AndroidStudioでエミュレーターを起動すると動作がカクカクして作業が止まってしまいイライラしている方が多いです。
この記事ではMac上でエミュレーターを速くするための実践的な手順をわかりやすくまとめています。最低限の操作で効果が出る設定から深掘りの調整まで丁寧に説明するのですぐに体感できる改善を目指せます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初心者向け手順 | クリック順で迷わない具体的な操作手順を提示している。 |
| Mac特有の最適化 | AppleシリコンとIntel機それぞれに合う設定を実務視点で紹介している。 |
| 落とし穴の回避法 | よくあるハマりどころとその簡単な直し方をまとめている。 |
まずは簡単な設定から試して短時間で変化を感じてください。途中でつまずいても分かりやすくフォローするので安心して読み進めてください。
Macエンジニア焦らなくて大丈夫です。ひとつずつ設定を見直せばエミュレーターは必ず快適になります。気軽に進めてください。
MacでAndroidStudioのエミュレーターを速くする基本手順


エミュレーターがのろのろだと作業がつらいですよね。ここではMacでサクッと速くする基本の考え方をやさしくまとめます。まずは使っているMacのタイプを確認して、それに合ったシステムイメージとエミュレーター設定を選ぶのが肝心です。
大きなポイントは三つだけです。CPUとメモリを適度に割り当てること。Macのチップに合ったSystemImageを使うこと。グラフィックスは可能ならハードにして描画を速くすること。順番にやれば驚くほど快適になります。
- Macの種類を確認する(IntelかAppleSiliconか)。
- Intelならx86系のSystemImage、AppleSiliconならarm64-v8aを使う。
- エミュレーター本体を最新にする。
- AVDでRAMとCPUコアを適切に割り当てる。
- Graphicsは可能ならHardwareにする。
- 使わないスナップショットや余分なアプリアイコンはオフにする。



最初は恐る恐る設定を変えるかもしれませんが、少しずつ試して自分のMacに合う組み合わせを見つけていきましょう。気軽に試してみてくださいね。
IntelMacでハードウェア仮想化とx86イメージを使って速くする


Intel搭載のMacではハードウェア仮想化を使うと体感で速くなります。Android EmulatorはAppleのHypervisor.frameworkやIntel HAXMを利用できますが、最新のmacOSならHypervisor.frameworkが優先されます。
AVDはx86またはx86_64のSystemImageを選んでください。これでネイティブに近い高速な仮想化が働きます。あわせてエミュレーター本体とSDKツールを最新にしておくと安定して速く動きます。
AndroidStudioのAVDManagerを開いて該当AVDの編集画面を表示する
AndroidStudioのツールバーからAVD Managerアイコンをクリックするか、ツールメニューから起動してください。
一覧から変更したいAVDの鉛筆アイコンをクリックして編集画面に入ってください。
エミュレーターのSystemImageがx86系か確認してx86を選ぶ手順を実行する
編集画面のSystem Image欄を開いて、現在選ばれているイメージのアーキテクチャを確認してください。
Intel Macならx86もしくはx86_64のイメージを選択し、未インストールならダウンロードして適用してください。
AppleSiliconのMacでARM系イメージと最新エミュレーターを使って速くする


AppleSiliconのMacはARMネイティブの方が速く動きます。arm64-v8aのSystemImageと、AppleSilicon対応の最新エミュレーターを組み合わせると動作が滑らかになります。
SDK Managerでemulatorとplatform toolsを最新にし、必要なarm64イメージをインストールしてください。エミュレーターのネイティブ対応が進んでいるので、無理にx86を使う必要はありません。
AVDManagerでarm64-v8aのSystemImageを選んで新しいAVDを作る手順
AndroidStudioでAVD Managerを開き、新しい仮想デバイスの作成を選んでください。
エミュレーターで使いたい端末プロファイルを選択してください。
System Image一覧のOther ImagesやRecommendedからarm64-v8aを選び、未ダウンロードの場合はダウンロードして進めてください。
名前と設定を確認してFinishでAVDを作成し、起動して動作を確認してください。
AVDのEmulatedPerformanceでGraphicsをHardwareに設定する方法
AVD Managerで該当のAVDを選び鉛筆アイコンをクリックしてください。
Advanced SettingsのEmulated Performance項目でGraphicsをHardwareにセットして保存してください。もし問題が出るならSoftwareに戻して様子を見てください。
MacでAVDのCPUとメモリとグラフィックス設定を最適化する


AVDのCPUとメモリは多すぎても少なすぎても困るのでバランスが大事です。Macの空きメモリを見ながら1/3~1/2程度を目安にRAMを割り当て、CPUコアは2~4コアを試してください。
グラフィックスはHardware優先で、描画に問題が出たらSoftwareに切り替えて比べてください。設定を変えたら必ずエミュレーターを再起動して体感でチェックしてください。
AVDのAdvancedSettingsを開いてRAMとVMHeapの数値をMacの空き容量に合わせて調整する
AVD Managerで編集したいAVDを選び編集画面のAdvanced Settingsをクリックしてください。
RAMはMacの空き容量を見て1536~4096MBの範囲で設定し、VMHeapは256~512MBを目安に設定してください。
設定を保存してエミュレーターを起動し、メモリ使用量やスワップが出ないかを確認してください。
AVDのGraphics設定でHardwareとSoftwareを切り替えて描画負荷が軽い方を選ぶ手順
AVDの編集画面でAdvanced SettingsにあるGraphics項目を探してください。
まずHardwareにして起動してみて描画の滑らかさと表示の乱れを確認し、問題が出たらSoftwareに切り替えて再度確認してください。
滑らかさを重視するならHardware、互換性や表示の正確さを重視するならSoftwareを選んでください。
Macでさらに高速化する応用テクニック


ここではさらに速くする応用テクニックをやさしく紹介します。端的に言うとターミナルから余計な処理を省いて軽く起動する方法と実機で動かしてMac負荷を避ける方法の二つが中心になります。どちらも短い手順で試せるので気負わず挑戦してください。
加えてメモリやウィンドウ表示を抑えるフラグでMac全体の負担を下げられます。現場で役立った小技も交えているのでまずは簡単な一手から試してみると効果が実感しやすいです。
- ターミナル起動で起動オプションを付ける方法で余計な処理を省く。
- メモリやウィンドウ表示を制限するフラグでMac負荷を軽減する。
- 実機にデプロイしてエミュレーター負荷を回避する。
- AVDの設定見直しで不要な機能をオフにする。



エミュレーターが重いと作業が滞ってしまいますよね。まずは簡単なコマンドを試してみて変化を確かめながら進めると気楽に改善できますよ。
Macのターミナルでエミュレーターを軽量起動するコマンド


Macのターミナルから起動するとGUIやスナップショット読み込みなどを省けるのでかなり軽くなります。慣れるとエミュレーターを何度も立ち上げ直す開発サイクルがぐっと速くなります。
代表的な起動例は次のようになります。emulator -avd AVD名 -gpu host -no-boot-anim -no-snapshot-loadのようにAVD名を置き換えて使ってください。
ターミナルでemulator -avd -gpu host -no-boot-anim -no-snapshot-loadなどを実行する手順
AndroidStudioのAVD Managerで起動したいAVD名を確認します。名前は正確にコピーすると失敗しにくくなります。
Android SDKのemulatorディレクトリに実行ファイルがあります。必要ならパスを通しておくとターミナルから直接実行できます。
ターミナルでemulator -avd AVD名 -gpu host -no-boot-anim -no-snapshot-loadのように実行すると余計な処理を省いて軽く起動します。
必要に応じて-memoryや-no-windowなどのフラグでメモリやウィンドウを抑える方法
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| -memory | エミュレーターに割り当てるメモリを指定します。小さめにするとMac全体の負担が減ります。 |
| -no-window | GUIを表示せずに起動します。画面レンダリング負荷がなくなるためCPUやGPU負荷が下がります。 |
| -no-boot-anim | 起動アニメを省略して起動時間を短縮できます。体感で起動が速くなります。 |
Macで実機を使ってエミュレーター負荷を回避する方法


実機に転送して動かすとMac側のCPUやGPU負荷がほとんど発生しないので、重い描画処理があるアプリでは効果が大きいです。頻繁に動作確認する場合は作業効率がぐっと上がります。
USB経由でADBデプロイすればワイヤレスより安定して動作します。下に簡単な流れを示すので実機が使える環境なら試してみてください。
- 端末で開発者オプションを有効にする。
- USBデバッグをオンにしてMacと接続して許可する。
- AndroidStudioで接続端末を選んで実行する。
Android端末で開発者オプションとUSBデバッグを有効にする具体的な手順
端末の設定アプリを開き『端末情報』や『端末について』を表示します。
ビルド番号を7回ほど連続で触れて開発者オプションを表示させます。画面の案内に従ってください。
開発者オプション内でUSBデバッグを探してオンにします。必要に応じて画面ロックの確認を行ってください。
MacでUSB接続した端末をAndroidStudioのRun構成から選んで実行する手順
ケーブルでMacと端末をつなぎ端末側の『このコンピュータを許可しますか』で許可をタップします。
Runボタン横のデバイス選択メニューから接続中の端末を選択します。認識されない場合はadb devicesで確認してください。
Runを押すとAPKが端末に転送されて起動します。ログはLogcatで見ながら動作確認してください。
よくある質問


- エミュレーターが急に重くなりました原因は何ですか
まずは動作を観察してください。アクティビティモニタでCPUやメモリの使用状況を確認すると原因が見つかりやすいです。スナップショットの蓄積や割り当てメモリ不足、古いエミュレーターイメージが原因になりがちです。ログを見てプロセスが何をしているか確認すると解決が早まります。
- AppleSiliconのMacではどうすれば速く動きますか
ARM対応のシステムイメージを使うことが一番効果的です。AndroidStudioとエミュレーターを最新にしておくとAppleSilicon向けの最適化が効きます。仮想化設定は特にいじらなくても良い場合が多いので公式の案内に従ってください。
- エミュレーターに割り当てるメモリはどれくらいが目安ですか
軽いアプリなら2GBから4GBを割り当てれば十分動きます。重めのアプリや複数起動する場合は4GBから6GBを検討してください。システム全体の半分以上を割り当てないようにするとMac自体が重くなりにくいです。
- 起動を早くする小技はありますか
スナップショットを有効にすると起動がぐっと速くなります。ただしエミュレーターやOSをアップデートした後はスナップショットを一度削除してクリーン起動すると不具合を防げます。必要に応じてスナップショットの断捨離を試してください。
- グラフィック表示がおかしいときの対処方法は何ですか
エミュレーターのグラフィック設定をハードウェアからソフトウェアに切り替えてみてください。ハードウェアモードが速い反面ドライバ依存の不具合が出ることがあります。解決しない場合は画面解像度を下げると負荷が下がって安定します。
まとめ


ここまでお読みいただきありがとうございます。Macでエミュレーターを速くするには設定の見直しと環境の最適化が近道です。具体的にはCPUとメモリの割当、GPUの有効化、そして端末に合ったシステムイメージを選ぶことが大切です。
AppleSiliconならARMイメージ、IntelMacならx86イメージを使い、コア数は2以上、メモリは搭載量を目安に調整してください。AndroidStudioとエミュレーターは最新版にして不要なアプリを閉じるだけでも改善します。
それでも重いと感じたら実機でのテストやスナップショットの活用を試してみてください。ActivityMonitorで負荷を確認すると原因が見えやすくなります。



焦らず一つずつ設定を試していきましょう。小さな調整で開発がぐっと快適になりますよ。
