Macで画面録画を始めようとしたけれど、マイクの音が入らなかったり設定が分からず手が止まっていませんか。
この記事を読むと、QuickTimeとスクリーンショットのどちらでも確実にマイク音声を録るためのやさしい手順がわかり、設定の見直し方やよくあるつまずきを避けられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実体験に基づく手順 | 実際に試した順番どおりのステップで迷わず進められる手順を紹介します。 |
| 音質を保つコツ | 録音レベルやサンプリング周波数(音の細かさ)の調整など、音をいい状態で残すための実用的な方法を教えます。 |
| 応用と裏技 | システム音を別途録る方法や無料ツールの設定例など、すこし便利になる裏技も取り上げます。 |
順を追って設定すれば誰でもできるようになります、難しく考えずに進めていきましょう。
Macエンジニア安心してください、やさしい手順で一緒に設定していけばすぐにマイク付きの録画ができるようになります。
MacでQuickTimeやスクリーンショットを使ってマイク音声付きに録画する方法


QuickTime Playerとスクリーンショットツールはどちらもマイク音声を付けて画面を録画できます。ちょっとした解説や短いデモならスクリーンショットツールが手早くて便利ですし、細かい設定や長時間録画をしたいときはQuickTime Playerの方が扱いやすいです。
録る前にシステム設定のサウンドで入力デバイスと音量を確認しておくと失敗が減ります。保存先やファイル形式を意識しておくと後で整理が楽になります。エンジニア視点のコツとしてはテスト録音を1回行い、ノイズや入力レベルを必ずチェックしてください。
- QuickTime Player:アプリを起動してファイル→新規画面収録を選び、録音ボタン横の矢印からマイクを選べます。細かな録画制御が可能です。
- スクリーンショットツール:Shift+Command+5でツールバーを開き、Optionsから内蔵マイクを選んで全画面または選択範囲を録画できます。手早く始めたいときに便利です。
画面全体または一部をMacでマイク付きに録る実践手順


まずは画面全体を録るか一部だけを録るかを決めてください。どちらを選ぶかで開くツールや操作が少し変わります。
Shift+Command+5でスクリーンショットツールを開くか、QuickTime Playerから新規画面収録を選びます。Optionsで内蔵マイクを選んでから録画開始を押し、終わったらメニューバーの停止ボタンで録画を止めて保存してください。
Shift+Command+5でスクリーンショットツールを開く
Shift+Command+5を押すと画面下にスクリーンショットツールバーが表示されます。録画とキャプチャのボタンが並んでいるのを確認してください。
ツールバーの録画アイコンで全画面録画または選択範囲録画を選べます。録画範囲を指定したい場合は選択範囲をドラッグで決めてください。
録画ボタンのオプションでマイクを内蔵マイクに切り替えて録画を開始する
Optionsボタンを押してマイクの項目から内蔵マイクを選択します。念のため入力レベルが適正かテスト録音で確認してください。
録画ボタンを押すと録画が始まります。録画を終えるときはメニューバーの停止ボタンを押して保存してください。
Macでシステム音を同時に録る方法(仮想オーディオを使う)


内部音を同時に録りたいときは仮想オーディオを使うと手早く安定します。Audio MIDI SetupとBlackHoleなどの仮想ドライバを組み合わせれば、画面録画でマイク音とシステム音を両方録れます。
- BlackHoleを使う方法(無料で扱いやすい)。
- Loopbackを使う方法(GUIが直感的で設定が簡単だが有料)。
- Soundflowerを使う方法(古くからある無料の選択肢)。
基本は仮想デバイスにシステム出力を向けて、録画ソフト側でそのデバイスを選ぶだけです。設定後は短いテスト録音で音の入り方を確認すると安心です。



設定が初めてでも落ち着いて順に進めば必ずできるようになります。焦らず楽しみながら試してみてください。
仮想オーディオがある前提でQuickTimeとOBSで共通して内部音を録る手順


仮想オーディオが用意されている前提での共通手順はシンプルです。まずシステム出力を仮想デバイスに切り替え、録画ソフト側でそのデバイスを入力に指定します。
QuickTimeは録画画面で音声入力を選べば内部音が入ります。OBSは音声出力キャプチャまたは音声入力キャプチャを追加して仮想デバイスを指定し、音量とモニタ設定を確認してください。
Audio MIDI Setupで仮想デバイスを作成してシステム出力を仮想デバイスに切り替える
BlackHoleなどを公式手順でインストールしてMacを再起動してください。
ユーティリティのAudio MIDI Setupを開き左下の+から複数出力デバイスまたは集音デバイスを作成します。
画面右上のサウンドメニューかシステム設定→サウンドで出力先を作成した仮想デバイスに変更してください。
QuickTimeは入力に仮想デバイスを選びOBSは音声出力キャプチャを追加して録画する
QuickTimeで新規画面収録を開き録音入力メニューから仮想デバイスを選びます。録画前にレベルを確認してください。
OBSでソースを追加→音声出力キャプチャまたは音声入力キャプチャを選び仮想デバイスを指定します。モニタを有効にすると確認しやすいです。
短いテスト録画で内部音とマイク音が両方入っているかを必ず確認してください。
MacでOBSを使って高品質に画面と音声を録る方法


OBSは画面録画と音声を自由に分けて扱えるので、配信や講義録画で特に頼りになります。内蔵マイクだけでなくシステム音を別トラックで残せるので、後から編集するときに音量調整やノイズ除去がとても楽になります。始めてでも落ち着いて設定を順に進めれば高品質な録画が作れます。
- マイク(音声入力)とシステム音(音声出力)を別トラックで録る設定にする。
- BlackHoleやLoopbackなどの仮想オーディオデバイスでシステム音をキャプチャする。
- 録画フォーマットやビットレートを適切に決めて録画ファイルを安定化させる。



落ち着いてやれば大丈夫です。最初はテスト録画を1回作って音量を確認すると安心して本番を録れますよ。
OBSでマイクとシステム音を別トラックで録る実践手順


まずはマイクとシステム音を別に扱うための道筋を作ります。仮想オーディオデバイスをインストールして、システム出力をそのデバイスに切り替えておくとOBS側で簡単に拾えます。
OBSではオーディオ入力キャプチャでマイクを追加し、オーディオ出力キャプチャで仮想デバイスを追加します。その後、設定の出力タブで録画トラックを複数有効にして、各ソースに紐づけるだけで別トラック録音ができます。
OBSのソースに画面キャプチャと音声入力・出力を追加してレベルを調整する
ソースの+ボタンからディスプレイキャプチャを選び、録りたい画面を指定します。名前をわかりやすくすると後で混乱しません。
ソースでオーディオ入力キャプチャを追加し、使っているマイクデバイスを選びます。音量メーターを見て大きすぎないか確認してください。
オーディオ出力キャプチャを追加して、仮想オーディオデバイスやシステム出力を選びます。仮想デバイスを使うと他のアプリ音も確実に拾えます。
ミキサーで各音源のボリュームを調整し、必要ならノイズゲートやリミッターを追加します。録る前に短いテスト録画でバランスを確認してください。
録画設定でフォーマットとビットレートを決めトラック割り当てを確認して録画を開始する
設定→出力→録画でコンテナ(mkvやmp4)とエンコーダ(H.264など)を選びます。安全を考えると一旦mkvで保存するのが安心です。
同じ出力画面で録画ビットレートを決め、オーディオトラックを複数有効にします。どのトラックにマイクとシステム音を割り当てるかを確認してください。
設定を保存してテスト録画を行い、実際に書き出されたファイルを再生して音が別トラックで記録されているか確認します。その後本番録画を始めてください。
Macで録画後に音量調整やノイズ除去を行う方法


録画が終わったらまず落ち着いて音声の状態を確認しましょう。音割れや小さすぎる音、環境ノイズなど気になる点をメモしておくと後で作業が速くなります。
基本はトリミング→音量調整→ノイズ除去→書き出しの流れです。QuickTimeやiMovieで手早く直せることが多く、細かいノイズはAudacityで追い込むときれいに仕上がります。
作業のコツとして元ファイルは必ずコピーしておくこと、編集は非破壊で行うこと、サンプルレートを揃えて作ることをおすすめします。こうしておくとやり直しが楽で仕上がりも安定します。
録画ファイルを編集して音声を整える実践手順


まずは編集ソフトに録画ファイルを読み込み、聞きながら不要な部分を切り取ります。イントロやミスの前後を短くカットすると全体がすっきりします。
次に音量を均一にしてイコライザでこもりや高音を軽く調整します。音が小さいときはノーマライズを使いピークを確認してから書き出してください。
iMovieやQuickTimeでトリミングや音量調整を行う手順を実行する
QuickTimeでファイルを開き編集メニューのトリムで不要部分を切り取ります。書き出し設定で品質を保って保存します。
iMovieで新規プロジェクトを作りタイムラインに配置します。音声を分離してクリップごとに音量やフェードを調整します。
書き出したファイルを別の再生環境で確認して音量やノイズをチェックします。必要なら設定を変えて再書き出ししてください。
必要な場合はAudacityでノイズプロファイルを作成してノイズ除去して書き出す
可能なら無圧縮のWAVで読み込むと処理が安定します。プロジェクトのサンプルレートを事前に確認してください。
無音部分や目立つ雑音を選択してノイズプロファイルを取得します。雑音の代表をサンプルにすると効果が出やすくなります。
エフェクトのノイズ除去でプロファイルを使い強度は控えめにして試します。過度にかけると音が不自然になるので少しずつ調整してください。
処理後に問題がなければWAVか高品質MP3で書き出します。元の録画ファイルは残しておくと安心です。
よくある質問


- QuickTimeでマイク音が録れません。どうすればいいですか
まずシステム設定のプライバシーでマイクの許可を確認してください。画面収録を開始する前にQuickTimeの小さな矢印を押して使用するマイクを選び入力レベルを調整すると改善することが多いです。アプリ再起動や再接続も試してみてください。
- Macの内部音だけを録りたいです。可能ですか
macOSは標準で内部音を直接録れません。BlackHoleやSoundflowerといった仮想オーディオドライバを導入して仮想デバイスを作り、QuickTimeやOBSでそのデバイスを入力に選ぶと内部音が録れます。録音中に自分の音を聞きたいときはマルチ出力デバイスを作ると便利です。
- 録画と音声がズレます。どう対応すればいいですか
まず短いテスト録画でズレの程度を確認してください。サンプリングレートが合っているか確認し、負荷の高いアプリを閉じるか有線マイクを使うと改善することが多いです。安定させたいときは音声を別録りして後で同期する方法がおすすめです。
- 外付けマイクを使うときの注意点は何ですか
USBマイクやオーディオインターフェースは接続後にシステム設定で入力デバイスを選んでください。録音レベルはピークが赤にならないように調整し、ケーブルは短めにしてノイズ源から離すと良いです。ポップノイズ対策にポップガードや適切な距離を保つのがおすすめです。
- 録音品質を簡単に上げるコツはありますか
静かな環境でマイクを口元に近づけて話すだけで大きく良くなります。可能なら外部マイクを使いサンプルレートやフォーマットを上げると音がクリアになります。録音後に軽くノイズリダクションをかけるのも手軽で効果的です。
まとめ


QuickTimeやスクリーンショットツールを使えばマイク付きの画面録画は意外とかんたんにできます。録画前に録音アイコンでマイクを選び録音のオンオフを確認してから録画を始めれば話し声を同時に残せます。
ただしシステム音声をそのまま録るには仮想オーディオデバイスが必要なことが多いです。BlackHoleやLoopbackなどを使うと画面とシステム音声をまとめて録れるので配信やゲーム録画で便利です。
録画前にシステム環境設定でマイク許可と音量を確認しておくと慌てずに済みます。保存先とファイル形式を決めておけば編集や共有もスムーズに進みます。



初めてでも大丈夫です。ゆっくり試してみればすぐ慣れますし失敗してもやり直せます。小さなチェックを習慣にすると安心して録画できるようになります。
注意点としては録音前にアプリのマイク許可を与えておくことと個人情報が画面に映っていないか確認することです。
