英語と日本語を何度も切り替えるたびにメニューを探してイライラしていませんか。
この記事を読むと、Macで入力ソースをキーボードショートカットで素早く切り替えられるようになります。システム環境設定での基本の割り当て方法から、カスタムショートカットの作り方、つまずきやすい点の直し方、プログラマー向けの便利な応用テクニックまで、実際に使える手順で丁寧に説明します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設定手順 | システム環境設定でのショートカット割り当てを画面に沿って具体的に説明します。 |
| つまずきポイント | よくある迷いどころと、その簡単な直し方を実体験に基づいて分かりやすくまとめます。 |
| 応用テクニック | プログラマー向けの小技やKarabinerなどの外部ツールを使った便利な設定例を紹介します。 |
手順どおりに進めれば必ずできるようになりますので、落ち着いて画面を開きながら進めてみてください。
Macエンジニア焦らなくて大丈夫です。ゆっくり手を動かせば必ず設定できますから、楽しみながらキー割り当てを試してみてください。
Macで入力ソース切り替えのショートカットを設定する方法


まずは気楽に考えてください。入力ソースの切り替えは毎日使う小さなストレスをぐっと減らしてくれます。ここでは標準のショートカット設定と、CapsLockや英数キーを活用する方法、それからもう一歩進んだカスタムのコツまで、やさしく紹介します。
やることは大きく分けて2つだけです。システム設定でショートカットを割り当てるか、キーの動きを切り替えて直接日本語と英語をトグルするかです。普段の使い方に合わせて選ぶと心地よく使えます。
プログラマー目線のちょっとした助言としては、アプリごとに切り替えたい場合は専用ツールを使うと便利です。とはいえまずは標準設定で快適になるか試してみるのがおすすめです。
macOS標準で前後の入力ソースをショートカットで切り替える方法


macOS標準のショートカットはシステム設定から簡単に割り当てられます。システム設定→キーボード→ショートカット→入力ソースを開くと、入力ソースを次に切り替えるや前の入力ソースを選択などの項目があります。
ここで好みのキーを割り当ててください。Command+Spaceはスポットライトと重なることがあるので、Control+SpaceやOption+Spaceなど被らない組み合わせにするのがおすすめです。割り当て後はメニューバーやテキスト入力で動作を確認してください。
画面左上のAppleメニューからシステム設定→キーボード→ショートカット→入力ソースを開き前後切替にキーを割り当てる
画面左上のAppleメニューからシステム設定を開きます。設定画面は落ち着いてじっくり操作してください。
キーボード→ショートカットを選び、リストから入力ソースを選びます。入力ソースの項目が並んでいます。
「入力ソースを次に切り替える」や「前の入力ソースを選択」をクリックして希望のキーを押します。競合するショートカットがないか注意してください。
設定後にテキストフィールドで切り替えを試して動作確認します。メニューバーの入力ソース表示でも切り替わることを確認してください。
CapsLockや英数キーで日本語と英語を切り替える設定方法


CapsLockや英数キーで日本語と英語を切り替えると、指の移動が少なくなって気持ちよく入力できます。最近のmacOSでは入力ソースの設定に切り替え用のオプションがあり、CapsLockやGlobeキーを使う設定を簡単にオンにできます。
英数キーやかなキーは日本語配列のキーボード特有の便利なキーです。もし標準設定で思い通りにならない場合は、キーリマップツールを使うと細かく調整できます。まずは標準の切り替えから試すことをおすすめします。
システム設定のキーボード/入力ソースでCapsLockや英数キーの動作を入力切替に変更し動作を確認する
Appleメニューからシステム設定を開き、キーボードを選びます。
キーボードの入力ソース設定で「CapsLockキーで英字と切り替える」やGlobeキーの動作をオンにします。
テキスト入力でCapsLockや英数キーを押して日本語と英語が切り替わるか確かめます。問題があれば設定を見直してください。
Macで特定の言語に直接切り替えるショートカットを作る方法


特定の言語に直接切り替えるショートカットがあると、入力切替のたびにメニューを探す手間がなくなります。ここではショートカットAppを使う方法と、クイックアクションとして保存してシステム側に登録する方法の二つをやさしく紹介します。どちらも最新のmacOSで動作します。
どちらを使うかは好みや使い方次第です。単にキー一発で切り替えたいならショートカットAppが手早く設定できます。システム全体で使いたいならクイックアクションとしてサービス登録するのがおすすめです。
- ショートカットAppでAppleScriptを実行して指定の入力ソースに切り替える方法。
- Automatorまたはショートカットでクイックアクションを作りシステム設定でキーを割り当てる方法。
- 用途に合わせてどちらかを選びカスタムキーを設定するだけで日々の操作が速くなる。



慌てずに一つずつ試してみてください。最初は短いキーで設定して、使いやすければそのまま運用するのがコツです。
ショートカットAppでAppleScriptを使い特定入力ソースを切り替えるショートカットを作る


ショートカットAppでは「AppleScriptを実行」アクションを使って指定の入力ソースに切り替えることができます。スクリプト内で入力ソースの名前やIDを指定し、ショートカット自体にキーボードショートカットを割り当てればキー一発で切り替えられます。
実務的なコツとしては、入力ソース名よりもIDで指定すると環境によるぶれが少なくなります。スクリプトは先にScript Editorで動作確認してからショートカットに貼ると失敗が減ります。
ショートカットAppで新規ショートカットを作成しAppleScript実行アクションに切替スクリプトを貼ってショートカットにキーを割り当てる
ショートカットAppを開き新規ショートカットを作成します。名前は後で分かるように日本語で付けると管理が楽になります。
アクション検索で「スクリプトを実行」や「AppleScriptを実行」を選び追加します。ここに入力切替用のスクリプトを貼り付けます。
ショートカットの設定アイコンをクリックしてキーボードショートカットを割り当てます。割り当てたキーで動作するかテストしてください。
クイックアクションでAppleScriptを保存しキーボードに割り当てる方法


クイックアクションにAppleScriptを保存すると、システムのサービスとしてメニューやショートカットに出てきます。Automatorかショートカットで「クイックアクション」や「サービス」を作り中にAppleScript実行アクションを入れて保存してください。
保存後はシステム設定→キーボード→ショートカットのサービス一覧から作成したクイックアクションにキーを割り当てます。分かりやすい名前を付けておくと設定画面で探しやすくなります。
Automatorまたはショートカットでクイックアクションを作成して保存しシステム設定→キーボード→ショートカットでサービスにキーを割り当てる
新規でクイックアクションまたはサービスを選びます。受け取る入力は「なし」や「どのアプリケーションでも」に設定します。
AppleScriptを実行するアクションを追加し切替スクリプトを貼って保存します。分かりやすい名前で保存しておくと後で見つけやすいです。
システム設定→キーボード→ショートカット→サービスで作成したクイックアクションを探しキーボードショートカットを割り当てます。割り当て後に実際にキーで動くか確認してください。
Macでアプリ切り替えに合わせて入力言語を自動で切り替える応用


アプリを切り替えたときに入力言語もスッと切り替わると作業がとても快適になります。ここではシステム設定の自動切替とショートカットのオートメーションを組み合わせた実用的なやり方をやさしく紹介します。迷わない手順で進められるように丁寧に説明します。
まずはシステムの自動切替でアプリやウインドウごとに最後に使った入力ソースを記憶させます。それで足りない場合はショートカットでアプリが前面になった瞬間に入力ソースを強制する方法を使うと確実です。
エンジニア目線のコツとしてはブラウザやマルチウインドウのアプリで挙動が分かれやすい点に注意するとよいです。必要なアプリだけ自動化していくと想定外の切替を避けられます。
システム設定の自動切替でアプリごとに入力ソースを切り替える方法


システム設定から入力ソースの自動切替を有効にするとアプリや書類ごとに最後に選んだ入力ソースが記憶されます。最新のmacOSではシステム設定→キーボード→入力ソースの順にたどって設定できます。
設定後は対象アプリに切り替えて日本語と英語をそれぞれ入力し切替が保持されるか確かめてください。ウインドウ単位で管理されることがあるため期待どおりでない場合はアプリごとにオンオフを試すと分かりやすいです。
入力ソース設定の自動切替を有効にして各アプリで期待どおりに切り替わるか確認する
システム設定→キーボード→入力ソースで自動切替を有効にします。
対象アプリに切り替えて日本語と英語を入力し切替が保持されるか確認します。
複数ウインドウやブラウザは挙動が異なることがあるのでアプリ単位でオンオフを試してください。
ショートカットのオートメーションでアプリ切替時に入力言語を強制設定する方法


ショートカットアプリを使うとアプリが起動したときや前面になったときに入力ソースを強制的に切り替えられます。ショートカット内で入力ソースを指定するかAppleScriptを呼び出して切り替えるのが実用的です。
オートメーションで動かす際はアクセシビリティやショートカットの許可が必要になるケースがある点に注意してください。権限を確認してからテストし期待どおり動くか確かめてください。
ショートカットでアプリ起動/切替トリガーを作り先に作成した切替ショートカットを実行するオートメーションを作る
ショートカットで入力ソースを設定する処理を作ります。AppleScriptで指定する方法が確実です。
ショートカットのオートメーションでトリガーをアプリの起動や前面化に設定します。
オートメーションを保存してアプリを切り替え入力ソースが強制されるか確認します。
よくある質問


- 入力ソースのショートカットはどこで設定すればいいですか?
システム設定のキーボードから設定できます。システム設定→キーボード→キーボードショートカットを開き、入力ソースの項目で好きなキーを割り当ててください。初めてならControlやCommandなど覚えやすいキーがおすすめです。
- ショートカットが効かないときはどうすればいいですか?
まず同じキーがSpotlightや他のアプリで使われていないか確認してください。重複がなければ一度ログアウトか再起動で設定をリフレッシュすると直ることが多いです。それでもダメなら入力ソースの登録を見直してください。
- 英語と日本語だけをすばやく切り替える簡単な方法はありますか?
入力ソースに英語と日本語だけを登録しておくとショートカットで往復するだけで切り替わります。余計な入力ソースを減らすと誤操作が減るので、作業用途ごとに入力を整理すると快適になります。
- アプリごとに入力言語を自動で切り替えたいときはどうすればいいですか?
macOSはアプリごとに最後に使った入力を覚えることが多いですが完璧ではありません。確実に切り替えたいときはKarabiner-Elementsなどでアプリごとのルールを作ると安定します。開発作業向けに細かく分けておくと効率が上がります。
- CapsLockで日本語と英語を切り替えられますか?
システム設定だけでは細かい挙動を調整しづらい場合があります。手軽に使いたいときはKarabiner-ElementsでCapsLockに入力切り替えを割り当てると安定して使えます。設定を変える前に現在のキーマップを控えておくと安心です。
まとめ


今回の手順をやさしくまとめます。システム設定のキーボードからキーボードショートカットを開き入力ソースを選ぶとショートカットを変更したり新しく割り当てたりできます。デフォルトではcontrol+spaceがよく使われます。
メニューバーに入力メニューを表示しておくといまの入力状態がすぐ分かるので助かります。もっと細かくカスタムしたいときはKarabinerElementsでCapsLockを別の動作に割り当てると高速に切り替えられます。
ショートカットは他のアプリとぶつかると効かないことがあるので設定後は主要なアプリで必ず試してください。小さな工夫で入力切替がぐっと速くなりますから気軽に調整して快適な作業環境を作ってください。
