Macで作業中、安定したFirefoxの環境がほしいのに通常版では更新が多くて落ち着かず、esrに切り替えたいと迷っていませんか?
このガイドではMac歴の長いエンジニアが実際に行っているesr版の導入手順を一歩ずつ示しながら、不要な再起動や設定ミスを避け、普段の開発や資料作成を安定したブラウザで快適に進める方法をまとめています。
数分あれば準備は完了しますので、落ち着いた環境で手順を確認しながらesr版をインストールし、更新に振り回されないFirefoxと一緒に安心のMac作業を始めてください。
MacでFirefoxESRを手に入れて使い始めるまでのやさしい道順

Firefoxの安定版をずっと使いたいけれど、普通のアップデートサイクルだと新機能よりも信頼性重視という気持ち、よくわかります。ESR(Extended Support Release)は更新頻度がゆったりしているから、ビルドが安定して長く使えるんです。この記事では、公式で手に入れる方法と、エンジニアらしい裏ワザも合わせて紹介します。
- 公式サイトからFirefoxESRの.dmgファイルをダウンロードする
- ダウンロードした.dmgをダブルクリックしてマウントし、アプリケーションフォルダへドラッグ
- 初回起動時に出る「開発元未確認」のダイアログをシステム環境設定→セキュリティとプライバシーで許可
- メニューの「Firefoxについて」から最新版のESRアップデートを適用する
- Homebrewで管理したいなら
brew install --cask firefox-esr
も便利
ESRは通常版より機能追加が少ない分、セキュリティ更新だけが適用されます。最新機能を追いたいときは一般版と併用も検討してください。
公式サイトからダウンロードしてすぐに起動する

公式サイトからFirefoxESRをダウンロードすると、余計な手間なく最新の安定版が手に入ります。改ざんされていない安心感があるうえ、セキュリティアップデートもすぐに届くので、不安なくブラウジングできます。
プログラマー目線では、拡張機能やデベロッパーツールが公式配布版とまったく同じ環境で動くのが心強いポイントです。実機での動作確認やデバッグ作業もスムーズに進みます。
ダウンロード後はアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップして起動するだけ。特別な設定不要で、すぐにFirefoxESRを使い始められる気軽さが魅力です。
①SafariでMozilla公式ESRページを開く
DockのSafariアイコンをクリックするか、LaunchpadからSafariを探してクリックしてください。
画面上部のアドレスバーをクリックして https://www.mozilla.org/ja/firefox/enterprise/all/
を入力し、Enterキーを押してください。
②DownloadFirefoxESRボタンをクリック
公式サイトにあるDownloadFirefoxESRボタンを見つけます。色や配置で目立つようになっているので、スクロールしながら探しましょう。
ボタンをクリックすると、macOS向けの.dmgファイルが自動でダウンロードされます。画面上部のダウンロードアイコンやDock内のフォルダで進行状況を確認してください。
③ダウンロードしたFirefoxESR.dmgをダブルクリック
Finderのダウンロードフォルダを開き、ダウンロードが完了したFirefoxESR.dmgを見つけます。アイコンをダブルクリックしてディスクイメージをマウントしてください。
ディスクイメージがデスクトップやサイドバーにドライブとして表示されたら、開いたウィンドウにFirefoxアイコンとアプリケーションフォルダへのショートカットが並びます。
うまくダブルクリックできないときは、アイコンをcontrolキー+クリックして“開く”を選ぶとGatekeeperの警告を避けやすくなります。
④表示されたFirefoxアイコンをApplicationsフォルダへドラッグ
インストーラーのウィンドウに表示されたFirefoxのアイコンをそのままドラッグして、FinderのサイドバーにあるApplicationsフォルダへ移動します。これでアプリが正しい場所にコピーされます。
すでに同名のFirefoxがある場合は上書きされるので、古いバージョンを残したいときはApplicationsフォルダ内で名前を変更してからコピーしてください。
⑤LaunchpadからFirefoxESRをクリックしてスタート
まず画面下部のDockにあるロケットアイコンをクリックしてLaunchpadを開きます。起動したLaunchpadの検索ボックスにFirefoxESRと入力すると、インストール済みのアイコンが表示されます。
表示されたFirefoxESRアイコンをクリックするとアプリが起動します。初回起動時は「既定のブラウザに設定しますか?」と尋ねられるので、普段使いしたい場合は「はい」を選んでおくと便利です。
プログラマー目線のコツとして、起動後すぐに「アドオンと更新を確認」メニューにアクセスして最新セキュリティパッチを当てておくと安心です。これで安全にブラウジングを始められます。
Homebrewを使ってターミナルからインストールする

Homebrewを使えば、ターミナルでコマンドを打つだけでFirefoxESRをインストールできます。ブラウザからダウンロードページを探す手間がなく、依存関係も自動でまとめて処理してくれるのがうれしいポイントです。
インストール後はbrew update && brew upgrade firefox-esr
と打つだけで最新版へのアップデートも完了します。ターミナルに慣れている人や、複数のMacで同じ手順を繰り返したい場面で役立つ方法です。
①SpotlightでTerminalを開く
キーボードで⌘+スペースを同時に押します。
画面中央に出る検索ボックスにTerminalと入力します。
リターンキーを押してTerminalアプリを開きます。
②brewinstall–caskfirefox-esrと入力して実行
ターミナルを開いてカーソルが点滅していることを確かめ、brew install --cask firefox-esr
と入力します。
入力に誤りがないかチェックしたらEnterを押してください。ダウンロードとインストールが自動で進みます。
途中で管理者権限を求められたら、MacのログインパスワードまたはTouchIDで承認してください。
完了すると「Installed cask firefox-esr」という表示が出るので、それを確認して次に進みます。
③完了メッセージを確認する
ディスクイメージのマウントとアプリケーションフォルダへのコピーが終わると「FirefoxESRをインストールしました」というダイアログが表示されます。
「完了」をクリックするとダイアログが閉じますので、Finderのアプリケーションフォルダを開いてFirefoxESRがしっかり入っているかチェックしましょう。
ダイアログが表示されない場合は手動でアプリケーションフォルダを確認してください。
④LaunchpadでFirefoxESRを探して起動
インストールが終わったら、Launchpadを使ってFirefoxESRを呼び出します。
Dockのロケットアイコンをクリックするか、トラックパッドで親指と三本指をつまむジェスチャーを使って起動します。
Launchpadの検索ボックスに「firefox」と入力すると、アイコンが絞り込まれます。表示されたFirefoxESRのアイコンをクリックして立ち上げましょう。
既存のFirefoxからESRへ乗り換える

通常版Firefoxは新機能が次々に届く一方で、業務用アドオンや社内システムとの相性が崩れることがあります。既存のFirefoxをそのまま使いつつ、長期サポートされるFirefoxESRに切り替えると、安定した動作と最新セキュリティが両立できるようになります。
比較項目 | 通常版Firefox | FirefoxESR |
---|---|---|
リリース頻度 | 約4週ごとに更新 | 約42週ごとに大幅更新 |
セキュリティ対応 | 随時パッチ提供 | セキュリティは都度バックポート |
アドオン互換性 | 最新仕様に合わせて変動 | 追加検証後も安定利用可能 |
サポート期間 | 短期的 | 約1年程度 |
- 社内や業務で必要な拡張機能が突然動かなくなったことがある
- 長期間バージョンアップの影響を抑えたい
- 安定したブラウジング環境を最優先したい
こうしたケースではFirefoxESRに乗り換えると、煩わしいトラブルを減らしつつ普段と同じ操作感でウェブが楽しめます。
①Firefoxを終了する
画面上部のメニューバーでFirefoxをクリックし、「終了」を選んでください。キーボードショートカットの⌘Qでも素早く閉じられます。
開いているタブが多いと終了に時間がかかる場合があります。
②ApplicationsフォルダでFirefox.appをゴミ箱へドラッグ
Finderを開いてサイドバーの「アプリケーション」をクリックします。
リストからFirefox.appを見つけ、Dockのゴミ箱アイコンへドラッグ&ドロップしてください。
アプリが起動中だとゴミ箱に入れられない場合がありますので、先にFirefoxを完全に終了しておきましょう。
③先ほどの手順でFirefoxESRをインストール
ダウンロードしたFirefoxESRの.dmgファイルをダブルクリックしてディスクイメージをマウントしてください。
表示されたウィンドウでFirefoxESR.appアイコンをApplicationsフォルダにドラッグ&ドロップします。
ターミナルを使いたい場合は、以下のコマンドでApplicationsフォルダにコピーできます。
sudo cp -r ~/Downloads/FirefoxESR/FirefoxESR.app /Applications/
コピー後、FinderのApplicationsからFirefoxESRを右クリック→開くを選ぶと一度だけ出るセキュリティ警告をクリアできます。
最後に不要になった.dmgはゴミ箱へ移動してかまいません。
④プロファイル選択画面が出たらそのまま続ける
FirefoxESRを初めて起動するとプロファイル選択画面が表示されます。ここでは特に変更せず「続ける」をクリックしてください。
実際の作業では、変更を入れると将来の更新で不具合が出ることがあるため、デフォルトのプロファイル設定をそのまま使うのがおすすめです。
⑤アドオンとブックマークが引き継がれているか確認
FirefoxESRを起動したら、前の環境で使っていたアドオンとブックマークがちゃんと移っているかチェックしましょう。
画面右上の三本線アイコンをクリックして「アドオンとテーマ」を開きます。ここで同期されたアドオンがリストに並んでいるか確かめましょう。
同じく三本線アイコンから「ライブラリ」→「ブックマーク」を選び「すべてのブックマークを表示」で一覧をチェックします。
ESR は最新の機能アップデートに追いついていないので、古いままのアドオンは動作しない場合があります。
FirefoxESRを味方にMac生活をもっと快適にするアイデア

FirefoxESRを導入して基本操作に慣れたら、ちょっとひと手間加えるだけでMacでの作業効率や安心感をグッと高められます。
応用アイデア | どんな場面で役立つ? |
---|---|
プロファイル分けで用途ごとに整理 | 仕事用と趣味用タブを分けて切り替えれば、集中したい時に余計なタブに気を取られません。 |
プライバシー強化アドオン活用 | uBlock OriginやPrivacy Badgerを追加すれば、トラッカー遮断でネット閲覧がサクサク&安全になります。 |
カスタムショートカット登録 | よく使う操作にキー割り当てをすれば、メニューバーをクリックする回数が減りタイピング作業に集中できます。 |
ローカルファイルのドラッグ&ドロップ | Dropboxフォルダやデスクトップから直接ドラッグしてアップロードすれば、Finderとブラウザ間の移動がスムーズです。 |
CSSオーバーライドで見た目改善 | Stylusなどを使ってお気に入りサイトのフォントや配色を自分好みに変えれば、長時間の閲覧も目に優しくなります。 |
自分だけのキーボードショートカットでスピードアップ

キーボードをカチカチするだけで、よく使う操作がパッと動くのがとっても快適です。
FirefoxESRでは、標準のショートカットに加えて自分だけの組み合わせを登録できます。たとえば「新しいタブを開く」「お気に入りに追加」「前のページへ戻る」など、指先ひとつで呼び出せるようにすると、マウスに手を伸ばす時間がぐっと減ります。
開発者視点でいうと、作業効率が大幅にアップするのはもちろん、コードレビューやドキュメント参照のときにスペースを無駄にしないのが嬉しいポイントです。次のステップでは、実際に自分だけのショートカットを作る具体的な手順を紹介しますので、お楽しみにしてください。
システム設定のキーボードからショートカットを追加
画面左上のAppleメニューから「システム設定」を選びます。macOS Ventura以降では「システム設定」名称なので迷わず開いてください。
左側メニューから「キーボード」を選び、右側に出てくる「キーボードショートカット」をクリックします。設定画面の下部にある「Appショートカット」欄を探してください。
「+」ボタンをクリックすると追加ダイアログが現れます。
アプリケーション欄は「すべてのアプリケーション」か特定のアプリ名を選びます。メニュータイトル欄にはメニュー項目を正確に入力します。たとえばFirefoxで「タブを閉じる」なら以下のように入力します。
タブを閉じる
キーボードショートカット欄をクリックして、登録したいキーを同時押しします。最後に「追加」を押すと設定完了です。
メニュータイトルはアプリの表示と完全に一致させないと登録されないので注意してください。
about:configでbrowser.ctrlTab.recentlyUsedをtrueに切り替える
DockやLaunchpadからFirefoxESRのアイコンを探してクリックしてください。
上部のアドレスバーにabout:configと入力してEnterキーを押してください。
「危険性を承知の上で使用する」ボタンをクリックして設定画面に進んでください。
画面上部の検索欄にbrowser.ctrlTab.recentlyUsedと入力してください。
検索結果に表示されたbrowser.ctrlTab.recentlyUsedの右端アイコンをクリックして、この値をtrueに変更してください。
Ctrlキーを押しながらTabキーを押して、最近使った順でタブが切り替わることを確認してください。
プロファイルを分けて仕事とプライベートを切り替える

仕事のブラウジングで社内ツールやメールを開きっぱなしにしていると、プライベートでふとSNSを見たくなった時に通知がうるさく感じたり、逆に大事な仕事用サイトを誤ってログアウトしてしまったりしがちですよね。
FirefoxESRにはプロファイル分け機能があって、仕事用とプライベート用をそれぞれ独立した設定で使い分けできます。同じアプリを切り替えるだけでタブや拡張機能、ログイン情報まですっきり切り替わるので、用途ごとに気持ちもリセットできます。
- 整理された作業空間:仕事用は社内リソース、プライベート用は趣味サイトとブックマークを分けられる
- セキュリティ向上:社内ログイン情報がプライベートプロファイルに残らないので安心
- 集中力キープ:通知やタブがゴチャつかないから、その時の作業だけに集中できる
DockのFirefoxESRアイコンをoptionクリックして新規プロファイル作成
DockにあるFirefoxESRアイコンを見つけたら、キーボードのOptionキーを押し続けつつアイコンをクリックしてください。
起動したプロファイルマネージャーで新規プロファイルを作成を選び、わかりやすい名前を入力して完了ボタンを押します。
プロファイルマネージャーで名前を付けて保存
Finder→アプリケーション→ユーティリティ→ターミナルを開いてください。
以下のコマンドを入力してプロファイルマネージャーを起動します。
open -a "FirefoxESR" --args -ProfileManager
プロファイルマネージャーの「新しいプロファイルを作成」をクリックしてください。
ウィザードが開くので、好きな名前を入力して「完了」を押します。
保存先を変更したい場合は「詳細設定」ボタンから任意のフォルダを指定できます。
FirefoxESRが起動中だとマネージャーが開かないのでアプリを終了してから実行してください。
開発者ツールを落ち着いたESRで安定利用

最新ESR版FirefoxにはWeb制作で欠かせない開発者ツールが揃っていて、落ち着いた環境でじっくりデバッグへ取り組めます。
安定重視のESRは実験的な機能が少ないぶん、ツールのレイアウトや操作感が頻繁に変わらず、はじめて扱うときでも戸惑いが少ないです。
たとえばコンソールやネットワークパネルでエラーを追いやすく、自社サーバーやCI環境でも同じバージョンが使えるため、チームでそろえて活用したいときにもぴったりです。
メニューバーのツールからブラウザツールボックスを開く
FirefoxESRのメニューバーから開発ツールを起動すると、レンダリングや拡張機能の動作までまとめて確認できるようになります。
FirefoxESRを起動し、画面上部のメニューバーにある「ツール」をクリックする。
ツールメニューの中にある「開発ツール」にカーソルを合わせ、表示された「ブラウザツールボックス」をクリックする。
メニューバーが見当たらないときは、画面上部の「表示」メニューから「ツールバーを表示」を選ぶと解決します。
ResponsiveDesignModeでスマホ表示をチェック
FirefoxESRでスマホ表示を確認するときは、開発ツールの「レスポンシブデザインモード」を使うと便利です。実際のスマホとほぼ同じ画面幅や操作感を試せるので、レイアウトの崩れやタップ領域のチェックに役立ちます。
メニューバーから「表示」→「開発/デバッグ」→「開発ツールを表示」を選びます。
ショートカットキーでON/OFFを切り替えます。
command+option+M
画面上部のプルダウンから機種を選んだり、カスタムサイズを入力して確認します。
エミュレーション結果は実機と完全一致しないことがあります。特にタッチ感度は実機での確認がおすすめです。
自動アップデートをコントロールして想定外の変更を防ぐ

FirefoxESRはメジャーアップデートが半年に1回だから、通常版のように頻繁にUIがガラリと変わる心配がないよ。自動更新のタイミングも自分で決められるから、急に操作が変わって慌てるケースをぐっと減らせるんだ。
こんな状況のときに特に役立つ機能だよ。
- 操作方法が急に変わると戸惑う:慣れた画面で安定して作業したいとき
- 拡張機能を多用:更新で壊れるリスクを抑えたいとき
- 社内に同じ環境が必要:全員のブラウザバージョンを統一したいとき
設定画面の一般タブで更新を手動に切り替える
Firefoxのメニューアイコンをクリックして設定を開きます。
左側の一覧から一般を選び、画面を下にスクロールして「更新を手動でインストール」をチェックします。
設定を閉じるだけで保存され、手動アップデートに切り替わります。
月1回だけ更新を確認ボタンを押す習慣をつける
FirefoxESRを開いてメニューバーの「FirefoxESR」から「FirefoxESRについて」を選びます。
表示されたウィンドウで更新のチェックが始まり、最新版があれば自動でダウンロードされます。
完了したらウィンドウを閉じていつも通りブラウジングを楽しんでください。
自動更新がオフになっている場合は手動での確認が唯一のアップデート方法になるので忘れずに操作してください。
よくある質問

- Firefox ESRと通常版Firefoxはどう違いますか?
Firefox ESRは企業や教育機関で安定運用するために更新頻度が抑えられています。個人利用でも、頻繁な機能変更が気になるときや、一度動作確認した環境を長く保ちたいときに安心です。普段から拡張機能が多いと、頻繁なメジャーアップデートで動かなくなる不安が減ります。
- macOS最新バージョンで動作しますか?
最新のmacOS Sonomaでも問題なく動きます。初回起動時に「開発元未確認アプリ」と出たら、システム設定>プライバシーとセキュリティで許可してください。自分も手順を知らず焦りましたが、一度設定すると次回以降はスムーズに立ち上がります。
- 以前のFirefoxプロファイルを引き継ぐには?
~/Library/Application Support/Firefox/Profiles 配下のフォルダをまるごとコピーすると引き継げます。自分はブックマークやパスワードを丸ごと運んで環境を再現しました。ESR用に別フォルダを用意しておくと混乱しにくいです。
- 自動更新が適用されないときはどうすればいい?
設定>一般>Firefox Updateで更新確認が有効かをチェックしてください。自動更新が効かない場合は、手動でダウンロードページから最新版を上書きインストールすると解決します。経験上、ネットワーク環境によって通知が遅れることがありました。
- セキュリティ強化用のアドオンは使えますか?
uBlock OriginやNoScriptなど主要アドオンはESRでもほぼ使えます。自分は特定のバージョンで動かないとき、開発版署名の強制で入れ直した経験がありますが、最新のESRでは安定して動作しました。
通常版とESR版はどう違うの?
普通のFirefoxは新しい機能がどんどん届くので、最新のレンダリングエンジンや開発者ツールをすぐに試せます。
でもESR版は大きな機能追加を控えてセキュリティアップデートだけ受け取るようにしているので、拡張機能が急に動かなくなるリスクを減らしたい環境にぴったりです。
プログラマーとしては、テストサーバーや社内ツールの検証マシンにESR版を導入すると、バージョン固定で安心して長期間使えるのが何よりのメリットです。
ESRにしたら自動アップデートは止まるの?
ESRに切り替えても自動アップデートは止まりません。
通常版とは異なるペースで更新されるだけで、セキュリティ修正や安定性向上のアップデートはESRチャネルで自動的に届きます。
アップデートを確認したいときは、Firefoxメニューから「Firefoxについて」を開くだけで最新のESRバージョンをチェックできます。
AppleSiliconとIntelで手順は変わる?
AppleSiliconでもIntelでも、ダウンロードからインストールの流れは同じなので安心してください。
公式サイトから入手できるFirefoxESRの.dmgはユニバーサル形式なので、どちらのMacでもドラッグ&ドロップでそのまま使えます。
古いmacOSでもESRは動く?
古いmacOSでもFirefoxESRは動くことが多く、たとえばmacOS Sierra(10.12)以上なら最新のESRが使えます。それより前のEl Capitan(10.11)までならESR102やESR91など、少し前のバージョンを入れて快適にブラウジングできます。実際に手元のLate 2013モデルでESR102を試したところ、通常のFirefox同様にタブや拡張機能が問題なく動きましたので、OSバージョンに合わせてESRのリリースノートをチェックしてみてください。
ESRをやめて通常版に戻すには?
ESR版から通常版に戻すと、新しい機能やセキュリティアップデートをほぼリアルタイムで受け取れます。ブラウザをカスタマイズする拡張機能の対応もいち早くて、使い心地が一気に軽やかになります。
最新機能をすぐに試したい方や、アドオンのバージョン待ちでモヤモヤしたくない方にぴったりの方法です。
まとめ

公式サイトからFirefoxESRのDMGファイルをダウンロードしてアプリケーションフォルダにドラッグするだけで、あっという間にインストールが完了しました。
初期設定でプライバシー保護機能をONにし、自動アップデートを有効にすれば、安全で安定したブラウジング環境が手に入りました。ぜひ拡張機能やプロファイル分けでさらに自分好みに仕上げてみてくださいね。