Macで印刷ダイアログに両面の選択肢が出てこなくて慌てている気持ち、よくわかります。
この記事を読むと、見えなくなった両面設定を元に戻す具体的な手順と、ドライバーやプリンター固有のトラブルを簡単に切り分ける方法が身につき、すぐに両面印刷を再開できるようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 復活手順 | 印刷ダイアログで見えない両面設定を探して戻す具体的な手順を丁寧に解説します。 |
| 切り分けポイント | ドライバーとプリンター本体のどちらが原因かを簡単に見分ける方法を紹介します。 |
| プログラマー視点の裏ワザ | ログやコマンドで状態を確認する手軽なチェック法や応用テクニックを共有します。 |
手順は順番に試せば確実に解決できる内容にまとめてあるので、気楽に読み進めてください。
Macエンジニア慌てなくて大丈夫です。順にやれば必ず直りますから一緒に落ち着いて進めていきましょう。
Macの印刷ダイアログで両面が表示されないときに復活させる方法


Macでプリントダイアログに両面印刷の項目が見当たらないときは焦らなくて大丈夫です。ここでは、表示を復活させるための丁寧でわかりやすい手順をお伝えします。
原因は主にプリントダイアログが簡易表示になっているかプリンタードライバーが汎用になっていることです。まずはファイルメニューやショートカットでプリントを開き、詳細を表示してレイアウトやプリンター固有の設定を確認してください。
それでも出ないときはプリンターを最新ドライバーで追加し直すかAirPrintで接続し直してみてください。再起動やテスト印刷で変化があるか確認すると原因が分かりやすくなります。
プレビューや一般アプリで両面を表示して選ぶ手順


プレビューや一般的なアプリでは、まずプリント画面を開いて表示方法を変えるだけで両面オプションが出てきます。ポイントはプリントダイアログで「詳細を表示」を選ぶことです。
詳細を表示したら上部のドロップダウンで「レイアウト」や「Copies&Pages」などを探してください。プリンターによっては「Printer Features」「Finishing」といった項目に両面が入っていることもあります。
プレビューでファイルメニューからプリントを開く
プレビューのメニューでファイルを開きプリントを選んでください。ショートカットはCommand+Pです。
プリントダイアログの下部または表示の切り替えボタンで詳細を表示します。簡易表示だと両面が隠れていることが多いです。
プリントダイアログで詳細を表示してレイアウト項目の両面を探す
プリントダイアログの上部にあるドロップダウンをクリックしてレイアウトを選んでください。項目名はアプリやプリンターで違いますがレイアウトにあることが多いです。
レイアウト内にあるTwo-Sidedや両面印刷のチェックボックスを有効にします。用紙の綴じ方向は長辺と短辺が選べますので用途に合わせて設定してください。
WordやPagesで両面オプションが出ないときの対処


WordやPagesで両面オプションが出ないときはアプリ側がプリンターの簡易UIを使っていることが多いです。まずはプリントダイアログで詳細表示やプリンターのプロパティを開いてください。
それでも見つからないときはプリンタードライバーをメーカーサイトから入手して再追加するかAirPrintで接続し直すと良いです。ドライバーが古いと両面が表示されないことがあります。
Wordでプリントを開きプリンターのプロパティを表示して両面を探す
WordでCommand+Pまたはファイル→プリントを選んでください。簡易表示の場合は詳細を表示に切り替えます。
プリントダイアログ内のプリンター名横やボタンからプリンターのプロパティを開いてください。ここにドライバー固有の両面設定が隠れていることがあります。
Pagesでプリントを開き詳細設定のレイアウトから両面を確認する
PagesでCommand+Pまたはファイル→プリントを選んで詳細表示に切り替えてください。
表示されたオプションでレイアウトやプリンター固有の項目を選び両面設定を探してください。綴じ方向の指定もここで行えます。
Macのプリンタードライバーや接続で両面が選べないときに直す方法


プリンターの両面印刷が選べないときは、原因がいくつかあります。Mac側でAirPrintや汎用ドライバーが自動選択されている場合、プリンター本体の両面設定がオフになっている場合、あるいはドライバーが古くて機能を認識できていない場合があります。
対処法はシンプルです。まずはシステム設定でプリンターを一度削除してからメーカー公式ドライバーで再追加する手順と、プリンター本体の設定を確認して両面を有効にする手順の二つを試すと高確率で直ります。
エンジニア目線の小ワザとしては、テスト用に一度USB接続してドライバーを手動で選ぶと原因切り分けが早くなります。設定を変えたら必ず試し印刷で両面が選べるか確認してください。
AirPrintや汎用ドライバーが原因のときにメーカーのドライバーに切り替える手順


AirPrintや汎用ドライバーは便利ですが、機能を限定することがあります。特に両面印刷や専用トレイなど機種固有の機能はメーカーのドライバーでないと出てこないことが多いです。
まずはメーカーの公式サイトからmacOS用ドライバーをダウンロードしてインストールします。インストール後にプリンターを追加するときに、プリンタの使用項目でAirPrintではなくモデル名のドライバーを選ぶと両面オプションが復活します。
システム設定のプリンタとスキャナで該当プリンターを削除する手順
Appleメニューからシステム設定を開いて、左側のメニューからプリンタとスキャナを選びます。
一覧から問題のプリンターをクリックして選択状態にします。
ウィンドウ下部のマイナスボタンをクリックしてプリンターを削除します。複数同じ名前のエントリがあればすべて削除します。
メーカー公式ドライバーを入手してプリンターを再追加する手順
プリンターの型番でメーカー公式サイトを検索し、最新のmacOS用ドライバーをダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラーを実行して画面の指示に従います。必要ならMacとプリンターを再起動します。
システム設定のプリンタとスキャナでプリンターを追加し、プリンタの使用でモデル名のドライバーを選びます。AirPrintを選ばないように注意してください。
テスト印刷で両面が選べるか確認します。選べない場合はドライバーのバージョンとmacOSの互換性を見直します。
プリンター本体の設定で両面が無効なときに有効にする手順


プリンター本体側で両面機能が無効になっていることもよくあります。特に業務用や複合機は管理者が初期設定で両面をオフにしているケースがあるので、プリンター側の設定を確認してください。
設定は本体の操作パネルから有効にできることもありますし、ウェブ管理画面から有効化する必要があることもあります。設定変更後は保存と再起動を行うと確実に反映されます。
プリンターのウェブ管理画面にアクセスして両面印刷を有効にする方法
プリンターの操作パネルでネットワーク情報や設定レポートを印刷してIPアドレスを確認します。
PCのブラウザでhttp://IPアドレスにアクセスして管理画面にログインします。デフォルトのIDとパスワードは機種マニュアルで確認してください。
印刷設定やジョブ設定の項目で両面印刷やduplexの項目を探して有効にし、設定を保存します。
設定を保存したらプリンターを再起動して、Macからテスト印刷で両面が選べることを確認します。
Macのプリントダイアログで両面設定を保存してプリセットにする手順
任意の書類でファイル→プリントを選び、レイアウトや仕上げ項目で両面(Two-Sidedや両面印刷)を選択します。
プリントダイアログのプリセットメニューから現在の設定をプリセットとして保存し、わかりやすい名前を付けます。
保存時にそのプリセットをこのプリンターだけにするか全プリンターで使えるようにするかを選びます。
以後は印刷ダイアログで作成したプリセットを選ぶだけで両面設定が適用されます。
Macでどうしても両面を選べないときに手動で両面印刷する方法


両面印刷の選択肢が出てこないとあせってしまいますよね。ここではプリンタの自動両面機能が使えないときでも手動で両面にできるやり方をやさしくお伝えします。
基本はとてもシンプルです。まず奇数ページだけをまとめて印刷してから用紙を指定の向きで裏返し、残りの偶数ページを印刷します。
プレビューを使うと奇数だけ印刷する項目があり、用紙の向きはプリンタ機種ごとに違うので必ず少量でテストしてください。プログラマーならではの小ワザとしては一旦PDFで保存してからページ指定で印刷すると操作が安定します。
奇数ページと偶数ページに分けて手動で両面にするやり方


奇数ページと偶数ページに分けるときは印刷ダイアログの詳細設定を使います。macOSでは「用紙処理」などの項目に「奇数ページのみ」「偶数ページのみ」があることが多いので、そこで切り替えます。
使うアプリはプレビューやSafari、Wordなど何でもかまいませんが、印刷前に「詳細を表示」して設定を確認してください。まずは2ページだけでテストして向きとページ順が正しいか確認すると失敗が減ります。
プレビューで奇数ページのみを印刷する設定を選んで印刷する
対象のPDFや書類をプレビューで開きます。
ファイルメニューの「プリント」を選び「詳細を表示」をクリックします。
用紙処理の項目で「奇数ページのみ」を選択します。
まず数ページを印刷して向きと順番が正しいかをチェックします。
用紙を指定の向きで裏返して偶数ページを印刷する向きの確認手順
プリンタが紙をどちら向きに出すかを確認します。表が上向きで出るか下向きで出るかを見ておきます。
出力トレイの向きに合わせて短辺で裏返すか長辺で裏返すかを決めます。機種によって違うのでメモしておきます。
2ページだけ印刷して裏返して偶数ページを印刷し、順番と向きが合っているかを必ず確認します。
よくある質問


- 印刷ダイアログに両面設定が表示されないのはなぜですか
プリンタが両面に対応していないか、AirPrintなど簡易ドライバで機能が制限されていることがあります。用紙サイズや用紙種類の設定が原因で項目が隠れる場合もあります。まずはプリンタの仕様を確認して、メーカーの最新ドライバがあるか確かめてください。
- AirPrintで両面を選べないときはどうすればいいですか
AirPrintは機能を絞っているので両面が出ないことがあります。メーカー提供のドライバや専用アプリを入れると両面が出る場合が多いです。それでも無理ならPDFに保存して奇数ページと偶数ページで分けて印刷する方法を試してください。
- PDFにして奇数偶数で印刷する手順は難しいですか
難しくありません。印刷でまず奇数ページだけを指定して印刷し、用紙を裏返して偶数ページを逆順で印刷します。裏表の向きが分かりにくければ1枚だけテスト印刷すると安心です。
- ドライバを入れ直したりプリンタを再追加する意味はありますか
あります。一度プリンタを削除してメーカーの最新ドライバを入れてから再追加すると、両面設定が復活することが多いです。USB接続やWi-Fiの接続方式を変えてみるのも効果的です。
- プリンタ本体での設定が関係することはありますか
あります。プリンタ側で自動両面がオフになっている場合は本体メニューで有効にしてください。ネットワークプリンタならウェブ管理画面で設定を確認できることもあります。
まとめ


両面印刷の設定が見つからずに戸惑うことはよくあります。深呼吸して大丈夫です。ここでは手元のMacで気軽に試せる実用的な対処法をやさしくまとめます。
まずは印刷ダイアログの「詳細を表示」や「レイアウト」項目を確認してみてください。見つかれば「両面」や「Two-Sided」を選ぶだけで両面印刷できます。見当たらない場合はプリンタドライバーの更新やメーカーのユーティリティで両面を有効にする、または奇数ページを印刷してから用紙を裏返して偶数ページを印刷する手動両面の方法が使えます。
それでもうまくいかないときはプリンタの再起動や接続方式の確認、AirPrintかどうかのチェックが効きます。最新のmacOSやドライバーを入れると解決することが多いです。落ち着いて順に試せばほとんどの場合は直ります。
