Macでゴミ箱とタイムマシンを使って削除ファイルを復元する方法

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています。
Macでゴミ箱とタイムマシンを使って削除ファイルを復元する方法

大事なファイルをうっかり削除してしまい、どうやって戻せばいいか不安になっている方も多いはずです。

この記事を読むと、まずはゴミ箱からの簡単な復元で済ませる方法と、Time Machineを使って過去の状態から確実に戻す方法がわかり、慌てず安全にファイルを取り戻せるようになります。

項目内容
復元手順ゴミ箱から元に戻すやさしいステップを順番に示すので、迷わず操作できます。
Time Machineバックアップからの復元の流れと、つまずきやすいポイントを実例を交えて説明します。
プログラマー視点のコツ復元がうまくいかないときのログの見方や代替手段など、実践的で頼りになる裏ワザを紹介します。

手順はできるだけ短くわかりやすくまとめてあるので、落ち着いて一つずつ試していけば高確率でファイルを取り戻せますので安心してください。

Macエンジニア

まずは深呼吸して落ち着いてくださいね。順番どおりに進めれば思ったより簡単に復元できることが多いので、一緒に落ち着いて確認していきましょう。

目次

Macでゴミ箱から削除ファイルを元に戻す基本手順

Macでゴミ箱から削除ファイルを元に戻す基本手順

うっかりファイルを捨ててしまっても慌てないでください。ゴミ箱にまだ残っているなら、元の場所へ戻すのはとても簡単です。ここでは初心者でも迷わないように、基本のやり方とちょっとしたコツを実体験に基づいてやさしく説明します。

  1. DockかFinderからゴミ箱を開いて、該当ファイルを確認する。
  2. ファイルを右クリックして元に戻すを選ぶか、ドラッグで任意のフォルダへ戻す。
  3. ゴミ箱を空にしてしまっている場合はTimeMachineやデータ復旧ツールの利用を検討する。

補足として、ゴミ箱内はSpotlight検索で名前検索できるので、見つからないときは検索すると便利です。開発作業中の重要ファイルは、削除する前にバックアップを習慣化すると安心です。

ゴミ箱内にあるファイルをそのまま元の場所に戻す方法

ゴミ箱内にあるファイルをそのまま元の場所に戻す方法

ゴミ箱にあるファイルをそのまま元の場所に戻す基本は2通りです。右クリックで元に戻すを使えば、ファイルは削除前と同じフォルダへ自動的に戻ります。

もうひとつはドラッグで任意の場所へ戻す方法です。戻したいフォルダがすぐに見つかるときはこちらが早く、フォルダの移動や整理を同時にできるので便利です。

Dockのゴミ箱をクリックしてゴミ箱ウィンドウを開く

手順
Dockのゴミ箱アイコンを探す

画面下や側面にあるゴミ箱のアイコンを見つけてください。Dockが自動的に隠れる設定の場合は画面端にマウスポインタを移動すると表示されます。

手順
ゴミ箱をクリックしてウィンドウを開く

ゴミ箱アイコンをクリックすると中身を一覧で確認できるウィンドウが開きます。Finderから「移動」メニューでゴミ箱を開くことも可能です。

該当ファイルを右クリックして元に戻すを選ぶかドラッグで任意の場所へ戻す

手順
右クリックで元に戻す

ゴミ箱内の該当ファイルを右クリックして表示されるメニューから元に戻すを選んでください。選ぶと削除前の場所へ自動的に戻ります。

手順
ドラッグで任意の場所へ戻す

ファイルをクリックしたまま目的のフォルダへドラッグして離すと、好きな場所へ戻せます。フォルダがFinderウィンドウの外にある場合は一旦デスクトップへドラッグしてから移動するとやりやすいです。

Macでタイムマシンからゴミ箱を空にした後のファイルを復元する方法

Macでタイムマシンからゴミ箱を空にした後のファイルを復元する方法

ゴミ箱を空にした後でも、TimeMachineのバックアップやローカルスナップショットが残っていればファイルを取り戻せます。手順は落ち着いて行えば安全に復元できます。

ここで紹介するのは三つのやり方です。Finderから元のフォルダに移動してTimeMachineで戻す方法、検索結果からTimeMachineでさかのぼる方法、ターミナルでローカルスナップショットを扱う方法です。

まずはバックアップドライブを接続してMacが認識しているか確認してください。焦らず一つずつ試せば高い確率でファイルが見つかります。

Macエンジニア

焦らないで大丈夫です。分かりやすく手順を並べたので順に試していきましょう。何かあれば落ち着いて戻ってきてください。

元の保存場所が分かっている場合のTime Machineでの復元手順

元の保存場所が分かっている場合のTime Machineでの復元手順

元の保存場所が分かっている場合は、まずそのフォルダをFinderで開いてください。次にTimeMachineに入れば、そのフォルダの過去バージョンをそのまま覗けます。

復元したいファイルを見つけたら選択して復元ボタンを押してください。外付けドライブが暗号化されている場合はパスワードを求められることがありますので準備しておきましょう。

Finderで元のフォルダを開いてからメニューバーのTime Machineを起動する

手順
Finderで元のフォルダを開く

ファイルがあったフォルダをFinderで表示します。場所が分かると復元先がそのまま決まるので手早く戻せます。

手順
メニューバーのTimeMachineを起動

画面右上のTimeMachineアイコンをクリックしてEnterTimeMachineを選びます。アイコンが見当たらない場合はSpotlightで起動してください。

手順
Finderウインドウが重なっていることを確認

Finderを前面にした状態でTimeMachine画面が重なるのを確認してから作業を進めてください。

タイムラインで復元したい日時を選び該当ファイルを選択して復元する

手順
タイムラインで日時を選ぶ

画面右側のタイムラインをドラッグして目的の日時まで戻します。

手順
該当ファイルを選択して確認

ファイルをクリックして中身をプレビューで確認できます。

手順
復元ボタンを押す

復元を押すと元の場所に戻ります。別の場所へ戻したいときは復元後に移動してください。

元の場所が分からないときにTime Machineでファイルを探して復元する方法

元の場所が分からないときにTime Machineでファイルを探して復元する方法

元の場所が分からない場合は、まずFinderでファイル名や拡張子で検索して結果ウィンドウを表示してください。検索結果が表示された状態でTimeMachineに入ると検索結果の履歴をさかのぼれます。

SmartFolderを作っておくと見つけやすくなります。拡張子で絞り込むと候補が減るので目的のファイルを素早く発見できます。

Finderでファイル名や拡張子で検索して結果ウィンドウを表示した状態でTime Machineを起動する

  1. FinderでSpotlight検索を使い名前や拡張子を入力して結果を表示する。
  2. 検索結果のウィンドウを前面にしてアクティブにする。
  3. その状態でTimeMachineを起動すると検索結果の履歴をさかのぼって確認できる。

ローカルスナップショットをターミナルで確認して復元する方法

ローカルスナップショットをターミナルで確認して復元する方法

TimeMachineはバックアップドライブが無いときでもローカルスナップショットを作ることがあります。これらはディスク上に残るため、tmutilの一覧機能で確認して復元対象を見つけることができます。

復元作業は管理者権限を求められることが多いので落ち着いて作業してください。スナップショット名やパスを正確に確認した上でrestore機能を使うと安全に戻せます。

ターミナルを開き tmutil listlocalsnapshots / でスナップショットを確認し tmutil restore で復元する

手順
ターミナルを開く

アプリケーションのユーティリティからターミナルを起動します。

手順
スナップショットを確認する

tmutilのlistlocalsnapshotsで現在残っているスナップショットを確認します。

手順
restoreで復元する

管理者権限でtmutilのrestore機能を使い対象ファイルのスナップショットパスから復元します。実行前にパスを必ず確認してください。

Macでゴミ箱やタイムマシンで復元できないときの応急処置と注意点

Macでゴミ箱やタイムマシンで復元できないときの応急処置と注意点

復元できない状況は誰でも慌ててしまいますが、落ち着いて対応すれば被害を最小限にできます。ここでは今すぐできる応急処置と、気をつけたいポイントを優しく伝えます。焦らず順番に試していきましょう。

まずは新しい書き込みを止めることが最優先です。書き込みで上書きされると復元確率が下がるので、ファイル保存やアプリの自動更新、クラウド同期は一時停止してください。Time Machineやスナップショットの状況も確認しておくと安心です。

手早くできる方法としては、ディスクユーティリティのFirst Aidを試すか、外付けにディスクイメージを作ってそこから復元作業を行うことです。SSDでTRIMが有効な場合や暗号化ボリュームは復元が難しい点に注意してください。迷ったら専門業者に相談するのも安全な選択です。

まずやること 書き込みを止めて安全に復元準備をする

まずやること 書き込みを止めて安全に復元準備をする

まずやることは何より書き込みを止めることです。Finderで新しいファイルを作成したりアプリを使うのをやめて、ゴミ箱も触らないようにしてください。余計な操作は上書きリスクを増やします。

次にTime Machineの自動バックアップやクラウド同期をオフにして、ネットワーク越しの書き込みも止めます。そして容量に余裕のある外付けドライブを用意して、そこにディスクイメージを作る準備をしましょう。電源とケーブルの接続は確実にしておいてください。

新しいファイルを書き込まず外付けドライブに作業を移すこととディスクイメージを作る手順

手順
外付けドライブを用意する

復元元より容量の大きな外付けドライブを用意し、必要ならAPFSまたはMac OS拡張で初期化しておきます。読み書きの安定性を確認してください。

手順
ディスクイメージを作る(Disk Utility)

ディスクユーティリティを開き、対象ディスクを選んでイメージを書き出します。書き出しを読み取り専用にして外付けへ保存してください。

手順
イメージから作業する

作成したイメージを読み取り専用でマウントし、そのコピー上で復元ツールを動かします。元のディスクには一切書き込まないようにしてください。

よくある質問

よくある質問
ゴミ箱に入れたファイルを元に戻したいときはどうするか

Finderでゴミ箱を開き、復元したいファイルを選んでから右クリックで「元に戻す」を選んでください。ファイルをデスクトップや任意のフォルダへドラッグして戻すこともできます。元の場所に戻したいときは「元に戻す」が便利です。

ゴミ箱を空にしてしまったが復元できるか

TimeMachineで定期バックアップがあれば、バックアップディスクを接続してそのフォルダをFinderで開きTimeMachineに入り復元できます。バックアップが無いときはデータ復旧ソフトで試せますが、上書きされていると復旧率が下がるので使用を控えて作業することがおすすめです。

TimeMachineで特定のファイルだけ復元する手順はどうするか

元のファイルがあったフォルダをFinderで開いてからTimeMachineアイコンで「TimeMachineに入る」を選んでください。画面右のタイムラインや矢印で過去の状態を探し、復元したいファイルを選んで「復元」を押すと元の場所に戻ります。プレビューで中身を確認してから復元すると安心です。

TimeMachineがバックアップを取っていないと表示されるときはどうしたらよいか

バックアップ用のディスクが接続されているか、電源が入っているかをまず確認してください。システム設定のTimeMachineでバックアップディスクが選択されているか確認し、必要なら手動で今すぐバックアップを実行してください。こまめにバックアップ設定を確認しておくと安心です。

復元した後に注意しておくことは何か

復元後はファイルを開いて中身に破損や古いバージョンが無いか必ず確認してください。重要なファイルは別の場所にコピーしておき、クラウドやTimeMachineで二重に保管する習慣をつけると将来の安心につながります。

まとめ

まとめ

ゴミ箱とTimeMachineを使えば誤って削除したファイルはかなりの確率で取り戻せます。まずは慌てずにゴミ箱を確認して見つかればドラッグで元の場所に戻してください。見つからないときはTimeMachineバックアップに接続して過去の状態から復元するのが手堅い方法です。

紹介した手順は画面の操作順やメニュー名を具体的に書き初心者でも迷わないように配慮しています。エンジニア視点のコツとしてTimeMachineのバックアップディスクが正しくマウントされているか先に確認すると無駄な待ち時間を減らせます。SSDを使っている場合はTRIMの影響で復元が難しくなることがあるため早めに行動するのが重要です。

外付けドライブやクラウド同期を利用しているときはそれぞれのゴミ箱や履歴も確認してください。定期的なバックアップを習慣にすると焦らずに済む機会がぐっと増えます。困ったときは落ち着いて手順を一つずつ確認しながら進めてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次