがあればすぐ対応できる
Bluetoothマウスの接続が切れるのはなぜ?
Bluetoothマウスの接続が突然切れると「またか」と気が滅入りますよね。実は接断の原因は大きく分けて以下の5つがあります。
- 電波干渉:Wi-Fiルーターや電子レンジなど近くの機器が邪魔をする
- バッテリー残量不足:電池切れ直前で信号が不安定になる
- 省エネ設定:Macの「Bluetoothオフにするタイミング」が早すぎる
- 距離が遠い・障害物:マウスとMacが離れすぎている
- ソフト・ドライバの不具合:OSアップデート後に相性問題が出る
頻繁に切れるときは、まずはバッテリー交換か充電をしてみてください。次にMacの「システム設定>Bluetooth」でマウスを一度削除し、再度ペアリングし直すと安定しやすいですよ。周囲の電子機器を少し離すのも効果的です。
スクロール方向が逆で気持ち悪いときは?
Macでは“ナチュラル”スクロールが標準設定になっていて、スマホと同じ感覚で指を上に動かすと画面も上へ動くようになっています。ただ、従来のマウス操作に慣れていると逆に感じてしまい、手首や視線の動きにちょっとした違和感を抱くことがあります。
そんなときはシステム設定のマウス設定から“スクロール方向:ナチュラル”のチェックを外してみましょう。これだけで従来どおりの上下スクロールに切り替わりますし、あとからいつでも戻せるので気軽に試せます。
注意点:トラックパッドのスクロール設定とも連動している場合があるので、両方の設定を確認すると使い心地がさらにアップします。
USB-CしかないMacでレシーバーはどう挿す?
最近のMacBookやiMacはUSB-Cしかないことが多くて、UnifyingレシーバーのようなUSB-A端子ドングルがそのまま差せない場合があります。そこでUSB-C→USB-A変換アダプターをポンと差すと簡単に解決です。超小型タイプならバッグのポケットにも収まるので持ち運びも楽ちんですし、もし複数の周辺機器をつなぎたいときはUSB-Cハブを用意しておけばポート不足をまるっと解消できます。
ショートカットとマウス操作を組み合わせたいときは?
マウス操作にキーボードショートカットを組み合わせると、手を大きく動かさずに操作できるうえ、作業がぐっと速くなります。
たとえば、システム環境設定のミッションコントロールで「デスクトップ切り替え」をControl+左右矢印キーに割り当てたうえで、マウスのホイールクリックにControlキーを乗せるジェスチャーを設定すれば、ホイールを回すだけで仮想デスクトップを行き来できます。
専用ツールを使えば、コピー&ペーストやウィンドウの整列など、自分のよく使うショートカットをマウスジェスチャーに落とし込めるので、手元をほとんど動かさずにサクサク操作できます。
まとめ

はじめてのMacマウス接続も、Bluetoothをオンにしてマウスの電源を入れ、システム環境設定でペアリングを選ぶだけの3ステップで完了します。
接続が終わったら、ポインター速度やスクロール方向、ジェスチャー操作を自分好みに調整してみてください。
これでMacとマウスの準備はバッチリです。あとは快適な操作を楽しみつつ、便利なショートカットや応用テクニックにチャレンジしてみましょう。