Macタイムマシン使い方ガイド!はじめてでも安心バックアップ

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Macタイムマシン使い方ガイド!はじめてでも安心バックアップ

Macを手にしたばかりでタイムマシンの使い方がいまいちつかめず、大切なデータが守れるのか不安ではありませんか?

このガイドでは外付けHDDから家庭用NASまで実践してきた確かな手順を順序通りに示し、数クリックで安全なバックアップを動かしながら、もしもの復元もスムーズに行えるようコツと注意点を用意しています。

準備するのは対応ディスクと少しの時間だけですので、説明通りに進めてMacを守りきり、最後にタイムマシンの復元画面でファイルが戻る様子を確認し、安心できる環境を手に入れてください。

目次

Macでタイムマシンを設定して初めてのバックアップを取る流れ

Macでタイムマシンを設定して初めてのバックアップを取る流れ

Time Machineで最初のバックアップを取る流れは、とってもかんたんです。外付けドライブをつなぎ、設定画面でバックアップ先を選ぶだけでOKです。

  1. バックアップ用の外付けドライブを用意する
  2. ドライブをMacに接続して「ディスクユーティリティ」でフォーマットを確認する
  3. 「システム設定」からTime Machineを開き、バックアップ先ディスクを選ぶ
  4. 「バックアップを自動作成」をオンにして、初回バックアップを開始する
  5. メニューバーのアイコンで進行状況を確認し、完了したら安全に取り外す

SSD接続なら初回バックアップが驚くほど速くなります。大きな動画や仮想マシンファイルは一時的に除外設定にするとスムーズですよ。

外付けHDDでバックアップする

外付けHDDでバックアップする

外付けHDDはUSBケーブルをつなぐだけで使えるシンプルさがうれしいポイントです。ネットワーク環境に左右されずに高速なデータ転送が期待できるので、バックアップ中のもたつきを感じにくいですよ。

  • コストパフォーマンス抜群:大容量HDDは割安に手に入るので、長期保存にも安心です。
  • 持ち運び可能:必要なときにデータを持ち出せるので、万が一のトラブルにも対応しやすいです。
  • 設定がかんたん:FinderからTime Machineの保存先に選ぶだけで準備完了します。
  • 安定した速度:USB3.0以上を使えば大きなファイルもストレスなくバックアップできます。

①外付けHDDをMacに接続する

外付けHDDをMacに差し込むのは意外とシンプルです。ケーブルの向きを合わせて、グッと奥まで差し込みましょう。

手順
外付けHDDをMacに接続

USB-CポートにHDDのケーブルをまっすぐ差し込みます。USB-A端子の場合は付属の変換アダプタを使ってから接続してください。

接続後、Finderを開いてサイドバーにドライブ名が表示されているか確認しましょう。

ケーブルの抜き差しは衝撃を与えないようゆっくり行ってください。

バスパワー駆動のHDDは直挿しすると安定しやすいです。

②FinderでHDDを初期化する

手順
FinderでHDDを初期化する

外付けHDDをMacに接続してFinderを開き、サイドバーの「場所」欄で該当するドライブ名を探します。

ドライブ名を右クリックし、表示されたメニューから「消去」を選びます。

「消去」画面で以下を設定します。フォーマットはMac OS拡張(ジャーナリング)、名前はTime Machine用に分かりやすい名称にしておきましょう。

設定が完了したら画面右下の「消去」ボタンをクリックします。初期化が終わるまでしばらく待ちます。

初期化するとドライブ内のデータはすべて消えます。必要なものは事前にバックアップしてください。

外付けHDDは直接USB接続が安定します。ThunderboltやUSB-Cケーブルでつなぐと速度も快適です。

③システム設定を開く

手順
システム設定を開く

画面左上のアップルマークをクリックして「システム設定」を選びます。

設定アプリが立ち上がるとバックアップ先の指定やディスク認識状況を確認しやすくなります。

カスタムメニューを使っていると「システム環境設定」と表示される場合があります。

Spotlight(⌘+スペース)で「システム設定」と入力して起動する方法も便利です。

④一般をクリックしてタイムマシンを選ぶ

手順4
一般をクリックしてタイムマシンを選ぶ

システム設定の左側にある一般をクリックしてください。そのあと表示されるリストからTime Machineを選ぶとバックアップの詳細設定画面が開きます。

⑤バックアップディスクを追加を押す

「バックアップディスクを追加」をクリックすると接続中の外付けHDDやSSD、ネットワークドライブなどが一覧で表示されます。

バックアップ先にしたいディスクを選んで「ディスクを使用」を押すと、Time Machineのバックアップ先に追加されます。

暗号化して保存したい場合は、追加前にバックアップを暗号化にチェックを入れてください。パスワードを忘れるとデータが復元できなくなるので、控えを残しておくと安心です。

⑥接続したHDDを選び暗号化にチェックを入れる

手順
接続したHDDを選び暗号化にチェックを入れる

TimeMachine設定のディスク選択欄にある外付けHDD名をクリックします。続けてバックアップディスクを暗号化のチェックボックスにチェックを入れてください。

チェックを入れるとパスワード設定ウィンドウが開きます。忘れにくく他人に推測されにくい複雑なパスワードを入力しヒントも書き込みましょう。

⑦今すぐバックアップを作成を選ぶ

Time Machineの設定画面の下にある今すぐバックアップを作成ボタンをクリックしてください。選んだディスクに向けてバックアップがすぐにスタートします。

バックアップが進むと、メニューバーのTime Machineアイコンをクリックすると進行状況が確認できます。

ホームWiFi経由でNASにバックアップする

ホームWiFi経由でNASにバックアップする

自宅のWiFiネットワークを使ってNAS(ネットワーク接続ストレージ)にTime Machineバックアップを置くと、ケーブルレスで手軽にデータ保護ができます。

メリットとしては、Macを動かしたままでも自動的にバックアップできる手軽さが挙げられます。たとえば家族と一緒にリビングでくつろぎながら、裏で日々の写真や書類がしっかり保存される安心感があります。

ただしWiFi環境次第で転送速度が変わりやすいので、できれば5GHz帯の高速ルーターや中継機を使うとサクサク動いてストレスが減ります。

プログラマー視点のコツとしては、NAS側でTime Machine用にSMB共有をあらかじめ作成し、IPアドレスを固定しておくと接続トラブルが減ります。さらにゲストネットワークとは別VLANに分ければ、自宅の他の機器と干渉せずにバックアップが安定します。

①NASを同じネットワークに接続する

手順
NASを同じネットワークに接続する

まずNAS本体のLANポートとルーターをカテゴリ5e以上のLANケーブルで接続します。有線でつなぐとバックアップ中の通信が安定するのでおすすめです。Wi-Fi対応モデルならルーター管理画面の「デバイス追加」からSSIDとパスワードを入力してつなぎましょう。

ケーブル接続後ルーターの管理画面を開き、NASが同一サブネット(例:192.168.1.x)でIPアドレスを取得しているか確認すると安心です。

LANケーブルはギガビット対応のカテゴリ5e以上を選ぶと転送速度が安定します。

メッシュWi-Fiを使う場合は同じバンド(2.4GHzか5GHz)に揃えるとNASとMacの通信がスムーズです。

②NASの共有フォルダをTimeMachine用に設定する

手順
NAS管理画面にログインする

ブラウザでNASのIPアドレスを入力し、管理アカウントでサインインしてください。

手順
共有フォルダをTimeMachine用に作成

共通設定→共有フォルダ追加から、新規フォルダ名にTimeMachineなど分かりやすい名前を入力し作成してください。

手順
SMB共有設定とTimeMachineサポート有効化

SMBサービスを有効にし、共有フォルダのオプション設定でTimeMachine用バックアップをオンにしてください。

容量制限を設定しておくと、ディスクがいっぱいになるトラブルを防げます。

③システム設定のタイムマシンを開く

手順
システム設定のタイムマシンを開く

画面左上のメニューをクリックします。

「システム設定」をクリックしてください。

サイドバーを下にスクロールし、一般の下にある「Time Machine」を選びます。

「Time Machine」がすぐ見つからないときは、検索バーに「Time Machine」と入力すると便利です。

④ネットワークディスクを追加を押す

手順
ネットワークディスクを追加を押す

TimeMachineの画面右下にある「ネットワークディスクを追加」をクリックしてください。

表示されたダイアログで共有先のアドレスを入力します。smb://サーバー名/共有フォルダ名の形式にしてください。

初めて接続する場合はユーザー名とパスワードの入力が求められます。正しい情報を入力して「接続」を選んでください。

エンジニアのコツとして、事前にFinderで⌘+Kを押してサーバーに接続しておくと候補一覧に出やすくなり手間が減ります。

VPNやファイアウォールの制限で接続できない場合は、ネットワーク管理者に相談しましょう。

⑤表示されたNASボリュームを選び暗号化を有効にする

手順5
NASボリュームを選んで暗号化を有効にする

表示されたドライブ一覧から使いたいNASボリュームをクリックで選びます。

「バックアップを暗号化」にチェックを入れるとパスワード入力欄が表示されます。覚えやすく安全性の高いパスワードを入力してください。

実体験から言うと、暗号化を設定するとあとでバックアップデータを確認するときも安心です。

暗号化パスワードを忘れるとバックアップデータが使えなくなるので大切に管理してください。

⑥最初のバックアップが始まるまでMacをスリープさせない

手順
バックアップが始まるまでスリープをオフにする

画面左上のAppleメニューからシステム設定を選びます。

バッテリー(または省エネルギー)を開いてください。

「ディスプレイをスリープさせる」や「コンピュータをスリープさせる」を最長時間またはしないに設定して、Macが動き続けるようにします。

最初のバックアップが進行中か確認できたら、普段の設定に戻しましょう。

注意:長時間スリープをオフにするとバッテリーが早く減るので、電源接続中に行うか終わったら設定を元に戻してください。

AirPortTimeCapsuleでワイヤレスバックアップする

AirPortTimeCapsuleでワイヤレスバックアップする

AirPort Time Capsuleを使うと、Macを電源につないでおくだけで無線LAN経由で自動バックアップが進むからとても楽です。セットアップは初回だけでOKで、あとは一時間ごとに変更分をそっと保存してくれます。

とくにプログラミング中に仮にソースを壊しても、Time Machineのスナップショットから簡単に復元できるのがうれしいポイントです。バックアップデータはAESで暗号化できるので、外部からの不正アクセスも心配ありません。

①TimeCapsuleの電源とLANを接続する

手順
①TimeCapsuleの電源とLANを接続する

TimeCapsule背面の電源ポートに付属のACアダプタを差し込みます。そのままLANケーブルをTimeCapsuleのLANポートとルーターのLANポートにまっすぐ挿してください。

ACアダプタは純正を使うと安定します。LANケーブルは奥まで押し込んで「カチッ」と音がすることを確かめましょう。

②AirPortユーティリティで名前とパスワードを設定する

手順
AirPortユーティリティで名前とパスワードを設定する

Finderのアプリケーション>ユーティリティからAirPortユーティリティを起動します。

リストに表示されたTimeCapsule本体をクリックし、編集ボタンを押します。

「ベースステーション」タブを開き、ベースステーション名にわかりやすい名前を入力します。

同じ画面でベースステーションパスワードを英数字混在のものに設定すると安全に使えます。

続いて「ディスク」タブに切り替え、ディスクパスワードを入力するとバックアップ領域も保護できます。

画面右下の更新ボタンを押し、設定を適用するまで数十秒待ちます。

パスワードを忘れると再設定が面倒になるので、必ず安全な場所にメモを残しておきましょう。

パスワードは半角英数字8文字以上にすると破られにくく安心です。

③TimeCapsuleのディスク共有を有効にする

手順
AirPortユーティリティを起動する

アプリケーション>ユーティリティフォルダからAirPortユーティリティを開いてください。

Time Capsuleが一覧に表示されるので、アイコンをクリックして選択します。

手順
ディスク共有をオンに設定する

画面上部にあるディスクタブを開き、“ファイル共有を有効化”にチェックを入れます。

共有フォルダ名やアクセス権を設定して、パスワード保護を必ず有効にしてください。

共有設定後はMacのFinderでTime Capsuleのディスクが見えるか確認しましょう。

④システム設定のタイムマシンでTimeCapsuleを選ぶ

手順
システム設定からTimeCapsuleを選ぶ

画面左上のアップルマークをクリックして「システム設定」を開き、左側リストから「TimeMachine」を選択します。

バックアップディスクを追加」ボタンを押すと、ネットワーク上のTimeCapsuleが候補に表示されます。

表示されたTimeCapsuleを選んで「接続」をクリックすると、パスワード入力画面が出るので、AirPortユーティリティで設定したパスワードを入力します。

パスワードが通れば「ディスクを使用」をクリックして、バックアップ先にTimeCapsuleが設定されます。

同じWi-Fiネットワークに入っていないと候補に出ない場合があるので、MacとTimeCapsuleは同じルーター配下にしておいてください。

AirPortユーティリティでTimeCapsuleのIPアドレスや名前を事前に確認しておくと、選択ミスを防げます。

⑤バックアップ暗号化をオンにして使用を押す

手順
⑤バックアップ暗号化をオンにして使用を押す

バックアップ先の「バックアップを暗号化」にチェックを入れてから「使用」をクリックします。初めて暗号化を使う場合はバックアップ用のパスワード設定画面が表示されるので、忘れにくいパスワードを入力してください。

バックアップが終わったら試したいタイムマシン活用レシピ

バックアップが終わったら試したいタイムマシン活用レシピ

バックアップが終わるとホッとしますね。でもタイムマシンは単なる保存場所じゃありません。ここからは実際に使いこなすための、遊び心ある活用レシピをご紹介します。

レシピ名活用シーン/効果
個別ファイルの瞬間復元誤って上書きした書類だけを取り戻せるから、大事な変更を助けてくれる
過去バージョン比較チェック保存履歴をさかのぼって変更内容を確認すれば、修正ポイントがひと目でわかる
外付けドライブ移行新しいストレージにデータ一式をまるごと移せるから、機種変更や容量アップに便利
起動ディスクまるごと復元システムトラブルで立ち上がらなくなっても、バックアップ時点の状態にスムーズに戻せる

どのレシピもメニュー選択とワンクリックでできるので、まずは個別ファイルの瞬間復元あたりから試してみてください。驚くほど手軽に安心感が深まります。

Finderから過去のファイルをタイムマシン画面で取り戻す

Finderから過去のファイルをタイムマシン画面で取り戻す

Finderで対象のフォルダを開いたままメニューバーのTime Machineアイコンをクリックして「Time Machineを起動」を選ぶだけで、そのフォルダの過去スナップショットがタイムマシン画面として現れます。まるでフォルダが時間旅行するように、対象フォルダの履歴をそのままなぞれるので、特定のファイルを見失いにくくなります。

スナップショットは画面右のタイムラインから日付を選んで切り替えられるほか、Finder標準の検索窓にキーワードを入れて絞り込むこともできます。探したいファイルが多くてもサクッと見つかり、復元したいアイコンを選んで「復元」をクリックするとすぐに元のフォルダに戻せます。操作前にQuick Lookで中身をチェックできるのも便利です。

Finderでフォルダを開いてタイムマシンを起動

手順
Finderで目的のフォルダを開く

DockのFinderアイコンをクリックしてFinderを起動します。左サイドバーや⌘+Shift+Fなどで復元したいフォルダに移動してください。

手順
Time Machineに入る

メニューバー右上のTime Machineアイコンをクリックし、「Time Machineに入る」を選びます。これで選んだフォルダのバックアップ画面が表示されます。

右側のタイムラインをスクロールして日付を選ぶ

  1. FinderでTimeMachineを起動して右側にあるタイムラインを確認する。
  2. タイムライン上にカーソルを合わせたまま、マウスのホイールかトラックパッドの二本指スクロールで上下に動かす。
  3. 日付ごとのドット(点)にフォーカスが合ったら、その位置でクリックしてスナップショットを表示する。
  4. さらに細かく探したいときは、トラックパッドのピンチ操作でタイムラインを拡大すると見やすくなる。

タイムラインが見つからないときは、FinderのメニューバーからTimeMachineアイコンを選んで再度ウィンドウを開いてみてください。

細かい日時のスナップショットが多い場合は、タイムラインをゆっくりスクロールすると日付選択がより正確になります。

必要なファイルを選んで復元ボタンを押す

手順
必要なファイルを選んで復元ボタンを押す

Time Machineが起動するとFinderウインドウにバックアップ時の画面が表示されます。ウインドウ右側のタイムラインや上部の矢印で目的の日時に移動しましょう。

復元したいファイルまたはフォルダをクリックして選びます。複数あるときはCommandキーを押しながらクリックすればまとめて指定できます。

選択が完了したらウインドウ右下の復元ボタンを押します。自動的に元の場所へファイルが戻ります。

復元先を指定したいときは、復元ボタンをControlキーを押しながらクリックすると別の保存場所を選べます。

大きなフォルダを復元すると時間がかかるので、途中でMacをスリープさせないように注意しましょう。

新しいMacへまるごと移行アシスタントで引き継ぐ

新しいMacへまるごと移行アシスタントで引き継ぐ

引っ越し先のMacへ今まで使っていたアプリや書類をまるごと引き継ぎたいときは、移行アシスタントが力強い味方になります。操作はウィザードに沿って進めるだけなので、細かな設定を心配せずにパソコン間のデータ移動が完了します。

移行アシスタントの魅力
  • アプリやユーザーデータをまるごと移せる
  • 壁紙やアクセントカラーまで再現:慣れ親しんだ見た目がそのまま
  • 接続方法は選べる:Wi-FiでもThunderboltケーブルでも

経験上、Wi-Fiが不安定なときはThunderboltケーブルまたはイーサネットアダプタを使って有線接続すると、転送時間を大幅に短縮できるので試してみてください。

移行アシスタントをアプリケーションから起動

手順
Finderからアプリケーションを開く

デスクトップ左下のFinderアイコンをクリックして、サイドバーから「アプリケーション」を選んでください。

手順
「移行アシスタント」を起動する

アプリケーション一覧から「移行アシスタント」を探し、ダブルクリックで起動してください。

手順
管理者権限で続行を許可

初回起動時に管理者パスワードの入力が求められます。パスワードを入力して「続行」をクリックしてください。

移行アシスタントが見つからない場合は、Spotlight(⌘+Space)で「移行アシスタント」と入力すると素早く起動できます。

移行先のMacとソースのMac、どちらも同じOSバージョンだと接続トラブルが減ります。

TimeMachineバックアップディスクを選択

手順
TimeMachineバックアップディスクを選択

画面左上のメニューから「システム設定」を開いてください。

サイドバーで「一般」を選んで「Time Machine」をクリックします。

「バックアップディスクを選択…」を押し、接続済みの外付けドライブやネットワークボリュームを選んでください。

必要なら「バックアップを暗号化」にチェックを入れてから「ディスクを使用」をクリックします。

外付けドライブは事前にMacにマウントしておかないと候補に出てこないことがあります。

暗号化をオンにすると最初のバックアップは時間がかかりますが安全性が高まります。

ユーザーデータとアプリを選んで続ける

手順
ユーザーデータとアプリを選んで続ける

バックアップ対象の一覧でアプリケーションとユーザーデータがオンになっているのを確認します。システムファイルは容量が大きいので必要に応じてオフにするとバックアップ時間を抑えられます。

不要なフォルダ(キャッシュや仮想マシンイメージなど)があれば、「オプションを表示」をクリックして除外リストに追加しておきましょう。

選択が終わったら画面右下の「続ける」をクリックして設定を反映させます。

バックアップ容量がいっぱいになったときの古いスナップショット整理

バックアップ容量がいっぱいになったときの古いスナップショット整理

バックアップディスクが容量いっぱいになると新しいバックアップが止まってしまうことがあります。古いスナップショットを整理することで、TimeMachineの継続運用がスムーズになります。

プログラマーならではの視点では、手動で不要なスナップショットを削除しておくと、バックアップ速度の低下を防ぎつつ、ディスクへの負荷も抑えられます。

整理方法特徴
自動削除TimeMachineが古いスナップショットを自動で消しますが、ディスクが逼迫するまで待たれがちです。
手動削除tmutil deletelocalsnapshotsコマンドで即時に不要なスナップショットを消去でき、細かく管理できます。

どちらの方法も覚えておくと、バックアップが止まるトラブルを未然に防ぎ、安心してMacを使い続けられます。

システム設定のストレージからバックアップを管理を開く

手順
システム設定を開く

画面左上のAppleロゴをクリックして「システム設定」を選ぶと、設定アプリがすぐに立ち上がります。

手順
ストレージからバックアップを管理を選ぶ

左側のリストから「ストレージ」をクリックし、右上にある「バックアップを管理」ボタンを押します。

初回はフルディスクアクセスを求められるので、表示されたダイアログでパスワードを入力して許可すると迷わず先に進めます。

不要な古いバックアップを選んで削除

古いバックアップファイルはまとめて削除できます。ここで容量をぐっと増やしてみましょう。

手順
Time Machineを開く

画面右上のメニューバーでTime Machineアイコンをクリックして「Time Machineを入る」を選んでください。

手順
削除したい日付を探す

左のタイムラインから古い日付をクリックして、バックアップの中身を表示してください。

手順
バックアップを削除する

画面右上の歯車アイコンをクリックして「バックアップを削除」を選び、管理者パスワードを入力すると削除が始まります。

最新のバックアップを誤って消さないよう日付をよく確認してください。

ターミナルではsudo tmutil deleteコマンドで指定バックアップを消せますが、GUI操作に慣れるまでは迷わずこちらを使いましょう。

Terminalでtmutil thinlocalsnapshotsコマンドを使う

Terminalを使うとTime Machineのローカルスナップショットを細かく整理できます。急に空き容量が心配なときの応急処置としてとても役立ちます。

手順
Terminalを起動

SpotlightでTerminalと入力するかFinder→アプリケーション→ユーティリティからTerminalを立ち上げてください。

手順
ローカルスナップショットを一覧表示

まずはどんなスナップショットがあるか確認します。

sudo tmutil listlocalsnapshots /

手順
削除したい容量を指定して実行

空き容量をバイト単位で指定して薄くしていきます。下例は500GBを解放する場合です。

sudo tmutil thinlocalsnapshots / 500000000000 1

手順
処理後の状況を再確認

もう一度一覧表示して空き容量が増えているか確かめます。

sudo tmutil listlocalsnapshots /

sudoコマンドを使うためシステムの管理者パスワードが必要です。実行後はローカルスナップショットの容量が減りますが、完全に消えたわけではなくTime Machineの動作次第で再生成されます。

thinlocalsnapshotsは一時的に容量を確保する技です。根本的な対策には外付けドライブへの定期的なバックアップや不要ファイルの整理も組み合わせると安心です。

よくある質問

よくある質問
Time Machineのバックアップに必要な容量はどれくらい?

経験上、バックアップ先はMac内蔵ドライブの1.5倍以上あると安心です。写真や動画をよく扱うなら2倍用意すると、データが増えても慌てずに済みます。

バックアップ中でも普段通り作業できますか?

はい、普段通り使えます。ただし大容量の動画書き出しや重いコンパイルを同時に行うと転送速度が落ちることがあるので、ちょっとだけ負荷を抑えるとスムーズです。

外付けHDDはずっと接続しておくべき?

つなぎっぱなしにすると自動でバックアップを続けてくれるのでおすすめです。電源管理でHDDがスリープしない設定にしておくと、記録忘れを防げます。

バックアップしたファイルを復元するには?

FinderでTime MachineのHDDを開き、画面右上の時間軸ボタンをクリックするだけです。直感的に過去の状態をさかのぼってファイルを選べるので、間違って消した写真も簡単に戻せます。

バックアップにどれくらい時間がかかる?

最初のバックアップは、Mac内にある全データをコピーするため時間がかかります。データ量や接続するドライブの速度によって変わりますが、500GBほどのデータで2~4時間くらい見ておくと安心です。

バックアップの種類データ量の目安かかる時間
初回バックアップ500GB程度2~4時間程度
増分バックアップ初回以降の変更分5~20分程度

プログラマー経験からのコツですが、Thunderbolt対応の外付けSSDを使うと初回でも1時間以内に終わることがあります。バックアップ中はMacをスリープさせず電源に繋いでおくと、スムーズに完了しやすいです。

外付けHDDの容量はどのくらい必要?

外付けHDDを選ぶときに一番気になるのはどれくらいの容量が必要かという点です。Time Machineは古いバックアップも自動で残していくので、余裕がないとすぐに古いデータが消えてしまいます。

おすすめの目安は内蔵ストレージの2倍以上の容量です。例えば512GBのMacなら1TB、1TBのMacなら2TBのHDDを用意すると、長期間バックアップを保持しつつ安心して運用できます。

特に写真や動画など大容量ファイルを頻繁に扱う場合は、さらにワンランク上のサイズを選んでおくと安心です。実際に4TBのHDDを使うと、日々のバックアップを3年以上削除なしで残せた経験があります。

最近は外付けSSDも値下がりしていますが、バックアップ用途ならコストパフォーマンスの高いHDDで十分です。速度よりも容量重視で、予算に合わせた最適なサイズを選んでください。

バックアップ中にMacを使っても大丈夫?

タイムマシンはバックグラウンドで動いているので、バックアップ中でも普段どおり書類を編集したり、ブラウザで調べものをしたりできます。

ただし大量のファイルを書き込む動画編集や仮想マシンの起動を並行すると、バックアップ処理に時間がかかったり、ディスクアクセスが混み合って動作がもたつくことがあります。

大きな操作を控えたいときは、終業後や休憩中にバックアップを開始するとスムーズに終わります。

ドライブを暗号化しないとどうなる?

ドライブを暗号化せずにバックアップすると、そのままデータが保存されます。ドライブを差し込めば中身をパッと見られてしまうんです。

  1. バックアップドライブを接続しただけでフォルダ内を閲覧できる
  2. 万が一ドライブを紛失・盗難された場合データが外部に漏れる
  3. 個人情報や作業ファイルが第三者に悪用される可能性がある

TimeMachineを使うならバックアップドライブの暗号化設定は入れておくのがおすすめです。

バックアップが途中で止まったら?

バックアップが途中で止まってしまうことは焦りますよね。実はディスクの接続がゆるんでいる場合や、容量が足りなくなっている場合、あるいはアクセス権に問題が起きている場合などいくつか原因があります。それぞれのケースに合った対応をするとスムーズに再開できることが多いですよ。

まとめ

まとめ

Macのタイムマシンで大切なデータをしっかり守るには、外付けドライブやTime Capsuleなどのバックアップ先を用意して、システム環境設定からサッと設定するだけです。

初回のバックアップが終わったら、定期的にバックアップ状況を確認しながら自動実行に任せておけば、いざというときも復元ボタンひとつで元どおりに戻せます。

これで心おきなくMac作業に集中できるようになりますので、まずはバックアップ先をつないでタイムマシンをオンにしてみてください。安全安心のMacライフを楽しみましょう。

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