Macで作業中にFinderを開いたのに、よく使うフォルダを並べたサイドバーが突然表示されない状態になって戸惑っていませんか?
このトラブルは設定のチェックボックスとショートカットをほんの数回クリックするだけで解消できます。サイドバーが復活すると保存場所へひと跳びで移動できるため、ファイル整理や共有作業が格段に速くなります。
画面のどこを触ればよいか迷わないように、手順を画像とリズムよく並ぶステップで示しています。読み進めながら操作を試して、すぐにいつもの作業ペースを取り戻してください。
Finderサイドバーをふたたび表示するやさしい手順

Finderのサイドバーがぱっと消えると「どこにファイルがあるの?」と迷子になってしまいますよね。そこでここではすぐに使える3つの方法をまとめました。
- メニューから再表示:Finderをアクティブにして画面上部の「表示」から「サイドバーを表示」を選ぶ
- ショートカットキー活用:⌥Option+⌘Command+Sを押すとサイドバーがさっと戻る
- 環境設定をチェック:Finderの設定→サイドバータブで必要な項目にチェックを入れて常に表示
どれもすぐ試せるシンプルな手順なので、順番にサクッとトライしてみてください。
Finder設定からサイドバーをオンにする方法

Finderの環境設定を開くだけで、サイドバーの表示・非表示をすぐ切り替えられます。ターミナルを使わずにできるから、はじめての人でも安心です。
- 設定画面からワンクリックで変更できる
- コマンド不要で作業ミスの心配がない
- macOSの標準機能なので手順がシンプル
①DockでFinderを開く
画面下のDockにある青と白のニコニコマークをクリックします。
②画面上の表示メニューをクリック
画面上部のFinderメニューバーから「表示」をクリックします。Finderがアクティブでない時はデスクトップを一度クリックしてからメニューを確認してみてください。
ここで「サイドバーを表示」が出てくるので、次のステップでこれを選んでいきましょう。
③サイドバーを表示を選ぶ
Finderのメニューバーにある「表示」をクリックして、リストの中からサイドバーを表示を選びます。隠れていたサイドバーがふんわり現れます。
Finderがアクティブでないとメニュー操作できないので、デスクトップやFinderウインドウをいったんクリックしてから進めてください。
キーボードショートカットでサイドバーを切り替える方法

Finderのサイドバーはキーボードだけでサクッと表示・非表示を切り替えられます。
Optionキー+Commandキー+Sキーを同時に押すと、カーソル位置に関係なくFinder全体のサイドバーがトグルで切り替わります。このショートカットはマウス操作を省けるので、ファイル整理やフォルダ移動を高速化したいときにぴったりです。また、複数のFinderウィンドウを開いている場合でも同じ操作でまとめて反応するので、画面ごとにいちいちメニューを開く手間がなくなります。
プログラマー視点の豆知識として、外付けキーボードや英語キーボードを使っていると記号入力が微妙に異なることがあります。もし反応しない場合は、⌥Option(Alt)+⌘Command+Sの組み合わせが正しく押せているか、一度システム環境設定の「キーボード」→「ショートカット」→「Finder」を確認してみてください。
①Finderを開く
Dockに並んだ青と白の顔アイコンをクリックしてFinderを起動します。Dockに見当たらないときは、⌘Command+スペースを押してSpotlightを呼び出し、「Finder」と入力してEnterキーを押すとすぐに開けます。
②⌥⌘Sを押す
Finderが前面にあることを確認したうえで⌥(Option)+⌘(Command)+Sキーを同時に押します。これでサイドバーが隠れていたら再表示され、表示されていたら非表示になります。
Finderがアクティブでないとショートカットは動きません。
Finder設定のサイドバータブで項目を再登録する方法

Finderの「設定」からサイドバーを見直すと、見えなくなった項目をもう一度並べ直せます。あらかじめ用意されたチェックボックスを使うので、深い操作は必要ありません。
手軽さがうれしいポイントは、項目の入れ替えもドラッグ&ドロップでできるところです。ウィンドウがごちゃついているときは、一度すべてのチェックを外してから必要な項目だけに戻すと、スッキリ整理できます。誰でも迷わず作業が進むので、初めての人でも安心です。
①DockでFinderを開く
画面下部にあるDockを見つけてください。笑顔のような青いアイコンがFinderです。アイコンをクリックするとFinderが起動します。
②メニューバーのFinderをクリック
画面上部のメニューバーで「Finder」という文字が見えたら、ここをクリックしましょう。この操作でFinderが前面に表示され、次の設定項目が操作可能になります。
③設定を選んでサイドバータブを開く
Finder環境設定ウィンドウの上部に並ぶアイコンからサイドバーをクリックしてタブを切り替えます。
④表示したい項目にチェックを入れる
「サイドバー」タブに並ぶ項目の中から、表示させたいフォルダやデバイスのチェックボックスをクリックしてオンにしてください。すぐにサイドバーにアイコンが復活します。
サイドバーを自分流にカスタマイズして作業時間を短縮

ちょっとした工夫でサイドバーが自分専用ツールに変身するよ。よく使う項目をまとめておくと、クリック数をぐっと減らせて楽になるんだ。
カスタマイズ内容 | 効果 |
---|---|
よく使うフォルダを固定 | クリック数が減ってすぐ開ける |
クラウドサービスをドラッグ | ファイル移動が楽になって転送ストレスが減る |
カラーラベル順に並べ替え | 視覚的に整理できて迷わない |
それぞれのカスタマイズを組み合わせると、作業時間がぐんと短くなるはず。自分流の最強サイドバーを作ってみてね。
よく使うフォルダをドラッグで登録する

ドラッグ&ドロップでサイドバーにフォルダを登録すると、ワンクリックで開けるようになるので、とても手軽です。フォルダを動かすわけではなくショートカットを作るイメージなので、元の場所はそのまま安全に残ります。
- 即アクセス:頻繁に開くフォルダをワンクリックで呼び出せるようになります。
- 整理しやすい:ドラッグで並べ替えできるので、よく使う順に並べておくと便利です。
- 元の場所そのまま:フォルダ本体は移動しないので、誤って中身を動かす心配がありません。
- ネットワークドライブもOK:外部サーバー上のフォルダも同じ手順で登録できます。
DockでFinderを開きフォルダをサイドバーへドラッグ
まずDockの笑顔アイコンをクリックしてFinderを起動します。デスクトップやFinderのウィンドウ内で追加したいフォルダを見つけてください。
目的のフォルダをサイドバーの「お気に入り」エリアにドラッグします。サイドバーの空白部分にフォルダ名がオレンジ色でハイライトされたらドロップしてください。
フォルダが表示されたら完了です。もし別の場所に置いてしまった場合は、同じ手順で再配置できます。
ドロップ位置の青線を確認してマウスを離す
ドラッグ中に横に伸びる青い線が表示されているところが、アイテムを追加できる位置です。
青線がしっかり出ているのを確認したら、マウスボタンをそっと離してください。これで希望の順番でサイドバーに登録できます。
もし一度にうまくいかないときは、ドラッグの動きをいったん止めて線を合わせ直すとスムーズです。
項目の並び替えで探す手間を減らす

Finderサイドバー上の項目をよく使う順に並べ替えると、目的のフォルダやファイルを見つける時間がグッと短くなります。普段よくアクセスする「書類」や「ダウンロード」などを上位に置いておくと、クリック回数もスクロール量も減ってストレスフリーです。
たとえばプロジェクトごとにフォルダをまとめて並べておくと、作業中に必要なファイルにサクッと飛べるようになります。並べ替えだけで探す手間がガラッと変わるので、ぜひ試してみてください。
サイドバー内の項目をクリックしたまま上下へドラッグ
Finderのサイドバーで並べ替えたいフォルダや項目にカーソルを合わせ、クリックを押し続けます。
そのまま上下にドラッグして、お好みの位置でマウスボタンを離します。プログラマーならファイルへのアクセス効率が上がる工夫なので、ぜひ自分流に並べ替えてみてください。
スマートフォルダを追加して自動整理を楽しむ

スマートフォルダは、指定した条件に合うファイルを自動で集めてくれる便利な機能です。たとえば「ダウンロードフォルダ内のPDF」「最終更新日が1週間以内の画像ファイル」などを条件に登録しておくと、自動で絞り込まれた一覧が生成されます。Finderサイドバーにスマートフォルダを追加すれば、いつでもワンクリックで最新のファイル群を確認できます。
プログラマーの開発現場ではログやスクリプト、スクリーンショットが次々に生まれますが、手作業で分けるのは大変です。そこで「拡張子」「更新日」「タグ」などでスマートフォルダを作成しておくと、必要なファイルが自動でまとめられて取りこぼしが減り、作業効率がグッとアップします。
新規スマートフォルダを作成しサイドバーへ保存
Finderのメニューバーからファイルをクリックして「新規スマートフォルダ」を選びます。キーボードショートカットはOption+Command+Nです。
表示されたウィンドウ上部の+ボタンをクリックして、ファイルの種類やファイル名、更新日といった条件を設定します。プログラマーならではの裏技で、キーワードをクイック検索バーに直接ドラッグして条件に加えることも可能です。
右上の保存をクリックし、名前を入力します。保存先のチェックボックスで「サイドバーに追加」をONにすると、以後Finderのサイドバーに常時表示されます。
よくある質問

Finderサイドバーが突然消えた原因は?
- Finderサイドバーが突然消えた原因は?
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意外と多いのが、Finder環境設定の「サイドバー」項目でチェックが外れているパターンです。また、ウィンドウを極端に狭めたままにしておくと自動で隠れることがあります。プログラマー視点だと、外部ディスプレイを抜き差ししたあとに設定がリセットされることもありました。
サイドバーが表示されないときの一番手軽な戻し方は?
- サイドバーが表示されないときの一番手軽な戻し方は?
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Finderのメニューバーで「表示」→「サイドバーを表示」を選ぶのがいちばん手軽です。キーボード派なら⌘+⌥+Sを押すだけでサイドバーが一瞬で復活します。まずはこちらを試してみてくださいね。
ショートカット以外で操作ミスを減らすには?
- ショートカット以外で操作ミスを減らすには?
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Finder環境設定の「サイドバー」タブでよく使う項目だけに絞っておくと、不要なアイコンを誤ってクリックしなくなります。さらにBetterTouchToolなどで専用ジェスチャーを設定すると、マウスやトラックパッド操作がぐっと安定しますよ。
表示メニューがグレーアウトして選べないのはなぜ?
「表示」メニューが選べないときは、Finderウィンドウそのものが操作対象になっていないためです。
たとえば、別アプリのウィンドウやクイックルックプレビューが前面にあると、Finderの「表示」メニューがグレーアウトします。
また、Finderを最前面にしていても、検索ウィンドウや一部のスマートフォルダでは「サイドバーを表示/非表示」が非対応なのでメニューが無効化されます。
まずはDockのFinderアイコンかデスクトップをクリックしてFinderを最前面にすると、メニューが有効化されることが多いです。
ショートカットキーが効かないときはどうすればいい?
Finderでよく使うショートカットが急に反応しなくなることがあります。そんなときはシステム環境設定のキーボードショートカット画面を開いて、Finderに割り当てられているキーが正しく有効になっているかを確認しましょう。間違ってオフになっていたり、ほかのアプリのショートカットとぶつかっていたりすると効かなくなることが多いです。設定画面から簡単にオンオフを切り替えられるので、すぐに元の動作を取り戻せるのが嬉しいポイントです。
共有フォルダがサイドバーに出てこないのはなぜ?
Finderのサイドバーには同じネットワーク上で「ファイル共有」がオンになっている相手しか出てきません。共有フォルダが見えないときは、接続先のMacやNASでファイル共有が有効か、同じWi-FiやLANに入っているかをまず確認してください。
さらにFinderの環境設定を開いてサイドバー項目をチェックするとヒントが得られます。「接続中のサーバ」や「ネットワーク」がオフだと表示されないことが多いので、ここにチェックを入れてみてください。ひと手間で表示が戻ることがあります。
サイドバーの幅を変えられないの?
Finderのサイドバーは、境界線にカーソルを合わせるだけで幅を変えられます。ウィンドウ左側の縁にマウスポインタを移動すると、横向きの矢印アイコンが現れるので、そのまま左右にドラッグしてください。
サイドバーを広げるとフォルダ名が全部読めるようになり、逆に縮めるとウィンドウ全体を広く使えます。ウィンドウが極端に狭いと最小幅までしか縮まらないので、うまく動かないときはウィンドウの横幅を少し広げてから再チャレンジしましょう。
まとめ

Finderサイドバーが消えたら、まずメニューバーの「表示」→「サイドバーを表示」をクリックしてみましょう。それでも戻らないときはFinderの環境設定を開き、「サイドバー」タブで必要な項目にチェックを入れるだけで復活します。
万が一サイドバーの表示がおかしいと感じたら、Finderを再起動したりMacを再起動すると、設定がすっきりリセットされて安心です。これでお気に入りのフォルダや外付けドライブにもすぐアクセスできるようになりますので、ぜひ試してみてください。