キーボードだけでMacを再起動したい場面は意外と多いですよね。トラックパッドやマウスが反応しないときや、外出先で周辺機器が使えないときに不安になりますよね。
この記事を読むと、マウスに頼らず安全に再起動するための具体的なショートカットと、その使いどころがわかります。普通の再起動から応急処置の強制再起動、データを守るための注意点まで、実際に試せる手順で学べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実践的な手順 | キーボードだけで行うステップを順を追って説明します。画面キャプチャやコマンドの説明も含みます。 |
| プログラマーならではのコツ | 作業中のセッションを失わないための小技やターミナルでの安全な再起動コマンドなど、現場で役立つ知見を共有します。 |
| トラブル時の見分け方と対処 | 再起動で直る問題と、ハードリセットが必要な問題の見分け方をわかりやすく伝えます。復旧時の注意点も含みます。 |
まずは簡単なショートカットから試してみましょう。少しの練習で、いざというときに落ち着いて対処できるようになりますよ。
Macエンジニア焦らず安心して進めてくださいね。ひとつずつ手順を確認すれば、マウスが使えない場面でも冷静に対応できますよ。
Macでキーボードだけで再起動する基本手順


キーボードだけでMacを再起動するのは意外と簡単です。急いでいるときやトラックパッドが反応しないときに頼れる小技になります。
大きく分けて三つのやり方があります。即時に電源をリセットする方法と、再起動の確認ダイアログを使う方法、それからTouchIDを使う方法です。
- Intel搭載MacでControl+Command+電源またはEjectを短く押す方法。
- AppleSiliconやTouchID搭載MacでControl+Command+TouchIDを短く押す方法。
- Control+電源で再起動ダイアログを出して矢印キーで決定する方法。



まずは落ち着いてキー配置を確認してください。どの方法も保存していない作業は消える可能性があるので、慌てず手順を踏むと安心です。
Intel Macで即時再起動するやり方


Intel搭載のMacではControlとCommandを押しながら電源キーまたはEjectキーを短く押すと即時に再起動が始まります。画面の確認ダイアログは出ず、保存していないデータは消える可能性があります。
電源キーの位置はモデルによって異なります。小さいノートや古いモデルはEjectキーがあることがあるので、押す前に場所を確かめておくと安全です。
電源キーまたはEjectキーの場所を確認してControlとCommandを押しながら電源キーを短く押す手順
キーボード右上付近に電源キーかEjectキーがあることが多いので目で確認してください。場所が分からなければ本体写真で確認すると安心です。
左下のControlとCommandキーを同時に押し続けて、次の操作に備えてください。
ControlとCommandを押したまま電源キーまたはEjectキーを短く押します。画面が消えて再起動が始まります。
AppleSiliconやTouchID搭載Macで即時再起動するやり方


AppleSiliconやTouchID搭載のMacではTouchIDが電源キーの役割を果たします。ControlとCommandを押しながらTouchIDを短く押すと即時再起動がかかりますので覚えておくと便利です。
こちらも確認ダイアログは出ませんので、保存していない作業は失われる可能性があります。TouchIDの位置は右上角であることが多いので事前に確認してください。
TouchID(電源)の位置を確認してControlとCommandを押しながらTouchIDを短く押す手順
キーボード右上の小さな丸い部分がTouchIDです。モデルによって形が変わることがあるので確かめてください。
キーボード左下のControlとCommandを同時に押し続けます。準備ができたら次の操作を行います。
ControlとCommandを押したままTouchIDを短く押します。画面が切り替わり再起動が始まります。
キーボードで再起動ダイアログを表示してから再起動するやり方


ダイアログを出してから再起動する方法は、即時再起動より安全です。Controlと電源キーでメニューを呼び出し、矢印キーとEnterで再起動を選べますので保存忘れを防げます。
操作は落ち着いて行ってください。万が一キーが効かないときはトラックパッドやメニューから通常通り再起動する方法もあります。
Controlと電源キーでダイアログを出し矢印キーとEnterで再起動を選ぶ手順
左下のControlを押しながら右上の電源キーを押します。数秒でシャットダウンなどのダイアログが画面に表示されます。
表示されたメニューで上下の矢印キーを使い再起動の項目まで移動します。選択は視覚で確認してください。
再起動が選ばれたらEnterキーを押して確定します。必要なら事前に保存してから実行してください。
Macをキーボードでセーフモードやリカバリに再起動する手順


キーボードだけでMacをセーフモードやリカバリに再起動する方法を覚えておくと、急な不具合でも落ち着いて対処できます。ここでは現場でよく使うキー操作とちょっとしたコツを、わかりやすくまとめます。
Intel搭載MacとAppleSiliconでは操作が違いますので、まずは自分のMacがどちらかを確認してください。普段から内蔵キーボードか有線キーボードを使うと成功率が高まりますし、大事な作業はバックアップを取ってから行うと安心です。
- Intel搭載Mac:電源投入直後にShiftやCommand+RやCommand+Option+P+Rを使います。安全にセーフモードやリカバリに入れます。
- AppleSilicon:電源ボタンを長押しして起動オプションを表示し、キーボードで選択します。操作が直感的で新しい方式です。
- 共通のコツ:内蔵か有線キーボードを使うこと。Bluetoothキーボードは起動前に接続されないことがあります。
Intel MacでShiftやCommand+RやCommand+Option+P+Rを使うやり方


Intel搭載Macではよく使う組み合わせがいくつかあります。Shiftキーはセーフモード用で、起動時にShiftを押し続けると最低限のドライバで起動します。Command+Rはローカルの復旧領域から起動してmacOSユーティリティを表示します。
さらにCommand+Option+Rはネットワーク経由のリカバリを呼び出すときに便利です。PRAMリセットのCommand+Option+P+Rは電源投入直後に押し続け、起動音が鳴る機種では2回目の音で放すか、新しい機種ではAppleロゴが2回表示されるのを確認してから放してください。
電源を入れた直後にShiftやCommand+RまたはCommand+Option+P+Rを押す具体手順
Macの電源を完全に切り、内蔵または有線キーボードを用意してください。Bluetoothキーボードは認識されないことがあります。
電源ボタンを押した直後に目的のキーを押し続けます。セーフモードはShift、リカバリはCommand+R、PRAMリセットはCommand+Option+P+Rです。
Appleロゴや起動オプションが表示されたらキーを放してください。PRAMリセットは表示が2回繰り返されたら放します。
AppleSiliconで電源長押しからキーボードでセーフモードやリカバリに入るやり方


AppleSilicon搭載Macは電源ボタン長押し方式で起動オプションを表示します。電源を入れてから長押しするとオプションが表示され、画面上の選択肢をキーボードで操作できます。
セーフモードに入るには起動ディスクを選ぶ際にShiftを押しながら選択します。リカバリはOptionsを選んでから続行を選べばmacOS復旧に入れます。内蔵か有線のキーボードを使うことをおすすめします。
電源ボタンを長押しして起動オプションを表示しキーボードで進める具体手順
Macの電源が切れた状態から電源ボタンを押し続けます。『起動オプションを読み込んでいます』の表示が出るまで押し続けてください。
起動オプションが表示されたら矢印キーでOptionsや起動ディスクを選びます。リカバリに入る場合はOptionsを選んで続行を押してください。
起動ディスクを選ぶときにShiftを押し続けてからEnterを押すとセーフモードで起動します。画面に『セーフモード』の表示が出ることを確認してください。
トラブル時に役立つキーボード中心の応用テクニック


トラブル発生時にキーボードだけで切り抜けるテクニックをまとめます。マウスが反応しないときやウィンドウが固まったときに、短時間で安全に復帰できる方法を覚えておくと心強いです。
ここで紹介するのは主に三つの手法です。強制終了ショートカットで個別アプリを閉じる方法、メニュー操作をキーボードで行って再起動する方法、そしてTerminalやSSHで遠隔から安全に再起動する方法です。
- Command+Option+Escapeで問題のアプリを強制終了する方法。
- Control+F2などでメニューバーに移動してRestartを選ぶ方法。
- TerminalやSSHでsudo shutdown -r nowを使い安全に再起動する方法。
フリーズ時にキーボードでアプリを強制終了してから再起動するやり方


まずはCommand+Option+Escapeで強制終了ウィンドウを出します。固まったアプリだけを閉じられれば、保存されている作業を守りつつ再起動を回避できる場合が多いです。
アプリを閉じたら、キーボードだけで再起動するにはControl+Command+電源ボタンで即時再起動するか、Control+F2でメニューバーを開いてRestartを選びます。普段からどの方法が自分の環境で動くか確認しておくと安心です。
CommandとOptionとEscapeで強制終了し問題のアプリを閉じてから再起動する手順
Command+Option+Escapeを押して強制終了ウィンドウを表示します。
矢印キーで問題のアプリを選び、Returnで選択します。
Force Quitを選んでアプリを閉じたあと、Control+Command+電源ボタンで再起動するかControl+F2でメニューからRestartを選びます。
TerminalやSSHでキーボードだけで安全に再起動するやり方


TerminalやSSHを使うと、キーボードだけで安全に再起動できます。ローカルならSpotlightでTerminalを呼び出し、遠隔なら別のマシンからSSH接続してコマンドを送ればよいです。
再起動コマンドは管理者権限が必要なのでパスワード入力が求められます。すぐに再起動したくない場合はタイマーをつける設定にして、保存を促す余裕を作ると安心です。
Terminalでsudo shutdown -r nowを実行したりSSH経由で同じコマンドを送る具体手順
SpotlightでTerminalを起動するか、別マシンからssh user@hostnameで接続します。
sudo shutdown -r nowを実行して即時再起動するか、sudo shutdown -r +1で1分後に再起動するなど時間指定で実行します。
管理者パスワードを入力するとコマンドが実行されます。未保存データがないか確認してから実行すると安全です。
よくある質問


- キーボードだけで再起動できますか
できます。通常の再起動はメニュー操作ですが、キーボードだけで行うショートカットもあります。状況に応じて安全に使える方法と緊急用の強制再起動があることを覚えておくと安心です。
- 強制再起動と通常の再起動はどう違いますか
通常の再起動はアプリに終了処理をさせて安全にシャットダウンします。強制再起動は即座に電源を切って再起動するので、保存していないデータが失われる可能性があります。普段は保存してから使う習慣を付けると安心です。
- どのキーを押せばいいですか(Touch IDやAppleSilicon含む)
多くのMacではControl+Command+電源ボタンで即時再起動が実行されます。古いモデルではControl+Command+Ejectが使えます。AppleSiliconでは電源ボタン長押しで起動オプションが出るので、そちらで回復や再起動の操作ができます。
- 外付けキーボードでも同じ操作は使えますか
基本的には使えます。USB接続のキーボードなら問題なく反応しますが、Bluetoothキーボードはシステムが固まっていると反応しないことがあります。重要な場面では有線キーボードを持っていると安心です。
- 再起動でデータが消えることはありますか
保存していないファイルは消える可能性があります。多くのアプリは自動保存や復元機能がありますが、確実に守りたいならこまめに保存するかバージョン管理やバックアップを使ってください。プログラミング中ならgitでコミットする習慣がおすすめです。
まとめ


キーボードだけで再起動する方法は、日常で覚えておくと安心です。普段は作業を保存してから再起動ダイアログを表示して落ち着いて操作する方法を使い、急に固まったときは即時再起動のショートカットを使います。
代表的な操作はControl+電源ボタンで再起動ダイアログを表示する操作と、Control+Command+電源ボタンで即座に再起動する操作です。モデルによってはEjectキーやTouchIDが電源ボタンの代わりになる点に注意してください。
大事な作業は必ず保存してから行うことと、普段からショートカットを試して挙動を確認しておくと慌てません。リモート環境ならSSHや管理ツールで安全に再起動する方法も覚えておくと便利です。
