iTunesのライブラリが曲名の表記ゆれや重複でごちゃごちゃになり、聴きたい音楽にすぐたどり着けずに困っていませんか?
このガイドでは、標準ミュージックアプリへの安全な取り込み手順を皮切りに、アルバムアートの一括取得、曲情報の一発修正、さらにはキーボードだけで操作を済ませるショートカット術まで、実体験で磨いた工程を順序良くお伝えします。さらに、見落としがちなバックアップ設定とエラーが出たときの簡単な復旧策も加え、曲が消える不安を丸ごと取り除きます。
操作に慣れるほど音楽体験は滑らかになりますので、肩の力を抜いて順番に読み進め、気になるステップから気軽に試してみてください。
iTunesライブラリをMacに取り込み整理するガイド

iTunesライブラリをMacに取り込んで整理すると音楽ライフがもっと快適になりますよ。ここではファイル準備から取り込み、タグ編集、プレイリスト活用までをざっくりまとめたステップを紹介します。
- ライブラリ統合とバックアップ:元のiTunesフォルダをひとつにまとめてTimeMachineなどでバックアップ
- メディアファイルの整理:Finderでアーティストやアルバムごとにフォルダを分けて管理
- 音楽Appへの取り込み:ドラッグ&ドロップでAppleMusicアプリに読み込んでリンク切れを防止
- タグとアートワークの調整:ID3タグを見直し自動アートワーク取得ツールを活用
- スマートプレイリスト活用:評価や再生回数に応じて自動でリストを更新
以上が大まかな作業の流れです。これだけ整えるとライブラリ全体がスッキリ整頓できます。
ミュージックアプリから曲とアルバムを手動で追加

ミュージックアプリを使った手動追加は、好きな曲やアルバムを直感的に選んでライブラリに取り込める方法です。ドラッグ&ドロップでファイルを放り込むだけの手軽さが魅力で、気になる音源をピンポイントで管理できます。
この方法のいいところは、不要なファイルを避けつつ必要な分だけサクッと取り込める点です。小規模なコレクションや、アルバム単位ではなくお気に入りのトラックだけを集めたいときにぴったりです。
プログラマー目線のアドバイスとしては、取り込み前にFinder上でファイル名を整理しておくとメタデータの二重管理を防げます。最終的な音楽フォルダ構成を想像しながら操作すると、あとで見返したときにもスッキリします。
①ミュージックアプリをDockから開く
画面下部(または左右)にあるDockから音符マークのミュージックアプリを探してクリックします。一発で音楽の世界へ飛び込めるので、この一歩がとても大事です。
Dockにミュージックアプリが見当たらないときは、画面右上の虫めがねアイコンをクリックして「ミュージック」と入力すると素早く起動できます。
②メニューバーのファイルをクリック
画面上部のメニューバーを見てファイルを探してクリックします。ミュージックアプリが前面にあることを確かめてから操作しましょう。
③ライブラリに追加を選ぶ
画面上部メニューの「ファイル」から「ライブラリに追加」をクリックします。
表示されたFinderウィンドウで音楽ファイルがあるフォルダへ移動し、追加したいファイルを選択して「開く」を押します。
大量のファイルは小分けにすると読み込み中の動作が安定します。
フォルダの場所を間違えると意図したファイルが読み込まれないので、追加前にしっかり確認してください。
④追加したいフォルダやファイルを選択
Finderが自動で立ち上がったら、左のサイドバーや上部のパスから目的の場所を探します。
フォルダを丸ごと取り込みたいならフォルダ名をクリックし、曲ファイルを個別に選ぶときはcommandキーを押しながらクリックすると複数選択ができます。
必要なものを選び終えたら、右下の「開く」を押してiTunesライブラリに追加しましょう。
⑤読み込みが完了するまで待つ
音楽データの取り込みが始まると、ミュージックアプリ下部に進捗バーやくるくる回るアイコンが表示されます。これが消えるまで、アプリを触らずにそっと待ちましょう。途中で操作すると読み込みに失敗することがあるので、落ち着いて完了を見守るのがコツです。
曲数が多いと読み込み時間が伸びることがありますが、SSD搭載のMacなら比較的スムーズに終わります。心配なときはアクティビティモニタで「Music」プロセスのディスク使用量をチェックすると、裏でしっかり動いているか確認できます。
CDから直接読み込んで音質も選ぶ

macOS Ventura以降のミュージックアプリなら、CDをドライブに入れるだけで取り込み画面が自動表示されます。ディスクをそのまま読み込むので、手間なく曲名やアートワークまで揃ったうえでダイレクトに取り込めるのがうれしいポイントです。
取り込むときにはファイル形式をMP3やAACで容量を抑えたり、さらに高音質を重視してAIFFやWAVでロスレス保存したりと、好みに合わせて音質を選べます。普段はMP3やAACでサクッと聴きつつ、音楽制作や編集に使うときはAIFF/WAVで取り込むといった使い分けが楽になります。
特にジャズやクラシックなど音のニュアンスを大切にしたい曲はロスレス形式がおすすめです。曲ごとに形式を指定できるので、アルバム単位で音質を変えてコレクションを楽しんでみてください。
①CDをドライブにセット
Mac本体か外付けドライブのトレイを押してゆっくり開きます。CDのロゴ面を上にしてトレイの中央に載せたら、そっとトレイを閉じてください。
内蔵ドライブ非搭載のMacでは、事前にUSB接続の外付け光学ドライブを用意してください。
②ミュージックアプリが自動認識するのを確認
ミュージックアプリを起動して、サイドバーの「ライブラリ」→「曲」をクリックします。
Macが最新OSの場合、自動で取り込んだ曲がリストに並ぶはずです。再生回数やアルバムアートが表示されれば認識成功です。
もし何も表示されないときは、メニューバーの「ファイル」→「ライブラリを整理」を選び、「ファイルを統合」にチェックを入れて実行すると改善することがあります。
古いiTunesライブラリを移行した場合、曲ファイルのパスが変わって認識されないことがあります。
③インポート設定ボタンを押す
ファイル選択画面の右下にあるインポート設定をクリックします。Optionキーを押しながら選ぶとさらに細かい設定項目が現れます。
出てきたダイアログでは「ファイルをライブラリにコピー」か「元の場所を参照」か選べます。音楽ファイルの整理が不安なときはコピーを選ぶと安心です。
④好みの取り込みフォーマットを選ぶ
ミュージックアプリのメニューからミュージック > 環境設定
を選びます。
「インポート設定」のプルダウンからAAC
やMP3
、WAV
など好みのフォーマットを選択します。
高音質を重視するならWAVやAIFFを選ぶといいですが、保存容量に余裕があるときだけにしましょう。
⑤インポートをクリックして完了を待つ
ウインドウ下部の「インポート」を押すと、選択したファイルが自動でMusicアプリに取り込まれます。
進捗バーが最後まで進んだら操作完了です。取り込みが終わると一覧に新曲やアルバムが追加されます。
大きなライブラリを一度に取り込むと時間がかかることがあります。Macのスリープ設定をオフにするとスムーズです。
外付けドライブや旧Macからまとめてコピー

古いMacや外付けドライブに入っているiTunes(現ミュージック)ライブラリを、新しいMacにそのまま持ってくると、プレイリストや評価データをまるっと引き継げます。ライブラリが大きくなっても一括で移せるので、細かい設定に悩む時間をぐっと減らせます。
- 一度に大量の曲を移動:フォルダ丸ごとコピーで手間いらず
- プレイリストやレートをそのまま継承:設定ファイルごと持ってくるから安心
- USB-CやThunderbolt対応ドライブ利用可:転送速度が速く作業がサクサク
- Migration Assistantも併用OK:アプリと設定までいっしょに移せる
①Finderで外付けドライブを開く
外付けドライブをMac本体のUSBポートやThunderboltポートに接続します。ドライブのランプが点灯しているか確かめましょう。
DockのFinderアイコンをクリックし、サイドバーに表示される「外部ディスク」欄からドライブ名を探します。見つからない場合はFinderのメニューから「Finder」→「環境設定」→「サイドバー」に進み、「外部ディスク」にチェックを入れてください。
サイドバーのドライブアイコンをダブルクリックすると中身が開きます。音楽ファイルを取り込むフォルダを確認しておくと、あとで整理するときに手間が省けます。
②Musicフォルダをドラッグしてミュージックアプリにドロップ
まずはFinderでホームフォルダからMusicフォルダを表示します。
次にMusicフォルダをDockのMusicアプリアイコン、または起動中のMusicアプリのウィンドウ上にドラッグ&ドロップします。
デスクトップ左上のFinderアイコンをクリックして、サイドバーの「ホーム」からMusicフォルダを探してください。
開いたMusicフォルダをそのままMusicアプリにドラッグすると、自動でライブラリへの読み込みが始まります。進行状況はアプリ上部のバーで確認できます。
一度に大量の曲を読み込むと時間がかかる場合があるので、パフォーマンスが気になるときはフォルダを分割して少しずつ読み込むと負荷を抑えられます。
③ファイルをコピーのオプションをチェック
設定画面で「ライブラリに追加時にファイルをMusic Mediaフォルダにコピー」にチェックを入れます。
このオプションを有効にすると、元の場所から自動でMusicフォルダにメディアがまとめられて整理しやすくなります。
プログラマー流の管理ポイントとして、バックアップやバージョン管理がしやすいフォルダ構成になるのでおすすめです。
④読み込みが終わったらアルバム情報を確認
読み込みが完了したらミュージックアプリのライブラリ画面でアルバム一覧を眺めてみましょう。
- タイトルの誤字:アルバム名が正しく表示されているかチェック。
- アーティスト表示:アーティスト名が抜けや重複していないか確認。
- ジャケット写真:アルバムアートワークが入っているか確認。
- リリース日:年や月が合っているか確認。
修正が必要なアイテムがあったら該当アルバム(または曲)を右クリック→情報を入手を選ぶとまとめて編集できます。
iCloudミュージックライブラリを使っている場合オフライン曲のアートワーク取得に時間がかかることがあるので通信環境が良い場所で作業するとサクサク進みます。
ライブラリが整ったら楽しさ倍増する応用ワザ

整理が完了したライブラリをベースに、音楽の楽しみ方がもっと広がるワザを集めました。これらを試すと日々のリスニングがわくわくに変わります。
応用ワザ | 活用シーン | どう役立つか |
---|---|---|
スマートプレイリスト | 気分や時間帯ごとに曲を自動で振り分けたいとき | フォルダを手動で編集しなくても常に最新のプレイリストが完成します。 |
カスタムEQプリセット | ジャンルや曲ごとに音質を変えたいとき | 好みの音場で再生できてライブ感や迫力がアップします。 |
カバーアート一括追加 | アルバムジャケットをそろえたいとき | 視覚で曲を探しやすくなり、再生リストの見た目が楽しくなります。 |
デバイス同期フォルダ | 家と外出先で同じ曲を聴きたいとき | MacとiPhone間の曲管理がシームレスになり移動中も快適です。 |
タグ編集でジャンル分け | アーカイブ楽曲に細かい分類をつけたいとき | 検索フィルタで欲しい曲を瞬時にピックアップできます。 |
iPhoneやiPadとワイヤレスで同期

iPhoneやiPadを同じWi-Fiネットワークに置いたまま、MacのiTunesライブラリと自動で連携できる方法です。USBケーブルを繋がなくても最新の曲やプレイリストをバックグラウンドでアップデートできるので、外出前にわざわざケーブルを取り出す手間が省けます。電源に繋いでおけば寝ている間に同期が完了するので、翌朝にはすぐ新しい音楽を楽しめます。
①Lightningケーブルで一度つなぐ
LightningケーブルのUSB−C側をMacBookの空いているUSB−Cポートに、Lightning側をiPhoneにしっかり差し込みます。
接続するとFinderが自動で立ち上がり「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されるので、画面の案内に沿って「信頼」をタップしてください。
②Finderの一般タブでWiFi経由で管理にチェック
MacのFinderサイドバーから接続したiPhoneをクリックして、ウインドウ上部の一般タブを開いてください。
表示されたオプションの中から「Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期」にチェックを入れます。これでケーブルを外しても同じネットワーク内で自動的に同期できるようになります。
③同期したいプレイリストを選択
MacのFinderで左サイドバーから同期したいiPhoneを選んで、「ミュージック」タブをクリックします。
「音楽を同期」にチェックを入れると、下にプレイリスト一覧が表示されます。
同期したいプレイリスト名の左側にあるチェックボックスをオンにします。複数のプレイリストをまとめて選ぶときは、それぞれにチェックを入れてください。
④適用をクリックしてWiFiで同期
Finder画面右下の適用を押すとWiFi経由の同期がスタートします。同期中にケーブルを外しても大丈夫です。
プレイリストをスマートに自動生成

スマートプレイリストは条件を指定するだけで曲を自動的に集めてくれる頼もしい機能です。再生回数や評価、追加日などを組み合わせておくと、自分好みのプレイリストが常に最新の状態でキープされます。たとえば通勤中に聴きたいアップテンポ曲や週末のまったりジャズといったシチュエーション別の基準をあらかじめ登録しておくと、新しく取り込んだ曲も自動で振り分けられて便利です。
- 時間指定で自動更新:直近30日以内に追加した曲だけを集めてくれるので、新曲チェックに便利。
- 再生回数フィルター:まだ聴いていない曲を発掘するプレイリストを簡単に作成可能。
- 評価やジャンル連携:★評価やジャンルを組み合わせると、シーンに合わせた完璧BGMが自動生成される。
①ミュージックアプリのファイルメニューから新規スマートプレイリストを選ぶ
DockやLaunchpadからミュージックアプリを起動したら、画面上部のメニューバーで「ファイル」をクリックします。
表示された一覧から「新規スマートプレイリスト」を選ぶと、条件設定ウインドウが開きます。
キーボード操作が好きな場合はOption⌥+Command⌘+Nで同じ画面をすばやく呼び出せます。
②条件をアーティストや再生回数で設定
スマートプレイリストの作成画面で「+」ボタンをクリックしてください。
最初の条件行が表示されるので、左側のプルダウンからアーティストや再生回数を選びます。
次に中央のプルダウンで「が」「少なくとも」「多くとも」などの演算子を選び、右側に具体的なアーティスト名や数値を入力します。
複数の条件を組み合わせたいときは、条件行の横にある「+」を押して行を追加し、「いずれか/すべて」といったルールを切り替えましょう。
再生回数の条件は同期前のデータをもとに集計されることがあるので、最新の再生数を反映したいときは一度ライブラリを再スキャンしてください。
③OKをクリックして自動生成を確認
ダイアログのOKボタンを押すと、新しく設定したプレイリストやフォルダが自動で組み込まれます。
iTunesのサイドバーを見て、指定したフォルダ構造が反映されたかしっかり確かめましょう。
ライブラリが大きいと処理に時間がかかる場合があります。反映されないときは少し待ってからリロードしてください。
ハイレゾ音源をロスレスで再生

ハイレゾ音源はCD以上の微細な音を再現するので、対応機器をそろえると音楽の迫力が格段にアップします。Mac標準のMusicアプリはALAC形式を使ったロスレス再生に対応しているので、手持ちのハイレゾファイルをそのまま楽しめます。
より本格的に楽しみたいときは外付けDACをつないでみてください。小さな箱に閉じ込められていた音がスピーカーやヘッドホンで生き生きと広がり、まるでレコーディングスタジオで聴いているような臨場感を味わえます。
そして忘れがちなのがオーディオMIDI設定でのサンプリングレート調整です。手元のハイレゾ音源に合わせて出力設定を合わせると、余計な変換がなくなって澄んだ音で再生できます。
①設定メニューの再生を開く
画面上部のメニューバーで
表示されたリストから環境設定…
を選ぶと設定ウィンドウが開きます。
ウィンドウ上部に並ぶタブの中から再生
をクリックして選択してください。
②オーディオ品質をロスレスに切り替える
ミュージックアプリを開いてください。
画面上部のメニューから次のように選びます。
ミュージック > 設定
設定画面で「オーディオ品質」を開いてください。
ロスレスオーディオを有効にするをオンにします。
さらに高音質を楽しみたいときはHi-Resロスレス
のサンプルレートも選びましょう。
ロスレスは高音質ですが、楽曲のファイルサイズが大きくなる点に注意してください。
③ヘッドホンを接続して再生を開始
まずMacのサウンドジャックやUSBポートにヘッドホンをしっかり差し込みます。ワイヤレスのヘッドホンを使う場合は、Bluetooth設定で接続済みになっているか確認してください。
iTunesを開き、再生したい曲やプレイリストをダブルクリックするだけで音楽がヘッドホンから流れます。もし音が出ない場合は、メニューバーのサウンド
アイコンから出力先をヘッドホンに切り替えてみましょう。
音量の調整はiTunes内スライダーか、キーボードの音量キーで手軽に行えます。プログラマー目線だとOption+Command+↑
でクイックアクセスできる音量調整ショートカットがおすすめです。
よくある質問

- ライブラリの保存場所はどこにありますか?
最新のmacOSではiTunesがMusicアプリに置き換わっていて、音楽ライブラリは「~/Music/Music/Music Library.musiclibrary」内にあります。FinderでMusicフォルダを開き、Music Libraryを右クリック→「パッケージの内容を表示」で中身を確認できます。
- 重複した曲を自動で探す方法は?
Homebrewでfdupesを入れて端末で実行するとファイルのハッシュを比較して重複を一覧化できます。例えば
brew install fdupes
したあとfdupes -r ~/Music/Music
で検出できます。- 新しいMacにライブラリを移行するには?
移行はTime MachineでMusicフォルダごと復元するか、手動で「~/Music/Music」フォルダをコピーします。移行後、MusicアプリをOptionキーを押しながら起動して、コピーしたライブラリを選ぶと迷わず読み込めます。
- iCloudミュージックライブラリを使うときの注意は?
Apple MusicやiTunes MatchのiCloudミュージックライブラリは200MB以上やDRM付きファイルはアップロード対象外です。ディスク容量を節約したい場合は「ダウンロードを最小限にする」設定にしておくと安心です。
- 整理中に曲が消えた場合の復元はどうすれば?
MusicフォルダをバックアップしていればTime Machineから該当ファイルを戻せます。バックアップなしでもMusicライブラリフォルダ内の「Previous Libraries」から最新のitl/xmlファイルを復元して、MusicアプリのOption起動で読み込むと元に戻せることがあります。
曲が重複してしまったときの簡単な対処法は?
Musicアプリには重複アイテムを検出する機能が搭載されています。この方法を使うと追加ツール不要でサクッと整理できて便利です。
- 内蔵機能でお手軽:追加アプリやスクリプトを入れずに管理できる
- リアルタイム表示:重複の瞬間をすぐ確認して削除できる
- 手動操作の自由度:タイトルやアーティストで絞り込んで細かくチェックできる
曲数が少ないときや自分で確かめながら整理したい場合にうってつけです。まずはこの機能を試してみてください。
ライブラリを外付けSSDに移動しても大丈夫?
外付けSSDにiTunesライブラリを移すと内蔵ストレージの空き容量がガッツリ確保できて気持ちいいです。
ただし快適に動かすにはUSB-CかThunderbolt3以上の高速インターフェイスがマストです。遅いUSB2.0だと曲を開くたびにもたつくので注意してください。
SSDは電源が切れると冷静に見えるかもしれませんが、音楽アプリを閉じずにケーブルを抜くとライブラリファイルが壊れることがあります。必ずMusic(ミュージック)アプリを終了させてから取り外しましょう。
複数のMacで同じライブラリを扱いたい人や、外出先でスマートにライブラリを持ち歩きたい人には特におすすめです。慣れると内蔵ドライブに余裕が生まれて心もMacも快適になります。
iCloudミュージックライブラリはオンにして平気?
iCloudミュージックライブラリをオンにすると音楽データがAppleのクラウドとつながり、MacだけでなくiPhoneやiPadでも同じライブラリをすぐに使えます。曲の同期やプレイリストの反映が自動で進むので、「あの曲がない!」という心配が減ります。
- 同期がラク:クラウド経由で自動的に最新のライブラリを共有できる。
- 容量に注意:無料ストレージ上限を超えると追加購入やオフライン管理が必要になる。
- 事前整理がカギ:重複ファイルやタグのゆれをクリーニングしておくとマッチング精度が上がる。
- こんな人向け:Macとモバイルを行き来しながら音楽を楽しみたい人。
古いMP3の音量がバラバラなのはどうそろえる?
古いMP3をまとめて聴くと曲ごとに音の大小がバラバラで耳が疲れますよね。こんなときはiTunesの音量の自動調整機能を使う方法と、ffmpegやMP3Gainでファイル自体にゲインをかける方法が頼もしいです。
前者はiTunes再生中に音量をそろえてくれるので手軽ですが元ファイルは触りません。そのためAirPodsや他のプレイヤーで再生すると調整前のままになってしまいます。後者はファイル自体を加工してしまうので、一度設定しておけばどこで再生しても音量が揃う安心感があります。
プログラマー感覚で言うとiTunesは実行時のフック、ffmpeg/MP3Gainはビルドタイムに最適化するイメージです。どちらを使うかは手軽さと汎用性のどちらを重視するかで選ぶと失敗がありません。
バックアップはTimeMachineだけで安心?
TimeMachineはMacの中身をまるごと自動でバックアップしてくれるから、iTunesライブラリの保護にもすごく頼りになります。
ただし外付けHDDの故障や誤操作でバックアップごと消えるリスクがあるので、TimeMachineだけにまかせっきりにすると万全とは言えません。
そこでおすすめなのが、iTunesライブラリフォルダを定期的に別のドライブやクラウドへコピーすることです。TimeMachineで過去の状態に戻す快適さはそのままに、別保存で「万一」の保険をかけておくイメージですね。
TimeMachineは自動化が得意ですが、バックアップ先そのものの故障や誤削除には別の保管場所で備えると安心です。
まとめ

iTunesライブラリの取り込みから重複ファイルの整理、スマートプレイリストの活用までひと通りのステップをこなせば、すっきりと管理しやすい音楽コレクションが手に入ります。
さらにメタデータの自動補正や定期的なバックアップを組み合わせれば、長く安心して使い続けられる環境が整います。
さあ、これでMacの中の音楽を思いきり楽しむ準備は万端です。お気に入りの曲をすぐに聴ける快適さをぜひ体験してください。