Macのスリープ解除で毎回パスワードを求められて面倒に感じている方は多いです。
この記事を読むとシステム設定から安全にスリープ解除時のパスワードを切り替える具体的な手順がやさしく分かり普段の使い方に合わせた最適な設定ができるようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実体験に基づく手順 | 設定画面でどこを押すかまで丁寧に案内します。 |
| プログラマー視点の応用例 | 自動ロックやホットコーナーなど組み合わせで便利に使う方法を紹介します。 |
| よくあるつまずきと対策 | 設定が反映されない場合の確認ポイントや再起動時の注意点を解説します。 |
まずは落ち着いて一つずつ設定を確認しましょう。読みながら操作すれば数分で終わりますので気軽に進めてください。
Macエンジニア初めてでも心配いりません。順番どおり進めれば迷わず設定できますので安心して試してください。
Macでスリープ解除時のパスワードをシステム設定で切り替える方法


Macがスリープから戻ったときにパスワードを要求するかどうかは、システム設定で簡単に切り替えられます。初めてでも迷わないように、新しいmacOSと古いmacOSそれぞれの操作手順をやさしくまとめます。
エンジニア視点のちょっとしたコツとして、TouchID搭載機では指紋登録で解除がぐっと早くなり日常のストレスが減ります。外出先での安全性を高めたいときはすぐに要求する設定がおすすめです。
- すぐにパスワードを要求する(最も安全です)。
- 一定時間後に要求する(利便性を優先します)。
- パスワード不要にする(公開環境ではおすすめできません)。
新しいmacOSでスリープ解除パスワードをオンオフする手順


最新のmacOSでは設定アプリのロック画面という項目で、スリープ解除時のパスワード要求をオンオフできます。表示が直感的なので、設定アプリを開けば迷わず操作できます。
TouchIDを使える機種では設定画面で有効にすると指紋で素早く解除できます。次に実際のクリック手順を短く案内しますので、そのまま操作してください。
Appleメニューからシステム設定を開く
画面左上のAppleロゴをクリックしてメニューを開きます。
メニュー内のシステム設定を選んで設定アプリを起動します。
システム設定のロック画面でスリープ解除のパスワード要求をオンまたはオフにする
設定アプリのサイドバーでロック画面を選びます。
『スリープからの解除時にパスワードを要求』のスイッチをオンまたはオフにします。
TouchID設定が有効なら指紋での解除が使えますので必要に応じて指紋登録を確認してください。
古いmacOSでセキュリティ設定から切り替える手順


古いmacOSではシステム環境設定の『セキュリティとプライバシー』で解除時のパスワード設定を行います。項目名や配置が少し違いますが、やっていることは同じです。
設定を変更するには左下の錠アイコンをクリックして管理者パスワードで解除します。そのあと一般タブでスリープやスクリーンセーバ解除時の時間や要求の有無を調整できます。
システム環境設定からセキュリティとプライバシーを開く
DockやAppleメニューからシステム環境設定を起動します。
表示されたアイコン一覧からセキュリティとプライバシーをクリックします。
左下の錠アイコンをクリックして管理者パスワードを入力すると設定の変更が可能になります。
一般タブでスリープとスクリーンセーバの解除にパスワード要求を設定する
セキュリティとプライバシーの一般タブを選んで表示を切り替えます。
『スリープとスクリーンセーバの解除にパスワードを要求』にチェックを入れてオンにします。
すぐに要求するか、30秒や1分など好みの間隔をプルダウンから選びます。
MacのTerminalでスリープ解除パスワードの即時要求や無効化をする方法


Terminalを使うとスリープ解除時のパスワード要求を素早く切り替えられます。GUIの設定を探す手間が省けて、特定の設定だけをピンポイントで変えられるので便利です。
使うのはdefaultsコマンドで、askForPasswordとaskForPasswordDelayという2つのキーを設定します。今の値はdefaults read com.apple.screensaver askForPasswordなどで確認できるので、まずは現状をチェックしてみてください。
設定はユーザープロファイル側のため通常は管理者パスワードは不要です。反映が遅いと感じたら設定キャッシュを再読み込みする方法を使えば速くなるので安心してください。
即時要求にするTerminalコマンドの実行手順


まずTerminalを開いてください。画面右上の虫眼鏡でTerminalを検索するか、Finderのアプリケーションから起動できます。
コマンドをコピーして貼り付けてEnterで実行します。実行後は画面をスリープさせるかロックして、設定が反映されているか確認してください。
TerminalでaskForPasswordを1にしてaskForPasswordDelayを0に設定するコマンド
defaults write com.apple.screensaver askForPassword -int 1 このコマンドでスリープ解除時にパスワードを要求するように設定します。
defaults write com.apple.screensaver askForPasswordDelay -int 0 これで待ち時間を0にして即時にパスワードが求められるようにします。反映が遅い場合はkillall cfprefsdを実行してください。
Terminalでパスワード要求を無効にするコマンドの実行手順


パスワード要求を無効にするのもTerminalで可能です。セキュリティが下がるので共有端末や外出先では使わないよう注意してください。
まずコマンドを実行して設定を変更し、スリープから復帰して確認します。反映されない場合はキャッシュ再読み込みを試してください。
TerminalでaskForPasswordを0に変更して設定を反映するコマンド
defaults write com.apple.screensaver askForPassword -int 0 このコマンドでスリープ解除時のパスワード要求をオフにします。
killall cfprefsdを実行して設定キャッシュを再読み込みします。必要ならログアウトや再起動で確実に反映できます。
MacでTouch IDやApple Watchを使ってスリープ解除を簡単にする方法


スリープ解除のたびにパスワードを打つのは少し手間に感じますよね。Touch IDやApple Watchを使うと、指先や腕時計でさっと解除できて作業の流れが途切れにくくなります。
設定自体はシンプルで、最新のmacOSと対応するMacさえあれば使えます。ここではTouch IDとApple Watchそれぞれの準備と設定の要点を、やさしく分かりやすく案内します。



慌てずに順番どおりにやれば問題ありません。うまくいかないときは落ち着いて設定を見直すだけでほとんど解決しますよ。毎日のちょっとした時間がグッと楽になります。
Touch IDを設定して指紋でスリープ解除する手順


Touch IDはMac本体の指紋センサーか対応Magic Keyboardのセンサーで使えます。使う指は利き手の親指や普段よく使う指を登録すると解除がスムーズになります。
画面左上のAppleメニューからシステム設定を開きます。
Touch IDとパスワードをクリックし、必要があればMacのパスワードを入力します。
指紋を追加を選び、指を軽く置いて画面の案内に従って登録します。
登録後に「ログインとロック解除に使用」などの項目をオンにしてください。
システム設定のTouch IDとパスワードで指紋を追加してMacの解除に使う設定を有効にする
Appleメニューからシステム設定を開いてください。
Touch IDとパスワードを選び、要求があればパスワードで認証します。
指紋を追加し、ログインやロック解除に使う設定を有効にします。
Apple WatchでMacを自動的にロック解除する手順


Apple WatchでMacを自動ロック解除するには、腕時計が手首に装着されロック解除済みであることが必要です。さらにMacとWatchはBluetoothとWi-Fiがオンで同じApple IDにサインインしている必要があります。
Watchにパスコードが設定されていてロック解除済みであることを確認します。
Macのシステム設定でセキュリティとプライバシーを開きます。
「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」項目をオンにし、Macのパスワードで認証します。
MacとApple Watchが同じApple IDにサインインしているか確認する
- 両方のデバイスが同じApple IDにサインインしていることを確認してください。
- 両方のデバイスでBluetoothとWi-Fiがオンになっていることを確認してください。
- Apple Watchにパスコードが設定されていることを確認してください。
- Apple IDで二要素認証が有効になっているとスムーズです。
システム設定のセキュリティとプライバシーでApple Watchでロック解除を許可する
画面左上のAppleメニューからシステム設定を開きます。
セキュリティとプライバシーを開いてください。
「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」をオンにし、Macのパスワードで認証します。
よくある質問


- スリープ解除時のパスワードをオフにできますか
はい。最新のmacOSではシステム設定のロック画面で「スリープまたはスクリーンセーバの解除でパスワードを要求」をオフにして切り替えできます。外出先や他人が触る可能性がある場面ではオフにしないほうが安全です。
- 「すぐに要求する」とは何ですか
スリープやスクリーンセーバから戻った瞬間にパスワード入力を求める設定です。作業中に頻繁に解除が発生する場合は待ち時間を長めにすることで煩わしさを減らせます。
- Touch IDやApple Watchで解除できますか
はい。Touch IDやApple Watchの自動解除を有効にするとパスワード入力が不要になります。設定でそれらの項目をオンにしておくととても快適に使えます。
- 会社のMacで設定を変えてもいいですか
会社支給のMacは管理者ポリシーで制限されていることが多いです。勝手に変更するとセキュリティや業務ルールに反することがあるので、まず管理者に相談してください。
- 設定を元に戻す方法を忘れた場合はどうしますか
システム設定のロック画面を開き、同じスイッチで再設定できます。設定が見つからないときは設定の検索欄にロック画面と入力するとすぐに見つかるので覚えておくと安心です。
まとめ


ここまでで、Macのスリープ解除時にパスワードを求める設定をシステム設定から切り替える方法をやさしく説明しました。設定はシステム設定の「ロック画面」や「セキュリティとプライバシー」から行い、即時や数秒後、数分後、あるいはオフといった選択肢が用意されています。
どれを選ぶかは使い方に合わせるのがいちばんです。複数人で使う環境なら即時が安心で、個人利用の自宅なら短めの猶予を設定すると日常のストレスが減ります。
ちょっとした工夫で使いやすくなります。ホットコーナーやTouch IDで素早くロックできるようにしておくと、安全性と利便性のバランスが取りやすいです。



最初は短めの猶予で試してみると設定の違いが体感できます、気に入らなければいつでも元に戻せますから安心して試してくださいね。
職場のMacでは会社のセキュリティルールに従って設定を変更してください。
