Macで作業中にSafariのタブがうっかり閉じてしまい、どのように復元すれば良いのか途方に暮れていることはありませんか?
ここでは、長年の現場経験で得たトラブル対処を基に、メニューバー操作からキーボードショートカット、さらにiCloud連携まで、実際に役立つ手順を一つずつ丁寧に解説します。操作を覚えるだけで、作業再開までの時間を大幅に短縮でき、焦りも消えます。
安心して作業を続けられるよう、続く手順を確認してみましょう。
Safariで閉じたタブを復元するやさしい手順

Safariでうっかりタブを閉じても、こんなカンタンな方法を使うだけでスムーズに元通りにできます。
- ⌘+Zキーを押して直前に閉じたタブを復活させる
- 履歴 ▶ 最近閉じたタブメニューから必要なタブを選ぶ
- タブバーを長押ししてリストから復元
- カスタムボタンでワンクリック復元(ツールバーに追加)
プログラマーの小ワザですが、ツールバーに「最近閉じたタブを開く」アイコンを置いておくと、Safariを使うたびにワンクリックで復元できて手放せなくなります。
メニューバーからサクッと復元

Safariのメニューバーにある「履歴」から閉じたタブをサクッと戻す方法です。キーボード操作が苦手でも、マウスだけで安心して復元できます。
- いつでも使える:メニューバーが画面上部に常に表示されているので操作迷子になりません。
- 履歴から直接復元:「履歴」→「最近閉じたタブ」で一覧が出るので、戻したいタブをぽちっと選ぶだけです。
- 過去の履歴も遡れる:「履歴を開く」で過去の全ページからも復旧できるので、うっかり消しすぎても安心です。
①メニューバーの履歴を開く
まずSafariをアクティブにした状態で、画面上部のメニューバーに目を移します。
Appleメニューのすぐ右隣にある「履歴」をクリックしてください。
クリックすると過去に開いたタブやウインドウの一覧がずらりと表示されます。
②最近閉じたタブを選ぶ
Safariのタブバー右端にある「+」アイコンをクリックしたままにします。
ポップアップメニューに「最近閉じたタブ」の一覧が出てきます。数が多いときはスクロールして探しましょう。
目的のタブをクリックすると、そのページが新しいタブとしてすぐ戻ってきます。
③開きたいページをクリック
「最近閉じたタブ」のリストに並ぶページタイトルを見つけて、そのままクリックします。タイトル上にカーソルを合わせるとサムネイルが表示されるので、目的のタブかどうか確認しながら操作すると安心です。
④タブが元の位置に戻ったことを確認
復元したタブが閉じる直前と同じ位置に戻っているかチェックします。画面幅を少し変えたり、タブバーを左右にスクロールしたりして、並びがズレていないかしっかり見てください。
複数のタブを一度に復元すると順序が崩れることがあります。その場合はSafariを再起動すると正しく並び直ることが多いです。
キーボードショートカットで一気に復活

Safariで閉じたタブをパパッと戻したいときは、キーボードショートカットが便利です。
最新のmacOSとSafariなら、⌘+Zキー(取り消し)で直前に閉じたタブをひとつずつ復活できます。何度も続けて押せば、順番に過去のタブを取り戻せるので、マウスを使わずサクサク作業を再開できるのがうれしいポイントです。
プログラミング中にエラーでタブを閉じても、手元だけで戻せるのはかなり助かります。⌘+Zキーはほかのアプリでも活用しているなら、Safariでも同じ感覚で使えるのが親しみやすいですね。
①Safariを最前面にする
Safariを手前に出すためにDockのSafariアイコンをクリックしてください。
キーボードでも出したいときはCommand(⌘)+Tabでアプリ切り替えを行い、Safariアイコンにフォーカスがあたったらキーを離すと最前面に表示されます。
もしウィンドウが複数開いているときは、Dockのアイコンを長押ししてウィンドウリストから目的のものを選ぶと迷わず見つけられます。
②⌘+Shift+Tを押す
Safariのアドレスバーやタブバーをクリックしてウインドウをアクティブにしてから⌘キーとShiftキーを押し続けてTキーを押します。
別ウインドウで同じ操作をしてもそのウインドウの閉じたタブが復元されるため、操作前に対象ウインドウを選んでおくと安心です。
③必要に応じて繰り返し押す
⌘+Z
をもう一度押すと、直前に閉じたタブが続けて復元されます。この操作を必要な分だけ繰り返してください。
マウス操作が好みなら、メニューバーの「履歴」→「前に閉じたタブを再度開く」をクリックしてください。こちらも繰り返すことで順にタブを戻せます。
Safariは過去100件までタブを覚えています。たくさん閉じても安心ですが、Safariを再起動すると履歴がリセットされる点に注意してください。
④復元が終わったら⌘+LでURLバーへ移動
タブの復元が終わったら⌘+Lを押してURLバーへすばやく移動しましょう。復元したページのアドレスをそのままコピーしたり、新しいURLを入力したりするときにとても便利です。
タブバーの+を長押しして履歴を表示

タブバーの右端にある+ボタンをギュッと長押しすると、直近で閉じたタブの履歴がポンと一覧表示されます。うっかり閉じてしまったページも、ここからサッと呼び戻せるので安心です。
片手でできるシンプルな操作だから、キーボードショートカットが苦手な人にもピッタリ。資料を閉じ間違えたり、調べ途中のサイトを再度探す手間がぐっと減ります。
①タブバー右端の+を長押し
Safariの画面下部にあるタブバーの右端、+アイコンを指でそのままキープしてください。軽くタップするだけではなく、ほんの0.5秒ほどしっかり長押しするとメニューが現れます。
長押しが短すぎるとメニューが表示されないので、タブバーを押し込むイメージで一定時間キープしましょう。
②表示された最近閉じたタブ一覧を確認
Safari画面右上のタブアイコンをクリックすると、直近で閉じたタブがリスト表示されます。ここから復元したいページを選んでタップしましょう。
③開きたいページをクリック
復元したいタブのページタイトルをクリックします。これだけで閉じてしまったページがSafariに戻ります。
複数の同じタイトルがあるときは、ファビコン(サイトアイコン)で見分けると迷わず選べます。
タブ復元を覚えたらもっと快適!応用テクニック集

タブ復元をマスターしたあとはこんな工夫を取り入れるとさらにSafariライフが快適になります。
応用テクニック | 活用シーン |
---|---|
タブグループの活用 | 仕事や趣味ごとにタブをまとめてあとから一気に開ける |
キーボードショートカット | ⌘+数字キーで特定のタブに一瞬でジャンプできる |
iCloudタブ同期 | 別のMacやiPhoneで開いているタブをすぐ手元に呼び出せる |
Safari終了後も前回のタブを自動で再表示

Safariの設定を一度変えておくと、アプリを開くたびに前回のタブをそのまま復元できます。手動でタブを探し回る必要がなくなるので、作業の途中でブラウザを閉じてもすぐに元のページ群へ戻れるのがうれしいポイントです。OS標準の機能だから追加インストールも不要で、設定も簡単に済むのが魅力です。
環境設定の一般を開いて前回のウィンドウを再度開くを選ぶ
Safariを開き、メニューバーの「Safari」から「環境設定」をクリックします。キーボードショートカットは⌘ + ,です。
環境設定のウィンドウが開いたら、上部の「一般」タブを選びます。
「Safariを開くとき」のプルダウンメニューをクリックし、前回のウィンドウを再度開くを選びます。
Safariを再起動して設定を確認
Safariを一度終了してから再起動すると動作がリセットされ、環境設定でタブ復元の設定を確かめやすくなります。
画面左上の「Safari」メニューから「Safariを終了」を選ぶか、Command+Qキーを押して完全に閉じます。
DockやLaunchpadからSafariをクリックして再度立ち上げます。
「Safari」メニューから「環境設定」を選んでウインドウを表示します。
「一般」タブの「Safariを起動するとき」に「前回のウインドウをすべて開く」が選ばれているか確認し、変更があれば選択します。
iPhoneやiPadで閉じたタブをMacで開く

iPhoneやiPadで閉じたタブをMacで再表示したいときは、SafariのiCloudタブ機能を活用すると便利です。iCloudタブをオンにしておけば、別のデバイスで開いていたタブや直近に閉じたタブを、MacのSafariで一覧から呼び戻せます。
やり方はとてもかんたんです。まず、iPhone/iPadとMacの両方で同じApple IDにサインインし、設定アプリの「Safari>iCloudでSafariを使用」を有効にします。そのうえでMacのSafariを開き、タブバー右上のタブ概要表示ボタンをクリックすると画面下部に「他のデバイス」のセクションが現れます。ここから目的のタブを選ぶだけで、すぐに同じページが開きます。同期に少し時間がかかることもありますが、体験的には数秒で表示されることが多いです。
タブ表示ボタンでiCloudタブ一覧を表示
Safari のツールバーに並ぶ≡
のようなアイコン(タブ表示ボタン)を押します。
表示されたタブの一覧を下へスクロールすると、他のデバイスで開いている iCloud タブが並んでいます。
ツールバーにタブ表示ボタンが見あたらないときは、メニューの「表示」から「タブ表示ボタンを表示」を選んでください。
リストから開きたいデバイスのページをクリック
リストに並んだ各デバイスの表示名やページタイトルをよく見比べて、開きたいページをクリックしてください。クリックするとすぐに新しいタブで選んだページが復活します。
もし目的のページが見つかりにくいときは、リストを上下にスクロールして最新の履歴を確認してみましょう。
プログラマー目線のコツとして、Macの「システム設定」→「一般」→「情報」でデバイス名を統一しておくと、リストから探すときにすぐ判別できて便利です。
履歴検索ですばやく過去ページを探し出す

Safariの履歴検索を使うと、訪れたページを日付順に一覧できます。画面右上の検索窓に思い出したワードやURLの一部を入力すると、瞬時に絞り込みできるから、あの時閉じたタブを見つけたいときにも手早く探せます。
長い間放置していたページや数日前に見つけた記事を再度開きたいときは、タブの「元に戻す」だけでは追いつきません。そんなとき履歴検索なら、キーワードを入れるだけでたくさんのタブをひとまとめにした中からもサクッと探し出せます。
メニューバーの履歴から履歴を表示を選ぶ
Safariのウインドウがアクティブな状態で、画面上部メニューバーの「履歴」をクリックします。
表示されたドロップダウンの中から履歴を表示を選ぶと、過去に開いたタブやウインドウの一覧がポップアップ形式で現れます。
復元したいタブを一覧から見つけたら、その名前をクリックするだけで元のタブが開きます。
メニューバーが隠れている場合は、Safariをアクティブにしたりフルスクリーン表示を解除したりすると戻りやすくなります。
検索窓にキーワードを入力して絞り込む
Safariのツールバーにあるタブ一覧ボタンをクリックして、現在開いているタブを一覧にします。
タブ一覧の上部にある検索窓をクリックして、絞り込みたいキーワードを入力します。
表示された候補の中から目的のタブをクリックすると、すぐにそのページに戻れます。
よくある質問

- Safariで閉じたばかりのタブを戻せますか
-
はい「履歴」メニューから「最近閉じたタブ」を選ぶと一覧が出てきます。そこから戻したいタブをクリックするとすぐに復活します。⌘+Zでも直前のタブを開けるので覚えておくと便利です。
- ブラウザごと閉じてしまった場合はどうすればいいですか
-
Safariを再起動して画面上部の「履歴」メニューを開き「前回終了時のウインドウを再度開く」を選びましょう。タブの状態をまとめて元に戻せます。
- ショートカットキーが反応しないときの対処は
-
システム環境設定の「キーボード」→「ショートカット」でSafariの「⌘+Z」が有効か確認しましょう。もし重複設定があると動かないので不要なショートカットをオフにすると直ります。
Command+Zでもタブは戻せる?
閉じたタブをすぐに取り戻したいときはCommand+Zが便利です。Safariではメニューの「元に戻す」を実行すると最後に閉じたタブを復活させてくれます。ただしテキスト入力など他の操作をした直後だとその作業が優先されてタブは戻らないことがあります。タブバーの空白をクリックしてからCommand+Zを押すと確実に呼び戻せる点はプログラマーとして実際に試して実感したコツです。
復元できるタブの上限はある?
じつはSafariには復元できるタブの数に制限はありません。タブを閉じた順にウィンドウごとのセッション履歴として残るので、同じウィンドウ内であれば⌘Zまたはメニューの「閉じたタブを再度開く」を繰り返すだけで、好きなだけ戻せます。
プライベートブラウズ中でもタブを復元できる?
プライベートブラウズを使うと履歴やCookieはセッション終了とともに消えるように設計されています。そのため、後からSafariの履歴メニューを開いて閉じたタブを復活させることはできません。
ただし、タブを閉じてしまった直後なら「⌘+Zキー」で元に戻せる場合があります。これはSafariが閉じる前の操作を取り消すだけなので、プライベートモードでも有効です。
もしうっかりタブを閉じてしまったら、あわてず⌘+Zを押してみてください。ただしプライベートウインドウを閉じるかSafariを終了すると操作履歴が完全に消えるので、それ以降は元に戻せないことに気をつけましょう。
ショートカットが反応しないときはどうする?
ショートカットが反応しないときはメニューバーの[履歴]から操作する方法が頼りになります。Safariのメニューバーにある[履歴]→[最近閉じたタブを再度開く]を選べば、⌘Zや⌘Yが効かなくてもサクッとタブを取り戻せます。さらにシステム環境設定のキーボード→ショートカットでSafari関連の登録状況を確認し、ほかのアプリとぶつかっていないかチェックしてみましょう。それでも不調が続くときは一度SafariやMacを再起動してみると、内部のリソースがリフレッシュされてショートカットが復活することがあります。こうした対応なら初心者さんでも迷わず実行できるうえ、焦らずタブを救出できます。
復元候補にページが見当たらないときは?
最近閉じたタブに欲しいページがないと戸惑いますよね。でも落ち着いて以下の方法を試してみましょう。
- 履歴パネルから探す:メニューバーの「履歴」から日付ごとにしらみつぶしにチェックしてみましょう
- iCloudタブを確認:同じApple IDでサインインした他のMacやiPhoneに残っているタブを呼び出せることがあります
- TimeMachineでSafariデータを復元:~/Library/Safari フォルダをバックアップから戻すとタブリストが復活する場合があります
- ブラウザ拡張を活用:復元履歴を細かく保存できるタブマネージャー系の拡張機能を入れておくと安心です
TimeMachineから復旧する場合はバックアップディスクを事前に接続しておきましょう。
まとめ

Safariで消えたタブは、⌘+Zでいちばん最後に閉じたタブを即復活させたり、メニューバーの履歴から「直前に閉じたタブを再度開く」を選んだり、タブバーの空白部分を長押しして一覧から戻したりと、サクッと元に戻せる方法が揃っています。
これでうっかりタブを閉じても慌てずに再表示できるので、快適なブラウジングを思いっきり楽しんでくださいね。