朝Macの画面隅に残り容量が赤く表示されてファイルを削除したはずなのにゴミ箱がぎゅうぎゅうで焦った経験はありませんか。
ゴミ箱を自動で掃除する仕組みを整えると手間をかけずに容量を確保でき更新中のプロジェクトも滑らかに動きます。
- Finder設定で30日後に自動削除
- ストレージ管理で即効クリア
- Automatorで日数をカスタマイズ
設定はどれも数分で完了します。さっそく試して快適な作業スペースを取り戻しましょう。
Macエンジニア容量不足でビルドが止まると本当に焦るから先に仕組み化しておくと心が軽いよ。
Macゴミ箱自動的に空にする手順をじっくりマスター
ゴミ箱を自動で空にする方法は主に3つあります。それぞれ短い時間で設定できるので、自分にぴったりのやり方を試してみてください。
- Finder環境設定を使う：30日後に自動でゴミ箱を空にできます。
- ストレージ管理パネルを使う：macOSの「管理」画面から手軽にオンオフ設定可能です。
- Automatorでカスタムスクリプトを作る：好きな日数や時間に合わせた自動化ができます。
長年の経験から、環境や好みに合わせたやり方を選ぶとスッキリ管理できます。
開発者アドバイス：Automatorを利用する際は、スクリプトの動作をテストしてからログイン項目に追加すると安心です。
どの方法も初心者向けなので、ゆっくり落ち着いて設定していきましょう。
Finder環境設定で30日後に自動削除
Finderの環境設定を開くだけで、ゴミ箱に入れたファイルが30日経つと自動で削除されます。追加ソフトはいらないので、とってもシンプルにゴミ掃除をおまかせできます。
操作はわかりやすく、初めての方でも迷わず設定できるのが魅力です。面倒な手作業から解放されて、ストレージの空き気にせず使えます。
30日を過ぎると消えて戻せなくなるので、大事な書類は事前にバックアップしておくと安心です。
①FinderをひらきメニューバーのFinderを押す
Dockにある青と白の顔マークのアイコンをクリックしてFinderをひらきます。
Finderがひらいたら、画面上部のメニューバーにある「Finder」をクリックしてください。
②環境設定をえらび詳細タブをクリック
メニューバーの「Finder」をクリックし「環境設定」をえらんで開いてください。つづいてウインドウ上部のタブの中から詳細をクリックします。
③30日後にゴミ箱から項目を削除にチェックを入れる
「30日後にゴミ箱から項目を削除」のチェックボックスをクリックして、チェックを入れます。
④設定をとじて完了を確認する
画面左上の赤い閉じるボタンをクリックして環境設定を閉じます。チェックを入れた30日後にゴミ箱から項目を削除がちゃんとオンになっているか確認できたら設定は完了です。
ストレージ管理のおすすめ設定で自動削除
ストレージ管理の画面からすぐに設定できるから、ゴミ箱の中身が30日経つと自動でサヨナラできます。余計なファイルに悩むことなく、のびのびMacを使いたいときにぴったりです。
画面左上のリンゴマークを押すと、システムに関する操作メニューが開きます。
メニューの中から「このMacについて」を選んでクリックします。
開いたウィンドウの「ストレージ」タブを押し、続けて「管理」ボタンを押します。
左側メニューで表示される「ゴミ箱を自動的に空にする」をオンに切り替えて完了です。
30日を過ぎたファイルは完全に消えるので、復元ができないことに気をつけてください。
①AppleメニューからこのMacについてを開く
画面左上のリンゴアイコンをクリックします。メニューが開いたらこのMacについてをクリックしてください。
②ストレージタブで管理ボタンをクリック
ストレージタブを開くと、容量の使われ方がカラフルなグラフでパッと見やすく表示されます。グラフの右上にある管理ボタンをクリックしてください。自動削除や最適化のオプション画面にすぐ移動できます。
③ゴミ箱を自動的に空にするをオンにする
「ストレージ管理」ウィンドウの左メニューから「ゴミ箱を自動的に空にする」を選び、画面右側のスイッチをクリックしてオンにします。スイッチが緑色に変わったら設定完了です。
④確認ダイアログでオンを選びウインドウを閉じる
表示された確認ダイアログでオンをクリックして設定を確定します。ウインドウ右上の「×」を押すか「閉じる」ボタンを選ぶと、ストレージ管理画面が閉じて変更が反映されます。
Automatorで好きな日数で削除するミニアプリを作成
Automatorを使って、自分で決めた日数で古いファイルだけゴミ箱から消してくれる小さなアプリを作れます。デフォルトの30日だけじゃ物足りないときや、もっと細かい運用ルールを自分で作りたいときにぴったりです。
シェルスクリプトを組み合わせることで、たとえば「7日経ったら」「14日経ったら」など好きなタイミングで自動実行できます。アプリとして保存すれば、ログイン時やスケジュール登録で手間なく動かせるのがうれしいポイントです。
スクリプトの記述ミスがあると意図しないファイルまで消してしまう可能性があるので、少量のテストフォルダで動作確認してから本番運用してください。
①LaunchpadからAutomatorを起動する
Dockのロケットアイコンをクリックするか、トラックパッドで4本指をつまむように操作してLaunchpadを開きます。
アプリ一覧からAutomatorアイコンを探します。見つからなければ、画面上部の検索バーにAutomatorと入力して絞り込みましょう。
見つかったアイコンをクリックすると、Automatorがすぐに起動します。
②新規書類でアプリケーションを選ぶ
Automatorの「新規書類」ダイアログが開いたら、左側のリストからアプリケーションをクリックして選びます。
選択できたら右下の「選択」ボタンを押して、アプリ形式のワークフローが作れるようにしましょう。
③実行シェルスクリプトアクションを追加する
Automatorの左側ライブラリからユーティリティを選んでください。
表示されたアクション一覧で実行シェルスクリプトを右側のワークフローエリアへドラッグ＆ドロップします。
配置したアクションのシェル欄が「/bin/zsh」、入力オプションが「引数を渡す」になっているか確認しましょう。
④findコマンドで古いファイルを削除するスクリプトを記入
「実行シェルスクリプト」欄を選んで、以下のコードをまるごとコピー＆ペーストしてください。ここでは30日以上前のファイルをゴミ箱から消す例です。
find ~/.Trash -type f -mtime +30 -exec rm {} \\;このコードはゴミ箱フォルダ（~/.Trash）内のファイルで、最終更新から30日以上経ったものをrmコマンドで削除します。
⑤アプリを保存してログイン項目に追加する
メニューバーから「ファイル」を選び「保存」をクリックします。保存ダイアログでアプリケーションフォルダを開き、名前欄に「自動ゴミ箱空」と入力して「保存」を押します。
Appleメニューから「システム設定」を開き「ユーザとグループ」を選びます。ログイン項目タブで「＋」をクリックし、先ほど保存した「自動ゴミ箱空」を選んで「追加」を押して完了です。
自動削除をもっと便利に使うアイデア
基本の自動削除が整ったら、ちょっと手を加えてもっと便利に使ってみましょう。
| 応用アイデア | どう役立つ？ |
|---|---|
| 自動バックアップ連携 | ゴミ箱削除前にiCloudなどへ保存して大事なデータを守る |
| SmartFolderで復元サポート | 削除済みファイルを日時で絞り込んでかんたんに戻せる |
| Terminalエイリアス | ワンコマンドでゴミ箱を即座に空にして時間を節約 |
気になるアイデアから取り入れて、もっとスムーズにMacを使いこなしてみてください。
削除前にiCloudへ自動バックアップするワザ
大切なファイルを削除する前に自動的にiCloudにバックアップするように設定すると、うっかり消してしまったときでも安心です。
リモートワーク中や外出先からの作業でも、PCが手元になくてもiCloudからさっと復元できるので、仕事や趣味がスムーズに続けられます。
ファイルをiCloudに移動するアクションをAutomatorに追加する
Launchpadを開いてAutomatorを探し、アイコンをクリックします。はじめてでもLaunchpadならすぐ見つかりますよ。
左側のライブラリから「Finder項目を移動」を検索し、右側のワークフローエリアにドラッグ＆ドロップします。
アクションのドロップダウンメニューから「iCloud Drive」＞「書類」など好きなフォルダを選んで登録します。
バックアップ用フォルダを同期対象に設定する
画面左上のAppleメニューをクリックしてシステム環境設定を選びます。
システム環境設定の中からApple IDを見つけてクリックします。
Apple ID画面でiCloud Driveの右側にある「オプション」ボタンをクリックします。
オプション画面の左下にある「フォルダを追加」ボタンを押し、Finderでバックアップしたいフォルダを選択します。
追加したフォルダにチェックが入っていることを確認し、「完了」をクリックします。
ゴミ箱を一時キャッシュにして30日未満なら復元できる安心術
ゴミ箱は30日間だけ中身を残す仕組みなので、まるで一時キャッシュのように使うと安心です。うっかり消したファイルも30日以内なら元に戻せるので、「あの資料どこいった！？」という焦りからサヨナラできます。
Dockのゴミ箱アイコンをクリックして、今すぐ中身を確認します。
復元したいファイルをクリックして選択します。複数ならShiftキーでまとめて選べます。
選択したファイルを右クリックし、「戻す」をクリックすると元の場所に復元されます。
復元したいファイルをゴミ箱で右クリックして戻すを選ぶ
ゴミ箱を開いて復元したいファイルを見つけます。ファイル名を右クリック(またはcontrolキーを押しながらクリック)するとメニューが表示されるので、戻すを選ぶと元の場所にファイルが戻ります。
SmartFolderでゴミ箱内の最近追加を一覧表示する
デスクトップをクリックしてFinderを前面にします。メニューバーの「ファイル」→「新規スマートフォルダ」を選びます。
ウインドウ上部の「このMac」をクリックして、Mac全体を検索対象にします。
検索フィールド横の「＋」をクリックします。「種類」を「フォルダ」にして、その横のメニューから「その他」を選びます。表示されたリストで「ゴミ箱」を選びます。
さらに「＋」を押して「作成日」を選びます。右側のメニューを「降順」にして、新しいものが上にくるようにします。
ウインドウ右上の「保存」をクリックします。分かりやすい名前を付けて「サイドバーに追加」にチェックを入れ、保存します。
Terminalで即時削除エイリアスを作り瞬時に空ける
ターミナルにエイリアスをひとつ登録すると、いつでもワンコマンドでゴミ箱を一気にカラにできます。Finderを開く手間が省けるうえ、キーボードだけでサクサク操作できるので、ちょっとした作業の合間にもパパっと整理できて気持ちいいです。
エイリアスrmtrashを.zshrcに追記する
ターミナルを開いてnano ~/.zshrcと入力します。ファイルがなければ自動で新規作成されるので安心してください。
ファイルの末尾に移動してalias rmtrash="rm -rf ~/.Trash/*"の一行を追加します。これでrmtrashと打つだけでゴミ箱が空になります。
ControlキーとOキーで保存し、Enterを押します。続いてControlキーとXキーでnanoを終了します。
ターミナルでsource ~/.zshrcと入力して設定を読み込みます。その後rmtrashと打ってゴミ箱が空になるか試してみましょう。
sourceコマンドで設定を読み込みエイリアスを確認する
ターミナルを開いてsource ~/.zshrcを入力し、Enterキーを押します。これで新しい設定がすぐに反映されます。
つづけてalias rmtrashまたはtype rmtrashを入力すると、設定したエイリアスが表示されるかチェックできます。表示されれば準備完了です。
よくある質問
Finderから設定したのに削除されないの？
- Finderから設定したのに削除されないの？
-
Finder環境設定の「30日後にゴミ箱から項目を削除」は、入れてから30日以上経過した項目だけを対象にします。放り込んだばかりのファイルは残るので、まずは30日以上経過したサンプルファイルで動作を確認すると安心です。
30日を好きな日数に変えられる？
- 30日を好きな日数に変えられる？
-
残念ながらFinderの設定では日数を変更できません。どうしても変えたい場合は、Automatorやlaunchdを使って任意の日数で削除するスクリプトを組むと、自分好みにカスタマイズできます。
ゴミ箱を自動で空にした後データは復元できる？
- ゴミ箱を自動で空にした後データは復元できる？
-
Finderの自動削除が完了すると、ゴミ箱内から完全に消えます。復元するにはTime Machineなど別のバックアップが必須です。削除前にiCloudや外付けHDDにコピーを残す習慣をつけると安心です。
Automatorアプリが起動し続けてうるさい？
- Automatorアプリが起動し続けてうるさい？
-
ログイン項目に登録すると毎回開くので、アイコンが増えたように見えます。気になる場合は、launchd（ランチディー）に登録する方法に切り替えると、裏でひっそり動いてくれてスッキリします。
ターミナルコマンドは危険じゃない？
- ターミナルコマンドは危険じゃない？
-
確かにrmコマンドは慎重に扱う必要があります。慣れるまではfindコマンドの前にechoを入れて動作確認したり、trash（ごみ箱専用のコマンド）を使うと安全度がアップします。
Finderから設定したのに削除されないの？
Finderの環境設定で「30日後にゴミ箱から項目を削除」にチェックを入れても、設定が反映されるタイミングは次回のシステムメンテナンス（深夜の自動処理）です。使い始めたばかりだと当日中には動かず、翌朝以降にまとめて空になるので焦らなくて大丈夫です。
もし数日経っても削除されない場合は、ゴミ箱内のファイルが開かれている可能性があります。ファイルをプレビューや別アプリで開いていると、自動削除の対象から外れるので、いったんアプリを終了してみてください。
それでもうまくいかないときは、Finderを再起動すると解決することがあります。Optionキーを押しながらFinderアイコンを右クリックして「再度開く」を選ぶと、設定がリフレッシュされて自動削除が動き始めることが多いです。
30日を好きな日数に変えられる？
- 30日を好きな日数に変えられる？
-
FinderのUIでは30日以外に変更できません。ただし、少しプログラミング寄りの方法で好きな間隔を設定できます。
- launchdで間隔を指定：自作のシェルスクリプトを定期実行
- Automator＋カレンダー連携：好きなスケジュールで手軽にアプリを動かす
たとえば、~/Library/LaunchAgentsに秒数（例：86400秒＝1日）を指定したplistを置くと、毎日自動でゴミ箱が空になります。
ゴミ箱を自動で空にした後データは復元できる？
- ゴミ箱を自動で空にした後データは復元できる？
-
ゴミ箱を自動で空にしたあと、Finder上からは直接復元できません。ただTimeMachineやiCloudバックアップを前もって用意していれば、消す前のデータを取り戻せます。実際、TimeMachineを設定し忘れて大事なファイルを消した経験があるので、重要なデータは必ずバックアップをしておくと安心です。
Automatorアプリが起動し続けてうるさい？
- Automatorアプリが起動し続けてうるさい？
-
まずはAppleメニューからシステム設定を開いてユーザとグループ＞ログイン項目を選んでみてください。ここに該当のAutomatorアプリが入っていると毎回起動し続ける原因になります。リストから選んで「−」ボタンで外せばスッキリ静かになります。
それでも止まらない場合はFinderでホームフォルダ内のライブラリ＞LaunchAgentsを開き、自動起動のplistファイルをゴミ箱に移すと安心です。作業後にMacを再起動すると余計なAutomatorが起動しなくなります。
ターミナルコマンドは危険じゃない？
- ターミナルコマンドは危険じゃない？
-
ターミナルを使うと聞くと緊張しやすいですが、今回のゴミ箱自動削除コマンドは対象がゴミ箱フォルダだけなので、不用意にほかのファイルに手を伸ばしません。
とはいえ、sudoを付けるとシステム全体に影響が出る可能性があるので、まずはFinder環境設定やAutomatorで様子を見てからターミナルに挑戦すると安心です。
まとめ
ここまでで紹介したのは、Finderの環境設定による30日後自動削除、ストレージ管理機能を使ったゴミ箱自動空き設定、そしてAutomatorで好みの削除タイミングを組む方法の3つです。
どれも一度設定すれば手間いらずで、知らないあいだに溜まった不要ファイルをさっと片づけてくれます。定期的にストレージをチェックしなくても大丈夫なのは、実際に使ってみて実感できた安心ポイントです。
まずはFinder環境設定のチェックひとつから気軽に試してみてください。慣れてきたらストレージ管理やAutomatorで自分専用の仕組みを作ると、もっと楽しくMacを使いこなせます。
自動でゴミ箱が空になる快適さを味わって、ますますクリエイティブな時間を楽しんでください。