iPhoneのアルバムがいっぱいなのに、iTunesで同期したはずの写真がどこへ行ったのか分からなくて戸惑っていませんか?
ここではケーブル接続とWi-Fi同期の両方を用いた整理術を順番に示し、途中で現れやすいエラーの対処や容量を節約する裏ワザまでまとめています。手順の通りに進めるだけで、撮影した瞬間にMacとiPhoneのアルバムが気持ちよくそろいます。
段階を追った操作に沿えば、アルバム整理に費やす時間を大幅に減らせます。軽くなったカメラロールで撮影をもっと楽しむために、このまま読み進めることをおすすめします。
iTunesで写真をMacからiPhoneへ届ける手順をぜんぶ見せます

iTunesを使ってMacからiPhoneへ写真を送るには、まずMac上で写真をまとめておくのがコツです。ここでは全体像をざっくりとお伝えします。
- iTunesを起動:Macで最新バージョンのiTunesを開きます。
- iPhoneを接続:USBケーブルでiPhoneをMacに繋ぎます。
- デバイスアイコンを選択:画面上部に表示されるiPhoneマークをクリックします。
- 写真タブを開く:サイドバーの「写真」をクリックします。
- 同期フォルダを指定:「写真を同期」で保存先フォルダをチェックします。
- 同期を実行:右下の「適用」を押して完了を待ちます。
エンジニア視点での裏ワザとして、写真をスマートアルバム(条件指定で自動振り分け)にまとめておくと、フォルダ選択が一瞬で終わります。
これでiTunesによる写真同期の流れがしっかり掴めました。次は実際の操作に進んでみましょう。
USBケーブルで写真を同期する方法

USBケーブルを使った写真同期はとても安定感があって、大容量のデータもスムーズに移せる心強い方法です。Wi-Fi環境に左右されずに使えるので、オフラインでも安心して作業できます。
- 高速転送:一度にまとめて大きな写真や動画を移動できる。
- 安定性:ケーブル接続なので途中で切れにくく安心。
- オフライン対応:ネット環境がない場所でも作業できる。
①LightningケーブルでiPhoneをMacにつなぐ
まずLightningケーブルの小さい端子をiPhoneの底面に向きに注意しながらグッと差し込みます。反対側のUSB端子はMacのポートにしっかり挿し込んでください。ケーブルを挿すだけで、iPhoneの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」というダイアログが表示されることがあります。
このダイアログが出たらiPhoneのロックを解除し、「信頼」をタップします。Mac側でも「信頼」を求められたら指示に従って承認すると、FinderのサイドバーにiPhoneが現れます。
純正またはMFi認証のLightningケーブルを使わないと通信が途中で止まったり、認識されないことがあります。
②iTunesを開いてデバイスアイコンをクリックする
DockからiTunes
アイコンをクリックして起動します。Windowsではスタートメニューから探してください。
起動すると画面左上に小さなスマホ型のデバイスアイコンが並んでいます。これをクリックするとiPhoneの情報画面に切り替わります。
アイコンが見当たらない場合はiPhoneのロックを解除してケーブルを抜き差しすると再表示されることがあります。
③サイドバーの写真を選ぶ
iTunesの左側にあるサイドバーから、赤枠で囲まれた写真をクリックします。この欄には、Macの写真アプリで作成したアルバムやイベントが並んでいます。
同期したいアルバムのチェックボックスにチェックを入れて選びます。複数のアルバムを選ぶときはShiftキーを押しながらクリックすると、まとめて選択できてとてもラクです。
アルバムが多くて目当ての名前がわかりにくいときは、上部にある検索ボックスにアルバム名を入力して絞り込んでみましょう。
写真アプリでスマートアルバムを作っておくと、「最新7日分」など自動で更新されるので、毎回選び直す手間が省けます。
④写真を同期にチェックを入れる
iTunesの「写真」タブを開き、「写真を同期」のチェックボックスをクリックしてオンにします。
これで選んだフォルダ内の写真がiPhoneと同期されるようになります。
このチェックを入れ忘れると同期が始まらず、あとで「あれ?」とならないように必ずオンにしてください。
⑤フォルダかアルバムを選んでみる
iTunesの「写真」欄にあるリストから、同期したいフォルダかアルバムを見つけてチェックを入れてください。
写真アプリで作ったアルバムや、Finderで整理したフォルダ名がそのまま表示されるので、迷わずに選べます。
⑥適用を押して同期を始める
画面右下の適用をクリックすると同期がスタートします。メニューバー上の同期状況バーで進み具合が見られるので安心です。
同期完了までケーブルを抜かないでください。途中で切断すると写真が一部しか転送されないことがあります。
⑦同期完了後iPhoneの写真アプリで確認する
同期が終わったらiPhoneのロックを解除して写真アプリを開き、新しく追加されたアルバムや写真が反映されているかを確かめましょう。
もし表示が遅れているときは、画面を下に引っ張って更新を試してみてください。これで同期状況がリフレッシュされることが多いです。
Wi-Fi同期で写真を送り合う方法

ケーブルをつながずに写真を同期できるWi-Fi同期は、デスクまわりをすっきりさせたい人にぴったりです。
Wi-Fi同期を有効にすると、Macを開いたまま同じネットワークに接続しているとき自動で写真が移動します。そのうえ毎回ケーブルを差し替える手間が省けるので、ちょっとした操作が楽になります。
大容量の写真ライブラリを定期的に整理したいときや、ケーブルの抜き差しに煩わしさを感じるときにおすすめです。高速な5GHz帯を使うと同期速度が安定しやすくなるので、ぜひ試してみてください。
①一度USB接続してiTunesを開く
Lightningケーブル(またはUSB-C to Lightningケーブル)でiPhoneとMacをつなぎます。ケーブルは純正品かMFi認証済みのものを使うと安心です。
接続後、iPhoneのロック画面を解除して画面に表示される「このコンピュータを信頼しますか?」で「信頼」をタップしてください。
Mac側ではDockまたはSpotlightを使ってiTunesを起動します。左上にiPhoneアイコンが表示されたら準備完了です。
②概要タブでWi-Fi経由で同期にチェックを入れる
MacでiTunesを開いたら画面上部の“概要”タブを選びます。下にスクロールして“オプション”欄を見つけてください。“Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期”にチェックを入れます。
最後に右下の“適用”をクリックして設定を保存します。
③次回からケーブルを抜いてもiTunesにデバイスが現れる
iTunesでデバイスアイコンをクリックし、デバイス情報画面を表示します。
「オプション」セクションまで下にスクロールし、Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期にチェックを入れます。
右下の「適用」ボタンをクリックして設定を保存してください。
保存が完了したら、画面左の取り出しアイコンでデバイスを安全に取り外します。
次回以降はUSBケーブルをつながなくても、iTunesでデバイスが表示されるようになります。
④写真を同期にチェックを入れる
MacにiPhoneを接続し、iTunesを起動します。ウィンドウ左上のデバイスアイコンをクリックして、同期したいiPhoneを選びます。
画面上部のメニューから「写真」タブをクリックします。ここで同期設定の画面に切り替わります。
「写真を同期」にチェックを入れます。必要に応じて同期元フォルダやアルバムを選択しておくと整理がスムーズです。
iCloud写真をオンにしていると同期オプションがグレーアウトします。その場合は一時的にオフに切り替えてから進めてください。
⑤適用を押してWi-Fi同期を待つ
iTunes画面右下の適用をクリックすると設定した写真の同期がはじまります。Wi-Fi経由なので最初は少し時間がかかりますが、iTunes上部のプログレスバーで進行状況を確認できます。
iPhoneがロックやスリープになると同期が止まることがあります。同期中は自動ロック時間を延ばすか画面をオンにしておくと安心です。
⑥iPhoneで写真が届いたかチェックする
iPhoneのロックを解除してホーム画面を開き写真アプリをタップしてください。
画面下部の「ライブラリ」タブを選ぶと、いちばん上に「最近の項目」が表示されます。ここや「アルバム」タブ内の「カメラロール」で、先ほど同期した写真が並んでいるか確認しましょう。
一覧に写真が並んでいれば、iTunesからの転送は無事完了です。
もし写真が見当たらないときは、一度USBケーブルを抜き差しして同期設定が反映されているか確かめるとスムーズです。
Finderを使って写真を同期する方法(macOSCatalina以降)

macOSCatalina以降ではiTunesを使わずにFinderが写真同期の窓口になります。iPhoneをMacにUSBケーブルやWi-Fi接続でつなぐとFinderサイドバーにお手持ちの端末が表示されます。ここから写真フォルダの選択やアルバム単位の指定ができるので、たとえば旅行写真だけをまとめて転送したいときにも役立ちます。
Finderで同期するメリットはシンプルなUIと同期の速さです。ドラッグ&ドロップでフォルダ指定しやすく、同期後はFinder上で差分管理されるため必要な写真だけを追加したり削除したりしやすくなります。ファイル名変更やフォルダ整理をプログラマー視点で先に済ませておくと、同期後もライブラリがスッキリ保てるのでおすすめです。
①LightningケーブルでiPhoneをMacにつなぐ
まずはiPhoneとMacを物理的につなげるために、Lightningケーブルを準備します。オリジナルのケーブルを使うと安定した接続が期待できます。
ケーブルのLightning側をiPhoneのポートにまっすぐ挿し込みます。無理に押し込まず、ポートの形に合わさるように当ててください。
ケーブルのもう一方をMacのUSB-CまたはUSB-Aポートに差し込みます。USBハブを挟むと通信が不安定になるので、できるだけ直結してください。
古いケーブルや非純正品だと転送速度が落ちたり、うまく認識しない場合があるのでご注意ください。
②FinderサイドバーのiPhoneをクリックする
USBケーブルまたはWi-FiでつなげたiPhoneがFinderのサイドバーに表示されます。サイドバー内の〈iPhone〉をクリックしてください。画面がスリープ中だと見えにくいので、あらかじめiPhoneのロックを解除しておくとスムーズです。
iPhoneがサイドバーに見当たらないときは、ケーブルの接続状態とmacOS・iOSが最新かをチェックしてください。
③写真タブを開いて写真を同期にチェックを入れる
iTunesを起動して画面上部にあるデバイスアイコンをクリックしてください。その後サイドバーから写真タブを選びます。
「写真を同期」にチェックを入れると、同期先を選べるプルダウンが表示されます。同期したいフォルダやアルバムを選んでください。
選択したフォルダ内の写真がプレビューに表示されるので、取り込みたい写真が正しく選ばれているか確認しましょう。
④フォルダや写真アプリを選択する
同期したい写真の場所をここで決めます。パソコン内の任意フォルダを使うか、Mac標準の写真アプリからアルバムを選ぶか選択できます。
- フォルダを選ぶ:画面右側にある「フォルダの選択…」をクリックして、あらかじめまとめておいたフォルダを指定しましょう。
- 写真アプリを選ぶ:プルダウンメニューから「写真ライブラリ」を選ぶと、写真アプリ内のアルバム一覧が表示されます。
⑤適用を押して同期を始める
画面右下にある適用ボタンをクリックします。これだけでMacとiPhoneの同期がスタートし、選んだ写真が自動的に転送されます。
⑥完了表示を確認する
iTunesのウインドウ下部にある進捗バーが最後まで進むのを待ちます。
バーが埋まり終えると「同期が完了しました」のメッセージが現れます。
この表示を確認してからケーブルを抜くと安全です。
同期中にケーブルを外すと途中で止まることがあるので必ず完了表示を確認してください。
iTunes写真同期がもっと快適になる小ワザ集

いつものiTunes写真同期にちょっとひと手間足すだけで、もっとサクサク気持ちよく写真をやり取りできます。
小ワザ | 活用シーン |
---|---|
フォルダ分けで自動同期 | 写真を事前にテーマ別フォルダに整理しておくと、iTunesで取り込み先を一発指定できます。 |
iCloudフォト連携 | iCloudフォトライブラリと組み合わせると、パソコン経由の同期忘れをグッと減らせます。 |
高速USBケーブル利用 | 純正またはUSB3対応ケーブルでつなげば、転送待ち時間がかなり短縮できます。 |
プレビューで確認 | iTunesのサムネイル表示をONにしておけば、目当ての写真を先にチェックできます。 |
これらの小ワザを組み合わせれば、同期の手間が減って写真のやり取りがもっと楽しくなります。
お気に入りアルバムだけを自動更新する

撮影後に写真アプリでお気に入りを付けたものだけをMacからiPhoneに送る方法です。これは選りすぐったショットだけがiPhoneに並ぶので、思い出をサクッと眺めたいときに最適です。さらに新しくお気に入りを追加すると次回同期時に自動で更新されるから、常にベストショットを手軽に楽しめます。
写真アプリでお気に入りアルバムを作る
ホーム画面から写真アプリを開きます。
画面下部でアルバムタブを選択します。
右上の「+」をタップして「新規アルバム」を選びます。
アルバム名に「お気に入り」と入力して保存をタップします。
追加したい写真を選んで右上の「追加」をタップすれば完了です。
iCloud写真をオンにすると同じApple IDのデバイス間でアルバムが自動で同期されます。
iTunesの写真同期で選択アルバムを指定する
iTunesで写真をiPhoneに移すときに、必要なアルバムだけを同期したいときは、選択したアルバム機能を使います。
LightningケーブルでiPhoneをつなぐと、iTunesの上部に端末マークが表示されます。
左側のメニューで「写真」をクリックすると、同期設定が表示されます。
「写真を同期」にチェックを入れ、下に表示されるラジオボタンで選択したアルバムをクリックします。
表示されたアルバム一覧から、iPhoneに入れたいものだけにチェックを入れます。
最後に「適用」を押すと、指定したアルバムだけがiPhoneに同期されます。
iCloud写真を使っているとiTunes同期は無効になります。オフにしてから同期するとアルバム指定が使えます。
同期ボタンを押して反映させる
iTunesの画面上部にある丸い矢印アイコンをクリックすると同期が始まります。ケーブル接続が安定していることを確認しながら、進捗バーが100%になるまで待ちましょう。同期完了後に写真アプリを開くと、Macで選んだ写真がiPhoneに並んでいるはずです。
新規写真だけを差分同期する

iTunesで写真を同期するとき、毎回全データをコピーして待ちぼうけ…なんて経験ありませんか。そんなときは「新規写真だけ」を差分同期する方法が頼りになります。
この方法なら、あらかじめ用意した「同期専用フォルダ」に新しい写真だけを集めておくだけ。iTunesは指定フォルダの中身をまるごと送るので、不要な重複をスルーしてサクッと同期できます。
- 同期時間が短い:毎回すべてを転送しないからサクサク終わる
- ストレージを節約できる:不要な重複コピーが減る
- 管理がシンプル:フォルダを見れば未同期分がひと目でわかる
前回同期の日付でスマートフォルダを作る
スマートフォルダで前回同期した日付以降に追加された写真だけをまとめて表示できます。これで新しい写真をラクにiPhoneへ送れるようになります。
デスクトップかDockのFinderアイコンをクリックして新しいウィンドウを表示します。
メニューバーの「ファイル」>「新規スマートフォルダ」を選んでスマートフォルダの検索画面を開きます。
検索フィールド左側の「+」をクリックし、プルダウンで「追加日」を選択。次に「指定の日付以降」を選んで前回同期した日付をカレンダーから入力します。
ウィンドウ右上の「保存」をクリックし、分かりやすい名前(例「前回同期以降」)を付けてサイドバーに追加します。
日付を間違えると新しい写真が抽出されないので、前回同期した正確な日付を入力してください。
iTunesでそのスマートフォルダを選ぶ
MacでiTunesを起動して、画面左上にあるデバイスアイコンが表示されていることを確認します。
画面左側のサイドバーを見て、<strong>スマートプレイリスト</strong>の下にある目的の名前をクリックします。
サイドバーが見当たらないときは、メニューの表示から<strong>サイドバーを表示</strong>を有効にしましょう。
同期して差分だけ転送する
LightningケーブルまたはUSB-CケーブルでiPhoneをMacに接続し、Finderを開いてください。
Finderサイドバーの「場所」からiPhoneを選び、上部の「写真」をクリックして同期オプションを表示します。
「写真を同期」にチェックを入れ、「新しい写真とビデオを含める」をオンにして、右下の「適用」をクリックすると差分だけが転送されます。
容量節約のために写真を最適化して送る

写真データはそのままだと1枚あたり数MBあるので、iPhoneにまとめて送るとストレージがすぐにいっぱいになりがちです。
そこでMacのプレビューやAutomatorで事前に写真サイズを軽くするのがおすすめです。画質をほとんど変えずにファイル容量だけを減らせるので、iTunesでの転送がサクサク進みますし、iPhoneにもゆとりができます。
写真を低解像度コピーに書き出す
写真アプリを開いて、iPhoneに送りたい写真を選びます。
メニューの「ファイル>書き出す>1枚の写真を書き出す」をクリックします。
書き出しオプションで写真の種類をJPEGにし、画質は「中程度」を選びます。
サイズオプションから「カスタム」を選び、幅を1080ピクセル程度に設定すると、ファイルサイズが小さくなります。
保存先フォルダを決めて「書き出す」を押すと、低解像度コピーが完成します。
書き出したフォルダをiTunesで選ぶ
iTunesを起動して、画面左上のデバイスアイコンをクリックします。サイドバーから写真を選び、「写真を選択」横のメニューから「フォルダを選択」を押してください。先ほど書き出したフォルダを開き、選択をクリックします。
フォルダを選ぶときは、ルートに画像ファイルだけが入っていることを確認してください。サブフォルダが深すぎるとiTunesが読み込めない場合があります。
同期して容量を節約する
フル解像度の写真をそのまま同期するとiPhoneの空き容量がすぐ減りますね。ここではターミナルを使ってサイズを抑えてから同期する方法を紹介します。
Finderで新しいフォルダを作成し「SyncPhotos」などわかりやすい名前を付けます。写真アプリから同期したい画像をこのフォルダにコピーしてください。
ターミナルを起動して、幅を2048ピクセルに変更するコマンドを実行します。元ファイルは必ずコピーしてから進めてください。
sips -Z 2048 ~/Pictures/SyncPhotos/*.jpg
iTunesを開き、デバイスの「写真」タブで「写真を同期」をオンにして「フォルダを選択」をクリック。先ほどのSyncPhotosフォルダを指定し「適用」を押すと同期が始まります。
元データを直接変更すると取り返しがつかなくなることがあります。必ずコピーで試してください。
家族と共有アルバムを作ってみんなで楽しむ

共有アルバムは、撮った写真や動画を家族だけで集めて、すぐに見たりコメントしたりできる機能です。家族旅行やお祝いの場面などで撮った思い出をみんなが簡単にアップロードできるので、アルバムが自然に完成していきます。
例えば遠くに住んでいるおじいちゃんおばあちゃんも招待すれば、新しい写真が増えるたびに通知が届いてほっこり。自分でフォルダを作って整理する手間がなくなり、わいわい楽しみながら日々の記録が残せるのが嬉しいポイントです。
写真アプリで共有アルバムを新規作成する
DockやLaunchpadから写真アプリをクリックして起動します。
ウィンドウ左側で「共有」をクリックします。共有アルバムの一覧が表示されます。
画面上部の「+」をクリックし、「共有アルバムを作成」を選択します。
アルバム名を入力し、メールアドレスや連絡先を指定して招待状を送ります。
iCloud共有がオフだと「共有」タブが表示されません。システム環境設定のiCloudで「写真共有」を有効にしてください。
家族のAppleIDを招待する
画面左上のAppleメニューをクリックしてシステム設定を選びます。
システム設定の自分の名前をクリックし、表示されるサイドバーからファミリー共有をクリックします。
「メンバーを追加」ボタンを押して家族のApple IDを入力し、続けるをクリックします。
家族のメールアドレスに招待メールが送られるので、相手に承認してもらいます。
招待後は相手が承認するまで待ちましょう
iTunes同期で共有アルバムを選び更新する
LightningケーブルでiPhoneをMacに接続してiTunesを開きます(macOS Catalina以降はFinderでiPhoneアイコンを選択してください)。
左上のデバイスアイコンをクリックして「写真」タブを選びます。
「写真を同期」にチェックを入れ、プルダウンから共有アルバムを選びます。
同期したい共有アルバムにチェックを付けて、右下の「適用」をクリックすると更新が始まります。
よくある質問

- iTunesで写真を同期したのに、iPhoneに写真が表示されません
同期設定画面で「写真を同期」にチェックが入っているかをまず確認しましょう。それでも出ない場合は、写真フォルダの中にサブフォルダを作りすぎていないかチェックしてみてください。フォルダ構造が深すぎるとiTunesが認識しづらくなることがあります。
- 同期できる写真フォルダの構成はどうすればいいですか
写真はMac上の任意のフォルダにまとめ、ルート直下に複数のフォルダを置くのがおすすめです。例えば「旅写真」「家族写真」「スクリーンショット」のようにジャンル別フォルダを作り、それぞれに画像を入れておくとスムーズに同期できます。
- 同期中にエラーが出たときはどうすればいいですか
USBケーブルの接触不良や信頼設定を再確認してみましょう。iPhone側で「このコンピュータを信頼しますか?」のポップアップが出ていたら必ず「信頼」を選択します。それでもダメなときは、iTunesを再起動してから再度同期してみてください。
同期したはずの写真がiPhoneに見つからない?
同期したのにiPhoneに写真が見つからないときはドキッとしますよね。実は小さな設定のすれ違いや接続のわずかなゆるみが原因だったりします。
よくある原因はまず、iTunesで同期対象のフォルダが違っていることです。写真フォルダを切り替え忘れると、思った写真がすり抜けてしまいます。
それからiPhone側でiCloud写真(Appleのクラウド同期機能)が有効になっていると、iTunes同期が優先されずにスキップされることもあります。ケーブルの接続がゆるんでいなかったかも合わせてチェックすると安心です。
これらをサッと確認しておけば、ほとんどの場合すぐに同期した写真が見つかるようになります。
iTunesの写真チェックボックスがグレーのまま外せない?
写真のチェックボックスがグレーアウトしているのは、iCloud写真(オンラインで写真を同期)が有効だからです。iCloud写真をオフにすると、iTunesで任意に写真を選べるようになります。
DockやLaunchpadから写真アプリをクリックして起動します。
メニューバーの写真→環境設定を選び、iCloudタブを開いてiCloud写真のチェックを外します。
iTunesを一度終了してから再び開き、写真同期のチェックが自由にON/OFFできるか確かめます。
iOS側で「設定>写真>iCloud写真」が有効だとMac側の設定にも影響します。iPhoneでもオフにしましょう。
HEICで撮った写真はJPEGで同期できる?
iTunesはHEICそのままで同期するので、その場でJPEGに変換はしてくれない。iPhoneやMacではHEICをそのまま扱えるから問題ないけど、古いアプリや他の端末と写真を共有するときにはJPEGのほうがトラブルが少ない。
JPEGで同期したいなら、MacのPhotosアプリからエクスポート時にJPEGを指定するか、Automatorやsipsコマンドを使ってHEIC→JPEGに一括変換してからiTunesに登録するのがおすすめ。AutomatorでQuick Actionを作っておくと、写真を右クリックするだけで変換できて便利だ。
Windows版iTunesでも同じ操作で大丈夫?
Windows版iTunesでもほとんど同じ手順で写真を同期できます。ただし、メニューの配置や初回ドライバの取り込みなど、Windowsならではのポイントがあるので押さえておきましょう。
- メニューの配置が少し変わる:Macの画面上部にある「iTunes」メニューは、Windows版ではアプリのウィンドウ上部にまとまっています。
- 初回接続でドライバ確認:iPhoneを初めてつなぐときはWindows側でドライバのインストール許可を求められることがあります。画面の指示に従って進めてください。
- ファイアウォールの許可:同期が途中で止まる場合は、Windowsのセキュリティ設定でiTunesを通信許可リストに追加すると安定します。
Wi-Fi同期が途中で止まるのはなぜ?
Wi-Fi同期が途中で止まるのは、電波の安定性やiPhoneのスリープ設定、またはルーターやMacのネットワーク制限が影響していることが多いです。具体的には、ルーターとの距離が遠いと通信が途切れやすく、iPhoneが自動で画面ロックすると同期が中断されます。さらに、Macのファイアウォールやセキュリティ機能がiTunesのポートをブロックしていると、同期自体が最後まで完了できない場合があります。
まとめ

これまでiTunesを使ってMacからiPhoneへ写真を同期する基本の流れを確認しました。写真フォルダを指定して同期ボタンを押すだけで、手軽にスマホの写真が整理できます。
iTunesを活用すると、パソコンにある複数のフォルダをまとめて管理できるので、アルバムごとに写真を振り分けたいときやバックアップを取りたいときにも役立ちます。
最初は少し緊張するかもしれませんが、一度手順を覚えれば何度でもサクサク使えるようになります。ぜひ実際に操作して、すっきり写真整理を楽しんでください。