MacでAndroidStudioエミュレーターをサクッと動かすやさしい入門

MacにAndroidの開発環境を入れて、Studioからエミュレーターを動かそうとしてみたものの、英語の画面や設定の多さに少し戸惑っているところかもしれません。

このページでは、Macが初めての方でも迷わずAndroidStudioのエミュレーターを起動できるように、画面でどこを押せばよいかや、つまずきやすいポイントをやさしくなぞりながら説明します。作業の流れが見えるようになるので、毎回思い出しやすくなり、エミュレーターを使ったアプリの動作確認がずっと気軽になります。

項目	内容
インストール準備のコツ	Macのチップやメモリの状態を確認しながら、どのエミュレーター構成が合うかを具体的に案内します。
エミュレーター作成手順	AndroidStudioのどのボタンを押して、どの順番で仮想端末を作るかを、画面の名前つきで順を追って説明します。
動作を軽くする工夫	エミュレーターが重いと感じたときに、設定でどこを下げると動きが軽くなるかを、実際に試して効果があった項目だけにしぼって紹介します。

エミュレーターの起動までの流れが一度つかめると、新しいプロジェクトを作るたびに、自分の手順書のような感覚で安心して進められます。少しずつ画面に慣れていけば、Mac上でアプリが動き出す瞬間を、肩の力を抜いて楽しめるようになります。

MacでAndroidStudioエミュレーターを動かしたいあなたへ

MacでAndroidStudioのエミュレーターを起動して、遅い・起動しない・デバイスが見つからないと困っていませんか。初めてだと設定のどこを触ればいいか迷いますよね。

ここでは最新のmacOSとAppleSilicon（M1/M2）を前提に、試して効いた具体的な手順とつまずきを避ける方法をやさしく案内します。他のまとめより実務で効く速度改善の小技を重視しています。

項目	内容
この記事で得られること	最短でエミュレーターを立ち上げる手順とコマンド
よくあるつまずき	仮想化設定やAVDのイメージ選びの落とし穴回避法
速度改善の小技	ARMイメージ選択とスナップショット活用で起動短縮

この記事を読めばAVDの作成から仮想化設定、ARMイメージの選び方まで迷わず進めます。まずはハードウェアアクセラレーションの確認から始めましょう。

Macでエミュレーターが動かなくてつまずきやすいところ

エミュレーターが起動しないとき、焦ってしまう気持ちはよくわかります。M1やM2チップのMacでは設定や互換性でつまずきやすいです。

よくある原因はAndroid StudioやSDKのバージョン不一致、仮想化フレームワーク未有効、AVDの設定ミスです。順にチェックすれば短時間で直ることが多いです。

特にAppleシリコンではRosettaとVirtualizationの設定が鍵になります。

この記事を読みながら一緒に進めるとどう楽になるか

この記事を見ながら実際に手を動かすと、つまずきやすい部分をその場で直せます。手順を同じ画面でなぞることで安心して進められます。

設定やコマンドの結果をすぐ確認できるので、エラーを怖がらず試せます。短時間で理解が深まりプロジェクトの準備が速くなります。

項目	内容
利点1	コマンドや設定をその場で確認できる。
利点2	出たエラーをすぐ試して解決できる。
利点3	準備が短時間で整い次に進みやすくなる。

MacにAndroidStudioとエミュレーターを安心して入れる準備をしよう

エミュレーターを動かしたいけれど、設定や動作でつまずきそうで不安ですよね。Macの機種やmacOSのバージョンで手順が変わることがあり、戸惑う気持ちよくわかります。

ここでは最新のmacOSとMacを前提に、準備しておくべきチェック項目とすぐ試せる手順をやさしくまとめます。AppleSiliconかIntelかで選ぶシステムイメージが変わる点や、空き容量の目安など実務的なコツを紹介します。

項目	内容
空き容量	最低20GB以上を確保すると安心です。
チップ種類	AppleSiliconはarm64イメージ、Intelはx86_64イメージを選びます。
macOS	最新のセキュリティ更新を当てておきます。

注意点として、スリープ状態だとエミュレーターが不安定になることがあるので、セットアップ中は電源に接続しておくことをおすすめします。

補足として、AppleSiliconはARM向けイメージで動作が良好です。エミュレーターの設定で冷却を有効にすると長時間の動作が安定します。

IntelMacかAppleシリコンMacかをゆっくり確認する

MacがIntelかAppleシリコンか分からずに、エミュレーターで迷う場面はよくあります。落ち着いて確認すれば必要な設定がすぐ分かります。

ここでは最新macOSでの簡単な確認方法と、エミュレーターで気を付ける点を短くまとめます。確認が終われば次の作業がスムーズになります。

AppleシリコンはIntel用HAXMが使えないため、AndroidエミュレーターはAppleの仮想化機能で動かす必要があります。

アップルメニューからこのMacについてを開いてチップを確認する

Macのチップがわからなくて不安になる気持ち、よくわかります。確認はとても簡単で、画面左上のアップルメニューからこのMacについてを選んでください。

開いたウィンドウのチップ欄に「AppleM1」「AppleM2」や「Intel」と表示されます。エミュレーターの設定やツール選びに役立ちますので、まずここをチェックしてください。

ストレージやメモリをチェックしてエミュレーターが快適に動くか確認する

エミュレーターがカクつくと作業がイヤになりますよね。まずはストレージの空きと搭載メモリの余裕を手早く確認すると状況がぐっと見えてきます。

目安は空き容量が20GB以上、メモリは8GB以上あると安心です。最新のmacOSとMacではSSDの速度も効いてくるのでストレージの種類もチェックしてください。

エミュレーターはディスクに大きなスワップファイルを作るため、SSD搭載なら起動や動作がかなり快適になります。

このMacについてのストレージを開いて空き容量を確認する

アプリが重くてイライラしているなら、まずストレージの空き容量を確認しましょう。最新のmacOSなら数クリックで見られるので落ち着いて進めてください。

アクティビティモニタを開いてメモリの空き具合を確認する

Activity Monitorでメモリの空き具合がすぐ分かります。SpotlightでActivity Monitorを開き、メモリタブのMemory PressureとSwap Used、上位プロセスを確認してください。

MacにAndroidStudioをインストールして初期設定まで済ませよう

MacでAndroidStudioを入れたいけどインストールやエミュレーターの初期設定でつまずきやすい気持ち、よくわかります。特にAppleSiliconかIntelかで選ぶイメージが変わる点で戸惑うことが多いです。

ここではインストールからSDK導入AVD作成まで最短で進める手順と実用的な注意点をまとめます。順序に沿えば迷いが減ってすぐに動かせるようになります。

項目	内容
必要なもの	macOS13以上、空き容量20GB以上、ネット環境。
ダウンロード	公式サイトのAppleSilicon版かIntel版を選ぶ。
推奨設定	セットアップウィザードの推奨を受け入れる。

注意点としてIntelイメージとARMイメージは互換性が異なるため正しいイメージを選んでください。

公式サイトからAndroidStudioをダウンロードする

AndroidStudioを公式サイトからダウンロードするのは最初の山場です。ここでは最新のmacOS対応パッケージを迷わず選べるように、実際の現場で役立つポイントをやさしく案内します。

まずは公式ダウンロードページにアクセスしてmacOS用ボタンをクリックしてください。使用中のMacがIntelかAppleSiliconかを必ず確認してからdmgまたはzipを選ぶとあとが楽です。

ブラウザでAndroidStudio公式サイトを開いてMac版を選んでダウンロードする

公式サイトからダウンロードする操作はカンタンです。SafariやChromeでdeveloper.android.com/studioを開き、Mac用ダウンロードを選んでください。

AppleシリコンとIntelでインストーラが分かれているので、使っているMacのチップに合わせて選んでください。ダウンロード後にGatekeeperで許可が必要な場合があります。

ダウンロードしたdmgファイルを開いてAndroidStudioをアプリケーションフォルダにドラッグする

ダウンロードしたdmgをダブルクリックしてマウントしてください。開いたウィンドウでAndroidStudioアイコンをApplicationsフォルダにドラッグしてください。完了したらdmgを取り出してApplicationsから起動してください。

初回起動時の警告とMacのセキュリティ周りをやさしく通過する

最初にAndroidStudioやエミュレーターを起動すると、macOSの警告でびっくりするかもしれません。慌てずに対応すれば問題なく先に進めます。

具体的にはシステム設定のプライバシーとセキュリティから該当アプリを開いて許可し、管理者パスワードで認証してください。AppleSilicon搭載MacではHAXMが不要でそのまま動くことが多いです。

不明な配布元のアプリは許可しないでください。公式サイトや認証された配布元から入手するのが安全です。

LaunchpadからAndroidStudioを開き開発元未確認の警告を許可する

LaunchpadからAndroidStudioを開くと開発元が未確認のため開けませんと表示されることがあります。アプリアイコンを右クリックして開くを選び表示される確認ダイアログで開くを押すと一度だけ許可されます。

システム設定のプライバシーとセキュリティでこのまま開くを選ぶ

初回にMacがアプリをブロックしたら、システム設定のプライバシーとセキュリティで「このまま開く」を押して許可してください。

セットアップウィザードで必要なSDKだけを選んで入れる

インストーラーで全部入れるとディスクを圧迫します。ここでは最新macOSのMac（IntelとApple Silicon両対応）で、最低限のSDKだけを選ぶやさしい方法を紹介します。

要点は、エミュレーター本体と最新プラットフォーム系のツールだけを選ぶことです。Apple SiliconのMacではARM系のシステムイメージを選んでください。

Apple SiliconのMacではIntel向けのHAXMは不要ですので選ばないでください。

標準設定を選びつつSDKパスとインストール先を確認する

標準設定を選んでも、SDKの場所とインストール先は必ず確認してください。デフォルトで進めて後から整理するやり方なら気軽に始められます。

使いたいAndroidバージョンを選んでダウンロードを完了させる

エミュレーターで使いたいAndroidのバージョンを決めてSDKを落とします。ターゲットのAPIレベルやGooglePlayが必要かを確認すると後で迷いません。

ダウンロードは数百MBから数GBになるので、空き容量と回線状況を必ず確認してください。

MacでAndroidエミュレーターを作って起動する基本の流れ

MacでAndroidエミュレーターを作って起動する流れは意外とシンプルです。AndroidStudioのインストールから仮想デバイスの作成、起動して動作確認するまでの大まかな手順をやさしく案内します。

基本は五つのステップに分かれます。AndroidStudioを入れてAVDManagerを開き端末タイプとシステムイメージを選び起動してアプリが動くか確かめます。

AppleSilicon搭載MacではARM系のシステムイメージを選ぶことが肝心です。起動が遅いと感じたらスナップショットやGraphics設定を見直すと改善することが多いです。

注意点としてシステムイメージはMacのCPUに合ったものを選んでください。Intel用とARM用を間違えると起動しないことがあります。

補足としてスナップショット機能を有効にすると次回起動が速くなります。エミュレーターのGraphics設定も試してみてください。

AndroidVirtualDeviceを作ってエミュレーターを用意する

エミュレーターをすぐ動かしたいなら安心してください。AVDManagerで仮想デバイスを作れば実機なしで動作確認できます。

AppleSilicon(M1/M2)はarm64イメージを、IntelMacはx86_64を選んでください。Tools→AVDManager→CreateVirtualDeviceで端末とSystemImageを選びFinishで起動します。

AppleSiliconではHAXMは不要です。起動が遅ければ割り当てRAMやグラフィック設定を見直してください。

AndroidStudioのDeviceManagerを開いて新しい仮想デバイスを作成する

DeviceManagerを開いて仮想デバイスを作成します。macOSとAppleシリコン向けに迷わない最小限の手順を示します。

画面サイズや機種を選んで好みのエミュレーター端末を決める

実機に近い画面サイズと機種を選ぶと安心です。小型端末はメモリ節約の確認に、画面が大きい端末はレイアウトや操作感の確認に向いています。画面解像度とドット密度（画面の細かさ）も合わせて設定してください。Appleシリコン搭載のMacならエミュレーターが快適に動きます。

システムイメージを選んでダウンロードして保存する

AppleSilicon搭載Macではarm64-v8aのシステムイメージを選ぶとエミュレーターが速く動きます。SDKマネージャーで対象のAndroidバージョンを選び、arm64系イメージをダウンロードして分かりやすい場所に保存してください。

初めてのプロジェクトを作ってエミュレーターにアプリを送ってみる

エミュレーターに自分のアプリが動く瞬間は嬉しいものです。初心者でもつまずきにくいように、AndroidStudioで新規プロジェクトを作成して、エミュレーターにアプリを送る流れをやさしく案内します。

実際に行うのはシンプルな操作だけです。プロジェクト作成、AVD起動、実行ボタンでアプリを送るまでを短い手順で示しますので、初めてでも安心して進められます。

./gradlew installDebug

Apple Silicon搭載のMacではARM（arm64）用のシステムイメージを選んでください。また、初回は必要な権限の許可を求められることがあります。

AndroidStudioで新規プロジェクトを作成してテンプレートを選ぶ

AndroidStudioで新規プロジェクトを作る時は、テンプレート選びが大事です。最新のmacOS搭載MacならKotlinとEmptyActivityで素早く動作確認できます。

実行ボタンから作成したエミュレーターを選んでビルドを待つ

Runボタンを押したら、作ったエミュレーターをターゲットから選んでビルドを待ちましょう。起動とインストールには時間がかかることがあるので、焦らず一息ついてください。

Macでエミュレーターを軽く快適に動かすためのひと工夫

エミュレーターが重くて作業が止まると本当にイヤですよね。特にMacBookでブラウザやエディタを開きながらだと起動が遅く感じる場面が想像できるでしょう。ここでは短時間で体感が変わる実践的な工夫をやさしく紹介します。

絞るほど効果が出ます。AVDの軽量化、macOS側の仮想化設定の確認、不要プロセスの整理、この3点を中心にします。下に具体的なチェックリストと最短手順を示します。

注意点として、RAMを過度に増やすとmacOS自体が重くなるのでバランスを大事にしてください。

物理端末が使えるなら最も手早く安定します。テスト用途ならUSBデバッグで並行して試してみてください。

AppleシリコンMacでサクサク動かすための設定

AppleシリコンMacでAndroidエミュレーターが重くて困っていませんか。起動が遅かったり画面がカクついたりすると作業が止まってしまいます。手早く快適にするための実体験に基づくコツをやさしく紹介します。

ポイントは3つです。AndroidStudioのAppleSilicon版を入れること、ARM64(arm64-v8a)イメージ(API33など)を使うこと、エミュレータ設定でRAMを1536MB程度にしてスナップショットを無効にすることです。加えて他の重いアプリを閉じると安定します。

ARM用システムイメージを選んでAppleシリコン向けエミュレーターを作る

Appleシリコン搭載Macでは、ARM用システムイメージを選ぶとエミュレーターがネイティブで動いて快適です。Android StudioでシステムイメージのABIをarm64-v8aにしてください。

Intel用(x86)イメージは動作が遅いか動かないことがあるので、AppleシリコンではARMイメージを使ってください。

エミュレーターの設定でグラフィックやメモリ容量を調整する

グラフィックはまず「自動」かハードウェア(Metal)を試してください。ソフトウェアは遅くなりやすいです。メモリは2GBから4GBが目安で、重いアプリは増やし、Macの空きが少ないときは減らしてください。

IntelMacで重く感じるときに試したい軽量設定

エミュレーターが重くて作業が止まるとつらいですよね。Intel Macではちょっとした設定変更だけで体感がぐっと良くなることがよくあります。

ここではすぐに試せる具体的な調整を絞って紹介します。迷わず順に試せる手順も付けてあるので、気軽にやってみてください。

メモリを下げすぎるとアプリの動作が不安定になるので、段階的に試して快適な値を見つけてください。

Hypervisor関連の設定を確認して必要なら再起動する

エミュレーターが重いときや起動しないときは、Hypervisorの状態を確認すると解決することがあります。AndroidStudioを終了してから以下のコマンドを実行してください。

sysctl kern.hv_support

解像度やアニメーションを落としてエミュレーターを軽くする

エミュレーターが重くてカクつくと焦りますよね。最新のmacOSなら、画面解像度を下げたりアニメーションを弱めるだけで驚くほど軽くなるので、まずは落ち着いて設定をいじってみてください。

エミュレーターが動くようになったら試したいちょっと楽しい応用

やったねエミュレーターが動いたら遊んでみましょう。実機がなくても手軽に操作や通知を試せるので、まずは普段使っているアプリを入れて触ってみてください。端末種別や言語を切り替えたりネットワーク条件を変えて挙動を見ると学びが深まります。

すぐ試せる楽しい応用を3つ紹介します。各手順は最新のmacOSとAppleシリコン対応イメージで動作することを前提にしています。短時間で違いを体感できる内容です。

AppleシリコンのMacではarm64のシステムイメージを選んでください。x86イメージはエミュレーションで動作が遅くなることがあります。

スナップショットで現在状態を保存しておくと設定を戻すのが簡単になります。複数の状況を気楽に試せます。

Macのフォルダからエミュレーターへファイルを渡してみる

エミュレーターにファイルを送るのは意外と簡単です。Finderからファイルをドラッグするだけで画像やAPKを受け取ってくれます。まずは手軽な方法を試してみましょう。

もっと確実に渡したいときはadbを使うと便利です。コマンド一行で端末のDownloadフォルダに置けるので開発作業がスムーズになります。

adb push ~/Desktop/sample.apk /sdcard/Download/

注意：Androidのバージョンやアプリによってはファイルアクセス権が必要になる場合があります。

エミュレーターウインドウにapkや画像ファイルをドラッグアンドドロップする

エミュレーターウインドウにapkや画像をそのままドラッグすると、apkは自動でインストールされ、画像はエミュレーター内のダウンロードフォルダに保存されます。

大きなファイルは転送に時間がかかるので、そのまま待ってください。

DeviceFileExplorerで内部ストレージの場所を確認する

エミュレーターでアプリの内部ファイルを見たいときはDevice File Explorerが頼りになります。最新のmacOSとAndroid Studioで動きます。

内部領域はデバッグビルドやエミュレーターの権限が必要な場合があります。実機ではアクセス制限が強いので注意してください。

エミュレーターでカメラや位置情報を使う動きを試す

エミュレーターでカメラや位置情報を動かしたい気持ち、よくわかります。MacのWebカメラと位置シミュレーションで、すぐ試せる手順をやさしく説明します。

AndroidStudioのExtendedControlsでCameraとLocationを操作します。簡単なADBコマンドも使えます。

adb emu geo fix  

注意: アプリで位置とカメラの権限を必ず許可してください。

エミュレーターの三点メニューからLocationを開いて仮想位置を設定する

エミュレーター右上の三点メニューからLocationを選べます。プリセットを選ぶか緯度経度を直接入力して仮想位置を設定してください。

カメラ入力を仮想カメラやファイルに切り替えて動きを確認する

エミュレーターのカメラ入力は実機カメラや仮想カメラ、動画ファイルに切り替えられます。動きを手早く確認したいときは起動時にカメラを指定するか、エミュレーター画面のカメラアイコンから動画を読み込んでください。

emulator -avd Pixel_4_API_30 -camera-back webcam0 -camera-front none

複数エミュレーターで画面サイズごとの見え方を比べる

画面サイズで見え方が変わって困っていませんか。Macで複数のエミュレーターを並べると違いが一目で分かります。

ここでは手早く比較するコツを紹介します。実機がなくても微妙なズレを見つけて直しやすくなります。

項目	内容
スマホ縦	360×800で主要ボタンやタップ領域を確認する。
タブレット	800×1280で余白やフォントサイズをチェックする。
横向き	1280×720で横並びや折り返しを確認する。

小さいスマホ用とタブレット用のAVDをそれぞれ作成する

小さめスマホとタブレット用AVDは、画面サイズとメモリを実機に合わせるのがコツです。

同時起動してウインドウを並べてレイアウトの違いを眺める

複数のエミュレーターを同時起動して並べると端末ごとの表示差がすぐ分かります。macOSのSplitViewで並べるのが手軽です。

よくある質問

エミュレーターでつまずくと不安になりますよね。特にMacで初めて立ち上げるとどの設定を選べばいいか迷ってしまいますよね。

ここでは最新のmacOSとAppleSiliconを前提に、よくある疑問にやさしく答えます。実際にすぐ試せる短い解決策を中心にまとめてあります。

AppleSiliconのMacで速く動きますか。

はい。AppleSilicon向けのシステムイメージやmacOSのHypervisor.Frameworkを使うと高速に動きます。Intel用のHAXMは不要です。

どのシステムイメージを選べばいいですか。

使っているMacがAppleSiliconならarm64を、IntelMacならx86_64を選んでください。PlayStore入りが必要ならそのイメージを選びます。

エミュレーターが起動しないときはどうする。

AVD設定でColdBootを試し、症状が続く場合はWipeDataを行ってください。AndroidStudio本体のアップデートも確認してください。

実機接続はどうすればいいですか。

USBで接続し開発者向けオプションとUSBデバッグを有効にしてください。うまくいかないときはadbを使って無線接続も試してください。

メモリやCPUの割当はどれくらいが無難ですか。

開発マシンのメモリは半分以下を目安にし、CPUは負荷に応じて2〜4コア程度を割り当てると安定しやすいです。

エミュレーターが起動中のまま止まってしまうときはどうすればいいですか？

エミュレーターが起動途中で止まると焦りますよね。最新のmacOSとMacで動かしている前提で、まずは簡単な切り分けをしていきましょう。

試す順は簡単です。1.エミュレーターを強制終了して冷間起動。2.adbを再起動。3.ダメならAVDのデータを消して再作成。AppleSilicon端末はARMイメージを使ってください。

AVDのデータ消去はアプリ内の情報も消えるのでバックアップを忘れないでください。

AndroidStudioを入れたらMacが重く感じるときにできることはありますか？

AndroidStudioを入れたらMacが重く感じるのはよくあります。エミュレーターを起動するとファンが回って動作がもたつく感じ、心当たりがあるはずです。

ここでは手早く試せる対処法を紹介します。AVDのRAMやCPUを減らす、不要なアプリやGradleデーモンを止める、AndroidStudioのヒープサイズを調整するだけでかなり改善します。実機で動作確認するのもおすすめです。

AVDのメモリを下げすぎるとエミュレーターが起動しないことがあるので注意してください。

実機のAndroidスマホとエミュレーターはどちらを優先して使えばいいですか？

エミュレーターでサッと動かしたいけれど、実機でしか出ない挙動が不安になることがありますね。手元に実機が1台しかない場合や、短時間で繰り返し動かしたい場面だと選び方に迷いやすいです。

基本は使い分けが便利です。開発初期や画面まわりの確認はエミュレーター優先にして、センサーやカメラ、実ネットワークなど本物の振る舞いが重要な箇所は実機で確認してください。リリース前は複数機種の実機チェックをおすすめします。

項目	内容
早い試作やUIチェック	エミュレーターが便利で高速に繰り返せる。
センサー・カメラ・電波	実機で確認すると本物の挙動が見える。
リリース前の最終確認	複数の実機で実環境を必ず確認する。

会社支給のMacでもAndroidエミュレーターを使って大丈夫ですか？

会社支給のMacでAndroidエミュレーターを使えるか不安ですよね。結論としては、多くの場合使えますが、会社のルールと端末の種類（AppleシリコンかIntel）を先に確認してください。

管理者の許可が必要だったり、MDMでインストールや仮想化が制限されていることがあるので、必ずIT担当に相談してください。許可が難しいときは実機接続やクラウドのリモート実機サービスを検討すると安全です。

機密データを扱うアプリは会社の許可がないと危険です。ログや同期設定に気を付けてください。

WiFiやネットが遅い環境でもエミュレーターの設定は進められますか？

WiFiやネットが遅いと不安になりますよね。大きなシステムイメージの取得は時間がかかりますが、設定は工夫すれば進められます。

速い回線で必要なSDKやシステムイメージを先にダウンロードして外付けSSDで移す方法がおすすめです。手元ではUSB接続した実機を使えば開発を止めずに進められます。

注意:システムイメージは数GBになるので空き容量を必ず確認してください。

まとめ

ここまで読んでくれてありがとう。MacでAndroidStudioのエミュレーターを動かせるようになったはずです。セットアップ手順やAppleSilicon向けの小ワザ、トラブル対応を実際に使える形でまとめました。

これからは実機ビルドとエミュレーターを使い分けてテストを早く回せます。設定のバックアップとスナップショットを活用すると作業がぐっと楽になります。

システム環境設定のセキュリティや仮想化関連の許可が必要になることがあります。設定を変えたあとは再起動して反映される場合があることに注意してください。

エミュレーターのログは~/Library/Android/sdk/emulatorやAndroidStudioのイベントログで確認できます。問題が起きたときはログをまず見ると解決が早くなります。