Macのストレージで「その他」や「その他のユーザー」が大きくて何を消してよいか迷っている方は多いはずです。
この記事を読むと、その他のユーザーが何を指すのかをはっきり理解でき、不要なアカウントやデータを安全に見つけて削除する具体的な手順が身につきます。プログラマー目線の確認方法や簡単なコマンドも紹介しますので、無駄にファイルを消してしまう心配が減ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実体験に基づく手順 | システム環境設定とターミナル両方から確認して安全に削除する順番を詳細に示します。 |
| プログラマーの裏ワザ | duやncduを使った効率的な容量チェックやAPFSスナップショットの扱い方を分かりやすく解説します。 |
| 安全性チェックリスト | バックアップの取り方やファイル権限の確認など、削除前に必ず行うべき項目をまとめます。 |
手順は初心者でも迷わないように順を追って説明しますから、落ち着いて読み進めて一緒に不要なデータを片付けましょう。
Macエンジニア大丈夫です焦らず一つずつ進めればMacの空き容量は確実に増やせますから安心して作業してくださいね。
Macでストレージのその他のユーザーの正体を調べる方法
ストレージの「その他のユーザー」を見つけるとドキッとしますよね。Macでは複数のユーザーアカウントやアプリのローカルキャッシュがユーザーフォルダに容量を残すことがあり、それがその他のユーザーとして表示されることがあります。
ここではGUIでの簡単な確認方法と、ターミナルで詳細を調べる手順をやさしく紹介します。まずは全体像をつかんでから深掘りする流れがおすすめです。
- AppleメニューからこのMacについてを開きストレージ管理でざっくり使用状況を確認する。
- ストレージ管理のユーザー欄でどのアカウントが容量を使っているか見つける。
- ターミナルでduコマンドを使い/Users配下の実際の容量を集計して大きなフォルダを特定する。
Macエンジニア焦らなくて大丈夫です。まずは画面で全体を掴んでから、必要に応じてターミナルで詳しく調べると効率よく片付きます。困ったときは落ち着いて一つずつ確認していきましょう。
Macのストレージ管理とターミナルでその他のユーザー容量を確認する方法
ストレージ管理は視覚的にどのカテゴリが容量を使っているか分かりやすいです。特にユーザーごとの使用量はここでざっくり把握できます。
AppleメニューでこのMacについてを開きストレージ管理を表示する
画面左上のAppleマークをクリックします。システムメニューが表示されるので慌てず選びます。
メニュー内のこのMacについてをクリックします。概要ウィンドウが開きます。
ウィンドウ内のストレージタブを選び、表示されたストレージ欄の管理ボタンをクリックします。ここでカテゴリー別とユーザー別の使用量を確認できます。
ストレージ管理のユーザー項目でどのアカウントが容量を使っているか確認する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ユーザー欄で見るべき点 | 各アカウントの合計使用量が表示されます。個別のホームフォルダが大きい場合は要チェックです。 |
| 表示される内訳 | 書類や写真などのファイルタイプ別におおまかな割合が分かります。写真や動画が容量を圧迫しやすいです。 |
| 簡単な対処例 | 不要な大ファイルを外付けやクラウドに移動する、ダウンロードや一時ファイルを整理するなどで容量を減らせます。 |
ターミナルでduコマンドを実行し/Users配下の容量を集計する
LaunchpadやSpotlightでターミナルを起動します。管理者権限が必要な場合はパスワード入力が求められます。
次のコマンドを入力して実行します。sudo du -sh /Users/* 2>/dev/null | sort -h。各ユーザーのフォルダサイズが確認できます。
出力の大きい行が容量を多く使っているユーザーです。必要に応じてそのホームフォルダ内をさらに掘って不要ファイルを整理します。
Macで不要なユーザーを安全に削除して容量を空ける方法
不要なユーザーを削除して容量を空けるときは、慌てずに順を追って作業するのがいちばん安全です。まずは大切なデータのバックアップを用意して、管理者アカウントでログインしていることを確認してください。
大きく分けるとやり方は二つあります。システム設定からアカウントごと削除してホームフォルダをまとめて消す方法と、ホームフォルダ内の大きなファイルだけを見つけて消す方法です。それぞれの利点と気をつけるポイントをやさしく解説します。
削除前はiCloudや共有フォルダの連携を確認してください。必要ならホームフォルダをディスクイメージとして保存する選択肢もありますので、失いたくないデータがないか必ず確認してください。
Macの設定で不要アカウントごと安全に削除する方法
システム設定でアカウントごと安全に削除するには、管理者権限で解除してから作業します。削除操作は一度行うと元に戻せない場合があるので、事前にバックアップを用意してください。
削除時にはホームフォルダを残すかディスクイメージで保存するか完全削除するかを選べます。共有フォルダやiCloud連携を切ってから削除すると、意図しないデータ消失を防げます。
システム設定のユーザとグループを開いて削除するアカウントを選ぶ
画面左上のAppleメニューからシステム設定を選んで開いてください。
サイドバーのユーザとグループをクリックして、削除したいアカウントを選択してください。
左下の鍵アイコンをクリックして管理者パスワードで解除し、選択したアカウントの削除ボタンを押してください。
アカウント削除時にホームフォルダを削除するか保存するかを選ぶ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ホームフォルダを完全に削除 | アカウントとともにファイルも消えるので容量が大きく空きますが、復元できない点に注意してください。 |
| ディスクイメージとして保存 | ホームフォルダを.dmgにまとめて残す選択です。後で必要なファイルだけ取り出せて安全です。 |
| ホームフォルダを残す | アカウントは削除するがファイルはそのまま残す方法です。手動で整理してから完全削除する場合に便利です。 |
Macのホームフォルダ内の大きなファイルだけを消す方法
ホームフォルダ内の大きなファイルだけを消して容量を確保する方法は、必要なデータを残しつつ空き領域を増やせる賢いやり方です。Finderの検索やストレージ管理機能、ターミナルのコマンドを使う選択肢があります。
まずはFinderでサイズ順に並べて不要な動画やディスクイメージを見つけるのが簡単です。慌てて削除せずに、バックアップが必要なものが混ざっていないか確認してから進めてください。
Finderでファイルサイズで絞り込んで大きいファイルを見つける
Finderで自分のホームフォルダに移動して、ウィンドウの検索欄を使って検索を開始してください。
検索バー下の＋ボタンを押し、検索条件でファイルサイズを選んで「より大きい」を指定し、例えば100MB以上を入力してください。
結果をサイズ順に並べて本当に不要なファイルだけをゴミ箱に移してください。
ゴミ箱に移してから完全削除する手順と注意する場所
Finderで不要と判断したファイルを選んでゴミ箱に移動してください。必要なら一旦別フォルダに退避しておくと安心です。
Dockのゴミ箱を右クリックしてゴミ箱を空にするを選び、完全に削除してください。外付けドライブのファイルはそのドライブのゴミ箱も確認してください。
Time MachineのローカルスナップショットやiCloud連携中のファイルは別途管理が必要です。削除前にバックアップと同期状態を確認してください。
MacでiCloudや共有フォルダやスナップショットが原因のときの対応方法
iCloudや共有フォルダ、Time Machineのスナップショットが原因でストレージの「その他のユーザー」に容量が表示されることがあります。まずはどの要素がどれだけ容量を使っているかを把握すると落ち着いて対応できます。
ここでは実際に取れる手順をやさしく並べます。プログラマー目線のちょっとしたコツとしてはFinderやシステム設定だけでなくターミナルで確認すると隠れたスナップショットを見つけやすい点です。
- iCloud Driveの最適化設定を切り替えて不要なクラウド同期を止める。
- 共有フォルダの共有設定を見直して他のユーザーから見えないように整理する。
- Time Machineのローカルスナップショットを確認して不要なスナップショットを削除する。
MacでiCloud Driveや共有フォルダがその他のユーザーに見えるときの整理方法
FinderでiCloud Driveを開いて共有アイテムを確認してください。どのフォルダが誰と共有されているかが見えるので、不要な共有はここで解除できます。
- 共有されているフォルダを右クリックして共有設定を解除する。
- 重要なファイルはローカルに移動してから共有を切る。
- タグやスマートフォルダで共有中のフォルダだけを集めると管理が楽になる。
システム設定のAppleIDからiCloud Driveの最適化を切り替える場所
画面左上のAppleメニューからシステム設定を開いてください。
ウインドウ上部のApple IDを選び、左側のiCloudをクリックしてください。
iCloud Driveの横にあるオプションを開き「Macのストレージを最適化」のチェックを外すか入れて設定を切り替えてください。
MacでTime Machineのローカルスナップショットを削除して容量を戻す方法
Time Machineのローカルスナップショットは外付けバックアップがないときに内部に保存されます。ディスクの空きが急に減ったらスナップショットを疑って一覧を確認し不要なものを削除すると容量が戻ることがあります。
安全に進めるにはまず最新のバックアップがあるか確認してください。コントロールとしてTime Machineを一時的にオフにする方法と、ターミナルで細かく操作する方法があります。
ターミナルでローカルスナップショットを一覧して不要なスナップショットを削除するコマンドを実行する
アプリケーション＞ユーティリティ＞ターミナルから起動してください。管理者権限が必要になる場合があるので準備してください。
コマンド tmutil listlocalsnapshots / を実行して保存されているスナップショットの一覧を取得してください。表示されたタイムスタンプを控えてください。
コマンド sudo tmutil deletelocalsnapshots YYYY-MM-DD-HHMMSS を使って対象のスナップショットを削除してください。sudo実行のためパスワード入力が求められます。
再度 tmutil listlocalsnapshots / を実行して残りがないことを確認してください。実行前に最新バックアップの存在を必ず確認してください。
よくある質問
- ストレージにある「その他のユーザー」とは何ですか
Macにある別のユーザーアカウントが使っているデータやゲストアカウントの一時ファイル、アプリの共有キャッシュなどがまとめて表示された項目です。隠しシステムアカウントや外付けドライブ経由のデータが混ざることもあるので、名前だけで判断しないようにしてください。
- どこで確認できますか
Appleメニュー→このMacについて→ストレージ→管理でストレージの内訳に「その他のユーザー」が表示されます。さらにユーザーごとのアカウント一覧はシステム設定→ユーザとグループで実際のアカウントを確認できます。
- 削除しても大丈夫か迷ったらどうすればいいですか
すぐに削除せず、まずFinderで対象ユーザーのホームフォルダやファイル所有者を確認してください。重要なデータが残っていることがあるので、外付けHDDやクラウドにバックアップを作成してから作業するのがおすすめです。
- ユーザーを削除する手順はどうなりますか
システム設定→ユーザとグループで管理者アカウントの鍵を解除し、削除したいユーザーを選んでアカウントを削除します。削除時にホームフォルダを残すか完全に消すか選べるので、用途に合わせて選んでください。
- ターミナルで詳しく調べられますか
ターミナルでもユーザー一覧や各ホームフォルダの容量を調べられますが、コマンドの入力を誤ると危険です。端末操作に慣れていない場合はGUIでの確認とバックアップを優先することをおすすめします。
まとめ
Macのストレージに表示される「その他のユーザー」は、別ユーザーのデータや共有フォルダ、iCloudの残り、バックアップやローカルスナップショットなどが混在していることが多いです。まずはアップルメニュー→このMacについて→ストレージ→管理で内訳を確認して、不要なユーザーはシステム設定のユーザーとグループから削除してください。削除後はゴミ箱を空にして再起動すると反映が早くなります。
さらにFinderで/Usersを見て容量の大きいフォルダを特定し、必要なら外付けやクラウドにバックアップを取ってから削除すると安心です。ターミナルでフォルダごとの使用量を調べる方法もあるので、目に見えない大容量ファイルを探すときに役立ちます。管理者権限が必要な操作は慎重に行ってください。
Macエンジニア慌てず一つずつ確認すれば必ず片付きます。まずはバックアップを作ってから進めると心の余裕が生まれて、安心して整理できますよ。
システム関連のフォルダや見慣れないアカウントは誤って削除すると不具合の原因になるので、操作前に必ず内容を確認してください。