急にMacが固まって操作が効かなくなると、不安で焦ってしまいますよね。
ここを読めば、安全に強制再起動する具体的な手順がわかり、どの方法をいつ使えばよいか迷わなくなります。データを守るための準備や、再起動後にやっておくと安心できる作業までやさしく解説します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実体験に基づく具体的手順 | キーボード操作と電源操作それぞれの安全な強制再起動手順を画面の状態別に順を追って紹介します。 |
| プログラマー視点のトラブル切り分け | ログの見方やセーフモードの入り方など、原因を絞り込むための実践的なコツを共有します。 |
| データ保護と復旧のコツ | 再起動前に確認すべき最小限の準備と、復旧後にやっておくと安心な作業を丁寧に説明します。 |
手順は初心者でも迷わないようにやさしく整理してあるので、落ち着いて順に進めていきましょう。
Macエンジニア慌てずに一つずつ試せば大丈夫です。ひとつずつクリアしていく感覚で進めていきましょう、困ったときは気軽に戻って読み直してください。
Macが固まったときに安全に強制再起動する方法
Macが固まると気持ちが焦りますよね。慌てずに安全な手順で強制再起動を行うとデータの損失リスクを減らせます。ここでは状況別に使える方法をやさしくまとめますので、落ち着いて順に試してください。
- キーボードショートカットで強制再起動する方法(画面が点いていてキー入力に反応する場合)
- 電源ボタンを長押しして強制シャットダウンする方法(完全に反応しない場合の最終手段)
- ターミナルからコマンドで再起動する方法(画面操作が可能で管理者権限がある場合)
頻繁に固まるならログを確認したりセーフモードで起動して原因を調べるとよいです。大事なファイルは普段からTimeMachineなどでバックアップを取っておくと安心です。
Macのキーボードショートカットで強制再起動する方法
キーボードショートカットは画面が点いていてキー入力が効くときに便利です。まずは応答しないアプリを選んでCommand+Option+Escで強制終了を試して、それでもダメなら再起動ショートカットを使います。
IntelMacではControl+Command+電源キーまたはEjectで強制再起動が可能です。AppleSilicon搭載Macでは同じ操作が期待通りに動かない場合があるので注意してください。
IntelMacでControl+Command+電源キーまたはEjectを押して強制再起動する具体手順
保存できる状態なら開いているファイルを保存し、可能ならアプリの強制終了を試みてください。未保存データは消える可能性があります。
Control+Command+電源キーまたはControl+Command+Ejectを同時に押して押し続けてください。数秒で画面が消え再起動が始まります。
起動したらアプリやシステム設定に不具合がないか確認してください。問題が続く場合はセーフモード起動やログ確認を行ってください。
Macの電源ボタンを長押しして強制再起動する方法（完全に反応しない場合）
電源ボタンの長押しは完全に反応しないときの最終手段です。強制的に電源を切るので未保存のデータは失われる可能性が高いことを理解してください。
普段から保存やバックアップの習慣をつけておくと安心です。長押し後は少し待ってから通常の電源ボタン操作で再起動してください。
AppleSilicon搭載MacでTouchIDや電源ボタンを10秒以上長押しして強制シャットダウンする手順
MacのTouchIDが電源ボタンを兼ねている場合が多いので、TouchIDまたは電源ボタンの位置を確認してください。
TouchIDまたは電源ボタンを10秒以上押し続けてください。画面が暗くなり電源が切れます。
ボタンを離して数秒待ち、再度短く押して電源を入れてください。起動しない場合は電源ケーブルの接続を確認してください。
IntelMacで電源ボタンを10秒以上長押しして強制シャットダウンする手順
IntelMacの電源ボタンを10秒以上押し続けてください。画面が消えて物理的に電源が切れます。
ボタンを離して数秒待ち、再び電源ボタンを押して起動してください。外部機器が原因のときは周辺機器を外して試してください。
Macのターミナルでコマンドから強制再起動する方法（画面操作が可能な場合）
ターミナルからの再起動は画面操作が可能で管理者パスワードが分かるときに使えます。コマンドは即時再起動となるので未保存ファイルは失われます。
管理者権限が必要な点に注意してください。遠隔操作中や複数ユーザー環境ではほかの作業に影響が出るため確認してから実行してください。
Macのターミナルでsudo shutdown -r nowまたはsudo rebootを実行する手順と事前の注意点
アプリケーション→ユーティリティ→ターミナルを開いてください。画面操作が可能なことを確認してください。
sudo shutdown -r nowまたはsudo rebootのどちらかを入力してEnterを押してください。管理者パスワードの入力が求められます。
コマンド実行後ただちに再起動が始まります。未保存データは失われるので事前に保存できるなら保存してください。
Macで強制再起動後に起動トラブルを切り分けする応用のやり方
強制再起動のあとにMacがうまく起動しないときは、あわてず段階的にチェックすると原因が見つかりやすいです。ソフトの一時的な不具合かハードの問題かを切り分けると、次に何をすればよいかがはっきりします。
まずはセーフモードでの起動やNVRAMとSMCのリセットを試してみてください。これらは設定や常駐ソフトを一時的に無効にして問題をあぶり出すのに有効です。
さらに外付け機器の取り外しや復旧モードでのディスク診断、必要なら起動ログの確認を組み合わせると絞り込みが早くなります。手順はわかりやすくまとめているので、落ち着いて進めてください。
Macをセーフモードで起動して動作を確認する方法
セーフモードは不要なドライバやログイン項目を止めて最低限のシステムだけで起動するモードです。この状態で起動やログインが安定するなら、通常モードで動くソフトや拡張が原因である可能性が高いです。
確認するときはログインの可否とアプリの動き、起動時間の違いを見てください。セーフモードで問題が出ない場合は、ログイン項目やカーネル拡張の見直しが次の手です。
IntelMacとAppleSiliconそれぞれのセーフモード起動手順と確認すべきポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| IntelMacの操作 | 電源を入れてすぐ左または右のShiftキーを押し続け、ログインウインドウが出たら離します。システムが最低限のドライバで起動するかを確認してください。 |
| AppleSiliconの操作 | 電源ボタンを長押しして起動オプションを表示し、起動ディスクを選ぶ際にShiftキーを押しながら続行を選びます。表示が出るまで少し待つのがポイントです。 |
| 確認すべきポイント | ログインの可否、アプリの起動、外付け機器を切ったときの差を確認します。セーフモードで正常ならソフト側の問題を疑います。 |
IntelMacでNVRAMとSMCをリセットして再起動問題を試す方法
NVRAMは起動ディスクや解像度などの小さな設定を保持し、SMCは電源まわりやバッテリーの管理を担当します。これらをリセットすると一時的に設定が戻ることがありますが、起動トラブルの原因を取り除ける場合があります。
試す前は電源につないでおくことや、カスタム設定の控えを取ることをおすすめします。具体的なボタン操作は機種によって違うので、該当する手順を慎重に行ってください。
IntelMacのSMCリセットとNVRAMリセットの具体的なボタン操作手順と注意点
Macをシャットダウンしてから電源を入れ、すぐにOption+Command+P+Rを同時に押し続けます。約20秒押し続けてから放し、起動挙動を確認してください。
電源を切り、内蔵バッテリー搭載のノートではShift+Control+Option（左）と電源ボタンを同時に10秒ほど押します。すべて放してから電源ボタンで起動してください。
Macデスクトップは電源を切り、電源ケーブルを抜いて15秒待ちます。ケーブルを戻して5秒待ち、通常どおり電源を入れて状態を確認してください。
よくある質問
- Macが完全に固まって電源ボタンも反応しないときはどうしたら良いですか
まずは数秒落ち着いて待ってから、Control+Command+電源ボタンで強制再起動を試してください。反応がない場合は電源ボタンを10秒ほど長押ししてシャットダウンし、数秒待ってから起動してください。強制終了は保存されていない作業が失われるので注意してください。
- 強制再起動でデータは消えますか
保存していない作業は消える可能性が高いですが、保存済みのファイルやシステム全体が消えることは滅多にありません。起動後にアプリの自動復元やTimeMachineで状態を確認してください。
- 頻繁に固まる場合はどうすれば良いですか
まずはmacOSのアップデートと不要なログイン項目の整理を行ってください。続く場合はセーフモード起動やディスクユーティリティのFirstAid、Intel機ならSMCやPRAM（基本設定の小さな記憶領域）のリセットを検討してください。
- 電源ボタンを長押しすると壊れたりしませんか
電源ボタンの長押し操作自体でハードが壊れることはほとんどありません。とはいえ頻繁な強制終了はファイル損傷や予期せぬ不具合を招きやすいので、根本原因を探る対策が大事です。
- 再発を防ぐちょっとしたコツはありますか
日頃からこまめにバックアップを取り、ストレージの空き容量を十分に保つだけで安定性がぐっと上がります。重い処理が続くときはアクティビティモニタで負荷を確認する習慣を付けてください。
まとめ
まずは落ち着いてください。アプリが応答しないときはまずアプリを強制終了してみて、改善しなければ画面左上のアップルメニューから再起動を試してください。保存できるデータがあるときは手早く保存しておくと安心です。
それでも反応しない場合はキーボードショートカットや電源ボタン長押しで強制再起動を行います。セーフモードで起動するとトラブルの切り分けに役立ちますし、IntelとAppleシリコン（M1/M2など）で操作が異なるので機種に合わせてください。頻繁に固まるときはTime Machineで定期的にバックアップを取り、専門のサポートに相談しましょう。
Macエンジニア焦らなくて大丈夫です。初めてだと手順が多く感じるかもしれませんが、順番に試せば多くの場合解決します。落ち着いて一つずつ進めていきましょう。