Macで作業に集中しているとメニューバーが隠れがちで時計が見えず時間管理が難しくなり常に表示させたいと感じることはありませんか?
ここでは標準設定から無料アプリまで複数の方法を丁寧に案内しフルスクリーンでも時間が一目で分かる環境を整えます。プログラマー視点の時短テクを交えながら数分で完了する手順をまとめているため締め切り前の焦りや作業中の小さなストレスを軽減できます。
設定を済ませればミーティング直前に時計を探す手間が消え一日のリズムが安定します。快適なデスクトップを目指して最初の手順から試してみてください。
メニューバーの時計を常に表示する具体的な手順

メニューバーに時計をいつも表示させておくと、画面の片隅をちらっと見るだけで時間を把握できるので、作業の区切りがスムーズになります。
ここでは、標準の設定アプリを使う方法から、ターミナルを活用するアレンジ、さらに好みに合わせたサードパーティアプリの導入まで、実際の体験にもとづく3つの手順をまとめて紹介します。
- システム設定でサクッと表示切り替え:標準機能だけでメニューバーの時計をON/OFFし、日付表示や24時間表示も設定可能です。
- ターミナルコマンドで秒やカスタム形式を追加:細かいフォーマットを好みで変えたいときに使えるコマンドを使って、秒や曜日まで表示できます。
- サードパーティ製アプリでデザイン&機能拡張:標準機能以上のカスタマイズ性を求めるなら、メニューアイコンや表示スタイルを自由に変えられるアプリがおすすめです。
どれも手軽に試せるので、まずは標準設定から始めてみて、物足りなさを感じたらターミナルやアプリの活用にチャレンジしてみると、自分にぴったりの表示スタイルが見つかります。
メニューバーの時計をオンにする

標準の「システム設定」を使う方法なら、余計なアプリを入れずにサクッとメニューバーへ時計が表示できます。設定は数クリックで完了するので、初めての方でも迷わずオンにできるのがうれしいポイントです。
表示形式は24時間制や秒まで見えるモードに切り替え可能で、自分好みにカスタマイズしながらパッと画面越しに時間を確認できます。作業に集中しつつも、ちょっとした時間管理をスマートにこなせるのがメリットです。
①アップルメニューでシステム設定を開く
画面左上のアップルマークをクリックしてメニューを開き、「システム設定」を選びます。これで設定アプリが立ち上がります。
②サイドバーからコントロールセンターを選ぶ
システム設定を開くと、ウインドウの左側にアイコンがずらりと並んでいます。その中からコントロールセンターを探しましょう。
もし見つけにくいときは、画面上部の検索バーに「コントロールセンター」と入力するとリストが絞り込まれて、すぐに表示されます。
③時計をメニューバーに表示をオンに切り替える
システム設定アプリを開き、サイドバーでコントロールセンターを選びます。時計の項目をクリックして、右側にある「メニューバーに表示」をクリックし、オンに切り替えましょう。これで画面上部にいつでも時刻が表示されるようになります。
④時刻オプションで秒や曜日を好みに合わせて選ぶ
デスクトップ左上のアップルメニューから「システム設定」を選び、サイドバーで「コントロールセンター」をクリックします。
右側に一覧で出る「時計」をクリックすると、表示オプションが現れます。
オプション内の「曜日を表示」「秒を表示」のスイッチをクリックして、お好みの組み合わせに切り替えてください。
フルスクリーンでも時計を隠さない設定

フルスクリーン表示中でもメニューバーを隠さないように設定すると、作業に集中しながらいつでも時間を確認できます。システム設定の切り替えやターミナルでのコマンド実行で、動画編集やコードレビューなど画面を最大活用したい場面でも時計を見逃さない環境が手に入ります。
①システム設定のデスクトップとDockを開く
画面左上のAppleマークをクリックして「システム設定」を選んでください。
システム設定が開いたら左のメニューを下へスクロールし、「デスクトップとDock」をクリックします。この中に時計表示の設定があります。
②メニューバーを自動的に隠すのチェックを外す
画面左上のメニューからシステム設定を開き、「デスクトップとDock」を選びます。
「メニューバーを自動的に隠すと表示」のスイッチをオフにしてチェックを外します。
③フルスクリーン表示中も時計が表示されることを確認する
まず⌃control+⌘command+Fキーでアプリをフルスクリーンに切り替えます。
マウスポインタを画面上端にゆっくり動かすとメニューバーが現れて時計が確認できます。
もしメニューバーが隠れたままなら前の手順で「メニューバーを自動的に隠す」がオフになっているか再確認するといいですよ。
専用アプリで画面上に大きな時計を浮かべる

専用アプリをインストールすると、画面の好きな場所に大きな時計を置けます。たとえばmacOS Sonoma対応の「Digital Clock」や「Mini Clock」なら、ウィンドウを常に手前に表示
できるので、作業中もいちいちメニューバーを確認せずに時間がわかります。
画面の半透明設定やフォントサイズ変更にも対応しているものが多く、自分の作業環境にぴったり合わせられます。複数のデスクトップで切り替えても消えないオールスクリーン対応タイプもあるので、動画編集やコードレビューに集中したいときに特に便利です。
①AppStoreでFloatingClockなどの無料アプリを検索する
MacのAppStoreを起動して、検索欄にFloatingClockと入力します。最新のmacOSでは候補がすぐに絞り込まれるので、アイコンを見逃さないようにしましょう。
見当たらない場合はClockifyやTimerScreenなど、画面上に常時時計を表示できる無料アプリも試してみるといいですよ。
②アプリをインストールし起動する
まずSafariを開いてÜbersichtの公式サイトにアクセスし、最新版のzipファイルをダウンロードします。
ダウンロードが終わったらzipをダブルクリックで展開し、表示されたÜbersicht.appをApplicationsフォルダにドラッグします。
Spotlight(⌘+Space)で「Übersicht」と入力してEnterを押し、アプリを起動します。
初回起動時にアクセシビリティと画面収録の許可を求められるので、システム環境設定の「プライバシーとセキュリティ」からÜbersichtにチェックを入れてください。
最後に管理者パスワードを入力するとÜbersichtがバックグラウンドで動き始め、ウィジェットの追加準備が整います。
③表示位置やフォントサイズをドラッグで調整する
メニューバーに表示された時計を選択してみましょう。四隅に小さなハンドルが現れるので、そのままドラッグするとフォントサイズが滑らかに変わります。大きすぎず読みやすいサイズを試してみてください。
続いて時計本体をクリックし、画面上の好きな場所へドラッグすれば移動完了です。作業中に邪魔にならない位置に置いておくと、時間確認がぐっと快適になります。
時計をもっと便利に使う応用アイデア

ほんの少し工夫を加えるだけでMacの時計がもっと頼れるおともになります。タイマーや世界時計、音声読み上げなど、仕事やプライベートでサッと時間を把握できるアイデアをまとめました。
応用アイデア | 活用シーン |
---|---|
世界時計のサイドバー表示 | 海外拠点とのやり取りで現地時間をひと目でチェック |
タイマー自動起動スクリプト | 作業の区切りに合わせてポモドーロタイマーを自動で開始 |
デスクトップ時計ウィジェット | 画面中央に大きく常時表示して時間を見逃さない |
音声読み上げアラーム | キーボードから離れても声でリマインド |
カスタムショートカット連携 | キー操作だけでタイマー設定やアラーム停止を手早く実行 |
それぞれのアイデアはAutomatorやショートカットアプリでサクッと実装できます。自分の作業スタイルに合わせて組み合わせれば、時間管理がもっとスムーズになります。
画面の好きな場所に秒付きアナログ時計を置く

メニューバーに限らず、画面の任意の位置に秒付きのアナログ時計を配置できる方法があります。Übersichtなどのツールを使うと、お好みのウィジェットを選んでドラッグ&ドロップできるため、動画編集中やプレゼン中でもさっと時間を確認できて心強いです。
この手法の魅力は、秒針の動きまでリアルタイムで追える点と、ウィジェットの位置やサイズを自由に変えられる点です。細かいタイミングが重要な作業をするときや、常に時間を意識したいプログラマーにぴったりです。
メニューバーアプリItsycalをダウンロードする
SafariやChromeなどお好みのブラウザを開いて、公式GitHubリポジトリにアクセスします。URLはhttps://github.com/sfsam/Itsycal
です。
ページ上部の「Releases」をクリックして最新バージョンを確認し、Itsycal_osx.dmg
をクリックするとダウンロードが始まります。
環境設定で常時表示とアナログ表示を選ぶ
画面左上のアップルメニューから「システム設定」をクリックして開きます。
サイドバーで「Dockとメニューバー」を選び、一覧から「時計」をクリックします。
「メニューバーに表示」をオンにして、「常に表示」と「アナログ時計を表示」にチェックを入れます。
ターミナルに常時デジタル時計を流す

ターミナル画面だけで時間をパッと確認したいときに便利なのが、常時デジタル時計を流す方法です。メニューバーをいちいち目で追わなくても、端末を見ていれば自然に時間がわかるので、作業に集中しやすくなります。
- シンプル起動:標準コマンドだけで追加インストール不要
- 表示カスタム:時間フォーマットや更新間隔を自由に設定可能
- 集中効率アップ:コード画面から目を離さずに時間を確認できる
補足:さらに色付きで見やすくしたいときは、Homebrewなどでインストールできる「tty-clock」を試してみると楽しいですよ。
Terminalを開きwatchdateコマンドを実行する
画面右上の虫眼鏡アイコンをクリックまたは⌘Space
でSpotlightを起動します。
『Terminal』と入力して選択し、Terminalアプリを開きます。
Terminalが開いたらwatchdate
と入力してReturnキーを押します。
コマンドが認識されないときはbrew install watch
でインストールしてください。
フルスクリーンにしても時計が消えないことを確認する
確認したいアプリを開いたらウインドウ左上の緑色ボタンをクリックしてフルスクリーンに切り替えます。
画面上端にカーソルを移動するとメニューバーが表示されるので、時計が常に見えているか確かめましょう。
もし時計が隠れる場合はシステム環境設定の“Dockとメニューバー”で“メニューバーを自動的に隠す”のチェックを外すことで改善します。
世界の時間をメニューバーに並べる

海外のチームとやり取りしたり、遠くにいる家族と連絡したりすると、各地の今の時間が気になりますよね。その悩みを解決するのがメニューバーに世界の時計を並べる方法です。画面の隅に複数の都市の時刻をぱっと並べれば、いちいち調べずに一目で把握できます。
- 複数都市の時刻を一覧表示できる:メニューバー上で同時に複数の地域の現在時刻を確認できます。
- 都市名や表示形式をカスタマイズできる:好みの都市を追加したり、12時間制/24時間制を選択できます。
- リモートワークや出張のスケジュール調整が楽になる:会議や打ち合わせの時間差を意識せずにすみます。
システム設定の時計オプションで世界時計ウィジェットを追加
Appleメニューからシステム設定を開き、サイドバーでDock&メニューバーを選びます。
表示された項目一覧から時計を探し、「メニューバーに表示」のスイッチをクリックしてオンにしてください。
同じ画面で表示される「世界時計を表示」にチェックを入れると、登録した都市の時刻がメニューバー上に並びます。
都市を選んでメニューバーに表示する
右上の時計アイコンを右クリックして「ウィジェットを編集」を選びます。
ウィジェット一覧の中から「世界時計」を探し、+マークをクリックします。
ウィジェット上の「都市を追加」を押して、リストに表示したい都市名を入力します。
候補の中から目的の都市をクリックすると、メニューバーにその都市の時刻が常時表示されます。
よくある質問

メニューバーの時計が自動で隠れてしまいます
- メニューバーの時計が自動で隠れてしまいます
-
自動で隠れる設定は、フルスクリーンアプリ使用時の見やすさを優先した機能です。でも「常に表示したい」ときは、システム環境設定の「Dockとメニューバー」で「メニューバーを自動的に非表示/表示」のチェックを外すと、どんな画面でも時計がずっと見えるようになります。
- 日付も一緒に表示させたいです
-
時計だけだと日付を確認しにくいときは、「Dockとメニューバー」の時計設定から「曜日と日にちを表示」にチェックを入れてみてください。プログラマー目線では、短いフォーマットだと視線移動が最小限になるので、作業効率もアップします。
- カスタマイズオプションがグレーアウトして選べません
-
こちらはユーザ権限や管理者設定が影響することがあります。管理者アカウントでログインしてからシステム環境設定を確認してみてください。念のためセーフモードで再起動すると、キャッシュがクリアされて反映されるケースもあります。
メニューバーの時計が突然消えたのはなぜ?
メニューバーから時計がいきなり消えることがあるのは、実は設定がちょっと変わってしまっているだけなんです。まずは「システム環境設定>日付と時刻」の項目で表示オプションがオフになっていないかチェックしましょう。macOSのアップデート後にこっそり初期値に戻ってしまうことがあるんですよね。それから、仕事で使う補助アプリ(メニューバー整理アプリなど)が、アイコンを自動で隠す機能を持っている場合もあります。開発中にひとつずつアイコンを消していたら、つい時計まで隠してしまったなんて経験もあります。
全画面動画を見ている間も時計を表示できる?
全画面で動画を見ているときでも、iStat Menusのオーバーレイ時計なら安心です。通常のメニューバーとは別に、画面端に小さな常時表示ウィジェットを重ねてくれるので、フルスクリーン再生中でも時間を見逃しません。操作も設定もシンプルで、プログラマーとしての経験からも「とにかく手間なくサッと時計を表示したい!」というときに頼りになる一手です。
24時間表示とAMPM表示はどこで切り替える?
時計の表示フォーマットはシステム設定の「コントロールセンター」→「日付と時刻」内にあります。ここで24時間表示を使用のチェックをオンオフするだけで、かんたんに24時間表示とAMPM表示を切り替えられます。
24時間表示にすると、シフト管理やログ解析で時間のゆらぎがなくなるのでプログラマーにはうれしいポイントです。AMPM表示は慣れ親しんだ見た目なので、ふだんの生活リズムを意識しやすくなります。
秒を表示するとバッテリーに影響する?
メニューバーに秒を表示すると1秒ごとに時計が更新されるため常時CPUがわずかに動き続けます。そのぶんバッテリー消費はわずかに増えますがAppleシリコン搭載モデルなら効率よく電力を管理してくれるので普段使いで体感する差はほとんどありません。外出先でバッテリーをなるべく長持ちさせたいときは秒表示をオフにすると安心です。
無料で安全なカスタム時計アプリはある?
無料で安心して使えるカスタム時計アプリがあれば作業中もずっと時間を気にせずにいられますよね。
エンジニア視点で選ぶならオープンソースで広く使われているItsycalがおすすめです。
- 完全無料・オープンソース:開発元もはっきりしているのでマルウェアの心配がほとんどありません。
- 軽量で動作が軽快:バックグラウンドでの負荷が少なくバッテリーにも優しいです。
- カスタマイズ性あり:フォントサイズや表示形式を細かく変えられるので作業環境に合わせやすいです。
まとめ

設定をちょっと整えるだけで、常にメニューバーや画面上に時計を表示できるようになりました。
- システム設定を開く:Appleメニューから「システム設定」を選んでください。
- コントロールセンターを編集:左メニューの「コントロールセンター」をクリックして、「日付と時刻」をメニューバーにスイッチオン。
- フォーマットを調整:時間表示を24時間制や秒表示にカスタムすると、より見やすくなります。
- フローティング時計アプリを活用:サードパーティ製の「Floating Clock」などを使うと、ウインドウ上にも大きな時計を置けます。
これで作業中でも時間を逃さずキャッチできます。自分にぴったりの表示スタイルを探しながら、快適なMacライフを楽しんでください。