iPhoneをMacにつないでもiTunesが思うように動かず、音楽や写真の同期が途中で止まってしまうことはありませんか。
このガイドでは、何度もデータ移行を重ねてきた経験をもとに、ケーブル接続とWi-Fiの両方で安定して同期を完了させる手順を細かな注意点とともに示し、予期しないエラーを回避しながら大切なコンテンツを安全に保つ方法をお伝えします。
手元のiPhoneを充電ケーブルに挿しながら読み進めれば、数分後には曲も写真も迷わず同期できる環境が整います。どうぞ肩の力を抜いて、一緒にステップを確認していきませんか。
iTunesとiPhoneを同期する手順をゼロからやさしく紹介

同期方法を選ぶ前に、まず手軽なケーブル接続とコードレスのWi-Fi接続どちらも押さえておくと安心です。それぞれの特徴を知れば、すぐに音楽や写真が移動できるようになります。
- USBケーブル同期:安定した高速転送が可能
- Wi-Fi同期:ケーブル不要で手軽にバックグラウンド同期
- 暗号化バックアップ設定:パスワードや健康データも保護
エンジニア目線のコツ:同期が遅いと感じたら、先に写真アプリのライブフォトをオフにしておくと全体の転送が速くなります。
ケーブルを使ってiTunesとiPhoneを同期する

USBケーブルでつなぐと安定していて転送速度も速いのが魅力です。最新のiOS17とmacOS Sonoma環境ならケーブルを挿すだけでFinderがすぐiPhoneを認識するので、思い立ったらすぐサクッと同期できます。
- 接続した瞬間に同期が自動でスタートするので手間いらず
- 大容量の写真や動画もケーブルなら短時間で安全に転送
- ネットワーク不安定でもエラーに強く、途中で止まらない
- 純正またはMFi認証ケーブルを使うと断線トラブルを最小限に抑えられる
①Macで最新のiTunesを開く
Launchpadをクリックして検索バーにiTunesと入力します。macOS Catalina以降ではミュージックと表示されるので、該当するアプリをクリックしてください。
App Storeを起動して「アップデート」タブを開き、リストにあるiTunesまたはミュージックの更新をインストールして最新版に揃えておきましょう。
②iPhoneをケーブルで接続して信頼をタップ
LightningケーブルをMacに差し込み、もう一方をiPhoneの端子にしっかり接続します。Macの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」というダイアログが表示されるので、iPhoneの画面に目を向けてください。
iPhoneをロック解除すると「このコンピュータを信頼しますか?」の表示が現れます。信頼をタップすると、iTunesがiPhoneのデータにアクセス可能になり同期準備が整います。
③iTunes左上のiPhoneアイコンをクリック
LightningケーブルでMacとiPhoneをつなぎ終えると、iTunesの左上にiPhoneアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると同期設定画面に切り替わります。はじめて接続したときはiPhone側で「このコンピュータを信頼しますか?」と聞かれるので、画面に沿って「信頼」を選んでください。
④概要タブで“今すぐ同期”をクリック
概要タブの右下にある今すぐ同期ボタンをクリックします。青いボタンなので見つけやすいはずです。
同期が始まるとプログレスバーが動き出します。終わるまでケーブルを抜かないようにしてください。途中で切れるとデータが壊れることがあります。
同期中はほかの操作を避けて、画面がスリープしないように設定を確認してください。
⑤完了表示を待ってiPhoneを安全に取り外す
同期が完了するとFinderウインドウの上部に「完了」という表示が出ます。まずはこの表示が出るまでじっと待ちましょう。
「完了」が確認できたら、FinderのサイドバーにあるiPhoneの名前の横に表示されている⏏(イジェクト)アイコンをクリックします。
イジェクトアイコンが消えたのを確認したら、Lightningケーブルをやさしく抜いて作業完了です。
同期処理が終わる前にケーブルを外すとデータが壊れることがあるので必ず「完了」を確認してから抜いてください。
Wi-FiだけでiTunesとiPhoneを同期する

Wi-Fiを使うとケーブルなしでiPhoneとiTunesをつなげられます。同じネットワークにつないでおくだけで、充電ケーブルを抜き差しせずに同期が始まるのがうれしいポイントです。音楽や写真が自動でアップデートされるので、机の上がすっきりします。
エンジニア視点のちょっとしたコツとして、同期前にiPhoneの「ミュージック」や「写真」で不要なデータを整理しておくと、処理が軽くなって待ち時間が短くなります。仕事中にふと最新版を送りたいときや、夜寝る前に自動でバックアップしたいときにもピッタリの方法です。
①iPhoneとMacを同じWi-Fiに接続する
画面右上のWi-Fiアイコンをクリックして利用したいネットワーク名を選んでください。初回はパスワード入力が求められますので、正確に入力すると接続完了です。
iPhoneの「設定」→「Wi-Fi」を開いて、先ほどのMacと同じネットワーク名を選びます。パスワード入力が必要な場合は、Macと同じものを入力してください。
SSIDが複数あるルーターでは、2.4GHzと5GHzが混在する場合があるので、同じ周波数帯を選ぶと安定します。
②初回だけケーブルでiPhoneをMacに接続する
ここでは初回だけケーブルを使ってiPhoneとMacをつなぎます。この手順を終えると、以降はワイヤレスでラクに同期できるようになります。
iPhoneのLightning端子とMacのUSB(またはUSB-C)ポートを、純正ケーブルやMFi認証済みケーブルでつなぎます。
ケーブル接続後にiPhoneのロック画面が表示されたら、パスコード入力やFace IDでロックを解除してください。
iPhone画面に「このコンピュータを信頼しますか?」と出たら「信頼」を選ぶと、MacのFinder上でiPhoneが表示されます。
純正ケーブルやMFi認証済みケーブルを使わないと同期エラーや接続判定に失敗することがあります。
③iTunesの概要タブで“Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期”にチェックを入れる
USBケーブルでiPhoneをMacに接続しiTunesを立ち上げます。画面左上のデバイスアイコンをクリックして概要タブを開き、リストの中から“Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期”にチェックを入れます。最後に画面右下の適用ボタンをクリックすれば設定完了です。同じWi-Fiに接続していれば次回以降はケーブル不要で同期できます。
Wi-Fi環境が不安定だと同期が途中で止まることがあります。同期中はルーターに近い場所で作業するとスムーズです。
④画面右下の同期をクリックする
iPhoneと接続が保たれていることを確認してから、画面右下にある同期ボタンをクリックしてください。すると、音楽や写真などのコンテンツがiTunesからiPhoneへ反映されます。
同期中にケーブルを外したりパソコンをスリープさせたりすると途中で止まることがあります。
⑤ケーブルを外してWi-Fi同期が始まるか確認する
iPhoneとMacをつなぐUSBケーブルをゆっくり抜きます。
数秒待つと、Finderのデバイスアイコン横にWi-Fiマークが表示され、自動で同期が動き始めます。
同期中はiPhoneの画面に「同期中」の表示が出るので、完了までそのまま待ちましょう。
iPhoneがスリープ中だとWi-Fi同期が停止することがあります。画面をロック解除したまま進めてください。
同期を活かして音楽も写真ももっと自由に扱おう

同期を活かすいろんなアイデアを集めました。音楽や写真をもっと自由に楽しみたいときにぜひ試してみてください。
応用技 | 活用シーン | うれしいポイント |
---|---|---|
Wi-Fi同期 | ケーブルが手元にないとき | ケーブルをつながずに自動でバックグラウンド同期 |
iCloud写真ライブラリ | 撮った写真を自動でアップロードしたいとき | MacとiPhoneのどちらからでも最新の写真をチェック |
スマートプレイリスト | 好みの曲だけ自動で集めたいとき | 再生回数やレートでプレイリストを常にアップデート |
ストレージ最適化 | 端末の容量が足りなくなってきたとき | オリジナルはMacに残したまま軽量なファイルをiPhoneに保持 |
音楽プレイリストだけを同期

iTunesの音楽タブで「選択したプレイリストを同期」にチェックを入れると、好きなプレイリストだけをiPhoneに送れるようになります。
こうすると、iPhoneのストレージを無駄に使わず、気分やシーンに合わせた音楽をサッと楽しめます。PCのiTunesでプレイリストを整理すれば、iPhoneにもすぐ反映されるので管理がラクになります。
大きなライブラリ全体を同期すると時間がかかることがありますが、プレイリスト同期なら安全に短時間で終わります。普段は「よく使うプレイリスト」だけ同期にしておいて、特別なプレイリストを一時的に追加するのもおすすめです。
iTunesで同期したいプレイリストを作る
DockやアプリケーションフォルダからiTunesを起動します。起動後、上部に並ぶタブからミュージックをクリックしてください。
ウインドウ左上の+ボタンをクリックして、「新規プレイリスト」を選びます。見つからない場合は上部メニューの「ファイル」→「新規」→「プレイリスト」を使ってもかまいません。
サイドバーに新しく表示されたプレイリストの名前欄をクリックし、分かりやすい名前を入力してEnterキーを押します。
ライブラリから同期したい曲を選び、新しく作成したプレイリストへドラッグ&ドロップします。複数曲をまとめて選択すると効率的です。
サイドバーが隠れている場合は、画面上部の「表示」メニューから「サイドバーを表示」を選んでください。
iPhoneタブの“音楽を同期”にチェックしてプレイリストを選ぶ
iTunesのiPhoneタブを開くと“音楽を同期”のチェックボックスが表示されます。ここにチェックを入れると下にプレイリスト一覧が現れて、自分の好きなリストを選べるようになります。
iPhoneをMacに接続してiTunesを開き、画面上部のiPhoneアイコンをクリックします。“音楽を同期”という項目にチェックを入れて同期設定を有効にします。
チェックを入れると再生リスト一覧が表示されます。アルバムごとやジャンルごとにまとめたプレイリスト名をクリックして選択しましょう。複数選択も可能です。
右下の“適用”をクリックして同期完了を待つ
iTunesのウィンドウ右下にある適用をクリックしてください。
クリックすると同期がスタートします。上部ステータスバーに進行状況が表示されるので、しばらくそっと待ちましょう。
同期中はケーブルを抜いたりMacをスリープ状態にしないよう注意してください。
写真をMacに自動バックアップ

iCloud写真をオンにすると、撮ったばかりの写真がWi-Fiにつながったタイミングで自動的にMacの写真アプリに届きます。ケーブルをつなぐ手間が省けるうえ、すぐにカンタンにバックアップできるのがうれしいポイントです。
特に毎日のように写真を撮る人には心強い方法です。iCloudストレージに空きがあれば、旅行先でも家でも撮り逃しなくMacでチェックできるので、うっかり削除の不安も減ります。
iTunesの“写真”タブを開く
USBケーブルでiPhoneをMacに接続し、iPhoneのロックを解除して「信頼」をタップしてください。
MacのiTunesを起動し、左上のデバイスアイコンをクリックします。
左サイドバーから写真を選ぶと、“写真”タブが開きます。
iCloudフォトがオンだと同期オプションが表示されない場合があります。
“写真を同期”にチェックして“すべての写真”を選ぶ
左メニューの「写真」をクリックしたら、まず写真を同期のチェックボックスをオンにします。そのまま同期オプションですべての写真を選ぶと、Mac内のライブラリ全体がiPhoneにコピーされます。
ライブラリに高解像度の画像が多いと同期に時間がかかるので、もし撮影済みのスクリーンショットだけを後回しにしたいときは、あらかじめスマートアルバムで分類しておくのがおすすめです。
“適用”を押して次回以降は接続だけで自動取り込み
ウインドウ右下にある適用ボタンをクリックすると、設定が保存されます。これで次回以降、iPhoneをMacに接続するだけで自動的に取り込みが始まるようになります。
画面右下の“適用”ボタンを押して、今の同期設定を保存します。
初回設定後は、iPhoneをMacに接続するだけでバックアップや音楽の同期が自動で始まります。
ケーブルが緩んでいると認識されないことがあるので、接続時はケーブルの根元がしっかり差し込まれているか確認してください。
古いiPhoneから新しいiPhoneへ設定をコピー

古いiPhoneと新しいiPhoneを近くに置くだけで準備が完了する「クイックスタート」は、ケーブルやパソコンなしでサクッと移行できる方法です。古いiPhoneに表示されたアニメーションをカメラで読み込んで案内に沿って進めるだけなので、操作に慣れていない方でも間違いにくいです。
この方法はiOS12.4以降を搭載した端末同士で利用可能で、連絡先・写真・アプリの配置などの設定もそのまま引き継がれるのが大きな魅力です。実行する前に両方のiPhoneを十分に充電し、安定したWi-Fiにつないでおくと、ストレスなく移行できます。
古いiPhoneをiTunesに接続して“今すぐバックアップ”を実行する
まずはMacと古いiPhoneを付属のLightningケーブルでつなぎます。ケーブルは純正か認証済み品を使うと認識トラブルが減ります。
画面をスワイプしてパスコードを入力し、ロックを解除します。
ポップアップが出たら「信頼」をタップしてパスコードを再入力すると接続が確立します。
MacのiTunesを起動し、左上に表示されるデバイスアイコンをクリックします。
概要タブで今すぐバックアップをクリックして、iTunesにデータを保存します。
注意点:Wi-Fi接続の同期が有効だと時間がかかることがあります。必要ないときはオフにしておくとスムーズです。
新しいiPhoneを接続して“バックアップから復元”を選ぶ
付属のLightningケーブルでMacと新しいiPhoneをつなぎます。iPhone側で「このコンピュータを信頼しますか?」と出たら「信頼」をタップしてください。
iTunesの画面上部に表示されるiPhoneアイコンをクリックすると、デバイス管理画面が現れます。
「バックアップから復元」ボタンの下にあるプルダウンから、最新のバックアップを選びます。
選択後「復元」をクリックするとデータの復元が始まります。そのまま終了するまでMacとiPhoneをつないだままにしてください。
バックアップの復元中はケーブルを外さないようにしてください。途中で切れるとデータが壊れることがあります。
復元後にWi-Fi同期を有効にしてケーブルを外す
Finderで表示中のiPhoneを選択して画面上部の「概要」をクリックします。「このiPhoneとWi-Fi経由で同期」にチェックを入れてください。
画面右下の「同期」ボタンをクリックすると、Wi-Fi同期設定が保存されます。
設定が完了したら、iPhone側のケーブルを優しく引き抜いてMacとの接続を解除してください。
Wi-Fi同期は同じネットワークに接続しているときしか動作しないので、お使いのMacとiPhoneが同じWi-Fiにいることを確認してください。
仕事用に複数のiPhoneを一台のMacで管理

仕事用に複数のiPhoneをまとめて扱いたいときは、iTunesライブラリをデバイスごとに分ける方法がとても役立ちます。こうすると仕事用スマホとテスト機、プライベート用実機などのバックアップやプレイリストを混ぜずに管理できるので、誤ってプライベート写真が仕事端末に入る心配がなくなります。
ライブラリはOptionキーを押しながらiTunesを起動すると簡単に切り替えできるので、日々の切り替えもストレスフリーです。さらにエンジニア目線のちょっとした小技として、ライブラリフォルダを外付けSSDに置くと容量を気にせずに大量のデータを保存できるのでおすすめです。
iTunesでデバイスごとに個別のバックアップを作成する
MacでiTunesを起動して、USBケーブルでiPhoneやiPadをつなぎます。画面に端末アイコンが出たら接続完了です。
左上の端末アイコンをクリックして概要タブを開き、「今すぐバックアップ」ボタンを押します。メッセージが出たら完了まで待ちましょう。
Finderを開き、メニューバーの「移動」→「フォルダへ移動」で~/Library/Application Support/MobileSync/Backup
を入力します。表示されたUUIDフォルダを端末名_作成日にリネームすると、個別管理しやすくなります。
リネーム後はiTunesの自動バックアップで同じUUIDフォルダが上書きされるので、バックアップ作成後すぐに名前を変えるのがおすすめです。
同期オプションで“このiPhoneにのみ適用”を使って設定を分ける
LightningケーブルでiPhoneをMacに接続して、デスクトップのFinderアイコンをクリックします。サイドバーに表示されるiPhone名を選ぶと、同期設定画面が開きます。
同期設定タブの下部にあるオプションで、“このiPhoneにのみ適用”のチェックボックスをオンにします。こうするとほかのデバイスには影響を与えません。
右下の「適用」ボタンをクリックすると、設定がiPhoneにのみ記憶されます。同期後に他のデバイスを操作しても、このiPhoneの設定は変わりません。
ほかのMacやユーザーでは同じApple IDでも設定は共有されません
各デバイス名をわかりやすく変更して一覧で迷わないようにする
付属のLightningケーブルでiPhoneをMacに接続してからDockまたはメニューバーのFinderアイコンをクリックしてください。
Finderのサイドバーに表示されたiPhoneのアイコンをクリックしてから、上部にあるデバイス名をクリックすると編集可能になります。
例えば「iPhone-仕事用-202309」など用途や日付を含めると一覧で迷わずに済みます。入力後にEnterキーを押して保存してください。
デバイス名が変更できない場合はiPhoneのロックを解除してから再度試してください。
よくある質問

iPhoneがiTunesに認識されない場合の対処法
- iPhoneがiTunesに認識されない場合の対処法
まずはLightningケーブルの接続状況をチェックしてください。自分の経験では、差し込み口の埃を綿棒で優しく掃除すると認識率がグンと上がりました。それでもだめなら、Macを再起動してFinderを開き直すとiPhoneが「場所」に表示されやすくなります。
同期に時間がかかるときのスピードアップ術
- 同期に時間がかかるときのスピードアップ術
同期するデータ量を減らすのが近道です。不要な写真や動画は事前に削除しておくと同期がサクサク進みます。また、初回同期が完了したあとWi-Fi同期に切り替えると、ケーブル不要でバックグラウンドでこまめに更新できるようになります。
Wi-FiでiPhoneを同期するには?
- Wi-FiでiPhoneを同期するには?
まずはUSBケーブルでMacとつないでiTunes(Finder)を開きます。「概要」タブから「Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期」にチェックを入れてください。一度設定すると、同じWi-Fiネットワークにあるとき自動で同期が始まります。プログラマー目線では、ネットワークの安定度を確認すると失敗が減ります。
iTunesにiPhoneが表示されないときは?
iPhoneがiTunesに出てこないときはケーブルやソフトの認識周りが原因であることが多いです。まずは純正ケーブルを使って確実に接続し、iPhone側で「このコンピュータを信頼」を承認して、MacとiPhoneのOS・iTunesを最新に揃えてみてください。これだけで表示されることがほとんどです。
さらにエンジニアならではのコツとして、Macの「システム情報」→「USB」でiPhoneが認識されているか確認するとトラブル切り分けがスムーズになります。ケーブルが原因か機器側かを素早く見分けられて便利です。
同期が途中で止まる理由は?
同期が途中で止まる原因はいくつかあります。事前に理由を知っておくと不具合対応がスムーズになります。
- 接続の問題:USBケーブルがゆるんでいるとデータ転送が途切れることがあります。
- ソフトの古さ:MacOSやiTunesが最新でないと動作が不安定になりやすいです。
- ストレージ不足:iPhoneの空き容量が足りないと同期が途中で停止します。
- ファイル量が多い:写真や動画のデータが大きいと処理に時間がかかり、タイムアウトする場合があります。
- セキュリティソフトの影響:アンチウイルスやファイアウォールが転送をブロックしていることがあります。
どれか心当たりがある項目から順に確認してみましょう。
Wi-Fi同期が遅いときの対処は?
Wi-Fi同期が遅いときは、まず通信環境をチェックしましょう。ルーターとの距離が遠いと電波が弱まり、同期に時間がかかることがあります。また、スマホ以外の機器がネットワーク帯域を占有しているときも動作が重く感じやすいです。
改善策としてはルーターの近くにiPhoneを置く、不要なアプリやデバイスの通信を一時停止、ルーターを再起動してネットワークをリセットなどが手軽で効果的です。これで同期がスムーズになることが多いですよ。
曲だけ消えて写真は残す方法は?
- 曲だけ消えて写真は残す方法は?
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iTunes(音楽アプリ)とFinderを使って必要なデータだけを整理するときは、デバイスごとの同期設定を見直すのがコツです。まずはMacにiPhoneを接続して、Finderサイドバーのデバイス名をクリックしましょう。
手順ミュージックの同期をオフにするFinderの「音楽」タブで「ミュージックを同期」のチェックをはずすと、iPhone内の曲だけが削除されます。
手順写真の同期をそのままにする同じ画面の「写真」タブで「写真を同期」チェックが入っていることを確認してから、「適用」または「同期」をクリックしてください。
この手順で写真はそのまま残り、曲だけをまとめて消すことができます。もし音楽アプリで手動管理を選んでいる場合は、iPhone内の曲をMusicアプリのデバイス表示から一括削除して、同じくFinderで写真同期を維持すればOKです。
Windows版iTunesでも同じ手順でいい?
Windows版でも基本の流れは同じなので安心してください。ただし画面のレイアウトやメニューの呼び方が少し違うので最初は戸惑うかもしれません。
実際にWindows環境で試したところ、iPhoneを接続したあとに同期設定を開く手順はMacと同じでした。ただし設定画面は画面上部の「編集」→「環境設定」→「デバイス」タブ内にある点だけ押さえておくとスムーズです。
もしデバイスが認識されない場合は、Microsoft Store版のiTunesを最新版に更新したり、USBケーブルやポートを変えてみてください。管理者権限で起動するとドライバーまわりが安定することもあります。
まとめ

iPhoneをMacにケーブルでつないで、FinderまたはiTunesでデバイスを選択し、同期オプションを確認したら「同期」をクリックする手順でかんたんに音楽や写真をまとめて更新できます。
実体験からのポイントは、バックアップを暗号化設定にしておくことと、Wi-Fi同期を有効にすることです。こうするといつでも最新データを守りつつ、ケーブルをささなくても自動で同期できるようになりました。
この記事で紹介したステップをおさらいしながら進めれば、初めてのMacでも迷わずにiPhoneをスムーズに同期できます。さっそく実践して、もっと快適なデータ管理を楽しんでみてください。