Macでスリープがすぐつく問題を特定して直す方法

Macがすぐにスリープして作業が中断されると本当に困りますしイライラしますよね。

この記事を読むとログやプロセスからスリープの原因を特定して不要な動作を止める手順が身につき長時間安定して使えるようになります。

項目	内容
独自コンテンツ1	ログとpmsetやlogshowなどのコマンドを使って原因を洗い出す具体的な手順。
独自コンテンツ2	プロセスとパワーアサーションの見つけ方とその止め方を実務で使える形で紹介。
独自コンテンツ3	プログラマーならではの応急策やcaffeinateを使った便利ワザと恒久対処のコツ。

手順は初心者向けに丁寧に説明しているので落ち着いて順に確認すれば必ず原因にたどり着けますから安心して読み進めてください。

Macでログとプロセスからスリープ解除の原因を特定して対処する方法

Macがすぐスリープから起きてしまうときは、ログとプロセスを順に追うと原因が見つかりやすいです。特にpmsetのログに残るWake reasonと、assertionでプロセスがスリープを妨げていないかを確認すると手がかりが得られます。

ここでは手早く原因を絞る方法をいくつか紹介します。エンジニア的なコツとしては、短時間に何度も起きる場合は時刻でログを絞ると見落としが減ります。

ターミナルでpmsetのログとassertionを確認するやり方

ターミナルでpmsetのログとassertionを確認すると、何がMacを起こしているかが分かります。まずはログからWake reasonを見つけ、その後assertionでアプリやドライバがスリープを抑えていないかを確認します。

pmset -g log | grep -i "Wake reason"
pmset -g assertions

出力ではWake reasonの行を探し、そこからUSBやLIDやNetworkなどの手がかりを得ます。assertionの一覧でPreventing Sleepや該当アプリ名があれば、そのプロセスを終了するか設定を見直します。

SpotlightやLaunchpadでターミナルを開く方法

ターミナルでpmset -g logとpmset -g assertionsを実行して起床トリガーを探す方法

MacでネットワークやPowerNapやWakeonLANが原因のときに無効にする方法

Macがすぐスリープから復帰する原因の多くはネットワーク経由の起床やPowerNapやWakeonLANです。これらは外部からのアクセスで勝手に起きてしまう設定なので、設定を切ればスリープの問題はかなり減ります。親しみやすく順を追って直せる方法を紹介します。

主な対処は三つあります。システム設定からPowerNapとネットワークでの起床をオフにする方法、ターミナルでWakeonLAN相当を無効にする方法、ルーター側や有線接続の設定を見直す方法です。どれも数分で終わるので落ち着いて進めてください。

システム設定でPower Napとネットワークによる起床をオフにする手順

画面左上のAppleメニューからシステム設定を開き、バッテリーまたは省エネルギーの項目を表示します。そこでPowerNapやネットワークによる起床のスイッチを探してください。項目名はmacOSのバージョンによって少し違いますが、似た名前の設定を見つければ間違いありません。

設定を切ったら一度スリープにして様子を見てください。デスクトップのMacは省エネルギー、ノートはバッテリーの中に項目があることが多い点だけ注意してください。管理者パスワードが求められる場面があるので用意しておくと安心です。

画面左上のAppleメニューからシステム設定またはシステム環境設定を開く方法

バッテリーまたは省エネルギー設定でPower Napとネットワークアクセスによるスリープ解除をオフにする方法

Macで外付け機器やBluetooth機器が原因のときに切り分けて対処する方法

外付け機器やBluetooth機器が原因でMacのスリープ挙動がおかしくなることがあります。まず慌てずに順番に切り分けることが肝心です。初めてでも安心して試せますので落ち着いて進めてください。

やることはシンプルで外付けドライブとBluetooth機器を別々に確認します。Finderでドライブを取り出すかケーブルを抜いて動作を確認してください。Bluetoothは接続を切るか該当機器の起床許可をオフにして確認します。

エンジニア的な小技としてConsoleアプリでwakeの記録を確認したりターミナルでpmsetのログを見ると原因追跡が早くなります。ログに「wake reason」が出ると外付け起因か無線起因か判断しやすいです。必要ならケーブル交換や機器のファームウェア更新を試してみてください。

外付けドライブとBluetoothを個別に切り分けて原因を確認するやり方

外付けドライブとBluetoothのどちらが怪しいかを切り分けるには一方ずつオフにして様子を見るだけで済みます。外付けはまずFinderで取り出すか電源を切るかしてから数分放置してください。

Bluetoothはメニューバーやシステム設定から接続を外し該当機器の起床許可を無効にしておきます。どちらかを切った状態で正常ならその種類が原因になっている可能性が高いです。

Finderのサイドバーで外付けドライブを取り出すかケーブルを抜いて再現を確認する方法

システム設定のBluetoothを開き接続を切るか該当デバイスの起床許可をオフにする方法

Macで必要なときだけスリープを一時停止する応用テクニック

必要なときだけMacのスリープを止めたい場合、手早く切り替えられる仕組みを用意するととても便利です。caffeinateコマンドとショートカットを組み合わせればワンクリックで一時停止と再開ができます。

ここでは時間指定で止める方法や特定アプリ使用時だけ止める実例を紹介します。初めてでも迷わないように具体的な手順と運用のコツをやさしく伝えます。

caffeinateコマンドとショートカットでワンクリック制御する手順

caffeinateはスリープを一時的に抑止するシンプルなコマンドです。ショートカットアプリでシェルコマンドを実行するアクションに組み込めば、アイコンひとつでオンオフできます。

caffeinate -t 3600

ショートカットを作ったらメニューバーやFinderのクイックアクションに追加すると便利です。必要なときだけワンクリックで有効化してすぐ使えるようにしておくと安心です。

ターミナルを開いてcaffeinate -t 3600のように時間指定で実行する方法

ショートカットまたはAutomatorでcaffeinateを実行するクイック起動を作る方法

よくある質問

Macがすぐスリープしてしまう原因は何ですか

いくつか理由があって、設定・ハード・ソフトのいずれかが関係していることが多い。具体的にはバッテリーや省エネルギーの設定で短くなっている、外付け機器の不具合、あるいはバックグラウンドで動くプロセスがスリープを誘発している場合がある。

まず何を確認すればいいですか

システム環境設定のバッテリーまたは省エネルギーを開いてスリープまでの時間を確認する。次にコンソールやpmsetでログを見て、何がトリガーになっているかを絞ると効率よく原因が分かる。

ログで原因を見つける方法は

コンソール.appで「wake」「sleep」を検索して、該当時間帯に何が起きていたかを確認する。pmset -g logやpmset -g assertionsを使うと、タイムスタンプ付きでどのプロセスが関与しているかがより明確になる。

特定のアプリが原因かどうかはどう判断する

セーフモードで起動して同じ症状が出るか試すと切り分けしやすい。症状が出なければサードパーティ製アプリの可能性が高いので、最近入れたアプリを停止またはアンインストールして確認すると良い。

自力で直せないときはどうする

Appleサポートや信頼できる修理業者に相談し、ログやpmsetの出力を伝えると話が早く進む。対応前にはTime Machineなどで必ずバックアップを取ってから進めると安心できる。

まとめ

ここまでの手順でログやプロセスからスリープ解除の原因を特定する流れがつかめます。システムログのスリープ関連イベントを探しつつ最後に動いていたプロセスを確認してください。ログのタイムスタンプとプロセス名を照らし合わせるのが早道です。

原因が見えたら優先順位を決めて対処しましょう。問題プロセスを停止するアプリの自動起動をオフにする外付け機器を外して検証するのが基本です。設定を変える前には必ずメモやバックアップを取ると安心です。

改善しないときはセーフモード起動やNVRAMリセットmacOSのアップデートを試してみてください。ログが複雑なら保存して他の人に見てもらうと発見が早いです。急がず一つずつ確認すれば解決に近づけます。