Macの操作でFinderを開くたびに目的のファイルへたどり着くまでマウスを何度も動かし、ショートカットを覚えきれずにもどかしいと感じていませんか。
エンジニアの実体験から生まれた手順を取り入れることで、キー操作を少しずつ身につけるだけでも移動やファイル整理にかかる時間が半分近くまで縮まり、集中したい作業へすぐ戻れるようになります。
ここで紹介する方法を指先に覚えさせ、作業効率が上がる変化をすぐに体験してみませんか。
Mac Finderショートカットキーをすぐに覚えるやさしい手順

Finderのショートカットをさっと覚えるコツは小分けにして練習することです。いきなり全部覚えようとすると混乱するので、まずはデイリーに使う操作から手を付けましょう。
- 基本の3大操作:コピー(Cmd+C)、ペースト(Cmd+V)、新規フォルダ(Cmd+Shift+N)をまずはマスター
- キーボードビューアを活用:メニューバーから表示してキー配置を画面で確認しながら実行
- 頻度の高い機能だけ厳選:名前変更(Return)、ファイル移動(Cmd+ドラッグ)、クイックルック(Space)などよく使うものから覚える
プログラマー視点のアドバイスとして、よく使うフォルダへAutomatorやショートカットアプリでエイリアスを作成し、システム環境設定>キーボード>ショートカットで独自キーを割り当てるとさらに手数が減ります。
まずは1日ひとつ、新しいショートカットを実際に使ってみて、肌で操作感を覚えていきましょう。
まずは基本の移動ショートカット

あれこれフォルダを探し回るとき、マウス操作だけだとちょっと手間に感じますよね。そこで、Finderの移動ショートカットを覚えると、フォルダの階層をサクサク行き来できるようになります。
- Command+↑:ひとつ上の階層へ移動します。
- Command+↓:選択中のフォルダやファイルを開きます。
- Command+[/Command+]:戻る・進む操作で以前の場所へすぐに戻れます。
- Command+Shift+H:ホームフォルダを一瞬で開きます。
- Command+Shift+D:デスクトップへジャンプします。
これらのショートカットを使えば、画面のどこにあるファイルでも軽やかに移動できます。
①DockからFinderを開く
Dockの一番左端にある笑顔の顔のアイコンがFinderです。スマホのアプリをタップするようにこのアイコンをクリックしてください。
Dockが隠れる設定をしている場合は画面下部にカーソルを合わせると表示されます。
②⌘+Nで新規ウインドウを開く
Finderを使っていると、いちいちメニューから「新規ウインドウ」を選ぶのが面倒に感じることがありますよね。最新のmacOS(macOS Sonoma)では、⌘+Nを押すだけでサクッと新しいウインドウが開きます。
DockのFinderアイコンをクリックするか、⌘+TabでFinderを選んでウインドウをアクティブにします。
キーボードで⌘キーを押しながらNキーを押すと、新しいFinderウインドウがすぐに開きます。
Finder環境設定の「新しいウインドウをタブで開く」がオンだと、⌘+Nでタブが追加される場合があります。
③⌘+↑でひとつ上の階層に移動
Finderでフォルダを開いた状態で⌘ + ↑
を押すと一つ上の階層に移動できます。
④⌘+↓で選択フォルダを開く
Finderで操作したいフォルダをクリックで選んだら、⌘キーを押しながら↓キーを押してください。選択中のフォルダがひらき、その下にある中身がサッと見られます。
さらに下の階層があるときは同じキー操作をくり返すだけで、迷わず深く掘り下げられます。
リスト表示モードにしておくと、フォルダが折りたたまれずに展開されるので、操作感がよりわかりやすくなります。
ファイル操作を一気に済ませるショートカット

Finder画面から手を離さずにファイルをまとめて扱えるようになると、作業スピードがグンとアップします。マウス操作を減らしてキーボードだけでザクザク進めるコツをここで紹介します。
- ⌘C / ⌘V:選択したファイルをコピーして貼り付け。フォルダ間の移動でも同じ手順でOK。
- ⌥⌘V:コピー先に移動、貼り付けと同時に元ファイルを移動させたいときに便利。
- ⌘⌫:ごみ箱へ即送信。複数選択すればまとめて片付くので整理の手間がグッと減ります。
- Enterキー:選択中のファイル名をすぐに編集。名前付け直しが頻繁にあるときは手放せないショートカットです。
- ⌘D:ファイルをさっと複製。オリジナルを残しつつコピーを作りたいときに重宝します。
これらを覚えておくと、一つずつマウスで右クリックする手間がなくなり、フォルダ整理や資料作成の下準備がサクサク進みます。
①⌘+Cでコピーし⌘+Vでペースト
コピーしたいテキストやファイルを選んで、⌘キーを押しながらCキーを押します。Finderやテキストエディタ、ウェブページなど、どこでも同じ操作で選択内容をつかんでおけます。
貼り付けたい場所へカーソルを移動し、⌘+Vを押すとコピーした内容がすぐに出てきます。ファイルの中身をすぐ見せたいときもサクッと貼り付けられるので便利です。
ファイルをドラッグで移動せずコピーしたいときは、⌥キー(オプション)を押しながらドラッグすると、同じフォルダ内でもコピーが作成できます。
②⌘+Option+Vで移動(カット&ペースト)
Finderで移動したいファイルやフォルダをクリックして選択します。そのまま⌘+C
を押してコピーします。
Finderサイドバーやデスクトップから保管先のフォルダを開きます。ウィンドウが複数あるときは、確実に目的の場所へ切り替えます。
コピーした状態で⌘+Option+V
を押すと、ファイルが“カット&ペースト”の動きで移動します。ボリューム(ドライブ)が同じなら瞬時に移動完了です。
別ボリューム間では一度コピーしてから元を削除する流れになるので、大きなファイルは時間がかかることがあります。
③Enterで名前を変更し⌘+Enterで確定
Finderでファイルやフォルダを選んだ状態でEnterキーを押してください。
名前が入力可能になり、青い枠が表示されます。
新しい名前を入力し終えたら⌘キーを押しながらEnterキーを押してください。
これで編集が確定し、次の操作にスムーズに移れます。
④⌘+Deleteでゴミ箱に入れる
Finderでファイルやフォルダを選んだら、⌘キーとDeleteキーを同時押しするだけでゴミ箱にポイできます。
Finderでゴミ箱に入れたい項目をクリックして選びます。
⌘キーとDeleteキーを同時に押して、直感的にゴミ箱へ移動します。
ゴミ箱に入れただけではファイルは完全に消えません。削除を確定するには⌘+Shift+Deleteでゴミ箱を空にしてください。
ウインドウと表示の切り替えショートカット

Finderの作業中に複数のウインドウや表示をいちいちマウスで探すと時間がかかります。⌘キーを使った切り替えショートカットを覚えると、キーボードだけでさっと動かせて作業がぐっとスムーズになります。
- ⌘ + `:同じアプリ内のFinderウインドウを順番に切り替える
- ⌘ + ⇧ + [/⌘ + ⇧ + ]:Finderのタブを前後に移動する
- ⌘ + オプション + S:サイドバーの表示/非表示をトグルする
- ⇧ + ⌘ + P:パスバー(フォルダ階層)の表示/非表示を切り替える
- ⌘ + /:ステータスバーの表示/非表示を切り替える
①⌘+1〜4で表示モードを切り替える
Finderを前面にした状態で⌘+1〜4を押すだけで、ウィンドウの表示スタイルがスムーズに切り替わります。どれも一瞬なのでマウス操作よりずっと速くフォルダ内を確認できます。
⌘+TabキーやDockからFinderを選んで、操作対象にしてください。
⌘+1:アイコンビュー、⌘+2:リストビュー、⌘+3:カラムビュー、⌘+4:ギャラリービューと、数字キーごとにビューが変わります。
複数のFinderウィンドウを開いているときは、切り替えたいウィンドウを最前面にしてからショートカットを使うと意図したビューに変わります。
②⌘+Tで新規タブを開く
Finderが前面にあることを確認してから、⌘+Tを押してください。目の前のフォルダと同じ場所で新しいタブがぱっと開きます。
作業中のフォルダが増えてきたら、この方法でさっとタブを作っておくと、ウィンドウをたくさん開かずにすっきり管理できます。
③⌘+Wでタブまたはウインドウを閉じる
Finderのウインドウがアクティブな状態で⌘+W
を押すと、開いているタブをひとつ閉じられます。
タブがひとつもない場合はウインドウそのものが閉じるので、デスクトップをすっきり保てます。
プログラミング作業中にファイルを開きすぎたときは、このショートカットでさくっと片付けられて、とても助かります。
④⌘+Option+SpaceでSpotlight検索を呼び出す
キーボードで⌘+Option+Spaceを同時に押します。これだけで画面中央に検索ボックスが現れるので、アプリやファイルの起動が一瞬で完了します。
プログラマーならではのポイント:コマンド名や設定項目もSpotlightから直接入力できるので、メニューをたどる手間が省けます。
Finderショートカットを応用して作業時間を半分にするアイデア

応用テクニック | どう役立つか |
---|---|
サイドバーに頻出フォルダをドラッグ追加 | ⌘1から⌘9で呼び出せるようになり、よく使うフォルダへのアクセスが一瞬で済む |
スマートフォルダを⏎で開く | よく使う検索条件を登録しておけば、ワンクリックで該当ファイル群がズラッと表示される |
タブ切り替え⌘T/⌘Wをマスター | 複数フォルダをタブで整理すると、ウィンドウごとの移動が不要になりファイル操作がスムーズ |
エイリアス作成⌘Lで即リンク | よく移動する場所へのショートカットを作っておけば、フォルダ間のコピー移動がサクサク進む |
Automatorサービスと連携 | 選択した画像や書類に素早くリネーム・形式変換をかけられるから、手作業の手間を大幅カット |
この表の応用テクニックを組み合わせれば、Finderの操作がまるでスポーツのリレーのように速くつながります。次からは具体的な手順とプログラマー視点のコツも交えながら、使いこなしのポイントを見ていきましょう。
クイックルックでプレビューを一瞬で確認

Finderでファイルを選んだら、キーボードのSpaceキーを押すだけで中身がぱっと表示される機能がクイックルックです。いちいち対応アプリを起動しないから、画像やPDFはもちろん、テキストやコードファイルまで手軽にチラ見できて作業の流れが途切れません。
複数ファイルを選択して矢印キーで次々と中身を確認したり、プラグインを入れて対応形式を増やしたりすると、より自由度がアップします。実務でパッと内容を把握したいときに重宝するので、まずは基本のSpaceキー操作を身につけてみてください。
Spaceキーで選択ファイルをプレビュー
Dockやデスクトップ、あるいはFinderウインドウからプレビューしたいファイルをクリックして緑色の選択枠を表示させます。
キーボードのSpaceキーを軽く押すと、選んだファイルが画面中央に大きくポップアップ表示されます。
ShiftやCommandで複数選択した状態でSpaceキーを押すと、プレビュー画面で左右の矢印キーを使って次々に確認できます。
Optionキーを押しながらSpaceを使うと、インスペクタ付きプレビューが開き、サイズや解像度など詳しい情報も同時に見られます。
Quick Lookは純正の便利機能ですが、ファイルを編集する場合はプレビュー画面の「開く」ボタンかダブルクリックで通常のアプリを起動してください。
Option+Spaceで全画面プレビュー
Finderで全画面プレビューしたいファイルをクリックして選びます。
キーボードのOptionキーを押しながらSpaceキーを押すと、Quick Lookが全画面になります。
全画面プレビュー中はEscキーかSpaceキーを押すと、元のFinder画面に戻ります。
Option+SpaceはSingleファイルだけでなく、複数選択時に左右矢印キーで次のファイルに移動しながらプレビューできるポイントがあります。
タグとサイドバーを色で整理

Finderのタグを色分けすることで、ファイルを開かなくてもひと目で重要度や種類がわかるようになります。たとえば、赤タグは至急対応、青タグはリファレンスといった具合に運用すると、迷わず開けて作業がスムーズになります。
サイドバーにはよく使うタグをドラッグ&ドロップで登録しておくと、フォルダを探す手間がゼロに。サイドバー内のタグ名をクリックすれば、該当するファイルだけをまとめて一覧できるので、時間を大幅に節約できます。
ファイル名検索に頼らず色で整理する習慣を付けると、キーボードショートカットでサイドバーを呼び出すだけで必要な資料やプロジェクトフォルダにすばやくアクセスできるようになります。
⌘+Control+1〜7でカラータグを付ける
Finderでカラータグを付けたいファイルまたはフォルダをクリックして選択してください。
⌘キーとControlキーを押したまま1〜7のいずれかの数字キーを押してください。数字ごとに設定された色が即座にタグへ反映されます。
サイドバーやアイコン上でカラータグが表示されたら操作完了です。複数項目に同じ操作を繰り返すと整理がはかどります。
注意:Finderの「表示」メニュー→「タグバーを表示」がオンになっていると、色の反映を見逃しにくくなります。
サイドバーにドラッグしてよく使うフォルダを固定
Finderをアクティブにして、サイドバーに登録したいフォルダをウインドウ右側から左側のサイドバーまでドラッグします。
サイドバー上に青い挿入ポイントの線が出たらそこでドロップしてください。これでフォルダが常に表示されるようになります。
フォルダの並び順を変えたいときは、サイドバー内で上下にドラッグすれば移動できます。
サイドバーに固定したフォルダはドラッグ&ドロップで簡単に外せるので、使わなくなったときは整理しておくとすっきり保てます。
サービスとオートメータで独自ショートカットを作る

Macの「サービス」とAutomatorを組み合わせれば、ちょっと変わった動きをする独自のショートカットが作れます。普段のFinder操作に新しい機能を追加して、ファイル名一括変更や画像形式変換など、よく使う処理をサクッと呼び出せます。
- カスタムワークフローの共有が便利:Automatorで作った手順をまとめてひとつのサービスとして登録できます。
- キーボードショートカットに割り当て:システム環境設定→キーボード→ショートカットで好みのキーにリンクできます。
- どのアプリからも呼び出し可能:Finderはもちろんテキストエディタやプレビューでも同じ処理が使えます。
システム設定→キーボード→キーボードショートカットで設定
画面左上のAppleメニューから「システム設定」を選びます。Dockにある歯車アイコンからも開けます。
左サイドバーの「キーボード」をクリックします。ここに各種入力設定がまとまっています。
上部タブの「キーボードショートカット」をクリックして、ショートカット一覧画面に切り替えます。
リスト左下の「+」ボタンを押して、新しいショートカットを登録します。
アプリケーション欄で「Finder」を選び、メニュータイトルを正確に入力して、希望のキーを割り当てたら「追加」をクリックしましょう。
メニュータイトルはアプリの表示と全く同じ名前で入力しないと動作しません。日本語の全角スペースや「…」の有無にも気をつけましょう。
Automatorでワークフローを作り⌘+Shift+任意キーに割り当て
Automatorを使ってまずはクイックアクションを作ります。そのあとシステム環境設定から⌘+Shift+好きなキーを割り当てる流れです。
SpotlightやLaunchpadでAutomatorを起動し、新規書類で「クイックアクション」を選びます。ワークフローの入力を「なし」に設定してから実行したいアクション(シェルスクリプトの実行など)をドラッグ&ドロップしてください。
画面左上の「ファイル」→「保存」をクリックし、わかりやすい名前を付けます。たとえば「OpenMyScript」など、自分が呼び出すときに思い出しやすいものがおすすめです。
システム環境設定>キーボード>ショートカット>サービスを開き、先ほど作成したクイックアクションを探します。項目の右側をクリックして⌘+Shift+任意のキーを入力すれば割り当て完了です。
既存のショートカットと重複すると動作しないので注意してください
よくある質問

- Finderのショートカットが反応しない場合はどうすればいいですか?
システム環境設定のキーボード画面でショートカットの重複やオフになっている箇所をチェックしましょう。それでも直らないときはMacを一度再起動してみると復活することがあります。
- 自分好みのFinderショートカットを作れますか?
システム環境設定→キーボード→ショートカット→アプリケーションショートカットから追加できます。Finderを選んでメニュー名とキーを登録すればすぐに使えますよ。
- たくさんあるショートカットを効率よく覚えるコツは?
よく使う操作から順に絞り込んで、ポストイットに書いて画面脇に貼ると自然と手が動きます。実際に使いながら定着させるのがいちばん効果的です。
ショートカットが反応しないときは?
ショートカットが反応しないと、つい手が止まってしまいますよね。そんなときは以下の方法を試してみてください。
- Finderをアクティブにする:⌘+TabでFinderを選んでからショートカットを押してください。
- Fnキーの挙動を確認する:システム設定→キーボード→「F1、F2キーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックを入れてみましょう。
- フルキーボードアクセスを有効化する:システム設定→キーボード→「キーボードショートカットをナビゲーションに使用」を「全てのコントロール」に変更します。
- ショートカットの競合をチェックする:システム設定→キーボード→ショートカット→「アプリケーション」内のFinderを選び、同じ組み合わせがほかのコマンドに割り当てられていないか確認してください。
- 再起動または再ログイン:設定を変更したら再起動すると確実に反映されます。
Touch Bar搭載モデルでは、「Touch Barに表示」からファンクションキーを呼び出す必要がある場合があります。
Windows配列のキーボードでも同じ操作はできる?
Windows配列のキーボードでもFinderのショートカットはほとんど同じように使えます。WindowsキーがMacの「コマンドキー」として動作し、AltキーがMacの「オプションキー」に相当しますので、ショートカットのキー組み合わせは読み替えるだけでOKです。
もしキー配置がしっくりこないときは、システム環境設定の「キーボード」→「修飾キー…」からWindowsキーと他のキーを入れ替えできます。はじめは少し戸惑うかもしれませんが、設定を変えるとMac標準のキー配置に近づくので自然にショートカットが使えるようになります。
もっと細かくカスタマイズしたいときは、Karabiner-Elementsなどのツールを使うとキーごとに自由な割り当てが可能です。ただ、初めは標準設定のまま慣れていくのがおすすめですので、まずはWindows配列でも十分機能することを楽しんでみてください。
覚えきれない場合のコツは?
ショートカットを何度も使っていると自然に手が動くようになりますが、最初は覚えきれず戸惑うこともありますよね。
- よく使う操作だけ絞り込む:全コマンドを一度に覚えようとせず、ファイル整理やフォルダ移動など日常的に使うものだけをまずマスターしましょう。
- 視覚に頼るメモを作成:机の目立つ場所にキートップ図付きの紙を貼るか、デスクトップにショートカット一覧を常駐させると安心感がアップします。
- 実際の作業で練習:設定フォルダを開くたびに⌘+Shift+Gを使うなど、必要な場面で意識的にショートカットを入力して筋肉記憶に落とし込みましょう。
- ショートカット管理アプリを活用:AlfredやCheatSheetなどを使うと、キーを長押ししたときに一覧がポップアップして覚えやすくなります。
カスタムショートカットはどこで設定する?
カスタムショートカットはmacOSのシステム設定で行います。Spotlight(画面右上の虫眼鏡アイコン)からシステム設定を開き、サイドバーの「キーボード」を選んでください。
次に「ショートカット」タブをクリックし、一番下にある「アプリケーションショートカット」を選ぶと、Finderを含む任意のアプリで独自キーを追加できます。メニュー項目名を正確に入力すれば、頻繁に使うコマンドもすぐに呼び出せるようになります。
たとえば「新規タブを開く」や「新規ウィンドウを開く」などを自分が押しやすいキーに割り当てると、マウス操作を減らせて作業がさらにスムーズになります。
最新macOSでも同じキー割り当て?
いつも使っているFinderのショートカット、最新のmacOSでも同じキー割り当てでサクサク動くか不安になりますよね。安心してください。コピー&ペーストの⌘+C/⌘+Vや新規ウインドウの⌘+N、フォルダ作成の⌘+Shift+Nなど、定番の組み合わせは以前とまったく変わらず使えます。
ただし、fnキーの設定やTouch Bar対応機能をオンにしていると、ファンクションキー優先モードになったり、クイックアクションの独自ショートカットが追加されたりする場合があります。基本の割り当てはそのまま頼れるので、まずは慣れたキー操作でFinderを楽しんでみてくださいね。
まとめ

これまでFinderの基本ショートカットから実体験ベースの応用技までお伝えしました。ファイル選択やコピー&ペーストなど毎日使うキーをまずは押せるよう練習してみてください。
次にカスタムショートカット設定やタブ操作を取り入れれば、フォルダ整理や大量ファイル操作も一気にスピードアップできます。紹介した手順どおりに進めるだけで、いつの間にかFinder操作が楽に感じられるはずです。
少しの積み重ねで作業時間がぐんと短くなります。今日から紹介したテクニックを実際の作業に取り入れて、パソコンライフをもっと快適に楽しんでみてくださいね。