Macでマウスが急に動かなくなって作業が止まり、焦っているあなたへ。
この記事を読むと、キーボードだけでカーソルを動かしクリックする方法がすぐに身につき、作業を速やかに再開できる実践的なコツと応急対応が得られます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 具体的な手順 | システム環境設定からマウスキーを有効にして実際にカーソルを動かすまでの詳しいステップを丁寧に紹介します。 |
| 現場で使える裏ワザ | メニュー操作やクリック代替のショートカット、キーボードでウィンドウを切り替える実用的な小技をまとめます。 |
| エンジニア視点の応急対応 | アクセス権の回復やVoiceOverを使った操作、リモートで復旧するための簡単な手順など、実践的な対処法を共有します。 |
落ち着いて順に進めれば必ず操作を取り戻せます、ひとつずつ試していきましょう。
Macエンジニア慌てなくて大丈夫です、ゆっくり操作すれば元に戻せますよ。困ったときは優しい手順で着実に進めましょう。
Macでマウスが動かないときにキーボードだけでカーソルやクリックを使えるようにする方法(マウスキー中心)


マウスが急に動かなくて焦ることはよくあります。そんなときも慌てずにキーボードだけでカーソルを動かして作業を続けられます。
Macにはマウスキーという機能があり数字キーでカーソル移動やクリックやドラッグができます。ここでは起動方法と数字キーの使い方をやさしく説明します。ちょっとした操作で作業を取り戻せるので安心してください。
- マウスキーを有効にして数字キーで操作する方法
- Spotlightを使ってアクセシビリティを素早く開く方法
- クリックやドラッグの実践的なコツと感度調整のヒント
Macのアクセシビリティでマウスキーを有効にして数字キーで操作するやり方


まずはマウスキーをオンにします。Spotlightでアクセシビリティを開きポインタコントロールのマウスキーを有効にしてください。
有効にすると数字キーで操作できます。8が上2が下4が左6が右7と9と1と3で斜め移動5でクリック0を押し続けてドラッグピリオドキー(.)でボタンを離すのが基本です。
Spotlightでアクセシビリティを開きPointer Controlでマウスキーを有効にする手順
⌘キーとスペースを同時に押すか画面右上の虫眼鏡でSpotlightを表示します。
検索欄にアクセシビリティと入力してEnterを押します。
サイドバーでポインタコントロールを選びマウスキーを有効にします。必要なら感度を調整してください。
マウスキーで数字キーを使ってカーソルを移動し5でクリック0でドラッグする具体操作
- 基本のキー配列:8が上2が下4が左6が右7と9と1と3で斜め移動。
- クリック:5キーを押すと左クリックになります。
- ドラッグ:0を押し続けるとボタンを押した状態になり移動後にピリオドキー(.)で離します。
- 注意:ノートMacでテンキーがない場合は外付けテンキーを使うかキーボードショートカットを検討してください。
Macでボタンやリンクをキーボードだけで押す方法(フルキーボードアクセス)


マウスが急に使えなくなっても慌てないでください。Macにはフルキーボードアクセスという機能がありキーボードだけでボタンやリンクを選んで押せます。初めてでも一度設定すれば日常作業が止まらなくなります。
ここでは最新のmacOSを前提に有効化の方法と実際の操作を分かりやすく紹介します。特にControlキーとF7キーで切り替えられる点やSpaceキーとReturnキーの使い分けは覚えておくと安心です。
- システム設定>キーボード>キーボードショートカットでフルキーボードアクセスを有効にする。
- TabキーとShiftキー+Tabキーでフォーカス移動しSpaceキーで決定する。
- ControlキーとF7キーでフルキーボードアクセスを切り替えられる。



マウスが使えないと焦ってしまいやすいですが大丈夫です。まずは落ち着いてフルキーボードアクセスをオンにして一つずつ操作してみてください。すぐに慣れて頼れる相棒になりますよ。
フルキーボードアクセスを有効にしてTabとSpaceでフォーカス移動と決定をするやり方


システム設定>キーボード>キーボードショートカットを開き一番下にあるフルキーボードアクセスで「全てのコントロール」を選んでください。
Tabキーで次のコントロールに移動しShiftキーとTabキーで戻ります。選択中のボタンはSpaceキーで押せます。Returnキーはダイアログの既定のボタンを実行します。
ControlキーとF7キーでオンオフを切り替えられます。ファンクションキーがそのまま動かない場合はFnキーを同時に押して切り替えてください。
キーボードのモデルやシステム設定によってはFnキーの扱いが異なる場合があります。その場合はシステム設定でファンクションキーの動作を確認してください。
MacでメニューバーやDockからBluetoothマウスをキーボードで再接続する方法


マウスが切れても慌てないでください。キーボードだけでメニューバーやDockからBluetoothマウスを再接続する方法がいくつかあります。
ここでは手早くできる選択肢を分かりやすく並べます。どれも最新のmacOSで使える操作です。
- メニューバー経由:Control+F2でメニューバーに移動しBluetoothメニューからデバイスを選んで接続する方法。
- Dockやシステム設定経由:SpotlightでBluetoothやシステム設定を開きキーボードで該当するデバイスを探して接続する方法。
- 再起動要らずの裏ワザ:Bluetoothをいったんオフにしてオンに戻すかログアウトしてから再ログインすると繋がることがある方法。
BluetoothがオンになっているかとキーボードのFnキーの挙動を先に確認してください。ノート型はFnキーと組み合わせる必要がある場合があります。
Control+F2でメニューバーを開きBluetoothメニューからデバイスを選んで接続するやり方


Control+F2はメニューバーにキーボードフォーカスを移す便利なショートカットです。機種によってはfnキーと一緒に押す必要がある点だけ押さえてください。
Control+F2を押すかfn+Control+F2を押してメニューバーにフォーカスを移します。画面上部のメニュー項目が反転表示されるはずです。
左右の矢印キーでBluetoothのアイコンまで移動しEnterでメニューを開きます。Bluetoothアイコンが見つからない場合はシステム設定経由に切り替えてください。
上下の矢印キーで目的のマウスを選びEnterで接続を試みます。接続できないときはTabで詳細を開き再接続を選ぶかBluetoothをいったんオフにしてから再度試してください。
Macでアプリ切替とウィンドウ整理をキーボードだけで素早く行う方法


マウスが動かないときは焦るかもしれませんが、キーボードだけでもアプリ切替やウィンドウ整理は素早くできます。まずは代表的な操作を覚えると日常作業がぐっと楽になります。
実際に使うのはCommand+Tabでアプリを切り替える、Command+`で同一アプリ内のウィンドウを切り替える、Mission Control(Control+上矢印)で開いている全ウィンドウを俯瞰する、Control+左右矢印でスペースを切り替えるといった流れです。システム設定のキーボード→ショートカットでよく使う操作を自分の手に合わせて割り当てておくと効率が上がります。
- Command+Tab:開いているアプリを順に切り替える。アイコン表示中にTabで移動し指を離すと選択完了。
- Command+`:同一アプリ内のウィンドウを切り替える。ウィンドウが多いときにとても便利。
- Mission Control(Control+上矢印):すべてのウィンドウを俯瞰表示して目的のウィンドウを見つける。
- Control+左右矢印:デスクトップ(スペース)を切り替えて作業領域を分ける。役割ごとにスペースを分けておくと安心。
Command+TabやCommand+`、Mission Controlで目的のウィンドウを見つけるやり方


Command+Tabは押し続けると横にアプリアイコンが並び、Tabで順送りに選べます。Command+`は同じアプリ内のウィンドウを素早く巡るのに向いています。
Command+Tabを押してアイコンが出たらTabで目的のアプリアイコンまで移動し、指を離して確定します。逆順にはShift+Tabを使います。
Command+`を短く押すと同じアプリ内のウィンドウを順に切り替えられます。ウィンドウが多いときはこの方が速く見つかります。
Control+上矢印でMission Controlを起動し、矢印キーで移動してEnterで選びます。開いているウィンドウの全体像を確認すると探しやすくなります。
Macでマウスが使えないときにキーボードで安全に強制終了や再起動する方法


マウスが動かないときは、まず落ち着いてキーボードだけで安全に対処することが大切です。強制終了や再起動にはいくつかやり方があり、まずは応答しないアプリだけを強制終了して様子を見るのが安全な選択です。
それでも解決しないときはメニューバーから再起動を試み、それでもダメならキーボードで直接再起動や電源断を行います。普段からフルキーボードアクセスを有効にしておくと、いざというときにメニュー操作がスムーズになります。
- Command+Option+Escで応答しないアプリだけを強制終了してから通常の再起動を試す。
- Control+F2でメニューバーにフォーカスし、矢印キーでAppleメニュー→Restartを選んで再起動する。
- どうしても操作できないときはControl+Command+Powerで強制再起動、最終手段として電源ボタン長押しで電源断する。



まずはアプリだけ切るのが一番安全です。焦らず順番に試していけばデータ損失のリスクを減らせますから安心してくださいね。
強制再起動や電源断は保存していないデータが消える可能性があるので、可能ならまずアプリの強制終了を試してください。
Command+Option+Escでアプリを強制終了しメニューバーから再起動するやり方


Command+Option+Escは強制終了ウィンドウを開くショートカットです。ウィンドウが表示されたら矢印キーで対象のアプリを選び、Returnキーで強制終了を実行できます。複数のアプリが固まっているときに役立ちます。
アプリを切ったあとメニューバーへ移動して再起動するにはControl+F2を押してメニューバーにフォーカスを移し、矢印キーでAppleメニューを開いてRestartを選びReturnで決定します。環境によってはFnキーを併用してください。
Command+Option+Escを押して強制終了ウィンドウを表示します。
矢印キーで応答しないアプリを選びReturnで強制終了します。複数ある場合は順に切ってください。
Control+F2でメニューバーに移動し、矢印キーでAppleメニュー→Restartを選んでReturnで再起動します。
応用 Macでマウストラブルに備えてマウスキーやショートカットを事前に設定する方法


マウスが急に反応しなくなると焦りますよね。事前に少し準備しておけば慌てずに作業を続けられます。
- マウスキーを有効にしてテンキーや数字キーでカーソル操作をできるようにする。
- アクセシビリティショートカットにマウスキーを割り当てて簡単にオンオフできるようにする。
- キーボードのカスタムショートカットでよく使うメニュー操作を割り当ててマウス依存を減らす。
- Automatorやショートカットアプリでトグル用のワークフローを作ってワンクリックで切り替えられるようにする。
設定は少し手間に感じるかもしれませんが、短いショートカットを割り当てて実際に動くか試すことが大事です。設定をiCloudで同期しておくと別のMacでも同じ操作が使えて安心です。
アクセシビリティショートカットやカスタムショートカットを登録して素早く切り替えるやり方


アクセシビリティショートカットやカスタムショートカットを登録しておけば、マウスが使えない状況でも素早く切り替えられます。ここでは日常的に使えるシンプルな登録方法を紹介します。
システム設定→アクセシビリティ→マウスとトラックパッドでマウスキーを有効にし、カーソル移動の速さを調整する。
システム設定→キーボード→ショートカットのアクセシビリティでマウスキーを登録し、押しやすいキーに割り当てる。
システム設定→キーボード→ショートカット→アプリケーションショートカットでよく使うメニュー項目にキーを割り当てる。



慌てず落ち着いて設定してみてください、短いショートカットを割り当てて実際に押して動くか確認すると安心です。
よくある質問


- マウスキーって何ですか
キーボードだけでカーソルを動かせる機能です。数字キーや特定のキーでポインタを細かく移動できるので、マウスが動かないときにとても頼りになります。
- どうやって有効にしますか
システム設定→アクセシビリティ→ポインタコントロールの中にあるマウスキーをオンにしてください。設定はすぐ反映されるので、切り替えて試してみてください。
- テンキーがないMacBookでも使えますか
内蔵キーボードでも動きますが、キー配置が通常のテンキーと違うため慣れが必要です。頻繁に使うなら外付けテンキーを用意すると素早く操作できて作業効率が上がります。
- クリックやドラッグはどうやるの
数字キーの5でクリック、0でボタンを押し続けてドラッグ、.で離す操作が基本です。ドラッグは0を押したまま目的地まで移動してから.で解除すると安定します。
まとめ


マウスが動かないときは、まずアクセシビリティのマウスキーを有効にしてみてください。マウスキーを使うとテンキーや矢印キーでカーソルを移動できクリック操作もキーボードで行えます。アクセシビリティショートカットを設定すればワンタッチで切り替えられるので覚えておくと安心です。
最初はゆっくり動かして感覚をつかむと操作が安定します。ポインタ速度やクリックの感度は設定で調整できるので、自分が使いやすい値に合わせてください。作業中にアプリを切り替えたいときはキーボードショートカットを活用すると効率が上がります。



焦らず一つずつ操作を試してください苦手なところは設定で調整すればほとんど解決しますよ。
注意点としてマウスキーを有効にすると数字キーの挙動が変わる場合があるので数字入力が必要なときはオフにしてください。
