画面の一部分やウィンドウをさっとコピーして貼り付けたいのに、いちいち画像を保存して探すのが面倒で時間を取られていませんか。
この記事を読むと、ショートカットだけで画面をクリップボードにコピーする基本操作が身につき、チャットやドキュメントへの貼り付けがスピードアップします。また、プログラマー目線のちょっとした応用ワザで日常作業がさらに楽になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実体験に基づく短い操作 | 何度も使って覚えやすいキー操作だけを厳選して紹介します。 |
| プログラマー向けの便利ワザ | コマンドラインやクリップボード活用など、コード作業に役立つヒントを含めます。 |
| 貼り付けまでを考えたフロー提案 | コピーして貼るまでの具体的な手順例で実際の作業にそのまま使えます。 |
まずは基本のショートカットを実際に押してみましょう。慣れれば画面キャプチャが気軽な道具になりますので、楽しく操作を覚えていきましょう。
Macエンジニア最初はキーを覚えるのが面倒に感じるかもしれませんが、少しずつ試していけば確実に作業時間が減ります。気軽にやってみてくださいね。
Macでショートカットだけで画面をクリップボードにコピーする基本操作


画面をショートカットだけでクリップボードに送る方法を、やさしくまとめます。慌てずにキーを押すだけで画面イメージをファイルに保存せずに他のアプリへ貼り付けられます。
ここでは全画面、範囲、ウィンドウ、TouchBarの四つのパターンを実例つきで示します。最後にちょっとしたプログラマー目線のコツも書くので気楽に試してください。
- 全画面をクリップボードにコピーする方法。
- 画面の一部分を選んでクリップボードにコピーする方法。
- 特定のウィンドウだけをクリップボードにコピーする方法。
- TouchBarだけをクリップボードにコピーする方法。
全画面をクリップボードにコピーするパターン


全画面をクリップボードにコピーするときはShift+Command+Control+3を押してください。複数ディスプレイの場合は全ての画面が取り込まれますので、そのままチャットやプレビューに貼り付けて共有できます。
ファイルとして保存されないのでデスクトップを散らかさずに使えます。貼り付けて確認するのが手早いので、プレビューでCommand+Nから貼り付けると確認しやすいです。
任意の画面でShift+Command+Control+3を同時に押してクリップボードにコピーする
コピーしたい画面を前に出して表示します。
Shift+Command+Control+3を同時に押します。画面全体がクリップボードに入ります。
画像を張り付けたいアプリでCommand+Vをして貼り付けます。プレビューに貼ると確認が簡単です。
画面の一部分をクリップボードにコピーするパターン


画面の一部分だけをコピーしたいときはShift+Command+Control+4を使います。キーを押すと十字カーソルになるのでドラッグで選んで指を離すと選択範囲だけがクリップボードに入ります。
細かく選びたい場面や、部分だけをチャットに送るときに便利です。選択中にスペースやオプションキーを使うと選択の移動や縦横比の固定ができます。
Shift+Command+Control+4を押してドラッグで選択範囲を作り離してクリップボードにコピーする
Shift+Command+Control+4を同時に押します。カーソルが十字になります。
カーソルでドラッグしてコピーしたい範囲を囲みます。範囲を決めたら指を離します。
コピーした画像はCommand+Vで貼り付けできます。チャットやドキュメントにそのまま使えます。
特定のウィンドウだけをクリップボードにコピーするパターン


特定のウィンドウだけをコピーしたいときはShift+Command+Control+4を押してからスペースを押します。カーソルがカメラアイコンになったらコピーしたいウィンドウをクリックするとそのウィンドウだけがクリップボードに入ります。
ウィンドウの影つきで撮れるので見た目がきれいです。ウィンドウの境界線だけほしいときはOptionキーなど他のキーと組み合わせて試してみてください。
Shift+Command+Control+4を押してからスペースキーを押し、対象ウィンドウをクリックしてクリップボードにコピーする
Shift+Command+Control+4を同時に押してからスペースを押します。
カーソルがカメラになったらコピーしたいウィンドウをクリックします。選んだウィンドウだけがクリップボードに入ります。
Command+Vでアプリへ貼り付けて使います。プレゼンや資料作りで便利です。
TouchBarだけをクリップボードにコピーするパターン


TouchBar搭載のMacだけで使えるのがShift+Command+Control+6です。このショートカットを押すとTouchBarの表示がそのままクリップボードに入ります。TouchBarのデザインやボタン配置を共有したいときに役立ちます。
保存ではなくクリップボードに入るので、そのままチャットやドキュメントへ貼り付けて使えます。TouchBarがない機種では反応しないので注意してください。
TouchBar搭載のMacでShift+Command+Control+6を押してTouchBarをクリップボードにコピーする
使用中のMacにTouchBarが搭載されていることを確認します。
Shift+Command+Control+6を同時に押します。TouchBarの画像がクリップボードに入ります。
Command+Vでチャットやプレビューに貼り付けて共有します。
Macのスクリーンショットメニューからクリップボードにコピーする方法


Macには画面キャプチャ機能が初めてでも使いやすく用意されています。ショートカットから素早く撮ってそのままクリップボードに送ればアプリに貼り付けるだけで共有できます。
ここではメニューからClipboardを選ぶ方法とControlキーを使って直接コピーする方法を、分かりやすく手順で示します。作業中にファイルを増やさず済ませたい場面にとても便利です。
- Shift+Command+5で撮影メニューを開きOptionsでClipboardを選ぶ方法。
- Control+Shift+Command+4で選択範囲をそのままクリップボードにコピーする方法。
- Control+Shift+Command+3で画面全体をクリップボードにコピーする方法。



気軽に覚えておくと時短になりますよ。迷ったらまずShift+Command+5を押してOptionsを確認してみてください。
Shift+Command+5のメニューでクリップボードを指定して撮るパターン


Shift+Command+5を押すと画面下に撮影メニューが現れます。Optionsをクリックすると保存先一覧が開くのでClipboardを選んでください。これで画面全体やウィンドウ、選択範囲いずれもクリップボードへ入ります。
貼り付け先のアプリに切り替えてCommand+Vで即貼り付けできます。ファイルとして残したくないときやメッセージで素早く共有したいときにとても役立ちます。
Shift+Command+5を押して表示されるメニューのOptionsで保存先をClipboardにしてキャプチャを実行する
Shift+Command+5を押すと画面下に撮影バーが表示されます。
Optionsを開いて保存先一覧からClipboardを選択してください。
全体撮影や範囲選択、ウィンドウ撮影のいずれかを選んで撮影すると画像がクリップボードへ入ります。
Macでコピーした画面をすぐに貼って編集する応用


画面をコピーしてすぐ編集したいときは、キーボードだけで完結すると作業が速くて気持ちいいです。コピーした画像をそのまま貼ってトリミングや矢印や文字の注釈を加えられると、説明資料やチャットでのやり取りがサクサク進みます。初心者でも迷わない具体的な手順と、プログラマー目線のちょっとしたコツをやさしく伝えます。
選べる方法は主に3つあります。チャットやメールへ直接貼る方法、プレビューでクリップボードから開いてマークアップで編集する方法、専用アプリやスニペット管理アプリに一旦保存してから細かく加工する方法です。用途に合わせて最短のルートを選べば作業時間がぐっと短くなります。
- 直接貼る: Command+VでメールやSlackに貼ってその場で送信や簡単な編集を行えます。
- プレビューでマークアップ: プレビューのファイル→新規作成→クリップボードからで画像を開き、マークアップでトリミングや注釈を加えられます。
- 専用アプリに保存: 小さな編集や複数クリップを扱うならスニペット管理や軽量画像編集アプリに一旦保存してから編集すると管理が楽になります。
クリップボードの画像をアプリに貼って注釈やトリミングをするパターン


クリップボードの画像はほとんどのアプリでそのまま貼り付けできます。メールやチャットの入力欄、軽めの画像編集アプリにCommand+Vで貼るだけで注釈やトリミングを始められます。
使うときのコツは解像度とサイズに注意することです。大きすぎる画像は送信や表示が遅くなるので、プレビューでトリミングやリサイズしてから貼ると共有がスムーズになり、マークアップで矢印やテキストを加えると意図が伝わりやすくなります。
コピー後にメールやチャットの入力欄でCommand+Vで貼るか、プレビューを開いて新規クリップボードから開きマークアップで編集する
メールやチャットの入力欄でCommand+Vを押して貼り付けます。軽い修正ならその場で済ませて送信できます。
プレビューを起動してファイル→新規作成→クリップボードからを選びます。マークアップ機能でトリミングや注釈をして保存またはコピーして使えます。
よくある質問


- 画面をショートカットでクリップボードにコピーする方法は
Control+Shift+Command+3で全画面を、Control+Shift+Command+4で範囲をクリップボードにコピーできます。ウィンドウだけをコピーしたいときはControl+Shift+Command+4のあとにSpaceを押してからウィンドウをクリックしてください。貼り付けは通常どおりCommand+Vで行えます。
- コピーされる画像形式は何ですか
クリップボードにはPNG形式の画像データが入ります。画像に対応したアプリならそのまま貼り付けられますし、対応していないときはPreviewに貼ってから書き出すと確実です。
- クリップボードに画像が入ったかどうかを確認するには
PreviewでCommand+Nを押すと、クリップボードの内容から新しい画像ウィンドウが作れます。手早く試したいときはチャットやメールの入力欄にCommand+Vで貼って確認するのも簡単です。
- ショートカットでファイルとして保存されてしまう場合の対処は
Shift+Command+3やShift+Command+4だけだとファイル保存になりますので、Controlキーを含めるのを忘れていないか確認してください。Shift+Command+5のスクリーンショットメニューのOptionsから保存先をクリップボードに設定することもできます。
まとめ


おつかれさまです。画面をショートカットだけでクリップボードにコピーする基本を短くまとめます。Controlを加えるとファイル保存ではなくクリップボードに入る点をまず覚えてください。
全画面はControl+Shift+Command+3、選択範囲はControl+Shift+Command+4です。ウィンドウ単位で取りたいときはControl+Shift+Command+4のあとSpaceを押してクリックします。Shift+Command+5でもOptionsからクリップボードを選べます。



ちょっとした習慣で作業がスムーズになりますよ。まずControlを一緒に押すクセをつけてみてください。
