大きなテレビにMacの画面を映したくても、ミラーリングがうまくできない場面に戸惑っていませんか?
原因はWi-Fi設定のささいな違いやケーブルの相性など身近な部分に潜んでいることが多く、順を追って確認するだけで数分後には映像と音声が安定します。いったん手順を身につければ会議で資料を共有するときも映画を楽しむときも設定に悩む時間が減り、作業効率とリラックス度が同時に高まります。
解説ではつまずきやすいポイントを画像付きで示し、応用例としてiPadをサブ画面にする方法も加えています。まずは落ち着いて読み進め、ご自身のMac環境で大きな画面を存分に活用しましょう。
Macミラーリングできないときの全部入り解決ルート

Macでミラーリングがうまくいかないときはまずこの流れでチェックするとすんなり直ることが多いです。
- ケーブル・アダプタ接続の確認:HDMIケーブルやUSB-C変換アダプタがしっかり刺さっているかチェック
- AirPlayの再起動:メニューバーのAirPlayアイコンをオンオフして再接続
- ネットワークの見直し:Macと受信機を同じWi-Fiに接続しているか確認
- ファイアウォール設定確認:システム環境設定>セキュリティとプライバシー>ファイアウォールでAirPlayの許可をオン
- macOSのアップデート:最新バージョンにアップデートして不具合修正が入っているか確認
- SMC・NVRAMリセット:電源周りの初期化でAirPlay関連の不調をクリア
- サードパーティ製アプリ活用:ReflectorやAirServerで代替ミラーリングを試す
この手順を上から順に試すと問題解消までの迷子タイムをグッと減らせます。
AirPlay対応デバイスへワイヤレスで映す

AirPlay対応デバイスへワイヤレスで映すと、HDMIケーブルを探す手間がなく、さっとMacの画面をテレビやスピーカーに映し出せます。
この方法は同じWi-FiネットワークにつながったMacとAirPlayデバイスがあれば、メニューバーのAirPlayアイコンをクリックするだけで接続できるのがポイントです。動画を流したりプレゼンをしたりするときにぴったりです。
- ケーブル不要ですっきりワイヤレス表示
- メニューバーからすぐ検出・接続が可能
- 5GHz帯Wi-Fi利用で安定した映像と音声をキープ
①Wi-Fiを同じネットワークにそろえる
画面右上のWi-Fiアイコンをクリックし、いま接続しているネットワーク名をメモします。
別のネットワークにいる場合は、先ほどメモしたSSIDを選んでパスワードを入力し、つなぎ直します。
Apple TVやスマートテレビの設定画面で、同じSSIDにつながっているかをチェックします。
②メニューバーのControlCenterを開く
メニューバーの右端にあるControlCenterアイコンをクリックしてください。
アイコンは2本の縦スライダーのようなデザインで、クリックすると各種トグルメニューがずらりと並んだControlCenterが開きます。
③画面ミラーリングボタンを選ぶ
メニューバーのControl Centerアイコンをクリックすると表示される一覧から画面ミラーリング(AirPlay)ボタンを探します。
アイコンは四角に三角のマークで、クリックすると周辺のAirPlay対応デバイス一覧が現れます。接続したいデバイス名を選んでクリックしましょう。
プログラマーの小技:デバイス名にマウスオーバーすると画面プレビューが出るので、正しい機器か確認してから選ぶと安心です。
④接続したいAppleTVやテレビ名をクリック
AirPlayのリストに表示された接続したいAppleTVやテレビ名をクリックします。その瞬間からMacの画面が自動で映し出されます。
接続先が複数並んでいるときは、モデル名や設置場所を確認して間違えないように気をつけてください。
⑤テレビに表示されたコードをMacに入力
テレビに表示された4桁のAirPlayコードをMacのポップアップに入力します。入力したらEnterキーを押すだけで、すぐに画面ミラーリングがスタートします。
コードが消える前に入力できるよう、表示されたらすぐにMacへ入力しましょう。
⑥ミラーリングが始まるか確認する
画面右上にあるAirPlay
アイコンが青や黒などに変わり、選んだデバイス名がチェックマーク付きで表示されているか確認してください。
Macのデスクトップ画面が、外部ディスプレイやApple TVにちゃんと映っていればミラーリングは正常に動いています。
HDMIケーブルとアダプタで直接つなぐ

HDMIケーブルとUSB-C(またはMini DisplayPort)アダプタを使ってMacとディスプレイを直接つなぐ方法は、設定をほぼ気にせずに映像と音声をそのまま出せるのが魅力です。ケーブルを差し込んだらすぐに画面が映るので、トラブルシューティングの時間も減らせます。
- 低遅延で安定感抜群:Wi-Fiの負荷を気にせず滑らかな映像。
- 高解像度対応:4KやHDRなど最新ディスプレイのパフォーマンスを発揮。
- 設定が簡単:Mac本体側の表示設定を少し触るだけ。
エンジニア視点だと、ケーブルとアダプタの品質が映像の安定性に直結します。純正あるいは信頼できるブランドを選んで、長めのケーブルを用意すると取り回しが楽になります。
①MacのThunderboltまたはUSB-Cポートにアダプタを挿す
MacBookの側面にあるThunderbolt(またはUSB-C)ポートを探します。形は同じでも映像出力に対応しているかを確認しましょう。端子にDustカバーがついていれば外し、アダプタ側にもゴミがないかチェックしてから差し込みます。向きを合わせてまっすぐ奥まで優しく押し込むとカチッと収まります。浅く刺さると映像が出ないので、しっかり奥まで入れることが大切です。
②HDMIケーブルをアダプタに差し込む
HDMIケーブルの太いコネクタ側をアダプタの差込口と合わせます。凹凸の向きが揃ったら、ケーブルをまっすぐ軽く押し込んでください。
カチッと音がしたら正しく挿入できています。無理にグイグイ押し込まないようにして、力を入れすぎないのがポイントです。
③ケーブルの反対側をテレビのHDMI端子へ挿す
HDMIコネクタをテレビの空いているHDMI入力端子に奥までしっかり差し込みます。ケーブル側面のロゴが上を向く向きが基本なので、それを目安にするとスムーズです。たとえばHDMI1やHDMI2など番号が書かれた端子に挿しておくと、あとで入力切替時に迷いません。
HDMI端子の向きを無理に変えようとするとコネクタや端子が傷つくので、向きが合わないときは一度抜いて向きを確認しましょう。
薄型テレビでは側面や背面に端子が並んでいることが多いので、手鏡やスマホのライトを使って差し込む位置を照らすとケーブルを入れやすくなります。
④テレビの入力をHDMIに切り替える
テレビのリモコンで入力切替
またはINPUT
ボタンを押してください。
画面に表示されたメニューから、接続したHDMI端子(HDMI1やHDMI2など)を十字キーで選び、決定
ボタンを押します。
もしリモコンが手元にない場合はテレビ本体側面や背面にあるINPUT
ボタンで切り替えることもできます。
ポイントHDMIケーブルを差す前に電源を入れておくと認識がスムーズになります。
⑤Macのシステム設定のディスプレイを開く
Appleメニューからシステム設定を開いてディスプレイの画面にたどり着けるようにしてみましょう。
画面左上のリンゴマークをクリックしてメニューを表示します。
表示されたメニューから「システム設定」をクリックします。
左サイドバーにある「ディスプレイ」をクリックして設定画面を表示します。
⑥ミラーリングか拡張画面を選ぶ
AirPlayアイコンをクリックして「ディスプレイ設定を開く」を選びます。
「配置」タブを開き、同じ画面を映したいときはディスプレイをミラーリングにチェックを入れます。
画面を広げたいときはチェックを外して、青いディスプレイ枠をドラッグして好きな位置に並べてください。
映らないときのリセットチェック

画面がまったく映らないときは、まず小さなもやっとした不具合をクリアするためにリセットを試してみましょう。余計な設定を触らずにすばやく戻せるうえ、思いがけずミラーリングが復活することも多いです。
- Macを再起動してシステムをリフレッシュ
- 接続先のディスプレイやテレビを電源オフ→オン
- HDMIやThunderboltケーブルの抜き差しで接続を確認
- NVRAM(PRAM)をリセットしてディスプレイ情報を初期化
- SMC(システム管理コントローラ)をリセットして電源まわりを正常化
①ケーブルやアダプタを全部抜き差しし直す
まずはいちばん簡単な方法から試してみましょう。Macとディスプレイをつないでいるケーブルや変換アダプタをいったんぜんぶ抜きます。抜き差しし直すだけで、意外とサクッと直ることが多いです。
モニターとMacをつないでいる映像ケーブルをしっかり持って、まっすぐ引いて抜きます。ねじ込みタイプなら反時計回りに回しましょう。
もし変換アダプタを使っているなら、こちらも同じくぐっと真っ直ぐ引き抜いてください。端子部分をねじらないように気をつけると安心です。
端子部分にホコリやゴミがついていないか、軽く手でのぞき込んで確認します。あればエアダスターで優しく吹き飛ばしましょう。
ポートにしっかり奥まで差し込みます。最後まで入るまで軽く押し込んでから、ディスプレイ側もしっかり接続できているか確認しましょう。
ケーブルを強くねじったり無理に引くとポートを傷めるおそれがあるので注意してください。
②テレビとMacを電源再起動する
画面左上のAppleメニューから再起動を選んでください。開いているファイルは事前に保存しておくと安心です。
リモコンで一度電源をオフにしてから、30秒ほど待って再度オンにしてください。HDMIポートがリフレッシュされて映像信号を正しく受け取れるようになります。
再起動直後は一時的にAirPlayやHDMIが認識されにくくなることがあります。1分ほど待ってから再度ミラーリング設定をお試しください。
③PRAMリセットを試す
アップルメニューから「システム終了」を選んでMacをオフにします。起動中のアプリがないか念のためチェックしてください。
電源ボタンを押したらすぐにcommand+option+P+Rキーを同時に押し続けます。キーは4つとも離さないようにしてください。
起動音が2回鳴るかAppleロゴが2度消えたらキーを放してOKです。これでPRAMリセットが終わり、再び通常起動します。
デスクトップ機は電源ケーブル接続直後だと電源ユニットが安定しないので、壁コンセントからの抜き差し後は10秒ほど待つと安全です。
④セーフモードで起動して確認する
セーフモードで起動すると余計な拡張やログイン項目が読み込まれず、画面ミラーリングのトラブル切り分けにぴったりです。
⌘+Qやメニューから終了ではなく、電源メニューの「システム終了」を選んで完全に電源を切ります。
電源ボタンを押したらすぐにキーボード左側のShiftキーを押し続け、Appleロゴと進捗バーが表示されたらキーを離します。
デスクトップ右上のコントロールセンターからディスプレイ設定を開き、AirPlayアイコンをタップしてミラーリングできるか確かめます。
セーフモード中は一部の機能(Bluetoothや一部Wi-Fi)が制限されるため、AirPlayアイコンが表示されないことがあります。
⑤macOS最新版へアップデートする
画面がうまくミラーリングされないときは、macOSを最新にアップデートすると改善することがあります。セキュリティや互換性の問題もクリアにできるので、トライしてみましょう。
画面左上のAppleメニューから「システム設定」をクリックします。
左側メニューの「一般」>「ソフトウェア・アップデート」をクリックします。
アップデートが見つかったら「今すぐアップグレード」をクリックして指示に従いましょう。
アップデート中はMacが自動で再起動します。作業中のファイルはこまめに保存しておくと安心です。
ミラーリングができるようになったらもっと便利に使う応用ワザ

ミラーリング機能を使いこなせるようになると、動画鑑賞やプレゼン、イラスト制作などさまざまなシーンでMacをもっと便利に活用できます。
活用ワザ | 内容 | おすすめシーン |
---|---|---|
大画面で動画鑑賞 | Macの映像をテレビやプロジェクターに映し出し、みんなで臨場感ある視聴を楽しめます。 | ホームパーティーや休日の映画鑑賞 |
ワイヤレスプレゼン | ケーブルなしでスライドや資料を共有し、会議室のスクリーンへ直接投影できます。 | 社内ミーティングやクライアントへの提案 |
Sidecarでタブレット活用 | iPadをMacのサブディスプレイ兼ペンタブとして利用し、イラストや写真編集の操作性を高めます。 | クリエイティブ作業やデザインレビュー |
リモート会議の画面共有 | Web会議ツールでミラーリング映像を切り替えずに共有でき、滑らかなプレゼンが可能です。 | オンライン授業やリモートワーク |
これらの応用ワザを取り入れると、Macのミラーリングをより一層楽しく便利に使いこなせます。
iPadをサブディスプレイにするSidecar

SidecarはMac(macOS Catalina以降)とiPad(iPadOS最新)をつなぎ、iPadをそのままサブディスプレイにできる機能です。Apple純正だけあって設定はとてもシンプルで、USBケーブルでつなぐかWi-Fi(同一Apple IDかつ10m以内)で接続するだけでOKです。
大きな魅力は、Apple PencilでMac上の操作を行えたり、Touch Bar非対応のMacでもiPad上にTouch Barを表示できたりすることです。たとえばイラスト制作中に筆圧感知機能を活かしたり、コードを書きつつプレビュー画面を横に置いたりといった使い方が直感的に楽しめます。
特別なアプリや複雑な設定が要らないので、すぐにサブディスプレイを試したい人にぴったりです。MacとiPad両方を持っているなら、まずはSidecarをオンにして、ちょっとしたデュアルディスプレイ体験を味わってみましょう。
コントロールセンターからSidecarを開始する
画面右上のコントロールセンターアイコンをクリックするか、トラックパッドで右上からスワイプして開きます。
コントロールセンター内にあるSidecarアイコンをクリックします。見当たらない場合はシステム設定>コントロールセンターで追加できます。
ポップアップに表示されたデバイスリストからiPadを選択します。iPad側で承認を求められたら許可をタップしてください。
Wi-FiとBluetoothが両方オンか、同じApple IDでログインしているか確認してください。
FaceTimeやZoomでテレビ画面を共有してラク座り会議

長時間のオンライン会議でノートパソコンの小さな画面に向かっていると、だんだん猫背になって肩こりも気になってきますよね。FaceTimeやZoomを使ってテレビ画面に映し出せば、ソファにゆったり腰掛けたまま大きな画面で会話が楽しめるのでラク座り会議が実現できます。
Apple TVやAirPlay 2対応スマートテレビにMacの画面をワイヤレスでミラーリングすれば、FaceTimeのビデオウィンドウやZoomの画面共有がテレビにそのまま映し出されます。肩の力が抜けたリラックス姿勢で、資料やチャットも見やすいのがうれしいポイントです。
通話アプリの共有機能でテレビを選ぶ
スマートテレビのアプリストアからZoomやTeamsなどの通話アプリを探してインストールし、起動します。
Mac側でも同じアプリを起動し、テレビと同じミーティングIDや招待リンクで入室します。
Macの画面共有ボタンを押し「画面」や「デスクトップ」を選んだら、参加者一覧からテレビ端末名を選ぶと、表示先がテレビに切り替わります。
Xcodeデバッグ画面を大きなモニターへ映し高速開発

Xcodeのデバッグ画面をそのまま大きな外部モニターに映し出すと、視野が広がってコード・UI・コンソールを一望できます。
たとえば、エディタとインスペクタを左右に並べつつシミュレータを手元の画面に置き、ログはモニター側で流すといったレイアウトが可能です。画面の広さを活かして切り替えや重ね合わせを減らせるのが魅力です。
特に細かいUI調整や大量ログの確認が多いときに力を発揮します。手元のMacBookとモニターを組み合わせると、開発スピードがぐっと上がります。
Xcodeのウインドウをドラッグして外部画面に置く
まずメニューバーがあるメイン画面のXcodeをアクティブにします。ウインドウ上部の余白(タイトルバー)をクリックしたままドラッグします。
- Xcodeウインドウのタイトルバーをマウスまたはトラックパッドで掴みます。
- ドラッグしたまま、ウインドウを表示させたい外部ディスプレイ側に移動させます。
- 外部ディスプレイ上でウインドウが映像範囲内に入ったらクリックを離して配置完了です。
もしウインドウがうまく移動しない場合は、システム環境設定のMission Controlで「ディスプレイごとに個別のSpace」がオフになっているか確認してください。
外部モニターの解像度や配置設定によっては、ウインドウが狙った位置からずれることがあります。ドラッグ中はゆっくり操作すると安定します。
よくある質問

Macからテレビにミラーリングできないのはなぜ?
- Macからテレビにミラーリングできないのはなぜ?
同じWi-Fiに接続していないとAirPlayが見つからないことが多いです。ルーターに2.4GHzと5GHzがある場合、Macとテレビを同じ帯域に揃えるとスムーズに見つかります。それでもダメならMacのファイアウォール設定を一時的にオフにしてみてください。
AirPlay対応機器がリストに出てこない場合は?
- AirPlay対応機器がリストに出てこない場合は?
テレビやAppleTVのAirPlay機能がオフになっているかもしれません。設定画面でAirPlayを有効にしてから、Macの画面上部メニューのコントロールセンター→画面ミラーリングをリフレッシュしましょう。プログラマー視点では、Bonjourサービス再起動が効くこともあります。
Wi-Fiなしで画面を映す方法はありますか?
- Wi-Fiなしで画面を映す方法はありますか?
USB-CまたはThunderbolt3→HDMIケーブルを使うと直接映せます。OSの設定やネットワーク不要で手軽ですし、遅延もほぼゼロなのでプログラミングのデモにも安心です。
AirPlayの音だけ出て映像が止まるのはなぜ?
AirPlayで音声だけは届くのに映像だけ止まるのは、映像ストリーミングに必要なデータ量が音声よりも大きいためです。私も実際に自宅のリビングでテレビにミラーリングしようとしたとき、音は問題なく流れたのに映像がフリーズしてしまいました。
- Wi-Fiの電波状態が悪く映像パケットが遅延または欠損している
- Macや再生先デバイスの処理が追いつかず映像描画が遅延している
- 古いファームウェアやドライバーのバグで映像転送に失敗している
この現象を改善するには、まずWi-Fiルーターの近くで再接続してみてください。実際にルーターからの距離を半分にしたところ、映像が滑らかに流れるようになりました。
それでも映像が止まる場合は、Macと再生先デバイスの両方を再起動してみましょう。内部キャッシュがクリアされるので、私の環境ではこれだけで解消しました。
さらに、macOSと再生先デバイスのソフトウェアを最新バージョンにアップデートしておくと、映像転送の安定性が向上します。アップデート後にスムーズに再生できた例が何度もあります。
HDMI接続で画面が黒くなるときは?
HDMIケーブルをつないで外部モニターに映そうとしたら、接続後に真っ黒なままで「あれ?」となることがありますよね。この場合はケーブルの差し込みが甘いか、変換アダプタの相性が合っていないか、モニター側の入力切替がおかしいことが多いです。特別なソフトを入れなくても、ケーブルを抜き差ししたり、入力切替ボタンを押すだけでサクッと直るケースがほとんどなので、まずはこの手軽な確認ポイントを見てみましょう。
解像度が荒いまま直らない?
外部ディスプレイに映したときに文字がぼやけるのは、ミラーリング時にmacOSが自動で低解像度を選んでしまうからです。
Optionキーを押しながら「システム設定」→「ディスプレイ」を開くと、隠れていた解像度候補が一覧で出てきます。ここで試しながらシャープなものを選んであげるのがポイントです。
さらに細かい調整をしたいときはSwitchResXなどのツールでカスタム解像度を登録すると、ミラーリングでもクリアな表示が楽しめます。
音声をMac側スピーカーに戻すには?
外部スピーカーやHDMI接続で音が出るようにしたあとに、元のMac内蔵スピーカーに戻したいときはメニューバーかシステム設定のサウンド画面からパパッと切り替えられます。
まずは画面右上の音量アイコンをクリックして、出力先メニューから内蔵スピーカーを選ぶだけ。システム設定を開きたい場合は「サウンド」→「出力」で同じ項目を選択できます。再起動不要でさっと戻せるのがうれしいポイントです。
外部ディスプレイがSidecar候補に出てこない?
Sidecarで外付けディスプレイが候補に出てこないときは、Wi-FiやBluetoothの接続がうまくいっていなかったり、Apple IDやOSのバージョン差異が影響してることが多いです。
まずはMacとiPadが同じApple IDでログインしているか、両方のデバイスが最新OSにアップデートされているかを確認しましょう。特にWi-Fiルーターの2.4GHz/5GHz設定や、Bluetoothのオンオフだけで候補に現れるようになることもあります。どうしても表示されないときは、USB-Cケーブルでの有線接続を試すと安定してSidecar画面を拡張できます。
まとめ

これでMacのミラーリングがうまくいかないときにチェックすべきポイントと具体的な対処法をまとめました。
まずはmacOSや接続先デバイスを最新バージョンにアップデートして、Wi-Fiやケーブルの状態を安定させるのが肝心です。
AirPlayやHDMI接続の手順を丁寧に試してみて、映らないときは再起動や設定のリセットを行うと意外とあっさり解決します。
プログラマー視点のちょっとしたコツも役立てば、より確実に画面共有ができるようになるはずです。
ここまで確認できたら、あとは安心してミラーリングを楽しんでみてくださいね。