Macを使い始めたばかりで、よく使うアプリを素早く起動したいのに「dockに追加」がうまくできず、あれこれ試しても手間取っていませんか?
このガイドでは、ドラッグ操作から設定メニューの裏ワザまで、実際に現場で何百台も設定してきた経験をもとに、確実にアイコンを固定して作業時間を短縮する方法と、すぐに役立つ整理術を分かりやすくまとめています。
手順を追うだけで迷わず設定できるので、読み終えたその瞬間からDockが頼れるランチャーに変わります。さっそく一緒に操作して、毎日の起動ストレスをきれいに解消しましょう。
Dockにアプリを追加するやさしいステップ

Dockにアプリを追加する方法は大きく分けて3つあります。FinderやLaunchpadを使って直感的に操作できるので、慣れないうちはそれぞれ試してみるといいですよ。
- Finderからドラッグ:アプリケーションフォルダを開き、Dockに追加したいアプリをそのままDockの右側(仕切り線より外側)にドラッグします。
- Launchpadからドラッグ:Launchpadを開いてアプリアイコンを長押しし、アイコンがプルプル震えたらDockにドラッグします。
- Spotlightから直接:⌘+スペースでSpotlightを開き、アプリ名を入力後、検索結果のアイコンをDockにドラッグします。

プログラマー目線だと、好みの順番に整理したり不要なアイコンをTerminalコマンドでまとめて外すこともできます。Dockの設定は~/Library/Preferences/com.apple.dock.plist
に保存されているので、バックアップしておくと安心です。
LaunchpadからドラッグしてDockに追加する方法


LaunchpadはまるでiOSのホーム画面みたいにアプリがタイル状に並ぶから、Finderでフォルダを探す手間なしに直感的に操作できるのが魅力です。この方法なら普段あまり触らないアプリでも、アイコンを見つけてドラッグするだけでDockに追加できるので、初心者でも迷わずサクッと登録できます。
それに、Launchpadの検索欄にアプリ名を入力すると瞬時に絞り込まれるので、大量のアプリの中から目的のものをピンポイントで選べるのも便利です。App StoreからインストールしたソフトをDockに並べたいときや、よく使うツールを手軽に配置したいプログラマーにもおすすめです。
①LaunchpadアイコンをDockからクリック
画面下部のDockにあるロケットのアイコンを見つけてください。マウスカーソルを合わせたら、優しくクリックしてください。
②追加したいアプリを長押しして選択
LaunchpadやFinderのアプリケーションフォルダで、追加したいアプリのアイコンを見つけたら、そのままアイコンを押し続けます。アイコンが小刻みに揺れたり、少し浮いたように見えたりしたら長押しが成功しています。
③アプリアイコンをDockへドラッグ
Finderの「アプリケーション」フォルダを開くかLaunchpadで追加したいアプリアイコンを探します。
アイコンをクリックしたままドラッグするとDockが少し持ち上がるので好きな位置まで移動させ指を離します。
これでDockにアイコンが固定されワンクリックで起動できるようになります。
ポイント:Dock上のアイコンはドラッグで簡単に入れ替えできるのでよく使う順番に並べておくと便利です。
④好きな場所で指を離して固定
アプリアイコンをドラッグで好みの場所へ移動させたら、そのまま指を離してください。アイコンがその位置にびしっと固定され、Dockがスッキリ整います。
Finderからアプリケーションフォルダ経由で追加する方法


Finderで「アプリケーション」フォルダを開くと、インストール済みのアプリが一覧で並びます。起動していないアプリも一目で見つかるので、初心者でも迷わず操作できます。
追加したいアプリをDock上の好きな場所へドラッグ&ドロップするだけで登録が完了します。手順がシンプルなので慌てずに進められますし、プログラマーが複数台のMacで同じDockレイアウトを再現するときにも役立ちます。
①Finderを開いてサイドバーのアプリケーションを選ぶ
Dockに登録したいアプリが入っている場所をまずは探します。
画面左端のFinderアイコンをクリックしてウィンドウを開き、サイドバーにあるアプリケーションを選んでください。
プログラマー視点のヒント:サイドバーに登録された項目が多すぎると迷いやすいので、よく使うアプリ以外は右クリックから「サイドバーから削除」しておくとすっきりします。
②目的のアプリを見つけてクリック長押し
Launchpadやアプリケーションフォルダで追加したいアプリアイコンを探し、マウスクリックやトラックパッドで約1秒間長押ししてください。
アイコンが軽く揺れている状態になったら、Dockに追加できる準備が整ったサインです。
③Dockへドラッグして配置
FinderまたはLaunchpadから追加したいアプリのアイコンをクリックしたままDockまでドラッグします。アイコンの間にスペースが表示されたら、その位置でマウスまたはトラックパッドから指を離してください。
Launchpadからドラッグするときはアイコンがゆらゆら揺れたらドラッグ可能な合図なので安心してください。
④位置を調整して指を離す
アイコンをドラッグしている間、Dockのほかのアイコンが左右にスライドします。ドック上で空いたスペースが表示されたら、狙った場所にぴったり重なるようにアイコンを移動しましょう。
配置したい位置が決まったら、画面から指をそっと離してみてください。アイコンがゆらりと落ち着けば、追加完了です。
アイコン同士の間隔が狭くてうまく入らないときは、一度既存のアイコンを少し横にずらしてスペースを作るとスムーズに配置できます。
起動中のアプリをDockにそのまま固定する方法


起動中のアプリは、DockのアイコンをControlキー+クリック(または右クリック)して〈オプション〉→〈Dockに追加〉を選ぶだけでそのまま固定できます。この方法なら、FinderやLaunchpadを開かずに今使っているアプリをすぐDockに登録できるので、よく使うツールは手間なく並べておけてとても便利です。
①Dockの起動中アイコンを右クリック
Dockに並ぶアプリアイコンをトラックパッドで二本指クリックまたはマウスの右ボタンでクリックしてください。Ctrlキーを押しながらクリックすると、タッチ操作の代わりになります。
②オプションを選んでDockに保持をクリック
Dock上のアプリアイコンをcontrolキーを押しながらクリックしてコンテキストメニューを開きます。メニューからオプションをポイントするとサブメニューが現れるので、その中のDockに保持をクリックしてください。
③アイコンが常駐したことを確認
アプリをDockに追加したら、一度起動してみましょう。起動中はアイコンがバウンスし、下に小さな●が表示されます。アプリを終了してもDock上にアイコンが残っていれば、常駐に成功しています。
Dockに追加できたらもっと便利!KenS流応用ワザ


Dockにお気に入りを並べたら、さらに便利に使いこなせるKenS流の応用ワザをご紹介します。日々の操作がグンとラクになるちょっとしたコツを集めました。
応用ワザ | できること |
---|---|
フォルダスタック | よく使うフォルダをアイコンにまとめて整理できる |
最近のアプリを表示 | 頻繁に使うアプリへすぐアクセスできる |
隠しアプリの追加 | ターミナルから普段表示されないアプリをDockに登録できる |
ショートカットキー設定 | キーボードから直接Dockアイテムを起動できる |
どのワザも設定はサクっと終わるので、ぜひ試してみてくださいね。
フォルダをスタックにして一括アクセス


プロジェクトごとに散らばったフォルダをまとめたいときは、Dockにスタック化しておくとすごく便利です。
フォルダをDockにドラッグすると自動でスタック表示に変わり、アイコンをクリックするだけで中身をリストやグリッドでパッと開けます。ファイルやサブフォルダにすぐたどり着けるので、Finderを行ったり来たりする手間がグンと減ります。
①Finderでフォルダを選んでDockへドラッグ
Finderを起動して、Dockに追加したいフォルダを開きます。
Finderサイドバーや任意の場所から、Dockに追加したいフォルダアイコンを探します。
フォルダアイコンをDockの右側(アプリケーションアイコンの仕切り線より右)にドラッグし、ポインタを離します。
フォルダはアプリエリアではなく仕切り線より右側に追加してください。
②表示形式をスタックに変更する
Dockに置いたフォルダアイコンをcontrolキーを押しながらクリックまたは右クリックしてください。
表示されたメニューから「表示形式」を選び、その一覧にある「スタック」をクリックします。
これでフォルダの中身が重なった形でまとめられ、クリックすると縦に展開してすばやくファイルにアクセスできるようになります。
③並び順や表示方法を好みに合わせて選ぶ
Dockに追加したアプリをドラッグしたまま左右に動かすと、好みの順番に並び替えられます。不要な隙間が出ないようにアイコン同士をピタッとくっつけるとうまく配置できます。
Appleメニューから「システム設定」を開き、「Dockとメニューバー」を選びます。サイズスライダーでアイコンサイズを調整でき、拡大表示(マグニファイ)もオンにできます。自動表示/非表示や画面のどこに配置するかもここで選べます。
アプリによってアイコンが似ている場合、よく使うものにDockショートカットを作成すると迷いが減ります。
右クリックメニューで起動オプションを変える


Dock上のアプリアイコンをControlキー+クリック(またはトラックパッドで二本指クリック)すると、すぐに表示されるメニューから起動に関する設定を変えられます。オプションを開くと「ログイン時に開く」「Dockに残す」「新規ウインドウで開く(対応アプリのみ)」などが選べるので、よく使うアプリは自動起動にしておけば作業のたびに手動で立ち上げなくてすみます。さらにスクリプトや自動処理を組み合わせると、起動時に特定のプロジェクトフォルダを自動で開くようにできるので、プログラマーの仕事がサクサク進みます。
①Dockのアイコンを右クリック
Dock内に並んでいるアプリアイコンにカーソルを合わせてから、マウスの右ボタンかトラックパッドの二本指タップで押します。
もしコンテキストメニューが出ないときは、「システム環境設定」>「トラックパッド」>「副ボタンクリック」がオンになっているか確認してみましょう。
キーボードに慣れてきたら、Controlキーを押しながらクリックする方法も覚えておくと作業がもっとスムーズになります。
②オプションからログイン時に開くを選ぶ
Dockに追加したアプリのアイコンをcontrolキーを押しながらクリックします。
表示されたメニューから「オプション」にカーソルを合わせます。
「ログイン時に開く」をクリックするとチェックマークが付き、次回から自動で立ち上がるようになります。
注意:一部のシステムアプリはログイン項目に追加できない場合があります。
③後で解除したいときはチェックを外す
Dockから消したいアプリのアイコンを右クリックしてメニューを開き、オプションを選びます。その中にある[Dockに保持]のチェックを外すとアイコンがDockからすっきり消えます。
Dockの位置とサイズをサッと調節


Dockはよく使うアプリをパッと呼び出せる心強い場所です。でも「Macの画面が狭くなっちゃった」「Dockのアイコンが見づらいな」と感じることはありませんか。
そんなときはDockの位置やアイコンサイズをサッと変えてみましょう。自分の作業スタイルに合わせるだけで、画面を広く使えたり、アプリ切り替えがよりスムーズになります。
- Dockの位置を変える:画面上下左右どこに置くか選べるので、作業領域を広く取れます。
- アイコンのサイズを調節:小さくすればたくさん並べられ、大きくすれば視認性がアップします。
- 最適な表示スタイル:自動的に隠す設定を併用すると、普段は画面をすっきり使えて必要なときだけ呼び出せます。
これらを組み合わせると、Dockを自分専用のランチャーとしてさらに活用できます。
①システム設定を開いてデスクトップとDockをクリック
まず画面左上のAppleマークをクリックするとメニューが開きます。ここでシステム設定を選んでください。設定画面が開いたら左側のリストからデスクトップとDockをクリックしましょう。
②スライダーでサイズを動かす
画面左上のAppleメニューをクリックし「システム設定」を選びます。サイドバーから「デスクトップとDock」を探してクリックしてください。
「Dockの表示」セクションにあるサイズスライダーを左右に動かしてアイコンの大きさを好みのサイズに調整します。リアルタイムでDockのアイコンが変わるのを確認しながら操作できるので迷わずに済みます。
あまり大きくしすぎるとDockが画面の半分以上を占有する可能性があります。ほどよいサイズを探しながら調整しましょう。
③画面の左右下から好きな位置を選択
ドラッグ中のアイコンがDock上を移動すると、周りのアイコンが開いてスペースができます。その開いた位置がドロップ可能な場所です。画面下の左右どちらでも好きな隙間に置いてみてください。アプリは画面中央寄り、フォルダやゴミ箱は右側に並ぶので、アプリは左側エリアに落とすと整理しやすいです。
よくある質問


- Dockに追加したアプリが消えてしまったのですが、どうしたらいいですか?
Dockからアプリが見当たらないときは、アプリ名をSpotlightで検索して、Finderから再びDockへドラッグしてください。それでもすぐに消える場合はDockの設定ファイルをリセットすると安定します。
- Dockにフォルダを追加することはできますか?
はい、フォルダも同じようにDockにドラッグできます。Finderで目的のフォルダを選び、Dockの右側(仕切り線より右)へ移動してください。表示方法は「フォルダを開くスタイル」で切り替えられます。
- 大量のアプリをまとめてDockに追加するコツはありますか?
Automatorやシェルスクリプトを使うと効率的です。実体験では以下のようなコマンドで一括追加できます。
defaults write com.apple.dock persistent-apps -array-add '{"tile-data":{"file-data":{"_CFURLString":"/Applications/Example.app","_CFURLStringType":0}}}' killall Dock
スクリプトをまとめて実行すると一気にDockへ反映されるので便利です。
アプリをDockに追加できないときはどうする?
Dockにアプリを追加できないときはいくつかチェックポイントがあります。ささっと確認してみましょう。
- Finderから正しくドラッグ:アプリを/Applicationsフォルダから直接ドラッグしてみる。
- Dockの再起動:Terminalで
killall Dock
を実行してDockをリフレッシュ。 - システム設定の権限確認:セキュリティとプライバシーのアクセシビリティやフルディスクアクセスを見直す。
- アプリの再インストール:念のためアプリを一度ゴミ箱に移動し、再びインストールしてみる。
Dockに置いたアイコンが消えたのはなぜ?
Dockに置いたアイコンがいつの間にか消えてると、ちょっとドキッとしますよね。実は複数の理由が考えられます。
- マニュアルでアイコンを外しちゃった:誤操作でDockから外れていることがあります。
- macOSのアップデート:アップデート完了後に設定が初期化される場合があります。
- Dock設定ファイルの破損:設定ファイル(plist)が壊れていると反映されないことがあります。
次のステップでは、これらの問題をどう直すか具体的に見ていきましょう。手元のDockが元どおりになるようにサポートします。
フォルダやファイルもDockに置ける?
Dockの仕切り線(アプリの右側)にはフォルダやファイルをドラッグして置けます。よく使う開発プロジェクトのフォルダや資料フォルダを置いておくと、Finderを毎回開く手間がなくなり、一瞬で目的の場所にアクセスできます。
フォルダを置くと自動で「スタック」という一覧表示になり、中身をサムネイルやファイル名でさっと見渡せるのも便利です。ソースコードを扱うときはグリッド表示、ドキュメント中心ならファン表示など、好みに合わせたスタイルで使い分けると作業効率がさらにアップします。
Dockのアイコンサイズをもっと細かく調整できる?
Dockアイコンは「システム設定」の「Dockとメニューバー」でサイズを変更できるけど、スライダーの目盛りだけだから細かい調整は難しいですよね。
実はTerminalを使えばピクセル単位で好きな数値を指定してDockアイコンの大きさを変えられるんです。
標準設定以上に小さくしたり大きくしたりできるので、Dockをより自分好みに仕上げたいときにぴったりです。コマンド操作に慣れてきたらぜひ試してみてくださいね。
まとめ


ここまでの手順を振り返ると、FinderやLaunchpadからドラッグするだけでアプリをDockへ登録できましたね。思いどおりの位置に並べておくことで、次からはワンクリックでお気に入りアプリを呼び出せます。
さらにControlキー+Dockアイコンでクイックアクションを開いたり、フォルダをまとめたスタック機能を活用すると、作業効率がグンとアップします。ぜひ今日からDockを自分流にカスタマイズして、もっと快適なMacライフを楽しんでください。