外部キーボードでMacを操作していて、スリープにする方法がぱっと分からず戸惑っていませんか。
この記事を読むと、標準キーからすばやくスリープに移すやり方が身に付き、設定やよくあるトラブルの対処まで安心して進められるようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学べること | 外部キーボードの標準キーでMacをスリープにする具体的なやり方を、体験に基づいて丁寧に示します。 |
| わかりやすさ | キーの組み合わせ一覧と作業手順を分かりやすく並べるので、初めてでも迷わず操作できます。 |
| 応用と対処 | キー割当のちょっとしたコツや、反応しないときのチェック項目を実用的に紹介します。 |
手元のキーボードでサッとスリープできるように、楽しみながら一緒に試してみましょう。
Macエンジニア最初はとまどうかもしれませんが、ゆっくり確認しながら進めれば必ず身に付くので安心してくださいね。
Macで外部キーボードの標準キーからスリープする方法
外部キーボードからMacをスリープさせたいとき、いくつか簡単に試せる方法があります。キーボードのモデルやmacOSの設定で使える手段が変わるので、あらかじめ選べる方法を整理しておくと安心です。実体験で役立った設定や、プログラマーならではの裏ワザも含めてわかりやすくお伝えします。
結局やることは三つくらいです。まずは電源キーやTouchIDの有無を確認すること、次にmacOS側でショートカットやホットコーナーを用意すること、必要ならKarabinerElementsやBetterTouchToolでキーを割り当てることです。
- Apple製キーボードの電源キーやTouchIDを使うことが一番手軽です。
- macOSのキーボードショートカットやホットコーナーでスリープを呼び出す方法があります。
- ShortcutsやAutomatorでスリープ用のショートカットを作ると柔軟に使えます。
- KarabinerElementsやBetterTouchToolで非標準キーにスリープを割り当てると快適になります。
Macエンジニアはじめはどれが効くか戸惑うかもしれませんが、順番に確認すればすぐ使える方法が見つかります。安心して進めてくださいね。
外部キーボードの種類別に確認するポイント
外部キーボードを見分けるポイントは四つあります。電源キーやTouchIDの有無、配列がMac向けかWindows向けか、FnやFキーの挙動、そして有線かBluetoothかです。これらで使える手順が変わるので、まず確認することが大切です。
Windows配列だとCommandとOptionの位置が違うことが多いので、ショートカット割当て前にキーの位置を把握しておくとラクです。Bluetoothキーボードはスリープ復帰の挙動が機種で異なることがあるので、実機で試しておくのがおすすめです。
Apple純正外部キーボードで電源キーやTouchIDの場所を確認する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| MagicKeyboard（TouchID搭載） | 右上にTouchIDが付いています。TouchIDは指紋認証が主用途なので、スリープ操作はシステム設定でショートカットを作って割り当てると確実です。 |
| MagicKeyboard（従来型） | 右上に電源キーがあることがあります。短押しや長押しで反応が違うので、軽く押したり長押しして挙動を確認してください。 |
| 有線またはサードパーティ製 | 電源キーがないことが多いです。ShortcutsやKarabinerElementsでスリープ用ショートカットを作り、キーに割り当てるのが現実的です。 |
Windows配列や電源キーがない外部キーボードで代替キーを見つける
電源キーやTouchIDがない場合、使えそうな修飾キーやFnキーの位置を確認してください。キー刻印をメモしておくと設定が楽になります。
Shortcutsアプリでスリープを呼び出すアクションを作成するか、AutomatorでAppleScriptを作る方法が手軽です。ショートカットはメニューやキーボードに割り当て可能です。
KarabinerElementsやBetterTouchToolで任意のキーに作ったショートカットを割り当ててください。割り当て後は動作確認を忘れずに行ってください。
Macでショートカットアプリを使って外部キーボードからスリープする方法
外部キーボードからワンタッチでMacをスリープにできると、とても快適です。Shortcutsアプリを使えば安全に、かつシンプルにスリープを呼び出せます。
ここでは実際に使える方法をいくつか紹介します。作業は短時間で終わるので、慣れれば日常の省エネや作業切り替えがぐっと楽になります。
- Shortcutsでクイックアクション（Quick Action）を作成して、システム設定でキーボードショートカットを割り当てる方法。
- BetterTouchToolやKarabiner-Elementsなどのツールでキーを割り当ててスリープを呼び出す方法。より細かい設定が可能です。
- ホットコーナーや電源ボタンの動作を組み合わせる方法。ただし誤操作に注意が必要です。
MacエンジニアまずはShortcutsでクイックアクションを作るのが一番手軽です。権限を許可してからテストすれば安心して使えます。
Shortcutsでスリープ用のクイックアクションを作る
Shortcutsでスリープ用のクイックアクションを作ると、システム全体から呼び出せるショートカットが手に入ります。基本的には入力を受け取らないクイックアクションを作り、スリープ動作を追加します。
作成後はシステム設定でキーを割り当てて、外部キーボードの好きなキーでスリープできるようにします。アクセシビリティや自動化の権限を求められたら許可しておくと動作が安定します。
Shortcutsで新規クイックアクションを作成してコンピュータをスリープに設定する
アプリを起動して新しいショートカットを作成します。テンプレートはクイックアクションを選んでください。
アクションから「Put Computer to Sleep」や「Sleep」などのアクションを追加します。macOSによってはRun AppleScriptでシステムイベントにスリープを指示する方法も使えます。
入力は『なし』にして利用範囲を『すべてのアプリ』に設定します。わかりやすい名前を付けて保存してください。
システム設定のキーボードショートカットで外部キーボードに割り当てる
Appleメニューからシステム設定を開き、キーボードの項目を選びます。次にキーボードショートカットの設定画面に進んでください。
ショートカット一覧の中に作成したクイックアクションが表示されます。多くはサービスやクイックアクションのグループに格納されています。
該当項目をクリックして割り当てたいキーを押します。外部キーボードではFキーや修飾キーの組み合わせがおすすめです。設定後は実際に押して動作を確認してください。
Macで外部キーボードのキーにスリープを割り当てる方法（Karabiner／BetterTouchTool）
外付けキーボードのキーにスリープを割り当てると、机を離れるときのワンアクションで快適になります。Karabiner-ElementsとBetterTouchToolはどちらも人気のある手段で、それぞれ得意な使い方があります。
Karabinerは低レイヤでキー入力を扱えるので、同時押しで即座にスリープさせたい場面に向いています。BetterTouchToolはショートカットやスクリプトを呼べるので、音量調整やウィンドウ整理と一緒に実行するような複合ワークフローに便利です。
以下は実際に動く設定例と、エンジニア目線のちょっとしたコツを交えた手順です。権限設定やショートカット名の付け方にも触れるので安心して試してください。
Karabinerでキー同時押しをスリープ実行にマップする
Karabiner-Elementsのcomplex modificationsで同時押し(simultaneous_keys)をトリガーにできます。アクションにshell_commandを指定すれば、OSにスリープを実行させる外部コマンドを呼び出せます。
メリットは反応が速く、ほかのアプリを介さずに動く点です。Karabinerにアクセシビリティやフルディスクアクセスの権限を与える必要がある点だけ注意してください。
osascript -e 'tell application "System Events" to sleep'KarabinerでトリガーにシェルコマンドやAppleScriptを割り当てて即時スリープを呼ぶ
Karabinerのcomplex modificationsで新しいruleを追加し、simultaneous_keysをトリガーとして指定します。
toキーに”shell_command”を使い、osascript -e ‘tell application “System Events” to sleep’を設定します。
Karabinerを再読み込みして同時押しを試します。動かないときは権限設定を確認してください。
BetterTouchToolでキーボードトリガーからShortcutsやスクリプトを呼ぶ
BetterTouchToolではキーボードトリガーを作り、アクションにShortcuts実行やAppleScript、シェルスクリプトを割り当てられます。視覚的に設定できるので、外部キーを使ったカスタム動作を手早く組めます。
Shortcuts経由にするとスリープ前に音量を下げるなど複数アクションを順に実行できます。作成後はAccessibilityやオートメーションの許可をシステム環境設定で有効にしてください。
BetterTouchToolでキーボードトリガーを作りShortcutsのスリープアクションを実行する
BetterTouchToolで新しいKeyboard Triggerを追加し、外部キーの組み合わせを設定します。
アクションでExecute Shortcutを選び、事前に作っておいた「スリープ」系のショートカットを指定します。
システム環境設定でBetterTouchToolとShortcutsに必要な権限を与え、キーで動くかテストします。
MacでBluetooth外部キーボードのスリープ解除挙動を調整する方法
外部Bluetoothキーボードでちょっと触っただけでMacが起きると驚きますよね。ここではその挙動を落ち着かせるための選択肢をやさしくまとめます。
主なやり方は三つあります。システム設定でBluetoothからスリープ解除を無効にする方法、キーボード側で電源やペアリングを管理する方法、そして必要なら専用USBドングルやサードパーティアプリで接続を制御する方法です。
まずはシステム側で許可を切るのがおすすめです。設定変更後は実際にスリープを試してキーを押し、期待どおりに動くか確認してください。
- システム設定でBluetoothのスリープ解除を無効にする。
- キーボード側で電源オフやペアリング解除を使う。
- 必要ならUSBドングルや管理アプリで接続を制御する。
誤ってスリープ解除されるのを防ぐ設定
誤ってスリープ解除されるのを防ぐには、まずシステム設定側の許可をオフにしてください。多くの場合これだけでかなり減ります。
さらに常用しないときはキーボードの電源を切るかペアリングを解除すると安心です。パスワードを要求する設定も有効ですがスリープ自体を防ぐものではない点に注意してください。
システム設定のBluetooth詳細や省エネルギーでBluetoothデバイスのスリープ解除許可を切る
アップルメニューからシステム設定を開き、Bluetoothを選択してください。
接続中のキーボードを選び、詳細やオプションを表示して『Bluetoothデバイスがスリープ解除できる』をオフにしてください。
バッテリーまたは省エネルギーの設定で類似の『スリープ解除を許可』があればオフにし、実際にスリープして動作を確認してください。
よくある質問
- 外部キーボードで一般的に使えるスリープのショートカットは？
Option+Command+電源ボタンでMac本体をスリープできます。古いキーボードではOption+Command+Ejectでも同じ動作です。
- 電源キーやEjectがないキーボードでもスリープできますか？
できます。ショートカットアプリやAutomatorでスリープ用の操作を作り、任意のキーに割り当てれば外部キーボードからでも問題なくスリープできます。
- 手軽にスリープ用のショートカットを作るにはどうすればいいですか？
ショートカットアプリでスクリプトやシェルコマンドを登録して、好みのキーに割り当てるのが手軽です。サードパーティ製のキーバインドツールを使えばワンキーで呼び出せるようになります。
- ターミナルやコマンドで即スリープさせる方法はありますか？
あります。pmsetのsleepnowサブコマンドを使うとすぐにスリープになります。これをスクリプト化してショートカットに登録すれば外部キーボードからもワンタッチで使えます。
まとめ
外部キーボードからMacをスリープさせる方法は実用上、次の3つに分かれます。標準ショートカットを使う方法、システム設定で独自ショートカットを作る方法、スクリプトや外部ツールでカスタムする方法です。
標準ショートカットはキーボードやmacOSのバージョンで動きが変わるので、システム設定→キーボード→ショートカットで確認してください。少し手を加えるならショートカットアプリやAutomatorでpmset sleepnowを呼ぶワークフローを作り、外部キーに割り当てると素早くスリープできます。
細かい割り当てをしたい場合はKarabiner-ElementsやBetterTouchToolが便利で、キーの動きを細かく作り込めます。設定前には必ず作業を保存してから試すようにしてください。
Macエンジニア外部キーでサッとスリープできると作業の切り替えがとても楽になりますよ。慌てずにいくつか試して、自分に合う方法を見つけてください。