Macのトラックパッドをクリックしているのにカクンとした反応がなく、押し込めないままカーソルだけが虚しく動く状況に悩んでいませんか?
原因を切り分ける簡単な設定チェックから数分で終わるリセット手順、さらに道具いらずのメンテナンスまで、現場で繰り返し試してきた再生方法を順を追って示します。失敗しがちなポイントや動作確認のコツも盛り込み、修理に出さずに手元で感触を取り戻せるように工夫しました。
固いクリック音が戻ると作業のリズムも復活します。次の章で紹介するチェックリストを片手に、Macを開いたまま一緒に進めてみてください。
トラックパッドを押し込めるようにする具体ステップ

Macのトラックパッドが押し込めない時は、物理的な原因か設定の原因かをはっきりさせると安心です。ここでは手軽に試せるステップをまとめました。
- 表面のホコリや汚れを除去する:綿棒にアルコールを少量しみ込ませて、トラックパッドのすき間をやさしく拭き取る。
- トラックパッド感度の設定を見直す:「システム環境設定」→「トラックパッド」→「タップでクリック」「クリックの強さ」を調整して押し込みにくさを改善する。
- SMC(システム管理コントローラ)のリセット:MacBookの電源を切り、Shift+Control+Option+電源ボタンを同時に10秒長押ししてから通常起動し直す。
- macOSの最新アップデート適用:バグ修正やドライバ更新でトラックパッドの挙動が改善される場合があるので、アップデートを実行する。
上から順に試すことで、設定とハードの両面からトラックパッドの押し込み問題を解消できるはずです。
SMCリセットを行う前に、作業中のデータをすべて保存し、アプリを終了してから実行してください。
システム設定でクリック感度を調整する

macOS上の「システム設定」を開くだけで、トラックパッドのクリックの硬さや反応速度を調整できます。設定項目を少し動かすだけで、軽くタップするだけでカチッと認識してくれるようになり、押し込めないストレスをすぐに解消できます。
設定変更はトラックパッド全体に反映されるので、コードを書いているときの誤クリックや書類をスクロールするときの空振りが減りました。軽いタッチでも確実に反応するようになり、長時間使っても指先が疲れにくいメリットがあります。
押し込む感覚が固く感じるときや、指先に力を入れすぎて手が疲れるときは、まずこの設定を調整してみるのがおすすめです。調整幅が広いので、自分にちょうどいいポイントを探せば、毎日の作業がグッと快適になります。
①Appleメニューからシステム設定を開く
画面左上のAppleマークをクリックしてシステム設定を選びます。設定画面が開いたらトラックパッド設定へ進む準備が整います。
macOSのバージョンによっては「システム環境設定」と表示されることがありますが同じ操作です。
②「トラックパッド」を選んでクリック感度スライダーを動かす
アップルメニューから「システム設定」を開いてください。
左側の一覧からトラックパッドをクリックすると設定画面が表示されます。
「ポイントとクリック」セクションにあるクリック感度スライダーをドラッグして調整してください。軽いとわずかな押し込みでも反応し、強いとしっかり押し込まないと反応しません。
プログラミング中に誤クリックが気になる場合は軽めに、しっかりしたクリック感が好みなら少し強めに設定すると操作しやすくなります。
③「強めのクリックと触感フィードバック」をオンオフして試す
まずは「強めのクリックと触感フィードバック」が影響しているかチェックするため、機能を切り替えて操作感を確かめます。
画面左上のAppleメニューをクリックして「システム設定」を選択します。Spotlight(⌘+スペース)で「システム設定」と入力して起動してもかまいません。
「トラックパッド」をクリックして「ポイントとクリック」タブに移動します。〈強めのクリックと触感フィードバック〉のスイッチをオフにしてから、普段のクリック操作を試して感触に変化があるか確認してください。戻したいときは同じ手順でオンに戻します。
④好みの設定でウインドウを閉じて動きを確かめる
システム環境設定のトラックパッド設定画面で変更を済ませたら、画面左上の赤い閉じるボタンをクリックして設定ウインドウを閉じます。
FinderやSafariなど普段使うアプリを立ち上げて、クリックの深さやタップの感度がイメージどおりに動くかチェックしましょう。
特に圧力クリックの深さやタップ感度がフィットするまで微調整と確認をくり返すと快適です。
もし設定が思いどおりに動かないときは、システム環境設定を再度開いて別の深さや感度を試してみてください。
SMCとNVRAMをリフレッシュする

SMCはMacの電源まわりやセンサー制御を担う仕組みで、NVRAMは起動時に使う小さな設定を記憶しています。これらをリフレッシュすると、トラックパッドまわりの細かな動作情報がまっさらに戻り、クリックが効かないトラブルを解消できる可能性があります。ハード面やボタン自体に問題が見当たらない場合に、とても頼りになる手法です。
①Macをシステム終了して電源を完全に切る
画面左上のAppleメニューをクリックして「システム終了…」を選択します。
表示されたダイアログで再度「システム終了」をクリックし、画面が真っ暗になるまでそっと待ちましょう。
完全に電源が落ちたらLEDランプが消灯するので確認してから次の作業に進んでください。
外付けドライブやUSBメモリが接続されたままだと終了処理が完了しないことがあります。先にすべて外しておくと安心です。
②電源ボタン+Control+Option+Shiftを10秒押す(SMCリセット)
Macの電源が入っている状態で電源ボタンとControlとOptionとShiftを10秒間同時に押し続けます。
10秒後にすべてのキーを同時に放し、数秒待ってから電源ボタンを押してMacを起動してみてください。
③起動音後にOption+Command+P+Rを20秒押し続ける(NVRAMリセット)
起動音が聞こえたらOption+Command+P+Rを同時に押し続けてNVRAMをリフレッシュします。設定が初期化されてトラブルが解消しやすくなります。
メニューバーのから再起動ではなく、必ずシステム終了を選んで完全にシャットダウンしてください。
電源ボタンを押して起動音が鳴った直後にOption+Command+P+Rを同時に押し、指を離さずに20秒キープしてください。
20秒後にキーを離すとMacが再度起動します。初期化されたNVRAMで動作が軽やかになります。
Appleシリコン搭載モデルでは自動的にNVRAMが管理されるため、この手順は不要です。
④通常起動してトラックパッドを押し込んでみる
Macをいつもどおりに起動してログインします。そのままトラックパッドの中央を軽く押し込んでみてください。
カチッという感触や設定したポップアップメニューが出れば問題ありません。まだ硬いと感じるときは、ほかの方法で調整を進めます。
macOSをアップデートして再起動する

macOSを最新バージョンにアップデートして再起動すると、トラックパッド向けの不具合修正やドライバの最適化が自動的に適用されます。これにより、押し込めないトラブルがシステムレベルで解消される可能性が高くなります。特に、長期間アップデートしていない環境やベータ版から正式版へ切り替えていない場合におすすめの対策です。
①Appleメニューから「ソフトウェアアップデート」を開く
画面左上のAppleマークをクリックしてメニューを出します。
出てきたリストからソフトウェアアップデートを選んで開きます。
②利用可能なアップデートをダウンロードしてインストール
最新のアップデートをあてることでトラックパッドの動作が改善するかもしれません。以下の手順でダウンロード&インストールしてみましょう。
画面左上のAppleメニューをクリックして「システム設定」(macOS Ventura以降)または「システム環境設定」(それ以前)を選びます。
「一般」→「ソフトウェア・アップデート」または直接「ソフトウェア・アップデート」の画面に移動します。
利用可能なアップデートが表示されたら「今すぐアップデート」または「今すぐダウンロード」をクリックします。
ダウンロード後に表示される案内にしたがって再起動し、インストールを完了させます。
アップデート中は必ず電源に接続し、Macを閉じずに待つと失敗を防げます。
③「今すぐ再起動」をタップして完了を待つ
設定の画面が閉じて再起動が始まります。開いているファイルはあらかじめ保存しておくと安心です。macOSが再起動するあいだは触らずに待ちましょう。再起動後にログイン画面が表示されたら、トラックパッドを軽く押し込んで動作を確認してください。ふわっとクリック感が戻っていれば成功です。
④ログイン後にクリック感が戻ったかチェック
画面左上のメニューをクリックし、「ログアウト」を選んでください。
アカウントに再度サインインしたあと、トラックパッドをクリックして音や感触が戻っているか試してください。
保存していないウィンドウやドキュメントは必ず閉じてからログアウトしてください。
ハードの汚れやネジゆるみをチェックする

クリックがカクカクする違和感は、トラックパッド周りにたまったホコリや皮脂汚れが原因かもしれません。コーヒーこぼし跡やポケットから飛び出した細かいゴミは、思っている以上に押し込みの感触を阻害します。また、底面のネジがゆるんでいると本体の反力が弱まりがちです。まずは掃除用の綿棒ややわらかい布で表面をていねいに拭き、ドライバーで軽くネジの締まり具合をチェックしてみてください。簡単な見た目確認だけで驚くほどクリック感が戻ることがありますので、トラブルシュートの最初に試してみるのがおすすめです。
①Macの電源を切り柔らかいクロスでトラックパッド表面を拭く
まずAppleメニューからシャットダウンを選び、完全に電源が切れるまで待ちます。続いて目の細かいマイクロファイバークロスを用意し、力を入れすぎずに円を描くように優しくトラックパッドを拭いてください。表面の汚れや皮脂が簡単に落ち、クリック感が戻りやすくなります。
②パームレスト周辺のほこりをエアブロワーで飛ばす
MacBookを約45度に傾けて、パームレスト付近に溜まったほこりをエアブロワーで吹き飛ばします。
エアブロワーの先端をパームレストから10cm程度離し、短い吹き付けを数回に分けて行うと安全にホコリを取り除けます。
ホコリが隙間に入り込んでいると感じたら、角度を変えて複数方向からゆっくり吹きかけると効果的です。
エアブロワーの噴射口を肌に向けないように注意してください。冷却剤成分で低温火傷のおそれがあります。
③底面のネジを精密ドライバーで軽く締め直す
作業前にMacを机など安定した場所に平らに置き、対応サイズの精密ドライバーを用意します。ネジ頭にドライバーをしっかり合わせ、時計回りに約90度回して締め直します。強く締めすぎると本体やネジ穴が傷つくので、軽い手応えで止めるのがポイントです。
精密ドライバーはネジ頭にぴったり合うものを選び、滑らずに回せることを確認してください。
④再起動してクリックの感触をたしかめる
大事なデータは全て保存して、それから再起動で動作のリセットをしてみましょう。
編集中の書類や開いているアプリはすべて保存して閉じておきます。
画面左上のアップルマークをクリックして「再起動」を選びます。
再起動後にログインしたら、トラックパッドを押してクリックの感触が元に戻ったかやさしく試してみましょう。
クリックが復活したらすぐ試したい応用ワザ

クリックが復活したら、すぐに楽しめる応用ワザを集めてみました。毎日の操作がもっと快適になるヒントばかりなので、ぜひ試してみてください。
応用ワザ | 活用シーン | ポイント |
---|---|---|
タップ&ドラッグで選択範囲拡大 | 長文の文字選択をすばやく行いたいとき | クリックの反応を待たず、指を滑らせるだけで精度良く範囲を広げられる |
システムジェスチャーの組み合わせ | MissionControlやデスクトップ切り替えを瞬時に操作 | トラックパッドの四本指スワイプとクリックを組み合わせて動きがスムーズになる |
Force Clickで単語の定義を即チェック | 分からない英単語や専門用語が出てきたとき | しっかりめに押し込むだけで辞書が開き、調べものが手間なく完了 |
カスタムジェスチャーの設定 | 特定の操作をワンアクションで実行したいとき | システム環境設定>トラックパッドで好みのジェスチャーを登録して時短 |
触感フィードバックで静かに操作

実はMacBookのトラックパッドは実際にカチッと押し込まなくても、本体内蔵の触感フィードバックが軽い振動でクリック感を伝えてくれます。
この方法なら金属同士がぶつかる音が抑えられ、図書館や会議中でも気兼ねなく操作できるのが嬉しいポイントです。設定画面で「クリック音を小さく」または「軽めのクリック感」を選ぶだけで使えるので、軽いタッチが好みの方にぴったりです。
システム設定で「静かなクリック」をオンにする
画面左上のAppleマークをクリックして「システム設定」を選びます。
左側のメニューから「トラックパッド」をクリックして設定画面を開きます。
「クリック音と触覚」の部分にある「静かなクリック」を見つけ、スイッチをクリックしてオンに切り替えます。
Finderでファイルをプレビューするたびに軽い振動を楽しむ
画面左上のアップルメニューからシステム設定を開き、サイドバーでトラックパッドを選んでポイントとクリックの項目にある「Force Clickと触覚フィードバック」をオンにしてください。
同じ設定画面にあるクリック圧力のスライダーを動かして、軽い振動がちょうどよく感じられる強さに合わせてみましょう。
Finderでプレビューしたいファイルにポインタを合わせ、軽くクリックしてからさらに力を入れて押し込むとQuick Lookが開き、心地よい振動が楽しめます。
指三本ドラッグでウィンドウ移動をラクに

三本指ドラッグをオンにすると、トラックパッドを押し込まなくてもそのまま三本の指で画面上のウィンドウをつかんで移動できます。感圧クリックが固くてストレスを感じるときや、長時間の操作で指先が疲れやすいときに特におすすめです。
プログラマー視点だと、エディタやターミナルをひょいと持ち上げる感覚がクセになりました。一度設定してしまえば常に使えて、指への負担がぐっと減るので作業効率もアップします。
アクセシビリティ設定で「三本指ドラッグ」をオンにする
画面左上のAppleメニューをクリックし、「システム設定」を選びます。
左側メニューから「アクセシビリティ」を選び、「ポインタコントロール」をクリックします。
「トラックパッドオプション」を開き、「三本指ドラッグを有効にする」にチェックを入れて「完了」をクリックします。
トラックパッドのハードウェアが古い場合は、トラックパッドオプションが表示されないことがあります。
ブラウザやターミナルをスッと掴んで配置換え
ウィンドウのタイトルバー部分に3本指で軽くタッチしてそのままドラッグすると、クリックせずに動かせます。移動中は力を入れすぎないよう注意して、目的の位置で指を離してください。
BetterTouchToolで自分専用ジェスチャーを作る

BetterTouchToolを使えば自分にぴったりのタッチジェスチャーを思い通りに組み合わせられます。デフォルトの設定に頼らずに、3本指スワイプやダブルタップをカスタムアクションに割り当てられるので、押し込み動作が反応しにくいときも軽いジェスチャーで補えます。プログラマーならではの工夫として、AppleScriptを連携させて複数の操作を一発で実行するテクニックも取り入れています。
BetterTouchToolをインストールしてトラックパッドを選ぶ
BetterTouchToolの公式サイトにアクセスし最新版をダウンロードします。ダウンロードしたdmgファイルを開きアプリを「アプリケーション」フォルダにドラッグしてください。
「システム環境設定>セキュリティとプライバシー>プライバシー>アクセシビリティ」を開き、鍵アイコンを解除してからBetterTouchToolにチェックを入れて再起動してください。
アプリを開き左側のデバイス一覧から「Trackpads」を選びます。ここで新しくジェスチャーやクリック動作を追加できる画面に切り替わります。
新規アクション追加ボタンを押し「Single Finger Force Click」などを選択します。右側のオプションで感度や押し込み時の反応を調整して好みのクリック感に仕上げましょう。
「三本指タップでブラウザ戻る」など好きなアクションを追加
macOS標準では三本指タップに好きな機能を割り当てられないので、プログラマー御用達のBetterTouchToolを使って「三本指タップでブラウザ戻る」を作ります。
インストール済みならアプリを起動します。未導入なら公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。
左ペインで「Trackpad」を選び、右下の「+ Add New Gesture」をクリックして新しいジェスチャーを作成します。
「Gesture」のプルダウンから「Three Finger Tap」を選びます。ここで三本指タップをトリガーにします。
右ペインの「Trigger Predefined Action」から「Keyboard Shortcut」を選び、⌘+[
を入力します。これでブラウザ戻ると同じ動きになります。
BTTは試用期間後に有償ライセンスが必要です。
よくある質問

- トラックパッドのクリック感が戻らないときはどうすればいいですか?
-
まずはシステム環境設定→トラックパッドでクリック感度を浅い側に調整してみましょう。それでもしっかり戻らない場合はSMCリセットが効果的です。電源を切り、MagSafeや電源アダプタをつないだ状態でShift+Control+Option+電源ボタンを10秒同時押ししたあと、指を離して再起動してください。
- 物理的に押し込めないほど固いときは何が原因でしょう?
-
トラックパッドの周囲にホコリやゴミがたまっていると固く感じることがあります。マイクロファイバークロスで優しく拭くかエアダスターで隙間の汚れを吹き飛ばしてみてください。それでも動かない場合は、薄めた中性洗剤をほんの少しだけクロスにつけて汚れを浮かせるとスムーズになりました。
- トラックパッドが少し浮いていてクリックできない場合は?
-
バッテリーの膨張が原因でトラックパッドが浮いていると、クリックできません。触ってみてトラックパッドがぷかぷか動くようなら要注意です。放置すると本体にも悪影響があるので、早めに正規サービスプロバイダでバッテリー交換を検討してください。
クリック音がなくても故障ではない?
静かなクリック音にちょっとドキッとしたかもしれませんが、実は故障ではないことが多いです。最新モデルのMacBookは内部に「Taptic Engine」という振動で押し心地を再現する仕組みが入っていて、物理的なカチカチ音がしなくても正常に動いています。
もし音が気になるなら、システム環境設定>トラックパッド>クリックから「静音クリック」のオンオフやクリック感度の調整ができます。自分好みの設定に変えれば、違和感なく使い続けられます。
外付けマウスを使っているときも設定は影響する?
Macは外付けマウスとトラックパッドを別々に管理しています。トラックパッドのクリック感を軽くしたり重くしたりしても、外付けマウスのボタンには影響しません。マウスの反応が固いと感じたら、システム設定の「マウス」で感度やスクロール速度を調整しましょう。
さらに、外付けマウスを接続したときに内蔵トラックパッドを自動でオフにする機能もあります。誤タップを防いで快適に操作できるので、手順紹介ブロックでやさしく解説している設定方法をぜひ試してみてください。
修理に出すタイミングはいつ?
ソフト面での調整やクリーニングを試してもトラックパッドの“ふわっ”とした押し込み感が戻らないときは、ハード面の問題が考えられます。
- 再起動やSMCリセット後もクリック感が復活しない
- 内部からのカチッという感触や音が完全に消えている
- 液体のこぼれやほこり混入などで物理的なダメージが疑われる
- 清掃しても固さやひっかかりが解消しない
このうちどれか一つでも当てはまるようなら、分解して内部をチェックしてもらうほうが安心です。
トラックパッドの裏側にあるブラケット部品は劣化しやすく、外から見えない汚れが原因の場合もあります。
古いMacでもForceTouchは使える?
古いMacBookにはForceTouch用のハプティックエンジンが内蔵されていません。そのままでは押し込むときの柔らかいクリック感が楽しめず、クリックの深さや反応を細かく調整することもできません。
そんなときはMagic Trackpad 2をmacOS Ventura以降でBluetooth接続するとForceTouchを体験できます。プログラマー的には外部トラックパッドを導入するとクリック圧を変えたり、デスクスペースを活用したジェスチャー操作も快適になるメリットがあります。
まとめ

トラックパッドのクリックが反応しないときは、まず表面のほこりやゴミをやさしく取り除き、システム環境設定のトラックパッド設定でクリックの強さを調整してみましょう。
それでも直らない場合はSMCリセットやセーフモード起動でソフトウェアまわりをリフレッシュすると改善しやすいです。これらの手順を順に試せば、また快適にMacを使いこなせます。