Macでウェブを見ているとSafariの時間が気づかないうちに延びてしまい、スクリーンタイムの設定方法がわからず困っていませんか?
このページではシステム設定のどこを開き、どのチェックを入れるかを一つずつ示し、数字やグラフを読み取るコツまでお伝えします。設定が完了するとSafariの利用状況が自動で記録され、集中したい時間帯に通知や特定サイトを静かにブロックできます。さらに実経験から得た小さな落とし穴と回避策も添えて、安全に時間制限を活用できるようにします。
たった数分の準備で時間管理の負担が軽くなりますので、Macを手元に置きながら順に試してみてください。設定を終えたら一晩レポートを眺め、翌日に微調整すると無理なく続けられます。
Safariでスクリーンタイムを設定してウェブ閲覧を見える化する方法

SafariでWebブラウズの時間を見える化すると、どのサイトにどれだけ時間を費やしているかひと目でわかります。
具体的には以下の3ステップでサクッと設定完了です。
- システム設定でスクリーンタイムを有効化:初回はパスコード設定もお忘れなく。
- SafariのApp制限をカスタマイズ:特定サイトやカテゴリ毎に時間制限を追加。
- 使用状況を確認してレポート活用:週次レポートでブラウジング傾向をチェック。
さらに、開発者ツールでドメインごとの負荷を見ておくと、どのサイトが重いのかも合わせて把握できておすすめです。
システム設定からじっくりセットアップする

Macのシステム設定でスクリーンタイムを使うと、Safariを含めたすべてのアプリやウェブサイトにわたって時間をしっかり管理できます。ここから設定すると、細かな制限や通知が統一された画面でまとまって見えるので、迷わず使いこなせるのがうれしいポイントです。
特にこちらの方法なら、管理したい項目を一覧で確認しながら進められるため、あとから「あれも制限しておけばよかった!」といううっかりも防げます。
- システム全体をカバー:Safariだけでなくほかのアプリにも同じ管理画面で対応できます。
- ウェブサイト単位の制限:特定のサイトだけアクセス時間を調整できるので、作業効率アップに役立ちます。
- 変更にパスコード要:設定をロックできるので、つい自分で解除してしまうことを防げます。
①アップルメニューからシステム設定を開く
画面左上のアップルマークをクリックしてメニューを開き、「システム設定」を選んでください。
macOS Ventura以降は「システム設定」という名前に変わっていますので、こちらから開きましょう。
②サイドバーのスクリーンタイムをクリック
システム設定のサイドバーにある砂時計マークのスクリーンタイムをクリックしてください。
画面が切り替わり、ウェブサイトごとの閲覧時間が一覧で確認できるようになります。
③スクリーンタイムをオンにするを選ぶ
システム設定のスクリーンタイムを開くと、画面上部に「スクリーンタイムをオンにする」ボタンが見つかります。このボタンをクリックすると設定が有効化され、Safariを含むアプリやウェブの利用状況が記録され始めます。
④利用データをこのMacと共有を有効にする
アップルメニューから「システム設定」を開きます。
左サイドバーで「スクリーンタイム」を選び、「概要」をクリックします。
画面下部にある「利用データをこのMacと共有」のスイッチを探し、クリックしてオンにします。
同じApple IDでサインインしているデバイスだけが閲覧データをまとめて分析できます。
⑤コンテンツとプライバシー制限を開く
画面左側のメニューに戻り「コンテンツとプライバシー制限」をクリックしてください。アイコンにストップサインのようなマークがついていて見つけやすいです。
ここでは特定のウェブサイトへのアクセス制限や不適切なコンテンツのブロック設定を細かく調整できます。
注意点: この機能を使うにはMacの管理者パスワード入力が求められる場合があります。
⑥Safariの許可サイトと制限サイトを設定する
ここまで進めたら、いよいよどのサイトを見せたいか、あるいは見せたくないかを設定します。
「システム設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツ&プライバシー制限」→「コンテンツ制限」→「Webコンテンツ」の順にクリックします。
「特定のサイトのみ」を選び、許可サイトを編集をクリックします。
「+」をクリックして、アクセスを許可したいサイトのURLを入力します。複数追加する場合は繰り返してください。
「制限サイトを編集」を選び、見せたくないサイトのURLを同様に追加すると、アクセスがブロックされます。
「特定のサイトのみ」を選ぶと、許可リスト以外はすべてブロックされます。必要なページをもれなく登録するのを忘れないようにしましょう。
コントロールセンターでさっとオンオフ切り替える

コントロールセンターからスクリーンタイムをすばやく切り替えられます。画面右上のコントロールセンターアイコンをクリックし、「スクリーンタイム」を登録しておけば、システム設定を開く手間なしでオンオフ操作が完了します。
オンにするとウェブ閲覧の時間やアクセス履歴が即座に記録され、オフにすると制限や記録を一時停止できるので、気分転換や集中タイムを邪魔されずに楽しめます。
プログラマーならではのポイントとして、コントロールセンターへの登録はショートカットキーにも割り当て可能です。キーボード操作だけで呼び出せるようにしておくと、作業中でもストレスなくスクリーンタイムを管理できるようになりますよ。
①メニューバーのコントロールセンターをクリック
画面右上に並んでいるアイコンの中からコントロールセンターボタンを見つけてクリックしてください。すると音量や明るさなどをサッと操作できるパネルが表示されます。
②スクリーンタイムウィジェットを選ぶ
メニューバーの日時アイコンをクリックして通知センターを開きます。
一番下にある「ウィジェットを編集」をクリックするとウィジェットギャラリーが表示されます。
検索欄に「スクリーンタイム」と入力すると候補が絞り込まれるので、好みのサイズ(小・中・大)から使いやすいものを選びます。プログラマー目線では、中サイズが今日の合計時間や上位アプリをパッと確認しやすくおすすめです。
選んだウィジェットの「追加」ボタンをクリックして通知センターに配置します。
最後に通知センターに戻り、ドラッグ&ドロップでお好きな位置に移動してください。
③トグルをオンにして計測開始
「ウェブサイトの使用時間を計測」横のトグルをクリックしてオンにします。スイッチが緑色になれば計測がスタートするので、そのままSafariを使うだけで閲覧時間が記録されます。
プライベートブラウズ中は計測対象から外れるので、あえて記録を残したくない場合はプライベートウインドウを利用してください。
④再度トグルをオフにして一時停止
Safariの画面左上にある「スクリーンタイム」スイッチをクリックしてオフにします。この操作で一時的に計測が止まり、好きなだけウェブサイトを見られるようになります。
オフの状態はスイッチがグレーに変わっていることで確認できます。計測を再開したいときは同じスイッチをオンに戻してください。
スクリーンタイムでMacSafariに自分だけのルールを作る応用ワザ

こっそり使える応用ワザをまとめたよ。自分の使い方にぴったり合うルールを作れば、もっとスマートに時間管理できるよ。
応用ワザ | 役立つシーン | 期待できる効果 |
---|---|---|
特定サイトグループ設定 | よく使うニュース/SNSだけブロック | 無駄なアクセスをまとめて制限できる |
キーワードフィルタリング | キーワードに反応して自動ブロック | 興味のないコンテンツを先回りでカット |
時間帯フィルタ | 深夜や作業時間だけ制限したいとき | オンオフの切り替えが自動でラクになる |
プロファイル切り替え | 仕事用/プライベート用で分けたいとき | モードごとに違うルールをすぐ適用できる |
集中タイムにサイトを自動ブロックする

「集中タイム」はMacの「スクリーンタイム」設定にある「ダウンタイム」を使って、指定した時間だけ邪魔サイトをピタッとシャットアウトしてくれる機能です。朝のコーディングタイムや夜のアイデア出し中など、SNSやニュースサイトをカードゲームのように一瞬でブロックしてくれるので、ついブラウジングに流れがちな気持ちをギュッと引き戻してくれます。曜日や時間の指定は思いのままにカスタマイズできるので、チームミーティングや休憩タイムにも合わせやすいのが嬉しいポイントです。プログラマーらしい小技としては、よく使う技術ブログやドキュメントは「常に許可」にまとめておくと、必要な情報だけサクサクアクセスできます。
App使用時間で新しいスケジュールを追加
画面左上のAppleメニューからシステム設定
を選んで開きます。
サイドバーからスクリーンタイム
を選んで、画面右側に切り替えます。
カテゴリ一覧からApp使用時間をクリックして、各アプリの使用状況を確認します。
画面右下の+
アイコンをクリックし、ドロップダウンで制限したいアプリを選びます。
曜日ごとの使用許可時間を入力して完了
を押せば設定が保存されます。
Safariに平日9〜18時の制限時間を設定
アップルメニューからシステム設定を開いてスクリーンタイムを選びます。Downtimeをオンにしてカスタムスケジュールを開き、月曜から金曜にチェックを入れたうえで開始を09:00、終了を18:00に設定します。
同じスクリーンタイム画面で「常に許可」を開きます。リストにあるSafariのチェックを外すと、先ほど設定したDowntime中だけSafariが使えなくなります。
許可サイトリストで業務サイトだけを残す
システム設定の「スクリーンタイム」を開いて、サイドバーから「コンテンツとプライバシー」を選びます。
「コンテンツ」タブの「Webコンテンツ」を「許可サイトのみ」にして「Webサイトをカスタマイズ」をクリックします。
デフォルトで登録されているサイトの横にある「−」ボタンをクリックして、業務に不要なものを全部消します。
リスト下部の「+」ボタンを押して、自分の業務で使うURL(例:www.yourcompany.com)を入力し、全ての業務サイトだけを登録します。
子どものMacをファミリー共有で見守る

保護者がApple IDでファミリー共有を組むと、子どものMacも自動でグループに登録され、遠くからでも使用状況をチェックできるようになります。
スクリーンタイムの項目は自動的に同期されるので、アプリの利用時間やウェブ閲覧のレポートをリアルタイムで確認可能です。とくに放課後や夜の過ごし方を見守りたいときに役立ちます。
ファミリー共有から子どものアカウントを選ぶ
画面左上のアップルマークをクリックして「システム設定」を選んでください。古いmacOSでは「システム環境設定」という名前になっている場合があります。
左側のメニューから「スクリーンタイム」を選び、上部にある「ファミリー共有」タブをクリックします。
表示されたファミリーリストから管理したい子どもの名前をクリックします。クリックすると、その子ども専用のスクリーンタイム設定画面が開きます。
子どもの名前がリストにない場合はファミリー共有の招待が受け入れられているか確認してください。
スクリーンタイムをオンにしてレポートを共有
スクリーンタイムをオンにしておくと、MacだけでなくほかのApple端末の利用状況までまとめて見える化できます。家族で共有するとお互いの使いすぎを防げるので便利です。
画面左上のAppleメニューをクリックし「システム設定」を選びます。
左サイドバーから「スクリーンタイム」を選び、右側のスイッチをクリックしてオンにします。
画面下にある「ファミリーと共有」をクリックし、共有したいメンバーを追加します。
コンテンツ制限で年齢レーティングを設定
最新のmacOS Venturaで「システム設定」を開き「スクリーンタイム」を選びます。サイドバーから「コンテンツとプライバシー」をクリックし「コンテンツ制限」をオンにします。
「App制限」「映画」「TV番組」などのカテゴリーごとに、プルダウンから許可する年齢レーティングを選びましょう。たとえば「17+」以下に絞ると成人向けコンテンツをしっかりブロックできます。
SNS沼を防ぐために1日の合計時間を制限する

SNSってついダラダラ眺めてしまい、気づいたら数時間が過ぎていた…そんな経験はありませんか。
スクリーンタイムの1日合計利用時間の制限を活用すると、SNSに費やす時間を一括で管理できるようになります。
- 強制終了までのカウントダウン:設定時間に近づくとポップアップでお知らせしてくれます。
- 漫然と開き続けるのを予防:終わりが見えるので次の作業に切り替えやすいです。
- エンジニアならではの応用:毎週レポートをエクスポートして自分のSNS利用パターンを分析してみましょう。
App使用時間でソーシャルカテゴリを選択
システム設定のスクリーンタイムを開き、左側メニューからApp使用時間をクリックします。
画面中央にある「Appカテゴリ別」を見つけ、リストからソーシャルを選びます。
選択後、右側で表示されるスライダーから1日あたりの利用時間を設定できます。
1日あたりの許容時間を30分に設定
「上限時間を追加」画面の時間入力欄をクリックし、「0時間30分」と打ち込んでから画面の別の場所をクリックして確定します。
「時間延長を許可しない」にチェック
スクリーンタイムの制限ダイアログが表示されたら、「時間延長を許可しない」のチェックボックスをクリックします。
これを有効にすると、設定した利用時間を過ぎても追加の延長リクエストができなくなります。
一度チェックを入れると延長リクエストが制限されるため、あとから許可を戻すには再度設定画面でチェックを外す必要があります。
よくある質問

- Safariで特定のサイトだけスクリーンタイム制限できますか?
できます。システム設定>スクリーンタイム>コンテンツとプライバシー制限>コンテンツ制限>Webコンテンツを開き、「指定したWebサイトのみ」を選びます。あらかじめよく見るサイトをリストに登録しておくと、そのサイト以外は閲覧できなくなります。プログラマーの目線からは、許可リストの管理はこまめに更新すると開発ドキュメント参照時にも便利です。
- 制限時間を過ぎても通知が来ないときは?
システム設定>通知>スクリーンタイムを開き、通知が許可されているか確認してください。また、集中モードがオンだと通知が止まることがあります。自分用の集中モードをサイレント以外に設定しておくと、期限切れに気づきやすくなります。
- MacとiPhoneでスクリーンタイムを同期させるには?
両方の端末で同じApple IDにサインインし、システム設定>スクリーンタイムで「デバイス間で共有」がオンになっているか見てください。これだけでMacでの制限がiPhoneにも反映されるので、一括管理がらくになります。
- 制限時間を超えたあとはSafariで何が起きる?
時間を超えるとサイトがグレーアウトしてアクセスできなくなります。ただし「続ける」を押すと2分だけ延長できるので、急ぎの調べものがあるときはそこを活用すると安心です。
スクリーンタイムが灰色でクリックできないのはなぜ?
スクリーンタイムが灰色になってクリックできないと、設定を変えたいのに先へ進めず戸惑いますよね。
この状態になるのはおもに以下の理由からです。
• システム設定でスクリーンタイムそのものがオフになっている
• ファミリー共有の管理者が制限をかけている
• 利用中のアカウントが管理者権限をもっていない
• 会社や学校のプロファイル(MDM)がスクリーンタイムをロックしている
どれもシステム環境設定の「スクリーンタイム」項目やApple IDのファミリー共有設定を確認すると解消できることが多いです。
Safariだけを制限すると他のブラウザで回避されない?
Safariだけを制限してもChromeやFirefoxなど別のブラウザが使われると制限をすり抜けられます。
安心したいときは「コンテンツとプライバシー制限」→「コンテンツ制限」→「ウェブコンテンツ」で制限レベルを設定しましょう。こうしておくとどのブラウザでも同じ制限が適用されるので、回避の心配が減ります。
設定後は実際にSafari以外のブラウザでWebサイトにアクセスして、ちゃんとブロックされるか確認するのがおすすめです。
制限時間を超えた後もSafariが使えるときの対処は?
再起動でスクリーンタイム設定が正しく読み込まれることがあります。
システム環境設定>スクリーンタイム>App制限>Safariで時間が正しく設定されているかチェック。
スクリーンタイム>常に許可にSafariが入っていないか確認して外します。
スクリーンタイムを一度オフにしてから再度オンにすると制限がリセットされやすいです。
最新のmacOSにアップデートするとスクリーンタイムの不具合が修正されることがあります。
スクリーンタイムの設定変更は再起動が効く場合が多いのでまず試しましょう。
ファミリー共有で子どものMacが表示されないときは?
子どものMacがファミリー共有のデバイス一覧に出てこないときは、AppleIDのリンク状態とシステム環境設定のiCloud項目をそっと見直すことで、あっという間に解決できます。
基本操作だけなので慣れない方も気軽に取り組めますし、正しく登録されるとスクリーンタイムや購入履歴の管理もスムースに再開できます。
プログラマー目線のお助けワザとして、iCloudのキャッシュをリフレッシュする方法を試すと表示トラブルが消えるケースもありますよ。
まとめ

ここまでSafariのスクリーンタイムを設定してウェブ閲覧を見える化する手順と応用テクニックを紹介しました。システム設定のスクリーンタイムを有効にして、Appの利用制限やサイトごとの時間制限を追加することで、自分のネット利用をしっかり管理できます。
これらを実践するとつい長時間チェックしてしまうサイトにもほどよい歯止めがかかり、大事な作業に集中しやすくなります。日々の利用状況を振り返りながら自分にぴったりの設定を見つけて、もっと充実したMacライフを楽しんでください。