Macで画面を切り取りたいけれど、どのショートカットを押せばいいか分からなかったり、範囲指定がうまくいかずにストレスを感じていませんか。
この記事を読めば、フルスクリーンやウィンドウだけを撮る基本操作、範囲指定のコツ、クリップボードやファイル保存の扱い方まで、すぐに使える手順で身につきますし、日常作業がぐっと楽になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実践的なショートカット | フルスクリーン、部分選択、ウィンドウ撮影などの具体的なキー操作と失敗しやすいポイントを実体験ベースで解説します。 |
| プログラマー向けの便利ワザ | ファイル命名や保存先の自動管理、クリップボード経由で画像をすばやく貼り付ける方法など、作業効率が上がる小技を紹介します。 |
| 自動化と少し上級の使い方 | TerminalやAutomatorを使った自動保存、軽い画像加工の手順など、繰り返し作業を減らす工夫をやさしく伝えます。 |
まずは基本のショートカットを1つだけ試してみてください。慣れてくると応用も簡単にできるようになりますから、気軽に進めていきましょう。
Macエンジニア心配しないでくださいね。最初は戸惑うのが当たり前ですから、少しずつ試して習得していけば、いつの間にかスクリーンショットが得意になって毎日の作業が楽しくなりますよ。
Macで画面を切り取る基本のやり方


スクリーンショットは用途に合わせて大きく分けて3種類あります。画面の一部分を切り取る方法、特定のアプリウィンドウだけを切る方法、そして画面全体をそのまま保存する方法です。どれもキーボードショートカットでサクッとできるので安心してください。
ファイルは通常デスクトップに保存されますが、Controlキーを組み合わせるとクリップボードにコピーできます。プログラマーの仕事でコードやエラーメッセージを素早く共有したいときはこの使い分けがとても便利です。
- 画面の一部分を切り取る: Shift+command+4で範囲をドラッグして保存。
- アプリウィンドウだけを切り取る: Shift+command+4のあとSpaceキーでウィンドウをクリックして保存。
- 画面全体を切り取る: Shift+command+3で即座にファイルとして保存。



最初はキーの組み合わせが多く感じるかもしれませんが、ゆっくり手を動かして慣れていけば作業がとても速くなります。気軽に何度も試してみてくださいね。
Macで画面の一部分だけ切り取る方法


画面の一部分だけを切り取りたいときはShift+command+4が基本です。押すとカーソルが十字に変わるので、切り取りたい範囲をドラッグして選びます。選択が終わったら指を離すだけで通常はデスクトップに画像ファイルが保存されます。
選択中にSpaceキーを押すと選択範囲を移動できますし、Shiftキーを押すと縦横のサイズを固定しながら調整できます。さらにControlキーを押しながら操作するとファイルではなくクリップボードにコピーできるので、すぐ貼り付けたいときに便利です。
Shiftキーとcommandキーと4キーを同時に押してドラッグで範囲を選び指を離して保存する
Shift+command+4を同時に押してカーソルを十字に変えます。
ドラッグで切り取りたい範囲を囲みます。細かい調整はドラッグ中に手を止めてから行うとやりやすいです。
選択を終えたら指を離してください。通常はデスクトップに画像ファイルとして保存されます。Controlキーを押すとクリップボードにコピーされます。
Macでアプリウィンドウだけ切り取る方法


特定のアプリウィンドウだけを切り取りたいときはShift+command+4に続けてSpaceキーを使うと簡単です。Spaceキーを押すとカーソルがカメラのアイコンになり、ウィンドウにカーソルを重ねるとハイライトされます。ハイライトされたウィンドウをクリックすればそのウィンドウだけが切り取られます。
ウィンドウの影も一緒に保存されるのがデフォルト設定ですが、手早く共有したいときはControlキーを押してクリップボードにコピーしてからチャットやドキュメントに貼り付けるのが便利です。
Shift+command+4を押してからSpaceキーを押し、対象ウィンドウをクリックして保存する
Shift+command+4を押してからSpaceキーを押します。カーソルがカメラのアイコンに変わります。
切り取りたいウィンドウにカーソルを合わせてクリックしてください。クリックでそのウィンドウだけが画像として保存されます。Controlキーを押すとクリップボードにコピーされます。
Macで全画面を一度に切り取る方法


画面全体を一度に切り取りたいときはShift+command+3が一番シンプルです。押すとすぐに現在の画面全体が画像ファイルとして保存されます。複数ディスプレイを使っている場合はそれぞれの画面が個別のファイルとして保存されます。
すぐに貼り付けたいときはControlキーを一緒に押すとクリップボードに保存されます。ファイル保存だとデスクトップが散らかると感じたらクリップボード運用を試してみてください。
Shift+command+3を押して画面全体を即座にファイルとして保存する
Shift+command+3を同時に押してください。押した瞬間に画面全体がキャプチャされます。
通常はデスクトップに画像ファイルが作られます。Controlキーを押しながら操作するとクリップボードにコピーされます。
Macでタイマーやマウスカーソルを付けて切り取る応用のやり方


画面を切り取るときにタイマーやマウスカーソルを含めると、操作の流れがぐっと伝わりやすくなります。標準機能だけで簡単に設定できるので安心です。
- Screenshotコントロールを使う: GUIでTimerやマウスポインタ表示、保存先を選べるため初めてでも扱いやすい。
- ターミナルを使う: screencaptureコマンドで秒数やカーソル有無を細かく指定でき、自動化やスクリプトに便利。
実務で使うコツとしては5秒タイマーでメニューを開く余裕を作ることと、PNGで保存して画質を保つことです。ターミナルで撮る場合は画面収録の許可を事前に確認してください。
MacのScreenshotコントロールでタイマーやカーソルを設定する方法


Shift+command+5でScreenshotコントロールを呼び出します。画面下にツールが表示されたらOptionsをクリックして設定を開いてください。
OptionsでTimerをNone、5s、10sから選べますし、マウスポインタを表示にすることもできます。保存先を決めてからCaptureを押すだけでカーソル入りのスクリーンショットが撮れます。
Shift+command+5を押してオプションを開き、タイマーやマウスカーソルの表示と保存先を選んで撮影する
Shift+command+5を押して画面下にツールを表示する。
OptionsをクリックしてTimerを5sまたは10sに設定し、マウスポインタを表示にして保存先を選ぶ。
Captureをクリックするとタイマー後に自動で撮影される。
Macのターミナルでタイマーやカーソルを指定して撮る方法(上級者向け)


ターミナルから撮る場合はscreencaptureコマンドを使います。秒数やマウスポインタの有無をオプションで指定できるので、自動化や繰り返し撮影に向いています。
主なオプションは-Tでタイマー秒数、-Cでマウスポインタを含める指定です。ターミナルに画面収録の権限が必要なことがあるのでシステム環境設定で許可を確認してください。
ターミナルを開きscreencapture -T 5 -C ~/Desktop/screen.pngのように入力して5秒後にカーソル付きで保存する
LaunchpadやSpotlightからターミナルを起動する。
screencapture -T 5 -C ~/Desktop/screen.pngと入力してEnterすると5秒後にカーソル付きでデスクトップに保存される。
Macで画面を動画として切り取り録画から静止画を取り出すやり方


動画として画面を録画してから静止画を切り出すと、好きなタイミングをあとでゆっくり選べます。まずはQuickTimeで録画してPreviewで保存するのがいちばん手軽です。
より細かいフレーム精度が必要ならffmpegで時間指定して切り出すと速く正確にできます。ここでは初心者にもわかりやすい手順と、エンジニア的なワザを両方お伝えします。
- QuickTimeで録画してPreviewでクリップボード経由で保存する簡単な方法。
- QuickTimeで録画してから目的の場面を一時停止してコピーする方法。
- ffmpegで時間を指定してフレーム単位で切り出すコマンド操作。



最初はQuickTimeで試してみてください。うまくいかないときはffmpegを使うと短時間で狙いのフレームが取れますよ。
MacのQuickTimeで画面録画をする方法


QuickTime Playerを使って画面録画するには、アプリを起動してファイルメニューから新規画面収録を選びます。赤い録画ボタンを押した後、画面全体か範囲をドラッグで選んで録画を開始します。
オプションでマイクやクリック表示を設定できますので、音声やマウスポインタの有無を事前に確認してください。録画の停止はメニューバーの停止ボタンをクリックして行い、ファイル名を付けて保存します。
QuickTime Playerを起動してファイルの新規画面収録を選び範囲やマイクを設定して録画を開始・停止して保存する
アプリをLaunchpadやSpotlightから開いてください。
メニューバーのファイルから新規画面収録を選んで赤い録画ボタンを表示させます。
オプションでマイクやクリックの表示を設定し、全画面か範囲を選んで録画を始めます。
メニューバーの停止ボタンを押して録画を終了し、名前を付けて保存します。
録画した動画から静止画を切り出す方法


録画した動画から静止画を取り出す簡単な方法は、QuickTimeで目的の場面を一時停止して編集メニューからコピーする方法です。そのコピーをPreviewで新規作成してPNGやJPEGで保存できます。
より正確にフレームを指定したい場合はffmpegが便利です。たとえば時間を指定して1フレームだけ切り出すコマンドを使えば、秒単位で狙い通りの画像が取得できます。
QuickTimeで目的フレームで一時停止し編集でコピーしてプレビューの新規クリップボードから保存する
保存した録画をQuickTimeでダブルクリックして開きます。
再生を止めて編集メニューのコピーを選ぶかCommand+Cで画像をコピーします。
Previewを開きファイル→新規クリップボードから新規作成し、名前を付けて保存します。
よくある質問


- スクリーンショットの基本操作はどうやるの。
まずはショートカットを覚えると安心です。Command+Shift+3で画面全体のキャプチャ、Command+Shift+4でドラッグして範囲選択、Command+Shift+5で撮影オプション(スクリーンショットアプリ)を開けます。撮るときにControlキーを押すと画像がクリップボードに入るので、すぐ貼り付けたいときに便利です。
- 撮った画像はどこに保存されるのか。
デフォルトはデスクトップに保存されます。保存先を変えたいときはCommand+Shift+5で表示されるオプションから保存先を指定してください。クラウドや別フォルダにしておくとデスクトップが散らからなくて助かります。
- 選択範囲をぴったり切り取りたい。
Command+Shift+4でドラッグして選択するのが基本です。ドラッグ中にShiftを押すと縦横の固定、Optionで中央から拡大縮小、Spaceで選択枠を動かせるので、微調整がしやすくなります。ちょっとしたコツで仕上がりが格段に良くなります。
- スクリーンショットが保存されないときはどうするか。
まずは保存先やディスクの空き容量を確認してください。設定で保存先が意図しない場所になっていたり、書き込み権限の問題で保存されないことがあるので、Screenshotアプリのオプションを見直し、それでも直らないときは一度ログアウトや再起動を試してください。
- 撮った画像に矢印や文字で注釈を入れたい。
撮影後に画面右下に出るサムネイルをクリックするとマークアップで簡単に注釈ができます。サムネイルを見逃したときはPreviewで開いてツールバーのマークアップを使うと左右の編集が速く済みます。
- 画面録画もしたいときはどうするか。
Command+Shift+5を押すと録画のオプションが出ます。全画面録画か選択範囲録画を選んで、必要ならマイク音声をオンにしてから録画を始めてください。録画中はメニューバーの停止ボタンで終了できます。
まとめ


やさしく解説を読んでくれてありがとうございます。最初は少し迷うかもしれませんが、手順を覚えれば一気に効率が上がります。ここでは毎日の作業で役立つ実践的なコツを優しくまとめました。
基本はキーボードショートカットで、全画面・選択範囲・ウィンドウ単位の撮影ができます。撮った画像はデスクトップへ保存されたり、プレビューでトリミングや注釈を付けられます。必要ならクリップボードへコピーしてすぐに貼り付けることもできます。
プログラマー寄りの裏技として、Automatorやショートカットアプリで定型処理を作ると作業が自動化できます。タスクごとにファイル名や保存先を決めておくとあとで探しやすくなります。まずは基本操作をゆっくり試して、自分のワークフローに合わせて少しずつ改善していきましょう。
