Macでマウスポインタをかんたん変更!

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Macでマウスポインタをかんたん変更!

Macを使い始めたばかりで、画面上のマウスカーソルを見失いやすく、ポインタの色や大きさの変更方法に戸惑っていませんか?

ここでは画面を開く場所からショートカットキーの活用まで、実際に試して使いやすかった手順だけを順序良くまとめます。色やサイズを自分好みに合わせることで視認性が向上し、細かなクリックも迷いなく行えるようになります。途中でうまくいかない場合に役立つつまずき回避のコツも添えました。

ぜひ手元のMacで設定を調整し、快適な操作環境を育てていきましょう。設定が整えばカーソルを追うストレスが減り、スライド作りやプログラミングの集中時間も伸びていきます。

目次

マウスポインタの大きさや色を変える手順をまるごと紹介

マウスポインタの大きさや色を変える手順をまるごと紹介

Macでポインタの大きさや色を自分好みに変える方法にはいくつかあります。それぞれにメリットがあるので、状況に合わせて選んでください。

  1. システム設定のアクセシビリティ機能を使う:設定アプリからマウスポインタの太さや色を簡単に変更できます。
  2. ターミナルで細かく調整:defaultsコマンドを使えば数値指定でポインタサイズを微調整したり、色をカスタマイズしたりできます。
  3. サードパーティ製ツールで拡張:BetterTouchToolなどを使えば、状況に応じたカスタム配色やスクリプト切り替えも可能です。

エンジニア視点でいうと、ターミナルでの設定は高解像度ディスプレイでも正確に見やすいポインタを作れるのが魅力です。

どの方法も特別な準備は不要なので、気になる手順からさっそく試してみてください。

システム設定からかんたんに変える

システム設定からかんたんに変える

システム設定を開くだけで大きさや色をササっと変えられます。最新のmacOSではアクセシビリティの「表示」から「ポインタ」を選ぶと、サイズはスライダーで自由に調整できますし、アウトライン色や塗りつぶし色もカラーピッカーで直感的に指定できます。

追加アプリは不要なので、はじめての方でも安心です。変更内容は即座にプレビューされるので、動きを止めずにいろいろ試しながら自分好みのポインタに仕上げられます。

①Appleメニューからシステム設定を開く

画面左上のマークをクリックします。表示されたメニューの中からシステム設定を選ぶと、設定アプリが起動します。

macOS Ventura以降は「システム環境設定」ではなく「システム設定」と表示される点に注意してください。

②サイドバーでアクセシビリティを選ぶ

手順
サイドバーでアクセシビリティを選ぶ

システム設定を開くと左側に並ぶサイドバーで「アクセシビリティ」を探します。サイドバー上部の検索欄に「アクセシビリティ」と入力するとすばやく見つかります。

アイコンを大きくして探しやすくしたいときは、サイドバーの上で二本指タップして「サイドバーをズーム」を選ぶと見やすくなります。

③ディスプレイをクリックしてポインタタブに切り替える

手順
ディスプレイからポインタタブに切り替える

左のサイドバーでディスプレイをクリックします。画面右側にいくつかタブが並ぶので、一番右のポインタを選んでください。選ぶとポインタの設定項目が表示されます。

④スライダを動かして大きさを調整する

手順
スライダを動かして大きさを調整する

マウスポインタのサイズがリアルタイムで変わるようすを見ながら、好みの大きさまでスライダを左右に動かしてください。

マウス操作だけでなく、トラックパッド上で2本指を使ってスライダをなぞることもできます。

Optionキーを押しながらスライダを動かすと、さらに細かくサイズを調整できます。

⑤カラーサンプルで枠線と塗りの色を選ぶ

手順
カラーサンプルを開く

「枠線の色」または「塗りつぶしの色」の色見本部分をクリックすると、カラーパレットが表示されます。

「カラーホイール」や「カラースライダー」「スポイト」タブから好みの色を選んでください。

スポイトで画面上の任意の場所を指定すると、ピクセル単位で正確な色を取得できます。

カラーサンプルウィンドウが画面端で隠れると選択しづらくなるので、ドラッグして見やすい場所へ移動すると快適です。

Macのカラーパレットは「16進数入力」もサポートしています。プログラマーは#RRGGBB形式で色コードを直接入力すると、一貫した配色が保てて便利です。

⑥好みの設定を確認してシステム設定を閉じる

システム設定を閉じる前に、カーソルが希望の大きさと色になっているか実際に動かして確認してください。特にテキスト選択時やウィンドウの端、デスクトップ上など視認しやすい場所でチェックすると安心です。

外部ディスプレイを使っている場合は、そちらでもカーソルの見やすさを合わせて確認しましょう。

問題なければウィンドウ左上の⨉ボタンをクリックしてシステム設定を閉じてください。設定は自動保存されるので、これだけで完了です。

キーボードショートカットでさっとサイズを変える

キーボードショートカットでさっとサイズを変える

ショートカットだけでポインタサイズを切り替えられる方法があります。

Automatorで作ったクイックアクションにAppleScriptを組み込んで、任意のキーに登録することで、設定を開かずともサクッと大きさを変更できます。

資料共有や画面キャスト中に視認性を上げたいときや、普段はコンパクトに戻して集中作業したいときなど、瞬時に切り替えたい場面にぴったりです。

①Control+Option+Command+句点で大きくする

手順
Control+Option+Command+句点を同時に押す

ポインタがひと段階大きくなります。お好みのサイズになるまで繰り返し押してみてください。

初めて使う場合はシステム設定→アクセシビリティ→表示→カーソルでショートカットをオンにしておいてください。

⌃⌥⌘+句点キーは macOS Ventura 以降で利用できます。

②Control+Option+Command+カンマで小さくする

手順
Control+Option+Command+カンマで小さくする

キーボードのControlとOption(Alt)とCommandキーを同時に押しながら、カンマキーを押します。押すたびにポインタがワンランクずつ小さくなります。

OptionキーはAltキーとも呼ばれ、⌥マークで表示されます。

③ちょうどいい大きさでキーを離す

カーソルサイズのスライダーをドラッグすると、リアルタイムで大きさが変わるので、少しずつ動かしながら操作感を確かめてみてください。

自分にぴったりのサイズが見つかったら、ドラッグ中のマウスボタン(またはトラックパッド)から指をそっと離します。これで設定が確定します。

カーソルを大きくしすぎると画面端のボタンやメニューが隠れやすくなるので、程よいサイズを選びましょう。

プログラマーならではのおすすめは、中サイズ(20~30px)から微調整する方法です。エディタ内のテキストを見失いにくくなるメリットがあります。

ターミナルで細かく調整したいとき

ターミナルで細かく調整したいとき

ターミナルからdefaultsコマンドを使うと、マウスポインタの大きさを数値単位で微調整したり、色の透明度を変えたりと、システム環境設定ではできない細かい変更が自在にできます。スクリプトにまとめておけば一行で好みの設定に切り替えられて、複数のMacを管理するときにも助かります。

設定を反映させるにはログアウトまたは再起動が必要になる場合がありますが、慣れると手順はシンプルなのでプログラマーやMac中級者にもぴったりです。

①Launchpadからその他を開きターミナルを起動する

それではコマンドを入力するためにターミナルを立ち上げましょう。

手順
Launchpadを開く

Dockのロケットアイコンをクリックするかトラックパッドを親指と3本の指でピンチインしてLaunchpadを表示します。

手順
その他フォルダを選択

Launchpad内を左右にスワイプしてその他フォルダを見つけタップします。

手順
ターミナルを起動

表示されたアイコン群からターミナルをクリックして起動します。

ターミナルをDockにドラッグしておくと次回からLaunchpadを開かずに起動できます。

②defaults write com.apple.universalaccess mouseDriverCursorSize 4.0 を入力する

ターミナルを開いて、マウスポインタの見た目を数値で指定します。4.0は設定画面のスライダーを最大に近いサイズに相当させる値です。

defaults write com.apple.universalaccess mouseDriverCursorSize 4.0

Enterキーを押すと即時反映されます。もし変化が見えないときは一度ログアウトしてから再度ログインするとスムーズです。

設定をリセットしたいときは、同じコマンドの数値を1.0などに戻すと標準サイズに戻せます。

③Returnキーで確定する

手順
③Returnキーで確定する

入力した数値やカラーコードを確定するにはキーボードのReturnキーを押します。これでマウスポインタの大きさや色がすぐに反映されます。

④一度ログアウトして再ログインする

手順
一度ログアウトして再ログインする

Appleメニューから「ログアウト(ユーザ名)」を選びます。

  1. 表示される確認画面で「ログアウト」をクリック。
  2. サインイン画面が表示されたらパスワードを入力してログイン。

この操作でアクセシビリティ設定の変更がきちんと反映されます。

⑤元に戻すときは1.0を指定して同じ手順を行う

元のサイズに戻すには、再度「システム環境設定」→「アクセシビリティ」→「ディスプレイ」→「ポインタ」を開き、スライダーを1.0に合わせます。ウインドウを閉じると、マウスポインタが標準の大きさに戻ります。

マウスポインタを変えて毎日の作業がもっとラクになる応用ワザ

マウスポインタを変えて毎日の作業がもっとラクになる応用ワザ

macOS Sonomaの環境なら、基本のポインタ設定にひと工夫加えるだけで毎日の操作がもっとスムーズになります。ここでは実体験から生まれた応用テクニックをまとめましたので、自分の作業スタイルに合わせて試してみてください。

応用ワザ活用シーンとメリット
作業ごとにポインタ形状を切り替えるグラフィック編集用やコーディング用などに最適な形をワンクリックで切り替えられ、効率アップにつながる。
カラーフィルターと併用色覚特性に合わせたフィルターをかけると、ポインタの視認性が高まって長時間作業でも目の疲れを抑えられる。
Automatorでポインタ設定を自動切り替えスクリプトやショートカットを組んで、作業開始時に好みのポインタを一括適用できるので手間いらず。
アニメーションポインタを活用動きのあるポインタを使うとクリックやドラッグのタイミングがつかみやすくなり、ミスを防止できる。

プレゼンでポインタを目立たせる

プレゼンでポインタを目立たせる

大きな画面やプロジェクター越しではポインタが小さくて見失いがちですよね。そんなときはシステム設定>アクセシビリティ>表示>ポインタの枠線でアウトラインを目立つ色&太さにカスタマイズしたり、Keynoteの「スポットライト」機能を使って画面上に輪っかを浮かべたりすると、聴衆の視線をしっかり誘導できます。実際に太めの枠線に変えておくと、後ろの席から「どこを指しているかわかりやすかった」と感想をもらえて安心感がアップしました。

Keynoteのスライドショーで色付きポインタを活かす手順

Keynoteで発表中にレーザーポインタを色付きにして視線誘導を効果的にする手順を紹介します。

手順
Keynoteの設定を開く

Keynoteを起動し、メニューバーからKeynote→設定を選びます。

手順
スライドショーのタブを選択

設定画面でスライドショータブをクリックします。

手順
レーザーポインタの色を選ぶ

「レーザーポインタのカラー」から発表中に使いたい好きな色を選びます。

手順
スライドショー再生中に呼び出す

スライドショー再生中にCキーを押すとレーザーポインタが表示され、選んだ色で指し示せます。

発表中に色を切り替えたいときは、一度スライドショーを終了して設定画面から再度色を選んでください。

録画チュートリアルで視線誘導する

録画チュートリアルで視線誘導する

録画チュートリアルを使うと、実際の画面操作を見せながら視線をピンポイントで誘導できます。操作箇所をハイライトしたりズームを活用したりすると、初めて触れる方でも迷わず次のステップを追えるようになります。

エンジニア目線のアドバイスとしては、QuickTime PlayerやmacOS標準の画面収録機能に、視認性を高めるカーソルエフェクトを組み合わせるのがおすすめです。軽い動画ファイルで共有もしやすく、社内ドキュメントやサポート動画などにも力強く役立ちます。

スクリーン収録アプリで大きいポインタを写すコツ

QuickTimeだけだとポインタサイズを変えられないし動画編集で後から拡大すると自然さが失われやすいですよね。そこでOBS Studioを使って収録しながらポインタを大きく写す方法を紹介します。

手順
OBS Studioで画面キャプチャを追加

OBS Studioを起動してシーンを作成し、ソースに「画面キャプチャ(Display Capture)」を追加して「カーソルをキャプチャ」にチェックを入れます。

手順
サイズ調整フィルターを追加

ソース一覧で画面キャプチャを右クリックし「フィルター」を選択。「+」から「サイズ/オフセット」を追加してスケールを150~200%に設定するとポインタが大きく映ります。

手順
ポインタを目立たせる色補正

さらに「色補正」フィルターを追加し、明るさやコントラストを少し上げるとポインタの輪郭がくっきりして視認性がアップします。

OBSが画面収録の許可を得ていないとプレビューに黒帯が入るので「システム設定>セキュリティとプライバシー>画面収録」からチェックを忘れずに。

ScreenFlowやCamtasiaを使う場合は、収録前にアプリ内のカーソルプロパティでサイズ変更できる機能があります。録画前に一度試してみると安心です。

長時間作業で目の疲れを軽減

長時間作業で目の疲れを軽減

作業中に小さなカーソルを追いかけ続けると、いつのまにか目がカサカサしてきますよね。そこでポインタを少し大きめにして、淡いパステルカラーに変えるだけで、ぱっと見つけやすくなります。その結果、無意識に画面を凝視する時間が減って、じんわりとした疲れ目がグッとラクになります。さらに、ダークモードと組み合わせれば長時間作業でも目のチラつきを抑えられて、夜更かしコーディングでも快適に進められました。

夜間モードと合わせて淡い色のポインタにする流れ

手順
夜間モード(ダークモード)をオンにする

画面左上のAppleメニューから「システム設定」を開きます。次に「外観」を選んで「ダーク」をクリックすると夜間モードが有効になります。

手順
淡い色のポインタに設定する

「システム設定」の「アクセシビリティ」を開き、「表示」タブを選択します。「カーソルの色」から「カスタム」をクリックしてカラーピッカーを表示し、淡いトーンになるようスライダーを左寄りに動かして色を決めます。

夜間モードと淡いポインタの組み合わせは見た目が似すぎる場合があるので、背景との差を少し残すと見失いにくくなります。

淡いポインタ色は目への負担を減らしつつ、夜間モードの雰囲気にもマッチするので深夜の作業も快適になります。

よくある質問

よくある質問
マウスポインタを大きくしても変化がないときは?

アクセシビリティ設定からポインタサイズを調整したあと、システム設定をいったん閉じて再度開くと反映されやすくなります。それでも変わらない場合は、ログアウトしてから再度ログインすると設定がきちんと読み込まれることが多いです。

ポインタの色を目立たせたいときはどうすればいい?

macOS標準では色のカスタマイズはできませんが、ポインタの輪郭を強調するフィルタを使うと見やすくなります。システム設定>アクセシビリティ>ディスプレイ>ポインタから「コントラストを上げる」を有効にすると、くっきりした状態になります。

OSアップデートでポインタ設定がリセットされたら?

アップデート後は設定が初期値に戻ることがあります。面倒なときは、ターミナルでdefaultsコマンドをスクリプト化しておくと便利です。たとえば以下のコマンドを実行するとサイズを元に戻せます。

defaults write com.apple.universalaccess mouseDriverCursorSize -float 1.8

このスクリプトをアップデート後すぐに流すだけでサクッと設定完了です。

色を変えたら元に戻せなくなったけどどうすればいい?

マウスポインタの色を変えたあと、元のシステムデフォルトに戻せなくてあせった経験があるかな。こんなときはアクセシビリティの設定画面からリセットできるから安心してね。

  1. システム設定を開く:アップルメニューから「システム設定」を選ぶ。
  2. アクセシビリティ>ディスプレイ>ポインタ:左側で「アクセシビリティ」を選び、画面上部のタブで「ディスプレイ」を選んだあと「ポインタ」をクリックする。
  3. カラーをリセット:「カラー」項目の横にある「リセット」ボタンをクリックするとデフォルトの白黒ポインタに戻る。

リセットボタンがグレーアウトしているときは設定アプリをいったん閉じて再度開いたり、ほかのアクセシビリティ設定を一度切り替えてから操作すると使えるようになる場合があるよ。

どうしても直らないときは、プログラマーが使う~/Library/Preferences/.GlobalPreferences.plistを削除してmacOSを再起動すると設定が初期化されることがあるから覚えておくと安心だよ。

拡大したポインタがゲーム中だけ小さくなるのはなぜ?

Macのシステム環境設定でポインタを大きくしても、ゲーム中に戻るのは、ゲーム側が自前のカーソルを使っているからです。特にフルスクリーン対応のゲームでは、OSの描画をバイパスして内部エンジンが直接カーソルを表示しています。

  1. 専用カーソル:ゲームエンジンが独自の画像を用意している
  2. フルスクリーン描画:OSスケール設定が反映されにくいモードで動作
  3. 解像度固定:内部解像度が異なるとポインタのサイズ調整が効かない

もし大きなポインタをゲーム中も使いたい場合は、「ボーダーレスウィンドウモード」に変更するとOSの設定が反映されやすくなります。また、ゲーム内オプションでカーソルサイズを調整できるタイトルもあるので、探してみるといいでしょう。

ポインタ変更ができないMacでも試せる方法はある?

システムの設定に該当項目が見当たらないMacなら、実はすぐ試せる手がふたつある。ひとつはMacに標準で入っている「端末」を使った方法。画面とちょっと仲良くなるだけなので、追加インストールなしでサクッと大きさを変えられる。もうひとつはMousecapeのようなサードパーティ製ツールを使うやり方。こちらは色や形まで自在にカスタマイズできるのが魅力だ。

ターミナルでのカスタマイズは手軽だけど、サイズの変更に特化しているため色やアイコン形状まではいじれない点がある。Mousecapeなら細かいデザイン調整や自作アイコンの読み込みができるので、プログラマーならではのオリジナルセットを楽しみたいときにもおすすめだ。

まとめ

まとめ

アクセシビリティの設定からマウスポインタの大きさと色を変えるだけで、Macの操作がずっと見やすく快適になります。

手順はたったの3ステップで完了します。まずシステム設定を開き、アクセシビリティ>ディスプレイ>カーソルへ移動。そのあと、スライダーで大きさを調整し、カラーピッカーからお好みの色を選ぶだけです。

今回紹介した操作で視認性がぐっとアップするので、ぜひご自身の使い方に合わせたサイズとカラーを探してみてください。ちょっとした工夫で毎日のMacライフがもっと楽しくなります。

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