Macで見ていたページをもう一度開こうとしたとき、Safariの履歴が思うように見つからずに戸惑ったことはありませんか?
ここでは時系列リストの見かたからキーワード入力ボックスによる瞬間呼び出し、小技としてiPhoneと履歴を共有して外出先のタブも取り戻すやりかたまで、ステップごとに画面写真さながらの説明を用意しています。
読後には探しているページを最短数秒で呼び戻せる自信が生まれますので、ぜひ手を動かしながら読み進め、今日から快適なブラウジングを楽しんでください。
Safariの履歴をばっちりたどる基本ルート

Safariで「昨日見たあのページどこだっけ?」と焦ることはありませんか。メニューバーを探しまわしたり、戻るボタンを連打したりして、かえって時間をムダにした経験があるかもしれません。
- メニューバーから:Safari>履歴をクリックして過去の閲覧リストを表示
- ショートカットキー:Command+Yでサイドバーに履歴画面をサッと呼び出し
- 戻る長押し:戻るボタンを長押しして直近のページを一覧でチェック
- モバイル版Safari:画面下部のブックマークアイコン>履歴をタップして閲覧履歴を確認
メニューバーから履歴を開く

メニューバーの 「履歴」 をクリックすると、過去に開いたページをずらりと並べてくれます。今日や昨日だけでなく、1週間前や1ヶ月前に見たサイトもさくっと掘り起こせるのがとっても便利です。
さらに同じメニュー内にはiCloudタブや最後に閉じたタブの一覧もあるので、うっかり消しちゃったときのリカバリにも安心感があります。ショートカットを覚えなくても視覚的に操作できるので、メニュー操作が好きな人やこれからSafariに慣れたい人にもおすすめです。
①Safariを起動する
DockにあるSafariのアイコンをクリックして起動します。Dockに見当たらない場合はSpotlightを活用しましょう。⌘+Space
キーを押し、検索ボックスにSafariと入力してEnterキーを押すだけでスムーズに開けます。
②画面上部のメニューバーで履歴をクリックする
カーソルを画面上部に移動するとメニューバーが現れます。表示された「履歴」をクリックしてください。ここから過去に開いたページ一覧をたどれます。
表示が消える場合は、Dockやフルスクリーンの設定でメニューバーが隠れている可能性があります。そのときは、画面上端にゆっくりカーソルを合わせると再表示されます。
③表示された日付別リストを確認する
履歴ウィンドウには訪問した日付ごとにサイト名が並ぶリストが出てきます。最新の日付から順にチェックできるので、探したい日のセクションを見つけてクリックしてください。長いリストはサイドバーをドラッグして上下にスクロールするとスムーズです。
④目的のページタイトルをクリックして開く
リストに並ぶタイトルの中から目的のページタイトルを見つけたら、その文字部分をクリックします。タイトルにマウスカーソルを合わせるとリンクの色が変わるので、確実に選択できていることを確認してから操作してください。
サイドバーで履歴を一覧表示

サイドバーで履歴を一覧表示すると、いつどのページを見たかがひと目でわかります。Safariの左上にあるサイドバーアイコンから履歴タブを選ぶだけで、日付ごとに訪問したサイトがずらりと並びます。
この方法のいいところは、たとえば「あれ、先週のあのページはどこだっけ?」というときに、ざっと過去の履歴をたどりやすいことです。サイト単位でまとめられているので、同じドメインのページをまとめて見返せるのも助かります。
プログラマーの知恵としては、⌘+Yでサイドバーをすばやく呼び出しておくと、いちいちメニューを探さずに履歴をチェックできます。必要に応じてサイドバーの幅を広げておくと、長いページタイトルも切れずに確認できるのでおすすめです。
①ツールバーのサイドバーアイコンをクリックする
Safariのウインドウ上部にあるツールバーで、本の形をしたアイコンを探します。このアイコンをクリックすると、画面左側に履歴やブックマークが並ぶサイドバーがすっと開きます。
アイコンが表示されないときは、ウインドウ幅が狭くなっている可能性があります。その場合はマウスでウインドウ端をドラッグし、幅を広げてみてください。
キーボード操作が好みなら、Shift+Command+L
でも同じサイドバーが開くのでお試しください。
②時計マークの履歴タブを選ぶ
Safariのツールバーにある時計マークをクリックして履歴を一覧表示します。
日付ごとに並んだ過去のアクセス記録から、昨日見ていたページをすぐに見つけられます。
③日付ごとの履歴をスクロールで探す
履歴画面の左側に日付ごとにグループ化されたリストが並んでいます。トラックパッドで上下にスワイプすると、昨日や先週のページまでスムーズに移動できます。
さらにキーボードを活用すると効率的です。PageUpキーやPageDownキーを押すと一気にリストの先頭や末尾へ飛べるので、長期間分の履歴を探すときに便利です。
④ダブルクリックでページを再表示する
履歴リストから再度読み込みたいページの項目を見つけたら、項目をダブルクリックしてください。選んだページが即座にタブとして再表示されます。
キーボードショートカットで一瞬表示

コマンドキーを押しながらYキーを押すだけで、Safariの履歴サイドバーがパッと現れます。これならマウスやトラックパッドまで手を伸ばさずに前に見ていたページをササっと確認できます。訪問日時ごとの一覧がずらりと並ぶので、調べもの中に立ち戻りたい情報が瞬時に見つかるのがうれしいポイントです。
①Safariをアクティブにして⌘+Yを押す
Safariを前面に出してください。Dockのアイコンをクリックするか、⌘+TabでSafariを選ぶと確実です。
⌘+Y
を同時に押すと、左側に履歴サイドバーがパッと現れます。昨日や先週見たページも一目瞭然になります。
Safariがアクティブになっていないとショートカットが効かないので、必ず前面にしてから試してください。
②履歴ウインドウで検索ボックスをクリックする
履歴ウインドウの右上にある虫眼鏡マークの検索ボックスをクリックします。クリックすると入力欄がアクティブになり、キーワードを入れる準備が整います。
注意点:検索ボックスをクリックしても文字を入力できない場合は、履歴ウインドウが最前面にない可能性があるので、ウインドウを選択してから再度試してください。
③キーワードを入力して絞り込む
Safariの履歴リストの右上にある検索欄をクリックしてから、探したいページタイトルやURLの一部を入力します。すると履歴がリアルタイムで絞り込まれます。
入力したキーワードにスペルミスがないか注意してください。スペースが含まれていると正しく絞り込めない場合があります。
④Enterキーでページを開く
履歴リストで矢印キー↑↓を押して開きたいページを選んでください。
選択が青くハイライトされたらEnterキーを押すと、同じタブでページがすぐに開きます。
同じ手順で候補を選んだら、command(⌘)キーを押しながらEnterキーを押します。
これで新しいタブにページが開きます。
履歴ワザを覚えたらできる楽しい応用

履歴ワザをマスターすると、ただページを戻るだけじゃなく、いろんな楽しみかたが広がります。
応用技 | 活用例 |
---|---|
タブグループにまとめる | 大量に開いたタブをプロジェクトごとに整理してすばやく切り替え |
履歴をキーワード絞り込み | 半年以上前の資料から必要なページだけをパッと探し出す |
ショートカット登録で即起動 | ⌘+3など好きな番号でよく見る履歴を一発で開く |
履歴のエクスポート | 旅行プランやレシピをファイルにして友人とシェア |
どれも初めてでもすぐに試せるから、遊ぶ感覚でいろいろ使いこなしてみてください。
検索ボックスで瞬時に過去ページをピン留め

Safariの履歴一覧を開くと、上部に小さな検索ボックスが用意されています。ここにページタイトルやURLの一部を入力すると、過去に訪れたページが瞬時に絞り込まれます。気になる結果を見つけたら、そのままタブバーの左端にドラッグ&ドロップしてピン留めしてみてください。こうするとブラウジングを閉じてもタブが常に残るので、何度も開き直す手間が省けます。覚えにくい長いURLや、頻繁にチェックしたい情報を手軽に固定できるので、毎日の作業がサクサク進みます。
履歴ウインドウ右上の検索欄に語句を入力する
履歴ウインドウ右上の検索欄をクリックして、目的のページを思い出せるキーワードを入力してください。例としてURLの一部やページタイトルに使われている語句を入れると、入力と同時にリストが絞り込まれていきます。探している履歴が多いときほど、この機能が効率を発揮します。
見つけたページを右クリックしてピンに追加を選ぶ
履歴リストで目当てのページを見つけたら、その項目を右クリック(またはトラックパッドなら二本指タップ)してください。表示されたメニューから「タブをピンに追加」を選ぶと、ページがブラウザ左端に固定されます。
ピンに追加したタブは再起動後も残るので、ときどき整理しないと数が増えすぎる点に注意してください。
iCloud連携でiPhoneの履歴もMacでチェック

Safariの履歴をMacでたどる方法の一つにiCloud連携があります。iPhoneで見ていたページをすぐMacでチェックできるので、外出先での調べ物をデスクに戻ってから続けやすくなります。
設定はとってもシンプルで、両方の端末で「システム設定」→「Apple ID」→「iCloud」の中にあるSafariをオンにするだけです。同期が完了すると、iPhoneで開いたサイトがMacの履歴にそのまま並ぶので、探しものが一瞬で見つかります。
エンジニアならではのひと手間アドバイスとしては、iCloudの履歴同期には少し時間差がある点を覚えておくこと。大切な履歴を見逃さないためにWi-Fi接続が安定したタイミングで同期状態を確認すると、スムーズに使いこなせます。
システム設定のAppleIDでSafariを同期にチェックを入れる
Dockやアップルメニューから「システム設定」を起動してください。
画面上部にあるAppleID名をクリックしサイドバーの「iCloud」を選びます。
一覧に並ぶ「Safari」のスイッチをオンにします。
これで同じAppleIDでログインしたすべての端末間で履歴や開いているタブが自動で同期されます。
履歴サイドバーにiPhoneのタブ一覧が現れる
Safariの画面左上にあるサイドバーアイコンをクリックしてサイドバーを開きます。履歴サイドバーのiCloudタブセクションにiPhoneで開いているページの一覧が表示されることを確認してください。
MacとiPhoneで同じApple IDかつSafariのiCloud同期がオンになっていないと表示されません。
プライベートブラウズで履歴を残さず安心サーフィン

Safariのプライベートブラウズは、閲覧履歴や検索履歴、クッキーやフォーム入力が一切保存されない特別なウィンドウです。普段のブラウズと切り分けられるので、ネットバンキングや会員制サイトのログインチェック、友達に見られたくない検索をするときに心置きなく使えます。
この機能を開発作業に活用すると、テスト中のログイン状態やキャッシュによる挙動の影響を受けずにページ表示を確認できるので、とても便利です。
ファイルメニューから新規プライベートウインドウを選ぶ
Safariのメニューバーにあるファイルをクリックしてください。
メニューが開いたら新規プライベートウインドウを選んでください。
プライベートウインドウが起動すると、アドレスバーやタブバーが暗い配色になっているので、見た目で確認できます。
紫のスマート検索フィールドを確認して閲覧する
Safari画面上部にある紫色の検索欄をクリックします。
履歴一覧がポップアップ表示されたら、絞り込みたいキーワードを入力します。
候補に表示された日付やページタイトルから「昨日」や目的のページを選べばすぐに開けます。
プログラマーならではのコツとして、⌘L
で検索欄にフォーカスしてから直接入力すると操作がさらに速くなります。
よくある質問

- Safariの履歴から特定のページだけ消すには?
-
履歴一覧を開いてから、削除したいページを右クリックすると「履歴を消去」というメニューが出ます。そのまま選ぶだけで、そのページだけポンと消えます。何度もやってみるうちに、どんどんスッキリする感覚が味わえます。
- 履歴の検索ボックスがどこにあるか分からないときは?
-
履歴一覧を開くと画面右上に検索欄が隠れています。見当たらないときはウィンドウ右上の虫眼鏡アイコンをクリックしてみてください。それだけでサッとキーワード検索できるようになります。
- うっかり消した履歴を復活させられる?
-
Time MachineでMac全体をバックアップしているなら、Time Machineを起動して「~/Library/Safari/History.db」ファイルを過去の状態に戻すと履歴が復活します。プログラマーっぽく言うと、SQLiteファイルを巻き戻す感覚です。
- MacとiPhoneの履歴を同期したいときは?
-
システム環境設定の「Apple ID」→「iCloud」でSafariのチェックを入れましょう。同じApple IDかつWi-Fi接続中であれば、MacでもiPhoneでも履歴がニョキっと共有されます。
履歴が真っ白なのはなぜ?
履歴が真っ白だと「ページをまったく開いてないのかな?」と焦りますよね。実際はSafariの設定や使い方によって隠れているだけの場合がほとんどです。
- プライベートブラウズが有効になっている:プライベート画面では履歴を記録しないので白紙のままです。
- 履歴の自動消去をオンにしている:一定期間で過去の履歴が自動で削除されてしまいます。
- iCloud同期の問題で別端末の履歴だけが反映されていない:同期中や通信状態不良で履歴が見えなくなることがあります。
- ユーザープロファイルを切り替えている:別のアカウントで起動していると履歴はリセットされた状態になります。
まずは画面上部のプライベート切り替えアイコンをタップして通常モードに戻し、設定>Safari>履歴の設定を確認してみましょう。iCloudの通信状況もチェックすると履歴がふたたび表示されるはずです。
間違えて全部消したら戻せる?
Safariの履歴をまるごと消してしまっても、Time Machineバックアップがあれば復活できます。Finderでoptionキーを押しながら「移動>ライブラリ>Safari」内のHistory.db
を過去の状態に戻しましょう。iCloudで他のデバイスと同期していれば、同期先から自動で復元できる場合もあります。
ただし、日頃からバックアップやiCloud同期を設定していないと復元は難しいので、Safariの履歴ファイルを守るために定期的なバックアップがおすすめです。
他人に履歴を見られないコツは?
他人に履歴を見られたくないときは、いくつかの方法を組み合わせると安心です。
- プライベートブラウズ:履歴をまったく残さない専用モードを使うと手軽です。
- 履歴の手動削除:閲覧後すぐにメニューから「履歴を消去」を選ぶと不要な痕跡が残りません。
- 特定サイトの削除:まとめて消すと困る場合は、不要なサイトだけ個別に削除できます。
- 自動履歴クリア設定:設定>Safari>「履歴を自動削除」を1日、1週間などから選ぶと放置でOKです。
- スクリーンタイムロック:設定変更にパスコードをかけておけば、他人が消去や設定をいじれなくなります。
これらを組み合わせれば、うっかり誰かに見られても慌てずにすみます。
iCloud共有をOFFにしても大丈夫?
iCloud共有をオフにすると、Safariの閲覧履歴が自分のMacだけに保存されるようになります。ほかのiPhoneやiPadと履歴が同期されなくなるので、手元のデバイスだけで履歴を管理したい場合には安心です。
ただし、別のデバイスで「昨日見たあのページ」を簡単に呼び出せなくなる点は覚えておきましょう。プライバシーを重視してiCloudの同期をオフにするなら、ローカルの履歴管理をしっかり意識するのがおすすめです。
まとめ

Safariの履歴まわりの操作をまとめると、まず メニューバーやサイドバーで履歴を開いて、思い出しやすいキーワードで絞り込む方法をマスターしました。
つぎに ショートカットキーで閉じたタブをすばやく復活させたり、一度に多くの履歴を日付ごとにさかのぼったりするテクニックで、探したいページをパッと見つけられるようになります。
これらの手順を覚えておくと、突然「あのページどこだっけ?」となっても焦らずにすいすい操作できます。
さっそく Safariを開いて、今日学んだ履歴の魔法ワザを試してみてくださいね。毎日のブラウジングがぐっと快適になるはずです。