描きたいイメージが頭に浮かんだのに、ツールの多さに戸惑ってマウスが止まり、真っ白なキャンバスを前に時間だけが過ぎる瞬間がありますよね。
AppleIntelligenceなら文章を打つだけで数秒後にオリジナル画像が現れ、ドラッグ操作で細部を整えられます。面倒な設定や高価なソフトも不要、思いつきをその場で形にできる気軽さが手に入ります。
知りたいこと | すぐわかるポイント |
---|---|
必要な準備 | macOS最新化とImagePlaygroundの導入だけ |
操作時間 | 最短30秒で1枚生成 |
応用例 | プレゼン資料やSNS投稿に即活用 |
頭にあるアイデアを置き去りにしないために、次の章で準備から生成、仕上げまでを画像付きでたどります。Macが届いたばかりでも大丈夫、一緒に最初の1枚を作ってみましょう。

最初は設定に迷いがちな保存先をデスクトップに固定するとファイル探しが減って快適だよ。名前に日付を入れておくと後で並べ替えも簡単だから試してみてね。
AppleIntelligenceで画像を生み出す手順


- ImagePlaygroundを使う:スタイルや細かい設定を選びながらテキストから高品質な画像を生み出せます
- メモアプリ画像マジックワンドを使う:手書きのスケッチをサッときれいなイメージに変換できます
どちらの方法も手元のMacでサクッと試せます。次はImagePlaygroundとマジックワンド、それぞれの手順を気楽に進めてみましょう。
ImagePlaygroundを使う
ImagePlaygroundはデスクトップ向けの専用アプリです。じっくりスタイルを選んで文字で指示を出せるので、こだわりのあるデザインを作るときにぴったりです。
Dockの「システム設定」アイコンをクリックして設定画面を開きます。
「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開いてmacOSが最新かどうかをチェックします。
AppStoreを開いて「ImagePlayground」を検索し、「入手」をクリックします。
アプリを起動して「新規プロジェクト」をクリックします。
好みのテーマや衣装、背景を選んでテキスト欄にイメージを入力します。
「生成」をクリックしてしばらく待ち、出来上がった画像を右クリックから「保存」します。
メモアプリ画像マジックワンドを使う
メモアプリのマジックワンドはシンプルなスケッチを美しいイラストに変えてくれます。ちょっとしたアイデア出しやメモにサクッと活用しましょう。
Dockのメモアプリアイコンをクリックして起動します。
新しいメモを作成して画面上部のペンアイコンをタップし、自由にスケッチします。
囲み線ツールでスケッチをぐるっと囲みます。
囲んだまま画面右上の魔法の杖アイコンをタップします。
いくつか提案が出るので好みのものをタップして差し替えます。
共有ボタンから「画像を保存」を選んで書き出します。
手書きスケッチはシンプルな線が向いているので不要な装飾は避けるときれいに変換できます。
ImagePlaygroundを使う


ImagePlaygroundはmacOSにピタッと馴染む優しいUIが魅力の画像生成アプリです。テーマやスタイルをぽんっと選んで、短いテキストをちょこっと入力するだけで、プロっぽいイラストやスケッチが数秒で出来上がります。アイデアを形にしたいときやプレゼン資料に遊び心を加えたいときに、気軽に頼れる相棒ですよ。
①システム設定でソフトウェアアップデートを確認
Dockの歯車アイコンか、画面左上のAppleメニューから「システム設定」をクリックします。
サイドバーの「一般」を選択して、右側に出てきた「ソフトウェアアップデート」をクリックします。
自動で最新版を探し始めるので、完了したら表示されるアップデート情報を見て「今すぐアップデート」をクリックします。
②AppStoreでImagePlaygroundを入手
- AppStoreを開く:DockにあるAppStoreのアイコンをクリックして起動。
- アプリを検索:検索バーに「ImagePlayground」と入力してEnterキーを押す。
- 入手をクリック:ImagePlaygroundの横にある「入手」ボタンをクリック。
- 認証する:AppleIDのパスワード入力またはTouchID/FaceIDで認証。
- ダウンロード完了を確認:Launchpadに切り替えてImagePlaygroundが追加されているかチェック。
③ImagePlaygroundを起動して新規プロジェクトを作成
ImagePlaygroundを起動すると、すぐにわくわくする魔法のキャンバスが登場します。ここでは最初の一歩として新規プロジェクトを作成してみましょう。
画面右上の虫眼鏡アイコンをクリックして「ImagePlayground」と入力し、候補が表示されたらEnterキーを押して起動します。
ImagePlaygroundのメニューバーから「ファイル」をクリックし、「新規プロジェクト」を選びます。
開いたダイアログでプロジェクト名を入力し、ドロップダウンからキャンバスの幅と高さを選んで「作成」をクリックします。
④テーマとスタイルを選んでテキストを入力
左側パネルの「テーマ」から、風景やポートレートなど好みのジャンルをクリックして選択します。
「スタイル」欄でイラスト風や写真風など、お好みのテイストを選びます。
中央の入力欄に「青空の下で走る子犬」など、生成したい内容をわかりやすく入力します。
⑤生成ボタンで画像を作成しファイルに保存
ウィンドウ右下にある生成ボタンを押します。入力したテキストやスケッチがもとに、自動で画像が作られていきます。
生成には数秒かかります。プレビューが表示されたら、気に入ったものにチェックマークをつけて確定してください。
共有アイコンをクリックして「画像を保存」を選びます。保存先フォルダとファイル名を決めたら「保存」を押して完了です。
メモアプリ画像マジックワンドを使う


メモアプリの画像マジックワンドは、ラフな落書きを囲むだけでAIがイラストに仕上げてくれる楽しさがあります。紙に描いてスキャンする手間もいらず、すぐにカラフルな絵をゲットできるので気軽に試してみてください。
DockやLaunchpadからメモアプリを開いて、画面右下の「新規メモ」ボタンをクリックします。
ツールバーのペンアイコンを選んで、トラックパッドやペンシルで好きな落書きをします。
ペンツールを長押しして囲み工具に切り替え、落書きをぐるっと一重の線でなぞります。
囲みが終わったら右上のマジックワンドアイコンをクリックして、AIが作った候補からお気に入りを選びます。
上部の共有ボタンを押して「画像を保存」を選べば、写真アプリにイラストが追加されます。
手書きの線は一筆で閉じると認識精度が上がります。
①メモアプリを開いて新規メモにスケッチを描く
Dockのメモアプリをクリックして起動します。左上の新規メモボタンを押して真っ白なキャンバスを用意したら、ツールバーのペンアイコンを選びましょう。
トラックパッドに慣れているときは指でさらさら、Apple Pencil対応のiPadとSidecarを使うと筆圧感のある線が楽しめます。鉛筆ツールやマーカーに切り替えながら自由にスケッチしてください。
②スケッチを丸で囲んでマジックワンドをタップ
Apple Pencilまたは指先で、ラフに描いた線をゆったりと丸で囲みます。余白を少し大きめにとると、選択がうまくいきやすくなります。
囲み終わったら、メモ画面上部に並ぶアイコンの中からマジックワンドを軽くタップします。タップはそっと、でも確実に押し込む感じで操作すると反応がスムーズです。
③提案画像を選んで差し替えを確定
画面下に並んだ提案画像の中から、気に入ったものをタップします。選ぶと自動でメモ内のスケッチがその画像に置き換わります。
④共有ボタンで画像を書き出す
ウィンドウ右上の共有アイコン(四角から上向き矢印)をクリックします。
出てきたメニューから「画像を保存」か「ファイルに保存」を選びましょう。
保存先にデスクトップなどわかりやすい場所を選んで「保存」を押すと、Finderで画像を確認できます。
作った画像をもっと楽しむ応用アイデア


基本の手順で生成できるようになった画像を、さらに活用するアイデアをまとめました。
活用アイデア | 役立つシーン |
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SNSでシェア | 生成画像を友達やフォロワーに見てもらって盛り上がる |
プレゼン資料に挿入 | Keynoteでスライドを華やかに演出する |
アプリ開発のモック作成 | Xcodeプレビューで画面デザインを手軽に確認する |
気になるアイデアを試して、自分だけの楽しみ方を見つけてみてくださいね。
SNSで即シェアして反応をもらう


SNSでぱっと生成した画像をシェアしてみると、タイムラインに流した瞬間からわくわくが広がります。コメントや「いいね」でリアルタイムの反応がキャッチできるので、どんなテキストやテーマがウケるかすぐに掴めます。
XやInstagramに投稿すると、同じ興味を持つ仲間から気軽に声がかかって、新たなアイデアがぽんぽん飛び込んできます。#AppleIntelligenceや#Mac画像生成をタグ付けすると、つながりやすくなるのでおすすめです。
共有メニューからメッセージやXに直接投稿
画像をプレビューAppやFinderで表示し、画面右上の共有アイコンをクリックします。
共有メニューからメッセージを選び、宛先を入力して送信ボタンをクリックします。
共有メニューでXを選択し、コメントを入力してツイートボタンをクリックします。
文字数制限やプライバシー設定を確認しておくと安心です。
Keynoteでプレゼン素材にする


作った画像をKeynoteに取り込むだけで、簡単に魅力的なスライドが作れます。空白を埋めるイラストから背景まで、プロっぽい見栄えが数分で完成します。
活用シーン | 役立ち方 |
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タイトルスライド | 印象的なビジュアルで最初のインパクトを高める |
セクション見出し | 切り替え部分を視覚的に演出して退屈させない |
説明スライド | 複雑な内容を図解風にして理解をサポート |
ドラッグアンドドロップでスライドに配置してアニメーションを設定
DockやLaunchpadからKeynoteを選んで起動し、使いたいプレゼンファイルをダブルクリックして開きます。
DockのFinderアイコンをクリックし、サイドバーやパスバーから画像を保存したフォルダを開きます。
Finderから配置したい画像をクリックしたままスライド上にドラッグし、ドロップして挿入します。
画像を選択して角のハンドルをShiftキーを押しながらドラッグし、縦横比を固定して大きさを調整します。青いガイドラインで中央揃えもできます。
画面右上のインスペクタアイコンをクリックし、〈アニメーション〉タブを開きます。
〈追加効果〉ボタンを押し、フェードやズームなどお好みの効果をクリックして速度や方向を調整します。
メニューバーの再生ボタンからスライドショーを開始し、設定したアニメーションが思い通りに動くかチェックします。
Xcodeのプレビューデザインに組み込む


SwiftUIのプレビューに生成した画像を組み込むと、UIデザインのリアル感がパッと増します。実際にやってみると、画面のイメージがグッとつかみやすくなるので、デザイン調整もサクサク進みます。
Finderで生成した画像ファイルを開いて、そのままXcodeのAssets.xcassetsフォルダにドラッグ&ドロップします。ドロップ後にサムネイルが表示されたら追加完了です。
対象のSwiftUIファイルを開いて、PreviewProvider内にImage(“アセット名”)を追記します。コードを保存するとCanvasが更新されます。
エディタ右側のCanvasが自動で更新され、生成した画像が表示されるのを確認します。反映されない場合は画面上の▷アイコンをクリックして再描画を試しましょう。
Assetsカタログに追加してSwiftUIPreviewで確認
プロジェクトナビゲーターでAssets.xcassetsをダブルクリックして開き、Finderから生成した画像ファイルをドラッグ&ドロップで入れます。
ソースコードのPreview構造体内にImage("画像名")
を追加して、キャンバスを開くとリアルタイムで反映を確認できます。
画像名に半角スペースや日本語を使うとプレビューで読み込まれないことがあるので、英数字とアンダースコアだけで管理すると安心です。
よくある質問


macOSが古いとAppleIntelligence画像生成は使えない?
- macOSが古いとAppleIntelligence画像生成は使えない?
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macOSSequoia15かそれ以降でしかImagePlaygroundや画像マジックワンドは動かないので、まずはシステム環境設定のソフトウェアアップデートからOSを最新にしてみてください。
生成した画像の著作権はどうなる?
- 生成した画像の著作権はどうなる?
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AppleIntelligenceで作った画像はすべてユーザーに帰属します。個人利用から商用利用まで自由に使えます。ただし、入力した写真やイラストに著作権がある場合はそのルールに従ってください。
オフラインでも画像生成は動く?
- オフラインでも画像生成は動く?
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AppleIntelligenceは端末内で処理するので、インターネットにつながっていなくてもImagePlaygroundや画像マジックワンドは使えます。出先でも安心して遊んでください。
英語で入力しないと精度が落ちる?
- 英語で入力しないと精度が落ちる?
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日本語でもちゃんと動きますが、英語プロンプトは語彙が豊富なので表現の幅が広がりやすいです。最初は日本語で試して慣れたら英語もチャレンジしてみると楽しいですよ。
macOSが古いとAppleIntelligence画像生成は使えない?
- macOSが古いとAppleIntelligence画像生成は使えない?
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AppleIntelligenceの画像生成機能はmacOS Ventura15以降で動きます。もしMojaveやCatalinaなど古いバージョンをお使いなら、システム設定のソフトウェアアップデートから無料で最新版にアップグレードできます。実際にMontereyからVenturaに切り替えたところ、数クリックでImagePlaygroundが使えるようになり、手軽にオリジナル画像を作成できました。最新OSを使うと新機能やセキュリティも同時に手に入るので、なるべくアップデートしておくのがおすすめです。
生成した画像の著作権はどうなる?
- 生成した画像の著作権はどうなる?
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AppleIntelligenceで作った画像は、入力したテキストやスケッチからMac上で自動生成されたオリジナル作品とみなされます。そのため、生成した画像の著作権は基本的にあなたに帰属します。
ただし、商用利用する場合や社外へ配布する場合は、念のためAppleの利用規約を確認しておくと安心です。実際に社内資料で使った際にも問題なく活用できました。
オフラインでも画像生成は動く?
- オフラインでも画像生成は動く?
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AppleIntelligenceの画像生成はデバイス内で処理されるので、モデルデータがあらかじめインストールされていればネット接続なしで使えます。ただし、初回起動時や機能アップデート時にはモデルのダウンロードが必要になることがあります。
英語で入力しないと精度が落ちる?
日本語でも十分にきれいな画像が作れます。もちろん英語の方がモデルの学習データに多いぶん細かいニュアンスを伝えやすい場面もありますが、普段使うキーワードやシーン説明なら日本語のまま入力しても期待以上の結果が返ってくることが多いです。
実際に試してみると、日本語で「夕焼けの海辺に佇む猫」などと書くだけで、雰囲気たっぷりの絵が生成されました。もしもう少し英語を混ぜたいときは、分かりやすい単語だけ一部英語に切り替えてみるといいですよ。
まとめ


今回ご紹介した手順を順番に行えば、macOS標準のImage Playgroundやメモアプリの画像マジックワンドを使って、すぐにオリジナルの画像が生み出せるようになります。
生成した画像はSNSでシェアしたり、Keynoteに貼り付けてプレゼン資料を華やかにしたり、Xcodeに組み込んでアプリのデザインをブラッシュアップしたりと、さまざまな場面で活用できます。
ここまでマスターすれば、あなたのMacライフがもっと楽しくなるはずです。ぜひ実際に試して、自分だけのクリエイティブをどんどん広げてみてください。