MacでインストールしたFirefoxが英語表示のままで、日本語化の方法がわからず設定画面を開いたまま手が止まってしまっていませんか?
このガイドでは設定ボタンの位置から言語パックの追加手順、さらに便利なショートカットの合わせ技まで実体験に基づいて順序良く紹介します。手元の環境を短時間で整え、操作説明がすべて日本語になる安心感を得られます。
準備はブラウザを起動するだけですので、手軽に読み進めながら一緒に設定を完了させましょう。日本語表示の快適さを手に入れて作業に集中できる環境を今すぐ整えてください。
MacのFirefoxを日本語化する具体的な設定手順

Firefoxを日本語で使いたいときは、システムの設定に頼らずブラウザ内で言語を切り替える方法がおすすめです。実際の手順はシンプルで、言語パックの導入からabout:configのカスタマイズまで揃えると確実に日本語化できます。
- 日本語言語パックを追加:Firefox公式サイトかアドオンページから日本語言語パックをインストールします。自動で追加されない場合は手動でダウンロードしてドラッグ&ドロップするとスムーズです。
- 環境設定で表示言語を切り替え:メニューから「設定」→「一般」→「言語と外観」へ進み、表示言語のプルダウンで「日本語」を選んで「再起動」をクリックします。
- about:configでロケールを固定:アドレスバーに about:config を入力して「危険性を理解した上で使用する」を承認します。検索欄に
intl.locale.requested
と入力し、値をja
に書き換えて保存します。 - 再起動とキャッシュクリア:設定後はFirefoxを完全に終了させてから再起動します。念のため履歴やキャッシュもクリアすると、表示切り替えが確実になります。
これらを順に行うと、Macのシステム言語に関係なくFirefoxのUIを日本語化できます。特に言語パックと about:config の組み合わせが効きますので、しっかり設定してみてください。
プログラマー視点では、プロファイルを複数用意して日本語化用と英語用を分けておくと、テスト環境との切り替えが楽になります。
Firefoxの設定画面から内蔵言語パックを選ぶ

Firefoxにはあらかじめ日本語の言語パックが内蔵されているため、追加のダウンロードや拡張機能なしですぐ切り替えできます。設定画面から言語を選ぶだけで、日本語UIにパパッと切り替わる手軽さが魅力です。
プログラマーの視点から言うと、内蔵パックはオフライン環境でも利用できるので、プロキシや社内ネットワークで制限があっても安心して使えます。
①Firefoxを起動してメニューバーのFirefoxをクリック
DockやアプリケーションフォルダからFirefoxを開きます。画面上部のメニューバーにあるFirefoxをクリックしてください。
もしメニューバーが隠れている場合は、マウスを画面上端に移動すると現れます。
②設定…を選んで一般タブを開く
画面上部のメニューバーからFirefoxをクリックし、表示されたメニューで設定…を選んでください。
設定画面が開いたら、左側にある一般タブをクリックします。
③言語セクションで代替言語ボタンを押す
「一般」画面をスクロールして「言語」まで移動し、「代替言語を選択…」ボタンをクリックします。
押すと小さなウィンドウが現れるので、追加したい言語を探して「追加」を押してください。英語以外を素早く見つけるには検索バーを活用すると便利です。
この順番は表示優先度にも影響するので、よく使う言語はリストの上部にドラッグしておくとスムーズに切り替えられます。
④一覧から日本語を追加して最上位に移動
「言語を追加」をクリックして表示された一覧で日本語を選び「追加」を押してください。
追加された「日本語」をリスト内でドラッグ&ドロップし、一番上に移動させます。これでFirefoxが日本語を優先表示します。
⑤Firefoxを再起動して日本語表示を確認
ここまでの設定を反映させるためにFirefoxを終了します。画面上部のメニューバーからFirefoxをクリックして終了を選択してください。
数秒待ってからDockやSpotlightでFirefoxを起動します。
メニューバーの「ファイル」「編集」「表示」や設定画面が日本語になっていれば切り替えは成功です。
アドオンストアから日本語言語パックをインストールする

日本語化を手軽に進めたいなら、Firefoxのアドオンストアから公式の日本語言語パックをインストールする方法がぴったりだよ。再起動するだけでメニューや設定画面が日本語表示になって、常に最新の翻訳が自動で適用されるから安心だね。
専門的な設定を気にせずにサクッと日本語化できるので、初めてMacを触る人や手順をできるだけシンプルに済ませたい人におすすめだよ。
①Firefoxアドオンサイトを開く
Firefoxを起動したら、メニューバーのツールからアドオンとテーマを選んでください。
キーボードならCmd+Shift+Aで直接アドオン管理画面を開けます。慣れると操作がグッと速くなります。
またはアドレスバーにaddons.mozilla.orgと入力してEnterを押すと、公式アドオンサイトへダイレクトアクセスできます。
②LanguagePackJapaneseを検索して追加
Firefoxのアドオン管理画面を開き、検索欄にLanguagePackJapanese
と入力して検索を実行します。
表示されたJapanese Language Pack for Firefoxの「追加」ボタンをクリックします。
インストールが始まったら通知が出るので「有効化」を選んでセットアップを完了させます。
最後にブラウザを再起動して、日本語表示が有効になったか確認しましょう。
③アドオン管理画面で日本語パックを有効化
Firefoxの右上にある三本線アイコンをクリックし、「アドオンとテーマ」を選びます。
左メニューの「拡張機能」横にある▼を開き、「言語」を選択して日本語(pack)を見つけます。
日本語パックのカードにある「有効にする」ボタンをクリックします。ボタンが「無効にする」になれば有効化完了です。
表示が切り替わらない場合は、Firefoxを再起動してください。
日本語パックが見つからないときは、Firefoxを最新版にアップデートしてから再度確認してください。
④Firefoxを再起動して日本語表示を確認
画面上部メニューの「Firefox」→「終了」を選ぶか、⌘+Qキーで完全に閉じます。
DockやアプリケーションフォルダからFirefoxアイコンをクリックして起動します。
起動が完了したら、メニューや設定画面が日本語で表示されているかチェックしましょう。
日本語で表示されていれば設定は完了です。もし英語のままなら、前の手順に戻って言語パックの導入や優先言語設定を再確認してください。
日本語化したFirefoxをもっと快適に使う応用ワザ

日本語化が済んだFirefoxをさらに便利に楽しめる、プログラマー視点の応用ワザを紹介します。実際に愛用しているテクニックばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。
応用ワザ | どう役立つ? |
---|---|
キーボードショートカットのカスタマイズ | 頻繁に使う操作をキーひとつで呼び出せるようになり、作業スピードがアップします。 |
コンテナタブ機能の活用 | 仕事用・プライベート用などでタブを分けられ、切り替えがスムーズにできます。 |
独自CSSを当てたテーマ調整 | 背景色やフォントを好みに変えられ、長時間の閲覧でも目が疲れにくくなります。 |
自動翻訳アドオンの統合 | 英語などの外部サイトもワンクリックで日本語表示にでき、調べ物が捗ります。 |
開発者ツールのスニペット登録 | よく使うコードや定型文を登録すれば、コピペなしで即実行できます。 |
これらのワザを取り入れると、日本語化したFirefoxがもっと手放せなくなります。気になるものから試して、自分好みにカスタマイズしてください。
macOSの表示言語も日本語にしてメニューを統一

macOSのシステム言語が英語のままだと、Firefoxの日本語メニューと混ざってちぐはぐな印象になります。システム全体を日本語に切り替えることで、メニューバーもダイアログもFirefoxと統一され、操作中のストレスが減ります。
プログラマー視点の裏技として、macOS Ventura以降なら「システム設定>言語と地域>アプリケーション」からFirefoxだけ個別に日本語指定も可能です。こうすると他のアプリは英語のまま残せるので、開発/デバッグ時の環境を壊さずに日本語化を楽しめます。
システム設定で言語と地域を日本語に変更
画面左上のAppleマークをクリックして、システム設定を選んでください。
サイドバーで一般を選んでから、表示された画面で言語と地域をクリックしてください。
「+」ボタンをクリックして言語一覧を開き、スクロールして日本語を選んで追加してください。
追加された日本語をドラッグしてリストの一番上に移動してください。
変更後はMacを再起動するかログアウトしてから再度ログインし、システム全体が日本語表示になったことを確認してください。
再ログインして他アプリも日本語化を確認
Macをいったんログアウトし、再度ログインしてください。そのあとFinderやメッセージ、カレンダーなどを開いてメニューが日本語表示になっているかチェックします。すでに起動中のアプリは完全に終了してから開き直すと確実です。
日本語キーボードに合わせてショートカットをカスタム

日本語配列のMacキーボードは英字配列とキーの位置が少し違うから、デフォルトのFirefoxショートカットだと意図した通りに動かずストレスを感じることがあります。
英字キーとかなキーの配置を見ながらショートカットを自分好みに設定すると、command+shift+Tで閉じたタブを即復活させたり、option+Zで履歴パネルをすばやく開いたりできるようになります。ホームポジションから手を離さずに操作できるので、ブラウジングがもっと快適になりますよ。
設定の一般タブでキーボードショートカットを編集
Firefoxの一般タブにはよく使う操作のショートカット一覧がまとまっていて、自分好みにカスタマイズできます。プログラマーならではの細かい調整ポイントも交えながら、迷わず進められる手順を紹介します。
メニューバーの「Firefox」をクリックして「環境設定…」を選びます。ショートカット⌘+,(コマンドカンマ)でも開けるのでサクッと呼び出せます。
設定画面左の「一般」を選び、スクロールして「キーボードショートカット」セクションを探します。変更したい機能の右側欄をクリックして、新しいキーを押すだけで登録できます。
プログラミング中によく使う「開発ツール」はF12から⌥⌘+Iへ変えると手が疲れにくくなるのでおすすめです。
よく使うコピーやタブ操作を自分好みに登録
Firefoxを起動したらアドオンサイトにアクセスして「Shortkeys」を検索します。見つかったら「Firefoxへ追加」をクリックしてインストールしてください。
メニューから「アドオンとテーマ」→「Shortkeysのオプション」を開き、新しいショートカットを追加します。たとえば「⌘+Shift+C」にページタイトルとURLをまとめてコピーするコマンドを設定し、保存してみましょう。
英語サイトを自動で和訳できるアドオンを導入

英語サイトを読むとき、わざわざテキストをコピーして翻訳ツールに貼り付けるのは面倒ですよね。そこで自動翻訳アドオンを導入すると、ページ訪問と同時に内容を日本語表示に変えてくれて快適に読めます。
最初は翻訳の精度や動作の重さが気になりましたが、アドオンの設定で翻訳エンジンを切り替えたり、特定ドメインだけ和訳対象にしたりすると、自分好みの動作に調整できました。英語ページを頻繁に見るなら、手軽さと効率アップが抜群です。
FirefoxAddonStoreで翻訳アドオンを検索
Firefoxのメニューボタンをクリックして「アドオンとテーマ」を開きます。
上部の検索ボックスに「翻訳」や「translator」と入力すると利用できるアドオンが一覧表示されます。
星評価や最新更新日をチェックして、安心して使えるアドオンを選びましょう。
日本語化設定と併用してワンクリック翻訳を試す
日本語化が終わったFirefoxでは、ワンクリックで外国語ページを日本語表示にできる拡張機能を組み合わせると、さらに快適になります。ここでは公式アドオン「Simple Translate」を例に、導入から使い方までをわかりやすく解説します。
アドレスバーにabout:addons
と入力し、アドオンページを開きます。検索欄で「Simple Translate」と入力し、「Firefoxへ追加」をクリックします。
アドオン追加後、右上のパズルピースマークをクリックし「Simple Translate」のピンマークを押します。これでいつでもワンクリックで翻訳アイコンが表示されます。
翻訳したいページでツールバーの「A→あ」アイコンをクリックすると、ページ全体が自動的に日本語に変わります。原文を確認したいときは再度アイコンを押してください。
注意点:自動翻訳は文脈によって意訳されることがあります。重要な技術ドキュメントなどは必要に応じて原文と照らし合わせながら利用してください。
よくある質問

- Firefoxを日本語にしたのに一部メニューだけ英語のままです
-
言語設定を変えたあとでも、既存のプロファイルにキャッシュされた表示が残ることがあります。いったんFirefoxを完全に終了してから再起動してください。それでも英語が残る場合は、アドレスバーに
about:config
と入力し、intl.locale.requested
の値がja
になっているか確認しましょう。 - 言語パックのインストールがうまくいきません
-
「アドオンとテーマ」→「言語パック」から日本語を選んでインストールしてみてください。もし一覧に表示されない場合は、Firefoxを最新版にアップデートすると表示されることがあります。それでも見つからないときは、Mozilla公式サイトから対応バージョンの
.xpi
ファイルをダウンロードして、アドオンページにドラッグ&ドロップすると手動で追加できます。 - アップデート後にまた英語に戻ってしまいました
-
大きなバージョンアップで言語設定がリセットされることがあります。自動で再取得してくれる場合もありますが、手動で再インストールするほうが確実です。言語パックを再度追加したあと、プロファイルフォルダ内の
localization.ini
を削除しておくと、次回以降の更新で勝手に英語に戻ることを防げます。
言語パックが候補に出てこない?
Firefoxの設定画面で日本語パックが候補に出てこないとき、まずはブラウザを最新版にアップデートしてから再起動してみるのがおすすめです。
それでも表示されない場合は、公式アドオンサイト(AMO)から手動で言語パックを追加する方法や、プログラマー向けの裏技としてabout:config
でintl.locale.requestedに「ja-JP」を指定して強制的に日本語化する方法があります。
英語表示と日本語表示を簡単に切り替えたい?
英語と日本語の切り替えが何度もできたら便利ですよね。Firefoxには再起動不要で言語切り替えできる拡張機能と、設定画面からlocaleを変える方法があります。それぞれ特徴がありますのでご紹介します。
- 拡張機能「LocaleSwitcher」:メニューから言語を即切り替えでき、再起動不要でサクッと使える。
- about:configのlocale設定:Firefox標準の方法でアドオンなしでも機能するためセキュリティ面でも安心感がある。
再起動しても一部だけ英語のままなのはなぜ?
英語のまま残ってしまうのは、Firefox本体の言語設定だけでなく、拡張機能や中の部品が別の言語パックを参照しているためです。
- 内蔵辞書や支援機能:スペルチェックや入力補助などは個別に日本語辞書を入れないと英語のまま。
- 拡張機能のローカライズ:後から追加したアドオンは別途日本語化しないと一部UIが英語。
- プロファイル設定:前の環境を引き継いでいると、about:configの言語指定が残って英語表示になる場合がある。
対策としては、以下をチェックしてみてください。
- 「アドオンとテーマ」から各拡張機能の日本語版をインストール
- about:configでintl.locale.requestedを
ja-JP
に設定 - Firefoxを完全終了してから再起動
これでほとんどのUIがきちんと日本語になります。
古いFirefoxでも日本語化できる?
古いFirefoxでも、実は日本語化できるチャンスがあるんです。バージョンがかなり前のものでも、公式サイトの「言語パック」を追加すれば、メニューや設定画面をだいたい日本語に切り替えられます。
ただし古いアドオン対応の仕組みになるので、日本語化パックのバージョンがFirefox本体と合わないとインストールできません。プログラマー視点だと、なるべく最新のアドオン仕様に合わせたほうが長く安心して使えるので、可能ならセキュリティ対応済みの最新版へのアップグレードも検討してみてください。
まとめ

これまでお伝えしたステップをおさらいすると、まずFirefoxのアドオン画面から日本語言語パックを入手し、次に【環境設定>言語>優先する言語】で日本語をいちばん上に移動しました。
続いてブラウザを再起動すれば、メニューやダイアログがスッキリ日本語化されます。プログラマー視点の小技としては、プロファイルフォルダ内のprefs.jsを調整したり、about:configで地域設定を微調整しておくと、日本語入力や辞書機能の精度をぐっと高められます。
これでMac上のFirefoxが快適な日本語ブラウジング環境に生まれ変わりました。ぜひ毎日のコーディングや調べものタイムに役立ててみてくださいね。